四聲しせい

四聲しせい（粵拼：sei3 sing1）係がかり中ちゅう文ぶん聲調せいちょう，基もと於中古ちゅうこ漢語かんご嘅調類るい分類ぶんるい爲ため4種しゅ聲調せいちょう。喺中ちゅう文ぶん音韻おんいん學がく分ぶん爲ため平聲ひょうしょう（ping4 sing1，中古ちゅうこ漢語かんごbieŋ）、上聲じょうせい（soeng5 sing1，中古ちゅうこ漢語かんごzjaŋ^上うえ）、去聲きょしょう（heoi3 sing1，中古ちゅうこ漢語かんごkʰio^去さ）、入聲にっしょう（jap6 sing1，中古ちゅうこ漢語かんごnjip）。所以ゆえん四聲しせい又また叫さけべ平上たいらかみ去さ入いれ（ping4 soeng5 heoi3 jap6）。

喺中古後こご期き，隨ずい住じゅう全ぜん濁聲だくせい母はは清きよし化か，聲調せいちょう開始かいし因いん爲ため噉而分ぶん陰陽いんよう，調しらべ分ぶん陰陽いんよう帶たい來らい四聲しせい八はち調ちょう（sei3 sing1 baat3 diu6），亦また即そく四聲調各自都分咗陰陽，喺調類るい上總かずさ共有きょうゆう八はち個こ。現代げんだい粵語嘅聲調ちょう就係繼承けいしょう自じ四聲しせい八はち調ちょう格かく局きょく，喺呢個こ基礎きそ上じょう，陰かげ入にゅう根據こんきょ元もと音おと長短ちょうたん，分ふん成なり咗上陰かげ入いれ同どう下陰したかげ入いれ，形成けいせい而家粵語九きゅう聲こえ六ろく調ちょう嘅格局きょく。以下いか係かかり粵語聲調せいちょう嘅分類ぶんるい：

• 第だい一いち、四聲分別係陰平同陽平，都と係がかり平聲ひょうしょう，但ただし係かかり一いち高だか一いち低てい。
• 第だい二に、五聲分別係陰上同陽上，都と係がかり上聲じょうせい，但ただし係かかり一いち高だか一いち中ちゅう。
• 第だい三さん、六聲分別係陰去同陽去，都と係がかり去聲きょしょう，但ただし係かかり一いち中ちゅう一いち低てい。
• 促音そくおん嘅第一いち、三さん、六ろく聲ごえ（亦また有ゆう分類ぶんるい爲ため第だい七なな、八はち、九きゅう聲こえ）分別ふんべつ係がかり上陰かみかげ入いれ、下陰したかげ入いれ、陽ひ入いれ，都と係がかり入聲にっしょう。

另外，以現代だい中ちゅう文ぶん嘅北方ほっぽう話ばなし爲ため基礎きそ嘅普通ふつう話ばなし，佢嘅聲調せいちょう亦また係かかり四聲しせい，內容同どう古こ四聲しせい唔同；其中中古ちゅうこ漢語かんご嘅入聲ごえ消失しょうしつ咗，分ふん陰陽いんよう兩部りょうぶ嘅得平聲ひょうしょう，佢嘅「四聲しせい」分別ふんべつ係がかり第だい一いち（陰平かげひら，高平たかひら音おん）、二に（陽平ようへい，中ちゅう升ます音おん）、三さん（上聲じょうせい，低音ていおん）、四聲しせい（去聲きょしょう，高こう降くだ音おと）。重じゅう有ゆう一いち隻せき叫さけべ做「輕けい聲こえ」（中音ちゅうおん），通常つうじょう唔係單たん字じ。

