文ぶん天てん祥さち

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文ぶん天てん祥さち
文ぶん天てん祥さち（清きよし·葉は衍蘭繪え）
宋そう故ゆえ少しょう保ほ右みぎ丞相じょうしょう兼けん樞くるる密使みっし
國家こっか	宋そう
時代じだい	南みなみ宋そう
主君しゅくん	宋そう理さとし宗むね→宋そう度ど宗むね→宋そう恭きょう帝みかど→宋そう端はし宗むね→宋そう少しょう帝みかど
姓名せいめい	文ぶん天てん祥さち
字じ	履くつ善ぜん→宋そう瑞みずほ
號ごう	浮休道人どうじん
封ふう爵	信しん國こく公おおやけ
出生しゅっしょう	1236年ねん6月がつ6日にち 端はし平ひらた三さん年ねん五ご月がつ初はつ二に
逝世	1283年ねん1月がつ9日にち(1283歲さい—01—09)（46歲さい）  至いたり元もと十じゅう九きゅう年ねん十じゅう二に月がつ初はつ九きゅう

文ぶん天てん祥さち（1236年ねん6月がつ6日にち—1283年ねん1月がつ9日にち），初はつ名な雲くも孫まご，字じ天てん祥さち，號ごう浮休道人どうじん。選せん中ちゅう貢みつぎ士し後ご，改あらため以天祥さち為ため名めい，字じ履くつ善ぜん。寶たから祐ゆう年間ねんかん為ため狀じょう元もと，賜たまもの表おもて字じ宋そう瑞みずほ，後こう因いん住じゅう過か文ぶん山やま，而號文ぶん山やま，吉よし州しゅう廬いおり陵りょう富川とみかわ（今いま江西えにし吉安きちやす縣けん）人にん。南みなみ宋そう末期まっき政治せいじ家か、詩人しじん、抗こう元もと人物じんぶつ和わ民族みんぞく英雄えいゆう最後さいご被ひ封ふう為ため信しん國こく公おおやけ，故こ又また稱しょう文ぶん少しょう保ほ。

宋そう亡ほろび後ご，于五ご坡岭兵へい敗はい被ひ俘，寧やすし死し不ふ願ねがい降くだ，被ひ元もと軍ぐん俘至大だい都と（今いま北京ぺきん），忽ゆるがせ必烈親しん往勸降かんこう，文ぶん天てん祥さち不屈ふくつ，至いたり元もと十じゅう九きゅう年ねん十じゅう二に月がつ初はつ九きゅう（1283年ねん1月がつ），在ざい柴しば市し從容しょうよう就義。與あずか陸りく秀夫ひでお和わ張ちょう世よ傑すぐる等とう人ひと並稱へいしょう“宋そう末三すえぞう傑すぐる”。又また與あずか謝しゃ枋得、袁繼咸等とう人ひと並稱へいしょう“江こう右みぎ三さん山やま”。明あきら景けい泰やすし七なな年ねん，諡おくりな忠ちゅう烈れつ。著ちょ有ゆう《文ぶん山やま詩集ししゅう》《指南しなん錄ろく》《指南しなん後ご錄ろく》《正氣しょうき歌か》等とう。

生平おいだいら

文ぶん天てん祥さち狀じょう元もと及第きゅうだい榜（清朝せいちょう翻刻ほんこく版ばん）

文ぶん天てん祥さち生なま於宋そう理さとし宗むね端はし平ひらた三さん年ねん（1236年ねん）五ご月がつ二に日にち。出生しゅっしょう時じ，其父夢見ゆめみ一嬰兒腳踏紫雲飄然而過，出生しゅっしょう時じ就將孩子命いのち名な為ため雲くも孫まご，取と字じ天てん祥さち。後のち以字行ぎょう，更さら字じ履くつ善ぜん。廷試時どき宋そう理り宗むね見み其名說せつ：“天てん之の祥さち，乃宋そう之これ瑞みず也。”賜たまもの字じ宋そう瑞みずほ。18歲さい時じ獲え廬いおり陵りょう乡校考試こうし第だい一いち名めい；理り宗むね寶たから祐ゆう四よん年ねん（1256年ねん）入いれ吉よし州しゅう（今こん江西えにし吉安きちやす）白しろ鹭洲书院讀書どくしょ，同どう年中ねんじゅう選せん吉よし州しゅう貢みつぐ士し，並なみ隨ずい父ちち前ぜん往南宋そう首都しゅと臨安應おう試ためし。在ざい殿しんがり試ためし中なか，他た作さく“御ご試ためし策さく”切きり中ちゅう時弊じへい，提出ていしゅつ改革かいかく方案ほうあん，表おもて述じゅつ政治せいじ抱負ほうふ，宋そう理さとし宗そう親ちかし拔為第だい一いち，考こう官かん王おう應おう麟奏そう曰：“是ぜ卷まき古こ誼よしみ若わか龜かめ鑒，忠ただし肝かん如鐵石せき，臣しん敢為かんい得とく人じん賀が。”但ただし四よん天てん後ご父親ちちおや病びょう故こ，文ぶん天てん祥さち歸き家か丁ちょう憂ゆう三さん年ねん。

