丘おか濬

丘おか濬
丘おか濬
	丘おか文ぶん莊そう公こう遺のこ像ぞう
	大だい明光めいこう禄ろく大夫たいふ柱ばしら國こく少しょう保ほ兼けん太子たいし太ふとし保ほ戶部とべ尚書しょうしょ武英たけひで殿どの大だい學士がくし
籍せき貫ぬき	廣東かんとん瓊州府ふ瓊山縣けん
族ぞく裔	漢かん族ぞく
字じ號ごう	字じ仲なか深ふか，號ごう深ふか庵あん、玉たま峰ほう、瓊山，晚ばん號ごう海山うみやま老人ろうじん
諡號しごう	文ぶん莊そう
出生しゅっしょう	永樂えいらく十じゅう九きゅう年ねん（1421年ねん）; 廣東かんとん瓊山縣けん
逝世	弘治こうじ八はち年ねん（1495年ねん）; 京師けいし
墓はか葬そう	海南かいなん瓊山郊水頭あたま村むら丘おか濬墓
出身しゅっしん
	正統せいとう九年甲子科廣東鄉試第一名舉人; 景けい泰たい五年甲戌科進士出身;
著作ちょさく
	著しる有ゆう《大學だいがく衍義補ほ》一いち百ひゃく六ろく十じゅう卷かん、《世よ史し正せい綱つな》、《家いえ禮儀れいぎ節ぶし》、《伍ご倫りん全備ぜんび忠孝ちゅうこう記き》、《朱子學しゅしがく的てき》、《丘おか文ぶん莊そう集しゅう》、《瓊台集しゅう》、《平定へいてい交南錄ろく》等とう;

丘おか濬（1421年ねん—1495年ねん），字じ仲なか深ふかし，號ごう深ふか庵あん、玉たま峰ほう、瓊山，晚ばん號ごう海山みやま老人ろうじん，廣東かんとん瓊山下田しもだ村むら（今いま海南かいなん省しょう海うみ口こう市し瓊山區く府ふ城じょう鎮金きむ花はな村むら）人にん，祖そ籍せき福建ふっけん晉すすむ江こう，明朝みょうちょう政治せいじ人物じんぶつ。正統せいとう甲子きのえね廣東かんとん鄉きょう試ためし解かい元もと，景けい泰たい甲かぶと戌いぬ傳つて臚。弘治こうじ年間ねんかん官かん至いたり戶部とべ尚書しょうしょ、武英たけひで殿どの大だい學士がくし。

生平おいだいら

早年そうねん聰さと敏さと卻喪父ちち，其母李り氏し教きょう之の讀書どくしょ，過か目め成なり誦。因いん家か貧ひん無む書しょ，曾走數すう百ひゃく里り借か書しょ。正せい统九きゅう年ねん（1444年ねん）廣東かんとん乡试中ちゅう舉第一いち（解かい元もと），正せい统十じゅう二に年ねん（1447年ねん）入いれ国子くにこ监。景けい泰やすし五ご年ねん（1454年ねん）登とう甲かぶと戌いぬ科か进士。選せん庶吉士し，授編修へんしゅう，参与さんよ《寰宇通どおり志こころざし》的てき编纂。后きさき進すすむ翰林院かんりんいん侍講じこう，參與さんよ編へん寫うつし《明あきら英えい宗むね實錄じつろく》，之これ後進こうしん侍講じこう學士がくし。《續ぞく通つう鑒綱目め》成なり，擢學士がくし，遷國子くにこ監かん祭さい酒しゅ，進しん禮れい部ぶ右みぎ侍さむらい郎ろう，掌てのひら祭まつり酒しゅ事こと^[1]。

