樂らく府ふ

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樂らく府ふ詩し為ため舊きゅう體からだ詩し詩體したい的てき一いち種しゅ，與あずか古體こたい詩し、近體きんたい詩し構成こうせい古典こてん詩歌しか中ちゅう的てき三さん大類おおるい，原はら指合さしあわせ音樂おんがく以唱的てき歌うた詩し。

由よし於樂府ふ是これ合ごう樂らく的てき聲こえ詩し，因いん此以後ご凡是可か傳でん唱的詩し，都と可か稱しょう為ため樂らく府ふ。因よし此樂府ふ不ふ僅是齊ひとし言げん的てき詩し，連れん長短ちょうたん句く的てき詞し、曲きょく也被士人しじん俗稱ぞくしょう為ため樂らく府ふ，如蘇そ軾的てき词集《東ひがし坡樂府ふ》、張ちょう可か久ひさ的てき散ち曲きょく集しゅう《小山こやま樂らく府ふ》等とう。

起源きげん

「樂らく府ふ」本ほん指ゆび管理かんり音樂おんがく的てき官かん府ふ，起源きげん於秦はた代だい，是ぜ秦しん的てき音樂おんがく官署かんしょ，漢かん代だい，漢かん惠めぐみ帝みかど設しつらえ「樂らく府ふ令れい」，漢かん武たけ帝みかど擴大かくだい「樂らく府ふ署しょ」的てき規模きぼ，掌てのひら管かん俗樂ぞくがく，收集しゅうしゅう民間みんかん的てき歌うた辭じ入にゅう樂らく。「采さい詩し夜よる誦，有ゆう趙ちょう、代だい、秦はた、楚すわえ之の謳」、並なみ以李り延のべ年ねん為ため「協きょう律りつ都と尉じょう」，命いのち司馬しば相しょう如等とう數すう十じゅう人為じんい詩賦しふ，由ゆかり於該官署かんしょ是ぜ採集さいしゅう趙ちょう國こく、秦はた國こく、楚すわえ國こく各地かくち的てき謳謠，後人こうじん便びん以樂府ふ或ある樂らく府ふ詩作しさく為ため民みん歌か的まと代だい稱しょう。後人こうじん把わ樂らく府ふ機關きかん配はい樂らく演えんじ唱的詩歌しか，也歸類るい標目ひょうもく為ため「樂らく府ふ」。

漢人かんど樂らく府ふ最早もはや稱たたえ歌うた詩し，也就是ぜ可か以歌唱かしょう的てき詩し，即そく來らい自民じみん間あいだ歌謠かよう的てき歌うた辭じ。後來こうらい貴族きぞく文人ぶんじん所作しょさ的てき頌歌，以及國外こくがい輸入ゆにゅう的てき樂曲がっきょく，軍樂ぐんがく等とう，也跟民みん歌か合流ごうりゅう。最後さいご士し大夫たいふ也大量りょう仿製民みん歌か來らい寫うつし詩し，於是有ゆう民間みんかん無名氏むめいし的てき樂らく府ふ和わ文人ぶんじん樂らく府ふ的てき區別くべつ。

特色とくしょく

樂らく府ふ詩的してき形成けいせい受《诗经》影響えいきょう。漢かん樂らく府ふ一いち面めん繼承けいしょう了りょう《詩經しきょう》現實げんじつ主義しゅぎ的てき藝術げいじゅつ傳統でんとう和かず樸しらき實じつ自然しぜん的てき語ご言げん風格ふうかく，一いち面めん突破とっぱ了りょう《詩經しきょう》的てき四よん言こと句く式しき，以雜言ぞうごん為ため主ぬし，並なみ逐漸趨向すうこう五言ごごん，漢かん樂らく府ふ詩句しく長短ちょうたん不一ふいつ，以五言句ごんく式しき為ため主ぬし，但ただし二に至いたり八はち言こと都みやこ有ゆう，形式けいしき自由じゆう變化へんか，參差しんし錯落さくらく，不ふ拘かかわ一いち格かく。有ゆう句く式しき整齊せいせい的てき齊ひとし言げん詩し，也有やゆう錯綜さくそう參差しんし的てき雜言ぞうごん詩し。篇へん幅はば長短ちょうたん均ひとし有ゆう，最長さいちょう的てき達たち三さん百ひゃく五ご十じゅう餘よ句く，短たん的てき則のり僅數句く。漢かん樂らく府ふ押韻おういん靈れい活かつ，有ゆう句く句く押韻おういん，有ゆう隔へだた句く押韻おういん，也有やゆう隔へだた兩りょう句く、三さん句く押韻おういん的てき。所以ゆえん，樂らく府ふ詩的してき形式けいしき較自由じゆう，字數じすう、句く數すう不ふ限きり，用よう韻いん較寬，可か換かわ韻いん，但ただし必須ひっす押韻おういん，不ふ限きり平仄ひょうそく，順じゅん口こう即そく可か，對たい仗也不ふ限きり制せい，但ただし可か見み偶句。