开庆元年がんねん（1259年ねん）蒙こうむ古こ军攻鄂州（今こん湖北こほく武たけ昌あきら），宦官かんがん董ただし宋そう臣しん主しゅ张迁都と；他た上うえ疏请斩董宋そう臣しん，建けん议御敌之计，未み被ひ采さい纳；後ご歷任れきにん签书甯海軍ぐん節度せつど判官ほうがん廳ちょう公事こうじ、刑部おさかべ郎ろう官かん、江西えにし提ひさげ刑けい、尚書しょうしょ左ひだり司郎しろう官かん、湖南こなん提ひさげ刑けい、知ち次つぎ年ねん任にん右みぎ丞相じょうしょう，赴元營談判だんぱん，希望きぼう以谈判ばん的てき方式ほうしき来らい刺とげ探さがせ蒙こうむ古こ军情，在ざい谈判过程中ちゅう，文ぶん天てん祥さち据すえ理り力りょく争そう，怒いか骂伯はく颜，但ただし与あずか此同时，南みなみ宋朝そうちょう廷却派は人前ひとまえ往文天てん祥さち军营，宣布せんぷ解散かいさん文ぶん天てん祥さち的てき军队。伯はく颜得知ち文ぶん天てん祥さち军队已やめ经被解散かいさん，故こ下した令れい逮捕たいほ他た，押解北方ほっぽう。當とう文ぶん天てん祥さち被ひ押送おうそう到いた鎮江的てき时候，得とく当地とうち义士相しょう救すくい脫だつ險けん。此後力りょく圖ず恢復かいふく，轉戰てんせん東南とうなん。這時，南みなみ宋朝そうちょう廷已奉たてまつ表おもて投降とうこう，恭きょう帝みかど被ひ押往元もと大だい都と，陳ひね宜よろし中なか等とう擁立ようりつ7歲さい的てき宋そう端はし宗むね在ざい福ふく州しゅう即位そくい。文ぶん天てん祥さち奉たてまつ詔みことのり入いれ福ふく州しゅう，任にん樞くるる密使みっし，同時どうじ都と督とく諸しょ路みち軍馬ぐんば，往南みなみ劍つるぎ州しゅう（今福いまふく建けん南平みなみだいら）建立こんりゅう督とく府ふ，派は人じん赴各地ち募兵ぼへい籌餉以繼續けいぞく抗こう元もと戰爭せんそう。秋あき天たかし，元もと軍ぐん攻おさむ入いれ福建ふっけん，端はし宗そう被ひ擁よう逃海上じょう，在ざい廣東かんとん一帶いったい乘船じょうせん漂泊ひょうはく。

文ぶん天てん祥さち與あずか當時とうじ朝臣あそん張ちょう世よ傑すぐる與あずか陳ひね宜よろし中なか意見いけん不ふ合ごう，於是離はなれ開ひらき南みなみ宋そう行あるき都と，以同都と督とく的てき身み份在南みなみ劍つるぎ州しゅう（治おさむ今福いまふく建けん南平みなみだいら）開府かいふ，指揮しき抗こう元もと。1277年ねん，文ぶん天てん祥さち率りつ軍ぐん移駐いちゅう龍りゅう岩いわ、梅うめ州しゅう，攻おさむ入江いりえ西にし。在ざい雩都（今江いまえ西南せいなん部ぶ）大敗たいはい元もと軍ぐん，攻おさむ取と興國こうこく，收おさむ復ふく贛州十じゅう縣けん、吉よし州しゅう四よん縣けん，人心じんしん振ふ奮，抗こう元もと形勢けいせい轉てん好このみ。但ただし好こう景けい不ふ長ちょう，元もと軍ぐん主力しゅりょく進攻しんこう文ぶん天てん祥さち興國こうこく大だい營，文ぶん天てん祥さち寡不敵てき眾，率りつ軍ぐん北きた撤，敗退はいたい到いた廬いおり陵りょう、汀なぎさ州しゅう（今福いまふく建けん長汀ちょうてい），損失そんしつ慘むご重おも，妻つま兒じ也被元もと軍ぐん擄走。

