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クラウドネイティブ・アプリケーションについて

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変化へんかのペースがはやいソフトウェア駆動くどうがた市場いちば企業きぎょう成功せいこうおさめるには、アプリケーションを設計せっけい構築こうちく使用しようする方法ほうほう変化へんかさせなければなりません。クラウドネイティブ・アプリケーション開発かいはつは、クラウド・コンピューティングで確立かくりつされたテクニックとテクノロジーにもとづいてアプリケーションを構築こうちく実行じっこう改良かいりょうするアプローチです。  

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8 つのステップで効果こうかてきなクラウドネイティブを実現じつげんする

クラウドネイティブ・アプリケーションは、うと結合けつごうされた小型こがた独立どくりつしたサービスの集合しゅうごうです。ユーザーからのフィードバックを継続けいぞくてき改善かいぜんすみやかにれる機能きのうなど、よくられたビジネス価値かち提供ていきょう目的もくてき開発かいはつされています。つまりクラウドネイティブ・アプリケーション開発かいはつとは、新規しんきアプリケーションの構築こうちく迅速じんそくし、既存きそんアプリケーションを最適さいてきして、すべてをつなげる手段しゅだんです。その目標もくひょうは、ユーザーが希望きぼうするアプリケーションをビジネスニーズにおうじて提供ていきょうすることです。

それでは、クラウドネイティブ・アプリケーション開発かいはつの「クラウド」とはなにでしょうか?アプリケーションが「クラウドネイティブ」である場合ばあい、プライベート、パブリック、ハイブリッドの各種かくしゅクラウドで一貫いっかんした開発かいはつ自動じどうされた管理かんり実現じつげんすることを目的もくてき設計せっけいされています。企業きぎょうクラウド・コンピューティング採用さいようすることで、アプリケーションのスケーラビリティと可用性かようせい向上こうじょうさせることができます。こうしたメリットは、セルフサービスによるリソースのオンデマンド・プロビジョニングや、開発かいはつから本番ほんばん稼働かどうまでのアプリケーション・ライフサイクルの自動じどうによって実現じつげんします。

しかしこれらのメリットを完全かんぜん活用かつようするには、あたらしい形態けいたいのアプリケーション開発かいはつ必要ひつようです。

このニーズにこたえるのがクラウドネイティブ開発かいはつです。アプリケーションの構築こうちくとアップデートを迅速じんそくおこない、品質ひんしつ改善かいぜんとリスク低減ていげん同時どうじ実現じつげんするアプローチです。具体ぐたいてきには、応答おうとうせいたい障害しょうがいせいすぐれたスケーラブルなアプリケーションを、パブリック、プライベート、ハイブリッドのいずれのクラウド環境かんきょうにも構築こうちくする方法ほうほうです。

クラウドネイティブ・アプリケーションの概略がいりゃく

クラウドネイティブ・アプリケーション開発かいはつは、 IT 業界ぎょうかい流行りゅうこうの 1 つのようにもこえますが、イノベーションのスピードをはやめようとする組織そしきもとめる画期的かっきてき手段しゅだんともかんがえられます。クラウドネイティブ・アプリケーション開発かいはつとはどのようなものであるとかんがえているか、Red Hat のふく社長しゃちょうけんクラウド・プラットフォーム担当たんとうジェネラルマネージャーである Ashesh Badani (アシェシュ・バダニ) に質問しつもんしました。

必要ひつようなのは、組織そしきない人材じんざいと、コラボレーションをサポートする自動じどうプロセスです。つまり、DevOps によって、開発かいはつチームと運用うんようチームが共通きょうつう目的もくてきのもと、定期ていきてきにフィードバックをおこな体制たいせいつくることで、2 つのチームを連携れんけいさせます。

コンテナ採用さいようすると、アプリケーション・デプロイ・ユニットと自己じこ完結かんけつがた実行じっこう環境かんきょう理想りそうてきかたち実現じつげんし、こうした手法しゅほうがサポートされます。DevOps とコンテナを利用りようすると、開発かいはつしゃだい規模きぼな 1 つのリリースの完成かんせい必要ひつようがなく、マイクロサービスのようなうと結合けつごうのコレクションとしてアプリケーションを容易よういにリリースおよびアップデートすることができます。

クラウドネイティブ開発かいはつは、アーキテクチャのモジュールせいうと結合けつごう、サービス独立どくりつせい主眼しゅがんいています。かくマイクロサービスは、ビジネス機能きのう実装じっそうして固有こゆうのプロセスで実行じっこうし、アプリケーション・プログラミング・インタフェース (API) またはメッセージングをつうじて通信つうしんします。この通信つうしんサービスメッシュそうつうじて管理かんりできます。

ただし、クラウドネイティブ・アプリケーションの一環いっかんとしてアプリケーション提供ていきょうをスピードアップするには、マイクロサービスの導入どうにゅうからはじめなくてはならないわけではありません。おおくの組織そしきは、実用じつようてきでサービスベースのアーキテクチャを使用しようしてもレガシーアプリケーションを最適さいてきできます。このような最適さいてきは、継続けいぞくてきインテグレーションおよび継続けいぞくてきデプロイメント (CI/CD) や自動じどうされたデプロイ処理しょり標準ひょうじゅんされた開発かいはつ環境かんきょうなどの DevOps ワークフローによってサポートされます。

