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大だい天てん

此条目め页的主題しゅだい是ぜ佛教ぶっきょう比丘びく。关于印度いんど教きょう中ちゅう的てき摩ま诃提婆ばば、大だい天てん，請見「湿しめ婆ばば」。

摩ま诃提婆ばば（梵語ぼんご：महादेव，Mahadeva），意譯いやく為ため大だい天てん，他た是ぜ印度いんど佛教ぶっきょう比丘びく，約やく生活せいかつ在ざい阿おもね育そだて王おう時代じだい，將はた佛教ぶっきょう傳播でんぱ到いた南みなみ印度いんど。他た是ぜ大だい眾部早期そうき領りょう導しるべ者しゃ之の一いち，《異こと部ぶ宗むね輪わ論ろん》稱しょう制せい多た部ぶ以他為ため始祖しそ。

在ざい說せつ一切いっさい有ゆう部ぶ《大だい毘婆沙すな論ろん》記載きさい中ちゅう，大だい天てん提出ていしゅつ五ご項こう新しん學說がくせつ（大だい天てん五ご事こと），因いん而引起おこり上座かみざ部ぶ與あずか大だい眾部分裂ぶんれつ。對たい大だい天てん採取さいしゅ極ごく負まけ面めん態度たいど。

傳說でんせつ

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大だい天てん比丘びく

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唐から朝あさ玄げん奘譯わけ《異こと部ぶ宗むね輪わ論ろん》記載きさい有ゆう兩りょう位い大だい天てん，第だい一位出于佛滅一百餘年後，生活せいかつ在ざい阿おもね育そだて王おう時代じだい。《大だい毘婆沙すな論ろん》和かず唐から朝あさ玄げん奘譯わけ《異こと部ぶ宗むね輪わ論ろん》記載きさい他た在ざい早期そうき佛教ぶっきょう中ちゅう初はつ创异见，提出ていしゅつ大だい天てん五ご事こと的てき學說がくせつ，引起上座かみざ部ぶ僧團そうだん的てき不滿ふまん[1]，擁よう戴者更さら称しょう为大众部[2]。真諦しんたい《部ぶ執と異論いろん疏》中ちゅう，認可にんか五ご事こと符合ふごう佛法ぶっぽう，大だい天てん宣せん說せつ五事來掩飾自己出家後的五項劣跡[3]。窺基《瑜伽ゆが師し地ち論ろん略りゃく纂》中ちゅう，認可にんか五ご事こと符合ふごう佛法ぶっぽう，認みとめ同大どうだい天為てんい受到誹謗ひぼう的てき佛教ぶっきょう大宗たいそう師し[4]。

《大だい毘婆沙すな論ろん》記載きさい他た是ぜ商人しょうにん的てき兒じ子こ，曾與其母通どおり姦かん，殺ころせ父ちち殺ころせ阿羅漢あらかん殺ころせ母はは，犯はん三さん逆ぎゃく罪ざい，之これ後ご為ため求もとめ滅罪めつざい而出家か[5]。《阿おもね育いく王おう傳つたえ》中ちゅう提ひっさげ到いた，在ざい優ゆう波は鞠きく多おお時とき，一いち位い南みなみ天竺てんじく比丘びく，其事蹟じせき與あずか《大だい毘婆沙すな論ろん》所說しょせつ的てき大だい天てん近似きんじ，可能かのう是ぜ其原そのはら型がた[6]。

真諦しんたい《部ぶ執と異論いろん疏》和わ玄げん奘《大だい唐から西域せいいき記き》還かえ有ゆう傳說でんせつ當とう时阿育そだて王おう党とう于大天てん，欲よく悉杀上座かみざ部ぶ之の圣僧，故こ彼等かれら去さ而往迦湿弥わたる罗国[7]。《大だい毘婆沙すな論ろん》記載きさい因いん大だい天てん提出ていしゅつ五事導致鬪諍，僧團そうだん分裂ぶんれつ為ため上座かみざ部ぶ和大かずひろ眾部，上座かみざ部ぶ僧そう因いん國王こくおう贊同さんどう大だい天てん又また破船はせん害がい僧そう，於是施ほどこせ展てん神通じんずう，乘じょう空そら西北せいほく而去，至いたり迦濕彌わたる羅ら國こく[8]。又また載の因いん其惡見み，大だい天てん死後しご，無む法用ほうよう火ひ焚葬，用よう穢けがれ物ぶつ灑之，方ぽう將はた屍體したい燒しょう為ため灰燼かいじん[9]。

