陳ちん璧君

陳ちん璧君（1891年ねん11月5日にち—1959年ねん6月がつ17日にち），女おんな，漢かん族ぞく，字じ冰如，祖そ籍せき廣東かんとん省しょう廣州こうしゅう府ふ新しん會かい縣けん（今いま廣東かんとん省しょう江こう門もん市し蓬よもぎ江え區く），生なま於英えい屬ぞく檳榔びろう嶼喬たかし治ち市し（檳城），中華民國ちゅうかみんこく政治せいじ人物じんぶつ。

陳ちん璧君
性別せいべつ	女おんな
出生しゅっしょう	(1891-11-05)1891年ねん11月5日にち 海峽かいきょう殖民しょくみん地ち檳榔びろう嶼喬たかし治ち市し（現げん屬ぞく於馬うま來らい西にし亞あ檳城喬たかし治ち市し）
逝世	1959年ねん6月がつ17日にち(1959歲さい—06—17)（67歲さい） 中國ちゅうごく上海しゃんはい市し提ひさげ籃橋監獄かんごく
教育きょういく程度ていど	英えい屬ぞく馬ば來らい亞あ華僑かきょう小學しょうがく 璧如女おんな校こう
政黨せいとう	中國ちゅうごく國民黨こくみんとう遭開除じょ  中國ちゅうごく國民黨こくみんとう（汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん）
配偶はいぐう	汪ひろし兆ちょう銘めい （1912年ねん結婚けっこん—1944年ねん喪も偶）
經歷けいれき 中國ちゅうごく國民黨こくみんとう第だい二に屆とどけ中央ちゅうおう監察かんさつ委員いいん會かい委員いいん 中國ちゅうごく國民黨こくみんとう第だい四よん屆とどけ中央ちゅうおう監察かんさつ委員いいん會かい委員いいん 中國ちゅうごく國民黨こくみんとう第だい五ご屆とどけ中央ちゅうおう監察かんさつ委員いいん會かい委員いいん 中國ちゅうごく國民黨こくみんとう中央ちゅうおう黨とう部ぶ婦女ふじょ委員いいん 中國ちゅうごく國民黨こくみんとう全國ぜんこく經濟けいざい委員いいん會かい委員いいん 中國ちゅうごく國民黨こくみんとう西京にしぎょう籌備委員いいん會かい委員いいん 中國ちゅうごく國民黨こくみんとう中央ちゅうおう政治せいじ委員いいん會かい委員いいん （汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん）中國ちゅうごく國民黨こくみんとう第だい六ろく次じ全國ぜんこく代表だいひょう大會たいかい副ふく主席しゅせき （汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん）中國ちゅうごく國民黨こくみんとう第だい六ろく屆とどけ中央ちゅうおう監察かんさつ委員いいん會かい常務じょうむ委員いいん （汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん）中國ちゅうごく國民黨こくみんとう中央ちゅうおう政治せいじ會議かいぎ指定してい委員いいん 東亞とうあ聯れん明あきら中國ちゅうごく總會そうかい常務じょうむ理事りじ （汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん）廣東かんとん政務せいむ指導しどう員いん

生平おいだいら

與あずか汪ひろし精せい衛まもる結婚けっこん

1910年ねん的てき陳ひね璧君與あずか汪ひろし精せい衛まもる

陳ちん璧君生せい於檳城一いち個こ南洋なんよう華僑かきょう富商ふしょう家庭かてい。1907年ねん，與あずか訪問ほうもん檳榔びろう嶼的てき汪ひろし精せい衛まもる結ゆい識。1908年ねん，陳ちん璧君加入かにゅう中國ちゅうごく同盟どうめい會かい，並なみ在ざい新しん加か坡拜見はいけん孫まご文ぶん。1910年ねん4月がつ，暗殺あんさつ計けい劃暴露ばくろ，他た們遭清きよし政府せいふ搜さがせ查，汪ひろし精せい衛まもる被ひ判はん處しょ無期むき徒刑とけい。陳ひね璧君以香港ほんこん為ため據點きょてん，開ひらき展てん營救汪ひろし精せい衛まもる的てき活動かつどう。

