萍洲可か談だん

《萍洲可か談だん》，宋朝そうちょう朱しゅ彧著しる，凡三さん卷かん，成なり書しょ於1119年ねん。卷まき一いち記き朝廷ちょうてい章典しょうてん，卷かん二多記北宋末年廣州こうしゅう藩はん坊ぼう、市し舶司之これ事ごと，卷かん三さん記き有ゆう王おう安やすし石せき、司馬しば光ひかり、蘇そ轍わだち、黃庭堅おうていけん、沈括等ひとし人的じんてき事蹟じせき，其中對たい蘇そ軾記載きさい尤ゆう詳しょう。

朱しゅ彧在王おう安やすし石せき變へん法ほう時どき屬ぞく新派しんぱ人物じんぶつ，故こ此書對たい二蘇頗有微辭，對たい於執行しっこう新法しんぽう的てき呂りょ惠めぐみ卿きょう和わ舒亶又また有ゆう好感こうかん。

原書げんしょ早さ佚，最早もはや的てき刻こく本ほん是ぜ左ひだり圭けい《百川ももかわ学海がっかい》的てき《可か谈》，收おさむ55条じょう。清朝せいちょう開ひらけ四よん庫くら館かん時じ，從したがえ《永えい乐大典たいてん》、左ひだり圭けい《百川ももかわ學海がっかい》、陳ちん繼つぎ儒《寶たから顏かお堂どう秘ひ笈きゅう》等とう書しょ節錄せつろく，得とく一いち百ひゃく八はち十じゅう余よ条じょう，编为三さん卷かん，「約やく略りゃく校こう計けい，已やめ得え其十之の八はち九きゅう」，为四库文澜阁本。张海鹏《墨ぼく海うみ金きん壺つぼ》来らい自じ四よん库本；钱熙祚将《墨ぼく海うみ金きん壶》本ほん，和かず《百川ももかわ学海がっかい》本校ほんこう订，刊かん入いれ《守山もりやま閣かく叢書そうしょ》。

2006年ねん，中國ちゅうごく學者がくしゃ李り偉えら國こく点てん校こう《萍洲可か談だん》，他た以《墨ぼく海うみ金きん壺つぼ》所しょ本ほん，與あずか《百川ももかわ學海がっかい》對校たいこう，又また從したがえ《永樂えいらく大典たいてん》殘ざん本ほん《宋そう會かい要よう輯稿》、《玉たま芝しば堂どう谈荟》各かく辑录出で一いち条じょう佚文いつぶん，附ふ於卷末まつ。