祥さち興きょう元年がんねん（1278年ねん）夏なつ，文ぶん天てん祥さち得知とくち南みなみ宋そう行ぎょう朝あさ移駐いちゅう崖山がけやま，為ため擺脫艱難かんなん處しょ境さかい，請求せいきゅう率りつ軍ぐん前ぜん往，與あずか南みなみ宋そう行ぎょう朝あさ會合かいごう。由よし於張世よ傑すぐる堅けん決けつ反對はんたい，計畫けいかく失敗しっぱい，文ぶん天てん祥さち率りつ軍ぐん退すさ往潮うしお陽よう縣けん。當年とうねん八月南宋朝廷封文天祥為少しょう保ほ、信しん國こく公おおやけ。同年どうねん冬ふゆ，元もと軍ぐん大だい舉來攻おさむ，文ぶん天てん祥さち再さい败逃走とうそう；文ぶん天てん祥さち率りつ部ぶ向むこう海うみ豐ゆたか撤退てったい的てき途中とちゅう，在ざい五ご坡岭（广东海うみ丰北きた）造みやつこ飯めし時じ遭到元もと將しょう張ちょう弘ひろし範はん的てき攻擊こうげき而兵敗はい，文ぶん天てん祥さち吞下随身ずいじん携带的てき冰片企くわだて图自杀，不ふ過か卻未死し，僅昏迷こんめい过去，隨ずい後ご文ぶん天てん祥さち被ひ俘。张弘範はん要よう文ぶん天てん祥さち寫うつし信しん招降張ちょう世よ傑すぐる，乃書《過か零れい丁ちょう洋よう詩し》：「辛苦しんく遭逢起おこり一いち經けい，干戈かんか寥落四よん周しゅう星ぼし。山河さんが破碎はさい風ふう飄絮，身み世よ浮沉雨う打だ萍。惶恐灘なだ頭あたま說せつ惶恐，零れい丁ちょう洋よう裡うら歎零れい丁ちょう。人生じんせい自じ古こ誰だれ無死むし？留とめ取と丹心たんしん照あきら汗あせ青あお。」弘ひろし範はん笑わらい而置之の，不ふ久ひさ遣や使つかい護送ごそう至大しだい都と，路上ろじょう絕食ぜっしょく八日ようか，不死ふし。被ひ關せき押在北京ぺきん府ふ學がく胡同ふーとん，拘かかわ囚しゅう四よん年ねん。帝みかど昺祥さち興きょう二に年ねん（1279年ねん），宋そう亡ほろび，文ぶん天てん祥さち仍堅守けんしゅ初志しょし，在ざい給きゅう妹いもうと妹いもうと的てき信しん中ちゅう說せつ：「收おさむ柳やなぎ女おんな信しんじ，痛やめ割わり腸ちょう胃い。人ひと誰だれ無む妻つま兒じ骨肉こつにく之の情じょう？但ただし今日きょう事こと到いた這裏，於義當とう死し，乃是命いのち也。奈何いかん？奈何いかん！……可か令れい柳やなぎ女おんな、環たまき女おんな做好人じん，爹爹管かん不ふ得とく。淚なみだ下か哽咽、哽咽。」獄中ごくちゅう作さく《指南しなん后きさき录》第だい三さん卷かん、《正氣しょうき歌か》。