辛からし亥い革命かくめい爆發ばくはつ後ご，1911年ねん（宣せん統すべ3年ねん）11月，汪ひろし精せい衛まもる獲え釋しゃく。1912年ねん（民みん國こく元年がんねん），陳ちん璧君與あずか汪ひろし精せい衛まもる結婚けっこん。同年どうねん8月がつ，夫婦ふうふ二に人にん同どう赴法ほう國こく留學りゅうがく。1917年ねん（民みん國こく6年ねん），為ため參加さんか孫まご文ぶん的てき護法ごほう運動うんどう，夫婦ふうふ二に人にん歸國きこく，陳ちん璧君在ざい上海しゃんはい幫助丈夫じょうぶ從事じゅうじ黨務とうむ及政治せいじ工作こうさく。1925年ねん（民みん國こく14年ねん），孫まご文ぶん在ざい北京ぺきん病やまい倒たおせ之これ際さい，汪ひろし精せい衛まもる負ふ責せめ處理しょり政務せいむ，陳ちん璧君則そく幫助宋そう慶けい齡よわい看護かんご病びょう重じゅう的てき孫まご文ぶん。

孫まご文ぶん病びょう逝後的てき1926年ねん（民みん國こく15年ねん）1月がつ，在ざい廣州こうしゅう召開中國ちゅうごく國民黨こくみんとう第だい二に次じ全國ぜんこく代表だいひょう大會たいかい，陳ちん璧君當選とうせん中央ちゅうおう監察かんさつ委員いいん、常務じょうむ委員いいん。1929年ねん（民みん國こく18年ねん）3月がつ後ご，汪ひろし精せい衛まもる開始かいし反はん蔣介石せき運動うんどう，陳ちん璧君於1931年ねん（民みん國こく20年ねん）幫助汪ひろし精せい衛まもる同どう蔣介石せき和解わかい。

汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん

抗日こうにち戰爭せんそう爆發ばくはつ後ご，1938年ねん（民みん國こく27年ねん）國民こくみん政府せいふ遷往重慶たーちん，汪ひろし精せい衛まもる及其支持しじ者しゃ協商きょうしょう善後ぜんご對策たいさく。此時，陳ちん璧君力りょく主ぬし對たい日本にっぽん和平わへい。同年どうねん12月がつ起おこり，汪ひろし精せい衛まもる夫婦ふうふ等とう人じん經けい北きた圻河かわ內逃往上海しゃんはい。1939年ねん（民みん國こく28年ねん）8月がつ，汪ひろし精せい衛まもる召開中國ちゅうごく國民黨こくみんとう第だい六ろく次じ全國ぜんこく代表だいひょう大會たいかい，陳ちん璧君當選とうせん中央ちゅうおう監察かんさつ委員いいん會かい常務じょうむ委員いいん。1940年ねん（民みん國こく29年ねん）3月がつ，南京なんきん國民こくみん政府せいふ（汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん）成立せいりつ。

陳ちん璧君在ざい蘇州そしゅう的てき寓ぐう所しょ（現げん位い於江蘇ちぁんすー省しょう蘇州そしゅう崑こん劇げき院いん）

在ざい南京なんきん國民こくみん政府せいふ中ちゅう，陳ちん璧君等とう人じん形成けいせい「公館こうかん派は」，重用じゅうよう褚民誼よしみ（陳ひね璧君的てき義妹ぎまい陳ちん舜しゅん貞さだ的てき丈夫じょうふ）控ひかえ制せい政局せいきょく。由よし此形成けいせい與あずか陳ちん公博きみひろ的てき對立たいりつ。1944年ねん（民みん國こく33年ねん）11月，陳ちん璧君將はた在ざい日本にっぽん名古屋なごや病やまい卒そつ的てき汪ひろし精せい衛まもる的てき遺體いたい遷回南京なんきん。

