司馬しば師し

晋すすむ世よ宗景むねかげ皇帝こうてい 晋すすむ景けい王おう 司馬しば師し
魏ぎ國こく權臣けんしん 晋すすむ朝あさ追つい尊みこと皇帝こうてい
清朝せいちょう三國演義司馬師畫像。
曹魏大将たいしょう军、录尚书事
國家こっか	東ひがし漢かん→曹魏
時代じだい	東ひがし漢かん→三さん國こく
主君しゅくん	曹叡→曹芳→曹髦
姓せい	司馬しば姓せい
名な	師し
字じ	子こ元もと
封ふう爵	長平ながだい鄉きょう侯こう→舞まい陽よう侯こう→晋すすむ王おう（追つい尊みこと）→晋すすむ帝みかど（追つい尊みこと）
籍せき貫ぬき	河内かわち郡ぐん温ゆたか县
出生しゅっしょう	208年ねん 建たて安やすし十じゅう三さん年ねん
逝世	255年ねん3月がつ23日にち(255歲さい—03—23)（46—47歲さい） 正せい元もと二に年ねん 許もと昌あきら
庙号	世よ宗むね（晉すすむ朝あさ追つい封ふう）
谥号	忠武ただたけ侯こう（255年ねん追おい諡おくりな） 景けい王おう（264年ねん追おい諡おくりな） 景けい皇帝こうてい（265年ねん追おい諡おくりな）
墓はか葬そう	峻たかし平ひら陵りょう
親おや屬ぞく 父親ちちおや 高祖こうそ宣せん皇帝こうてい司馬しば懿 母親ははおや 宣せん穆きよし皇后こうごう張ちょう春華はるか 元もと配はい 景けい懷ふところ皇后こうごう夏なつ侯こう徽 正室せいしつ 景けい獻けんじ皇后こうごう羊ひつじ徽瑜 元もと配はい之の父ちち 夏なつ侯こう尚なお 元もと配はい之の母はは 德陽とくよう鄉さと主ぬし 正室せいしつ之の父ちち 羊ひつじ衜 正室せいしつ之の母はは 蔡氏 兄弟きょうだい 太ふとし祖そ文ぶん皇帝こうてい司馬しば昭あきら 平原へいげん王おう司馬しば榦 繼子けいし 齊ひとし獻けんじ王おう司馬しば攸

司馬しば師し（208年ねん—255年ねん3月がつ23日にち），字じ子こ元もと，河内かわうち温ゆたか县（今こん屬ぞく河南かなん省しょう焦こげ作市さくいち）人にん，三さん國こく時期じき魏ぎ國こく後期こうき權臣けんしん，官かん至いたり大將軍だいしょうぐん。西にし晉すすむ開國かいこく君主くんしゅ晉すすむ武たけ帝みかど司馬しば炎えん的てき伯父おじ，司馬しば懿與あずか張ちょう春華はるか的てき長子ちょうし，司馬しば昭あきら的てき兄あに長ちょう。繼承けいしょう父權ふけん后きさき，先さき肅清しゅくせい內亂，又また击敗東ひがし吳くれ的てき諸しょ葛かずら恪つとむ，並なみ逐渐控ひかえ制せい魏ぎ國こく政權せいけん。以高平たかひら陵りょう之の变有功ゆうこう而获封ふう長ちょう平鄉たいらごう侯こう，司つかさ马懿故こ后きさき袭封舞まい陽よう侯こう。正せい元もと二に年ねん（255年ねん），司つかさ马师在ざい平定へいてい毌丘俭之乱らん后きさき病びょう逝，魏ぎ国こく谥舞まい阳忠武たけ侯こう。二に弟おとうと司馬しば昭あきら受封晉すすむ王おう後ご，追つい谥为晉すすむ景けい王おう；其侄司馬しば炎えん登のぼり基はじめ後ご，追つい谥为世よ宗景むねかげ皇帝こうてい。

