證明しょうめい者もの,辨べん一いち命題めいだい之これ正誤せいご也。
理之まさゆき如水にょすい也,易えき為ため下か。水みず下流かりゅう則そく失しつ勢ぜい,上流じょうりゅう則そく理り不ふ容よう。充分じゅうぶん者しゃ,勢いきおい高こう也,必要ひつよう者しゃ,勢いきおい下しも也,充分じゅうぶん必要ひつよう者しゃ,勢いきおい等とう也。是ぜ故こ論理ろんり如治水ちすい。條件じょうけん者しゃ,水みず之の來き也,結論けつろん者しゃ,流りゅう之の往也,證明しょうめい者しゃ,吾われ見み其流而至也。
然しか數かず、理り、法ほう之これ證明しょうめい各かく異い耳みみ。數かず者しゃ,始はじめ乎公理こうり,以理り則そく逐步論ろん之の。理り者しゃ,按法則ほうそく測はか之これ,若わか無む反證はんしょう,即そく證しょう之の耳みみ。法ほう者しゃ,今こん泰西たいせい之の法ほう,須無可か疑うたぐ之これ處しょ,方ぽう為ため成なり耳みみ。