日本にっぽん投降とうこう後こう的てき1945年ねん（民みん國こく34年ねん）8月がつ25日にち，陳ちん璧君被ひ重慶たーちん國民こくみん政府せいふ逮捕たいほ。1946年ねん（民みん國こく35年ねん）4月がつ，被ひ江蘇ちぁんすー高等法院こうとうほういん判ばん處しょ無期むき徒刑とけい。陳ひね璧君在ざい宣せん判ばん之の際さい對たい法官ほうかん表示ひょうじ，自己じこ不服ふふく判決はんけつ，但ただし上訴じょうそ沒ぼつ有意義ゆういぎ，故こ不ふ再さい上訴じょうそ。她問當時とうじ的てき檢察官けんさつかん韋維清きよし：「說せつ汪ひろし先生せんせい賣國ばいこく，重慶たーちん治下ちか的てき地區ちく，由ゆかり不ふ得とく汪ひろし先生せんせい去さ賣うれ；汪ひろし政權せいけん治下ちか的てき地區ちく，是ぜ中國ちゅうごく的てき淪陷區く，也就是ぜ日び軍ぐん的てき佔領區く，並無ならびな一いち寸すん之の土ど，是ぜ由よし汪ひろし先生せんせい斷だん送おく的てき。在ざい淪陷區く是ぜ淪陷了りょう的てき土地とち，只ただ有ゆう從したがえ敵てき人じん手中しゅちゅう爭そう回かい權利けんり，還かえ有ゆう甚麼いんも國こく可か賣うり？日にち軍ぐん攻おさむ粵，廣州こうしゅう高級こうきゅう長官ちょうかん聞風先さき逃：幾いく曾盡過か守もり土ど之の責せめ？我わが們赤手しゅ把わ淪陷區く收おさむ回かい，而又以赤手しゅ治ち理之まさゆき，試問しもん我わが們收回かい後ご怎樣能のう交還重慶たーちん，重慶たーちん又また怎樣能のう來らい接收せっしゅう？」她又說せつ：「今こん天てん，你們以勝利者きけもの的てき姿態したい來らい審問しんもん我わが，為ため什麼いんも不ふ想そう一いち想そう？假かり如當年ねん日本にっぽん的てき炸彈，不ふ投とう於珍ちん珠たま港みなと而投とう之の於西伯さいはく利とぎ亞あ，今こん天てん將はた又また是これ怎樣的てき一いち個こ局面きょくめん？若わか說せつ為ため了りょう國家こっか的てき利益りえき，不ふ得とく不ふ與あずか他國たこく出で之の以盟好このみ的てき手段しゅだん，這樣而就被ひ認みとめ為ため漢奸かんかん。那な末まつ，中國ちゅうごく的てき漢奸かんかん應おう該不止とめ親日しんにち的てき汪ひろし先生せんせい一いち人にん。我わが等ひとし為ため救民きゅうみん而死，我わが死し也甘心こころ了りょう。」

1949年ねん中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく成立せいりつ後ご，陳ちん璧君繼續けいぞく被ひ收監しゅうかん，因いん健康けんこう狀況じょうきょう不ふ佳けい，故こ以治療ちりょう為ため主ぬし。

1950年ねん春はる，中國共產黨ちゅうごくきょうさんとう於上海しゃんはい提つつみ籃橋監獄かんごく召開大會たいかい要よう陳ひね璧君當とう眾「悔過」，陳ちん璧君則そく如是にょぜ辯解べんかい：「如其中共ちゅうきょう與あずか蘇そ聯れん友好ゆうこう，是ぜ為ため了りょう國家こっか的てき前途ぜんと，那な末まつ，在ざい當年とうねん抗戰こうせん形勢けいせい不利ふり於我的てき情況じょうきょう下か，汪ひろし先生せんせい的てき離はなれ渝與日び人じん周旋しゅうせん，彼此ひし又また何なに能のう分ぶん其涇渭？假かり如說中共ちゅうきょう政權せいけん的てき建立こんりゅう，是ぜ為ため了りょう為ため人民じんみん服務ふくむ，那な汪ひろし先生せんせい才ざい是ぜ真ま為ため淪陷區く哀あい哀あい無む告つげ的てき人民じんみん服務ふくむ。我わが是ぜ最知さいち道どう汪ひろし先生せんせい的てき人じん，我わが有為ゆうい汪ひろし先生せんせい表明ひょうめい其心跡あと的てき責任せきにん。」

