京都きょうと所司代しょしだい

日にち語ご寫うつし法ほう
日にち語ご原文げんぶん	京都きょうと所司代しょしだい
假名かめい	きょうとしょしだい
平文へいぶん式しき罗马字じ	Kyōto-shoshidai

京都きょうと所司代しょしだい是ぜ幕府ばくふ職しょく稱たたえ，一般いっぱん由ゆかり譜代ふだい大名だいみょう擔任たんにん，是ぜ幕府ばくふ在ざい京都きょうと的てき代表だいひょう。

歷史れきし沿革えんかく[编辑]

1568年ねん，織田おだ信長のぶなが以擁立ようりつ室町むろまち幕府ばくふ第だい15代だい將軍しょうぐん足利あしかが義昭よしあき為ため由ゆかり，揮軍南みなみ向こう上洛じょうらく。為ため支配しはい京都きょうと地區ちく和わ維持いじ治安ちあん，設置せっち京都きょうと所司代しょしだい，由ゆかり家臣かしん村井むらい貞勝さだかつ負ふ責せめ。（村井むらい貞勝さだかつ後來こうらい在ざい本能寺ほんのうじ之の變へん中ちゅう隨ずい信長のぶなが嫡子ちゃくし織田おだ信忠のぶただ逃到二に條じょう御所ごしょ抵抗ていこう後ご死去しきょ。）

信長のぶなが死後しご，京都きょうと由よし豐臣とよとみ秀吉ひでよし統治とうち，先後せんご由よし桑原くわばら貞さだ成なり、杉原すぎはら家次いえつぐ、淺野あさの長政ながまさ（此三さん人にん在ざい1582至いたり1583年間ねんかん短期たんき任にん職しょく）、前田まえだ玄以げんい擔任たんにん京都きょうと所司代しょしだい。

在ざい室町むろまち時代ときよ、安土あづち桃山ももやま時代じだい，由ゆかり於政權せいけん在ざい關西かんさい，此職實際じっさい作用さよう不ふ大だい。及至江戶えど時代じだい，由ゆかり於政權せいけん轉移てんい到いた江戶えど，為ため加か強きょう對たい關西かんさい的てき控ひかえ制せい，仿照鎌倉かまくら時代ときよ「六ろく波は羅ら探題たんだい」一職設立的京都所司代於1600年ねん遂とげ成なり定じょう制せい。

幕末ばくまつ倒幕とうばく呼聲よびごえ高だか漲みなぎ，京都きょうと屢次發生はっせい動亂どうらん，商店しょうてん被ひ破壞はかい，強盜ごうとう橫行おうこう。幕府ばくふ有ゆう感かん京都きょうと所司代しょしだい無法むほう控ひかえ制せい治安ちあん，於1862年ねん設置せっち京都きょうと守護しゅご職しょく作為さくい負ふ責せめ京都きょうと治安ちあん的てき最高さいこう機構きこう，京都きょうと所司代しょしだい轉てん為ため京都きょうと守護しゅご職しょく轄下，直ちょく至いたり1867年ねん隨ずい幕府ばくふ政權せいけん結束けっそく廢止はいし。

職能しょくのう[编辑]

京都きょうと所司代しょしだい是ぜ幕府ばくふ在ざい京都きょうと的てき代表だいひょう，負ふ責せめ幕府ばくふ與あずか朝廷ちょうてい的てき交涉こうしょう，向こう朝廷ちょうてい傳でん遞幕府ばくふ的てき指示しじ；同時どうじ亦また監察かんさつ朝廷ちょうてい、公家くげ貴族きぞく和わ關西かんさい地區ちく各かく大名だいみょう的てき舉措，並なみ將はた各地かくち大名だいみょう送呈そうてい天皇てんのう的てき公文こうぶん先さき送おく交幕府ばくふ審しん查。此外，京都きょうと所司代しょしだい也負責せめ京都きょうと治安ちあん、裁決さいけつ近畿きんき地區ちく的てき訴訟そしょう和わ管理かんり京都きょうと、伏見ふしみ、奈良なら各地かくち的てき町奉行まちぶぎょう。役やく高だか一いち萬まん石せき，編制へんせい定員ていいん一いち名めい，一般いっぱん由よし領地りょうち三さん萬まん石せき以上いじょう的てき譜代ふだい大名だいみょう中ちゅう選任せんにん。

歷代れきだい京都きょうと所司代しょしだい[编辑]

