崑崙山こんろんざん脈みゃく

「崑こん崙、崑崙山こんろんざん」重じゅう新しん導しるべ向むかい至いたる此。關せき於這些詞的てき其他含義，請見「崑こん崙 (消しょう歧義)」。

提示ていじ：此條目め頁ぺーじ的てき主題しゅだい不ふ是ぜ崑こん嵛山、崑崙山こんろんざん (神話しんわ)或ある喀喇崑崙山こんろんざん脈みゃく。

崑崙山こんろんざん脈みゃく（維吾爾なんじ語ご：قۇرۇم تېغى‎，拉ひしげ丁ひのと維文：Qurum Teghi；藏ぞう語ご：ཁུ་ནུ་རི་རྒྱུད，威い利り轉寫てんしゃ：khu nu ri rgyud，藏ぞう語ご拼音：Kunu Ri'gyü）西にし起おこり帕米爾なんじ高原こうげん東部とうぶ，東ひがし到いた柴しば達たち木き河上かわかみ游ゆう谷地やち，於東おひがし經けい97°至いたり99°處しょ與あずか巴ともえ顏がお喀拉山脈さんみゃく和わ阿おもね尼あま瑪卿山やま（積せき石山いしやま）相あい接せっ，北きた鄰塔とう里さと木き盆地ぼんち與あずか柴しば達いたる木き盆地ぼんち，是ぜ橫よこ貫ぬき中國ちゅうごく西部せいぶ地區ちく的てき高大こうだい山脈さんみゃく，為ため羌塘高原こうげん的てき一いち部分ぶぶん，在ざい中國ちゅうごく文化ぶんか中ちゅう被ひ尊稱そんしょう為ため「萬まん山やま之の祖そ」。

崑崙山こんろんざん脈みゃく
崑崙山こんろんざん脈みゃく的てき山やま峰ほう
最高さいこう點てん
山やま峰ほう	崑こん崙女神峰かみね（新しん疆和西藏にしくら）
海拔かいばつ	7,167米まい（23,514英えい尺じゃく）
座標ざひょう	35°18′57″N 80°54′57″E
規模きぼ
長なが度たび	2,500公里くり（1,600英里えり）
地理ちり
國家こっか	中國ちゅうごく
州しゅう或ある邦くに	新しん疆維吾われ爾なんじ自治じち區く、西藏にしくら自治じち區く、青海あおみ省しょう

崑崙山こんろんざん脈みゃく東西とうざい長ちょう約やく2,500公里くり，寬ひろし南北なんぼく130至いたり200公里くり，平均へいきん海拔かいばつ4000米めーとる，西にし窄東寬ひろし，總そう面積めんせき達たち60多た萬まん平方ひらかた公里くり。一般認為最高峰是位於新しん疆維吾われ爾なんじ自治じち區く和わ西藏にしくら自治じち區く交界處しょ的てき崑こん崙女神峰かみね（7167米まい）最高さいこう。如將東ひがし帕米爾なんじ高原こうげん視み為ため喀喇崑崙山こんろんざん的てき一いち部分ぶぶん，則のり公おおやけ格かく爾なんじ峰ほう（7649米まい）最高さいこう。崑こん崙火山かざん群ぐん是ぜ周邊しゅうへん山やま區く、高原こうげん上じょう罕見的てき火ひ山山やまやま區く，有ゆう超過ちょうか70座ざ火山かざん坐すわ落於此，其中木き吉きち火山かざん海拔かいばつ高だか達たち5808公おおやけ尺じゃく（35.5°N 80.2°E / 35.5; 80.2），但ただし因よし其位於高原上はるがみ，因いん此實際ぎわ上じょう火山かざん錐きり實體じったい僅高於周邊しゅうへん高原こうげん約やく300公おおやけ尺じゃく（僅海拔かいばつ的てき5％），但ただし若わか僅考量こうりょう絕對ぜったい高度こうど（海拔かいばつ）而不考量こうりょう相對そうたい高度こうど而言，該山為ため亞あ洲しゅう、中國ちゅうごく第だい一いち高だか、東半球ひがしはんきゅう第だい二に高だか的てき火山かざん（僅次於吉よし力つとむ馬ば扎羅山やま），也是七なな大洲おおす最高さいこう火山かざん之これ一いち，與あずか伊い朗ろう的てき德馬とくま峰ほう並なみ論ろん，最後さいご一いち次じ爆發ばくはつ時間じかん為ため1951年ねん5月がつ27日にち。