忽ゆるがせ必烈愛あい其才，先後せんご派出はしゅつ平たいら章あきら政事せいじ阿おもね合馬おうま、丞相じょうしょう孛羅招降，至いたり元もと十じゅう九きゅう年ねん十二月じゅうにがつ八はち日にち（1283年ねん1月がつ8日にち），忽ゆるがせ必烈召見文ぶん天てん祥さち，親おや自じ勸降かんこう。文ぶん天てん祥さち堅けん貞さだ不屈ふくつ，答とう曰：“一死いっし之の外そと，無む可か為ため者しゃ。”元朝がんちょう又また请出当とう时已经降元もと的てき南みなみ宋そう大臣だいじん，出面でづら劝降，结果遭到文ぶん天てん祥さち的てき痛つう骂；元朝がんちょう又また派出はしゅつ已やめ经被俘的宋そう恭きょう帝みかど赵㬎劝降，文ぶん天てん祥さち置おけ之の不ふ理り。次つぎ日び押赴刑場けいじょう（柴しば市し，今北いまきた京きょう东城区く交道口こう），文ぶん天てん祥さち向こう兩りょう宋そう首都しゅと（開封かいふう和かず臨安）方向ほうこう跪拜きはい，從容しょうよう就義，享年きょうねん47歲さい。

行刑ぎょうけい後ご不ふ久ひさ，“俄にわか有ゆう詔みことのり使し止とめ之の”，然しか文ぶん天てん祥さち已やめ死し，忽ゆるがせ必烈惋惜說せつ：“好男子こうだんし，不為ふため吾われ用よう，殺ころせ之の誠まこと可か惜也！”文ぶん天てん祥さち的てき妻子さいし欧おう阳氏收おさむ屍かばね時じ，在ざい其衣帶たい中ちゅう發現はつげん絕筆ぜっぴつ自贊じさん：“孔あな曰成仁ひとし，孟はじめ曰取义；惟おもんみ其义尽つき，所以ゆえん仁じん至いたり。读圣贤书，所しょ学がく何事なにごと？而今而后，庶几无愧！”

据すえ《宋そう史し》记载，南みなみ宋そう降くだ臣しん留とめ梦炎在ざい士人しじん們請示しめせ元朝がんちょう釋放しゃくほう文ぶん天てん祥さち時じ表示ひょうじ反對はんたい，其指出で文ぶん天てん祥さち会かい再度さいど起おこり事ごと反はん元もと，最さい终元朝あさ处死文しぶん天てん祥さち，留とめ梦炎也因此遭后きさき世よ唾つば骂，明朝みょうちょう时甚至いたり要求ようきゅう留とめ姓せい人じん必须手しゅ书非留とめ梦炎子こ孙才能さいのう科か考こう。但ただし据すえ邓光荐《文ぶん丞相じょうしょう传》，此事乃另一位降元的宋末士人青あお阳梦炎えん所ところ为。

文学ぶんがく成就じょうじゅ

文ぶん天てん祥さち在ざい朱しゅ熹《蓬よもぎ戶手とて卷まき》中ちゅう的てき题记

文ぶん天てん祥さち著ちょ有ゆう多た篇へん作品さくひん，以《過か零れい丁ちょう洋よう》和かず在ざい獄中ごくちゅう所しょ題だい《正氣しょうき歌か》最さい為ため人じん所しょ認識にんしき和わ稱しょう道どう，其中前者ぜんしゃ的てき“人生じんせい自じ古こ誰だれ無死むし，留とめ取と丹心たんしん照あきら汗あせ青あお”乃千古せんこ絕句ぜっく。

為ため人じん

兴国县大だい乌山寺里てらさと由よし文ぶん天てん祥さち手しゅ书的“永えい镇江南みなみ”题额

文ぶん天てん祥さち早期そうき曾個性せい奢侈しゃし，在家ありいえ中ちゅう養やしなえ了りょう很多歌か妓ぎ。但ただし南みなみ宋そう淪亡時じ，眼め看み國家こっか败状，便びん痛つう心地ごこち把わ花はな費ひ降くだ低てい，把わ家か裡うら的てき錢ぜに財ざい全部ぜんぶ拿來募兵ぼへい。每まい當とう與あずか賓客ひんきゃく、僚屬談だん到いた國家こっか時事じじ，就痛哭つうこく流涕りゅうてい，撫なで案あん說せつ道どう：“把わ別人べつじん的てき快樂かいらく當とう成なり自己じこ的てき快樂かいらく，也要把わ別べつ人的じんてき憂慮ゆうりょ當とう成なり自己じこ的てき憂慮ゆうりょ，吃ども別人べつじん給きゅう的てき俸祿那な更さら要よう為ため別べつ人的じんてき事ごと鞠きく躬盡瘁じんすい。”

