程ほど顥

程ほど颢
北きた宋そう哲学てつがく家か、文学ぶんがく家か
清きよし宫殿藏ぞう画が本ほん
姓せい	程ほど
名な	颢
字じ	伯はく淳あつし
號ごう	明道みょうどう
封ふう爵	豫よ国こく公おおやけ
封ふう號ごう	河南かなん伯はく
族ぞく裔	汉族
出生しゅっしょう	1032年ねん 黄き陂
逝世	1085年ねん
谥号	纯公
墳墓ふんぼ	洛らく阳伊川いがわ二に程ほど墓ぼ
親おや屬ぞく 父親ちちおや 程ほど珦 兄弟きょうだい 弟おとうと程ほど頤
著作ちょさく
《遗书》(《河南かなん程ほど氏し遗书》)25卷かん

程ほど顥（1032年ねん—1085年ねん），字じ伯はく淳あつし，号ごう明道みょうどう，世せい稱たたえ明道みょうどう先生せんせい。北きた宋そう學者がくしゃ、政治せいじ家か，北きた宋そう嘉よしみ祐ゆう二に年ねん（1057年ねん）进士，历官鄠县主おも簿ぼ、上うえ元もと县主簿ぼ、泽州晋すすむ城じょう令れい、太子たいし中なか允まこと、监察御ご史し、监汝なんじ州しゅう酒税しゅぜい、镇宁军节度判官ほうがん、宗そう宁寺丞すすむ等とう职。後こう追つい封ふう“豫よ国こく公おおやけ”，配はい祀まつ孔あな廟びょう。

程ほど顥與其弟程ほど頤皆みな理學りがく大師だいし，世せい稱たたえ“二に程ほど”，二に程ほど為ため洛らく城じょう伊川いがわ人ひと，故こ其學說せつ，稱しょう之の為ため洛らく學がく。早年そうねん與あずか程ほど頤共とも師し周しゅう敦あつし頤。程ほど顥、程ほど頤學術がくじゅつ思想しそう略りゃく有ゆう不同ふどう，程ほど顥主張しゅちょう「明あきら心こころ見性けんしょう」，重視じゅうし「氣き」，為ため學がく「力行りっこう」，影響えいきょう了りょう陸りく九きゅう淵ふち。程ほど頤主張しゅちょう「格物致知かくぶつちち」，重視じゅうし「理り」，為ため學がく「窮理きゅうり」，影響えいきょう朱しゅ熹。

生平おいだいら

程ほど顥與其弟程ほど頤共同きょうどう為ため宋そう代だい理學りがく奠定了りょう基もと業ぎょう，“新しん儒學じゅがく”的てき真正しんせい成立せいりつ，自じ程ほど氏し兄弟きょうだい始はじめ。世よ稱しょう“二に程ほど”，程ほど顥叫大だい程ほど，程ほど頤叫小しょう程ほど。因よし二に程ほど兄弟きょうだい長期ちょうき在ざい洛陽らくよう講こう學がく，故こ世よ稱しょう其學為ため“洛らく學がく”。程ほど氏し兄弟きょうだい最さい重要じゅうよう的てき貢獻こうけん在ざい「天理てんり」的てき發現はつげん，程ほど顥提出ていしゅつ“天てん者しゃ理り也”和かず“只ただ心しん便びん是ぜ天てん，尽つき之これ便びん知性ちせい”的てき說法せっぽう。他た把わ“理り”視し為ため宇宙うちゅう的てき本原もとはら。认为知ち识、真理しんり的てき来らい源げん，知ち识内在ないざい于人的てき心中しんちゅうの，“当とう处便认取，更さら不可ふか外がい求もとむ”。就天道どう來らい說せつ，程ほど顥形容けいよう它是“生せい”，謂いい世界せかい生生せいせい不ふ已やめ。为学以“识仁”为主，《識仁篇へん》提ひさげ到いた“仁者じんしゃ渾然こんぜん與あずか物もの同體どうたい，義ぎ禮れい智信とものぶ皆みな仁じん也。識得此理，以誠敬けい存そん之の而已，不ふ須防檢けん，不ふ須窮索さく。”《定性ていせい書しょ》則のり說せつ「夫おっと天地てんち之の常つね，以其心こころ普ひろし萬物ばんぶつ而無心しん，聖人せいじん之の常つね，以其情じょう順じゅん萬物ばんぶつ而無情むじょう。故こ君子くんし之の學まなべ，莫若廓くるわ然しか大公たいこう，物もの來らい順應じゅんのう。」

在ざい教育きょういく上じょう，程ほど顥先后きさき在ざい嵩かさみ阳、扶沟等地とうち设学庠，并潜心しん教育きょういく研究けんきゅう，论著颇巨，形成けいせい一いち套教育きょういく思想しそう体系たいけい。程ほど颢提出ていしゅつ，教育きょういく之の目的もくてき乃在于培养圣人じん，“君子くんし之の学まなべ，必至ひっし圣人而后己おのれ。不ふ至いたり圣人而自己じこ者しゃ，皆みな弃也”。