生平おいだいら

兄弟きょうだい優劣ゆうれつ

参まいり见：高平たかひら陵りょう之の变

司つかさ马师出生しゅっしょう于建たて安やすし十じゅう三さん年ねん（208年ねん）。魏たかし景けい初はつ年間ねんかん，司馬しば師し拜はい散ち騎き常つね侍さむらい，后きさき又また升ます至いたり中なか護まもる軍ぐん。期き间制定せいてい选用人才じんさい的てき方法ほうほう，提つつみ拔人不ふ超越ちょうえつ他た的てき功こう绩，任免にんめん官かん吏无私情しじょう。

249年ねん正月しょうがつ，司馬しば師し參與さんよ高平たかひら陵りょう之の變へん，事こと变前夜よる，当とう司つかさ马懿将はた计划告つげ诉司马师与司し马昭后きさき，司つかさ马昭担心得こころえ整せい晚ばん都と睡ねむ不着ふちゃく，而司马师却像平常へいじょう一いち样安睡ねむ，在ざい此之前まえ，司つかさ马师暗中あんちゅう养了死し士し三さん千せん人にん。司つかさ马师率りつ兵へい驻守司し马门，控ひかえ制せい洛らく阳，推翻當時とうじ僭越せんえつ乱らん政せい的てき宗室そうしつ曹爽有功ゆうこう，封ふう長ちょう平鄉たいらごう侯こう，食しょく邑千せん戶こ，不ふ久ひさ加か封ふう衛まもる將軍しょうぐん。

251年ねん八はち月がつ，司馬しば懿去世よ，司馬しば師し成なり為ため撫なで軍ぐん大將軍だいしょうぐん，執と掌てのひら魏ぎ國こく軍政ぐんせい大權たいけん。

睿略邦くに權けん

参まいり见：東興とうこう之の戰たたかえ

嘉平かへい四よん年ねん正月しょうがつ癸みずのと卯う日び（252年ねん1月がつ30日にち），司馬しば師し升ます為ため大將軍だいしょうぐん，意欲いよく攻おさむ取と東ひがし吳くれ新建しんたけ的てき堤つつみ壩。十二月じゅうにがつ，發はつ兵へい攻擊こうげき東興とうこう，并聽取ちょうしゅ諸しょ葛かずら誕的てき計けい策さく；分ぶん軍ぐん三さん路ろ進攻しんこう，王おう昶あきら进攻南みなみ郡ぐん，毌丘俭进攻おさむ武たけ昌あきら，諸しょ葛かずら誕自己じこ的てき軍隊ぐんたい和わ胡えびす遵的軍隊ぐんたい合ごう共ども七なな萬まん作さく主力しゅりょく，并架起おこり浮橋うきはし。東興とうこう之の戰たたかえ卻被諸しょ葛かずら恪つとむ所しょ擊げき敗はい，朝臣あそん眾議要よう把わ諸しょ葛かずら誕等參戰さんせん的てき武將ぶしょう貶降職位しょくい。司馬しば師し把わ戰敗せんぱい歸き咎とがめ於自己おのれ，并說到いた：“我わが不ふ聽公休こうきゅう（諸しょ葛かずら誕字），以至於此。此我過か也，諸しょ將しょう何なん罪ざい？”司馬しば昭あきら因いん為ため是ぜ監かん軍ぐん所以ゆえん被ひ削そぎ弱じゃく稱號しょうごう，其他武將ぶしょう都と沒ぼつ有ゆう過大かだい的てき懲罰ちょうばつ，只ただ是これ將はた防ぼう區く對たい調ちょう而已。