明あかり孝こう宗むね時期じき，其上書うわがき《大學だいがく衍義補ほ》，后きさき進すすむ禮れい部ぶ尚書しょうしょ，掌てのひら管かん詹事府ふ事こと。參まいり修おさむ《憲けん宗そう實錄じつろく》，充たかし副ふく總裁そうさい。弘治こうじ四よん年ねん（1491年ねん）書しょ成なり，加か封ふう太子たいし太ふとし保ほ，命いのち兼けん文淵ぶんえん閣かく大だい學士がくし參さん預あずか機き務つとむ。弘治こうじ六ろく年ねん（1493年ねん）因いん目め疾やまし免めん朝あさ參さん。因いん事ごと被ひ言げん官かん彈劾だんがい，孝こう宗むね不問ふもん。歷れき加か少しょう保ほ。弘治こうじ八はち年ねん（1495年ねん）卒そつ，享とおる壽ことぶき七なな十じゅう六ろく歲さい。贈おく太ふとし傅でん，謚文ぶん莊そう^[2]。

著作ちょさく

丘おか濬推崇たかし理學りがく，撰せん有ゆう《伍ご倫りん全備ぜんび記き》^[3]，寫うつし伍ご倫りん全ぜん、伍ご倫りん備一家いっか滿まん門もん忠孝ちゅうこう事ごと，宣揚せんよう封建ほうけん教化きょうか，徐じょ復ふく祚批評ひひょう此劇“全ぜん是ぜ措大書たいしょ袋ぶくろ子こ語ご，陳ひね臭しゅう腐爛ふらん，令れい人じん嘔穢”^[4]。晚年ばんねん“右目みぎめ失明しつめい”，“犹披览不辍”。著ちょ有ゆう《大學だいがく衍義補ほ》《世よ史し正せい綱つな》《家いえ禮儀れいぎ節ぶし》《伍ご倫りん全備ぜんび忠孝ちゅうこう記き》《朱子學しゅしがく的てき》《丘おか文ぶん莊そう集しゅう》《瓊台集しゅう》《平定へいてい交南錄ろく》等とう。

評價ひょうか

《名めい臣しん錄ろく》稱しょう丘おか濬“國くに朝あさ大臣だいじん，律りつ己おのれ之の嚴いむ，理學りがく之の博はく，著述ちょじゅつ之の富とみ，無む出で其右者しゃ”，《四库全书提要》说：“浚记诵淹博はく，冠かん绝一时，文章ぶんしょう尔雅，有明ありあけ一いち代だい，不ふ得とく不ふ置おけ作者さくしゃ之の列れつ。”梁りょう章あきら鉅稱しょう丘おか濬相當とう於歐おう陽ひ修おさむ，有ゆう「轉移てんい文運ぶんうん之の功こう」^[5]。何なに喬たかし新しん把わ他た和わ張ちょう九きゅう齡よわい、余よ靖やすし及崔ちぇ與あずか之これ並稱へいしょう為ため“嶺みね南みなみ四よん傑すぐる”。钱穆稱しょう丘おか濬“不ふ仅为琼岛之これ大人おとな物ぶつ，乃中国ちゅうごく史上しじょう第だい一流いちりゅう人物じんぶつ也。”

軼事いつじ

湖みずうみ口こう縣けん鄱陽湖みずうみ有ゆう一いち間あいだ日宮ひのみや亭てい廟びょう，異常いじょう靈驗れいけん，能のう分ぶん風ふう擘流。有ゆう一いち回かい丘おか濬夫人じん北上ほくじょう京師けいし路みち過か停とま歇此地ち，晚ばん上じょう睡ねむ覺さとし時じ忽ゆるがせ然しか夢見ゆめみ一いち位い神人しんじん對たい她說：“我わが戚編修へんしゅう闌たけなわ也。明日あけび湖こ中ちゅう大風おおふう，隻せき艫とも無む存そん。我わが與あずか汝なんじ夫君ふくん為ため同どう官かん，誼よしみ相關そうかん切きり，特とく來らい救すくい汝なんじ，可か移うつり登とう岸がん。”於是丘おか夫人ふじん醒後便びん從したがえ船上せんじょう搬到古寺ふるでら中ちゅう歇宿。過か不ふ了りょう多久たく狂風きょうふう大作たいさく，風勢ふうせい狂きょう暴且持續じぞく了りょう一天いってん左右さゆう，湖こ中ちゅう的てき船せん隻せき全ぜん都と沉沒，船ふね裡うら的てき人じん無む一いち生還せいかん，惟おもんみ獨どく只ただ有ゆう丘おか夫人ふじん僥倖ぎょうこう逃過一いち劫こう^[6]。

