尊王そんのう攘夷じょうい

日にち語ご寫うつし法ほう
日にち語ご原文げんぶん	尊王そんのう攘夷じょうい
假名かめい	そんのうじょうい
平文へいぶん式しき罗马字じ	Sonnō jyōi

尊王そんのう攘夷じょうい一いち词源自じ春秋しゅんじゅう时代，“尊王そんのう攘夷じょうい”一詞最早見於《春秋しゅんじゅう》，本意ほんい為ため「尊みこと勤つとむ君くん王おう，攘斥外がい夷えびす」，后きさき来演らいえん化か为具备复杂含义的政治せいじ术语，特別とくべつ是ぜ近代きんだい的てき日本にっぽん，在ざい中国ちゅうごく、日本にっぽん、朝鮮ちょうせん等ひとし历史上うえ发挥重要じゅうよう作用さよう。

中國ちゅうごく

齊ひとし桓公かんこう二に十じゅう三さん年ねん（前ぜん663年ねん），山やま戎えびす攻おさむ打だ燕つばめ國こく，燕つばめ向むかい齊ひとし求もとめ救すくえ，齊ひとし桓公かんこう派兵はへい救すくい燕つばめ。^[1]^[2]齊ひとし桓公かんこう二に十じゅう五ご年ねん（前ぜん661年ねん），山やま戎えびす攻おさむ打だ邢國，管かん仲なか提出ていしゅつ「戎えびす狄豺狼おおかみ，不可ふか厭いや也；諸しょ夏なつ親昵しんじつ，不可ふか棄也」，齊ひとし桓公かんこう再さい次つぎ發はつ兵へい攻おさむ打だ山やま戎えびす以救邢國。^[3]

魯僖公こう四よん年ねん（前ぜん656年ねん），齊ひとし桓公かんこう率りつ領りょう諸侯しょこう進入しんにゅう楚すわえ國こく，質問しつもん楚すわえ國こく為ため何なん不ふ按時向むかい周あまね天子てんし進貢しんこう祭祀さいし所用しょよう的てき茅かや草くさ而導致祭祀さいし大典たいてん無法むほう及時進行しんこう，使つかい得とく楚すわえ國こく承認しょうにん自己じこ的てき錯誤さくご。^[4]

魯僖公こう九きゅう年ねん（前ぜん651年ねん），齊ひとし桓公かんこう召集しょうしゅう各かく路みち諸侯しょこう召開葵あおい丘たかし之の盟めい^[5]，提出ていしゅつ「尊みこと周しゅう室しつ，攘夷じょうい狄，禁きん篡弒，抑そもそも兼併けんぺい」。周しゅう襄じょう王おう派は宰おさむ孔あな參加さんか，並なみ賜たまもの王室おうしつ祭祀さいし祖先そせん的てき祭さい肉にく給きゅう齊ひとし桓公かんこう。^[6]

近代きんだい以來いらい，魏ぎ源げん在ざい其著作ちょさく《海國かいこく圖ず志こころざし》提出ていしゅつ師し夷えびす長ちょう技わざ以制夷えびす的てき「夷えびす人じん」也是類似るいじ的てき概念がいねん得どく來らい。

朝鮮ちょうせん

在ざい清しん兵へい入いれ關せき時とき，朝鮮ちょうせん士人しじん也有やゆう「尊皇そんのう攘夷じょうい」之の說法せっぽう，所謂いわゆる「皇すめらぎ」，是ぜ指ゆび曾在日本にっぽん豐臣とよとみ秀吉ひでよし攻おさむ打だ朝鮮ちょうせん時とき，幫助抵禦日本にっぽん的てき中國ちゅうごく明朝みょうちょう皇帝こうてい，「夷えびす」即そく是ぜ「東夷あずまえびす」：「日本にっぽん」。^[7]