合ごう肥こえ新城しんじょう之これ戰せん

参まいり见：合ごう肥こえ之の戰たたかえ

253年ねん五ご月がつ，吳ご國こく太ふとし傅でん諸しょ葛かずら恪つとむ派遣はけん二に十じゅう萬まん大軍たいぐん包圍ほうい合ごう肥こえ新城しんじょう，朝廷ちょうてい紛紛ふんぷん議論ぎろん，擔心分ぶん兵へい攻おさむ打だ淮泗，并有守もり住じゅう各個かっこ水口みずぐち的てき打算ださん。司馬しば師し說せつ道どう：“諸しょ葛かずら恪つとむ剛つよし得え到いた吳ご國こく的てき權力けんりょく，欲よく使用しよう一時いちじ的てき權力けんりょく，合ごう兵へい於合ごう肥こえ新城しんじょう，希望きぼう再さい次つぎ成功せいこう，沒ぼつ有ゆう空そら餘あまり時間じかん攻擊こうげき青あお州しゅう和わ徐じょ州しゅう。況きょう且水路ろ口くち岸がん不ふ單たん只ただ一いち個こ，多た防ぼう的てき地方ちほう則そく用よう多た兵へい，少しょう防ぼう的てき地方ちほう則そく不足ふそく以抵禦。”諸しょ葛かずら恪つとむ把わ兵力へいりょく全ぜん都と集中しゅうちゅう在ざい合ごう肥こえ新城しんじょう，就如司馬しば師し所しょ料りょう，并派司馬しば孚まこと督とく諸しょ軍ぐん二に十じゅう萬まん防禦ぼうぎょ，鎮東將軍しょうぐん毌丘儉與あずか揚あげ州しゅう刺史しし文ぶん欽等とう請戰。司馬しば師し説せつ：“諸しょ葛かずら恪つとむ軍隊ぐんたい輕裝けいそう深入ふかいり，投とう兵へい於絕境ぜっきょう，兵力へいりょく的てき鋒ほこさき芒すすき難なん以抵禦。況きょう且新城しんじょう小しょう而堅固けんご，攻擊こうげき也未能のう馬上もうえ攻おさむ克かつ下か來らい。”命令めいれい諸しょ將しょう以高壘るい來らい對たい待まち，諸しょ葛かずら恪つとむ相しょう持じ數すう月がつ，攻おさむ城じょう兵力へいりょく力りょく竭，死傷ししょう過半かはん。司馬しば師し命いのち文ぶん欽督遣や精銳せいえい部隊ぶたい會合かいごう，要よう其斷諸しょ葛かずら恪つとむ的てき退路たいろ，毌丘儉等將はた斷だん後ご。諸しょ葛かずら恪つとむ懼怕而遁逃，文ぶん欽上前ぜん大敗たいはい敵てき軍ぐん，斬首ざんしゅ萬まん餘人よにん。

擅行廢立はいりつ

254年ねん二に月がつ，中書ちゅうしょ令れい李り豐ゆたか、光ひかり祿ろく大夫たいふ張ちょう緝等とう人ひと图谋废掉司し马师，改あらため立りつ太ふとし常つね夏なつ侯ほう玄げん为大将たいしょう军，事情じじょう败露，被ひ司つかさ马师灭族。司馬しば師し對たい曹芳有ゆう所しょ猜疑さいぎ，同年どうねん九きゅう月がつ联合大臣だいじん上奏じょうそう郭かく太ふとし后きさき，列れつ举曹芳年ほうねん长不亲政、沉迷女色じょしょく、废弃讲学、弃辱儒士、与あずか优人淫乱いんらん作さく乐，弹打进谏的てき清きよし商しょう令れい令れい狐きつね景けい、清きよし商しょう丞すすむ庞熙，太ふとし后きさき丧母时不尽ふじん礼れい等とう罪名ざいめい，请依照あきら霍光故事こじ废掉曹芳的てき帝位ていい，封ふう为齐王おう，改あらため立りつ东海王おう曹霖之子ゆきこ高だか贵乡公こう曹髦為ため皇帝こうてい。

