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留とめ梦炎

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留とめ夢ゆめ炎えん（？—1295年ねん），字じ漢かん輔，號ごう忠ちゅう齋とき，浙江せっこう衢州人ひと。

生平おいだいら

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宋そう理さとし宗むね淳あつし祐ゆう四よん年ねん（1244年ねん）甲きのえ辰たつ科か狀じょう元もと，[1]同どう榜有鄧文勉つとむ、陳ちん卓たく。德とく祐ゆう元年がんねん（1275年ねん）為ため右みぎ丞相じょうしょう兼けん樞くるる密使みっし都と督とく諸しょ路みち兵馬へいば，進しん左ひだり丞相じょうしょう，十一月じゅういちがつ，元もと軍ぐん逼近臨安（今いま杭州こうしゅう），棄位遁去。隔年かくねん任にん湖南こなみ北きた安やす撫なで大使たいし，不ふ久ひさ降くだ元もと。留とめ夢ゆめ炎えん曾對文ぶん天てん祥さち勸降かんこう，天てん祥さち怒いか斥之。前ぜん朝あさ舊きゅう官かん王おう積つもる翁おう、謝しゃ昌あきら元もと等とう十人请求元帝特赦文天祥为道士どうし，夢ゆめ炎えん堅けん決けつ反對はんたい，曰：“天てん祥さち出で，复號召江南みなみ，置おけ吾われ十じゅう人にん於何地ち！”[2]降くだ元もと後ご，官かん至いたり禮れい部ぶ尚書しょうしょ，以翰林りん學士がくし承うけたまわ旨むね致仕ちし。[3]元成もとなり宗むね元げん貞さだ元年がんねん（1295年ねん）病死びょうし家か中ちゅう。无诗文集ぶんしゅう传世。《宋そう史ふみ》《元もと史し》皆無かいむ傳でん。

評價ひょうか

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  • 元もと世よ祖そ曾令趙ちょう孟はじめ頫作さく《譏そし留とめ夢ゆめ炎えん詩し》以諷刺ふうし之の。[4]
  • 清きよし初はつ大臣だいじん陳ちん鵬ほう年ねん在留ざいりゅう氏し宗むね祠ほこら看み到いた留とめ夢ゆめ炎えん畫像がぞう大だい怒いか，將はた畫像がぞう丟在地上ちじょう，並なみ下か令れい責せめ打だ二に十じゅう杖つえ。[5]
  • 浙人曾說：“兩りょう浙有留とめ夢ゆめ炎えん，兩りょう浙之羞也。”明朝みんちょう時じ，姓せい留とめ的てき考こう生せい必須ひっす具ぐ結ゆい“非ひ留とめ夢ゆめ炎えん後世こうせい”方かた許もと進しん場じょう考試こうし。[6]

争そう议

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元もと初はつ邓光荐《文ぶん丞相じょうしょう传》提ひさげ到いた，主しゅ张杀文ぶん天てん祥さち者しゃ的てき人じん其實是ぜ另一位降元的宋末士人青あお陽よう夢ゆめ炎えん，而非留とめ梦炎[7][8]；青あお陽よう是ぜ複ふく姓せい，為ため蜀しょく地ち流傳りゅうでん的てき姓氏せいし[9]，而留夢ゆめ炎えん是ぜ浙江せっこう衢州人ひと。