軼事いつじ

文ぶん天てん祥さち墓はか

文ぶん天てん祥さち有ゆう一則かずのり黑色こくしょく幽かそけ默だま的てき故事こじ，臨安就要淪陷了りょう，幕僚ばくりょう們勸文ぶん天てん祥さち自殺じさつ，並なみ說せつ文ぶん天てん祥さち死後しご大家たいか會かい隨したがえ他た自殺じさつ。文ぶん天てん祥さち卻說了りょう一いち個こ笑話しょうわ，從前じゅうぜん劉りゅう玉川たまがわ與一よいち個こ妓女ぎじょ相しょう戀こい，論及ろんきゅう婚こん嫁よめ，但ただし劉りゅう玉川たまがわ考こう上じょう進士しんし，當とう了りょう官かん，就想甩掉這一いち位い妓女ぎじょ，於是騙かた妓女ぎじょ說せつ，朝廷ちょうてい不ふ允許いんきょ攜帶家か眷赴任ふにん，約やく妓女ぎじょ一いち起おこり殉情じゅんじょう。劉りゅう玉川たまがわ準備じゅんび毒どく酒しゅ，讓ゆずる妓女ぎじょ先さき喝かつ，妓女ぎじょ喝かつ了りょう一半いっぱん，把わ剩あま下した的てき一半いっぱん給きゅう劉りゅう玉川たまがわ，劉りゅう玉川たまがわ卻不喝かつ，於是毒死どくし了りょう妓女ぎじょ，劉りゅう玉川たまがわ獨自どくじ離はなれ去さ。如今的てき各位かくい，莫非是ぜ想そう效こう法ほう劉りゅう玉川たまがわ？大家たいか聽了大だい笑わらい。

文ぶん天てん祥さち會かい游泳ゆうえい，且是家傳かでん的てき象棋しょうぎ高手たかて，還かえ喜き歡在戲おどけ水すい時下じか盲めくら棋，並なみ留とめ有ゆう棋譜きふ傳つて世よ。

文ぶん天てん祥さち生前せいぜん所用しょよう的てき硯すずり台だい玉たま帶たい生せい硯すずり仍保留ほりゅう至いたり今いま。

評價ひょうか

天てん祥さち不屈ふくつ

南みなみ宋そう時人じじん王おう應おう麟在ざい評ひょう文ぶん天てん祥さち的てき科か舉試卷まき時じ，盛もり讚たたえ文ぶん天てん祥さち的てき忠ちゅう肝きも義ぎ膽きも、文章ぶんしょう流露りゅうろ古代こだい賢人けんじん之の風ふう，可か以作為さくい檢視けんし的てき借か鏡かがみ，並なみ向こう宋そう理り宗むね表示ひょうじ祝賀しゅくが國こく得とく人才じんさい：「應おう麟讀之の，乃頓首とんしゅ曰：“是ぜ卷まき古こ誼よしみ若わか龜かめ鏡きょう，忠ただし肝かん如鐵石せき，臣しん敢為かんい得とく士し賀が。」

宋そう史ふみ編者へんしゃ脫だつ脫だっ評價ひょうか文ぶん天てん祥さち將はた「仁ひとし」視し為ため比ひ生命せいめい還かえ更さら重要じゅうよう的てき事物じぶつ，也盛讚たたえ宋朝そうちょう經由けいゆ科か舉取と進士しんし，培養ばいよう出で真正しんせい的てき仁義じんぎ之の士し。論ろん曰：「自じ古志こし士し，欲よく信しん大義たいぎ於天下か者しゃ，不ふ以成敗せいばい利鈍りどん動どう其心，君子くんし命いのち之の曰「仁ひとし」，以其合ごう天理てんり之の正ただし，即そく人心じんしん之の安やす爾なんじ。商しょう之の衰おとろえ，周しゅう有ゆう代だい德とく，盟めい津つ之これ師し不ふ期き而會者しゃ八はち百ひゃく國こく。伯はく夷えびす、叔齊以兩男子だんし欲よく扣馬而止之の，三尺童子知其不可。他日たじつ孔子こうし賢けん之の，則のり曰：「求もとめ仁じん而得仁じん。」宋そう至いたる德とく祐ゆう亡ほろび矣，文ぶん天てん祥さち往來おうらい兵へい間あいだ，初はつ欲よく以口舌した存そん之の，事こと既すんで無む成なり，奉たてまつ兩りょう孱王崎さき嶇嶺海うみ，以圖興きょう復ふく，兵へい敗はい身み執と。我わが世よ祖そ皇帝こうてい以天地あまち有ゆう容よう之の量りょう，既すんで壯たけし其節，又また惜其才ざい，留とめ之の數すう年ねん，如虎兕在柙，百ひゃく計けい馴之，終おわり不可ふか得とく。觀かん其從容しょうよう伏ふく質しつ，就死如歸，是ぜ其所欲よく有ゆう甚於生者しょうじゃ，可か不ふ謂いい之の「仁ひとし」哉。宋そう三さん百ひゃく餘よ年ねん，取と士し之の科か，莫盛於進士し，進士しんし莫盛於倫りん魁さきがけ。自じ天てん祥さち死し，世せい之の好こう為ため高だか論ろん者しゃ，謂いい科目かもく不足ふそく以得偉人いじん，豈あに其然乎！」