二程兄弟個性極其不同，大だい程ほど為ため人じん隨ずい和わ活かつ潑，在ざい洛らく阳讲学十じゅう余よ年ねん，弟子でし有ゆう“如坐春はる风”之の喻。小しょう程ほど則そく嚴肅げんしゅく剛直ごうちょく，讲学时间比ひ其兄还长，达三さん十じゅう余よ年ねん之の久ひさし。新しん儒學じゅがく發展はってん到いた南みなみ宋そう，朱しゅ熹實じつ為ため集大成しゅうたいせい者しゃ，而以小しょう程ほど為ため正統せいとう。小しょう程ほど整せい日び嚴肅げんしゅく臉孔，端坐たんざ如木人じん，神聖しんせい不可ふか侵犯しんぱん。被ひ視し為ため所謂いわゆる“道學どうがく臉孔”。大だい程ほど活かつ了りょう五ご十じゅう四よん歲さい，小しょう程ほど則そく活かつ了りょう七なな十じゅう五ご歲さい。二に程ほど兄弟きょうだい、張ちょう載の、邵雍、司馬しば光ひかり、周しゅう敦あつし頤六ろく人にん，朱しゅ熹稱之の為ため「北きた宋そう六ろく先生せんせい」。

程ほど颢在熙宁元年がんねん向むかい宋そう神かみ宗はじめ上うえ《论王霸劄子こ》和かず《论十事ごと劄子》，並なみ肯定こうてい王おう安やすし石せき变法。變へん法ほう之の初はつ曾视察诸路ろ农田、水利すいり、赋役。

宋そう宁宗嘉よしみ定じょう十じゅう三さん年ねん（1220年ねん），赐谥程ほど颢为“纯”，程ほど颐为“正ただし”。理り宗むね淳あつし祐ゆう元年がんねん（1241年ねん），又また追つい封ふう程ほど颢为“河南かなん伯はく”，程ほど颐为“伊川いがわ伯はく”，并“从祀孔子こうし庙庭にわ”。元明もとあき宗むね至いたり顺元年ねん（1330年ねん），诏加封ふう程ほど颢为“豫よ国こく公おおやけ”，程ほど颐为“洛らく国こく公おおやけ”。

家庭かてい

《晩ばん笑わらい堂どう竹荘たけしょう畫が傳でん》程ほど颢像

其祖父ちち程ほど遹任黄き陂县令，卒そつ于该县。父ちち程ほど珦年とし幼よう无力返かえし乡，遂とげ居きょ于黄陂，后きさき来らい还做了りょう县尉。二程就是在其父任黄陂县尉时所生。

高祖父こうそふ︰程ほど羽はね

曾祖父そうそふ︰程ほど希まれ振ふ

曾祖母そうそぼ︰崔ちぇ氏し

祖父そふ︰程ほど遹

祖母そぼ︰張ちょう氏し (理學りがく家か張ちょう載の之これ姑しゅうと)

父親ちちおや︰程ほど珦 (張ちょう載の表おもて兄あに)

母親ははおや︰侯こう氏し (侯ほう道みち濟ずみ第だい二女じじょ，侯ほう可か姐あね姐あね)

外祖父がいそふ︰侯こう道みち濟ずみ

外祖母がいそぼ︰刁氏

外そと曾祖父そうそふ︰侯こう嵩かさ

外そと高祖父こうそふ︰侯こう元もと

舅しゅうと父ちち︰侯こう可か

舅しゅうと母はは︰劉りゅう氏し、劉りゅう氏し，兩りょう名めい劉りゅう氏し是ぜ姐あね妹いもうと關係かんけい。

表おもて弟おとうと︰侯こう仲なか良りょう

外そと父ちち：彭思永ひさし

外そと母はは：晏氏，晏融女兒じょじ，晏殊侄女

兒こ子こ：程ほど端はし懿，程ほど端はし慤，程ほど端本はほん

女兒じょじ：四よん個こ，其中一いち個こ名めい程ほど澶娘

延伸えんしん阅读

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《宋そう史し·卷まき427》，出自しゅつじ脱だつ脱だっ《宋そう史ふみ》

研究けんきゅう書目しょもく

• A.C. Graham（葛かずら瑞みず漢かん）著ちょ，程ほど德とく祥さち譯やく：《中國ちゅうごく的てき兩りょう位い哲學てつがく家か：二に程ほど兄弟きょうだい的てき新しん儒學じゅがく》（鄭てい州しゅう：大だい象ぞう出版しゅっぱん社しゃ，2000）。
• 溫ぬる偉えら耀：《成なり聖ひじり之の道みち——北きた宋そう二に程ほど修養しゅうよう工夫くふう論ろん之の研究けんきゅう》（開封かいふう：河南かなん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2004）。
• 林はやし維杰：〈程ほど明道あけみち的てき經典きょうてん詮かい釋しゃく與あずか人物じんぶつ想像そうぞう〉。