僚人

僚人（壮たけし语：Raeuz，寮りょう語ご：ລາວ，英語えいご：Lao），簡稱作さく僚，古称こしょう獠、烏滸おこ，是ぜ中国ちゅうごく古代こだい民族みんぞく之これ一いち。现在壮たけし族ぞく、布ぬの依よ族ぞく、岱依族ぞく、侬族、热依族ぞく的てき语言属ぞく于北部ぶ或ある中部ちゅうぶ台たい语支，语言基本きほん能のう互通，与あずか古こ獠人有ゆう关，并称为僚人じん。《魏ぎ书》云うん：“獠，古代こだい百ひゃく濮之これ一いち支ささえ”。“獠者，盖南蛮なんばん别种，自じ汉中达于邛筰，川かわ硐之これ间，所在しょざい皆みな有ゆう散ち居きょ山谷さんや。”「僚」這個稱呼しょうこ最早もはや见于西にし晋すすむ时期，张华《博物はくぶつ志こころざし》载：“荆州极西南せいなん界かい至いたり蜀しょく诸民，曰獠子こ”，称しょう以汉朝牂牁郡ぐん为中心ちゅうしん活かつ动的濮人为僚。。中華民國ちゅうかみんこく學者がくしゃ羅ら香林こうばやし認みとめ為ため，獠為ため夔越的てき後代こうだい，為ため古代こだい百ひゃく越えつ之これ一いち。

壮たけし族ぞく历史系列けいれつ条目じょうもく
百ひゃく越えつ的てき西にし瓯与あずか骆越 史ふみ前ぜん – 前まえ204 • 文郎ふみお國こく ?前ぜん2879 – ?前ぜん258 • 瓯雒国こく ?前ぜん258 – 前まえ204 • 秦はた朝ちょう 前ぜん214 – 前まえ210
南越なんごし国こく（南みなみ粵） 前ぜん204 – 前まえ111
僚人 汉朝 – 宋朝そうちょう
乌浒 东汉 – 唐とう代だい
俚人 东汉 – 五ご代だい
溪けい峒蛮 隋ずい朝あさ – 明朝みょうちょう
僮人 宋そう代だい – 民みん国こく
僮族 1949–1965
壮たけし族ぞく 1965 – 现在

李り膺《益えき州しゅう记》说：“自じ象山ぞうさん以北いほく尽つき为僚居きょ。蜀しょく本ほん无僚，至いたり是ぜ始はじめ出で巴ともえ西にし、渠みぞ川かわ、广汉、阳安、资中、犍为、梓あずさ潼，布ぬの在ざい山谷さんや，十じゅう余あまり万まん家いえ。”这里是ぜ说李り寿ひさし引僚入いれ蜀しょく，抵抗ていこう司し马氏的てき东晋政せい权的故事こじ；即そく是ぜ说起码在东晋前期ぜんき，僚人是ぜ居住きょじゅう在ざい象山ぞうさん以北いほく，巴ともえ蜀しょく以南いなん的てき广大区域くいき，即そく大だい约等于现在ざい以贵州为中心ちゅうしん涉わたる及云うん南みなみ、广西、四川しせん周しゅう边诸省しょう的てき地区ちく。现在仍有部分ぶぶん相しょう关文物ぶつ出土しゅつど。

中原なかはら王朝おうちょう历史记载

中国ちゅうごく的てき僚人分布ぶんぷ：壮たけし族ぞく，布ぬの依よ族ぞく，岱依族ぞく，侬族，热依族ぞく（注意ちゅうい：只ただ反映はんえい分布ぶんぷ趋势，数すう据すえ准じゅん确性，即そく时性需要じゅよう读者进一いち步ほ验证）

越こし南みなみ僚人（与あずか壮たけし语族ぞく群ぐん基本きほん能のう交流こうりゅう的てき岱依族ぞく，侬族，布ぬの依よ族ぞく，热依族ぞく）分布ぶんぷ区域くいき（2009年ねん人口じんこう普ひろし查）

  60%-80%

  15%-40%

  5%-10%

  1%-5%

博物はくぶつ志こころざし

《博物はくぶつ志こころざし·卷まき之の二に·外國がいこく》（晉すすむ朝あさ·張ちょう華はな著ちょ）中ちゅう关于獠人的てき记载：

“荊州極ごく西南せいなん界かい至いたり蜀しょく，諸しょ民みん曰獠子こ，婦人ふじん妊娠にんしん七なな月がつ而產。臨水生せい兒じ，便びん置おけ水中すいちゅう。浮則取と養やしなえ之これ，沈便棄之，然しか千せん百ひゃく多た浮。既すんで長ちょう，皆みな拔去ばっきょ上じょう齒牙しが各かく一いち，以為身み飾かざり。”

今こん解かい：

• 地域ちいき分布ぶんぷ：（西にし晋すすむ以前いぜん）从荊州西南せいなん到いた古こ蜀しょく国こく。
• 生育せいいく习俗：一般孕妇七个月临产，产后置おけ于水中ちゅう，试婴儿是否ひ能のう浮水，如可以则抚养，不能ふのう浮水则丢弃。