紀きの念ねん

汕头市し海うみ门镇莲花峰ほう风景区く的てき文ぶん天てん祥さち像ぞう

為ため了りょう紀き念ねん文ぶん天てん祥さち，在ざい北京ぺきん文ぶん天てん祥さち曾被關せき押的地方ちほう，成立せいりつ了りょう文ぶん丞相じょうしょう祠ほこら，後こう成立せいりつ文ぶん天てん祥さち紀き念ねん館かん。明朝みょうちょう正德まさのり年間ねんかん在ざい文ぶん天てん祥さち被ひ俘虜ふりょ的てき五ご坡嶺建立こんりゅう「方ほう飯めし亭てい」紀きの念ねん。

在ざい浙江せっこう省しょう溫州うんしゅう市し江こう心こころ嶼上うえ建たて有ゆう文信ふみのぶ國こく公おおやけ祠ほこら。

在ざい台灣たいわん的てき太ふとし魯閣國家こっか公園こうえん境さかい內因中部ちゅうぶ橫よこ貫ぬき公おおやけ路ろ開發かいはつ，於塔比ひ多た社しゃ的てき佐久間さくま神社じんじゃ舊址きゅうし興きょう建けん文ぶん天てん祥さち紀き念ねん公園こうえん，並なみ改稱かいしょう天てん祥さち。在ざい大だい沙すな溪けい原名げんめい深水ふかみ溫泉おんせん，則のり取と其號改稱かいしょう文ぶん山やま溫泉おんせん。花はな蓮はちす縣けん秀しゅう林りん鄉きょう天てん祥さち路ろ、臺たい中ちゅう市し北きた區く與北よぎた屯たむろ區く交界處しょ的てき天てん祥さち街がい、臺北たいぺい市し中山ちゅうざん區く亦また有ゆう道路どうろ以天祥さち為ため名めい。

而香港ほんこん元もと朗ろう新田にった及大だい埔泰やすし亨とおる鄉きょう文ぶん氏し族ぞく人じん（香港ほんこん原げん居きょ民みん新しん界かい五ご大だい氏族しぞく之これ一いち），源みなもと自じ江西えにし吉安きちやす，他た們的先祖せんぞ文ぶん天てん瑞みず是ぜ文ぶん天てん祥之よしゆき堂どう弟おとうと，於宋末まつ避元兵へい禍か入居にゅうきょ東ひがし莞ふとい，故こ此文族ぞく子弟してい（包括ほうかつ文ぶん祿ろく星ぼし、文ぶん壽ことぶき強つよし、文ぶん洪ひろし磋、文ぶん肇はじめ偉えら等とう人じん在ざい內），在ざい分別ふんべつ在ざい新田しんでん及泰亨とおる祠堂しどう村むら興おき建けん文ぶん天てん祥さち紀き念ねん公園こうえん及文ぶん山やま公園こうえん，並なみ文ぶん天てん祥さち像ぞう及《正氣しょうき歌か》的てき碑いしぶみ刻こく。

深ふか圳大學がく校區こうく南面なんめん的てき兩りょう大だい湖みずうみ泊はく被ひ命名めいめい為ため「文ぶん山やま湖こ」（東北とうほく泊はく為ため「上うえ文ぶん山やま湖こ」，西南せいなん泊はく為ため「下しも文ぶん山やま湖こ」）。深ふか圳南山なんざん区く南みなみ头城亦また有ゆう信しん国こく公文くもん天たかし祥さち祠ほこら。