概要がいよう

語かたり言げん學がく嘅聲調せいちょう（tone）係がかり指ゆび音節おんせつ之これ間あいだ音おん嘅高低てい唔同，中ちゅう文ぶん就用呢種高低こうてい變化へんか來らい區分くぶん唔同語彙ごい。不ふ過か，喺中國ちゅうごく音韻おんいん學がく中ちゅう，音韻おんいん分類ぶんるい整理せいり後ご，聲調せいちょう就唔只ただ高低こうてい變化へんか，音おと嘅舒促（音おと嘅長短ちょうたん）都と包含ほうがん入聲にっしょう調ちょう嘅範疇はんちゅう，亦また即そく入聲にっしょう，喺音節ぶし尾お有ゆう-p、-t、-k、-h之これ類るい嘅內破音おん做結束けっそく，令れい音節おんせつ變へん短たん，呢啲就分類ぶんるい爲ため入聲にっしょう。冇咗入聲にっしょう嘅語言げん就冇噉計。

喺中文ぶん，一いち個こ音節おんせつ（一いち隻せき字じ）肯定こうてい配はい一いち個こ聲調せいちょう，呢個高低こうてい稱呼しょうこ做調值。呢個音おん高だか上下じょうげ，而家用よう五ご度ど式しき來らい表示ひょうじ，分別ふんべつ係がかり低てい（1）、半はん低てい（2）、中なか（3）、半はん高だか（4）、高こう（5），透過とうか佢哋數すう值嘅組合くみあい來らい表示ひょうじ調ちょう值。然しか後ご再さい歸納きのう分類ぶんるい同一どういつ調ちょう值嘅音節おんせつ，再さい加か埋うめ音節おんせつ尾お嘅舒促，就會得えとく出で調ちょう類るい。

早期そうき中古ちゅうこ漢語かんご係がかり得とく四よん個こ調ちょう類るい，之これ後ご調ちょう值、音韻おんいん變化へんか，中古ちゅうこ以後いご嘅聲調せいちょう分ぶん爲ため陰かげ調ちょう同どう陽ひ調ちょう，合計ごうけい八はち聲こえ，分類ぶんるい爲ため四聲しせい八はち調ちょう。

漢語かんご

中古ちゅうこ漢語かんご聲調せいちょう

四聲嘅名稱開始於六朝りくちょう時代じだい中ちゅう嘅齊ひとし梁りょう人ひと沈約（441年ねん～513年ねん），佢根據こんきょ中ちゅう文ぶん聲調せいちょう嘅聲氣き，分ふん咗平、上うえ、去さ、入にゅう嘅名。《梁はり書しょ·沈約傳でん》話はなし沈約作さく咗《四聲しせい譜ふ》，又また有ゆう記載きさい話ばなし梁りょう武たけし帝みかど問とい周しゅう捨：「四聲しせい係がかり乜嘢？」答こたえ話ばなし：「天子てんし聖哲せいてつ」（天てん係がかり平聲ひょうしょう，子し係がかり上聲じょうせい，聖きよし係がかり去聲きょしょう，哲あきら係がかり入聲にっしょう）。平ひらめ、上うえ、去さ、入にゅう究竟きゅうきょう係がかり乜嘢內容佢無講こう，舉嘅只ただ係がかり啲代表だいひょう字じ。另外因がいいん爲ため音韻おんいん變化へんか嘅結果けっか，而家好こう多た中ちゅう文ぶん方言ほうげん「上うえ」字じ嘅發音はつおん係がかり去聲きょしょう。習慣しゅうかん上じょう，爲ため咗表示ひょうじ出で個こ聲調せいちょう，喺「上聲じょうせい」呢個詞し會かい讀上よみあげ聲ごえ。

