濃姬のうひめ

日にち語ご寫うつし法ほう
日にち語ご原文げんぶん	斎藤さいとう 帰き蝶ちょう、濃姫のうひめ
假名かめい	さいとう きちょう、のうひめ
平文へいぶん式しき罗马字じ	Saitō Kichō, Nōhime

岐阜ぎふ城じょう中ちゅう展示てんじ的てき濃姬のうひめ畫像がぞう

濃姬のうひめ（1535年ねん—？），日本にっぽん戰國せんごく時代じだい的てき女性じょせい，父親ちちおや為ため齋藤さいとう道三どうさん，母親ははおや為ため正室せいしつ小見おみ之これ方かた。織田おだ信長のぶなが的てき正室せいしつ。後世こうせい一般いっぱん稱しょう之の為ため「濃姬のうひめ」，意い即そく來らい自じ美濃みの的てき貴族きぞく女性じょせい。據よりどころ江戶えど時代じだい成立せいりつ的てき《美濃みの國こく諸しょ舊記きゅうき》，名字みょうじ是ぜ歸かえり蝶ちょう，又また因いん出生しゅっしょう在ざい美濃みの守護しゅご土岐とき氏し主ぬし城じょう鷺山さぎやま城しろ也被稱たたえ為ため鷺山さぎやま殿どの。

生平おいだいら事蹟じせき

生なま于天文てんもん四よん年ねん（1535年ねん）。逝世于弘治ち2年ねん（1556年ねん）9月がつ19日にち或ある慶長けいちょう17年ねん7月がつ9日にち（1612年ねん8月がつ5日にち）。母親ははおや小見おみ之これ方かた為ため明智あけち光ひかり繼つぎ之これ女おんな，據よりどころ説せつ濃姫のうひめ是正ぜせい室しつ的てき唯ただ一いち孩子。據よりどころ《明智あけち軍記ぐんき》記載きさい明智めいち光ひかり繼ままし為ため明智あけち光秀みつひで之これ祖父そふ，無論むろん明智あけち光秀みつひで父親ちちおや為ため明智あけち光ひかり綱つな(《明智あけち軍記ぐんき》)或ある是ぜ明智あけち光隆みつたか(《明智あけち氏し一族いちぞく宮城みやぎ家か相伝そうでん系けい図書としょ》)，濃姬のうひめ與あずか光秀みつひで皆みな為ため表ひょう兄妹きょうだい。

天文てんもん十じゅう三さん年ねん（1544年ねん）加納かのう口こう之の戰後せんご，美濃みの尾張おわり締結ていけつ和わ約やく，濃姬のうひめ嫁よめ給きゅう織田おだ信長のぶなが做正室しつ。齋藤さいとう道三どうさん在ざい長良川ながらがわ之これ戰せん戰死せんし後ご，濃姬のうひめ曾寄進きしん父親ちちおや道どう三的肖像畫到齋藤家的菩提寺常在寺。

通說つうせつ信長のぶなが和かず濃姬のうひめ之の間あいだ並なみ沒ぼつ有ゆう子女しじょ，但ただし根據こんきょ《近江おうみ國こく輿地よち志こころざし》卻有關せき於信長ちょう正室せいしつ生子おいご的てき記錄きろく。

雖然濃姬のうひめ是ぜ戰國せんごく大名だいみょう織田おだ信長のぶなが的てき正室せいしつ，也有やゆう許多きょた史料しりょう記載きさい信長のぶなが會かい寫うつし信しんじ去ざ處理しょり家臣かしん們夫妻つま吵架的てき問題もんだい，但ただし是ぜ關せき於她的てき事蹟じせき記載きさい卻十じゅう分ふん少すくな，生涯しょうがい最後さいご的てき情況じょうきょう不明ふめい。

生涯しょうがい後期こうき的てき各種かくしゅ說法せっぽう

有ゆう說法せっぽう是ぜ既すんで然しか信長のぶなが已やめ經けい得え到いた美濃みの，濃姬のうひめ的てき存在そんざい已やめ無む價あたい值，所以ゆえん將はた她殺害さつがい（一說いっせつ流りゅう放ひ）；也有やゆう說法せっぽう是ぜ早はや在ざい這個時候じこう以前いぜん，濃姬のうひめ已やめ經けい病びょう故ゆえ。由よし於她沒ぼつ有為ゆうい信しんじ長生ちょうせい下か子女しじょ，而史書しょ往往おうおう對たい沒ぼつ有ゆう生育せいいく的てき妻妾さいしょう記載きさい也並不ふ多た，導しるべ致她的てき後ご半生はんせい全ぜん是ぜ謎なぞ團だん。