DevOps

DevOps とは、ビジネス価値かち対応たいおうスピードの向上こうじょう目的もくてきとした、カルチャー、自動じどう、プラットフォームの設計せっけいたいするアプローチです。

マイクロサービス

マイクロサービス・アーキテクチャは、アプリケーションをたがいから独立どくりつした最小さいしょう単位たんいのコンポーネントへと分割ぶんかつします。

API

API、すなわちアプリケーション・プログラミング・インタフェース (Application Programming Interface) は、アプリケーション・ソフトウェアを構築こうちくするための一連いちれんのツール、定義ていぎおよびプロトコルです。これにより、製品せいひんやサービスの実装じっそう方法ほうほうらなくても、利用りようちゅう製品せいひんやサービスをそれらと通信つうしんさせることができます。

コンテナ

コンテナを使用しようすると、アプリケーションをランタイム環境かんきょう全体ぜんたいとともにパッケージして分離ぶんりすることができるため、すべての機能きのう維持いじしながらことなる環境かんきょうあいだでアプリケーションを簡単かんたん移行いこうできます。

クラウドネイティブ戦略せんりゃくだいいち利点りてんは、コンピュート・リソースが複数ふくすう環境かんきょう分散ぶんさんしている企業きぎょうが、アプリケーション開発かいはつ速度そくど向上こうじょうできることです。たとえば、リソースの一部いちぶを Amazon サーバーと Google サーバー、オンプレミスで実行じっこうする Oracle データベースに収容しゅうようすることができます。クラウドネイティブ開発かいはつ採用さいようすると、このようなハイブリッドクラウド・アーキテクチャからさらなる価値かちせます。ただしそのためには、クラウドネイティブ戦略せんりゃく一環いっかんとして実行じっこうすべき追加ついか手順てじゅんがあります。

サーバーレスとは、アプリケーション開発かいはつしゃがサーバーのプロビジョニングやアプリケーションのスケーリングの管理かんりおこな必要ひつようがない、クラウド・コンピューティング・モデルです。このモデルでは、定型ていけい作業さぎょうがクラウドプロバイダーによってのぞかれているので、従来じゅうらいのモデルよりも開発かいはつしゃがコードを本番ほんばん環境かんきょう移行いこうするスピードがはるかに高速こうそくになります。

電気でんき通信つうしん銀行ぎんこう医療いりょう、さらには酪農らくのうまで、どの業界ぎょうかいぞくしていても、あらゆる企業きぎょうアプリケーションをビジネス戦略せんりゃく中枢ちゅうすうくソフトウェア企業きぎょうでもあります。このソフトウェア駆動くどうがたのビジネス変革へんかくには、あたらしいアプリケーションを迅速じんそく開発かいはつし、提供ていきょうする必要ひつようがあります。しかもユーザーはさらにたか品質ひんしつもとめるようになっています。これは簡単かんたん仕事しごとではありません。Red Hat では、現代げんだい変化へんかはげしい市場いちば競争きょうそうつには、プロセス、インフラストラクチャ、アーキテクチャへの投資とうし必要ひつようだとかんがえています。

このような課題かだい解決かいけつ支援しえんするため、Red Hat は、アーキテクチャ、インフラストラクチャ、プロセスへの改善かいぜん実現じつげんするにはあたらしいプラットフォームが必要ひつようだとかんがえています。最終さいしゅうてき目標もくひょうは、こう品質ひんしつのアプリケーションをさらに俊敏しゅんびん提供ていきょうできるようにすることです。

Icon-Red_Hat-Media_and_documents-Quotemark_Open-B-Red-RGB おおくの企業きぎょうは、マイクロサービス・アーキテクチャや、より先進せんしんてき開発かいはつ/運用うんようツールなどのアプローチを使用しようして、リリースサイクルの短縮たんしゅく信頼しんらいせい向上こうじょう実現じつげんする必要ひつようがあることを認識にんしきしています。従来じゅうらいもっとおおきな課題かだいの 1 つとなっていたのは、レガシー環境かんきょう変化へんか必要ひつようなロードマップでした。OpenShift Application Runtimes は、このような変革へんかく単純たんじゅんし、クラウドネイティブ開発かいはつ開始かいしするじょうでの労力ろうりょくとリスクを軽減けいげんします。

Chris Hart

Levvel CTO

つづきを

記事きじ

ステートフルとステートレス

あるものがステートフルかステートレスかは、べつなにかとの通信つうしん状態じょうたい記録きろくされる期間きかんと、その情報じょうほうをどのように保存ほぞんする必要ひつようがあるかによってまります。

記事きじ

Quarkus とは

Quarkus は、Java 仮想かそうマシン (JVM) およびネイティブコンパイルのために作成さくせいされた Kubernetes ネイティブの Java スタックで、Java をコンテナに最適さいてきします。

記事きじ

サーバーレスとは

サーバーレスは、開発かいはつしゃがサーバーを管理かんりする必要ひつようなくアプリケーションを構築こうちくおよび実行じっこうできるようにするクラウドネイティブ開発かいはつモデルです。

クラウドネイティブ・アプリケーションの詳細しょうさいはこちら

製品せいひん

統合とうごうされたテストみのサービス一式いっしきそなえたエンタープライズ・アプリケーション・プラットフォームであり、ユーザーのえらぶインフラストラクチャを使つかってアプリケーションを市場いちば投入とうにゅうするために活用かつようできます。

リソース

トレーニング

無料むりょうのトレーニング

Developing Cloud-Native Applications with Microservices Architectures