調しらべ值

六朝りくちょう到いた唐とう代だい嘅四聲調せいちょう值（調しらべ類るい嘅實際ぎわ音おん值）好こう難なん推斷すいだん，除じょ咗入聲ごえ可か以知道どう佢係個こ短たん嘅音外がい。日本にっぽん遣や唐から僧そう人じん空海くうかい《文ぶん鏡きょう秘ひ府ふ論ろん》（804年ねん）有ゆう言げん：「平聲ひょうしょう哀あい而安，上聲じょうせい厲而舉，去聲きょしょう清きよし而遠，入聲にっしょう直ちょく而促。」而比較ひかく詳細しょうさい嘅記述きじゅつ係がかり日本にっぽん嘅安然しか《悉曇しったん藏ぞう》（990年ねん）卷まき五ご：「平聲ひょうしょう直ちょく低てい，有ゆう輕けい有ゆう重じゅう。上聲じょうせい直ちょく昂のぼる，有ゆう輕けい無む重じゅう。去聲きょしょう稍やや引，無む輕けい無む重じゅう。入聲にっしょう徑みち止どめ，無む內無外がい。平中たいらなか怒聲どせい，與あずか重じゅう無む別べつ。上中かみなか重しげる音おん，與あずか去ざ不ふ分ぶん。」

上古じょうこ漢語かんご嘅聲調せいちょう論ろん

發現はつげん聲調せいちょう係がかり六ろく朝あさ時代じだい嘅沈約やく，噉以前ぜん嘅上古こ漢語かんご有ゆう冇聲調ちょう就成咗個問題もんだい。呢個問題もんだい古來こらい好こう多た人じん提出ていしゅつ唔同主張しゅちょう，啲主張しゅちょう嘅根據こんきょ都と係がかり《詩經しきょう》嘅押韻おういん。研究けんきゅう《詩經しきょう》押韻おういん時じ四聲しせい嘅調配はい，見み到いた平聲ひょうしょう、上聲じょうせい可か以同去聲きょしょう押韻おういん，去聲きょしょう同どう入聲にっしょう唔一定いってい押韻おういん。以《詩經しきょう》押韻おういん調ちょう配はい爲ため音韻おんいん研究けんきゅう基礎きそ，清しん代だい考證こうしょう學者がくしゃ顧炎武たけし主張しゅちょう語ご言げん嘅遲速そく輕重けいちょう係がかり押韻おういん嘅平仄ひょうそく，平聲ひょうしょう最長さいちょう，上うえ、去さ次長じちょう，入聲にっしょう係がかり急きゅう止とめ停頓ていとん嘅音。另外去聲きょしょう同どう入聲にっしょう押韻おういん，即そく使つかい係がかり中ちゅう古音こおん，「易えき」（入いれ：jek，去さ：je^去さ）、「出だし」（入いれ：chjyt，去さ：chjyi^去さ）、「惡あく」（入いれ：qak，去さ：qo^去さ）等とう字じ同時どうじ有ゆう去さ入にゅう二に聲こえ，所以ゆえん可か以睇出で去ざ入にゅう二聲有接近嘅關係。根據こんきょ呢樣，段だん玉だま裁さい提出ていしゅつ平ひらめ、上うえ、入いれ三聲合埋同去聲另計，黃き侃ただし則のり提出ていしゅつ平ひらめ、入いれ二に聲こえ同上どうじょう、去さ二聲噉分成兩類。受呢樣さま影響えいきょう，現代げんだい嘅王おう力つとむ喺《漢語かんご史し稿こう》提出ていしゅつ平ひらめ、入いれ二に聲こえ嘅兩大分おおいた類るい，再さい按音嘅長短ちょうたん來らい分ぶん，分ふん成長せいちょう、短たん二に類るい，合ごう埋うめ就係四聲しせい。現代げんだい中ちゅう文ぶん嘅聲調ちょう特徵とくちょう係がかり以音高だか爲ため主ぬし，但ただし喺古代だい中ちゅう文ぶん係がかり以音嘅長度ど爲ため主要しゅよう要素ようそ，長平ながだい聲ごえ變成へんせい咗平聲ごえ，短たん平聲ひょうしょう變成へんせい咗上聲ごえ，長ちょう入聲にっしょう變成へんせい咗去聲ごえ，短たん入聲にっしょう變成へんせい咗入聲ごえ。張ちょう日にち昇のぼり以《詩經しきょう》作さく統計とうけい，指ゆび上古じょうこ有ゆう去聲きょしょう，但ただし去聲きょしょう以ɸ、d、g、m、n、ŋ爲ため韻いん尾お。

