翁おう方ほう綱つな

翁おう方ほう綱つな
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	大だい清きよし內閣學士がくし
籍せき貫ぬき	順じゅん天てん府ふ大だい興おき縣けん
族ぞく裔	漢かん族ぞく
字じ號ごう	字じ忠ちゅう敘、正せい三さん，號ごう覃谿、蘇そ齋ひとし
出生しゅっしょう	雍正十じゅう一いち年ねん（1733年ねん）; 順じゅん天てん府ふ大だい興おき縣けん
逝世	嘉よしみ慶けい二に十じゅう三さん年ねん（1818年ねん）; 順じゅん天てん府ふ大だい興おき縣けん
親おや屬ぞく	（子こ）翁おう樹いつき培つちかえ
出身しゅっしん
	乾いぬい隆たかし十じゅう七年壬申恩科進士出身;

翁おう方ほう綱つな（1733年ねん—1818年ねん），字じ忠ちゅう敘，一いち字じ正三しょうさん，號ごう覃谿，晚ばん号ごう苏斋，順じゅん天てん府ふ大だい興おき縣けん（今こん屬ぞく北京ぺきん市し）人にん。清しん代だい书法家か、文学ぶんがく家か、金石かねいし学まなぶ家か。

生平おいだいら

乾いぬい隆たかし十じゅう七なな年ねん（1752年ねん）壬みずのえ申さる恩おん科か進士しんし。選せん庶吉士し，散ち館かん授編修へんしゅう。歷れき官かん國子くにこ監かん司つかさ業ぎょう、內閣學士がくし等とう，後ご出で督とく廣東かんとん、江西えにし學がく政せい。乾いぬい隆たかし五ご十じゅう六ろく年ねん（1791年ねん）辛からし亥い九きゅう月がつ十じゅう七なな日にち，提督ていとく山やま东学政せい。^[1]五ご十じゅう八はち年ねん（1793 年ねん）癸みずのと丑うし六ろく月がつ二に十じゅう三さん日にち，奉たてまつ旨むね回かい京きょう供きょう职。^[2]嘉よしみ慶けい四よん年ねん（1799年ねん），左遷させん鴻おおとり臚寺卿きょう。嘉よしみ慶けい十じゅう二に年ねん（1807年ねん），重じゅう赴鹿しか鳴な宴うたげ，獲え賜たまもの三さん品ひん銜。嘉よしみ慶けい十じゅう九きゅう年ねん（1814年ねん），再さい赴恩おん榮さかえ宴えん，加か二に品ひん銜，其時年ねん已やめ八はち十じゅう二に歲さい。嘉よしみ慶けい二に十じゅう三さん年ねん（1818年ねん）卒そつ。^[3]

著作ちょさく

济南大明だいめい湖みずうみ铁公祠ほこら翁おきな方かた綱手つなで书匾额及印章いんしょう

翁おう方かた綱つな精せい研けん經學けいがく，曾作《書しょ經けい》、《禮れい經けい》、《論語ろんご》、《孟子もうし》等とう書しょ的てき筆記ひっき。精せい於金石かねいし學まなぶ，著ちょ有ゆう《兩りょう漢かん金石きんせき記き》、《粤東金石かねいし略りゃく》、《漢かん石經いしきょう殘ざん字じ考こう》、《焦こげ山やま鼎かなえ铭考》、《庙堂碑ひ唐本とうほん存そん字じ》、《复初堂どう集しゅう》、《复初斋诗集しゅう》（曹振镛、蒋攸铦后きさき序じょ）、《石いし洲しゅう詩話しわ》等とう。^[4]

註釋ちゅうしゃく

^ 《翁おう氏し年ねん谱》记“乾いぬい隆たかし五ご十じゅう六ろく年ねん（1791 年ねん）辛からし亥い九きゅう月がつ十じゅう七なな日にち，奉たてまつ命いのち提督ていとく山やま东学政せい。”
^ 《翁おう氏し年ねん谱》记“乾いぬい隆たかし五ご十じゅう八はち年ねん（1793 年ねん）癸みずのと丑うし六ろく月がつ二に十じゅう三さん日にち，奉たてまつ旨むね回かい京きょう供きょう职。七なな月がつ二に十じゅう四よん日にち，回かい京きょう。七なな月がつ二に十じゅう五ご日にち，到いた内うち阁办事ごと。”
^ 《清史きよし稿こう·卷まき485》：翁おう方かた綱つな，號ごう覃溪，大だい興人こうじん。乾いぬい隆たかし壬みずのえ申さる進士しんし，選せん庶吉士し，授編修へんしゅう。擢司業ぎょう，累るい至いたり內閣學士がくし。先後せんご典てん江西えにし、湖北こほく、順じゅん天てん鄉きょう試こころみ，督とく廣東かんとん、江西えにし、山東さんとう學まなぶ政せい。嘉よしみ慶けい元年がんねん，預あずか千せん叟宴。四よん年ねん，左遷させん鴻おおとり臚寺卿きょう。十じゅう二に年ねん，重じゅう宴えん鹿しか鳴な，賜たまもの三さん品ひん銜。十じゅう九きゅう年ねん，再さい宴うたげ恩おん榮さかえ，加か二に品ひん卿きょう，年ねん八はち十じゅう二に矣。又また四よん年ねん，卒そつ。
^ 《清史きよし稿こう·卷まき485》：方ほう綱つな精せい研けん經けい術じゅつ，嘗謂考こう訂てい之の學まなべ，以衷於義理ぎり為ため主ぬし，論語ろんご曰「多聞たもん」、曰「闕疑」、曰「慎まき言げん」，三者備而考訂之道盡。時とき錢ぜに載の斥戴震ふるえ為ため破碎はさい大道だいどう，方ほう綱つな謂いい：「詁訓名物めいぶつ，豈あに可か目め為ため破碎はさい？考こう訂てい訓詁くんこ，然しか後こう能のう講こう義理ぎり也；然しか震ふるえ謂いい聖人せいじん之の道みち，必由典てん制せい名物めいぶつ得どく之の，則のり不盡ふじん然しか。」
方ほう綱つな讀群經けい，有ゆう書しょ、禮れい、論語ろんご、孟子もうこ附記ふき，並なみ為ため經けい義ぎ考こう補正ほせい。尤ゆう精せい金石かねいし之の學まなべ，所ところ著ちょ《兩りょう漢かん金石きんせき記き》，剖析毫芒，參まいり以說文ぶん、正義まさよし，考證こうしょう至いたり精せい。所為しょい詩し，自じ諸しょ經けい注疏ちゅうそ，以及史傳しでん之の考かんがえ訂てい，金石かねいし文字もじ之の爬梳，皆みな貫徹かんてつ洋よう溢其中ちゅう。論者ろんしゃ謂いい能のう以學為ため詩し。他た著ちょ有ゆう《復ふく初はつ齋とき全集ぜんしゅう》及《禮れい經けい目次もくじ》、《蘇そ詩し補注ほちゅう》等とう。