日本にっぽん

日本にっぽん幕府ばくふ時代じだい，為ため了りょう鞏固きょうこ幕府ばくふ將軍しょうぐん的てき統治とうち地位ちい，幕府ばくふ提ひさげ倡朱しゅ熹所ところ提出ていしゅつ的てき朱子學しゅしがく。這哲學がく主要しゅよう提出ていしゅつ階級かいきゅう有ゆう序じょ和わ強調きょうちょう歷史れきし的てき思想しそう，反はん而讓武士ぶし想起そうき了りょう真正しんせい的てき國家こっか元首げんしゅ是これ天皇てんのう。另一方面ほうめん，日本にっぽん本土ほんど的てき神道しんとう教きょう在ざい幕末ばくまつ時代じだい復興ふっこう。神道しんとう教きょう的てき神職しんしょく人員じんいん從したがえ古代こだい的てき日本にっぽん詩歌しか發現はつげん，日本にっぽん的てき執政しっせい者しゃ理り應おう是ぜ天皇てんのう，而非幕府ばくふ將軍しょうぐん。這成為ため尊王そんのう攘夷じょうい的てき理り據よりどころ。幕末ばくまつ，幕まく藩はん體制たいせい陷おちい入にゅう危機きき，亦また面めん臨外國がいこく侵略しんりゃく威い脅おびえ，武士ぶし階層かいそう指ゆび責せめ且屏斥江戶えど幕府ばくふ的てき軍政ぐんせい，呼よび籲應奉還ほうかん天皇てんのう實權じっけん，以抵抗こう侵犯しんぱん日本にっぽん的てき外そと夷えびす，也就是ぜ對たい強行きょうこう叩關的てき外國がいこく人じん予よ以征討せいとう，此種政治せいじ訴求そきゅう活動かつどう即そく尊王そんのう攘夷じょうい，又また称たたえ尊皇そんのう攘夷じょうい，「皇すめらぎ」出自しゅつじ「天皇てんのう」。

長州ちょうしゅう藩はん是ぜ尊王そんのう攘夷じょうい運動うんどう的てき中心ちゅうしん，代表だいひょう人物じんぶつ有ゆう吉田よしだ松陰しょういん、桂かつら小五郎こごろう、高杉たかすぎ晉作しんさく、久坂くさか玄げん瑞みず等ひとし，成員せいいん有ゆう各地かくち武士ぶし，富商ふしょう，農民のうみん，國學こくがく者しゃ，神官しんかん及倒幕とうばく派は公卿くぎょう等とう。1863年ねん6月がつ6日にち，幕府ばくふ同意どうい攘夷じょうい，6月がつ24日にち通告つうこく閉港。翌日よくじつ長州ちょうしゅう藩はん開始かいし在ざい下關しものせき海峽かいきょう炮擊外國がいこく船せん隻せき，挑起下關しものせき戰爭せんそう。8月，英國えいこく軍艦ぐんかん進攻しんこう薩摩さつま藩はん，迫さこ使つかい後者こうしゃ投降とうこう屈服くっぷく，轉うたて而支持しじ公武こうぶ合體がったい。1863年ねん，幕府ばくふ及公武こうぶ合體がったい派は發動はつどう八はち月がつ十じゅう八はち日にち政變せいへん，自じ京都きょうと驅逐くちく倒幕とうばく派は和わ尊王そんのう攘夷じょうい派は代表だいひょう。1864年ねん，長州ちょうしゅう藩はん軍隊ぐんたい開ひらけ入にゅう京都きょうと，與あずか幕府ばくふ軍隊ぐんたい作戰さくせん，史し稱しょう禁門きんもん之の變へん，最終さいしゅう戰敗せんぱい，幕府ばくふ則そく聯合れんごう外國がいこく軍隊ぐんたい發動はつどう长州征せい讨，迫さこ使つかい長州ちょうしゅう藩はん放棄ほうき尊王そんのう攘夷じょうい運動うんどう。尊王そんのう攘夷じょうい派は自じ此開始かいし向こう倒幕とうばく派は轉化てんか，為ため日び後ご大だい規模きぼ倒幕とうばく運動うんどう埋うめ下伏げぶせ筆ひつ^[8]。