次つぎ入にゅう韻いん

内うち文ぶん：次つぎ入にゅう韻いん

「次つぎ入にゅう韻いん」係がかり指切ゆびきり韻いん祭さい泰たい夬廢韻いん，來らい源みなもと有ゆう對應たいおう上古じょうこ入聲にっしょう韻いん部ぶ或ある者もの平上たいらかみ韻いん部ぶ閉音節ぶし。中古ちゅうこ併入去聲きょしょう、韻いん尾お變へん -i。例れい如「祭まつり」「察」、「廢はい」「發はつ」。

各かく現代げんだい漢語かんご嘅聲調ちょう

現代げんだい各種かくしゅ中ちゅう文ぶん嘅聲調せいちょう係がかり基もと於中古ちゅうこ四聲分咗陰陽二類後嘅八聲（四聲しせい八はち調ちょう）。中ちゅう古音こおん到いた現代げんだい音調おんちょう值變化へんか未明みめい，雖然各かく路みち中ちゅう文ぶん嘅差異い好明よしあき顯あきら，但ただし調しらべ類るい變化へんか好こう少しょう，最大さいだい嘅特徵ちょう係がかり對應たいおう聲こえ母はは嘅清濁せいだく分ぶん咗陰陽ひ二に類るい。一般いっぱん來らい講こう，陰かげ調ちょう係がかり高調こうちょう，陽ひ調ちょう係がかり低調ていちょう。喺由來ゆらい上じょう，濁音だくおん相しょう比ひ清音せいおん個こ調ちょう要よう低てい啲，陰かげ調ちょう來らい自じ古こ清音せいおん，陽ひ調ちょう來らい自じ古こ濁音だくおん。中原なかはら無む咗清濁せいだく區別くべつ就用高だか低音ていおん來らい繼續けいぞく分ぶん啲字。現代げんだい吳くれ語ご嘅紹興しょうこう方言ほうげん同どう閩語嘅潮うしお州しゅう方言ほうげん全部ぜんぶ調ちょう類るい都と分ぶん咗陰陽ひ二に類るい，成なり爲ため八はち聲こえ，呢啲陰陽いんよう就同清濁せいだく區別くべつ對應たいおう。現代げんだい中ちゅう文ぶん嘅普通ふつう話ばなし喺平聲ごえ分ぶん咗陰陽ひ二に類るい，入聲にっしょう無む獨立どくりつ聲調せいちょう。平聲ひょうしょう嘅音長ちょう相しょう比ひ其他調ちょう類るい長ちょう，發はつ音おと清きよし晰啲唔會撈亂，多數たすう中ちゅう文ぶん嘅平聲ごえ都と分ぶん陰陽いんよう兩りょう類るい。喺歷史れきし，唐とう代だい就開始かいし有ゆう陰陽いんよう平ひら區別くべつ。調しらべ類るい分化ぶんか同どう合併がっぺい嘅唔同どう，係がかり分類ぶんるい方言ほうげん要よう考慮こうりょ嘅重要因よういん素もと。至いたり於入聲ごえ，晉すすむ語ご同どう部分ぶぶん中原なかはら官話かんわ，音節おんせつ尾お嘅促音無おとなし消滅しょうめつ到いた，入聲にっしょう仲なか喺度，而有啲官話ばなし靠もたれ唔同調どうちょう值維持いじ入聲にっしょう區別くべつ。另外，東ひがし干ひ語ご甘肅かんせい方言ほうげん喺單音節おんせつ時じ調ちょう值無唔同；多た粒つぶ音節おんせつ組合くみあい時じ，產さん生せい唔同聲調せいちょう變化へんか，調しらべ類るい得とく以保持ほじ。

