環農水研では、果樹の収量・品質に影響を及ぼす土壌条件を明らかにするため、NTT西日本、理化学研究所、福島大学、北海道大学、東京大学、株式会社前川総合研究所および筑波大学の7組織との共同研究を開始したことについてお知らせします。
本共同研究では、自然本来の力を最大限に引き出す為に、土壌中の微生物機能に着目して解析を進めます。土壌微生物は、その重要性は十分認識されていましたが、解析方法が難しくどのような微生物が存在するか判然としていませんでした。本研究では近年開発された解析法を用いることで、国内の樹園地における土壌微生物を評価します。農業生態系の各層(作物、微生物叢、土壌)を科学的に解析し、数値化されたデジタルデータを元に各階層間の相互作用の解明を進めます。それら解析結果から、熟練農家の技術を見える化し、誰もが自然環境に配慮した農業に従事できる世界をめざします。
※デジタルツイン:現実の世界から収集したデータをデジタル空間上にコピーし再現する技術
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食と農の研究部 園芸グループ
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