毌丘儉文欽之亂らん

参まいり见：毌丘俭文钦之乱らん

255年ねん正月しょうがつ，鎮東將軍しょうぐん毌丘儉与あずか揚あげ州しゅう刺史しし文ぶん欽听说司し马师擅行废立之の事こと，起おこり兵へい征せい讨司马师，並なみ且把自己じこ的てき四個兒子當成人質送到東吳，向むかい孫まご亮あきら討好，卻並未み得え到いた東ひがし吳くれ的てき大力だいりき支援しえん。毌丘儉、文ぶん欽渡過か淮河由よし壽ことぶき春はる向こう西進せいしん發はつ，沒ぼつ有ゆう辦法搗洛陽ひ佔許もと昌あきら，走はし到いた了りょう項こう縣けん就停住じゅう了りょう。司馬しば師し吩咐監かん軍ぐん王おう基はじめ帶おび領りょう前ぜん鋒ほこさき部隊ぶたい紮在“南みなみ頓とみ”监视毌丘儉、文ぶん欽，派遣はけん諸しょ葛かずら誕帶おび領りょう豫よ州しゅう的てき兵へい，進攻しんこう壽ことぶき春はる，派遣はけん胡えびす遵帶おび領りょう青あお州しゅう、徐じょ州しゅう的てき兵へい，斜はす出で譙縣與あずか今日きょう的てき商しょう丘おか之の間あいだ，斷絕だんぜつ毌丘儉、文ぶん欽從項こう縣けん回歸かいき壽ことぶき春はる的てき路ろ。

司馬しば師し自己じこ親おや率りつ主力しゅりょく，屯たむろ聚在汝なんじ陽ひ。又また叫さけべ鄧艾帶おび一いち萬まん多た名めい“泰山たいざん諸しょ軍ぐん”部隊ぶたい到いた樂たのし嘉よしみ縣けん，做出不堪ふかん一いち擊げき的てき樣子ようす，引誘毌丘儉、文ぶん欽出擊げき。毌丘儉果然しか就叫文ぶん欽來打だ鄧艾，司馬しば師し就指揮しき大股おおまた騎兵きへい，從したがえ後ご面めん襲擊しゅうげき文ぶん欽，文ぶん欽大敗たいはい。毌丘儉在ざい項こう縣けん城じょう裡うら聽到消息しょうそく，慌忙棄城而走。毌丘儉走はし到いた慎まき縣けん以後いご，躲在河かわ旁つくり的てき草叢くさむら裡うら被ひ老ろう百姓ひゃくしょう射しゃ死し。文ぶん欽一きんいち口氣こうき逃往了りょう東ひがし吳くれ。毌丘氏し與あずか文ぶん氏し兩家りょうけ的てき人じん，凡是留とめ在ざい魏ぎ國こく的てき都と被ひ司馬しば師し所しょ诛殺。

追つい尊みこと景けい帝みかど

255年ねん閏うるう正月しょうがつ，文ぶん欽之子こ文ぶん鴦帶おび兵へい襲かさね營，司馬しば師し驚おどろき嚇過度ど，再さい加か上じょう本來ほんらい眼睛がんせい上じょう就有瘤こぶ疾やまし，經常けいじょう流りゅう膿うみ，致使眼睛がんせい震ふるえ出で眼め眶，病やまい情じょう加重かじゅう，最後さいご在ざい辛からし亥い日び（3月がつ23日にち）死し於許昌あきら，终年47岁。二に月がつ，曹髦素もと服ふく臨弔，諡おくりな忠武ただたけ侯こう。後來こうらい司馬しば昭あきら受封晉すすむ王おう，追つい尊みこと司馬しば師し為ため晉すすむ景けい王おう。司馬しば炎えん稱しょう帝みかど後ご，尊みこと司馬しば師し為ため晉すすむ景けい帝みかど，陵りょう曰峻平ひらめ，廟びょう號ごう世よ宗むね。