主要しゅよう方言ほうげん聲調せいちょう對照たいしょう表ひょう

方言ほうげん區く	地名ちめい	平聲ひょうしょう			上聲じょうせい			去聲きょしょう			入聲にっしょう			聲調せいちょう數すう
		清きよし	濁にご		清きよし	濁にご		清きよし	濁にご		清きよし	濁にご
			次つぎ濁にご	全ぜん濁にご		次つぎ濁にご	全ぜん濁にご		次つぎ濁にご	全ぜん濁にご		次つぎ濁にご	全ぜん濁にご
粵	廣州こうしゅう	陰平かげひら55	陽平ようへい21		陰かげ上じょう35	陽ひ上じょう13		陰かげ去さ33	陽ひ去さ22		上陰かみかげ入いれ55, 下陰したかげ入いれ33	陽ひ入いれ22		9
	桂平かつらがひら羅ら秀しげる	全ぜん陰平かげひら553, 次つぎ陰平かげひら24	陽平ようへい13		陰かげ上じょう44	陽ひ上じょう212		全ぜん陰かげ去さ51, 次じ陰かげ去さ231	陽ひ去さ21		全ぜん上陰かみかげ入いれ5, 次つぎ上陰かみかげ入いれ24, 下陰したかげ入いれ3	陽ひ入いれ2		12
	南みなみ寧やすし*	陰平かげひら41	陽平ようへい52		陰かげ上じょう33	陽ひ上じょう24		陰かげ去さ55	陽ひ去さ22		上陰かみかげ入いれ55, 下陰したかげ入いれ33	上陽じょうよう入にゅう24	下しも陽ひ入いれ22	10
客きゃく家か	梅うめ州しゅう	陰平かげひら44	陽平ようへい11		上聲じょうせい31		去聲きょしょう52				陰かげ入いれ21	陽ひ入いれ4		6
贛	南みなみ昌あきら	陰平かげひら42	陰かげ去さ	陽平ようへい24	上聲じょうせい213		陽ひ去さ	陰かげ去さ55	陽ひ去さ21		陰かげ入いれ5	陽ひ入いれ21		7
湘	長ちょう沙すな	陰平かげひら33	陽平ようへい13		上聲じょうせい41		陽ひ去さ	陰かげ去さ55	陽ひ去さ21		入聲にっしょう24			6
閩南	潮うしお州しゅう	陰平かげひら33	陽平ようへい55		陰かげ上じょう53	陽ひ上じょう35		陰かげ去さ11	陽ひ去さ31		陰かげ入いれ2	陽ひ入いれ5		8
	廈門	陰平かげひら55	陽平ようへい24		上聲じょうせい51		陽ひ去さ	陰かげ去さ11	陽ひ去さ33		陰かげ入いれ32	陽ひ入いれ5		7
閩東	福ふく州しゅう	陰平かげひら44	陽平ようへい52		上聲じょうせい31		陽ひ去さ	陰かげ去さ213	陽ひ去さ242		陰かげ入いれ23	陽ひ入いれ4		7
徽	歙縣	陰平かげひら31	陽平ようへい44		上聲じょうせい35			陰かげ去さ324	陽ひ去さ22（33）		入聲にっしょう21			6
	壽ことぶき昌あきら	陰平かげひら12	陽平ようへい52		陰かげ上じょう24	陽ひ上じょう534		去聲きょしょう33			陰かげ入にゅう甲かぶと55，陰かげ入にゅう乙おつ3	陽ひ入いれ31		8
吳ご	上海しゃんはい	陰平かげひら52	陽ひ舒113		陰かげ上じょう去さ335	陽ひ舒113		陰かげ上じょう去さ335	陽ひ舒113		陰かげ入いれ5	陽ひ入いれ23		5
	蘇州そしゅう	陰平かげひら44	陽平ようへい24		陰かげ上じょう52	陽ひ上じょう31		陰かげ去さ412	陽ひ去さ31		陰かげ入いれ4	陽ひ入いれ2		7
	紹興しょうこう	陰平かげひら53	陽平ようへい31		陰かげ上じょう335	陽ひ上じょう113		陰かげ去さ33	陽ひ去さ11		陰かげ入いれ45	陽ひ入いれ12		8
晉すすむ	太ふとし原はら	平聲ひょうしょう11			上聲じょうせい53		去聲きょしょう45				陰かげ入いれ2		陽ひ入いれ54	5
官かん	南京なんきん	陰平かげひら31	陽平ようへい13		上聲じょうせい22		去聲きょしょう44				入聲にっしょう5			5
	成都せいと	陰平かげひら44	陽平ようへい41		上聲じょうせい52		去聲きょしょう13				（陽平ようへい）			4
	西安しーあん	陰平かげひら31	陽平ようへい24		上聲じょうせい42		去聲きょしょう55				（陰平かげひら）		（陽平ようへい）	4
	蘭あららぎ州しゅう	陰平かげひら31	陽平ようへい53		上聲じょうせい442		去聲きょしょう13						（陽平ようへい）	4
	比ひ什凱克かつ	平聲ひょうしょう24			上聲じょうせい51		去聲きょしょう44				（平聲ひょうしょう）			3
	濟すみ南みなみ	陰平かげひら213	陽平ようへい42		上聲じょうせい55		去聲きょしょう21				（陰平かげひら）	（去聲きょしょう）	（陽平ようへい）	4
	北京ぺきん	陰平かげひら55	陽平ようへい35		上聲じょうせい214		去聲きょしょう51				（陰平かげひら, 陽平ようへい, 上聲じょうせい, 去聲きょしょう）	（去聲きょしょう）	（陽平ようへい）	4

