明日あした貿易ぼうえき

明日あした貿易ぼうえき船せん旗はた 万まん历十じゅう二に年ねん（1584年ねん）

明日あした貿易ぼうえき（日にち语：日明ひあがり貿易ぼうえき），是ぜ指ゆび明朝みょうちょう與あずか日本にっぽん（室町むろまち時代ときよ）兩國りょうこく之の間あいだ所しょ實行じっこう的てき商業しょうぎょう交易こうえき活動かつどう。明日あした貿易ぼうえき的てき時候じこう因いん為ため需要じゅよう使用しよう到いた被ひ稱しょう為ため「勘合かんごう符ふ」的てき許可きょか證しょう，所以ゆえん明日あした貿易ぼうえき又また被ひ稱しょう為ため「勘合かんごう貿易ぼうえき」。在ざい同どう一個時期的發生的貿易活動也包括中國與中南なかみなみ半島はんとう之これ間あいだ的てき貿易ぼうえき活動かつどう與あずか日本にっぽん與あずか朝鮮ちょうせん（李り氏し朝鮮ちょうせん）間あいだ的てき日にち朝ちょう貿易ぼうえき貿易ぼうえき活動かつどう等とう。

歷史れきし

公おおやけ元もと1368年ねん明太めんたい祖そ朱しゅ元もと璋あきら建立こんりゅう明朝みんちょう後ご，派遣はけん使節しせつ命令めいれい日本にっぽん取締とりしまり倭やまと寇（前期ぜんき倭やまと寇）和わ對たい中國ちゅうごく朝貢ちょうこう。當時とうじ日本にっぽん南北なんぼく朝あさ對立たいりつ，朝廷ちょうてい分裂ぶんれつ為ため足利あしかが氏し支持しじ的てき位い於京都きょうと的てき北朝ほくちょう與あずか位くらい於今奈良なら的まと吉野よしの朝廷ちょうてい（南朝なんちょう）。在ざい九州きゅうしゅう北部ほくぶ活動かつどう的てき南朝なんちょう方面ほうめん的てき懷なつけ良よ親王しんのう向こう明朝みんちょう朝貢ちょうこう，被ひ冊さつ封ふう為ため「日本にっぽん國王こくおう」。

室町むろまち幕府ばくふ第だい三さん代だい將軍しょうぐん足利あしかが義滿よしみつ派遣はけん今川いまがわ貞世さだよ（了俊りょうしゅん）領りょう兵へい前ぜん往九州きゅうしゅう，驅逐くちく了りょう南朝なんちょう勢力せいりょく，開始かいし試ためし圖ず與あずか明朝みょうちょう建立こんりゅう聯れん繫。但ただし1380年ねん發生はっせい胡えびす惟おもんみ庸いさお案あん，明朝みんちょう皇帝こうてい朱しゅ元もと璋あきら懷疑かいぎ胡えびす惟おもんみ庸いさお私通しつう日本にっぽん，故こ此時明朝みょうちょう與あずか日本にっぽん未み正式せいしき建立こんりゅう關係かんけい。1392年ねん，足利あしかが義満よしみつ統合とうごう南北なんぼく朝あさ，1399年ねん消滅しょうめつ獨自どくじ進行しんこう貿易ぼうえき的てき大だい內義弘ひろし（應おう永なが之の亂みだれ）。1401年ねん義滿よしみつ接受せつじゅ博多はかた商人しょうにん肥こえ富とみ的てき獻策けんさく，派遣はけん肥こえ富和とみわ僧そう人じん祖そ阿おもね為ため使節しせつ前ぜん往明朝あさ。次つぎ年ねん明惠あきえ帝みかど遣や明あきら使節しせつ帶たい來らい了りょう封ふう義滿よしみつ為ため「日本にっぽん國王こくおう臣しん源みなもと義滿よしみつ」的てき國書こくしょ。但ただし明あかり使し滯留たいりゅう日本にっぽん期間きかん，明朝みんちょう發生はっせい靖やすし難なん之の變へん，明成めいせい祖そ即位そくい，故こ再さい次つぎ發送はっそう國書こくしょ，明朝みょうちょう與あずか日本にっぽん正式せいしき建立こんりゅう國交こっこう。