山岡やまおか莊八しょうはち的てき織田おだ信長のぶなが（全ぜん5冊さつ）是ぜ說せつ本能寺ほんのうじ之の變へん時とき，濃姬のうひめ與信よしん長ちょう共生きょうせい死し，但ただし這並不ふ是ぜ事實じじつ。據よりどころ記載きさい，當時とうじ在ざい本能寺ほんのうじ遇ぐう害がい的てき女性じょせい是ぜ一位叫阿能局的侍女，恰好かっこう日にち語ご中なか「能のう」與あずか「濃こ」的てき發音はつおん相しょう同どう，就被拿來作さく文章ぶんしょう了りょう。而在本能寺ほんのうじ逃出來でき的てき女おんな眷們，後來こうらい都と被ひ送おく回まわ安土あづち城じょう。

1582年ねん，本能寺ほんのうじ之の變へん後ご，織田おだ信雄のぶお下した令れい焚燬安土あづち城じょう。事こと先さき，蒲生がもう賢けん秀しゅう與あずか蒲生がもう氏し鄉きょう父子ふし即そく負ふ責せめ將はた信長のぶなが的てき妻妾さいしょう都みやこ由ゆかり安土あづち城じょう迎むかえ到いた蒲生がもう所屬しょぞく的てき日野ひの城しろ去さ，其中有ちゅうう一いち位い名めい為ため「安土あづち殿でん」的てき妻妾さいしょう受到織田おだ信雄のぶお的てき照あきら顧；有ゆう些人認みとめ為信ためのぶ雄お不可能ふかのう無な故こ照あきら顧一位與和自己沒有血緣關係的父親妻妾，因いん此認為ため這位安土あづち夫人ふじん即そく為ため濃姬のうひめ。安土あづち殿でん後來こうらい在ざい1612年ねん過か世よ，法名ほうみょう「養やしなえ華はな院いん殿どの要よう津つ妙法みょうほう大だい姊」，葬そう在ざい京都きょうと信長のぶなが一家的葬身之地大德寺總見院。

不ふ過か，像ぞう德川とくがわ家康いえやす的てき妻妾さいしょう，在ざい家康いえやす死し後ご，很多落髮らくはつ為ため尼あま，受到德川とくがわ秀忠ひでただ的てき照あきら顧（譬たとえ如英勝ひでかつ院いん、清きよし雲くも院いん等ひとし等とう）。其中清きよし雲くも院いん到いた了りょう四よん代だい將軍しょうぐん·德川とくがわ家綱いえつな的てき時代じだい，因いん為ため是ぜ僅存的てき家康いえやす側室そくしつ，受到重視じゅうし。信しん雄也ゆうや可能かのう照あきら顧出家か的てき信長のぶなが妻妾さいしょう的てき。

傳說でんせつ

傳說でんせつ在ざい濃姬のうひめ出で嫁よめ前まえ，道みち三曾給她一把短刀，表示ひょうじ如果信長のぶなが真しん是ぜ笨蛋，可か以殺了りょう他た，道みち三就會趁機發兵奪取尾張國。但ただし是ぜ，歸かえり蝶ちょう卻是告訴こくそ道どう三さん：「如果我わが發現はつげん他た不ふ是ぜ傻瓜的てき話ばなし，或ある許もと我わが這把刀がたな最後さいご會かい指向しこう父親ちちおや。」

另外也有やゆう個こ傳說でんせつ，是ぜ信長のぶなが使用しよう反間はんかん計けい，向こう歸き蝶ちょう散ち佈假消息しょうそく，指出さしで齋藤さいとう家か有人ゆうじん會かい謀反ぼうほん，結果けっか歸き蝶ちょう把わ這假消息しょうそく寫うつし成なり信しんじ送おく回かい娘むすめ家か給きゅう父親ちちおや，使つかい道どう三さん將しょう無辜むこ的てき家臣かしん殺害さつがい。

