梁りょう漱溟

梁りょう漱溟
字じ	壽ことぶき銘めい
出生しゅっしょう	梁りょう煥鼎 光ひかり绪十じゅう九きゅう年ねん九きゅう月がつ初はつ九きゅう (1893-10-18)1893年ねん10月がつ18日にち 清朝せいちょう直ちょく隸省順じゅん天てん府ふ
逝世	1988年ねん6月がつ23日にち(1988歲さい—06—23)（94歲さい） 中国ちゅうごく北京ぺきん市し北京ぺきん醫院いいん
职业	学者がくしゃ
政党せいとう	中國ちゅうごく民主みんしゅ同盟どうめい（－1946年ねん10月がつ）
配偶はいぐう	黃き靖やすし賢けん 陳ちん淑よし芬
儿女	长子梁はり培つちかえ宽 次子じし梁はり培つちかえ恕じょ
学がく历 順じゅん天てん中學ちゅうがく堂どう
经历 中華民國ちゅうかみんこく司法しほう部ぶ機き要よう秘書ひしょ 廣こう雅みやび書院しょいん校長こうちょう 最高さいこう國防こくぼう參議さんぎ會かい參さん議員ぎいん 國民こくみん參政さんせい會かい參政さんせい員いん 全ぜん國政こくせい協きょう常つね委い
代表だいひょう作さく 《东西文化ぶんか及其哲学てつがく》

梁りょう漱溟（1893年ねん10月がつ18日にち—1988年ねん6月がつ23日にち），北京ぺきん人じん。原名げんめい煥鼎，字じ壽ことぶき銘めい。曾用笔名寿ことぶき名めい、瘦民、漱溟，后きさき以漱溟行世よ，中国ちゅうごく現代げんだい思想家しそうか、哲學てつがく家か、教育きょういく家か，现代新しん儒家じゅか的てき早期そうき代表だいひょう人物じんぶつ之の一いち，社会しゃかい活かつ动家，爱国民主みんしゅ人士じんし，同どう时他还是一いち位い社会しゃかい改造かいぞう实践家か，對たい推動鄉ごう村むら建設けんせつ不ふ遺のこ餘力よりょく。故こ籍せき河南かなん开封，清しん中ちゅう叶かのう官かん游ゆう廣西ひろせ桂かつら林りん，祖そ上うえ系けい元もと世よ祖そ六ろく子し忽ゆるがせ哥赤。其母张滢出で云うん南みなみ大だい理り喜き洲しゅう张耀曾家族かぞく。

生平おいだいら

早年そうねん

父親ちちおや梁りょう巨きょ川かわ在ざい清しん代だい光ひかり緒いとぐち年間ねんかん曾任內閣中書ちゅうしょ。1906年ねん起おこり梁りょう氏し肄業於順天てん中學ちゅうがく堂どう，1911年ねん畢業。1911年ねん，加入かにゅう同盟どうめい會かい京きょう津つ支部しぶ。

經歷けいれき

1912年ねん，任にん京きょう津つ同盟どうめい會かい刊かん物ぶつ《民みん國こく報ほう》編輯へんしゅう及記者しゃ，開始かいし以「漱溟」作さく筆名ひつめい。1916年ねん，任つとむ中華民國ちゅうかみんこく司法しほう部ぶ機き要よう秘書ひしょ（司法しほう总长張ちょう耀曾系けい梁はり漱溟舅しゅうと父ちち）。在ざい上海しゃんはい《东方杂志》上じょう连载《究きわむ元もと决疑论》。

1917年ねん至いたり1924年ねん，应蔡元培つちかえ之これ聘，任にん北京ぺきん大學だいがく印度いんど哲學てつがく讲习，认识了りょう北京ぺきん大学だいがく图书馆管理かんり员毛もう泽东。1921年ねん，寫うつし成なり《東西とうざい文化ぶんか及其哲學てつがく》，學術がくじゅつ界かい公認こうにん為ため中國ちゅうごく現代げんだい思想しそう史し重要じゅうよう著作ちょさく。同年どうねん，偕友人じん籌辦曲きょく阜大學がく。1921年ねん11月13日和びより军界好こう友とも伍ご庸いさお伯はく的てき妻つま妹いもうと黃き靖やすし賢けん成なり親おや，兩人りょうにん在ざい婚こん後ご育そだて有ゆう二に子し。

1928年ねん至いたり1929年ねん，任にん广雅书院（现广东广雅中学ちゅうがく前身ぜんしん）校こう长。提出ていしゅつ“乡治”主しゅ张。1929年ねん在ざい北平きたひら接せっ办《村むら治ち月刊げっかん》，同年どうねん在ざい河南かなん辉县百ひゃく泉いずみ村むら办河南かなん村むら治ち学院がくいん，任にん教きょう务长。