参考さんこう资料

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  1. ^ 《宋そう史ふみ·理り宗むね纪三》：“淳あつし祐ゆう四よん年ねん六ろく月がつ乙おつ亥い，赐礼部ぶ进士留とめ梦炎以下いか四よん百ひゃく二に十じゅう四よん人にん及第きゅうだい出身しゅっしん有ゆう差さ。”
  2. ^ 《續ぞく資し治ち通どおり鑑かん》卷まき第だい一いち百ひゃく八はち十じゅう四よん：“宋そう文ぶん天てん祥之よしゆき被ひ執と也，數かず求もとめ死し不ふ得え，太ふとし學生がくせい廬いおり陵りょう王おう炎えん午うま作さく《生なま祭文さいぶん》勸すすむ其速死し，置おけ於衢路ろ，天てん祥さち未み之これ見み也。行くだり至いたり南みなみ安やす，不ふ食しょく八はち日にち，猶なお生なま。是これ月がつ至いたり燕つばめ，館かん人じん供きょう帳ちょう甚盛，天てん祥さち不ふ寢ね處しょ，坐すわ達たち旦だん，遂とげ移うつり兵馬へいば同どう，設しつらえ卒そつ守之もりゆき。天てん祥さち南面なんめん坐すわ，未み嘗面北きた，留とめ夢ゆめ炎えん說せつ之の則のり罵ののし。王おう積つもる翁おう欲よく合あい降くだ臣しん謝しゃ昌あきら元もと等とう十人請釋天祥為道士，夢ゆめ炎えん不可ふか，曰：‘天てん祥さち出で，復號ふくごう召江南みなみ，置おけ吾われ十じゅう人にん於何地ち！’事こと遂とげ已やめ。”
  3. ^ 謝しゃ枋得寫うつし信しん諷刺ふうし他た：“先生せんせい少年しょうねん为抡魁さきがけ，晚年ばんねん作さく宰相さいしょう，功名こうみょう富とみ贵，亦また可か以酬素志そし矣。奔驰四よん千里せんり，如大都と拜はい见皇帝こうてい，岂为一身いっしん计哉？将はた以问三さん宫起居ききょ，使つかい天下でんか后きさき世知せち君臣くんしん之の义不可ふか废也。”（謝しゃ枋得：〈上うえ丞相じょうしょう留とめ忠ちゅう斋〉，《謝しゃ疊山たたみやま全集ぜんしゅう》卷一けんいち）
  4. ^ 《新元しんもと史し》卷まき一いち百ひゃく九きゅう十じゅう：“一いち日にち，帝みかど问梦炎えん与あずか叶かのう李り优劣，孟はじめ頫对曰：“梦炎，臣しん之の父ちち执，其人重厚じゅうこう，笃于自信じしん，好こう谋而能のう断だん，有ゆう大臣だいじん器き。李り所しょ读之书，臣しん皆みな读之，所しょ知ち所しょ能のう，臣しん皆みな知之ともゆき能のう之の。”帝みかど曰：“卿きょう以梦炎えん贤于李り耶？梦炎在ざい宋そう为状元もと，位い至いたり丞相じょうしょう，贾似道どう误国罔上，梦炎依よ阿おもね取ど容よう；李り布衣ふい，乃伏阙上书，请斩似に道どう；是ぜ李り贤于梦炎，明あきら矣！卿きょう以梦炎えん父ちち执，不ふ欲よく斥言，可か赋诗剌之。”孟はじめ頫赋诗曰：“状じょう元もと曾受宋そう家か恩おん，国くに困こま臣しん强きょう不尽ふじん言ごと。往事おうじ已やめ非ひ那な可か说，且将忠直ただなお报皇元もと。”帝みかど称しょう善ぜん。”
