周しゅう定じょう山さん

周しゅう定じょう山さん
出生しゅっしょう	周しゅう火ひ樹じゅ 1898年ねん10月がつ25日にち 日にち治ち臺灣たいわん臺たい中ちゅう縣けん馬うま芝しば堡（今いま彰あきら化か縣けん鹿しか港こう鎮）
逝世	1975年ねん（76—77歲さい） 臺灣たいわん
國籍こくせき	大日本帝国だいにっぽんていこく（1898－1945） 中華民國ちゅうかみんこく（1945－1975）
體裁ていさい	新舊しんきゅう文學ぶんがく
配偶はいぐう	蔡碧霞かすみ（大房おおふさ） 梁りょう姮娥（二に房ぼう）

周しゅう定じょう山さん（1898年ねん10月がつ25日にち—1975年ねん），本名ほんみょう周しゅう火ひ樹じゅ，字じ克かつ亞あ，號ごう一いち吼ほえ，又また號ごう公望きんもち、銕魂、化か民みん、悔名生せい、公望きんもち生せい、頑銕等ひとし，人稱にんしょう半はん閑先生せんせい、半はん閑老叟。臺灣たいわん彰あきら化か縣けん鹿しか港こう鎮人ひと，日にち治ち時期じき跨またが越えつ新舊しんきゅう文學ぶんがく作家さっか。曾於そお二に二に八はち期間きかん被ひ補ほ。除じょ詩文しぶん創作そうさく外がい，亦また擅長漢かん醫い、書法しょほう、繪畫かいが及刻印こくいん等とう。

生平おいだいら

周しゅう定じょう山さん出生しゅっしょう於日にち治ち時期じき臺たい中州なかす彰あきら化か郡ぐん鹿しか港こう街がい，1907年ねん入いれ鹿しか港こう公おおやけ學校がっこう就讀，1912年ねん畢業後ご進入しんにゅう鹿しか港こう文ぶん開ひらき書院しょいん。幼時ようじ家か境さかい貧寒ひんかん，曾於そお工廠こうしょう及陶瓷店擔任たんにん木工もっこう及夥計けい，後ご輾轉てんてん前ぜん往臺北たいぺい謀はかりごと生せい，成なり為ため布ぬの莊そう學徒がくと。早年そうねん工作こうさく、生活せいかつ期間きかん，嚐盡世間せけん冷ひや暖だん，故こ其性格せいかく悲抑，特別とくべつ同情どうじょう關せき懷ふところ低下ていか階層かいそう。雖身處しょ困苦こんく之の中なか，周しゅう定じょう山やま仍於業ぎょう餘あまり時間じかん在ざい私塾しじゅく修習しゅうしゅう漢文かんぶん。1921年ねん鹿しか港こう「大だい冶吟社しゃ」成立せいりつ，周しゅう定じょう山さん加入かにゅう該社。

1922年ねん3月がつ，入にゅう廈門大學だいがく文科ぶんか就讀，1924年ねん1月がつ中止ちゅうし學業がくぎょう返かえし臺だい。1924年ねん受聘為ため彰あきら化か花壇かだん李り家か教師きょうし，自じ此棄商しょう從したがえ文ぶん。翌年よくねん，周しゅう定じょう山やま前ぜん往中國ちゅうごく，於漳州中ちゅう瀛協會きょうかい擔任たんにん《漳州新聞しんぶん》編輯へんしゅう。於五ご三さん慘むご案あん後こう返かえし回かい臺灣たいわん，1927—1932年ねん先さき後任こうにん教きょう於大おだい雅みやび讀書どくしょ會かい及北屯たむろ漢文かんぶん研究けんきゅう會かい。1934年ねん轉任てんにん《臺たい中ちゅう新報しんぽう》編輯へんしゅう，翌年よくねん再任さいにん《東亞とうあ新報しんぽう》漢かん文部もんぶ主任しゅにん。盧溝橋ろこうきょう事件じけん後ご，中日ちゅうにち戰爭せんそう爆發ばくはつ，1938年ねん周しゅう定じょう山さん應召おうしょう從軍じゅうぐん，前ぜん往上海しゃんはい擔任たんにん「畑はたけ部隊ぶたい特務とくむ部ぶ要員よういん」，後こう因いん父親ちちおや生せい病びょう而返臺だい，受霧峰ほう林はやし紀おさむ堂どう聘為家庭かてい教師きょうし。此次從軍じゅうぐん之これ行ぎょう留とめ有漢うかん詩集ししゅう《倥偬こうそう唫草》。1942年ねん與あずか友人ゆうじん在ざい彰あきら化か觀音かんのん亭てい一帶いったい開設かいせつ中藥ちゅうやく材ざい行ぎょう「榮さかえ泰行やすゆき」，後ご全ぜん毀於戰火せんか。