广东汕头市し潮しお阳区谷たに饶镇域いき建立こんりゅう纪念宋そう末まつ抗こう元もと民族みんぞく英雄えいゆう的てき“宋そう大元おおもと帅墓园”。潮しお阳区谷たに饶镇一带流传着不少关于文天祥的传说。相あい传南宋そう末まつ年ねん，元もと兵へい入いれ侵おかせ。右みぎ丞相じょうしょう文ぶん天てん祥さち在ざい潮しお阳整军图谋复国こく，征せい战中于海丰县被ひ俘。而都统陈懿勾结叛将はた张弘范，与あずか宋そう军血战于小しょう北きた山麓さんろく。由よし于双方かた兵力へいりょく悬殊，宋そう军大都と战死于此。明太めんたい祖そ追つい封ふう宋そう末まつ抗こう元もと阵亡将士しょうし为“元もと帅”，钦定贵山都と赤あか寮りょう（谷たに饶旧称きゅうしょう）等とう毗邻抗こう元もと战场的てき村むら庄しょう定期ていき祭祀さいし当年とうねん牺牲的てき将士しょうし，谷たに饶等地ち才ざい开始了りょう祭さい社しゃ。民みん间修葺宋末まつ殉国じゅんこく将士しょうし之の孤こ冢，称しょう为“宋そう大元おおもと帅之墓ぼ”，各かく乡各族ぞく分ぶん期き依よ时拜祭さい。据すえ查，谷たに饶以及周围邻乡共有きょうゆう宋そう墓ぼ九きゅう处。谷たに饶祭社しゃ历来隆重たかしげ，在ざい海外かいがい也有やゆう影かげ响力。每まい逢祭社しゃ，各かく村そん都と披红挂绿，村民そんみん们穿街がい走はし巷ちまた进行民みん间艺术巡演じゅんえん。海外かいがい游ゆう子こ也纷纷回乡参加さんか。

广东省しょう肇はじめ庆市四会市迳口镇迳口村委恩岭村通天蜡烛山有文天祥祖墓，为文天てん祥さち族ぞく人じん第だい九きゅう世せい祖そ辈（文ぶん天てん祥さち为十じゅう三さん世せい）郭かく氏し之の墓はか，建けん于元代だい，坐すわ西北せいほく向こう东南，占うらない地面じめん积60平方へいほう米まい。文ぶん天てん祥さち祖そ墓ぼ在ざい南みなみ宋そう时由江西えにし迁葬于此，属ぞく二に次じ葬そう墓はか。

在ざい端はし宗むね撤離福ふく州しゅう後ご，朝廷ちょうてい駐ちゅう蹕的福ふく州しゅう濂浦（今福いまふく州しゅう市し林りん浦鄉うらごう）村民そんみん將はた皇宮こうぐう改あらため為ため供奉ぐぶ南みなみ宋そう功臣こうしん的てき廟宇びょうう。為ため躲避元朝がんちょう追つい查，將はた正殿せいでん稱しょう作さく「泰山たいざん宮みや」，內供趙ちょう匡ただし胤たね、趙ちょう昰、趙ちょう昺塑像ぞう；側がわ殿どの稱しょう作さく「大王だいおう殿どの」，供奉ぐぶ陸りく秀夫ひでお、文ぶん天てん祥さち、張ちょう世よ傑すぐる塑像そぞう。每年まいとし正月しょうがつ舉行「出で宮みや行こう鄉きょう」，將はた他た們抬出で宮みや外がい，家家いえいえ設しつらえ宴えん祭さい拜はい，延のべ續ぞく至いたり今いま。

2020年ねん6月がつ，國際こくさい天文てんもん聯れん會かい宣せん佈水星すいせい一いち個こ隕石いんせき坑あな將はた以文天てん祥さち命名めいめい。

廟宇びょうう

雙そう溪けい三さん忠ちゅう廟びょう內的文ぶん天てん祥さち、陸りく秀夫ひでお、張ちょう世よ傑すぐる像ぞう

台灣たいわん新北しんきた市し雙そう溪けい區く亦また有ゆう全ぜん台たい唯ただ一いち供奉ぐぶ宋そう末まつ三さん傑すぐる的てき「三さん忠ちゅう廟びょう」。興きょう建けん於同どう治ち7年ねん（1868年ねん），是ぜ雙そう溪けい居きょ民みん的てき信仰しんこう中心ちゅうしん。(但ただし於金きむ門もん縣けん金きむ沙すな鎮另有一座いちざ三さん忠ちゅう廟びょう)