唐から朝あさ玄げん奘譯わけ《異こと部ぶ宗むね輪わ論ろん》記載きさい，第だい二位大天在佛滅後二百年，曾是外道げどう于大だい眾部中ちゅう出家しゅっけ，重じゅう新しん宣揚せんよう大だい天てん五ご事こと，建立こんりゅう制せい多た山部やまべ[10]。上座かみざ部ぶ稱たたえ他た為ため「賊ぞく住じゅう大だい天てん」。此前姚秦失しつ譯やく的てき《十じゅう八はち部ぶ論ろん》和わ陳ひね朝あさ真諦しんたい譯わけ《部ぶ執と異論いろん》中ちゅう，只ただ有ゆう這一いち位い外道げどう大だい天てん，佛滅ぶつめつ一百餘年後提出五事導致根本こんぽん分裂ぶんれつ的てき是ぜ三さん比丘びく[11]或ある外道げどう[12]。

南みなみ傳でん《善ぜん見み律りつ毘婆沙すな》記載きさい在ざい佛滅ぶつめつ二に百ひゃく餘よ年ねん後ご，阿おもね育そだて王おう時代じだい，在ざい僧團そうだん中有ちゅうう一位名望極高的大天比丘，曾為阿おもね育いく王おう長子ながこ摩ま哂陀授十戒じっかい，擔任たんにん阿おもね闍黎[13]；在ざい第だい三次結集後僧團派他至摩醯娑慢陀羅國傳教[14]，一般認為是現在南印度的迈索尔，也有やゆう說せつ是ぜ讷尔默达河中なか游ゆう的てき Māhissati。

大だい天てん聖王せいおう

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《分別ふんべつ功德くどく論ろん》提ひさげ及了一いち位い大だい天てん聖王せいおう[15]，此本ほん生せい故事こじ[16]的てき記載きさい見み於《根本こんぽん說せつ一切有部毘奈耶破僧事》：「復ふく次じ諸しょ仁じん，其大天王てんのう，復ふく於彌恥はじ羅ら城中じょうちゅう，子孫しそん相承そうしょう，八はち萬まん四よん千せん代だい，皆みな名めい大だい天てん，並なみ得とく仙せん通どおり，及修戒行，正法しょうぼう化か人じん。[17]」

現代げんだい考證こうしょう

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《大だい毘婆沙すな論ろん》記載きさい大だい天てん提出ていしゅつ五事導致根本分裂，未み提ひさげ及朋黨とう於大おだい天てん的てき摩ま揭陀國こく華氏かし城じょう王おう的てき名字みょうじ；《十じゅう八はち部ぶ論ろん》和かず《部ぶ執と異論いろん》記載きさい阿おもね育そだて王おう時どき因いん五事而發生根本分裂，而未提ひさげ及是大だい天てん在ざい此時提出ていしゅつ了りょう這五事ごと。玄げん奘所ところ譯やく的てき《異こと部ぶ宗むね輪わ論ろん》以及《大だい唐から西域せいいき記き》中ちゅう的てき阿おもね育そだて王おう朋黨ほうとう提出ていしゅつ五事的大天的說法可能是綜合各家記載而成。呂りょ澂認みとめ為ため賊ぞく住じゅう大だい天てん是ぜ真しん的てき歷史れきし人物じんぶつ，商しょう主ぬし之子ゆきこ大だい天てん是ぜ他た的てき影かげ寫うつし者しゃ[18]，進しん而南傳でん的てき大だい天和てんわ北きた傳でん的てき賊ぞく住じゅう大だい天てん可能かのう是ぜ同どう一人ひとり。