評價ひょうか

• 毌丘儉：“師し為ため大臣だいじん，當とう除じょ國難こくなん，又また為ため人じん子こ，當とう卒そつ父ちち業ぎょう。哀あい聲ごえ未み絕ぜっ而便罷やめ息いき，為ため臣しん不忠ふちゅう，為ため子こ不孝ふこう。”（《三国志さんごくし·魏ぎ书·王おう毌丘诸葛邓钟传第二に十じゅう八はち》）
• 何なに晏：“惟幾これちか也能成なり天下でんか之の務つとむ，司つかさ馬子まご元もと是也これや。”
• 文ぶん钦：“司つかさ马师滔天とうてん作さく逆ぎゃく，废害二に主ぬし，辛からし、癸みずのと、高こう、莽，恶不足ふそく喻。”（《全ぜん三さん国文こくぶん》）
• 张悌：“司つかさ马懿父子ふし，自じ握にぎ其柄，累るい有ゆう大功たいこう，除じょ其烦苛而布ぬの其平惠めぐみ，为之谋主而救其疾，民心みんしん归之，亦また已やめ久ひさ矣。故こ淮南ワイナン三叛而腹心不扰，曹髦之の死し，四方しほう不ふ动，摧坚敌如折おり枯，荡异同どう如反掌てのひら，任にん贤使能のう，各かく尽つき其心，非ひ智勇ちゆう兼けん人にん，孰能如之？其威武いぶ张矣，本ほん根ね固かた矣，群ぐん情じょう服ふく矣，奸计立りつ矣。”（《三国志さんごくし·卷まき四よん十じゅう八はち·吴书三さん·三さん嗣主传第三さん》）
• 孙盛：“初はつ，夏なつ侯ほう玄げん、何なに晏等名めい盛もり于时，司つかさ马景王おう亦また预焉。”
• 曹毗：“景けい皇すめらぎ承うけたまわ运，纂隆洪ひろし绪。皇すめらぎ维重抗こう，天てん晖再举。蠢矣二に寇，扰我扬楚。乃整元もと戎えびす，以膏齐斧。亹亹神算しんさん，赫赫かくかく王おう旅たび。鲸鲵既すんで平ひらめ，功こう冠かんむり帝みかど宇。”（《宋そう书·卷まき二に十じゅう·志こころざし第だい十じゅう》）
• 虞おそれ世よ南みなみ：“少しょう有名ゆうめい节，见重当とう时。王佐おうさ之の才ざい，著ちょ於往日び，及诛爽之际，智略ちりゃく已やめ宣せん，钦、俭称兵へい，全ぜん军独克かつ，此足以见其英图矣。虽道盛もり三さん分ふん，而终身み北面ほくめん，威名いめい震ふるえ主ぬし，而臣节不亏，侯ほう服ふく归全，於斯为美。”（《唐から文ぶん拾じつ遗·卷まき十じゅう三さん》）
• 房ぼう玄げん龄：“世よ宗むね以睿略りゃく創そう基もと，太ふとし祖そ以雄才ざい成なり務つとむ。事こと殷いん之の跡あと空そら存そん，翦商之の志こころざし彌わたる遠とお，三さん分ふん天下でんか，功業こうぎょう在ざい焉。及逾劍けん銷氛，浮淮靜しずか亂みだれ，桐きり宮みや胥怨，或ある所ところ不堪ふかん。若わか乃體以名臣しん，格かく之の端はし揆，周しゅう公こう流連りゅうれん於此歲とし，魏ぎ武たけ得意とくい於茲日び。軒のき懸かか之の樂らく，大だい啟けい南陽なんよう，師し摯之圖ず，於焉北面ほくめん。壯たけし矣哉，包つつみ舉天人じん者しゃ也！為ため帝みかど之の主おも，不ふ亦また難なん乎。”“ 世よ宗むね繼つぎ文ぶん，邦くに權けん未ひつじ分ぶん。三さん千せん之これ士し，其從如雲。” （《晉すすむ書しょ·景けい帝みかど紀き》）
• 胡えびす三さん省しょう：“王おう莽、司つかさ马师、萧鸾同どう是ぜ心こころ也。国之くにゆき奸贼，必有羽翼うよく，有ゆう天下てんか者しゃ，其戒之の哉！”（注ちゅう《资治通どおり鉴》）
• 王おう夫おっと之の：“所ところ恶于强きょう臣しん者しゃ，唯ただ其很耳みみ。戆者，很之徒と也。无所忌き而函之の心しん，乃可无所忌き而矢诸口，遂とげ以无所しょ忌き而见之の事こと。司つかさ马师、高こう澄きよし、朱しゅ温あつし、李り茂しげる贞唯ただ其言之の无忌者しゃ，有ゆう以震慑乎人心じんしん，而天下か且诧之の曰：‘此英雄えいゆう之の无隐也。’”
• 赵翼：“司つかさ马氏当とう魏ぎ室しつ未み衰おとろえ，乘じょう机つくえ窃权，废一帝みかど、弑一帝而夺其位，比ひ之の于操，其功罪ざい不可ふか同日どうじつ语矣！”（《廿にじゅう二に史し札さつ记：魏ぎ晋すすむ禅ぜん代だい不同ふどう》）
• 蔡东藩はん：“有ゆう曹操そうそう之の废伏后きさき，乃有司し马师之の废张后きさき。操みさお废后而止，至いたり废帝一事いちじ，留とめ待まち其子曹丕；而师独どく以一身いっしん兼けん之の，既すんで废张后きさき，复废魏ぎ主ぬし芳よし，乱らん贼效尤ゆう，比ひ前ぜん为甚。无怪后きさき事ごと之の愈いよいよ出で愈いよいよ凶きょう。然しか使つかい前ぜん无曹操みさお父子ふし，后きさき亦また必无司し马师兄弟きょうだい；天てん鉴不远，加か倍ばい相しょう偿，世人せじん欲よく为子孙计，亦また何なに勿稍留とめ余地よち乎？”（《后きさき汉演义》）