1931年ねん，在ざい韩复榘支持しじ下か，与あずか梁りょう仲なか华等とう人ひと在ざい山やま东邹平县创办乡村建けん设研究けんきゅう院いん，出版しゅっぱん《乡村建けん设》。1933年ねん7月がつ，召开乡村工作こうさく讨论会かい，推选梁はり漱溟、晏阳初はつ、黄き炎えん培つちかえ、章あきら元善もとよし、江こう恒ひさし源げん、许士廉れん六ろく人にん为主席しゅせき团，至いたり此乡村むら建けん设派正式せいしき形成けいせい。该派的てき目的もくてき是ぜ实行“乡治”。1935年ねん8月がつ20日はつか髮かみ妻つま黃き靖やすし賢けん因いん難產なんざん去さ世よ，年ねん仅42岁。梁はり漱溟哀悼あいとう亡妻ぼうさい，写うつし了りょう一首白话诗纪念：“我わが和わ她结婚こん十じゅう多年たねん，我わが不ふ认识她，她也不ふ认识我が。现在她死了りょう，死し了りょう也好，处在这样的てき国家こっか，这样的てき社会しゃかい，她死了りょう，使つかい我わが可か以更多た一いち些时间思索しさく，更さら多た一いち些时间工作こうさく。”

1937年ねん，日本にっぽん侵おかせ華はな，奔走ほんそう各地かくち，商議しょうぎ抗戰こうせん的てき問題もんだい和わ防ぼう務つとむ。抗日こうにち战争爆ばく发后，先さき后きさき任にん最高さいこう国防こくぼう参さん议会参まいり议员、国民こくみん参政さんせい会かい参政さんせい员。是ぜ年ねん8月がつ，於國防こくぼう最高さいこう參議さんぎ會かい上じょう和わ周しゅう恩來おんらい第だい一いち次じ見み面めん。1938年ねん，第だい一いち次じ访问延のべ安やす，见到毛もう泽东。1939年ねん，蔣介石せき特とく委任いにん其為軍事ぐんじ委員いいん會かい特派とくは員いん，2月がつ1日にち離はなれ開ひらき重慶たーちん，10月22日にち返かえし回かい。

为推動どう团结抗戰こうせん，发起组织统一建国けんこく同志どうし会かい。1941年ねん，该会改名かいめい中國ちゅうごく民主みんしゅ政せい團だん同盟どうめい。1941年ねん，任つとむ中國ちゅうごく民主みんしゅ政せい團だん同盟どうめい常務じょうむ委員いいん，並なみ前ぜん往香港ほんこん，創そう辦同盟どうめい机つくえ关刊物ぶつ《光明こうみょう報ほう》，并任社しゃ长。1944年ねん1月がつ，梁りょう漱溟和わ桂かつら林りん教員きょういん陳ちん淑よし芬經熱ねつ戀こい半年はんとし後ご結婚けっこん，並なみ在ざい友人ゆうじん的てき家か裡うら舉行婚禮こんれい。這場傳統でんとう婚禮こんれい由よし國民こくみん革命かくめい軍ぐん第だい四よん軍ぐん軍ぐん長ちょう李り濟わたる深ふか主持しゅうもち。陈淑芬长得とく漂亮，也会打だ扮ふん，但ただし因よし為ため脾氣大だい，婚こん後ご两人时常为一些琐事发生摩擦，甚而在ざい公開こうかい场合不ふ大だい讲礼仪，令れい梁はり漱溟尴尬。1944年ねん，中國ちゅうごく民主みんしゅ政せい團だん同盟どうめい改組かいそ為ため中國ちゅうごく民主みんしゅ同盟どうめい，仍擔任たんにん執行しっこう委員いいん會かい委員いいん。1946年ねん，任つとむ中國ちゅうごく民主みんしゅ同盟どうめい秘ひ书长。第だい二に次じ访问延のべ安やす，见到毛げ泽东。1946年ねん10月がつ，因いん提ひさげ交不同どう于国民党こくみんとう与あずか共きょう产党的てき第だい三さん方ぽう“折中せっちゅう方案ほうあん”，引起中共ちゅうきょう和民かずたみ盟めい内部ないぶ不ふ满，辞去じきょ同盟どうめい秘ひ书长的てき职务，并退出たいしゅつ中國ちゅうごく民主みんしゅ同盟どうめい，專せん注ちゅう於講學がく和わ著述ちょじゅつ。