註釋ちゅうしゃく與あずか引用いんよう

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  1. ^ 《大だい毘婆沙すな論ろん》：「大だい天てん於後集しゅう先さき所說しょせつ。五ご惡あく見事みごと。而作頌言。餘所よそ誘さそえ無知むち。猶豫ゆうよ他た令れい入いれ。道みち因いん聲ごえ故こ起おこり。是ぜ名めい真ま佛教ぶっきょう。於後漸次ぜんじ鷄にわとり園えん寺中じちゅう。上座かみざ苾芻多た皆みな滅めつ歿。十じゅう五ご日にち夜よる布ぬの灑他時じ。次つぎ當とう大だい天てん昇のぼり座ざ說せつ戒。」
  2. ^ 《異こと部ぶ宗むね輪わ論ろん》：「佛ふつ、薄うす伽とぎ梵般涅盤後ご，有ゆう百ひゃく餘よ年ねん，先さき聖ひじり時じ淹，如日久ひさ没ぼつ。摩ま揭陀國こく蘇そ摩ま城じょう，王おう號ごう無む憂ゆう，統すべ攝と贍部，感かん一白いっぱく蓋ぶた，化か洽あまね人じん神しん。是ぜ時じ佛法ぶっぽう，大だい眾初破やぶ，謂いい因いん四よん眾，共きょう議ぎ大だい天てん五ご事こと不同ふどう，分ふん為ため兩部りょうぶ，一大いちだい眾部，二に上座かみざ部ぶ。」
  3. ^ 真諦しんたい《部ぶ執と異論いろん疏》：「大だい天てん所説しょせつ五ご事ごと亦また有ゆう虚實きょじつ。故こ共とも思おもえ攝と。一いち者しゃ魔王まおう天女てんにょ。實能さねよし以不淨ふじょう染しみ羅漢らかん衣ころも。二に者しゃ羅漢らかん。不斷ふだん習氣。不具ふぐ一切いっさい智さとし。即そく爲ため無明むみょう所しょ覆くつがえ。三者さんしゃ須陀洹人。於三さん解脱げだつ門もん。一いち無む不ふ自證じしょう。乃無復ふく疑うたぐ。於餘事よじ中ちゅう。猶なお有ゆう疑惑ぎわく。四よん者しゃ鈍根どんこん初はつ果はて。不定ふてい自じ知得ちとく與あずか不ふ得とく。問とい善ぜん知識ちしき。得とく須陀洹有若わか爲ため事相じそう。知識ちしき爲ため説せつ有ゆう不ふ壞淨。謂いい若わか於四諦したい無な疑うたぐ、於戒無む失しつ、於三寶さんぼう得とく不壞ふえ信者しんじゃ、此人已やめ證しょう初はつ果はて。因よし更さら自じ觀察かんさつ。自じ審しん知得ちとく。五者聖道亦有因言顯者。如舍利しゃり弗どる等とう。當とう口誦こうしょう偈げ時じ。即そく得とく聖ひじり道どう。若わか不ふ如此。説せつ者しゃ即そく名めい爲ため虚むなし。」
  4. ^ 窺基《瑜伽ゆが師し地ち論ろん略りゃく纂》：「大だい天てん名めい高德こうとく大だい，果はて證しょう年ねん卑。王おう貴たか欽風，僧徒そうと仰おおせ道どう。既すんで而卓牢ろう無む侶，遂とげ為ため時じ俗ぞく所しょ嫉，謗そし之これ以造三さん逆ぎゃく，加か之の以增五ご事こと。大だい天てん頌言：『餘所よそ誘さそえ、無知むち，猶豫ゆうよ、他た令れい入いれ，道みち因いん聲ごえ故こ起おこり，是ぜ名めい真ま佛教ぶっきょう。』」
  5. ^ 《大だい毘婆沙すな論ろん》卷まき99：「昔むかし末すえ土ど羅ら國こく有ゆう一いち商しょう主ぬし，少しょう娉妻室しつ，生なま一いち男兒だんじ，顏かお容よう端正たんせい，與あずか字じ大だい天てん。」「大だい天てん雖犯三さん逆ぎゃく罪ざい，然しか善根ぜんこん未み斷だん，深ふか生なま憂ゆう悔。聞沙門もん釋氏しゃくし有ゆう滅罪めつざい法ほう，遂とげ詣まい雞園寺てら，於其門もん外聞がいぶん一苾芻誦伽陀曰：若わか人造じんぞう重罪じゅうざい，修おさむ善ぜん以滅除じょ，彼かれ能のう照あきら世間せけん，如月きさらぎ出雲いずも翳かげ。彼かれ聞已歡喜かんき，往一苾芻所しょ請出家か。大だい天てん聰明そうめい，出家しゅっけ未み久ひさ，便びん能のう誦持三藏さんぞう說法せっぽう，自稱じしょう阿羅漢あらかん，上下じょうげ歸き仰おおせ。」