北きた史し

《北きた史し》（唐から朝あさ·李り延壽えんじゅ著ちょ）中ちゅう关于獠人的てき记载：

“獠者，蓋ぶた南蠻なんばん之これ別種べっしゅ，自じ漢かん中ちゅう達いたる於邛（今いま四川しせん省しょう凉山彝つね族ぞく自治じち州しゅう越えつ西にし县）、筰（今いま四川しせん省しょう凉山彝つね族ぞく自治じち州しゅう盐源县），川かわ洞ほら這間，所在しょざい皆みな有ゆう。種類しゅるい甚多，散ち居きょ山谷さんや，略ほぼ無む氏族しぞく之の別べつ。又また無む名字みょうじ，所生しょせい男女だんじょ，唯ただ以長幼ちょうよう次第しだい呼よび之の。其丈夫じょうぶ稱たたえ阿おもね謨、阿おもね段だん，婦人ふじん阿おもね夷えびす、阿おもね等ひとし之これ類るい，皆みな語ご之の次第しだい稱しょう謂いい也。依よ樹き積木つみき，以居其上，名めい曰幹みき闌たけなわ，幹みき闌たけなわ大小だいしょう，隨ずい其家口之くちの數すう。往往おうおう推一長者ちょうじゃ為ため王おう，亦また不能ふのう遠とお相あい統すべ攝と。父ちち死し則子のりこ繼つぎ，若わか中國ちゅうごく之の貴族きぞく也。獠王各かく有ゆう鼓こ角かく一雙いっそう，使つかい其子弟してい自じ吹擊之の。好こう相殺そうさい害がい，多た死し，不ふ敢遠行ぎょう。能のう臥が水底みなそこ持じ刀がたな刺とげ魚ぎょ，其口嚼食並なみ鼻はな飲いん。死者ししゃ，豎棺而埋之の。性せい同どう禽獸きんじゅう，至いたり於忿怒ふんど，父子ふし不ふ相あい避，唯ただ手しゅ有ゆう兵刃へいじん者しゃ先さき殺ころせ之これ。若わか殺ころせ其父，走はし避外，求もとめ得とく一いち狗いぬ以謝，不ふ復ふく嫌いや恨。若わか報ほう怨相攻擊こうげき，必殺ひっさつ而食之の；平常へいじょう劫掠ごうりゃく，賣うれ取と豬狗而已。親戚しんせき比ひ鄰，指ゆび授相賣うり。被ひ賣うれ者しゃ號ごう哭不服ふく，逃竄避之，乃將買かい人じん指ゆび捕と，逐若亡ほろび叛，獲え便びん縛ばく之の。但ただし經けい被ひ縛ばく者しゃ，即そく服ふく為ため賤隸，不ふ敢稱良りょう矣。亡失ぼうしつ兒女じじょ，一いち哭便止どめ，不ふ復ふく追つい思おもえ。唯ただ執と楯だて持じ矛ほこ，不ふ識弓矢ゆみや。用よう竹ちく為ため簧，群聚ぐんしゅう鼓こ之の，以為音節おんせつ。能のう為ため細ほそ布ぬの，色しょく至いたり鮮淨。大だい狗いぬ一いち頭とう，賣うれ一いち生なま口くち。其俗畏かしこ鬼神きじん，尤ゆう尚ひさし淫いん祀まつ。所ところ殺ころせ之の人美ひとみ鬢びん髯ひげ者しゃ，乃剝其面皮がわ，籠かご之の於竹，及燥，號ごう之の曰鬼，鼓舞こぶ祀まつ之これ，以求福利ふくり。至いたり有ゆう賣うり其昆季き妻つま孥盡者しゃ，乃自賣うり以供祭さい焉。鑄い銅どう為ため器き，大口おおぐち寬ひろし腹はら，名めい曰銅爨，既すんで薄うす且輕，易えき於熟食しょく。”

今こん解かい：

• 地理ちり位置いち：僚人是ぜ南方なんぽう民族みんぞく的てき一いち种，在ざい今こん天てん四よん川がわ汉中到いた凉山彝つね族ぞく自治じち州しゅう的てき越えつ西にし县、盐源县之これ间的地区ちく有ゆう分布ぶんぷ。
• 社会しゃかい结构：氏族しぞく部落ぶらく，山居さんきょ，有ゆう一个氏族内有獠王即头人。
• 猎首习俗：即そく猎人头风俗ぞく，这个习俗在世ざいせい界かい古代こだい史し中ちゅう具有ぐゆう一定いってい的てき存在そんざい范围。
• 人ひと伦关系けい：常つね相互そうご攻おさむ击，多た死し伤，因いん此不能ふのう远行。
• 居住きょじゅう习惯：多た居住きょじゅう于山谷たに与あずか岩いわ洞ほら中ちゅう。僚人类型多た样，散ち居きょ于山谷だに。
• 乐器：僚人的てき王おう有ゆう鼓こ角かく一双いっそう，命いのち其子弟してい吹打。
• 劫掠ごうりゃく：常つね有ゆう抢劫的てき行ぎょう为，只ただ是ぜ为获得とく猪いのしし狗いぬ卖掉而已。
• 儿女去さ世よ：儿女死去しきょ哭过就不再さい追おい思おもえ了りょう。
• 武器ぶき：只ただ有ゆう盾たて和わ矛ほこ，没ぼつ有ゆう弓箭きゅうせん。
• 乐器：用よう用よう竹子たかぜ制作せいさく乐器，聚众而击打出うちいで音おん乐。
• 制せい布ぬの：能のう做细腻的布ぬの，色しょく泽很鲜静。

五ご胡えびす十じゅう六ろく国こく时期历史

成なり汉与あずか东晋在ざい该时期き的てき大体だいたい位置いち

“建國けんこく（代だい国くに年号ねんごう，338年ねん十じゅう一いち月がつ-376年ねん）中ちゅう，李り勢ぜい在ざい蜀しょく，諸しょ獠始出で巴ともえ西にし、渠みぞ川かわ、廣こう漢かん、陽ひ安やす、資し中ちゅう，攻おさむ破やぶ郡ぐん國こく，為ため益えき州しゅう大患たいかん。勢いきおい內外受敵，所以ゆえん亡ほろび也。自じ桓溫破やぶ蜀しょく之これ後ご，力ちから不能ふのう制せい。又また蜀しょく人じん東ひがし流りゅう，山やま險けわし之これ地ち多た空そら，獠遂挾はさみ山やま傍はた穀こく。與あずか夏なつ人參にんじん居きょ者しゃ，頗輸租賦；在ざい深山みやま者しゃ，仍不為ふため編戶あみど。梁りょう、益えき二州歲伐獠，以裨潤じゅん公私こうし，頗藉為ため利り。”

今こん解かい： 李り勢ぜい（？－361年ねん，是ぜ十じゅう六ろく国こく时期成なり汉政せい权的最さい后きさき一いち位い皇帝こうてい）在ざい蜀しょく地ち时，僚人开始迁出古こ巴ともえ国こく地ち以西いせい，到いた达渠みぞ川かわ、廣こう漢かん、陽ひ安やす、資し中ちゅう等地とうち，攻おさむ击各个郡国こく，是ぜ益えき州しゅう的てき重大じゅうだい威い胁。李り勢ぜい内外ないがい受敌，所以ゆえん才ざい会かい被ひ消けし灭。从桓溫（312年ねん－373年ねん，東あずま晉すすむ重要じゅうよう將領しょうりょう及權臣けんしん、軍事ぐんじ家か）347年ねん灭蜀地ち的てき成なり汉以后，都と没ぼつ有ゆう办法遏制僚人。蜀しょく地ち的てき居きょ民みん向こう东迁徙，山川やまかわ险要的てき地方ちほう有ゆう很多空地くうち，于是僚人就依山やま及峡谷きょうこく居住きょじゅう，与あずか华夏人じん杂居，导致税收ぜいしゅう减少；深山みやま的てき僚人则没有ゆう被ひ编户。梁やな州しゅう、益えき州しゅう年年ねんねん进攻僚人，使つかい公私こうし收入しゅうにゅう增加ぞうか，是ぜ重要じゅうよう的てき收おさむ入来いりき源はじめ。