性格せいかく特とく征せい

司馬しば師し沉著堅けん強きょう，并且有ゆう雄お才ざい大略たいりゃく，與あずか夏なつ侯ほう玄げん、何なに晏齊ひとし名めい，雖言齊ひとし名めい但ただし司馬しば師し不ふ論ろん帶たい兵へい作戰さくせん或ある政治せいじ能力のうりょく皆みな遠どお勝かち上述じょうじゅつ二に人にん。

司馬しば師し為ため人じん沈穩，司馬しば懿將“高平たかひら陵りょう之の變へん”計畫けいかく告訴こくそ司馬しば師し與あずか司馬しば昭あきら後ご，司馬しば昭あきら擔心得こころえ整せい晚ばん都と睡ねむ不ふ著ちょ，而司馬ば師し先さき前ぜん和わ司馬しば懿謀劃，卻像平常へいじょう一いち樣よう安やす睡ねむ。事變じへん當時とうじ，司馬しば師し親おや自じ率りつ兵へい屯たむろ司し馬門まかど，控ひかえ制せい京師けいし洛らく阳。事後じご，論功ろんこう封ふう為ため長ちょう平鄉たいらごう侯こう，加か衛まもる將軍しょうぐん之これ職しょく。

分ぶん歧记载

《太平たいへい御ご览》载司马师随ずい曹爽伐蜀しょく参与さんよ兴势之の战，误，此事为司马昭事ごと。

家いえ世よ

司馬しば師し家族かぞく

高祖父こうそふ：（追つい谥）豫よ章あきら府ふ君くん司つかさ马量               曾祖父そうそふ：（追つい谥）颍川府ふ君くん司つかさ马儁                       高祖母こうそぼ：（追つい谥）豫よ章あきら府ふ君くん夫人ふじん               祖父そふ：（追つい谥）京きょう兆ちょう府ふ君くん司つかさ马防                             曾祖母そうそぼ：（追つい谥）颍川府ふ君くん夫人ふじん                       父ちち：（追つい尊みこと）高祖こうそ宣せん皇帝こうてい司つかさ马懿                                   祖母そぼ：（追つい谥）京きょう兆ちょう府ふ君くん夫人ふじん                             （追つい尊みこと）世よ宗景むねかげ皇帝こうてい司し马师                                         外祖父がいそふ：粟あわ邑县令れい张汪                             母はは：（追つい尊みこと）宣せん穆きよし皇后こうごう张春华                                   外祖母がいそぼ：粟あわ邑县令夫人れいふじん山やま氏し