晚年ばんねん

1950年ねん至いたり1980年ねん，任にん中国ちゅうごく人民じんみん政治せいじ协商会かい议全国ぜんこく委い员会委い员。此后，任にん全ぜん国政こくせい协常委い及宪法ほう修おさむ改あらため委い员会委い员、中国ちゅうごく孔子こうし研究けんきゅう会かい顾问、中国ちゅうごく文化ぶんか书院院いん务委员会主席しゅせき等とう职。

1953年ねん9月がつ，应邀在ざい政せい协常委い会かい上じょう就过渡时期总路线向むかい中共ちゅうきょう反映はんえい农民问题。随ずい后きさき，在ざい中央ちゅうおう人民じんみん政府せいふ委ゆだね员会第だい二に十じゅう七なな次じ会かい议上，受到毛げ泽东当とう众点名めい批判ひはん，认为他た反はん对总路ろ线。

1955年ねん5月がつ起おこり，由ゆかり冯友兰带头，对其文化ぶんか、哲学てつがく、乡村建けん设理论开展てん全面ぜんめん公こう开批判ひはん，为时半年はんとし。当とう时被批的，还有梁はり思おもえ成なり（被ひ與あずか梁はり漱溟合あい称しょう为“二に梁はり”），以及胡えびす风和わ胡えびす适（被ひ称しょう为“二に胡えびす”）。

1973年ねん，文化ぶんか大だい革命かくめい期間きかん，因いん為ため堅けん拒こばめ參與さんよ“批林批孔”運動うんどう而遭批鬥。1979年ねん陳ちん淑よし芬去世よ，未み生育せいいく。

逝世

1988年ねん6月がつ23日にち，病やまい逝於北京ぺきん市し协和醫院いいん。逝后，冯友兰为其撰挽联道どう：“钩玄决疑，百ひゃく年ねん尽瘁じんすい，以发扬儒学がく为己任にん；廷争面めん折おり，一いち代だい直じき声ごえ，为同情どうじょう农夫而执言ごと。”根ね据すえ梁はり漱溟生前せいぜん的てき遗愿，他た的てき一いち部分ぶぶん骨灰こっかい埋うめ在ざい山東さんとう省しょう滨州市し邹平县小しょう黃き山さん，目前もくぜん是ぜ濱はま州しゅう市し級きゅう文物ぶんぶつ保護ほご單位たんい。另有部分ぶぶん骨灰こっかい歸き葬そう原籍げんせき廣こう西桂にしかつら林はやし市し穿ほじ山やま公園こうえん明月めいげつ峰ほう下か，墓地ぼち現げん為ため桂かつら林りん市し文物ぶんぶつ保護ほご單位たんい。

学がく术贡献けんじ

梁りょう漱溟在ざい二に十じゅう世紀せいき中國ちゅうごく思想しそう史し和わ哲學てつがく史し上うえ有ゆう著ちょ重要じゅうよう的てき地位ちい。在ざい晚年ばんねん，他た曾将自己じこ的てき学がく术生涯划分ぶん为三さん个阶段だん：西方せいほう功利こうり主ぬし义，佛学ぶつがく和わ儒学じゅがく。《究きわむ元もと决疑论》为其早年そうねん研究けんきゅう佛学ぶつがく的てき成果せいか之の一いち，其后他た关于唯ただ识的研究けんきゅう在ざい论著《唯ただ识述義よし》中有ちゅうう了りょう更さら加か详细和わ有力ゆうりょく的てき论述。在ざい被ひ蔡元培つちかえ先生せんせい聘请为北大だい哲学てつがく教授きょうじゅ之の后きさき，基き于当时北大作たいさく为中国ちゅうごく各かく种文化ぶんか和わ思潮しちょう的てき论战中心ちゅうしん，他た开始发起了りょう以东方かた学がく和わ儒学じゅがく为主的てき研究けんきゅう，以回かい應おう当とう时由胡えびす适所领导的てき新しん文化ぶんか对传统思想しそう之の批判ひはん。他た透過とうか審しん視し東西とうざい文化ぶんか的てき發展はってん和わ局限きょくげん，重じゅう新しん評價ひょうか儒家じゅか思想しそう，影響えいきょう了りょう同期どうき學者がくしゃ對たい傳統でんとう文化ぶんか的てき認識にんしき，其成果せいか在ざい当とう时有《东西文化ぶんか及其哲学てつがく》一いち书，而这本ほん论著也成了りょう现代新しん儒学じゅがく的まと先さき驱。