山脈さんみゃく名稱めいしょう來らい源げん於中國ちゅうごく神話しんわ中なか的てき神山かみやま——崑崙山こんろんざん，隨ずい着ぎ中國ちゅうごく地理ちり學がく的てき發展はってん，至いたり清きよし代だい，兩者りょうしゃ視し同どう一體いったい。19世紀せいき時じ，俄にわか國こく探險たんけん家か普ふ熱ねつ瓦かわら利り斯基在地ざいち圖上ずじょう開始かいし使用しよう崑崙山こんろんざん脈みゃく這一名稱めいしょう。

崑崙山こんろんざん脈みゃく位置いち圖ず

由よし新藏しんくら公おおやけ路ろ黑くろ卡達坂ざか望もち向こう西にし崑崙山こんろんざん脈みゃく

地勢ちせい

崑崙山こんろんざん脈みゃく西高東低せいこうとうてい，按地勢ちせい分ぶん西にし、中なか、東ひがし3段だん。

• 西にし崑こん侖山脈さんみゃく位い於帕米爾なんじ高原こうげん的てき東ひがし緣えん，北きた起おこし中國ちゅうごく、吉よし爾なんじ吉きち斯斯坦ひろし、塔とう吉よし克かつ斯坦交界處しょ的てき外そと阿おもね萊山脈さんみゃく。西北せいほく-東南とうなん走はし向こう至いたり克かつ里さと雅みやび山口やまぐち與あずか中ちゅう崑崙山こんろんざん脈みゃく分界ぶんかい。位い於西崑こん侖山海拔かいばつ在ざい7000米めーとる以上いじょう的てき山やま峰ほう有ゆう3座ざ，6000米めーとる以上いじょう的てき山やま峰ほう有ゆう7座ざ，平均へいきん海拔かいばつ為ため5500～6000米まい。公おおやけ格かく爾なんじ峰ほう海拔かいばつ7649米めーとる，公おおやけ格かく爾なんじ九きゅう別べつ峰ほう海拔かいばつ7530米めーとる，慕士塔とう格かく峰ほう7509米まい。崑崙山こんろんざん脈みゃく西側にしがわ與あずか之の平行へいこう的てき喀喇崑崙山こんろんざん脈みゃく更さら為ため高だか大雄たいゆう峻たかし，二に者しゃ之の間あいだ為ため海拔かいばつ3100～3900米めーとる塔とう什庫爾しか干ひ谷地やち與あずか葉は爾なんじ羌河谷だに。
• 中ちゅう崑崙山こんろんざん脈みゃく西にし起おこり克かつ里さと雅みやび山口やまぐち與あずか西にし崑こん侖山脈さんみゃく分界ぶんかい，東あずま至いたる車くるま爾なんじ臣しん河かわ九個大坂山與東崑崙山與阿おもね爾しか金きむ山脈さんみゃく相あい接せっ。即そく東經とうけい77°～86°。主脈しゅみゃく東西とうざい向こう向こう南みなみ略りゃく呈てい弧こ形がた。中ちゅう崑崙山こんろんざん海拔かいばつ6000米めーとる以上いじょう的てき山やま峰ほう有ゆう8座ざ，平均へいきん海拔かいばつ5000～5500米まい。
• 東ひがし崑崙山こんろんざん脈みゃく從したがえ喀拉米まい蘭あららぎ山口やまぐち自じ西向にしむき東ひがし略りゃく呈てい扇形せんけい展開てんかい，分ふん為ため3支ささえ：
  • 北きた支ささえ祁漫塔とう格かく山やま，其南隔へだた以阿おもね牙きば克かつ庫こ木き盆地ぼんち；東ひがし延のべ為ため唐松からまつ烏がらす拉ひしげ山やま、布ぬの爾なんじ汗あせ布達ふたつ山さん；
  • 中ちゅう支ささえ阿おもね爾しか格かく山やま，東ひがし延のべ為ため博ひろし卡雷克かつ塔とう格かく、唐から格かく烏がらす拉ひしげ山やま與あずか布ぬの青山あおやま，與あずか阿おもね尼あま瑪卿山やま相あい接せっ；
  • 南みなみ支ささえ可か可か西里にしさと山さん，與あずか巴ともえ顏がお喀拉山やま相あい接せっ。