参まいり见

參考さんこう文獻ぶんけん

^ 《史記しき·卷まき二に十建元以來侯者年表》：齊ひとし桓越燕つばめ伐き山やま戎えびす。
^ 《s:徒と戎えびす論ろん》：齊ひとし桓攘之の，存亡そんぼう繼つぎ絕ぜっ，北きた伐き山やま戎えびす，以開燕つばめ路ろ。
^ 《左ひだり傳でん·閔公元年がんねん》：狄人伐き邢。管かん敬けい仲なか言ごと於齊おさい侯こう曰：「戎えびす狄豺狼おおかみ，不可ふか厭いや也；諸しょ夏なつ親昵しんじつ，不可ふか棄也。宴うたげ安やす鴆毒，不可ふか懷ふところ也。《詩し》云うん：『豈あに不ふ懷ふところ歸き，畏かしこ此簡書しょ。』簡書，同どう惡相あくそう恤之謂いい也。請救邢以從したがえ簡書。」齊ひとし人じん救すくい邢。
^ 《左ひだり傳でん·僖公四よん年ねん》：春はる．齊ひとし侯こう以諸侯こう之の師し侵おかせ蔡．蔡潰．遂とげ伐き楚すわえ……管かん仲なか對たい曰……爾しか貢みつぎ包つつみ茅ちがや不入ふにゅう．王おう祭さい不ふ共とも．無む以縮酒しゅ．寡人是ぜ徵ちょう．昭あきら王おう南みなみ征せい而不復ふく．寡人是ぜ問とい．對たい曰．貢みつぎ之の不入ふにゅう．寡君之の罪つみ也．敢不共ども給きゅう．昭あきら王おう之の不ふ復ふく．君くん其問諸しょ水濱みずはま．師し進しん．次つぎ於陘．夏なつ．楚すわえ子こ使し屈こごめ完かん如師．師し退すさ．次つぎ於召陵りょう．齊ひとし侯こう陳ひね諸侯しょこう師し之の．與あずか屈こごめ完かん乘じょう而觀之の．齊ひとし侯こう曰．豈あに不ふ穀こく是ぜ為ため．先君せんくん之の好こう是ぜ繼ままし．與あずか不ふ穀こく同好どうこう如何いか．對たい曰．君惠きみえ徼福於敝邑之社稷しゃしょく．辱はずかしめ收おさむ寡君．寡君之の願ねがい也．
^ 《春秋しゅんじゅう》僖公九きゅう年ねん夏なつ．公會こうかい宰おさむ周しゅう公こう．齊ひとし侯こう．宋そう子こ．衛まもる侯こう．鄭てい伯はく．許もと男おとこ．曹伯．於葵丘おか．九月くがつ．戊つちのえ辰たつ．諸侯しょこう盟めい於葵丘おか．甲子きのえね．晉すすむ侯こう佹諸卒そつ．
^ 《左ひだり傳でん僖公九きゅう年ねん》秋あき．齊ひとし侯こう盟めい諸侯しょこう於葵丘おか．曰．凡我同盟どうめい之の人ひと．既すんで盟めい之これ後ご．言げん歸き於好．宰おさむ孔あな先さき歸き．遇ぐう晉すすむ侯こう曰．可か無む會かい也．齊ひとし侯ほう不ふ務つとむ德とく而勤遠とお略りゃく．故こ北きた伐き山やま戎えびす．南みなみ伐き楚すわえ．西にし為ため此會也．東ひがし略りゃく之の不知ふち．西にし則そく否いや矣．其在亂らん乎．君くん務つとむ靖やすし亂らん．無む勤つとむ於行．晉すすむ侯こう乃還．
^ 《朝鮮ちょうせん王朝おうちょう實錄じつろく·仁じん祖そ實錄じつろく》卷まき十じゅう，仁じん祖そ三さん年ねん十じゅう月がつ庚かのえ寅とら：「我國わがくに之の於天朝あさ，有ゆう君臣くんしん、父子ふし之の恩義おんぎ。若わか非ひ皇すめらぎ恩おん，壬みずのえ辰之たつゆき恢復かいふく，未み可か期き也。今こん奴やつ賊ぞく猾夏，若わか或ある迫さこ近きん皇すめらぎ城じょう，則のり未知みち國家こっか何なん以報答こたえ？云うん。旨むね哉，斯言!正せい矣斯言ごと!天朝てんちょう若わか徵兵ちょうへい討賊，則のり遵依敕命，掃清腥なまぐさ塵ちり，固かた無む所ところ辭やめ，如無徵ちょう調ちょう之の舉，而賊若わか直ちょく指ゆび皇すめらぎ都と，賊將ぞくしょう何なん以處之の？雖無壬みずのえ辰之たつゆき事ごと，為ため人臣じんしん之の道みち，不可ふか安坐あんざ。況きょう再さい造みやつこ東ひがし韓かん之の恩おん，何なに可か忘也？大義たいぎ所在しょざい，強弱きょうじゃく難なん顧，其令廟堂びょうどう預あずか講こう赴援之の策さく，以為報ほう答こたえ皇すめらぎ恩おん之の地ち．」
^ 中国ちゅうごく大だい百科全书出版社汇编. 中国ちゅうごく大だい百科ひゃっか全ぜん书. 外国がいこく历史（二に）第だい一いち版はん. 北京ぺきん: 中国ちゅうごく大だい百科ひゃっか全ぜん书出版しゅっぱん社しゃ. 1998. ，第だい1161页。

[1] 《史記しき·卷まき二に十建元以來侯者年表》：齊ひとし桓越燕つばめ伐き山やま戎えびす。

[2] 《s:徒と戎えびす論ろん》：齊ひとし桓攘之の，存亡そんぼう繼つぎ絕ぜっ，北きた伐き山やま戎えびす，以開燕つばめ路ろ。

[3] 《左ひだり傳でん·閔公元年がんねん》：狄人伐き邢。管かん敬けい仲なか言ごと於齊おさい侯こう曰：「戎えびす狄豺狼おおかみ，不可ふか厭いや也；諸しょ夏なつ親昵しんじつ，不可ふか棄也。宴うたげ安やす鴆毒，不可ふか懷ふところ也。《詩し》云うん：『豈あに不ふ懷ふところ歸き，畏かしこ此簡書しょ。』簡書，同どう惡相あくそう恤之謂いい也。請救邢以從したがえ簡書。」齊ひとし人じん救すくい邢。

