蔡清

蔡清
	; 《明良あきよし真しん像ぞう》之の蔡清像ぞう，明あきら·佚名繪え
	大明だいめい中ちゅう順じゅん大夫たいふ南京なんきん國子くにこ監かん祭さい酒しゅ
籍せき貫ぬき	福建ふっけん泉州せんしゅう府ふ晉すすむ江え縣けん; （今いま泉州せんしゅう市し鯉こい城ぐすく區く西にし街がい）
族ぞく裔	漢かん族ぞく
字じ號ごう	字じ介かい夫おっと，號ごう虛きょ齋とき
諡號しごう	諡おくりな文ぶん莊そう
出生しゅっしょう	景けい泰やすし四よん年ねん（1453年ねん）; 福建ふっけん晉すすむ江え縣けん
逝世	正德まさのり三さん年ねん（1508年ねん）十二月じゅうにがつ二に十じゅう三さん日にち; 福建ふっけん晉すすむ江え縣けん
出身しゅっしん
	成なり化か十じゅう三さん年ねん己おのれ卯う科か舉人（解かい元もと）; 成なり化か二に十年甲辰科進士出身;
著作ちょさく
	《易えき經けい蒙こうむ引》; 《四書ししょ蒙こうむ引》; 《虛きょ齋とき三さん書しょ》; 《虛きょ齋とき集しゅう》;

蔡清（1453年ねん—1508年ねん），字じ介かい夫おっと，號ごう虛きょ齋とき，福建ふっけん晉すすむ江こう（今いま泉州せんしゅう市し鯉こい城ぐすく區く西にし街がい）人にん，明朝みょうちょう政治せいじ人物じんぶつ，成なり化か己おのれ卯う解かい元もと，甲きのえ辰たつ進士しんし。官かん至いたり南京なんきん國子くにこ監かん祭さい酒しゅ。

生平おいだいら[编辑]

成なり化か十じゅう三さん年ねん（1477年ねん）福建ふっけん己おのれ卯う乡试第だい一いち名めい舉人（解かい元もと）^[1]。成なり化か二に十じゅう年ねん（1484年ねん），登とう甲かぶと辰たつ科か進士しんし^[2]，任にん禮れい部ぶ祠祭しさい司し主事しゅじ^[3]。王おう恕じょ看み重じゅう他た的てき才能さいのう，將はた其调任にん吏部稽勳司し主事しゅじ^[4]。后きさき母はは丧丁ちょう忧归乡，之これ后きさき復ふく除じょ，任にん禮れい部ぶ祠祭しさい司し員外いんがい郎ろう^[5]，后きさき改あらため南京なんきん文選ぶんせん郎ろう中ちゅう，因いん父ちち喪も歸鄉ききょう。弘治こうじ十じゅう八はち年ねん，擔任たんにん江西えにし提ひさげ學がく副使ふくし^[6]，與あずか寧やすし王おう朱しゅ宸濠發生はっせい爭議そうぎ，被ひ誣陷罷免ひめん。當時とうじ劉りゅう瑾知道ともみち遭受天下でんか人じん非議ひぎ，借用しゃくよう宋朝そうちょう蔡京召楊時的てき故事こじ，起用きよう蔡清擔任たんにん南京なんきん國子くにこ監かん祭さい酒しゅ。然しか而任命にんめい剛ごう抵達時じ，蔡清已やめ經へ去ざ世よ^[7]。

身み后きさき[编辑]

萬まん曆れき年間ねんかん，追おい諡おくりな文ぶん莊そう，贈おく禮れい部ぶ右みぎ侍さむらい郎ろう。

成就じょうじゅ[编辑]

蔡清為ため人じん謙遜けんそん、樂らく善よ好こう施ほどこせ，著作ちょさく頗豐^[8]，其作品さくひん《易えき经蒙引》、《四よん书蒙引》、《虚きょ斋三さん书》、《虚きょ斋集》收錄しゅうろく于《四よん庫こ全書ぜんしょ》。

他た的てき學生がくせい陳ちん琛、王おう宣せん、易えき時じ中ちゅう、林はやし同どう、趙ちょう逯、蔡烈均ひとし有ゆう名望めいぼう^[9]。

家族かぞく[编辑]

有子ゆうこ蔡存畏かしこ、蔡存遠とお。

參考さんこう[编辑]