南北なんぼく朝あさ时期历史

• 史ふみ书原文げんぶん：

“正せい始はじめ（北きた魏たかし年号ねんごう，504年ねん正月しょうがつ-508年ねん八はち月がつ）中ちゅう，夏なつ侯こう道どう遷舉漢かん中ちゅう內附，宣せん武ぶ遣や尚書しょうしょ邢巒為ため梁りょう、益えき二に州しゅう刺史しし以鎮之の，近きん夏なつ人じん者しゃ安堵あんど樂らく業ぎょう，在ざい山谷さんや者しゃ不ふ敢為かんい寇。後こう以羊ひつじ祉為ため梁やな州しゅう，傅でん豎眼為ため益えき州しゅう。祉性酷こく虐しいたげ，不ふ得とく物情ぶつじょう。梁はり輔國將軍しょうぐん范季旭あさひ與あずか獠王趙ちょう清きよし荊率りつ眾屯孝子こうし穀こく，祉遣や統みつる軍ぐん魏ぎ胡えびす擊げき走はし之これ。後こう樑甯朔ついたち將軍しょうぐん姜きょう白しろ複ふく擁よう夷えびす獠入屯たむろ南城なんじょう，梁やな州しゅう人じん王法おうほう慶けい與あずか之これ通謀つうぼう，眾屯於固かた門川かどがわ。祉遣や征せい虜とりこ將軍しょうぐん討破之の。豎眼施ほどこせ恩おん布ぬの信しんじ，大だい得とく獠和。後こう以元もと法ほう僧そう代だい傅でん豎眼為ため益えき州しゅう，法ほう僧そう在任ざいにん貪むさぼ殘ざん，獠遂反はん叛，勾引こういん梁はり兵へい，圍かこえ逼晉すすむ壽ことぶき。朝廷ちょうてい憂う之これ，以豎眼先さき得とく物情ぶつじょう，複ふく令れい乘じょう傳でん往撫。獠聞豎眼至いたり，莫不欣然きんぜん，拜はい迎むかえ道路どうろ，於是而定。及元もと桓、元子もとこ真しん相あい繼つぎ為ため梁やな州しゅう，並無ならびな德とく績，諸しょ獠苦之の。其後，朝あさ廷以梁りょう、益えき二州控攝險遠，乃立巴ともえ州しゅう以統諸しょ獠。後こう以巴酋嚴いむ始はじめ欣為ため刺史しし。又また立だて隆城りゅうじょう鎮，所しょ綰たがね獠二に十じゅう萬まん戶こ。彼かれ謂いい北きた獠，歲さい輸租布ぬの，又また與あずか外人がいじん交通こうつう貿易ぼうえき。巴ともえ州しゅう生せい獠，並なみ皆みな不順ふじゅん，其諸頭あたま王おう，每まい于時節ぶし謁見えっけん刺史しし而已。孝昌たかまさ（北きた魏たかし年号ねんごう，525年ねん六ろく月がつ—528年ねん正月しょうがつ）初はつ，諸しょ獠以始はじめ欣貪むさぼ暴，相そう率りつ反はん叛，攻圍こうい巴ともえ州しゅう。山南さんなん行ゆき台だい魏ぎ子こ建けん勉つとむ喻，即時そくじ散ち罷やめ。自じ是ぜ獠諸頭あたま王おう，相そう率りつ詣まい行くだり台だい者しゃ相しょう繼つぎ，子こ建けん厚あつ勞ろう賚之。始はじめ欣見み中國ちゅうごく多事たじ，又また失しつ彼かれ心こころ，慮おもんばか獲え罪ざい譴，時じ梁りょう南みなみ梁やな州しゅう刺史しし陰かげ子こ春はる扇おうぎ惑邊陲，始はじめ欣謀はかりごと將はた南みなみ叛。始はじめ欣族子こ愷時とき為ため隆城りゅうじょう鎮將はた，密みつ知之ともゆき，嚴いむ設しつらえ邏候，遂とげ禽梁使し人じん，並なみ封ふう始はじめ欣詔書しょうしょ、鐵てつ券けん、刀劍とうけん、衣冠いかん之の屬ぞく，表ひょう送おく行くだり台だい。子こ建けん乃啟以豎眼久ひさ病びょう，其子敬けい紹納おさめ始はじめ欣重賂まいない，使つかい得え還かえ州しゅう。始はじめ欣乃起おこり眾攻愷，屠ほふ滅めつ之の，據よりどころ城南しろみなみ叛。梁りょう將すすむ蕭しょう玩，率りつ眾援接せっ。時とき梁はり、益えき二州並遣將討之，攻おさむ陷おちい巴ともえ州しゅう，執と始はじめ欣，遂とげ大破たいは玩軍ぐん。及斬玩，以傅でん曇くもり表ひょう為ため刺史しし。後のち元もと羅ら在ざい梁やな州しゅう，為所しどころ陷おちい，自じ此遂絕ぜっ。”