[4] 《左ひだり傳でん·僖公四よん年ねん》：春はる．齊ひとし侯こう以諸侯こう之の師し侵おかせ蔡．蔡潰．遂とげ伐き楚すわえ……管かん仲なか對たい曰……爾しか貢みつぎ包つつみ茅ちがや不入ふにゅう．王おう祭さい不ふ共とも．無む以縮酒しゅ．寡人是ぜ徵ちょう．昭あきら王おう南みなみ征せい而不復ふく．寡人是ぜ問とい．對たい曰．貢みつぎ之の不入ふにゅう．寡君之の罪つみ也．敢不共ども給きゅう．昭あきら王おう之の不ふ復ふく．君くん其問諸しょ水濱みずはま．師し進しん．次つぎ於陘．夏なつ．楚すわえ子こ使し屈こごめ完かん如師．師し退すさ．次つぎ於召陵りょう．齊ひとし侯こう陳ひね諸侯しょこう師し之の．與あずか屈こごめ完かん乘じょう而觀之の．齊ひとし侯こう曰．豈あに不ふ穀こく是ぜ為ため．先君せんくん之の好こう是ぜ繼ままし．與あずか不ふ穀こく同好どうこう如何いか．對たい曰．君惠きみえ徼福於敝邑之社稷しゃしょく．辱はずかしめ收おさむ寡君．寡君之の願ねがい也．

[5] 《春秋しゅんじゅう》僖公九きゅう年ねん夏なつ．公會こうかい宰おさむ周しゅう公こう．齊ひとし侯こう．宋そう子こ．衛まもる侯こう．鄭てい伯はく．許もと男おとこ．曹伯．於葵丘おか．九月くがつ．戊つちのえ辰たつ．諸侯しょこう盟めい於葵丘おか．甲子きのえね．晉すすむ侯こう佹諸卒そつ．

[6] 《左ひだり傳でん僖公九きゅう年ねん》秋あき．齊ひとし侯こう盟めい諸侯しょこう於葵丘おか．曰．凡我同盟どうめい之の人ひと．既すんで盟めい之これ後ご．言げん歸き於好．宰おさむ孔あな先さき歸き．遇ぐう晉すすむ侯こう曰．可か無む會かい也．齊ひとし侯ほう不ふ務つとむ德とく而勤遠とお略りゃく．故こ北きた伐き山やま戎えびす．南みなみ伐き楚すわえ．西にし為ため此會也．東ひがし略りゃく之の不知ふち．西にし則そく否いや矣．其在亂らん乎．君くん務つとむ靖やすし亂らん．無む勤つとむ於行．晉すすむ侯こう乃還．

[7] 《朝鮮ちょうせん王朝おうちょう實錄じつろく·仁じん祖そ實錄じつろく》卷まき十じゅう，仁じん祖そ三さん年ねん十じゅう月がつ庚かのえ寅とら：「我國わがくに之の於天朝あさ，有ゆう君臣くんしん、父子ふし之の恩義おんぎ。若わか非ひ皇すめらぎ恩おん，壬みずのえ辰之たつゆき恢復かいふく，未み可か期き也。今こん奴やつ賊ぞく猾夏，若わか或ある迫さこ近きん皇すめらぎ城じょう，則のり未知みち國家こっか何なん以報答こたえ？云うん。旨むね哉，斯言!正せい矣斯言ごと!天朝てんちょう若わか徵兵ちょうへい討賊，則のり遵依敕命，掃清腥なまぐさ塵ちり，固かた無む所ところ辭やめ，如無徵ちょう調ちょう之の舉，而賊若わか直ちょく指ゆび皇すめらぎ都と，賊將ぞくしょう何なん以處之の？雖無壬みずのえ辰之たつゆき事ごと，為ため人臣じんしん之の道みち，不可ふか安坐あんざ。況きょう再さい造みやつこ東ひがし韓かん之の恩おん，何なに可か忘也？大義たいぎ所在しょざい，強弱きょうじゃく難なん顧，其令廟堂びょうどう預あずか講こう赴援之の策さく，以為報ほう答こたえ皇すめらぎ恩おん之の地ち．」

[baike-8] 中国ちゅうごく大だい百科全书出版社汇编. 中国ちゅうごく大だい百科ひゃっか全ぜん书. 外国がいこく历史（二に）第だい一いち版はん. 北京ぺきん: 中国ちゅうごく大だい百科ひゃっか全ぜん书出版しゅっぱん社しゃ. 1998. ，第だい1161页。

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