克かつ里さと雅みやび山口やまぐち位くらい於崑崙山こんろんざん的てき西段にしだん與あずか中段ちゅうだん的てき山やま勢いきおい走はし向こう轉てん折おり點てん，西にし崑こん侖山自じ帕米爾なんじ高原こうげん自じ西北せいほく向東むかいひがし南みなみ迤邐而來，在ざい克かつ里さと雅みやび山口やまぐち轉てん折おり為ため自じ西向にしむき東ひがし走はし勢いきおい的中てきちゅう崑崙山こんろんざん。克かつ里さと雅みやび山口やまぐち西側にしがわ的てき高峰こうほう崑こん崙女神峰かみね(Kunlun Goddess Mt.)，海拔かいばつ7167米めーとる，谷たに歌か地球ちきゅう上じょう的てき坐すわ標しめぎ是ただし北緯ほくい35度ど18分ふん51.03秒びょう，東經とうけい80度ど55分ふん00.55秒びょう，是ぜ和田わだ地區ちく玉たま龍りゅう喀什河かわ的まと源げん頭あたま。如果把わ更さら高だか的てき公おおやけ格かく爾しか山やま與あずか慕士塔とう格かく山やま算さん作さく帕米爾なんじ高山こうざん群ぐん，而把崑こん崙女神峰かみね視し作さく崑崙山こんろんざん的てき最高峰さいこうほう。

崑崙山こんろんざん克かつ里さと雅みやび山口やまぐち西北せいほく方向ほうこう一いち片へん遼りょう闊的阿おもね什庫勒盆地ち(即そく烏がらす魯克高原こうげん盆地ぼんち)無人むじん區く，平均へいきん海拔かいばつ4700餘あまり米まい，面積めんせき約やく740平方ひらかた公里くり。盆地ぼんち內的阿おもね什庫勒火山かざん群ぐん的てき14座ざ火山かざん，熔岩ようがん面積めんせき達たち180平方ひらかた公里くり，其中一いち號ごう火山かざん是ぜ中國ちゅうごく大陸たいりく最さい年とし輕けい的てき火山かざん，海拔かいばつ4921米めーとる，相對そうたい高度こうど150米めーとる，坐すわ標しるべ為ため北緯ほくい35度ど41分ふん50.09秒びょう，東經とうけい81度ど34分ふん38.45。1951年ねん5月がつ27日にち上じょう午うま9時じ50分ふん曾經火山かざん爆ばく炸式噴發，無む熔岩ようがん溢出。

中ちゅう崑崙山こんろんざん、東ひがし崑崙山こんろんざん和わ阿おもね爾しか金山かなやま的てき分界ぶんかい，是ぜ喀拉米まい蘭あららぎ山口やまぐち與あずか車くるま爾なんじ臣しん河谷こうだに。阿おもね爾しか金山かなやま以元もと古代こだい地層ちそう為ため主ぬし，而崑崙山こんろんざん以晚ばん古生代こせいだい為ため主ぬし。從したがえ地質ちしつ圖ず上うえ看み阿おもね爾しか金山かなやま顏色かおいろ要よう比ひ東ひがし崑崙山こんろんざん顏色かおいろ暗くら很多，二に者しゃ的てき界かい限げん是ぜ阿おもね爾しか金きむ斷だん裂きれ帶たい。

山やま峰ほう

• 公おおやけ格かく爾なんじ峰ほう（7649米まい）
• 慕士塔とう格かく峰ほう（7509米まい）
• 公おおやけ格かく爾なんじ九きゅう別べつ峰ほう（7530米まい）
• 崑こん崙女神峰かみね（7167米まい）
• 木き孜つとむ塔とう格かく峰ほう（6973米まい）
• 布ぬの喀達坂ざか峰ほう（6860米まい）
• 慕士山やま（6638米まい）
• 玉たま珠たま峰ほう（6178米まい）

河かわ流りゅう

• 葉は爾なんじ羌河
• 塔とう里さと木き河かわ
• 喀拉喀什河かわ
• 玉たま龍りゅう喀什河かわ
• 克かつ里さと雅みやび河かわ
• 尼あま雅みやび河かわ
• 安あん迪すすむ爾なんじ河かわ
• 車くるま爾なんじ臣しん河かわ
• 那な仁ひとし郭かく勒河
• 烏がらす圖ず美び仁じん河かわ
• 格かく爾なんじ木き河かわ
• 柴しば達いたる木き河かわ
• 黃河こうが