  6. ^ 《阿おもね育いく王おう傳つたえ》卷まき5：「南みなみ天竺てんじく有一ゆういち男子だんし，與あずか他た婦女ふじょ交通こうつう。母語ぼご兒じ言げん：『與あずか他た交通こうつう，是ぜ大だい惡法あくほう。婬いん欲ほっ之の道みち，無惡さかなし不ふ造みやつこ。』聞是語ご已やめ，即そく殺ころせ其母。往至他家たけ，求もとめ彼女かのじょ人にん，竟不獲得かくとく。心しん生せい厭いや惡あく，即そく便びん出家しゅっけ。不ふ久ひさ受持うけもち讀誦とくしょう三藏さんぞう經けい教きょう，習徒眾多。諸しょ弟子でし將はた其徒眾，至尊しそん者しゃ鞠きく多た所しょ。尊者そんじゃ知ち其犯於逆罪ざい，竟不與語よご。而作是ぜ念ねん：犯おかせ逆ぎゃく之これ人じん無む有道ありみち果はて。尊者そんじゃ鞠きく多た不ふ與語よご故こ，即そく將はた徒と眾還歸き本所ほんじょ。」
  7. ^ 《西域せいいき记》三さん曰：“摩ま竭陀国こく无忧王おう，以如来にょらい涅槃ねはん之の后きさき，第だい一百年命世君临，威い被ひ殊こと俗ぞく，深ふか信三しんぞう宝たから，爱育四よん生せい。时有五ご百ひゃく罗汉僧そう，五ご百ひゃく凡夫ぼんぷ僧そう，王おう所しょ敬仰けいぎょう供きょう养无差さ。有ゆう凡夫ぼんぷ僧そう摩ま诃提婆ばば，唐から言げん大だい天てん，阔达多た智さとし，幽かそけ求名ぐみょう实。潭思作さく论，理り违圣教きょう。凡有闻知，群ぐん从异议。无忧王おう不ふ识凡圣，同情どうじょう所しょ好このみ，党とう授所亲。召集しょうしゅう僧そう德とく赴殑伽とぎ河かわ欲よく沉深流りゅう，总从诛戮。时诸罗汉既すんで逼命难，咸运神通じんずう，凌しのげ虚きょ履くつ空そら。来らい至いたり此国，山やま栖谷隐。”
  8. ^ 《大だい毘婆沙すな論ろん》卷まき99：「王おう遂とげ令れい僧そう兩りょう朋とも別べつ住じゅう。賢けん聖ひじり朋とも內耆年ねん雖多而僧數すう少しょう。大だい天てん朋とも內耆年ねん雖少而眾數多すうた。王おう遂とげ從したがえ多た依よ大だい天てん眾。訶伏餘あまり眾。事こと畢還宮みや。爾なんじ時じ鷄にわとり園えん諍いさかい猶なお未み息いき後ご隨ずい異見いけん遂とげ分ぶん二に部ぶ。一いち上座かみざ部ぶ。二に大だい眾部。時とき諸賢しょけん聖ひじり知とも眾乖違。便びん捨鷄園えん欲よく往他處しょ。諸しょ臣しん聞已遂とげ速そく白王しらおう。王おう聞既瞋便勅みことのり臣しん曰。宜むべ皆みな引至殑伽河邊かわべ。載の以破船せん中流ちゅうりゅう墜溺。即そく驗けん斯輩是ぜ聖ひじり是ただし凡。臣しん奉たてまつ王おう言げん便びん將はた驗けん試ためし。時とき諸賢しょけん聖きよし各かく起おこり神通じんずう。猶なお如雁王おう陵りょう虛きょ而往。復ふく以神力りょく攝取せっしゅ船せん中ちゅう同どう捨鷄園えん未み得とく通どおり者しゃ。現げん諸しょ神變しんぺん作さく種種しゅじゅ形相ぎょうそう。次つぎ乘じょう空そら西北せいほく而去。王おう聞見已やめ深ふか生なま愧悔。悶絕もんぜつ躃地水すい灑乃蘇そ。速はや即そく遣や人ひと尋ひろ其所趣おもむき。使つかい還かえ知し在ざい迦濕彌わたる羅ら。復ふく固かた請還僧そう皆みな辭じ命いのち。王おう遂とげ總そう捨迦濕彌わたる羅ら國こく。造みやつこ僧そう伽藍がらん安置あんち賢けん聖せい眾。隨ずい先さき所しょ變へん作さく種種しゅじゅ形がた。即そく以摽題だい僧そう伽藍がらん號ごう。謂いい[1]鷄にわとり園えん等とう數すう有ゆう五ご百ひゃく。復ふく遣や使つかい人じん多た齎珍寶ちんぽう營辦什物じゅうもつ而供養くよう之の。由よし是ぜ爾來じらい此國多た有ゆう諸賢しょけん聖せい眾任持佛じぶつ法ほう。相傳そうでん制せい造づくり于今猶なお盛もり。波なみ吒梨王おう既すんで失しつ彼かれ眾。相そう率りつ供養くよう住じゅう鷄にわとり園えん僧そう。」