墓はか葬そう

丘おか濬葬於海南かいなん瓊山郊水頭あたま村むら，丘おか浚墓現げん為ため全國ぜんこく重點じゅうてん文物ぶんぶつ保護ほご單位たんい。

註釋ちゅうしゃく

^ 清きよし·張ちょう廷玉等ひとし，《明あかり史し》（卷まき181）：邱濬，字じ仲なか深ふかし，瓊山人じん。幼よう孤こ，母はは李り氏し教きょう之の讀書どくしょ，過か目め成なり誦。家いえ貧まずし無む書しょ，嘗走數すう百ひゃく里り借か書しょ，必得乃已。舉鄉試ためし第だい一いち，景けい泰たい五ご年ねん成なり進士しんし。改あらため庶吉士し，授編修へんしゅう。濬既官かん翰林かんりん，見聞けんぶん益えき廣こう，尤ゆう熟じゅく國家こっか典故てんこ，以經濟けいざい自負じふ。成なり化か元年がんねん，兩りょう廣こう用兵ようへい，濬奏記き大だい學士がくし李り賢けん，指ゆび陳ひね形勢けいせい，纚纚數すう千言せんげん。賢けん善ぜん其計，聞之帝みかど，命いのち錄ろく示しめせ總そう兵へい官かん趙ちょう輔、巡じゅん撫なで都と御ご史ふみ韓かん雍。雍等破やぶ賊ぞく，雖不盡ふじん用よう其策，而濬以此名めい重じゅう公卿くぎょう間あいだ。秩滿，進しん侍講じこう。與あずか修おさむ《英えい宗むね實錄じつろく》，進しん侍講じこう學士がくし。《續ぞく通つう鑒綱目め》成なり，擢學士し，遷國子こ祭さい酒しゅ。時とき經けい生せい文ぶん尚ひさし險けわし怪かい，濬主南みなみ畿鄉試ためし，分ふん考こう會かい試ためし皆みな痛つう抑そもそも之の。及是，課か國こく學生がくせい尤ゆう諄切告つげ誡，返かえし文體ぶんたい於正。尋ひろ進しん禮れい部ぶ右みぎ侍さむらい郎ろう，掌てのひら祭さい酒さけ事ごと。
^ 清きよし·張ちょう廷玉等ひとし，《明あかり史し》（卷まき181）：濬以真ま德とく秀しゅう《大學だいがく衍義》於治國平天下ちこくへいてんか條目じょうもく未み具ぐ，乃博采さい群ぐん書しょ補ほ之の。孝こう宗むね嗣位，表ひょう上じょう其書，帝みかど稱しょう善ぜん，賚金幣ぬさ，命いのち所司しょし刊行かんこう。特進とくしん禮れい部ぶ尚書しょうしょ，掌てのひら詹事府ふ事ごと。修おさむ《憲けん宗そう實錄じつろく》，充たかし副ふく總裁そうさい。弘治こうじ四よん年ねん，書しょ成なり，加か太子たいし太ふとし保たもて，尋ひろ命いのち兼けん文淵ぶんえん閣かく大だい學士がくし參さん預あずか機き務つとむ。尚書しょうしょ入にゅう內閣者しゃ自じ濬始，時じ年ねん七なな十じゅう一いち矣。濬以《衍義補ほ》所載しょさい皆みな可か見み之の行事ぎょうじ，請摘其要者しゃ奏聞そうもん，下しも內閣議かくぎ行ぎょう之の。帝みかど報ほう可か。明年みょうねん，濬上言ごと：「臣しん見み成なり化か時じ彗星すいせい三さん見み，遍へん掃三さん垣かき，地ち五ご六ろく百ひゃく震ふるえ。邇者彗星すいせい見み天津てんしん，地震じしん天てん鳴な無む虛きょ日び，異い鳥とり三さん鳴な於禁中ちゅう。《春秋しゅんじゅう》二に百ひゃく四よん十じゅう年ねん，書しょ彗孛者しゃ三さん，地震じしん者しゃ五ご，飛ひ禽者二に。今こん乃屢見み於二に十じゅう年ねん之の間あいだ，甚可畏かしこ也。願ねがい陛下へいか體たい上天じょうてん之の仁愛じんあい，念ねん祖宗そそう之の艱難かんなん，正せい身み清心せいしん以立本ほん而應務つとむ。