• 比ひ什凱克かつ用よう東ひがし干ひ語ご嘅甘肅かんせい系けい標準ひょうじゅん音おん表示ひょうじ。
• ^*南みなみ寧やすし平話へいわ

漢語かんご之の外そと

四聲除咗可以應用喺漢語かんご族ぞく語かたり言げん嘅聲調ちょう分類ぶんるい外がい，其他亞あ洲しゅう複雜ふくざつ聲調せいちょう語ご言げん嘅聲調ちょう，都と可か以同中ちゅう文ぶん四聲しせい對應たいおう，亦また用もちい得え四聲しせい劃分。

越えつ南みなみ文ぶん

越えつ南みなみ文ぶん嘅聲調ちょう總そう共有きょうゆう六ろく隻せき，分別ふんべつ叫さけべ平聲ひょうしょう（a，44）、玄げん聲ごえ（à，31）、問とい聲ごえ（ả，313）、跌聲（ã，3ʔ5）、銳するど聲ごえ（á，35）、重じゅう聲こえ（ạ，21ʔ）。其中平ひら玄げん二に聲ごえ相當そうとう於陰、陽平ようへい，問とえ、跌二聲ごえ相當そうとう於陰、陽ひ上じょう，銳するど、重じゅう二に聲ごえ相當そうとう於陰、陽ひ去さ。越えつ南みなみ文ぶん嘅入聲ごえ同どう去聲きょしょう同調どうちょう，都と係がかり銳するど、重じゅう聲こえ，同どう去聲きょしょう嘅區別べつ在ざい於，入聲にっしょう字じ有ゆう-p、-t、-c、-ch呢四よん隻せき入聲にっしょう尾お，同樣どうよう亦また係かかり分ぶん陰陽いんよう入聲にっしょう，陰陽いんよう分ぶん法ほう同どう去聲きょしょう一いち樣よう。所以ゆえん按四聲ごえ來らい睇，越えつ南みなみ文ぶん係がかり四聲しせい八はち調ちょう。