1946年ねん4月がつ參加さんか甲種こうしゅ公職こうしょく候こう選せん人じん臨時りんじ檢けん覈合格ごうかく，5月先任せんにん臺灣たいわん省しょう商會しょうかい聯合れんごう會かい業務ぎょうむ組ぐみ組長くみちょう，後任こうにん臺だい南縣みなみあがた虎とら尾お區く署しょ民政みんせい課長かちょう。1947年ねん1月がつ應おう莊そう遂とげ性せい之の聘，任にん臺だい中ちゅう圖書館としょかん「舊きゅう藏ぞう日び文ぶん圖書としょ整理せいり委員いいん會かい」整理せいり委員いいん，亦また同時どうじ加入かにゅう櫟くぬぎ社しゃ初任しょにん虎とら尾お區く民政みんせい課長かちょう，後ご轉任てんにん臺灣たいわん省しょう商業しょうぎょう聯合れんごう會かい，應おう聘臺中ちゅう省はぶけ立たて圖書館としょかん編目あみめ，亦また同時どうじ加入かにゅう櫟くぬぎ社しゃ。二に二に八はち事件じけん期間きかん一いち度ど被ひ捕と，後こう無罪むざい釋放しゃくほう。10月，省しょう縣けん甲種こうしゅ公職こうしょく候こう選せん人じん考試こうし檢けん覈合格ごうかく。1951年ねん，任にん臺北たいぺい任にん民政みんせい廳ちょう地方ちほう自治じち會かい編目あみめ委員いいん。其於工作こうさく餘あまり暇ひま，亦また參與さんよ台灣たいわん詩壇しだん活動かつどう，與北よぎた部ぶ詩人しじん于右任にん、賈景德とく、陳ちん含光等とう人ひと時じ有ゆう往來おうらい。隔年かくねん，周しゅう定じょう山やま返かえし鄉ごう養よう病びょう，仍不時じ參加さんか豐原とよはら富とみ春はる吟社ぎんしゃ、臺たい中ちゅう芸げい香が吟社ぎんしゃ等とう詩し會かい。後こう應おう鹿しか港こう鎮公所しょ之の聘用，於泉郊會館かん教授きょうじゅ漢文かんぶん，也在鹿しか港こう各地かくち傳授でんじゅ書法しょほう。晚年ばんねん頻しき遭喪子こ及悼亡ほろび之の痛やめ，又また加か上じょう貧ひん病びょう交侵，但ただし他た仍教學がく不ふ倦。1963年ねん從したがえ《詩文しぶん之の友とも》5萬多首中篩選出3千せん多た首くび，詩人しじん七なな百ひゃく餘人よにん，編成へんせい《臺灣たいわん擊げき缽詩選せん》，由ゆかり詩文しぶん之の友とも社しゃ發行はっこう。1975年ねん去さ世よ。

作品さくひん

著しる有ゆう《大陸たいりく吟ぎん草くさ》、《倥偬こうそう唫草》、《一吼居詩存》、《一吼劫前集》、《一いち吼ほえ劫こう後ご集しゅう》、《先さき父ちち行ぎょう述じゅつ》、《周あまね氏し家族かぞく名簿めいぼ》、《一吼詩畸》、《一いち吼ほえ居きょ譚詩たんし》、《古今ここん詩話しわ探さがせ微ほろ》。編へん有ゆう《台灣たいわん擊げき鉢ばち吟ぎん選集せんしゅう》。新しん文學ぶんがく作品さくひん見み於其剪貼簿ぼ《一いち吼ほえ敝帚集しゅう》。國立こくりつ臺灣たいわん文學ぶんがく館かん於2022年ねん出版しゅっぱん《周しゅう定じょう山やま全集ぜんしゅう》八はち冊さつ，分別ふんべつ為ため漢かん詩卷しかん上下じょうげ冊さつ、小說しょうせつ散文さんぶん卷まき1冊さつ、文獻ぶんけん卷まき1冊さつ，影像えいぞう卷まき4冊さつ。

成立せいりつ半はん閑吟かんぎん社しゃ

1958年ねん6月がつ，周しゅう定じょう山さん於鹿港こう成立せいりつ半はん閑吟かんぎん社しゃ，擔任たんにん社長しゃちょう。創そう社しゃ社員しゃいん有ゆう：周しゅう定じょう山さん、郭かく新林しんばやし、施ほどこせ冰如、王おう芳かおる壤、王おう景けい瑞みず、施ほどこせ進すすむ傳でん、張ちょう禮あや炳、吳ご東ひがし源げん、王おう春はる暉あきら、許もと瑞みず麟、王おう漢かん英えい、施ほどこせ榮さかえ坤ひつじさる、施ほどこせ文ぶん炳、蔡茂林りん、王おう世よ祥さち、莊そう錦にしき西にし、施ほどこせ一いち愚ぐ、林はやし榮さかえ弘ひろし、施ほどこせ福來ふき、施ほどこせ維謀、施ほどこせ炎えん城じょう、王おう長壽ちょうじゅ。

活動かつどう時間じかん約やく一いち個月かげつ一いち次じ。從したがえ目前もくぜん可か見み文獻ぶんけん可知かち其31期き結束けっそく時間じかん有ゆう可能かのう落在1962年ねん9月がつ之これ後ご。

許もと惠めぐみ玟曾提ひっさげ到いた：「半閒はんま吟社ぎんしゃ是ぜ周しゅう定じょう山やま自己じこ擔任たんにん社長しゃちょう的てき惟おもんみ一いち社しゃ團だん，參與さんよ社員しゃいん幾いく為ため鹿しか港こう當地とうち人士じんし，其背景はいけい或ある非ひ漢かん詩文しぶん出身しゅっしん，且橫跨またが各行かくこう各かく業ぎょう，除じょ活動かつどう時間じかん固定こてい外がい，所しょ參與さんよ的てき社外しゃがい活動かつどう仍然集中しゅうちゅう在ざい鹿しか港こう地區ちく，具有ぐゆう相當そうとう強的ごうてき在地ざいち聯れん結ゆい。」