地質ちしつ

崑崙山こんろんざん脈みゃく與あずか塔とう里さと木き盆地ぼんち和わ柴しば達いたる木き盆地ぼんち間あいだ均ひとし以深大だい斷だん裂きれ相しょう隔へだた。屬ぞく南みなみ亞あ陸りく間あいだ區く與あずか中軸ちゅうじく大陸たいりく區く交界的てき北きた緣えん。崑崙山こんろんざん地區ちく以前震ぜんしん旦だん系けい為ため基底きてい；經過けいか古生代こせいだい海域かいいき下か沉及華はな力つとむ西にし運動うんどう褶皺上じょう升ます，構成こうせい崑こん崙中軸じく和わ山脈さんみゃく中ちゅう脊；經過けいか中生代ちゅうせいだい燕つばめ山さん運動うんどう構成こうせい主ぬし脊兩側がわ4000米めーとる以上いじょう的てき山やま體たい。

崑崙山こんろんざん脈みゃく的てき新しん構造こうぞう運動うんどう極ごく其強烈きょうれつ，晚ばん第だい三紀以來上升大約4000～5000米まい；葉ば爾しか羌拗陷おちい中なか的てき礫つぶて石せき層そう厚あつ度ど2500餘あまり米まい，河谷こうだに高だか階かい地上ちじょう則そく分ぶん佈有第だい四紀火山凝灰岩和火山角礫岩。克かつ里さと雅みやび河かわ與あずか安あん迪すすむ爾なんじ河かわ的てき上じょう游ゆう均ひとし保存ほぞん有ゆう中ちゅう更新こうしん世よ玄武岩げんぶがん流りゅう與あずか火山かざん口こう，1951年ねん在ざい于田縣けん境さかい崑崙山こんろんざん中ちゅう的てき卡爾達たち西にし火山かざん群ぐん的てき一いち號ごう火山かざん曾爆發ばくはつ，並なみ伴ばん有ゆう火山かざん泥どろ石せき流りゅう。東部とうぶ崑崙山こんろんざん第だい四紀以來上升了2800餘あまり米まい，其相關そうかん沉積物ぶつ在ざい柴しば達たち木き盆地ぼんち中ちゅう的てき埋藏まいぞう深度しんど達たち2800米まい。崑崙山こんろんざん的てき新しん構造こうぞう運動うんどう具ぐ間歇かんけつ性せい，葉は爾なんじ羌河、喀拉喀什河かわ、尼あま雅みやび河かわ均ひとし形成けいせい4～5級きゅう階かい地ち；各かく河出かわで山口やまぐち形成けいせい4～5級きゅう疊たたみ置おけ的てき洪ひろし積せき扇おうぎ。

氣候きこう

崑崙山こんろんざん北きた坡屬暖だん溫帶おんたい塔とう里さと木き荒あら漠ばく和わ柴しば達たち木き荒あら漠ばく，降水こうすい量りょう小しょう；隨ずい着ぎ海拔かいばつ的てき增ぞう高だか，暖だん溫帶おんたい荒あら漠ばく過渡かと為ため高山たかやま荒あら漠ばく，降水こうすい量りょう隨ずい之の增加ぞうか。雪線せっせん在ざい海拔かいばつ5600米めーとる至いたり5900米めーとる，雪線せっせん以上いじょう為ため終年しゅうねん不ふ化か的てき冰川，冰川面積めんせき達たち到いた3000平方ひらかた公里くり以上いじょう，是ぜ中國ちゅうごく的てき大だい冰川區く之の一いち，冰川溶水是ぜ幾いく條じょう大河たいが的てき源げん頭あたま。

昆こん侖山幾いく乎完全ぜん不ふ受印度ど洋和ひろかず太平洋たいへいよう季き風ふう的てき影響えいきょう。相反あいはん，其卻處しょ於大おだい陸りく氣團きだん的てき持續じぞく影響えいきょう之の下した，引起年ねん氣き溫和おんわ日び氣溫きおん的てき巨きょ大だい波動はどう。山系さんけい中段ちゅうだん最さい乾燥かんそう，而西部ぶ和わ東部とうぶ的てき氣候きこう稍やや微ほろ緩和かんわ。年とし降水こうすい量りょう在ざい山麓さんろく不足ふそく50毫米，在高ありだか海拔かいばつ區く約やく為ため102～127毫米，在ざい帕米爾なんじ高原こうげん附近ふきん，年ねん降水こうすい量りょう增加ぞうか到いた457毫米。在ざい山北やまきた麓ふもと與あずか塔とう里さと木き盆地ぼんち交界處しょ，7月がつ平均へいきん氣溫きおん是ぜ25～28℃，在ざい1月がつ不ふ低てい於-9℃；然しか而在山南さんなん麓ふもと的てき西藏とりぞう阿おもね里さと，7月がつ平均へいきん溫度おんど低てい於10℃，在ざい冬季とうき則そく常つね降くだ至いたり-35℃或ある更さら低ひく。