  5. ^ 陈康祺《郎ろう潛せん紀き聞二に筆ぴつ》卷まき十じゅう五ご引姚石甫はじめ《識小錄ろく》稱しょう：“衢州人じん言げん，陳ちん總そう河かわ鵬おおとり年ねん，始はじめ為ため西安しーあん令れい，行ぎょう鄉ごう征ただし糧かて，至いたり徐じょ忠ただし莊そう公こう（徽）言げん祠ほこら。徐じょ氏し子孫しそん張ちょう公こう像ぞう，陳ちん為之ためゆき避坐。更さら至いたり留とめ氏し祠ほこら，留とめ氏し亦また張ちょう夢ゆめ炎えん像ぞう，陳ひね見み之の大だい怒いか，仆像於地，杖つえ之の二に十じゅう。先さき是ぜ留とめ氏し子孫しそん猶なお盛もり，多た興きょう者しゃ，自じ杖つえ後ご，留とめ氏し遂とげ敗はい，乃無入にゅう庠者。”
  6. ^ 《宋そう人じん遺のこ事彙じい編へん》引《樵きこり書しょ》說せつ：“兩りょう浙有夢ゆめ炎えん，兩りょう浙之羞也。歷れき明朝みんちょう數すう百ひゃく年ねん，凡留氏し子孫しそん赴考，責せめ令書れいしょ一いち結ゆい云うん：‘並なみ非ひ留とめ夢ゆめ炎えん子孫しそん。’方かた許もと入場にゅうじょう。”
  7. ^ 邓光荐（邓剡）《文ぶん丞相じょうしょう传》据すえ《文ぶん天てん祥さち全集ぜんしゅう·卷まき十じゅう七なな·纪年录》辑出：是ぜ时南人士じんし于朝者しゃ，谢昌元もと、王おう积翁、程ほど飞卿、青あお阳梦炎えん等とう十じゅう人にん，谋合奏がっそう，请以公こう为黄冠かんむり师，冀得自じ便びん。青あお阳梦炎えん私わたし语积翁おう曰：“文ぶん公こう赣州移うつり檄げき之の志こころざし，镇江脱だつ身み之の心しん，固かた在ざい也。忽ゆるがせ有ゆう妄作，我わが辈何以自解かい？”遂とげ不ふ果はて。八はち月がつ，王おう积翁奏そう，其略曰：“南方なんぽう宰相さいしょう，无如文ぶん天てん祥さち。”上じょう遣や谕旨，谋授以大任たいにん。昌あきら元もと、积翁等とう，以书喻上意じょうい。公おおやけ复书：“数すう年ねん于兹，一死いっし自分じぶん，举其平生へいぜい而尽弃之，将はた焉用我が？”事こと遂とげ寝ね。
  8. ^ 《至いたり順じゅん鎮江志こころざし·卷まき十じゅう九きゅう·人材じんざい》：青あお陽よう夢ゆめ炎えん，字じ梓あずさ卿きょう，蜀しょく成都せいと人じん，居きょ京口きょうぐち。家いえ世よ治ち《春秋しゅんじゅう》，宋そう末まつ選せん補おぎなえ太ぶと學生がくせい，登とう進士しんし第だい，授官。時とき李り亶以淮北地ち歸き宋そう，封ふう齊ひとし郡ぐん王おう。夢ゆめ炎えん以才選せん，奉たてまつ使つかい將はた命いのち至いたり，則のり亶兵已やめ敗はい。冒おかせ鋒ほこさき鏑かぶら，致使命いのち面めん還かえ。累るい遷淮東ひがし湖北こほく提ひさげ刑けい，知ち澧州、峽かい州しゅう、常德じょうとく府ふ，權けん荊湖制せい置おけ司し事ごと。咸淳中ちゅう，忤時相しょう意い，去さ官かん不ふ復ふく仕つかまつ……歸かえり附ふ初はつ，世せい祖そ皇帝こうてい聞其名めい，召至都と，賜たまもの第だい以居。晨夕獻けんじ替かえ，深ふか簡聖眷。歷れき官かん至いたり吏禮部ぶ尚書しょうしょ，翰林かんりん學士がくし，卒そつ官かん。
  9. ^ 《史記しき·五ご帝みかど本紀ほんぎ》：嫘祖為ため黃き帝みかど正妃せいひ，生なま二に子し，其後皆みな有ゆう天下でんか；其一曰玄げん囂（即そく少しょう昊ひろし），是ぜ為ため青あお陽ひ；青あお陽ひ降くだ居きょ江え水すい。司馬しば貞さだ《索さく隱かくれ》：江こう水みず、若水わかみず皆みな在ざい蜀しょく。