喺標準ひょうじゅん漢かん越えつ音おん體系たいけい中ちゅう，聲調せいちょう按照原ばら先さき漢字かんじ嘅清濁聲だくせい母はは，劃分成なり陰陽いんよう調ちょう，唯一ゆいいつ嘅例外がい係がかり平聲ひょうしょう，平聲ひょうしょう嘅次濁聲だくせい母はは字じ會派かいは去さ陰かげ聲調せいちょう，亦また即そく讀成平聲ひょうしょう。上聲じょうせい字じ度ど，有ゆう啲濁上じょう繼續けいぞく保持ほじ喺陽上じょう（跌聲），但ただし亦また有ゆう濁にご上うわ字じ變成へんせい咗去聲ごえ，陰陽いんよう去さ都みやこ有ゆう（銳するど、重じゅう聲こえ），以陽去さ爲ため主おも，變へん爲ため陰かげ去さ嘅字有住ありずみ比較ひかく古老ころう嘅層次じ。

古こ韓かん文ぶん

古こ韓かん文ぶん有ゆう聲調せいちょう，而現代だい標準ひょうじゅん韓かん文あや冇咗聲調せいちょう，只ただ喺部分ぶぶん韓かん文ぶん方言ほうげん繼續けいぞく保存ほぞん聲調せいちょう。古こ韓かん文ぶん聲調せいちょう分ぶん三さん種しゅ：低調ていちょう、低てい高調こうちょう、高調こうちょう。《訓くん民みん正せい音おと》按照四聲しせい劃分聲調せいちょう，有ゆう平ひらめ、上うえ、去さ、入いれ，寫字しゃじ時じ喺隔籬ませ落點來らい表示ひょうじ。唔標點てん，即そく係がかり讀平聲ごえ（例れい如：나）；標しるべ一いち個こ點てん，即そく係がかり讀去聲ごえ（例れい如：미〮）；標しるべ一いち個こ點てん，同時どうじ音節おんせつ上じょう有ゆう入聲にっしょう尾お，即そく係がかり讀入聲ごえ（例れい如：랏〮）；標しるべ兩個りゃんこ點てん，即そく係がかり讀上よみあげ聲ごえ（例れい如：말〯）。平聲ひょうしょう嘅讀音おん係がかり低調ていちょう，入聲にっしょう嘅讀音おん係がかり高調こうちょう，上聲じょうせい同どう去聲きょしょう冇明確かく對應たいおう，可か以係高調こうちょう，亦また可か以係低てい高調こうちょう。

壯たけし侗語

壯たけし侗語中なか，呢度介かい紹下壯たけし話ばなし同どう泰文やすふみ。

標準ひょうじゅん壯たけし話ばなし（武たけ鳴な音おと）中ちゅう，聲調せいちょう總そう共有きょうゆう9個こ，佢嘅聲調せいちょう格かく局きょく同どう粵語一いち模も一いち樣よう，都と係がかり平上たいらかみ去さ入にゅう，都と係がかり區分くぶん陰陽いんよう，然しか後こう陰かげ入聲にっしょう度ど區分くぶん咗上下じょうげ（長短ちょうたん）。所以ゆえん總そう共有きょうゆう：陰平かげひら（a；24）、陽平ようへい（az；31）、陰かげ上じょう（aj；55）、陽ひ上じょう（ax；42）、陰かげ去さ（aq；35）、陽ひ去さ（ah；33）、上うえ/短たん陰かげ入いれ（aek；5）、下した/長ちょう陰かげ入いれ（ak；35）、陽ひ入いれ（ag；3）。