生態せいたい資源しげん

崑崙山こんろんざん區く有ゆう100多種たしゅ高等こうとう植物しょくぶつ，但ただし一般都是低矮的灌木類。野生やせい動物どうぶつ都みやこ是ただし高原こうげん特有とくゆう的てき如藏ぞう羚羊かもしか、野の氂牛、野の驢うさぎうま等ひとし。許多きょた地區ちく有ゆう岩石がんせき沙漠さばく構成こうせい。偶見的てき死水しにみず塘為諸しょ如藏羚羊かもしか和藏かずぞう岩がん羚羊かもしか以及大群たいぐん野の驢うさぎうま和成かずなり群ぐん的野まとの犛牛等とう數すう種しゅ野生やせい有ゆう蹄動物どうぶつ提供ていきょう水草みずくさ。在ざい較為潮しお潤じゅん的てき西部せいぶ山脈さんみゃく，大角おおすみ野羊やぎ在高ありだか處しょ的てき草原そうげん吃ども草くさ。青あお綿羊めんよう、拉ひしげ達たち克かつ東方とうほう盤ばん羊ひつじ及高地ち山羊やぎ零れい星ほし分ぶん佈於整せい個こ西部せいぶ山さん區く上部じょうぶ的てき岩石がんせき上じょう。水道すいどう附近ふきん的てき柳やなぎ叢くさむら常つね有ゆう棕熊，藏ぞう狼おおかみ為當ためとう地ち特有とくゆう，但ただし雪ゆき豹ひょう極ごく為ため罕見。許多きょた候こう水鳥みずとり在ざい季き節ぶし遷徙中ちゅう常つね出沒しゅつぼつ此處ここ的てき湖みずうみ泊はく。

新しん疆和田わだ的てき崑崙山こんろんざん麓ふもと出產しゅっさん最高さいこう質美しつみ玉たま——和田わだ玉たま，從したがえ古代こだい起おこり就是中原なかはら地區ちく玉石ぎょくせき主要しゅよう來き源げん，因いん此《千せん字じ文ぶん》提ひさげ到いた「玉出たまで崑こん崗」。

文化ぶんか形象けいしょう

崑崙山こんろんざん是これ中國ちゅうごく神話しんわ中ちゅう最さい重要じゅうよう的てき神山かみやま。最早もはや《禹貢》即そく記き有ゆう崑こん崙，《山海さんかい經けい·海うみ內西經けい》描述說せつ：「海うみ內崑崙之虛むなし，在ざい西北せいほく、帝みかど下之したの都と。崑こん崙之虛きょ，方ぽう八はち百ひゃく里り，高こう萬まん仞。上有木かみあるき禾，長五ちょうご尋ひろ，大だい五ご圍かこえ。面めん有ゆう九きゅう井い，以玉為ため檻おり。面めん有ゆう九きゅう門もん，門かど有ゆう開明かいめい善ぜん守之もりゆき，百ひゃく神かみ之の所在しょざい。」《淮南ワイナン子こ》認みとめ為ため：「崑こん崙之丘おか，或ある上うえ倍ばい之の，是ぜ謂いい涼風すずかぜ之の山やま，登之とし而不死し；或ある上うえ倍ばい之の，是ぜ謂いい懸かか圃，登之とし乃靈，能のう使し風雨ふうう；或ある上うえ倍ばい之の，乃維上天じょうてん，登之とし乃神，是ぜ謂いい太ふとし帝みかど之の居きょ。」干ひ寶たから《搜さがせ神かみ記き》卷まき十じゅう三さん云うん：「崑こん崙之墟，……其外絕ぜっ以弱水すい之の深ふか，又また環かん以炎火ひ之の山やま。山上やまかみ有ゆう鳥獸ちょうじゅう草木くさき，皆みな生育せいいく滋しげる長ちょう於炎火ひ之の中なか，故こ有ゆう火ひ浣布。」王おう嘉よしみ《拾遺しゅうい記き》卷まき十じゅう云うん：「崑崙山こんろんざん有ゆう昆こん陵りょう之の地ち，其高出で日月じつげつ之の上うえ。山やま有ゆう九きゅう層そう，每まい層そう相去あいさり萬里ばんり。有ゆう雲氣うんき，從したがえ下か望もち之の，如城闕之象ぞう。」