義滿よしみつ死し後ご，第だい四よん代だい將軍しょうぐん足利あしかが義持よしもち與あずか前任ぜんにん管領かんりょう（幕府ばくふ中央ちゅうおう行政ぎょうせい官かん）斯波しば義よし將しょう等とう不滿ふまん於朝貢ちょうこう的てき形式けいしき，1411年ねん起おこり暫時ざんじ停止ていし了りょう貿易ぼうえき。1419年ねん足利あしかが义持在ざい写うつし给负责在兵へい库福严寺担任たんにん接待せったい明あかり使し与あずか谈判任にん务的临济宗むね僧そう人じん元もと容よう周しゅう颂的信しん中ちゅう，阐述了りょう他た与あずか明断めいだん绝外交关系けい的てき意志いし：“我国わがくに自じ古こ不ふ向こう外そと邦くに称しょう臣しん，比ひ者しゃ变前圣王之の为，受历受印，而不却之，是ぜ乃所以招病びょう也，于是先君せんくん大だい惧，誓ちかい乎明神しん，今こん后きさき无受外国がいこく使命しめい，所以ゆえん不ふ接せっ使臣ししん，兼けん不ふ遣や一介いっかい”。第だい六ろく代だい軍ぐん足利あしかが義教よしのり時重ときしげ開ひらき。應仁おうにん之の亂みだれ以後いご，日本にっぽん進入しんにゅう戰國せんごく時代じだい，貿易ぼうえき由よし堺さかい（今いま大阪おおさか）的てき細川ほそかわ氏し、兵庫ひょうご的てき大だい內氏等とう大名だいみょう及博多はかた、堺さかい等とう地ち有ゆう勢力せいりょく的てき商人しょうにん所掌しょしょう控ひかえ，大名だいみょう之の間あいだ為ため了りょう爭奪そうだつ與あずか明朝みょうちょう貿易ぼうえき的てき利益りえき多た有ゆう衝突しょうとつ，最終さいしゅう造成ぞうせい1523年ねん的てき寧やすし波は之の亂みだれ。

1523年ねん的てき寧やすし波は之の亂みだれ後ご，明朝みんちょう廢除はいじょ寧やすし波なみ市し舶司。另外日本にっぽん方面ほうめん，大だい內氏控ひかえ制せい九州きゅうしゅう北部ほくぶ和わ中國ちゅうごく地方ちほう（本州ほんしゅう西部せいぶ）後ご，於1536年ねん大内おおうち義隆よしたか再さい次つぎ開始かいし派出はしゅつ遣や明あかり船せん。1551年ねん義隆よしたか被ひ家臣かしん陶とう晴賢はるかた所ところ滅ほろび（大だい寧やすし寺てら之の變へん）之これ後ご，繼つぎ位い的てき大内おおうち義長よしなが與あずか兄あに大友おおとも義鎮よししげ於1556－1557年ねん向こう明朝みんちょう派遣はけん使者ししゃ要求ようきゅう重じゅう開ひらけ貿易ぼうえき，然しか而明朝あさ方面ほうめん將はた義長よしなが視し為ため篡奪者しゃ而拒絶きょぜつ之の。1557年ねん義長よしなが又また為ため毛利もうり元就もとなり所ところ滅ほろび，大だい內氏完全かんぜん滅亡めつぼう，故こ貿易ぼうえき重じゅう開ひらき的てき希望きぼう斷絕だんぜつ，東亞とうあ以倭やまと寇（後期こうき倭やまと寇）為ため主ぬし的てき走はし私わたし貿易ぼうえき開始かいし盛行せいこう。

形式けいしき

明日あした貿易ぼうえき形式けいしき上じょう是ぜ室町むろまち幕府ばくふ將軍しょうぐん受明朝あさ皇帝こうてい冊さつ封ふう為ため「日本にっぽん國王こくおう」並なみ對たい其朝貢ちょうこう貿易ぼうえき。1401至いたり1549年間ねんかん共ども實行じっこう十じゅう九きゅう次じ。1404年ねん之の後向うしろむき日本にっぽん頒發貿易ぼうえき許可きょか證しょう「勘合かんごう符ふ」以區別べつ於倭寇，貿易ぼうえき僅限於以此確認かくにん的てき正式せいしき遣や明あきら使つかい船せん（勘合かんごう船せん）。1432年ねん的てき宣せん德とく条約じょうやく規定きてい了りょう交易こうえき次數じすう。博多はかた與あずか堺さかい等とう地ち有ゆう勢力せいりょく的てき商人しょうにん一同搭乘遣明船，與あずか得え到いた明朝みんちょう官かん方かた許可きょか的てき商人しょうにん作さく北京ぺきん會同かいどう館かん到いた寧やすし波なみ的てき因いん私わたし貿易ぼうえき，及隨貢みつぎ品ひん由ゆかり日本にっぽん附加ふか的てき商人しょうにん貨品稱たたえ為ため因いん公こう貿易ぼうえき。

日本にっぽん入貢にゅうこう，勘合かんごう貿易ぼうえき實行じっこう之の後こう倭やまと寇被幕府ばくふ約束やくそく活動かつどう趨於平靜へいせい。輸入ゆにゅう日本にっぽん的てき織お品しな與あずか書畫しょが等とう對たい室町むろまち時代じだい的てき北山きたやま文化ぶんか和わ東山ひがしやま文化ぶんか等とう產さん生せい了りょう影響えいきょう。