登場とうじょう作品さくひん

小說しょうせつ

• 濃姬のうひめ與あずか熙子：信長のぶなが之の妻つま與あずか光秀みつひで之の妻つま（河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、中島なかじま道子みちこ著ちょ）
• 濃姬のうひめ夢ゆめ紀行きこう（集英社しゅうえいしゃ、倉本くらもと由布ゆう著ちょ）
• 直ちょく到いた歸き日び（集英社しゅうえいしゃ、藤原ふじわら真しん莉著ちょ）
• 夢ゆめ之の痕あと－美び濃姬のうひめ異い傳つて（集英社しゅうえいしゃ、藤原ふじわら真しん莉著）
• 濃姬のうひめ孤こ愁（講談社こうだんしゃ、阿井あい景子けいこ著ちょ）
• 戰國せんごく武將ぶしょう的てき妻子さいし們（Cosmo、櫻田さくらだ晉すすむ也著ちょ）
• 宿やど曜師濃姬のうひめ與信よしん長ちょう（東京とうきょう新聞しんぶん出版しゅっぱん局きょく、勝見かつみ秀雄ひでお著ちょ）
• 戰國せんごく女人にょにん十じゅう一いち話わ：歸かえり蝶ちょう之の項こう（作品社さくひんしゃ、岩井いわい三四二みよじ著ちょ）
• 濃姬のうひめ的てき膝枕ひざまくら（Cosmo、富田とみた源太郎げんたろう著ちょ）
• 戰國せんごく戀歌こいうた：霸王安眠あんみん（集英社しゅうえいしゃ、阿部あべ曉子あきこ著ちょ）
• 濃姬のうひめ春秋しゅんじゅう（文藝ぶんげい社しゃ、山本やまもと惠以子えいこ著ちょ）
• 歸かえり蝶ちょう（PHP研究所けんきゅうじょ、諸田もろた怜子れいこ著ちょ）
• Dona Bibora之の爪つめ（中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ、宮本みやもと昌孝まさたか著ちょ）
• 戰國せんごく姬ひめ～濃姬のうひめ物語ものがたり～（集英社しゅうえいしゃ、藤ふじ咲さき步ふ那な著ちょ）