參考さんこう書目しょもく

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  • 《宋そう史ふみ》列傳れつでん第だい一いち百ひゃく七なな十じゅう七なな
前任ぜんにん：
陈宜中ちゅう 		南みなみ宋そう右みぎ丞相じょうしょう
1275年ねん 		繼つぎ任にん：
陈宜中ちゅう
前任ぜんにん：
陈宜中ちゅう 		南みなみ宋そう左ひだり丞相じょうしょう
1275年ねん 		繼つぎ任にん：
吴坚
历代浙江せっこう籍せき状じょう元もと
唐とう代だい
贺知章あきら（杭州こうしゅう） | 徐じょ征ただし（衢州） | 陆扆（嘉よしみ兴，现属上海しゃんはい）
北きた宋そう
柴しば成しげる务（衢州） | 程ほど宿やど（衢州） | 贾安宅たく（湖みずうみ州しゅう） | 莫俦（湖みずうみ州しゅう） |何なに涣（永えい康やすし） | 何なに碊（湖みずうみ州しゅう） | 沈晦（杭州こうしゅう）
南みなみ宋そう
张九成なり（杭州こうしゅう） | 刘章（龙游） | 王佐おうさ（绍兴） | 王おう十じゅう朋とも（乐清） | 木き待まち问（永えい嘉よしみ） | 詹睽（绍兴） | 姚颖（宁波） | 陈亮（永えい康やすし） | 莫子纯（山やま阴，后きさき退すさ充たかし） | 傅でん行こう简（宁波） | 毛もう自じ知ち（衢州） | 赵建夫おっと（永えい嘉よしみ） | 袁甫（宁波） | 刘渭（金きむ华） | 王おう會かい龍りゅう（临海） | 周しゅう坦ひろし（永えい嘉よしみ） | 徐じょ俨夫（平ひら阳） | 留とめ梦炎（衢州） | 方ほう逢辰（淳じゅん安やす） | 方かた山さん京きょう（慈溪） | 王おう龙泽（义乌）
元朝がんちょう
泰やすし不ふ华（台うてな州しゅう）
明朝みょうちょう
张信（镇海） | 周旋しゅうせん（永えい嘉よしみ） | 商しょう輅（淳じゅん安やす） | 謝しゃ遷（余よ姚） | 王おう华（余よ姚） | 李り旻みん（杭州こうしゅう） | 姚淶（慈溪） | 韩应龙（余よ姚） | 茅かや瓒（杭州こうしゅう） | 秦はた鸣雷（临海） | 唐から汝なんじ楫かじ（兰溪） | 诸大绶（绍兴） | 范應期き（湖みずうみ州しゅう） | 罗万化か（绍兴） | 张元忭（绍兴） | 朱しゅ國こく祚（嘉よしみ兴） | 楊守勤つとむ（慈溪） | 韓かん敬たかし（吴兴） | 錢ぜに士し升ます（嘉よしみ善ぜん） | 余よ煌（绍兴）
清朝せいちょう
史ふみ大成たいせい（宁波） | 严我斯（湖みずうみ州しゅう） | 蔡啟僔（德とく清きよし） | 蔡升元もと（德とく清きよし） | 沈廷文ぶん（嘉よしみ兴） | 周しゅう𩆩（杭州こうしゅう） | 金きむ德いさお瑛あきら（杭州こうしゅう） | 金きむ甡（杭州こうしゅう） | 梁りょう國治くにはる（绍兴） | 吴鸿（杭州こうしゅう） | 蔡以台だい（嘉よしみ善ぜん） | 汪ひろし如洋（嘉よしみ兴） | 茹棻（绍兴） | 史ふみ致光（绍兴） | 王おう以銜（吴兴） | 姚文田た（吴兴） | 朱しゅ昌あきら頤（海うみ盐） | 鈕ぼたん福ぶく保ほ（湖みずうみ州しゅう） | 章あきら鋆（山やま阴，寄よせ籍せき鄞县） | 钟骏声ごえ（仁和にわ） | 陳ちん冕（山やま阴，寄よせ籍せき宛あて平たいら）
 
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