  9. ^ 《大だい毘婆沙すな論ろん》卷まき99：「至いたり第だい七なな日にち，彼かれ遂とげ命いのち終おわり。王おう及諸臣しん城中じょうちゅう士し庶，悲哀ひあい戀慕れんぼ，各かく辦香薪たきぎ，并諸酥油花香はなか等ひとし物ぶつ，積せき置おけ一いち處しょ而焚葬そう之の。持もち火ひ來らい燒しょう，隨ずい至いたり隨ずい滅ほろび，種種しゅじゅ方かた計けい，竟不能ふのう然しか。有ゆう占うらない相しょう師し，謂いい眾人曰：『彼かれ不ふ消けし此殊勝しゅしょう葬具そうぐ，宜むべ以狗糞くそ而灑穢けがれ之の。』便びん用よう其言，火ひ遂とげ炎えん發はつ。須臾しゅゆ焚蕩，俄にわか成なり灰燼かいじん，暴風ぼうふう卒そつ至いたり，飄散無な遺のこ。故こ彼是あれこれ前ぜん惡あく見み等とう起おこり，諸しょ有ゆう智者ちしゃ，應おう知ち避之。」
  10. ^ 《異こと部ぶ宗むね輪わ論ろん》：「第だい二に百ひゃく年ねん滿まん時じ，有ゆう一いち出家しゅっけ外道げどう，捨邪歸き正ただし，亦また名めい大だい天てん。大だい眾部中ちゅう出家しゅっけ受具，多聞たもん精進しょうじん，居きょ制せい多おお山さん，與あずか彼かれ部ぶ僧そう重じゅう詳しょう五ご事こと。因よし茲乖諍いさかい，分ふん為ため三さん部ぶ：一いち制せい多た山部やまべ、二西ふたにし山住やまずみ部ぶ、三さん北きた山住やまずみ部ぶ。」
  11. ^ 失しつ譯やく《十じゅう八はち部ぶ論ろん》：「時とき有ゆう比丘びく。一いち名めい能のう。二名ふたな因緣いんねん。三名さんみょう多聞たもん。說せつ有ゆう五ご處しょ以教眾生。所謂いわゆる從したがえ他た饒にょう益えき無知むち。疑うたぐ由よし觀察かんさつ。言說げんせつ得道とくどう。此是佛ぼとけ（教きょう）。從したがえ始はじめ生せい二に部ぶ。」
  12. ^ 真諦しんたい譯わけ《部ぶ執と異論いろん》：「如是にょぜ時じ中大ちゅうだい眾破散ち。破やぶ散大さんだい眾凡有ゆう四よん種しゅ。一いち大國たいこく眾。二に外そと邊べ眾。三さん多た聞眾。四よん大德だいとく眾。此四大だい眾。共とも說せつ外道げどう所ところ立りつ五ご種しゅ因緣いんねん。五ご因緣いんねん者しゃ。如彼偈げ說せつ。餘人よにん染しみ污衣。無明むみょう疑うたぐ他た度ど。聖せい道みち言げん所しょ顯あらわ。是ぜ諸佛しょぶつ正教せいきょう。思おもえ擇よ此五處しょ。分ぶん成なり兩部りょうぶ。」
  13. ^ 《善ぜん見み律りつ毘婆沙すな》卷まき2：「眾僧已やめ受，即そく推目揵連子つれこ帝みかど須為和尚おしょう；摩ま呵しか提つつみ婆ばば為ため阿闍梨あじゃり，授十戒じっかい；大德だいとく末まつ闡提為ため阿闍梨あじゃり，與あずか具足ぐそく戒。是ぜ時じ摩ま哂陀年ねん滿まん二に十じゅう，即そく受具足ぐそく戒，於戒壇かいだん中ちゅう得とく三さん達たち智さとし，具ぐ六神通漏盡羅漢。」