“及周しゅう文ぶん平ひらた梁りょう、益えき之これ後ご，令れい在所ざいしょ撫なで慰，其與華人かじん雜居ざっきょ者しゃ，亦また頗從賦役ふえき。然しか天性てんせい暴亂，旋致擾動。每歲まいさい命いのち隨したがえ近きん州しゅう鎮，出兵しゅっぺい討之，獲え其生口こう，以充賤隸，謂いい之の為ため壓あつ獠焉。後こう有ゆう商しょう旅たび往來おうらい者しゃ，亦また資し以為貨，公卿くぎょう達たち於人庶之家か，有ゆう獠口者しゃ多た矣。恭きょう帝みかど（西にし魏たかし拓つぶせ跋ばつ廓くるわ，554年ねん-557年ねん在位ざいい）三さん年ねん，陵りょう州しゅう木き籠かご獠反，詔みことのり開府かいふ陸りく騰あが討破之の。周しゅう保ほ定じょう（北きた周あまね宇文うぶん邕年号ねんごう，561年ねん正月しょうがつ—565年ねん十じゅう二に月がつ）二に年ねん，鐵山てつざん獠又反はん，抄しょう斷だん江え路ろ，陸りく騰あが又また攻おさむ拔其三城みき。天和てんわ（北きた周あまね宇文うぶん邕年号ねんごう，566年ねん正月しょうがつ—572年ねん三さん月がつ）三さん年ねん，梁やな州しゅう恆つね棱獠叛，總そう管長かんちょう史し趙ちょう文ぶん表ひょう討之。軍次ぐんじ巴ともえ州しゅう，文ぶん表ひょう欲よく率りつ眾徑進しん。軍ぐん吏等曰：「此獠旅たび拒こばめ日び久ひさ，部ぶ眾甚強きょう，討之者しゃ四よん面めん攻おさむ之の，以分其勢。今こん若わか大軍たいぐん直進ちょくしん，不ふ遣や奇き兵へい，恐おそれ亻並力りょく於我，未み可か制勝せいしょう。」文ぶん表ひょう曰：「往者おうしゃ既すんで不能ふのう制せい之の，今須います別べつ為ため進しん趣おもむき。若わか四よん面めん遣や兵へい，則のり獠降走路そうろ絕ぜっ，理り當とう相そう率りつ以死拒こばめ戰せん；如從一道いちどう，則のり吾われ得とく示威じい恩おん，分遣ぶんけん人じん以理曉あかつき諭さとし，為ため惡者わるもの討之，歸かえり善ぜん者しゃ撫なで之これ，善惡ぜんあく既すんで分ぶん，易やす為ため經略けいりゃく。事こと有ゆう變通へんつう，奈何いかん欲よく遵前轍わだち也？」文ぶん表ひょう遂とげ以此意い，遍へん令れい軍ぐん中ちゅう。時とき有ゆう從軍じゅうぐん熟じゅく獠，多た與あずか恆つね棱親識，即そく以實報ほう之の。恆つね棱獠相與あずか聚議，猶豫ゆうよ之の間あいだ，文ぶん表ひょう軍ぐん已やめ至いたり其界。獠中先さき有ゆう二に路ろ，一路いちろ稍やや平ひらめ，一路いちろ極きょく險けわし。俄にわか有生ゆうせい獠酋帥そち數すう人にん來見くるみ文ぶん表ひょう曰：「我わが恐こわ官軍かんぐん不ふ識山川やまかわ，請為鄉きょう導しるべ。」文ぶん表ひょう謂いい之の曰：「此路寬平かんぺい，不ふ須導引，卿きょう但ただし先さき去さ，好こう慰喻子弟してい也。」乃遣之の。文ぶん表ひょう謂いい其眾曰：「向むこう者しゃ獠帥，謂いい吾われ從したがえ寬ひろし路ろ而行，必當設しつらえ伏ふく險要けんよう。若わか從したがえ險路けんろ，出で其不慮ふりょ，獠眾自じ離散りさん矣。」於是勒兵從したがえ險けん道どう進すすむ，其有不通ふつう之の處しょ，即そく平之ひらの。乘の高こう而望，果はて見み其伏兵へい。獠既失しつ計けい，爭そう攜妻子さいし，退すさ保ほ險要けんよう。文ぶん表ひょう頓ひたぶる軍ぐん大だい蓬よもぎ山下やました，示しめせ禍福かふく，遂とげ相しょう率りつ來らい降くだ。文ぶん表ひょう皆みな撫なで慰之，仍征其租稅そぜい，無む敢動者しゃ。後こう除じょ文ぶん表ひょう為ため蓬よもぎ州しゅう刺史しし，又また大だい得とく人じん和わ。”

“建德けんとく（北きた周あまね宇文うぶん邕年号ねんごう，572年ねん三さん月がつ—578年ねん三さん月がつ）初はつ，李り暉あきら為ため蓬ほおけ、梁やな州しゅう總そう管かん，諸しょ獠亦望もち風ふう從したがえ附ふ。然しか其種滋しげる蔓づる，保ほ據よりどころ嚴げん壑，依よ山やま走はし險けわし，若わか履くつ平地ひらち，雖屢加か兵へい，弗どる可か窮きゅう討。性せい又また無知むち，殆同禽獸きんじゅう，諸しょ夷之えびすの中ちゅう，最さい難なん以道招懷者しゃ也。”

北きた魏たかし与あずか齊ひとし對峙たいじ圖ず

• 今こん解かい：

北きた魏たかし正せい始はじめ（北きた魏たかし年号ねんごう，504年ねん正月しょうがつ-508年ねん八はち月がつ）年ねん间，夏なつ侯こう道どう迁将はた其治理り的てき漢かん中ちゅう归附北きた魏たかし朝廷ちょうてい，北きた魏たかし宣せん武ぶ帝みかど派遣はけん尚なお书邢巒作さく为梁りょう、益えき两州的てき刺史しし以控制せい局面きょくめん，使つかい得とく接近せっきん华夏人じん居住きょじゅう区く居住きょじゅう的てき僚人能のう够安居あんきょ乐业，在ざい山谷さんや中ちゅう的てき僚人也不敢做强盗ごうとう。

之これ后きさき由ゆかり羊ひつじ祉管理かんり梁やな州しゅう，傅でん豎眼管理かんり益えき州しゅう。羊ひつじ祉性格せいかく残ざん暴，不能ふのう体たい察下情かじょう。梁やな州しゅう的てき輔國將軍しょうぐん范季旭あさひ和かず僚王趙ちょう清きよし荊领军囤积于孝子こうし穀こく，羊ひつじ祉派は統すべ軍ぐん魏ぎ胡えびす击败了りょう他た们。之これ后きさき梁やな州しゅう甯朔將軍しょうぐん姜きょう白しろ複ふく引僚人じん入いれ屯たむろ南城なんじょう,梁やな州しゅう人ひと王法おうほう慶けい外そと通どおり僚人，众人驻扎在ざい固かた門川かどがわ。羊ひつじ祉派遣はけん征せい虜とりこ將軍しょうぐん引兵攻おさむ击僚人じん。傅でん豎眼给僚人じん优待，从而能のう与あずか僚人和かず穆きよし相しょう处。

之これ后きさき元もと法ほう僧そう代替だいたい傅でん豎眼领导益えき州しゅう地区ちく，元もと法ほう僧そう在任ざいにん时贪婪残暴，于是僚人就反叛了，引来梁やな州しゅう的てき军队，围攻晉すすむ壽ことぶき。朝廷ちょうてい很担忧这种状况，考こう虑到傅でん豎眼了解りょうかい当地とうち情じょう况，又また命令めいれい他た去さ招抚僚人。僚人知道ともみち傅でん豎眼来らい了りょう都と很高兴、欣慰，在ざい道路どうろ两旁恭きょう候こう，于是叛乱はんらん平ひら息いき了りょう。之これ后きさき元もと桓、元子もとこ真しん相あい繼つぎ领导梁やな州しゅう，都と没ぼつ有ゆう什么德政とくせい，僚人都と因いん而生活せいかつ的てき很痛苦く。