風骨ふうこつ

文化ぶんか大だい革命かくめい中ちゅう，批林批孔運動うんどう進行しんこう。1974年ねん9月がつ23日にち，批判ひはん會かい告つげ一段落いちだんらく，主持しゅうもち人じん問とい梁はり漱溟的てき感想かんそう，他た說せつ：「三軍可奪帥也，匹夫ひっぷ不可ふか奪だつ志こころざし！」主持しゅうもち人じん要求ようきゅう他た解釋かいしゃく，他た答こたえ曰：

“ 我わが認みとめ為ため，孔子こうし本身ほんみ不ふ是ぜ宗教しゅうきょう，也不要人ようじん信仰しんこう他た，他た只ただ是ぜ要人ようじん相しょう信しん自己じこ的てき理性りせい，而不輕易けいい去さ相あい信しんじ別べつ的てき甚麼いんも。別べつ的てき人じん可能かのう對たい我わが有ゆう啟發けいはつ，但ただし也還只ただ是ぜ啟發けいはつ我が的てき理性りせい。歸かえり根ね究きわむ柢，我わが還かえ是ぜ按我的てき理性りせい而言而動。因よし為ため一定いってい要よう我わが說話せつわ，再さい三さん問もん我わが，我わが才ざい說せつ了りょう『三軍可以奪帥也，匹夫ひっぷ不可ふか奪だつ志こころざし』的てき老ろう話はなし。吐了出來でき，是ぜ受壓力りょく的てき人ひと說せつ的てき話ばなし，不ふ是ぜ在ざい得とく勢ぜい的てき人ひと說せつ的てき話ばなし。『匹夫ひっぷ』就是獨どく人じん一いち個こ，無む權けん無勢ぶぜい。他た的てき最後さいご一著只是堅信自己的『志こころざし』。甚麼いんも都と可か以奪掉他，但ただし這個『志こころざし』沒ぼつ法ほう奪だつ掉，就是把わ他た這個人こじん消滅しょうめつ掉，也無法ほう奪だつ掉！ ”

宗教しゅうきょう

1987年ねん，中國ちゅうごく佛教ぶっきょう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ成立せいりつ時じ，94歲さい的てき梁はり漱溟第だい一いち個こ出席しゅっせき發言はつげん，他た說せつ：

“ 我わが是ぜ一いち個こ佛教徒ぶっきょうと，從來じゅうらい沒ぼつ有向ゆうこう人じん說せつ過か，怕人家か笑話しょうわ。一個人いっこじん有ゆう今生こんじょう，有ゆう前生ぜんしょう，有ゆう來生きすぎ。我わが前生ぜんしょう是ぜ一いち個こ和尚おしょう，一いち個こ禪宗ぜんしゅう和尚おしょう！ ”

著作ちょさく

• 1916年ねん 《究きわむ元もと决疑论》
• 1919年ねん 《印度いんど哲学てつがく概がい论》、《東西とうざい文化ぶんか及其哲學てつがく》
• 1920年ねん 《唯ただ识述义》
• 1931年ねん 《中国ちゅうごく民族みんぞく自じ救すくい运动之の最さい后きさき觉悟》
• 1936年ねん 《乡村建けん设理论》
• 1949年ねん 《敬たかし告つげ中国ちゅうごく共ども产党》
• 1949年ねん 《中国ちゅうごく文化ぶんか要よう义》
• 1984年ねん 《人心じんしん与あずか人生じんせい》
• 1985年ねん 《今こん天てん我わが们应当とう如何いか评价孔子こうし》
• 2006年ねん 《这个世界せかい会かい好こう吗：梁りょう漱溟晚年ばんねん口述こうじゅつ》

参考さんこう文献ぶんけん

引用いんよう

研究けんきゅう書目しょもく

• Guy S. Alitto著ちょ，王おう宗はじめ昱等譯やく：《最後さいご的てき儒家じゅか：梁りょう漱溟與あずか中國ちゅうごく現代げんだい化か的てき兩りょう難なん》（南京なんきん：江蘇ちぁんすー人民じんみん出版しゅっぱん社しゃ，1993）。
• 周しゅう質しつ平たいら：〈胡えびす適てき與あずか梁はり漱溟（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 罗志田でん：〈讲堂论学:梁りょう漱溟特有とくゆう的てき论学模も式しき（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。
• 罗志田でん：〈文化ぶんか翻身ほんしん：梁りょう漱溟的てき憧憬どうけい与あずか困こま窘（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）〉。

外部がいぶ連結れんけつ

• 梁りょう漱溟和わ他た古こ怪かい的てき悼妻诗
• 1973年ねん的てき梁はり漱溟和わ冯友兰