《史記しき．大だい宛あて傳でん》中ちゅう記載きさい：「漢かん使し窮きゅう河かわ源げん，河かわ源げん出で于寘，其山多た玉石ぎょくせき，采さい來らい，天子てんし案あん古こ圖書としょ，名めい河かわ所しょ出山でやま曰崑崙雲」。蔡元定じょう《發はつ微ほろ論ろん》：「凡山皆みな祖そ崑こん崙，分ふん枝えだ分脈ぶんみゃく，愈いよいよ繁しげ愈いよいよ細ほそ，此萬殊而一本也。」陶とう公こう《提ひさげ脈みゃく賦ふ》亦また云うん：「大だい致察脈みゃく起おこり自じ崑こん崙」。崔ちぇ鴻ひろし在ざい《十じゅう六ろく國こく春秋しゅんじゅう》中ちゅう，稱たたえ崑崙山こんろんざん為ため「海上かいじょう之の諸山しょざん之の祖そ」、「天下てんか名めい山僧さんそう佔多」。《古今ここん圖書としょ集成しゅうせい》載の：「西王母せいおうぼ所しょ居きょ宮みや闕，在ざい龜山かめやま春山はるやま西にし那な之の都と，崑こん崙之圃，閬風之の苑えん。有城あるき千里せんり，玉樓ぎょくろう十じゅう二に，瓊華之の闕，光ひかり碧あお之の堂どう，九きゅう層そう元もと室しつ，紫むらさき翠みどり丹に房ぼう；左ひだり帶たい瑤よう池いけ，右みぎ環たまき翠みどり水すい。其山之の下した，弱じゃく水みず九きゅう重じゅう，洪ひろし濤萬丈ばんじょう，非ひ飆車羽わ輪わ，不可ふか到いた也。」

《史記しき》記載きさい「禹興於西羌」。《山海さんかい經けい》詳しょう盡つき描述了りょう神話しんわ中ちゅう的てき崑崙山こんろんざん與あずか西王母せいおうぼ，華はな夏なつ族ぞく從したがえ西北せいほく之の高原こうげん，遷向中原なかはら，再さい到いた沿海えんかい。《穆きよし天子てんし傳でん》記載きさい：穆きよし天子てんし見み西王母せいおうぼ於崑崙丘；穆きよし天子てんし至いたり群ぐん玉だま之の山やま，天下てんか高山こうざん盡つき收おさむ眼め裏うら（通說つうせつ為ため帕米爾なんじ高原こうげん）。崑こん崙崇拜すうはい自じ古いにしえ以來いらい都みやこ是ただし中國ちゅうごく至高しこう崇拜すうはい，漢人かんど的てき玉石ぎょくせき崇拜すうはい也是因いん為ため崑こん崙產玉だま，玉石ぎょくせき在ざい漢かん文化ぶんか中ちゅう成なり為ため高貴こうき血統けっとう的てき標示ひょうじ。

有ゆう一種說法認為由於崑崙山こんろんざん脈みゃく高こう聳そびえ挺てい拔，為ため古代こだい中國ちゅうごく和わ西部せいぶ之の間あいだ的てき天然てんねん屏へい障さわ，所以ゆえん被ひ古代こだい中國人ちゅうごくじん當とう作さく世界せかい邊べ緣えん，加か上じょう其終年ねん積せき雪ゆき令れい中國ちゅうごく古代こだい以白色はくしょく象徵しょうちょう西方せいほう。

參まいり見み

• 崑崙山こんろんざん (神話しんわ)
• 崑こん崙奴

延伸えんしん閱讀

[編へん]

《欽定きんてい古今ここん圖書としょ集成しゅうせい·方かた輿こし彙編·山川やまかわ典のり·崑崙山こんろんざん部ぶ》，出自しゅつじ陳ちん夢ゆめ雷かみなり《古今ここん圖書としょ集成しゅうせい》

外部がいぶ連結れんけつ

• 維基共ども享とおる資源しげん上うえ的てき相關そうかん多た媒體ばいたい資源しげん：崑崙山こんろんざん脈みゃく