其後，朝廷ちょうてい因いん为梁やな州しゅう、益えき州しゅう两州过于偏へん远，难于控ひかえ制せい，就设立りつ巴ともえ州しゅう来らい统治僚人各部かくぶ。之これ后きさき命いのち巴ともえ地区ちく的てき部落ぶらく首くび领嚴いむ始はじめ欣做刺史し。又また建立こんりゅう隆城りゅうじょう鎮，所管しょかん辖的僚人有ゆう二に十じゅう萬まん戶こ。以往いおう所しょ称しょう的てき北きた僚人，每年まいとし上じょう缴税收ぜいしゅう和布わかめ匹ひき，又また和わ外面がいめん的てき人じん做贸易えき。巴ともえ州しゅう的まと生せい僚，都と不ふ顺从，他た们的首くび领頭王おう，只ただ是ぜ每ごと到いた节庆会かい见刺史し而已。

西にし魏たかし･東ひがし魏ぎ･梁はり對峙たいじ圖ず

孝昌たかまさ（北きた魏たかし年号ねんごう，525年ねん六ろく月がつ—528年ねん正月しょうがつ）初期しょき，僚人各部かくぶ因いん为嚴いむ始はじめ欣贪婪残ざん暴，于是都と率りつ众反叛，围攻巴ともえ州しゅう。山南さんなん行ゆき台だい魏ぎ子こ建けん和かず僚人谈判，让他们散去さ。于是各かく僚人部落ぶらく的てき頭あたま王おう，率りつ领各自かくじ的てき部ぶ众去面めん见山南みなみ行ぎょう台だい魏ぎ子こ建けん，子こ建けん隆重たかしげ嘉よしみ奖了他た们。

嚴いむ始はじめ欣見み中原なかはら相互そうご争そう斗と，又また失しつ去さ朝廷ちょうてい的てき信任しんにん，担心获罪，当とう时在梁やな州しゅう南部なんぶ的てき梁やな州しゅう刺史しし陰かげ子こ春はる煽あふ动边疆军队反叛，嚴いむ始はじめ欣预谋将はた要よう与あずか南方なんぽう军队一いち起おこり叛变。嚴いむ始はじめ欣家族かぞく的てき子弟してい嚴いむ愷当とう时是隆城りゅうじょう鎮守将しゅしょう，秘密ひみつ通知つうち了りょう他た，嚴いむ始はじめ欣安やす排はい了りょう邏候，于是擒とりこ拿了梁やな州しゅう的てき使者ししゃ，并加封ふう嚴いむ始はじめ欣詔書しょうしょ、鐵てつ券けん、刀劍とうけん、衣冠いかん等とう，送おく山南さんなん行ゆき台だい魏ぎ子こ建けん。魏ぎ子こ建けん于是上奏じょうそう说豎眼长期生せい病びょう，他た的てき儿子傅でん敬たかし紹收おさむ了りょう嚴いむ始はじめ欣很多贿赂，才さい回かい到いた巴ともえ州しゅう。嚴いむ始はじめ欣于是发兵攻おさむ嚴いむ愷，消しょう灭了他た的てき军队，占うらない据すえ城じょう池ち与あずか南方なんぽう叛军共同きょうどう反はん叛。梁やな州しゅう将はた领蕭しょう玩，率りつ兵へい接せっ应。当とう时梁州しゅう益えき州都しゅうと讨伐他た们，攻おさむ陷おちい了りょう巴ともえ州しゅう，俘获了りょう嚴いむ始はじめ欣，接着せっちゃく大だい败蕭しょう玩军队。斬き杀了蕭しょう玩，命いのち傅でん曇くもり表ひょう作さく刺史しし。之これ后きさき元もと羅ら领导的てき梁やな州しゅう军，被ひ政府せいふ军歼灭，于是叛乱はんらん平ひら息いき了りょう。

周しゅう文ぶん平定へいてい梁やな州しゅう、益えき州しゅう後ご，撫なで慰当地ち百姓ひゃくしょう，與あずか華人かじん雜居ざっきょ的てき僚人，在ざい税收ぜいしゅう和わ徭役上面うわつら有ゆう优惠。然しか而僚人じん天性てんせい乐于反はん叛，很快又また骚动起おこり来らい。每年まいとし都と要よう命令めいれい临近的てき州しゅう鎮，出兵しゅっぺい讨伐他た们，俘获人口じんこう，来らい充当じゅうとう低てい级的奴やつ隶，称しょう为“压僚”。之これ后きさき有ゆう商人しょうにん做贸易えき的てき，也购买他们作为货物ぶつ，只ただ要よう普通ふつう人家じんか的てき官かん宦，有ゆう僚人奴やつ隶的人じん很多。

恭きょう帝みかど（西にし魏たかし拓つぶせ跋ばつ廓くるわ，554年ねん-557年ねん在位ざいい）三さん年ねん，陵りょう州しゅう的てき木き籠かご僚人造反ぞうはん，詔みことのり開府かいふ陸りく騰あが討破之の。