影かげ視し劇げき

• 織田おだ信長のぶなが（1940年ねん、日活にっかつ、演えんじ：宮城みやぎ千賀子ちかこ）
• 凸凹おうとつ太閤たいこう記き（1953年ねん、大映だいえい、演えんじ：入江いりえ多佳子たかこ）
• 紅顔こうがん若武者わかむしゃ 織田おだ信長のぶなが（1955年ねん、東映とうえい、演えんじ：高千穗たかちほ日にち鶴づる）
• 風雲兒ふううんじ織田おだ信長のぶなが（1959年ねん、東映とうえい、演えんじ：香川かがわ京子きょうこ）
• 敵てき在ざい本能寺ほんのうじ（1960年ねん、松竹しょうちく、演えんじ：瑳峨三智子みちこ）
• 織田おだ信長のぶなが（1962年ねん、ABC、演えんじ：島しま景子けいこ）
• 德川とくがわ家康いえやす（1964年ねん、NET、演えんじ：小林こばやし千登勢ちとせ → 磯野いその千鳥ちどり）
• 太閤たいこう記き（1965年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：稻野いなの和子かずこ）
• 德川とくがわ家康いえやす（1965年ねん、東映とうえい、演えんじ：宮園みやその純子じゅんこ）
• 戰國せんごく艷つや物語ものがたり（1969年ねん、ABC、演えんじ：白川しらかわ由美ゆみ）
• 天與てんよ地ち（1969年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：上村うえむら香子きょうこ）
• 青春せいしゅん太閤たいこう記き（1970年ねん、NTV、演えんじ：大谷おおや直子なおこ）
• 國くに盜ぬすめ物語ものがたり（1973年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：松坂まつさか慶子けいこ）
• 德川とくがわ家康いえやす（1983年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：藤ふじ真利子まりこ）
• 太閤たいこう記き（1987年ねん、TBS、演えんじ：十朱とあけ幸代さちよ）
• 武田たけだ信玄しんげん（1988年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：麻生あそう祐未ゆみ）
• 德川とくがわ家康いえやす（1988年ねん、TBS、演えんじ：佐久間さくま良子りょうこ）
• 阿おもね市し御寮人ごりょうにん（1989年ねん、NTV、演えんじ：中田なかた喜子のぶこ）
• 織田おだ信長のぶなが（1989年ねん、TBS、演えんじ：名取なとり裕子ゆうこ）
• 戰國せんごく亂世らんせい的てき暴君ぼうくん 齋藤さいとう道三どうさん 奪取だっしゅ天下でんか的てき怒濤どとう（1991年ねん、ANB、演えんじ：藤谷ふじたに美紀みき）
• 德川とくがわ家康いえやす 戰國せんごく最後さいご的てき勝利しょうり者しゃ（1992年ねん、ANB、演えんじ：佳けい那な晃子あきこ）
• 信長のぶながKING OF ZIPANGU（1992年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：菊池きくち桃子ももこ）
• 獲え取ど天下てんか的てき男おとこ人じん 豐臣とよとみ秀吉ひでよし（1993年ねん、TBS、演えんじ：片瀨かたせ梨乃りの）
• 織田おだ信長のぶなが（1994年ねん、TX、演えんじ：涼風すずかぜ真世まよ）
• 豐臣とよとみ秀吉ひでよし 獲え取ど天下てんか！（1995年ねん、TX、演えんじ：森口もりぐち瑤子ようこ）
• 德川とくがわ之の女おんな（1997年ねん、TX、演えんじ：多岐川たきがわ裕美ひろみ）
• 織田おだ信長のぶなが 取得しゅとく天下でんか的てき傻瓜（1998年ねん、TBS、演えんじ：中谷なかたに美紀みき）
• 利家としいえ與あずか松まつ（2002年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：石堂いしどう夏央なつお）
• 戰國せんごく自衛隊じえいたい1549（2005年ねん、東寶とうほう、演えんじ：綾瀨あやせ遙はるか）
• 國くに盜ぬすめ物語ものがたり（2005年ねん、TX、演えんじ：菊川きくかわ怜れい）
• 太閤たいこう記き 獲え取ど天下てんか的てき男おとこ人じん・秀吉ひでよし（2006年ねん、EX、演えんじ：吉本よしもと多香美たかみ）
• 功名こうみょう十字路じゅうじろ（2006年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：和久井わくい映見えみ）
• 濃姬のうひめ（2012年ねん、EX、演えんじ：觀月みづき亞あ里さと莎）
• 女おんな信長のぶなが（2013年ねん、CX、演えんじ：小雪こゆき）
• 信長のぶなが協奏曲きょうそうきょく（2014年ねん、CX、演えんじ：柴崎しばざき幸みゆき）
• 軍師ぐんし官兵衛かんべえ （2014年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：內田有紀ゆき）
• 信長のぶなが的てき主しゅ廚（2014年ねん、EX、演えんじ：齊藤さいとう由貴ゆき）
• 麒麟きりん來らい了りょう（2020年ねん、NHK大河たいが劇げき、演えんじ：川口かわぐち春奈はるな）
• 桶おけ狹間はざま〜織田おだ信長のぶなが 霸王的てき誕生たんじょう〜（2021年ねん、CX、演えんじ：廣瀨ひろせ鈴りん）
• 传奇与あずか蝴蝶こちょう（2023年ねん、東映とうえい、演えんじ：綾瀨あやせ遙はるか）

遊戲ゆうぎ

• 戰國せんごく無雙むそう系列けいれつ/無雙むそうOROCHI系列けいれつ（聲優せいゆう：鈴木すずき麻里子まりこ）
• 戰國せんごくBASARA系列けいれつ（聲優せいゆう：日野ひの由ゆかり利加りか）
• 鬼おに武者むしゃ3
• 新しん楓かえで之の谷たに
• 仁王におう
• 神かみ魔ま之の塔とう
• 美男びなん戰國せんごく～穿ほじ越えつ時空じくう之の戀こい，配はい音おん：梶かじ裕貴ゆき

动画

• 信しん长老师的年ねん幼よう妻子さいし
• 胡蝶こちょう绮 ～少年しょうねん信しん长～

延伸えんしん阅读

• 濃こ 織田おだ信長のぶなが・室しつ―被ひ謎なぞ團だん包つつみ籠かご的てき生涯しょうがい解明かいめい（歷史れきし讀本とくほん、永田ながた恭きょう教きょう著ちょ）