在ざい新しん馬うま泰やすし地區ちく，當地とうち華人かじん也有やゆう供奉ぐぶ「大だい宋そう三さん忠ちゅう王おう」的てき廟宇びょうう。三忠王也稱三忠公，是ぜ指ゆび文ぶん天てん祥さち、陸りく秀夫ひでお與あずか張ちょう世よ傑すぐる，等とう三さん位い宋そう代だい忠臣ちゅうしん。在ざい新しん加か坡主祀まつ三忠王的廟宇就有「普ひろし忠ちゅう廟びょう」與あずか「水みず顯あらわ宮みや」。

泰たい國こく普ひろし吉きち網もう寮りょう三さん忠ちゅう廟びょう，成なり為ため泰たい國こく最早もはや奉祀ほうし大だい宋そう三さん忠ちゅう王おう所在しょざい，建立こんりゅう於大おだい清きよし光ひかり緒いとぐち30年ねん。

马来西にし亚霹雳太平ひら马登福ぶく全ぜん宫是马来西にし亚首间供奉文ともゆき天てん祥さち、陆秀夫おっと，张世杰的百ひゃく年ねん古こ庙，成立せいりつ于1838年ねん已やめ有ゆう168年ねん的てき历史。

馬うま來らい西にし亞あ的てき馬うま六甲三威宮在1993年ねん建けん廟びょう供奉ぐぶ文ぶん天てん祥さち、陸りく秀夫ひでお、張ちょう世よ傑すぐる，是ぜ該州規模きぼ頗巨，香こう火ひ鼎かなえ盛もり的てき廟宇びょうう。

家族かぞく

香港ほんこん新しん界かい文ぶん氏し始祖しそ文ぶん天てん瑞みず，為ため逃避とうひ元もと兵へい追おい捕と，於宋末まつ元もと初年しょねん間あいだ移うつり居きょ廣東かんとん寶たから安やす三門東みかどひがし清後せいご坑あな，至いたり明あかり初はつ分ぶん支ささえ遷入新しん界かい。因よし為ため文ぶん氏族しぞく人じん曾領導しるべ1899年ねん的てき新しん界かい抗こう英えい戰爭せんそう，所以ゆえん文ぶん氏し早年そうねん被ひ港みなと英えい政府せいふ認定にんてい為ため新しん界かい五ご大だい氏族しぞく之の一いち。現時げんじ，文ぶん氏し主要しゅよう於元朗ろう新田にった及大埔泰亨とおる一帶いったい聚居。

相關そうかん參さん見み

• 三さん忠ちゅう廟びょう (臺灣たいわん)
• 文ぶん天てん祥さち公園こうえん
• 香港ほんこん新しん界かい新田にった文あや氏し
• “永えい镇江南みなみ”题额
• 泰やすし亨とおる鄉きょう

動どう漫

• 《天子てんし傳奇でんき6洪ひろし武たけ大帝たいてい》:已やめ歿，以回顧かいこ角かく色しょく登場とうじょう，在ざい得とく悉襄陽ひ失しつ守もり、元もと軍ぐん不日ふじつ南下なんか大だい宋そう將はた亡ほろび下か，煉ねり製せい天翔あまがけ五ご靈れい，以在百ひゃく年ねん後ご反はん元之もとゆき用よう，同時どうじ精せい於玄道之みちゆき法ほう師承ししょう於玄空そら四子之二師兄淮南子，本身ほんみ是ぜ趙ちょう昺及張ちょう君くん寶たから之の師傅しふ，於被俘前以九十じゅう八名童子元神煉成趙昺之最強精神及張君寶之最強肉身。

外部がいぶ链接

• 廖咸惠めぐみ：〈理解りかい天命てんめい——文ぶん天てん祥さち的てき命運めいうん觀かん與あずか術數じゅっすう知識ちしき （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。

前任ぜんにん： 陈宜中ちゅう	南みなみ宋そう右みぎ丞相じょうしょう 1276年ねん	繼つぎ任にん： 李り庭にわ芝しば
前任ぜんにん： 李り庭にわ芝しば	南みなみ宋そう右みぎ丞相じょうしょう 1276年ねん－1278年ねん	繼つぎ任にん： 元朝がんちょう右みぎ丞相じょうしょう： 甕う吉きち剌䚟