北きた周あまね･北きた齊ひとし･陳ひね･後ご梁はり對峙たいじ圖ず

北きた周あまね保ほ定じょう（宇文うぶん邕年号ねんごう，561年ねん正月しょうがつ—565年ねん十じゅう二に月がつ）二に年ねん，鐵山てつざん僚人又また反はん叛，截断せつだん水すい运和道路どうろ，陸りく騰あが攻おさむ破やぶ了りょう僚人三さん座ざ城じょう池ち。天和てんわ（北きた周あまね宇文うぶん邕年号ねんごう，566年ねん正月しょうがつ—572年ねん三さん月がつ）三さん年ねん，梁やな州しゅう恆つね棱僚人反はん叛，總そう管長かんちょう史し趙ちょう文ぶん表ひょう讨伐了りょう他た们。军队驻扎在ざい巴ともえ州しゅう，文ぶん表ひょう想そう要よう率りつ领众人じん进军。軍ぐん吏等说：「这一僚人军队占据这一地方已经很久了，部ぶ眾很强きょう盛もり，讨伐他た们的军队应该四よん面めん围攻，以分散ぶんさん他た们的力量りきりょう。现在如果军队直接ちょくせつ进逼，不ふ使用しよう奇き兵へい，恐おそれ怕他们会集合しゅうごう力量りきりょう攻おさむ击我们，不ふ一定能战胜他们。」趙ちょう文ぶん表ひょう说：「以前いぜん不能ふのう制服せいふく他た们，现在应该用よう其他的てき方法ほうほう攻おさむ取と。若わか四面しめん派兵はへい围攻，則のり僚人没ぼつ有ゆう后きさき路ろ，肯定こうてい会かい以死相しょう拼；如果留とめ一いち条じょう退路たいろ，则我们恩威おんい并施，派は人じん晓之以情，不ふ降服こうふく的てき讨伐他た们，归附的てき安やす抚，区く别对待まて，更さら有利ゆうり于谋划。事こと有ゆう变通，为什么要重じゅう蹈覆辙呢？」文ぶん表ひょう便びん向こう军队内表うちおもて达了这个意思いし。当とう时军队中有ちゅうう归附的てき僚人，很多都和つわ恆つね棱僚人相にんそう识或是ぜ亲友，就告诉了他た们。恆つね棱僚人聚众议论，部ぶ落首らくしゅ领犹豫よ的てき时候，文ぶん表ひょう的てき军队已やめ经到了りょう他た们的边界。进入僚人内部ないぶ的てき道路どうろ有ゆう两条，一条いちじょう较平坦へいたん，一条いちじょう较险峻たかし。一会以后有反叛的僚人首领率领数人见文表：「我わが担心官かん军不认识山川やまかわ地形ちけい，自じ请作为向导。」文ぶん表ひょう对他说：「这一路ろ平坦へいたん，不用ふよう引导，你就先さき去さ吧，好こう好こう劝告你的族ぞく人じん。」于是让他走はし了りょう。文ぶん表ひょう对军队的人じん说：「之これ前まえ的てき僚人将はた领叫我わが从宽路ろ前ぜん进，肯定こうてい会かい在ざい险要的てき地方ちほう设埋伏まいふく。如果走はし险路肯定こうてい能のう将はた僚人军队打だ散ち。」于是命令めいれい军队从险路ろ走はし，有ゆう不通ふつう的てき地方ちほう就弄平たいら。登高とうこう而望，果然かぜん看み到いた了りょう僚人的てき伏兵ふくへい。僚人计策失しつ误，都と争そう相しょう携带妻子さいし儿女到いた险要的てき地方ちほう。文ぶん表ひょう整せい顿军队于大だい蓬よもぎ山下やました，告知こくち僚人军队反はん叛的得失とくしつ，于是僚人争そう相しょう来らい降くだ。文ぶん表ひょう对他们进行ぎょう了りょう抚慰，要よう他た们缴纳租稅そぜい，没ぼつ有ゆう再さい敢反叛的了りょう。後任こうにん命いのち文ぶん表ひょう為ため蓬よもぎ州しゅう刺史しし，受到人じん们的爱戴。

建德けんとく（北きた周あまね宇文うぶん邕年号ねんごう，572年ねん三さん月がつ—578年ねん三さん月がつ）初はつ，李り暉あきら是ぜ蓬よもぎ州しゅう、梁やな州しゅう總そう管かん，各かく种僚人じん都と来らい归附。然しか而僚人じん生育せいいく较多，生活せいかつ在地ざいち形がた险峻的てき地方ちほう，依よ山やま据すえ险，就像在ざい平地ひらち行ぎょう走はし，屡次るじ讨伐，都と没ぼつ办法讨伐尽つき。他た们又缺乏けつぼう知ち识，和かず鸟兽一いち样，是ぜ各かく种夷人じん之の中ちゅう最さい难用道德どうとく招抚。

旧きゅう唐から书

《旧きゅう唐から书·列れつ传第一いち百ひゃく四よん十じゅう七なな·南蛮なんばん 西にし南蛮なんばん》（后きさき晋すすむ·刘昫等ひとし著ちょ）中ちゅう关于獠人的てき记载：

“南平みなみだいら獠者もの，东与智さとし州しゅう（辖境相しょう当今とうこん安徽あんき省しょう望もち江こう县）、南みなみ与あずか渝州(今こん重じゅう庆市江北こうほく、巴ともえ南みなみ区く和わ江津ごうつ、璧山、永川えいかわ等とう市し县地)、西にし与あずか南みなみ州しゅう、北きた与あずか涪州(辖境相しょう当今とうぎん重じゅう庆市涪陵、南川みなみかわ、武たけ隆たかし、长寿等ひとし区く、市し、县地)接せっ。部落ぶらく四よん千せん余あまり户。土ど气多瘴疠，山やま有毒ゆうどく草くさ及沙すな虱しらみ、蝮まむし蛇へび。人ひと并楼居い，登とう梯はしご而上。号ごう为“干ひ栏”。男子だんし左衽さじん露ろ发徒跣はだし；妇人横よこ布ぬの两幅，穿ほじ中ちゅう而贯其首，名めい为“通つう裙”。其人美び发，为髻鬟垂于后。以竹筒とう如笔，长三さん四よん寸すん，斜はす贯其耳みみ，贵者亦また有珠うす榼。土ど多た女おんな少しょう男おとこ，为婚之の法ほう，女おんな氏し必先货求男おとこ族ぞく，贫者无以嫁女よめじょ，多た卖与富とみ人じん为婢。俗ぞく皆みな妇人执役。其王姓せい朱しゅ氏し，号ごう为剑荔王おう，遣や使つかい内ない附ふ，以其地ち隶于渝州。”

今こん解かい：

• 地理ちり范围：南平みなみだいら獠东达智さとし州しゅう，今いま安徽あんき省しょう望もち江こう县，南みなみ至いたる渝州，今こん重じゅう庆市江北こうほく、巴ともえ南みなみ区く和わ江津ごうつ、璧山、永川えいかわ等とう市し县地，西にし达南みなみ州しゅう、北きた至いたる涪州，今こん重じゅう庆市涪陵、南川みなみかわ、武たけ隆たかし、长寿等ひとし区く、市し、县地。
• 人口じんこう：以部落ぶらく形式けいしき生活せいかつ，共きょう计四千せん多た户。
• 环境：当地とうち多た发流行りゅうこう病びょう或ある部分ぶぶん热带病びょう。山中さんちゅう有毒ゆうどく草そう，并有虱しらみ子こ，蝮まむし蛇へび等ひとし。
• 居住きょじゅう习惯：多た建けん楼ろう居住きょじゅう，用よう梯子はしご登楼とうろう，成なり为干ひ栏屋。
• 服ふく饰：男子だんし衣服いふく为左衽さじん（衣ころも襟えり向こう左ひだり系けい，而华夏なつ族ぞく向こう右みぎ系けい），没ぼつ有ゆう头饰，露出ろしゅつ脚あし。女子じょし衣服いふく以两片へん布ぬの制せい成なり，头从中ちゅう间穿过，称しょう为通裙。发饰较多，头顶或ある脑后盘出各かく种形状じょう的てき发型垂たれ于后。用よう笔一样粗的てき竹筒たけづつ，长约3至いたり4寸すん制せい作成さくせい耳みみ饰，斜はす穿ほじ耳みみ。富とみ贵的人じん也会有ゆう珍ちん珠たま，酒さけ器き。
• 婚姻こんいん：当地とうち女おんな多た男おとこ少しょう，女方おざかた先さき要よう准じゅん备陪嫁よめ给男方かた，贫穷的てき人じん无力嫁女よめじょ儿，多数たすう会かい卖给富とみ人じん为婢女おんな。
• 劳役：一般是女人来服劳役。
• 统治：王おう姓せい为朱姓せい，称しょう为剑荔王おう，曾派遣はけん使し节归附ふ唐から朝あさ，统治的てき地方ちほう隶属于渝州。

