頡利可か汗あせ

頡利可か汗あせ^{[註 1]}（古こ突厥文ぶん：𐰃𐰞𐰞𐰃𐰏𐰴𐰍𐰣‬，拉ひしげ丁ひのと轉寫てんしゃ：Illig-qaγがんまan；？—634年ねん2月がつ13日にち），原名げんめい阿おもね史し那な咄苾是これ東ひがし突厥汗あせ国こく最後さいご一任いちにん可か汗あせ（620年ねん—630年ねん），在位ざいい10年ねん。

生年せいねん没ぼつ有ゆう记载。咄苾初はつ為ため莫賀咄設，是ぜ處ところ羅ら可か汗あせ之これ弟おとうと。620年ねん處ところ羅ら去さ世よ，其妻隋ずい朝あさ義成よしなり公主こうしゅ立たて咄苾繼つぎ位い，號ごう頡利可か汗あせ。頡利後來こうらい以義成なり公主こうしゅ為ため妻つま。頡利在位ざいい時じ多た次つぎ逾越长城侵おかせ擾中国ちゅうごく。內政方面ほうめん，頡利重用じゅうよう漢かん人じん趙ちょう德いさお言げん，但ただし德とく言ごと「專せん其威福ぶく，多た變更へんこう舊きゅう俗ぞく，政令せいれい煩はん苛」，引起突厥人的じんてき不滿ふまん，另外頡利「又また好こう信任しんにん諸もろ胡えびす而疏突厥」。

唐から太ふとし宗むね貞さだ觀かん元年がんねん（627年ねん），東ひがし突厥遭受雪ゆき災わざわい，「雜ざつ畜多死し，連年れんねん饑饉ききん，民みん皆みな凍こお餒」，但ただし頡利反はん而加重かじゅう了りょう諸しょ部ぶ的てき負擔ふたん，「由ゆかり是ぜ內外離はなれ怨，諸しょ部ぶ多た叛」。唐から太ふとし宗そう于貞觀かん三さん年ねん（629年ねん）八はち月がつ任命にんめい李り靖やすし為ため行軍こうぐん總そう管かん，出兵しゅっぺい征伐せいばつ東ひがし突厥。貞さだ觀かん四よん年ねん（630年ねん）三月頡利兵敗阴山。頡利余あまり下部かぶ众数万まん，逃到铁山，遣や使つかい请求归附。唐から太ふとし宗そう允まこと许。但ただし李り靖やすし担心其逃到更さら远而无法全ぜん歼，于是出兵しゅっぺい，将はた其余众消灭，頡利骑着千里马逃跑不成，李り世よ勣軍於磧口こう拦截，成功せいこう将はた其俘获。唐とう軍ぐん把わ頡利父子ふし押送おうそう到いた長安ながやす。唐から太ふとし宗そう在ざい他面ためん前列ぜんれつ舉其罪ざい，然しか後免ごめん其一死いっし，安置あんち他た在ざい唐とう長安ながやす城じょう。頡利不ふ习惯長安ながやす生活せいかつ，「鬱うつ鬱うつ不ふ得とく志こころざし，與あずか其家人じん或ある相對そうたい悲歌ひか而泣」。唐から太ふとし宗むね打算ださん封ふう頡利為ため虢州刺史しし，頡利不ふ願ねがい赴任ふにん，改あらため授右衛まもる大將軍だいしょうぐん。貞さだ觀かん八はち年ねん正月しょうがつ十じゅう日にち（634年ねん2月がつ13日にち）頡利去さ世よ，追つい赠歸かえり義ぎ王おう，諡おくりな曰荒あら，以突厥習俗しゅうぞく火葬かそう。吐谷浑邪、阿おもね史し那な苏尼失しつ为他殉葬。