^ 明あかり·黄き仲なか昭あきら《八はち闽通志こころざし》（卷まき五ご十じゅう）：十じゅう三さん年ねん丁ちょう酉とり乡试　蔡清，晋すすむ江こう县学。第だい一人ひとり。　陈澄，德化とっか县学。胶州学がく正せい。陈暲，安あん溪けい县学。武たけ康やすし教きょう谕。
^ 明あかり·黄き仲なか昭あきら《八はち闽通志こころざし》（卷まき五ご十じゅう）：二に十年甲辰李旻榜　蔡清晋すすむ江こう人じん。胡えびす询南安やす人じん。
^ 《禮れい部ぶ志こころざし稿こう》（卷まき58）：蔡清字じ介かい夫おっと泉州せんしゅう府ふ晉すすむ江こう縣人けんじん福建ふっけん鄉きょう試ためし第だい一成いっせい化か甲かぶと辰たつ進士しんし授祠祭さい主事しゅじ改あらため稽勳尋ひろ署しょ騐封員いん外郎ういろう以父憂う歸服きふく闋除主客しゅかく轉てん南京なんきん文選ぶんせん郎ろう中ちゅう乞終養やしなえ歸き遂とげ丁ひのと母はは憂ゆう服ふく闋即其家拜はい江西えにし按察司し副使ふくし提ひさげ調ちょう學校がっこう屢辭始はじめ就職しょく旋復乞致仕ちし去さ未み幾いく擢祭酒しゅ命いのち未み至いたり而卒清きよし天資てんし沉潛せん深ふか探さがせ理學りがく所しょ養やしなえ純粹じゅんすい內外一致在江西務端士習正文體ぶんたい嘗曰學がく宜むべ養やしなえ正せい性せい持もち正行まさゆき聖賢せいけん言語げんご熟じゅく復ふく玩味がんみ則そく舊きゅう去さ新しん來日らいにち改あらため月がつ化か天性てんせい孝友たかとも內外親族しんぞく貧まずし無む衣食いしょく者しゃ及不能ふのう葬そう者しゃ皆みな收おさむ恤之家か屢空勿計也體雖孱脆もろ而好學がく不ふ倦其學術がくじゅつ德とく器き為ため一時名儒盖於模範甚稱惜享年ねん不ふ永なが莫究其用云うん
^ 漢籍かんせき電子でんし文獻ぶんけん資料しりょう庫こ-禮れい部ぶ志こころざし稿こう．歷れき官かん表ひょう三さん ,597
^ 國くに朝あさ列れつ卿きょう紀き ,9冊さつ160卷かん ,835
^ 明あかり實錄じつろく：武たけ宗はじめ實錄じつろく ,4卷かん ,137
^ 《明あきら實錄じつろく：武たけ宗はじめ實錄じつろく》（50卷かん）：“清きよし，字じ介かい夫おっと，泉州せんしゅう府ふ晉すすむ江こう縣人けんじん，福建ふっけん鄉きょう試ためし第だい一いち人にん，成なり化か甲かぶと辰たつ進士しんし，授祠祭さい主事しゅじ，改あらため稽勳尋ひろ署しょ驗けん封ふう員いん外郎ういろう，員外いんがい郎ろう以父憂う歸き，服ふく闋，除じょ主客しゅかく，尋ひろ轉てん南京なんきん文選ぶんせん郎ろう中ちゅう，乞終飬歸，遂とげ丁ひのと母はは憂ゆう服ふく闋，即そく其家か，拜はい江西えにし按察司し副使ふくし，提ひさげ調ちょう學校がっこう，屡しばしば辭やめ，始はじめ就職しゅうしょく旋復乞致仕ちし去さ，未み幾いく擢祭酒しゅ，命いのち未み至いたり而卒。清きよし天資てんし沉，潛せん深ふか探さがせ理學りがく，所しょ飬純粹じゅんすい內外一致いっち，在ざい江西えにし務つとむ端はし士し習正文體ぶんたい，甞曰：學がく宜むべ飬正，性せい持じ正せい，行ぎょう聖賢せいけん言げん，語ご熟じゅく復ふく玩味がんみ，則のり舊きゅう去さ新來しんらい，日にち改あらため而月化か，天性てんせい孝友たかとも，內外親族しんぞく貧まずし無む衣食いしょく及不能ふのう葬そう者しゃ，皆みな收おさむ恤之，家いえ屡しばしば空そら弗どる計けい也。體からだ雖孱脆もろ而好學がく不ふ倦，其學術がくじゅつ德とく器き為ため一いち時じ名めい儒。盖于模範もはん甚稱，惜享年ねん不ふ永ひさし，莫究其用云うん。”