謹好尚なお不惑ふわく於異端はし，節せつ財用ざいよう不ふ至いたり於耗國こく，公おおやけ任にん使し不ふ失しつ於偏聽。禁きん私わたし謁，明あきら義理ぎり，慎まき儉德，勤つとむ政務せいむ，則のり承うけたまわ風ふう希まれ寵ちょう、左ひだり道どう亂らん政之まさゆき徒と自じ不ふ敢肆其奸，而天災てんさい弭矣。」因いん列れつ時弊じへい二に十じゅう二に事こと。帝みかど納おさめ之の。六年以目疾免朝參。濬在位ざいい，嘗以寬大かんだい啟上けいじょう心しん，忠ちゅう厚あつ變へん士し習。顧性褊隘，嘗與劉りゅう健けん議事ぎじ不ふ合ごう，至いたり投とう冠かんむり於地。言げん官かん建白けんぱく不當ふとう意い，輒面折おり之の。與あずか王おう恕じょ不ふ相あい得え，至いたり不ふ交一言いちげん。六ろく年ねん大計たいけい群ぐん吏，恕じょ所しょ奏そう罷やめ二に千せん人にん。濬請未み及三載者復任，非ひ貪むさぼ暴有顯あらわ跡あと者しゃ勿斥，留とめ九きゅう十じゅう人にん。恕じょ爭そう之の不ふ得え，求もとめ去ざ。太ふとし醫院いいん判ばん劉りゅう文ぶん泰たい嘗往來おうらい濬家，以失職しっしょく訐恕，恕じょ疑うたぐ文ぶん泰たい受濬指ゆび，而言者しゃ嘩然，言げん疏稿出で濬手。恕じょ竟坐罷やめ，人にん以是大だい不ふ直ちょく濬。給きゅう事ごと中ちゅう毛け呈てい，御ご史し宋そう惪、周しゅう津つ等とう交章劾濬不可ふか居相いあい位い，帝みかど不問ふもん。逾年，加か少しょう保ほ。八はち年ねん卒そつ，年ねん七なな十じゅう六ろく。贈おく太ふと傅でん，謚文莊そう。濬廉介かい，所しょ居きょ邸てい第だい極きょく湫隘，四よん十じゅう年ねん不易ふえき。性せい嗜學，既すんで老おい，右目みぎめ失明しつめい，猶なお披覽不ふ輟。議論ぎろん好こう矯激きょうげき，聞者駭愕。至いたり修おさむ《英えい宗むね實錄じつろく》，有ゆう言げん于謙之の死し當とう以不軌書者しゃ。濬曰：「己おのれ巳み之の變へん，微ほろ於公社稷しゃしょく危矣。事こと久ひさ論定ろんてい，誣不可ふか不ふ白しろ。」其持正ただし又また如此。正德しょうとく中ちゅう，以巡按御史し言げん賜たまもの祠ほこら於鄉。曰「景けい賢けん」。
^ 又また名な《五倫ごりん全備ぜんび忠孝ちゅうこう記き》、《五倫全備綱常記》，其中“五ご”跟“伍ご”又また可か互用。
^ 徐じょ復ふく祚：《三家みつえ村むら老ろう委い談だん》
^ 梁りょう章あきら鉅《制せい義ぎ叢くさむら話ばなし》
^ 明あきら·袁中道どう，《珂雪齋とき集しゅう》（卷まき13）：“湖みずうみ口山くちやま勢ぜい生動せいどう，望もち彭蠡積雪せきせつ連れん天てん，直ちょく與あずか赤あか沙すな、青草あおくさ相しょう伯仲はくちゅう。曰宮亭てい神かみ甚靈，能のう分ぶん風ふう擘流。往時おうじ丘おか文ぶん莊そう夫人ふじん入いり都と過か此，夜半やはん夢ゆめ一いち神人しんじん語ご之の曰：「我わが戚編修へんしゅう闌たけなわ也。明日あけび湖こ中ちゅう大風おおふう，隻せき艫とも無む存そん。我わが與あずか汝なんじ夫君ふくん為ため同どう官かん，誼よしみ相關そうかん切きり，特とく來らい救すくい汝なんじ，可か移うつり登とう岸がん。」醒即舍しゃ舟ぶね移うつり棲古寺ふるでら中ちゅう。俄にわか頃ごろ風ふう大作たいさく，揚石ようせき飛ひ沙すな者しゃ一いち日にち餘あまり，湖こ中ちゅう舟ふね皆みな覆くつがえ溺おぼれ，而夫人じん得とく免めん。”