1959年ねん6月がつ17日にち，陳ちん璧君病びょう卒そつ於上海しゃんはい提ひさげ籃橋監獄かんごく內的醫院いいん，終年しゅうねん68歲さい。

家庭かてい

• 父ちち：陳ちん耕こう基もと
• 母はは：衛まもる月がつ朗ろう
  • 三さん哥：陳ちん繼つぎ祖そ
    • 陳ひね國こく琦（－1990年代ねんだい，妻つま許もと宗そう玲れい）、陳ひね國こく強きょう、 陳ひね國こく新しん、陳ひね國こく豐ゆたか
  • 五ご弟おとうと：陳ちん耀祖（1892－1944），汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん廣東かんとん省しょう政府せいふ主席しゅせき兼けん廣州こうしゅう市し市長しちょう。
  • 八はち弟おとうと：陳ちん昌あきら祖そ（1904年ねん－1994年ねん），汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん空軍くうぐん中將ちゅうじょう。歷任れきにん航空こうくう署しょ署長しょちょう、中央大學ちゅうおうだいがく校長こうちょう、中ちゅう政せい會かい軍事ぐんじ専門せんもん委員いいん會かい委員いいん。
  • 五ご（陳ひね緯ぬき君くん，早はや逝）、七なな妹いもうと（陳ちん淑よし君くん）夫おっと：譚たん熙鴻（1891－1956），曾任中華民國ちゅうかみんこく全國ぜんこく蠶絲さんし產さん銷協導しるべ會かい主任しゅにん委員いいん及中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく中央ちゅうおう人民じんみん政府せいふ農業のうぎょう部ぶ顧問こもん參事さんじ室しつ主任しゅにん。
  • 義妹ぎまい（陳ちん舜しゅん貞さだ）夫おっと：褚民誼よしみ（1884－1946），汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん行政ぎょうせい院いん副ふく院長いんちょう、外交がいこう部長ぶちょう
  • 丈夫じょうぶ：汪ひろし精せい衛まもる（1883年ねん－1944年ねん）。夫妻ふさい二人共育有六位子女（其中之の一いち夭折ようせつ）。
    • 長子ちょうし：汪ひろし文ぶん嬰（1913年ねん－2011年ねん）曾留學がく德とく國こく學習がくしゅう政治せいじ經濟けいざい，後ご來任らいにん汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん國民こくみん政府せいふ軍事ぐんじ委員いいん會かい第だい三さん廳ちょう軍需ぐんじゅ處處しょしょ長ちょう。妻子さいし為ため譚たん文ぶん素もと，晚年ばんねん定てい居きょ美國びくに加か利り福ぶく尼あま亞あ州しゅう。
    • 長女ちょうじょ：汪ひろし文ぶん惺（1914年ねん－2015年ねん）早年そうねん在ざい江蘇ちぁんすー省しょう立たて教育きょういく學院がくいん學習がくしゅう，後來こうらい在ざい香港ほんこん任にん教きょう於多所しょ小學しょうがく。丈夫じょうぶ為ため何なん孟はじめ恆つね（1916－2016），退すさ休きゅう後ご定てい居きょ美國びくに新澤にいざわ西にし州しゅう。
      • 何なに冰冰（1943年ねん－）
      • 何なん重じゅう嘉よしみ [1] （頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於網あみ際ぎわ網もう路ろ檔案館かん）
    • 次女じじょ：汪ひろし文ぶん彬あきら（1920年ねん－2015年ねん）曾任印度いんど尼あま西にし亞あ政府せいふ醫藥いやく部門ぶもん高級こうきゅう主管しゅかん，後來こうらい在ざい印度いんど尼あま西にし亞あ當とう修女しゅうじょ。
    • 三さん女じょ：汪ひろし文ぶん恂まこと（1922年ねん－2002年ねん）早年そうねん為ため父親ちちおや汪ひろし精せい衛まもる整理せいり文ぶん稿こう，後ご來任らいにん香港ほんこん大學だいがく教育きょういく系けい教授きょうじゅ。
    • 次子じし：汪ひろし文ぶん悌（1928年ねん－）自じ南京なんきん中央ちゅうおう陸軍りくぐん軍ぐん官かん學校がっこう畢業，歷任れきにん汪ひろし精せい衛まもる政權せいけん警衛けいえい第だい一師炮兵營連長、廣東かんとん教導きょうどう總そう隊たい少しょう校こう大隊だいたい長ちょう。抗戰こうせん勝利しょうり後ご1946年ねん因いん通謀つうぼう敵國てきこく圖ず謀反ぼうほん抗こう本國ほんごく被ひ判はん有期ゆうき徒刑とけい一いち年ねん六ろく月がつ，褫奪ちだつ公權こうけん兩年りょうねん。後來こうらい在ざい香港ほんこん從事じゅうじ橋梁きょうりょう建築けんちく工作こうさく。