桂かつら海うみ虞おそれ衡志

《桂かつら海うみ虞おそれ衡志·志こころざし蠻》（南みなみ宋そう·范成大だい著ちょ）中關なかせき於獠人的じんてき记载：

“獠，在ざい右みぎ江こう溪けい洞ほら之の外そと，俗ぞく謂いい之の山やま獠。依よ山林さんりん而居，無む酋長しゅうちょう、版籍はんせき，蠻之荒あら忽ゆるがせ無常むじょう者しゃ也。以射生食なましょく動どう而活，蟲むし豸能蠕動ぜんどう者しゃ皆みな取と食しょく，無む年とし甲かぶと姓名せいめい。一村中惟有事力者曰郎火，餘あまり但ただし稱しょう火ひ。舊きゅう傳つて其類有ゆう飛ひ頭あたま、鑿齒、鼻はな飲いん、白しろ衫、花はな面めん、赤あか揮之屬ぞく二に十じゅう一いち種しゅ。今こん在江あるえ西南せいなん一帶いったい甚多，殆百ひゃく餘よ種しゅ也。”

習俗しゅうぞく與あずか文化ぶんか

干ひ欄らん式しき建築けんちく

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「僚人依よ树积木き，以居其上，名めい曰『干ひ阑』，干ひ欄らん大小だいしょう，隨ずい其家口之くちの數すう。」

居住きょじゅう于树木き或ある木き结构之の上うえ，称しょう为干ひ栏屋。干ひ栏屋的てき大小だいしょう依よ人口じんこう数量すうりょう而定。

家庭かてい稱しょう謂いい

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「種類しゅるい甚多，散ち居きょ山谷さんや，略ほぼ無む氏族しぞく之の別べつ。又また無む名字みょうじ，所生しょせい男女だんじょ，唯ただ以長幼ちょうよう次第しだい呼よび之の。其丈夫じょうぶ稱たたえ阿おもね謩（音おと磨みがく）、阿おもね段だん，婦人ふじん阿おもね夷えびす、阿おもね等ひとし之これ類るい，皆みな語ご之の次第しだい稱しょう謂いい也。」

他た们之间没有ゆう家族かぞく的てき分ぶん别。没ぼつ有名ゆうめい字じ，所生しょせい的てき子女しじょ以长幼よう的てき次序じじょ来らい称呼しょうこ。男おとこ人じん被ひ称しょう为阿謨、阿おもね段だん，女子じょし被ひ称しょう为阿夷えびす、阿おもね等ひとし。

飲食いんしょく

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「（僚者）能のう卧水底そこ持じ刀がたな刺とげ鱼，其口嚼食并鼻饮。」

能のう在ざい潜水せんすい用よう刀がたな刺とげ鱼为食しょく。用よう口こう咀嚼そしゃく食物しょくもつ，并用鼻はな子こ喝かつ水すい。

王位おうい繼承けいしょう制度せいど

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「往往おうおう推一長者ちょうじゃ為ため王おう，亦また不能ふのう遠とお相あい統すべ攝と。父ちち死し則子のりこ繼つぎ，若わか中國ちゅうごく之の貴族きぞく也。」

往往おうおう推荐长者为王，但ただし不能ふのう统治广大的てき地域ちいき。父ちち亲去世よ以后由よし儿子继承，和わ中原なかはら的てき贵族一いち样。

喪も葬禮そうれい俗ぞく

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「死者ししゃ，豎棺而埋之の。」

死し后きさき以竖馆埋葬そう，即そく為ため懸かか棺かん葬そう。

有ゆう許多きょた學者がくしゃ都と以獠族ぞく有ゆう懸かか棺かん葬そう，做為判定はんてい其為越えつ族ぞく、濮族與あずか賨（音おと從したがえ）人的じんてき理由りゆう之の一いち，但ただし懸かか棺かん葬そう習俗しゅうぞく曾經分布ぶんぷ於四川しせん、貴き州しゅう、雲南うんなん、湖南こなん、廣東かんとん、廣西ひろせ、江西えにし、福建ふっけん、湖北こほく、漢かん中ちゅう等地とうち，可か見み這種葬そう俗ぞく不ふ僅獨屬ぞく於一いち個こ民族みんぞく。再さい者しゃ實行じっこう懸かか棺かん葬そう的てき民族みんぞく，擁よう有ゆう其他的てき葬そう俗ぞく形式けいしき，故こ難なん以使用もちい懸がか棺かん葬そう俗ぞく推論すいろん其為獠人的てき族ぞく屬ぞく。

民族みんぞく特性とくせい、奴隸どれい貿易ぼうえき

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「性せい同どう禽獸きんじゅう，至いたり於忿怒ふんど，父子ふし不ふ相あい避，唯ただ手しゅ有ゆう兵刃へいじん者しゃ先さき殺ころせ之これ。若わか殺ころせ其父，走はし避外，求もとめ得とく一いち狗いぬ以謝，不ふ復ふく嫌いや恨。若わか報ほう怨相攻擊こうげき，必殺ひっさつ而食之の；平常へいじょう劫掠ごうりゃく，賣うれ取と猪いのしし狗いぬ而已。親戚しんせき比隣ひりん，指ゆび授相賣うり。被ひ賣うれ者しゃ號ごう哭不服ふく，逃竄避之，乃將買かい人じん指ゆび捕と，逐若亡ほろび叛，獲え便びん縛ばく之の。但ただし經けい被ひ縛ばく者しゃ，即そく服ふく為ため賤隸，不ふ敢稱良りょう矣。」