奧平おくだいら信しん昌あきら（1600年ねん－1601年ねん）
板倉いたくら勝重かつしげ（1601年ねん－1619年ねん）
板倉いたくら重宗しげむね（1619年ねん－1654年ねん）
牧野まきの親ちかし成なり（1654年ねん－1668年ねん）
板倉いたくら重しげる矩のり（1668年ねん－1670年ねん）
永井ながい尚しょう庸いさお（1670年ねん－1678年ねん）
戶田とだ忠昌ただまさ（1678年ねん－1681年ねん）
稻葉いなば正ただし往（1681年ねん－1685年ねん）
土屋つちや政直まさなお（1685年ねん－1687年ねん）
内藤ないとう重賴しげより（1687年ねん－1690年ねん）
松平まつだいら信しん興きょう（1690年ねん－1691年ねん）
小笠原おがさわら長重ながしげ（1691年ねん－1697年ねん）
松平まつだいら信しん庸いさお（1697年ねん－1714年ねん）
水野みずの忠之ただゆき（1714年ねん－1717年ねん）
松平まつだいら忠ただし周しゅう（1717年ねん－1724年ねん）
牧野まきの英成えいせい（1724年ねん－1734年ねん）
土岐とき賴よりゆき稔みのる（1734年ねん－1742年ねん）
牧野まきの貞通さだみち（1742年ねん－1749年ねん）
松平まつだいら資し訓くん（1749年ねん－1752年ねん）
酒井さかい忠ただし用よう（1752年ねん－1756年ねん）
松平まつだいら輝あきら高だか（1756年ねん－1758年ねん）
井上いのうえ正ただし經けい（1758年ねん－1760年ねん）
阿部あべ正ただし右みぎ（1760年ねん－1764年ねん）
阿部あべ正ただし允まこと（1764年ねん－1768年ねん）
土井どい利とし里さと（1769年ねん－1777年ねん）
久世くぜ應おう明あきら（1777年ねん－1781年ねん）
牧野まきの貞さだ長ちょう（1781年ねんー1784年ねん）
戶田とだ忠寬ただひろ（1784年ねん－1789年ねん）
太田おおた資し愛あい（1789年ねん－1792年ねん）
堀田ほった正ただし順じゅん（1792年ねん－1798年ねん）
牧野まきの忠ただし精せい（1798年ねん－1801年ねん）
土井どい利とし厚あつし（1801年ねん－1802年ねん）
青山あおやま忠裕ただみち（1802年ねん－1804年ねん）
稻葉いなば正ただし謖（1804年ねん－1806年ねん）
阿部あべ正由まさよし（1806年ねん－1808年ねん）
酒井さかい忠ただし進すすむ（1808年ねん－1815年ねん）
大久保おおくぼ忠真ただざね（1815年ねん－1818年ねん）
松平まつだいら乘じょう寬ひろし（1818年ねん－1822年ねん）
内藤ないとう信しん敦あつし（1823年ねん－1825年ねん）
松平まつだいら康やすし任にん（1825年ねん－1826年ねん）
水野みずの忠邦ただくに（1826年ねん－1828年ねん）
松平まつだいら宗はじめ發はつ（1828年ねん－1832年ねん）
太田おおた資始すけはる（1832年ねん－1834年ねん）
松平まつだいら信しん順じゅん（1834年ねん－1837年ねん）
土井どい利とし位い（1837年ねん－1838年ねん）
間部まべ詮勝あきかつ（1838年ねん－1840年ねん）
牧野まきの忠ただし雅みやび（1840年ねん－1843年ねん）
酒井さかい忠義ただよし（1843年ねん－1850年ねん）
内藤ないとう信しん親おや（1850年ねん－1851年ねん）
脇坂わきさか安宅あたか（1851年ねん－1857年ねん）
本多ほんだ忠ただし民みん（1857年ねん－1858年ねん）
酒井さかい忠義ただよし（1858年ねん－1862年ねん）
松平まつだいら宗そう秀しげる（1862年ねん）
牧野まきの忠ただし恭きょう（1862年ねん－1863年ねん）
稻葉いなば正邦まさくに（1863年ねん－1864年ねん）
松平まつだいら定じょう敬けい（1864年ねん－1867年ねん）

外部がいぶ連結れんけつ[编辑]

京都きょうと所司代しょしだい跡あと（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）（日にち語ご）