  14. ^ 《善ぜん見み律りつ毘婆沙すな》卷まき2：「即そく遣や大德だいとく： 『末まつ闡提！汝なんじ至いたり罽賓、揵陀羅ら吒國中ちゅう。摩ま呵しか提つつみ婆ばば！至いたり摩ま醯婆末まつ陀羅國こく。勒棄多た！至いたり婆ばば那な婆ばば私わたし國こく。曇くもり無む德とく！至いたり阿波あわ蘭らん多た迦國。摩ま訶曇無む德とく！至いたり摩ま訶勒吒國。摩ま呵しか勒棄多た！至いたり臾那世界せかい國こく(是ぜ漢かん地ち也)。末すえ示しめせ摩ま！至いたり雪ゆき山邊やまべ國こく。須那迦鬱多た羅ら！至いたり金地きんじ國こく。摩ま哂陀、鬱うつ帝みかど夜よる參さん婆ばば樓ろう拔陀！至いたり師し子こ國こく。各かく豎立佛法ぶっぽう。』於是諸しょ大德だいとく各各おのおの眷屬けんぞく五ご人にん，而往諸國しょこく豎立佛法ぶっぽう。」
  15. ^ 《分別ふんべつ功德くどく論ろん》卷まき1：「昔むかし大だい天てん聖王せいおう，具ぐ四よん梵堂，展てん轉てん相しょう紹，乃至ないし八はち萬まん四よん千せん王おう，皆みな有ゆう梵堂。唯ただ大だい天てん一いち人にん是ぜ大だい士し，其餘皆みな是ぜ小節しょうせつ。」
  16. ^ 玄げん奘《大だい唐から西域せいいき記き·吠ほえ舍しゃ釐國》：「吠ほえ舍しゃ釐城西北せいほく減げん二に百ひゃく里り，有ゆう故こ城しろ，荒蕪こうぶ歲とし久ひさし，居きょ人じん曠少，中有ちゅうう窣堵波は。是ぜ佛ふつ在ざい昔むかし為ため諸しょ菩薩ぼさつ人じん天てん大だい眾，引說本ほん生せい修おさむ菩薩ぼさつ行ぎょう，曾於そお此城，為ため轉てん輪わ王おう，號ごう曰摩訶提婆ばば(唐から言げん大だい天てん)，有ゆう七寶しっぽう，應おう王おう四よん天下てんか。覩衰變へん之の相あい，體たい無常むじょう之の理り，冥めい懷ふところ高だか蹈，忘情大だい位い，捨國出家しゅっけ，染しみ衣ころも修學しゅうがく。」
  17. ^ 《中ちゅう阿おもね含經·王おう相應そうおう品ひん·大だい天てん奈林經けい》：「世尊せそん告つげ曰：阿おもね難なん！在ざい昔むかし異あや時とき，此彌薩羅奈林之の中なか，於彼有ゆう王おう，名めい曰大天てん，為ため轉てん輪わ王おう，聰明そうめい智慧ちえ，有ゆう四よん種しゅ軍ぐん，整せい御ご天下てんか，由ゆかり己おのれ自在じざい，如法にょほう法王ほうおう，成就じょうじゅ七寶しっぽう，得とく人じん四よん種しゅ如意にょい之の德とく。……阿おもね難なん！是ぜ為ため從したがえ子こ至子よしこ，從したがえ孫まご至いたり孫まご，從したがえ族ぞく至いたり族ぞく，從したがえ見み至いたり見み，展てん轉てん八はち萬まん四よん千せん轉てん輪わ王おう，剃そ除じょ鬚ひげ髮かみ，著ちょ袈裟けさ衣ころも，至いたり信しんじ、捨家、無む家いえ、學がく道どう，學がく仙人せんにん王おう，修行しゅぎょう梵行，在ざい此彌薩羅大だい天てん奈林中ちゅう。」
    《根本こんぽん說せつ一切有部毘奈耶藥事》：「佛ふつ告つげ大王だいおう，我わが為ため求もとめ無上むじょう菩提ぼだい故こ，修行しゅぎょう布施ふせ作さく諸福もろふく業ぎょう。大王だいおう諦たい聽，乃往古昔こせき，彌わたる地ち羅ら國こく，有ゆう轉てん輪わ王おう名めい為ため大だい天てん，我わが於《中ちゅう阿おもね笈きゅう摩ま》，已やめ廣こう說せつ訖。」
  18. ^ 《印度いんど佛教ぶっきょう史し略りゃく》：「前後ぜんご畢竟ひっきょう同どう為ため一いち人にん，即そく賊ぞく住じゅう大だい天真てんしん為ため歷史れきし人物じんぶつ，舶主兒じ大だい天てん則そく其影寫うつし者しゃ也。」

参まいり见

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外部がいぶ链接

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