^ 《明あかり萬まん曆れき續ぞく文獻ぶんけん通どおり考こう．道統どうとう考こう》（206卷かん）：蔡清晉すすむ江こう人じん飭躬砥とぎ行ゆき不入ふにゅう俗ぞく浮靡其學以六ろく經けい為ため正宗まさむね四書為嫡傳宋四儒為真派生平精力盡於此摹擬闡觧一時學者所宗曰虛齋說也正德間為江西提學忤寧やすし藩はん欲よく傾かたぶけ之の遂とげ致仕ちし先生せんせい凝しこり重じゅう端はし雅まさ操みさお養やしなえ力りょく專せん而進取しんしゅ之の念ねん畧初與あずか甯永禎ただし楊九峯拜何椒丘願為弟子既又友とも儲もうか殖ふえ菴楊月がつ湖みずうみ好古こうこ獨どく信しん貞風ていふう淵ふち軌使人じん躁息妄消嘗曰吾われ始はじめ念ねん一靜字既又念一虛字自覺安便不費力又また曰學宜むべ養やしなえ正せい性せい持もち正行まさゆき聖賢せいけん言語げんご熟じゅく復ふく深ふか玩則去さ舊きゅう來き新しん日にち改あらため而月以化又また曰前軰何嘗不教きょう人じん舉業義理ぎり 兄あに拓つぶせ發はつ由ゆかり中之なかの蘊檃括以時文じぶん之これ式しき自然しぜん神しん采さい動どう人じん奚必搜奇き索さく隱かくれ收おさむ難字なんじ為ため工こう泉州せんしゅう一方文物之盛實始于清
^ 《明あかり史し》（卷まき282）：蔡清，字じ介かい夫おっと，晉すすむ江こう人じん。少しょう走はし侯ほう官かん，從したがえ林りん玭學易えき，盡つき得え其肯綮こうけい。舉成化か十じゅう三さん年ねん鄉きょう試ためし第だい一いち。二に十じゅう年ねん成なり進士しんし，即そく乞假歸き講こう學がく。已やめ，謁選，得とく禮れい部ぶ祠祭しさい主事しゅじ。王おう恕じょ長ちょう吏部，重じゅう清きよし，調しらべ為ため稽勳主事しゅじ，恆つね訪おとずれ以時事じじ。清乃きよの上じょう二に札さつ：一いち請振紀綱きこう，一薦劉大夏等三十餘人。恕じょ皆みな納おさめ用よう。尋ひろ以母憂う歸き，服ふく闋，復ふく除じょ祠祭しさい員いん外郎ういろう。乞便養やしなえ，改あらため南京なんきん文選ぶんせん郎ろう中ちゅう。一いち日にち心こころ動どう，急きゅう乞假養父ようふ，歸かえり甫はじめ兩月わち而父卒そつ，自じ是ぜ家居かきょ授徒不出ふしゅつ。正德しょうとく改元かいげん，即そく家か起おこり江西えにし提ひさげ學がく副使ふくし。寧やすし王おう宸濠驕おご恣ほしいまま，遇ぐう朔さく望のぞむ，諸しょ司つかさ先さき朝あさ王おう，次じ日び謁文廟びょう。清しん不可ふか，先さき廟びょう而後王おう。王おう生辰せいしん，令れい諸しょ司つかさ以朝服ふく賀が。清きよし曰「非禮ひれい也」，去さ蔽膝而入，王おう積つもる不ふ悅えつ。會かい王おう求もとむ復ふく護衞ごえい，清せい有ゆう後ご言げん。王おう欲よく誣以詆毀詔みことのり旨むね，清きよし遂とげ乞休。王おう佯輓留とめ，且許以女妻つま其子，竟力辭去じきょ。劉りゅう瑾知天下でんか議ぎ己おのれ，用よう蔡京召楊時じ故事こじ，起おこり清きよし南京なんきん國子くにこ祭さい酒しゅ。命いのち甫はじめ下か而清已やめ卒そつ，時じ正德しょうとく三さん年ねん也，年ねん五ご十じゅう六ろく。清之きよゆき學がく，初はつ主しゅ靜せい，後ご主おも虛むなし，故こ以虛名めい齋とき。平生ひらお飭躬砥とぎ行ぎょう，貧ひん而樂施ほどこせ，為ため族ぞく黨とう依賴いらい。以善易えき名めい。嘉よしみ靖やすし八はち年ねん，其子推官存そん遠とお以所著ちょ易えき經けい、四書蒙引進於朝，詔みことのり為ため刊かん布ぬの。萬曆中追諡文莊，贈おく禮れい部ぶ右みぎ侍さむらい郎ろう。其門人じん陳ひね琛、王おう宣せん、易えき時じ中ちゅう、林はやし同どう、趙ちょう逯、蔡烈並なみ有名ゆうめい，而陳琛最著ちょ。