泰文やすふみ聲調せいちょう總そう共有きょうゆう5個こ聲調せいちょう，佢嘅聲調せいちょう格かく局きょく如下：

• 泰文やすふみ聲調せいちょう同中どうちゅう文ぶん聲調せいちょう嘅一個重大區別在於，泰文やすふみ嘅平聲ごえ唔分陰陽いんよう，但ただし區分くぶん古代こだい嘅次清きよし聲ごえ母はは，因いん而平聲ごえ有ゆう兩個りゃんこ：平聲ひょうしょう、次つぎ清きよ平たいら。
  • 平聲ひょうしょう包含ほうがん古こ全ちょん清きよし、古こ全ぜん濁にご、古こ次つぎ濁にご，調しらべ值係中平なかひら調ちょう（33），例れい字じ如：กา、ทา、มา
  • 次つぎ清きよし平ひら只ただ包含ほうがん古いにしえ次じ清きよし，調しらべ值係低てい升ます調ちょう（114），例れい字じ如：ผา、ฝา、ฉา
• 泰文やすふみ嘅上聲ごえ區分くぶん陰陽いんよう，因いん而上聲ごえ有ゆう兩個りゃんこ：陰かげ上じょう、陽ひ上じょう。
  • 陰かげ上じょう包含ほうがん古こ清しん聲ごえ（毋須分ぶん送おく氣き），調しらべ值係高だか降くだ調しらべ（41），例れい字じ如：ก้า、ผ้า、ฝ้า
  • 陽ひ上じょう包含ほうがん古こ濁聲だくせい，調しらべ值係高だか升ます調ちょう（45），例れい字じ如：ท้า、ม้า、ง้า
• 泰文やすふみ嘅去聲ごえ區分くぶん陰陽いんよう，因いん而去聲ごえ有ゆう兩個りゃんこ：陰かげ去さ、陽ひ去さ。
  • 陰かげ去さ包含ほうがん古こ清しん聲ごえ（毋須分ぶん送おく氣き），調しらべ值係低てい降くだ調しらべ（21），例れい字じ如：ก่า、ผ่า、ฝ่า
  • 陽ひ去さ包含ほうがん古こ濁聲だくせい，調しらべ值係高だか降くだ調しらべ（41），例れい字じ如：ท่า、ม่า、ง่า
• 泰文やすふみ嘅入聲ごえ區分くぶん陰陽いんよう，同どう粵語唔同在ざい於，佢嘅上下じょうげ分ぶん喺陽入いれ，而非陰かげ入いれ，因いん而入聲ごえ有ゆう三さん個こ：陰かげ入いれ、上陽じょうよう入いれ、下しも陽ひ入いれ
  • 陰かげ入にゅう包含ほうがん古こ清しん聲ごえ（毋須分ぶん送おく氣き），調しらべ值係低てい降くだ調しらべ（21），例れい字じ如：กาก、ผาก、ฝาก
  • 上陽じょうよう入にゅう包含ほうがん古こ濁聲だくせい，元もと音おと係がかり短たん元もと音おと，調しらべ值係高だか升ます調ちょう（45），例れい字じ如：ทัก、มัก、งัก
  • 下しも陽ひ入にゅう包含ほうがん古こ濁聲だくせい，元もと音おと係長かかりちょう元もと音おと，調しらべ值係高だか降くだ調しらべ（41），例れい字じ如：ทาก、มาก、งาก

總そう結ゆい就係：平聲ひょうしょう中平なかひら33，次じ清きよし平ひら低てい升ます114，陰かげ上じょう以及陽ひ去さ、下しも陽ひ入にゅう同調どうちょう都と係がかり高だか降くだ41，陰かげ去さ同どう陰かげ入にゅう同調どうちょう都と係がかり低てい降くだ21，陽ひ上じょう同どう上陽じょうよう入にゅう同調どうちょう都と係がかり高だか升ます45。

• 註：以上いじょう未み寫うつし泰文やすふみ嘅潮州しゅう話ばなし借か詞し所產しょさん生せい嘅借詞し調ちょう、同どう埋うめ前ぜん引字（古こ次つぎ濁にご帶おび喉のど塞ふさが、帶おび送おく氣き）音調おんちょう，但ただし未み脫だつ離はなれ呢五ご個こ聲調せいちょう嘅格局きょく。

睇埋

• 聲調せいちょう
• 詩し韻いん
• 平仄ひょうそく
• 押韻おういん