參考さんこう書目しょもく

張ちょう廷玉等とう，《明あかり史し》，中華ちゅうか書しょ局きょく點てん校本こうほん
袁中道どう，《珂雪齋とき集しゅう》
丘おか濬，《平定へいてい交南錄ろく》
許もと振興しんこう，《丘おか濬的北部ほくぶ邊べ防ぼう思想しそう》，《廣東かんとん社會しゃかい科學かがく》，一いち九きゅう八はち五ご年ねん第だい三さん期き

研究けんきゅう書目しょもく

李り焯然：《丘おか濬評傳でん》（南京なんきん：南京なんきん大學だいがく出版しゅっぱん社しゃ，2005）。

延伸えんしん阅读

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《國くに朝あさ獻けんじ徵ちょう錄ろく·卷まき之の十じゅう四よん》，出自しゅつじ焦こげ竑《國くに朝あさ獻けんじ徵ちょう錄ろく》

《明あかり史し卷まき一いち百ひゃく八はち十じゅう一いち》，出自しゅつじ《明あかり史し》

外部がいぶ連結れんけつ

朱しゅ鴻ひろし林りん：丘おか濬《大學だいがく衍義補ほ》及其在ざい十じゅう六ろく十じゅう七なな世紀せいき的てき影響えいきょう（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
朱しゅ鴻ひろし林りん：丘おか濬《朱子學しゅしがく的てき》與あずか宋そう元明もとあき初はつ朱子學しゅしがく的てき相關そうかん問題もんだい（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
朱しゅ鴻ひろし林りん：《朱子學しゅしがく的てき》的てき流傳りゅうでん與あずか評價ひょうか（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
朱しゅ鴻ひろし林りん：丘おか濬與成なり化か元年がんねん(1465)大藤おおふじ峽かい之の役やく的てき關係かんけい（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
王おう卫平：丘おか浚社会かい保障ほしょう思想しそう研究けんきゅう——以《大学だいがく衍义补》为中心ちゅうしん的てき考察こうさつ（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）