貿易ぼうえき品ひん

左ひだり圖ず：作為さくい日本にっぽん通貨つうか的てき永樂えいらく通寶つうほう
右みぎ圖ず：日本にっぽん仿製的てき永樂えいらく通寶つうほう

• 明あきら由ゆかり日本にっぽん：硫黄いおう、銅どう等ひとし礦物、扇子せんす、刀かたな劍けん、漆器しっき和わ屏風びょうぶ等ひとし。
• 日にち由明よしあき輸入ゆにゅう：明あきら錢ぜに（永樂えいらく通寶つうほう）、書籍しょせき、絲いと綢、唐から傘かさ、瓷器、砂糖さとう、中藥ちゅうやく、銅器どうき、陶器とうき、絲いと、絲いと棉わた、布ぬの、綿めん綢、錦にしき繡、紅べに線せん、水銀すいぎん、針はり、鐵てつ鏈、鐵てつ鍋なべ、古文こぶん錢ぜに、古こ名畫めいが、古こ名字みょうじ、古書こしょ、藥くすり材ざい、氈毯、馬うま背せ氈、粉こな、小食しょうしょく籠こめ、漆器しっき、醋す和かず其它織品等ひんとう。

此時代じだい的てき貿易ぼうえき中ちゅう，日本にっぽん的てき銅どう以高價こうか輸出ゆしゅつ至いたり明朝みんちょう。原因げんいん一方面是中國歷史上發生的慢性的銅的缺乏，另一方面是日本的銅混雜有較多的銀ぎん，當時とうじ的てき日本にっぽん無む提ひっさげ取ど技術ぎじゅつ而明朝あさ擁よう有ゆう，故こ而銅以介於銅與あずか銀ぎん之の間あいだ的てき價格かかく進行しんこう交易こうえき。

年表ねんぴょう

注ちゅう：依よ派遣はけん年ねん份、派遣はけん者しゃ（正使せいし）的てき順序じゅんじょ列れつ出で。

1. 1401年ねん（建たて文あや三さん年ねん）幕府ばくふ（祖そ阿おもね）
2. 1403年ねん（永樂えいらく元年がんねん）幕府ばくふ（堅けん中ちゅう圭けい密ひそか）
3. 1404年ねん（永樂えいらく二に年ねん）幕府ばくふ（明あかり室しつ梵亮）
4. 1405年ねん（永樂えいらく三さん年ねん）幕府ばくふ（源みなもと通とおる賢けん）
5. 1407年ねん（永樂えいらく五ご年ねん）幕府ばくふ
6. 1408年ねん（永樂えいらく六ろく年ねん）幕府ばくふ
7. 1408年ねん（永樂えいらく六ろく年ねん）幕府ばくふ
8. 1410年ねん（永樂えいらく八はち年ねん）幕府ばくふ
9. 1433年ねん（宣せん德とく八はち年ねん）幕府ばくふ
10. 1435年ねん（宣せん德とく十じゅう年ねん）幕府ばくふ
11. 1453年ねん（景けい泰やすし四よん年ねん）幕府ばくふ
12. 1468年ねん（成なり化か四よん年ねん）幕府ばくふ、細川ほそかわ氏し、大だい內氏#
13. 1477年ねん（成なり化か十じゅう三さん年ねん）幕府ばくふ
14. 1484年ねん（成なり化か二に十じゅう年ねん）幕府ばくふ
15. 1495年ねん（弘治こうじ八はち年ねん）幕府ばくふ、細川ほそかわ氏し
16. 1509年ねん（正德まさのり四よん年ねん）細川ほそかわ氏し（宋そう素す卿きょう）
17. 1512年ねん（正德しょうとく七なな年ねん）細川ほそかわ氏し、大だい內氏（了りょう庵あん桂かつら悟さとる）
18. 1523年ねん（嘉よしみ靖やすし二に年ねん）大だい內氏（謙けん道どう宗むね設しつらえ）
19. 1523年ねん（嘉よしみ靖やすし二に年ねん）細川ほそかわ氏し（鸞岡瑞みず佐さ）
20. 1540年ねん（嘉よしみ靖やすし十じゅう九きゅう年ねん）大だい內氏（湖心こしん硯すずり鼎かなえ）
21. 1549年ねん（嘉よしみ靖やすし二に十じゅう八はち年ねん）大だい內氏（策さく彥周良りょう）

参考さんこう文献ぶんけん

来らい源みなもと

书籍

• 田中たなか健夫たけお「勘合かんごう貿易ぼうえき」（『対外たいがい関係かんけい史し辞典じてん』（吉川弘文館よしかわこうぶんかん，2009年ねん） ISBN 978-4-642-01449-6

參まいり見み

• 唐とう日び貿易ぼうえき
• 宋そう日にち貿易ぼうえき
• 朝貢ちょうこう體系たいけい
• 遣や隋ずい使し
• 遣唐使けんとうし
• 遣や明あかり使し
• 冊さつ封ふう