性情せいじょう如鸟兽，愤怒后きさき不ふ顾父子ふし关系，握にぎ有ゆう兵刃へいじん的てき会かい杀死对方。杀父后きさき避走，如果能のう有ゆう一いち只ただ狗いぬ谢罪，就不再さい怨恨えんこん。如果怨恨えんこん而相互攻击则会かい杀死后きさき吃ども掉对方かた。

亲戚或ある邻居都と相互そうご买卖人口じんこう。被ひ卖的人じん大だい哭而不服ふふく逃走とうそう，并将卖自己じこ的てき人じん告つげ发，像ぞう追つい逐反叛的人じん一样捉拿他们，如果俘获就捆绑住。一旦被捆绑就认为是低贱的奴隶，不能ふのう再さい称しょう为良民りょうみん。大だい狗いぬ一只可以换一个人。

宗教しゅうきょう

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「其俗畏かしこ鬼神きじん，尤ゆう尚なお淫いん祀まつ。所ところ殺ころせ之の人美ひとみ鬢びん髯ひげ者しゃ，乃剝其面皮がわ，籠かご之の以竹，及燥，號ごう之の曰鬼，鼓舞こぶ祀まつ之これ，以求福利ふくり。至いたり有ゆう賣うり其昆季き妻つま孥盡者しゃ，乃自賣うり以供祭さい焉。」

习俗畏かしこ惧鬼神しん，喜き欢过度ど的てき祭祀さいし。如果杀掉的てき人じん头发胡えびす须很美び丽，就会剥へず掉他的てき脸皮，罩在竹子たかぜ上面うわつら，风干，称しょう之の为鬼，跳とべ舞まい击鼓来らい祭祀さいし他た，从而祈いのり求もとめ幸福こうふく，利益りえき。有人ゆうじん妻子さいし儿女都と卖光了りょう，就卖自己じこ来らい祭祀さいし。

炊煮器具きぐ

《北きた史し·僚傳》提ひさげ及：「鑄い銅どう為ため器き，大口おおぐち寬ひろし腹はら，名めい曰銅爨（音おと篡），既すんで薄うす且輕，易えき於熟食しょく。」

铸造铜器，口くち大だい，腹はら宽，称しょう为銅爨，又また薄うす又また轻，煮に东西容易ようい熟じゅく。

根據こんきょ考古こうこ文物ぶんぶつ研究けんきゅう，銅どう鼓こ的てき分布ぶんぷ至いたり少しょう遍あまね及中國ちゅうごく西南せいなん與あずか南方なんぽう地區ちく，甚至傳播でんぱ到いた中南なかみなみ半島はんとう、印しるし尼あま等とう區域くいき，故こ銅どう鼓こ最早もはや起源きげん於何種しゅ民族みんぞく，是ぜ近代きんだい各國かっこく考古學こうこがく家か的てき討論とうろん主題しゅだい之の一いち。而中國ちゅうごく學者がくしゃ從したがえ銅どう鼓こ年代ねんだい的てき測定そくてい、分布ぶんぷ、類型るいけい與あずか紋もん飾かざり等とう四よん大だい方面ほうめん進行しんこう比較ひかく，認みとめ為ため銅どう鼓こ起源きげん於中國ちゅうごく雲南うんなん、廣西ひろせ一帶いったい，進しん而傳播でんぱ至いたり越こし南みなみ與あずか其他地方ちほう，至いたり於雲南みなみ、廣西ひろせ一帶最早使用銅鼓的民族，一般いっぱん認みとめ為ため是ぜ濮人，但ただし其種類しゅるい繁多はんた，一般いっぱん只ただ是ぜ對たい中國ちゅうごく西南せいなん土ど著ちょ族ぞく群ぐん的てき泛稱，故こ難なん以利用りよう銅どう鼓こ確立かくりつ獠人的てき族ぞく屬ぞく。

拔齒ばっし

《博物はくぶつ志こころざし·异俗篇へん》提ひさげ及“僚子りょうこ……既すんで长，皆みな拔去ばっきょ上じょう齿牙各かく一いち，以为华饰。”

婴儿长大后きさき拔去ばっきょ上じょう门齿两个，作さく为装饰物。

僚人的てき族ぞく群ぐん認みとめ同どう

今日きょう中國ちゅうごく的てき西南せいなん地區ちく，居住きょじゅう著ちょ許多きょた漢かん藏ぞう語ご系けい的てき藏くら緬はる、壯たけし侗(音おと洞ほら)、苗なえ瑤よう三さん大だい語族ごぞく，總數そうすう達たち三さん十じゅう六ろく種しゅ以上いじょう的てき少數しょうすう民族みんぞく。以此反はん觀み，古代こだい西南せいなん地區ちく族ぞく群ぐん分布ぶんぷ必然ひつぜん是ぜ相當そうとう複雜ふくざつ。

那な麽，魏ぎ晉すすむ南北なんぼく朝あさ時代じだい分布ぶんぷ遍へん及今日び四よん川がわ、雲南うんなん、貴き州しゅう、廣西ひろせ各地かくち的てき獠族，難なん以相信しん會かい是ぜ單一たんいつ族ぞく群ぐん。近來きんらい學者がくしゃ逐漸傾向けいこう認みとめ為ため，不ふ論ろん獠族初はつ始はじめ涵意，在ざい獠族坐すわ大だい後ご，使つかい得とく獠的概念がいねん大幅おおはば擴散かくさん與あずか轉變てんぺん，獠逐漸やや成なり為ため西南せいなん各かく土ど著ちょ族ぞく群ぐん的てき一いち種しゅ泛稱，甚至是ぜ另一いち種しゅ漢人かんど對たい異こと族ぞく的てき泛稱。

到いた了りょう唐とう代だい，隨ずい著ちょ獠族政治せいじ、社會しゃかい地位ちい的てき下降かこう，獠字更さら成なり為ため漢人かんど對たい野人やじん、蠻人ばんじん的てき稱呼しょうこ，獠、獠奴成なり為ため罵ののし人じん之これ語ご。

外部がいぶ連結れんけつ

[编]

《欽定きんてい古今ここん圖書としょ集成しゅうせい·方かた輿こし彙編·職方しょくかた典てん·四よん川かわ諸しょ獠部》，出自しゅつじ陈梦雷かみなり《古今ここん圖書としょ集成しゅうせい》

《魏ぎ書しょ·卷まき101》，出自しゅつじ魏ぎ收おさむ《魏ぎ书》

《周しゅう書しょ·卷まき49》，出自しゅつじ令れい狐きつね德とく棻《周しゅう書しょ》

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