[1] 清きよし·張ちょう廷玉等ひとし，《明あかり史し》（卷まき181）：邱濬，字じ仲なか深ふかし，瓊山人じん。幼よう孤こ，母はは李り氏し教きょう之の讀書どくしょ，過か目め成なり誦。家いえ貧まずし無む書しょ，嘗走數すう百ひゃく里り借か書しょ，必得乃已。舉鄉試ためし第だい一いち，景けい泰たい五ご年ねん成なり進士しんし。改あらため庶吉士し，授編修へんしゅう。濬既官かん翰林かんりん，見聞けんぶん益えき廣こう，尤ゆう熟じゅく國家こっか典故てんこ，以經濟けいざい自負じふ。成なり化か元年がんねん，兩りょう廣こう用兵ようへい，濬奏記き大だい學士がくし李り賢けん，指ゆび陳ひね形勢けいせい，纚纚數すう千言せんげん。賢けん善ぜん其計，聞之帝みかど，命いのち錄ろく示しめせ總そう兵へい官かん趙ちょう輔、巡じゅん撫なで都と御ご史ふみ韓かん雍。雍等破やぶ賊ぞく，雖不盡ふじん用よう其策，而濬以此名めい重じゅう公卿くぎょう間あいだ。秩滿，進しん侍講じこう。與あずか修おさむ《英えい宗むね實錄じつろく》，進しん侍講じこう學士がくし。《續ぞく通つう鑒綱目め》成なり，擢學士し，遷國子こ祭さい酒しゅ。時とき經けい生せい文ぶん尚ひさし險けわし怪かい，濬主南みなみ畿鄉試ためし，分ふん考こう會かい試ためし皆みな痛つう抑そもそも之の。及是，課か國こく學生がくせい尤ゆう諄切告つげ誡，返かえし文體ぶんたい於正。尋ひろ進しん禮れい部ぶ右みぎ侍さむらい郎ろう，掌てのひら祭さい酒さけ事ごと。

[2] 清きよし·張ちょう廷玉等ひとし，《明あかり史し》（卷まき181）：濬以真ま德とく秀しゅう《大學だいがく衍義》於治國平天下ちこくへいてんか條目じょうもく未み具ぐ，乃博采さい群ぐん書しょ補ほ之の。孝こう宗むね嗣位，表ひょう上じょう其書，帝みかど稱しょう善ぜん，賚金幣ぬさ，命いのち所司しょし刊行かんこう。特進とくしん禮れい部ぶ尚書しょうしょ，掌てのひら詹事府ふ事ごと。修おさむ《憲けん宗そう實錄じつろく》，充たかし副ふく總裁そうさい。弘治こうじ四よん年ねん，書しょ成なり，加か太子たいし太ふとし保たもて，尋ひろ命いのち兼けん文淵ぶんえん閣かく大だい學士がくし參さん預あずか機き務つとむ。尚書しょうしょ入にゅう內閣者しゃ自じ濬始，時じ年ねん七なな十じゅう一いち矣。濬以《衍義補ほ》所載しょさい皆みな可か見み之の行事ぎょうじ，請摘其要者しゃ奏聞そうもん，下しも內閣議かくぎ行ぎょう之の。帝みかど報ほう可か。明年みょうねん，濬上言ごと：「臣しん見み成なり化か時じ彗星すいせい三さん見み，遍へん掃三さん垣かき，地ち五ご六ろく百ひゃく震ふるえ。邇者彗星すいせい見み天津てんしん，地震じしん天てん鳴な無む虛きょ日び，異い鳥とり三さん鳴な於禁中ちゅう。《春秋しゅんじゅう》二に百ひゃく四よん十じゅう年ねん，書しょ彗孛者しゃ三さん，地震じしん者しゃ五ご，飛ひ禽者二に。今こん乃屢見み於二に十じゅう年ねん之の間あいだ，甚可畏かしこ也。願ねがい陛下へいか體たい上天じょうてん之の仁愛じんあい，念ねん祖宗そそう之の艱難かんなん，正せい身み清心せいしん以立本ほん而應務つとむ。謹好尚なお不惑ふわく於異端はし，節せつ財用ざいよう不ふ至いたり於耗國こく，公おおやけ任にん使し不ふ失しつ於偏聽。禁きん私わたし謁，明あきら義理ぎり，慎まき儉德，勤つとむ政務せいむ，則のり承うけたまわ風ふう希まれ寵ちょう、左ひだり道どう亂らん政之まさゆき徒と自じ不ふ敢肆其奸，而天災てんさい弭矣。」因いん列れつ時弊じへい二に十じゅう二に事こと。帝みかど納おさめ之の。六年以目疾免朝參。濬在位ざいい，嘗以寬大かんだい啟上けいじょう心しん，忠ちゅう厚あつ變へん士し習。顧性褊隘，嘗與劉りゅう健けん議事ぎじ不ふ合ごう，至いたり投とう冠かんむり於地。言げん官かん建白けんぱく不當ふとう意い，輒面折おり之の。與あずか王おう恕じょ不ふ相あい得え，至いたり不ふ交一言いちげん。六ろく年ねん大計たいけい群ぐん吏，恕じょ所しょ奏そう罷やめ二に千せん人にん。濬請未み及三載者復任，非ひ貪むさぼ暴有顯あらわ跡あと者しゃ勿斥，留とめ九きゅう十じゅう人にん。恕じょ爭そう之の不ふ得え，求もとめ去ざ。太ふとし醫院いいん判ばん劉りゅう文ぶん泰たい嘗往來おうらい濬家，以失職しっしょく訐恕，恕じょ疑うたぐ文ぶん泰たい受濬指ゆび，而言者しゃ嘩然，言げん疏稿出で濬手。恕じょ竟坐罷やめ，人にん以是大だい不ふ直ちょく濬。給きゅう事ごと中ちゅう毛け呈てい，御ご史し宋そう惪、周しゅう津つ等とう交章劾濬不可ふか居相いあい位い，帝みかど不問ふもん。逾年，加か少しょう保ほ。八はち年ねん卒そつ，年ねん七なな十じゅう六ろく。贈おく太ふと傅でん，謚文莊そう。濬廉介かい，所しょ居きょ邸てい第だい極きょく湫隘，四よん十じゅう年ねん不易ふえき。性せい嗜學，既すんで老おい，右目みぎめ失明しつめい，猶なお披覽不ふ輟。議論ぎろん好こう矯激きょうげき，聞者駭愕。至いたり修おさむ《英えい宗むね實錄じつろく》，有ゆう言げん于謙之の死し當とう以不軌書者しゃ。濬曰：「己おのれ巳み之の變へん，微ほろ於公社稷しゃしょく危矣。事こと久ひさ論定ろんてい，誣不可ふか不ふ白しろ。」其持正ただし又また如此。正德しょうとく中ちゅう，以巡按御史し言げん賜たまもの祠ほこら於鄉。曰「景けい賢けん」。