兄弟きょうだい

• 晉すすむ文ぶん帝みかど司馬しば昭あきら ，張ちょう春華はるか所生しょせい。曹魏時任ときとう相國しょうこく，封ふう晉すすむ王おう。兒こ子こ司馬しば炎えん代だい魏ぎ立りつ晉すすむ後ご追つい尊みこと為ため晉すすむ文ぶん帝みかど。
• 平原へいげん王おう司馬しば榦，張ちょう春華はるか所生しょせい。
• 汝なんじ南みなみ文成ふみなり王おう司馬しば亮あきら，伏ふく夫人ふじん所生しょせい。西にし晉すすむ八はち王おう之の亂みだれ中八なかばち王おう之の一いち。
• 琅邪武たけ王おう司馬しば伷 ，伏ふく夫人ふじん所生しょせい。晉すすむ元もと帝みかど祖父そふ。
• 清惠きよえ亭ちん侯こう司馬しば京きょう，伏ふく夫人ふじん所生しょせい。
• 扶風武たけ王おう司馬しば駿しゅん，伏ふく夫人ふじん所生しょせい。
• 梁りょう孝たかし王おう司馬しば肜，張ちょう夫人ふじん所生しょせい。
• 趙ちょう王おう司馬しば倫りん，柏かしわ夫人ふじん所生しょせい。西にし晉すすむ八はち王おう之の亂みだれ中八なかばち王おう之の一いち。曾一いち度ど稱たたえ帝みかど。

夫人ふじん

• 夏なつ侯こう徽，生なま五ご女じょ，景けい怀皇后こうごう。
• 吴氏，魏ぎ镇北将はた军吴质女おんな。
• 羊ひつじ徽瑜，无子，景けい献けんじ皇后こうごう
• 董ただし氏し，蔡琰與あずか董ただし祀まつ之これ女おんな。

子女しじょ

• 五ご位い公主こうしゅ，其一嫁よめ平原へいげん侯こう甄德（本名ほんみょう郭かく德いさお），但ただし早はや亡ほろび
• 司馬しば攸，司馬しば昭あきら次子じし，司馬しば懿將其過繼つぎ給きゅう司馬しば師し，司馬しば師し死し後嗣こうし封ふう舞まい陽よう侯こう

艺术形象けいしょう

遊戲ゆうぎ

• 真ま三さん國こく無雙むそう系列けいれつ/無雙むそうOROCHI系列けいれつ（光榮こうえい公司こうし開發かいはつ，置鮎おきあゆ龍太郎りゅうたろう配はい音おん）
• 三さん国こく杀

動どう漫

• 動畫どうが《三さん國こく演義えんぎ》
• 漫畫まんが《火ひ鳳おおとり燎原りょうげん》（陳ちん某ぼう）:於序幕じょまく以成人じん時期じき登場とうじょう，於赤壁かべ之これ戰せん篇へん時じ曹操そうそう曾一度想以其為人質來制衡司馬懿，但ただし手下てした將領しょうりょう諫勸下作げさく罷やめ，於第532回かい中ちゅう以嬰兒じ時期じき初次はつじ登場とうじょう，並なみ同どう母親ははおや一同いちどう遇ぐう上じょう刺客しかく，後來こうらい在ざい第だい557回かい中ちゅう交代こうたい母子ぼし被ひ甄宓所ところ救すくい而無恙，並なみ和わ曹叡一起かずき玩耍。

影かげ視し

• 中國ちゅうごく中央ちゅうおう電でん視し台だい電でん視し劇げき《三さん國こく演義えんぎ》（1994年ねん）：潘はん引来（青年せいねん）；雷かみなり铁流（中年ちゅうねん）
• 中國ちゅうごく電でん視し劇げき《乱世らんせい妖后》（1996年ねん）：江こう化か霖
• 電でん影かげ《诸葛孔明こうめい》（1996年ねん）：戈ほこ女おんな
• 中國ちゅうごく電でん視し劇げき《三さん国こく》（2010年ねん）：赵大成たいせい
• 中國ちゅうごく電でん視し劇げき《大だい军师司し马懿》（2017年ねん）：肖あやか顺尧

延伸えんしん阅读

[在ざい维基数すう据すえ编辑]

《晉すすむ書しょ·卷まき002》，出自しゅつじ房ぼう玄げん齡よわい《晉すすむ書しょ》

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军职
前任ぜんにん： 曹爽	曹魏大将たいしょう军 252年ねん－255年ねん	繼つぎ任にん： 司つかさ马昭