漢かん樂らく府ふ又また發展はってん了りょう《詩經しきょう》的てき敘事成分せいぶん而形成けいせい敘事詩し，並なみ且發展てん了りょう《詩經しきょう》的てき賦ふ比ひ興きょう手法しゅほう。因よし屬ぞく民間みんかん歌か辭じ，語ご言げん樸しらき實じつ自然しぜん，回旋かいせん反覆はんぷく，形象けいしょう鮮明せんめい，音おと調和ちょうわ諧，文字もじ活かつ潑，保持ほじ了りょう口語こうご的てき真面目まじめ，有ゆう音無おとなし義よし的てき嘆詞，也一併保留ほりゅう。另一特色とくしょく，是ぜ敘事詩し的てき逐步發展はってん，描寫びょうしゃ深刻しんこく，敘事詳しょう盡つき，情じょう節ぶし較完整せい，人物じんぶつ形象けいしょう較具體ぐたい生動せいどう，並なみ出現しゅつげん符合ふごう人物じんぶつ性格せいかく的てき對たい白しろ，以及用よう對たい白しろ推動情じょう節ぶし。

發展はってん

古代こだい樂らく府ふ是これ合ごう樂らく的てき詩し，如今曲譜きょくふ的てき部分ぶぶん已やめ失しつ傳でん，惟おもんみ歌詞かし流傳りゅうでん下か來らい，今いま從したがえ標題ひょうだい上じょう，依然いぜん可か以看出合であい樂らく的てき痕跡こんせき，很多標題ひょうだい上じょう有ゆう「歌うた、行くだり、吟ぎん、曲きょく、樂らく、弄ろう、操みさお、引、調しらべ」等とう字じ眼め的てき，往往おうおう是ぜ樂らく府ふ詩し。

兩りょう漢かん樂らく府ふ詩的してき特色とくしょく，在ざい於“緣えん於哀樂あいらく，感かん事ごと而發”，故こ多た長篇ちょうへん的てき敘事詩し，如《羅ら敷じき行ぎょう》（又また稱たたえ《陌上桑くわ》，諷刺ふうし權けん貴とうと調しらべ戲おどけ民みん女おんな之の醜態しゅうたい）、《飲いん馬ば行ぎょう》、《孤兒こじ行ぎょう》、《孔雀くじゃく東南とうなん飛ひ》（描述愛情あいじょう、家庭かてい悲劇ひげき）等とう；六朝りくちょう樂らく府ふ大だい都と是ぜ“緣えん情じょう而綺靡”的てき小しょう詩し，故こ大半たいはん為ため抒情詩じょじょうし，如《子こ夜よる歌うた》、《華山げさん畿》、《襄じょう陽ひ樂たのし》等とう，而相對たい於北朝ほくちょう的てき雄渾ゆうこん大方おおかた（如《木蘭もくれん詩し》）。至いたり唐から朝あさ，李白りはく集あつまり樂らく府ふ之の大成たいせい。

古詩こし化か

此外，还有不ふ少しょう名目めいもく看み似に乐府诗的作品さくひん，其实不能ふのう吟唱ぎんしょう，是ぜ唐とう朝あさ以后的てき诗人，在ざい并无曲きょく的てき情じょう况下自じ创的篇目へんもく。

唐から朝あさ時とき，大だい詩人しじん杜もり甫はじめ自じ創そう了りょう《丽人行ぎょう》、《兵へい车行》都みやこ是ただし名めい篇へん，是ぜ這種「不能ふのう吟唱ぎんしょう樂らく府ふ」的てき先驅せんく。

新しん樂らく府ふ運動うんどう

元和がんわ年間ねんかん，白しろ居きょ易えき、元もと稹、李り紳しん等とう繼承けいしょう杜もり甫はじめ精神せいしん，開ひらき創そう了りょう新しん樂らく府ふ運動うんどう，宗旨しゅうし是ぜ「文章ぶんしょう合あい為ため時じ而著，歌うた詩し合あい為事しごと而作」，強調きょうちょう了りょう詩歌しか諷諭ふうゆ時事じじ的てき作用さよう，白しろ居きょ易えき所しょ創そう的てき《长恨歌か》、《琵琶びわ行ぎょう》等とう，這些所謂いわゆる的てき新しん樂らく府ふ，實際じっさい上じょう只ただ用よう来らい念誦ねんじゅ，并不能ふのう吟唱ぎんしょう，接近せっきん古体こたい诗，以示与あずか已やめ传世的てき樂らく府ふ曲きょく目的もくてき區別くべつ。

參考さんこう書目しょもく

• 葉は嘉よしみ瑩：《漢かん魏ぎ六朝りくちょう詩し講こう錄ろく》（臺北たいぺい：桂冠けいかん圖書としょ股また份有限げん公司こうし，2000）。
• Stephen Owen（宇文うぶん所しょ安やす）著ちょ，胡えびす秋あき蕾つぼみ等とう譯やく：《中國ちゅうごく早期そうき古典こてん詩歌しか的てき生成せいせい》（北京ぺきん：三さん聯れん書店しょてん，2012）。

外部がいぶ链接

• 繁しげる體からだ版ばん樂らく府ふ詩集ししゅう，包含ほうがん繁體字はんたいじ逐字ちくじ索引さくいん （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 蔡宗齊ひとし：〈漢かん樂らく府ふ的てき戲おどけ劇げき模も式しき與あずか敘事模も式しき——民間みんかん與あずか文人ぶんじん樂らく府ふ之の辨わきまえ （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。

延伸えんしん阅读

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《欽定きんてい古今ここん圖書としょ集成しゅうせい·理學りがく彙編·文學ぶんがく典てん·樂らく府ふ部ぶ》，出自しゅつじ陈梦雷かみなり《古今ここん圖書としょ集成しゅうせい》