[3] 又また名な《五倫ごりん全備ぜんび忠孝ちゅうこう記き》、《五倫全備綱常記》，其中“五ご”跟“伍ご”又また可か互用。

[4] 徐じょ復ふく祚：《三家みつえ村むら老ろう委い談だん》

[5] 梁りょう章あきら鉅《制せい義ぎ叢くさむら話ばなし》

[6] 明あきら·袁中道どう，《珂雪齋とき集しゅう》（卷まき13）：“湖みずうみ口山くちやま勢ぜい生動せいどう，望もち彭蠡積雪せきせつ連れん天てん，直ちょく與あずか赤あか沙すな、青草あおくさ相しょう伯仲はくちゅう。曰宮亭てい神かみ甚靈，能のう分ぶん風ふう擘流。往時おうじ丘おか文ぶん莊そう夫人ふじん入いり都と過か此，夜半やはん夢ゆめ一いち神人しんじん語ご之の曰：「我わが戚編修へんしゅう闌たけなわ也。明日あけび湖こ中ちゅう大風おおふう，隻せき艫とも無む存そん。我わが與あずか汝なんじ夫君ふくん為ため同どう官かん，誼よしみ相關そうかん切きり，特とく來らい救すくい汝なんじ，可か移うつり登とう岸がん。」醒即舍しゃ舟ぶね移うつり棲古寺ふるでら中ちゅう。俄にわか頃ごろ風ふう大作たいさく，揚石ようせき飛ひ沙すな者しゃ一いち日にち餘あまり，湖こ中ちゅう舟ふね皆みな覆くつがえ溺おぼれ，而夫人じん得とく免めん。”

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