薛紹

薛紹（661年ねん—689年ねん），字じ昌あきら，河かわ东郡汾阴县（今いま山西さんせい省しょう运城市し万まん荣县）人にん，出自しゅつじ河かわ东薛氏し西祖せいそ第だい三さん房ぼう，唐から朝ちょう官かん员。驸马，城陽じょうよう公主こうしゅ與あずか駙馬光ひかり禄ろく卿きょう薛瓘的てき次子じし，娶めと舅しゅうと舅しゅうと唐とう高だか宗むね和わ武則たけのり天てん之これ女おんな太平たいへい公主こうしゅ為ため妻つま。

生平おいだいら

唐とう高だか宗むね显庆六ろく年ねん（661年ねん）出生しゅっしょう。开耀元年がんねん（681年ねん）秋あき七なな月がつ，太平たいへい公主こうしゅ嫁よめ给了薛绍，从兴安やす门南边直到いた宣せん阳坊西にし边火炬接连不断ふだん，路みち边的槐えんじゅ树大部分ぶぶん都と被ひ烧死了りょう。薛绍的てき大だい哥薛顗认为太平たいへい公主こうしゅ受到的てき恩おん宠太盛もり而十じゅう分ふん担忧，于是向むかい堂どう叔祖薛克构询问，薛克构回答かいとう说：“皇帝こうてい的てき外そと甥おい娶めと公主こうしゅ是ぜ国家こっか旧きゅう有ゆう的てき典章てんしょう制度せいど，如果谦恭谨慎的てき行事ぎょうじ，又また有ゆう何なに妨さまたげ？可か是ぜ有德うとく之の士し会かい讨厌家か中有ちゅうう傲慢ごうまん的てき媳妇，所以ゆえん俗ぞく话说：‘娶めと媳妇娶了りょう公主こうしゅ，就是把わ官かん司し娶めと回かい家か了りょう。’不能ふのう不ふ为此感かん到いた害がい怕。时间久ひさ远的有ゆう平ひら阳公主ぬし和わ鄂邑公主こうしゅ，因いん为怪异反常つね的てき事こと而败家か丧身，近こん的てき有ゆう新城しんじょう公主こうしゅ和わ晋すすむ安やす公主こうしゅ，为时人じん引以为诫。我わが听说新城しんじょう公主こうしゅ是ぜ因いん病びょう而亡，她的丈夫じょうぶ却被牵连受到杀戮污辱。晋すすむ安やす公主こうしゅ的てき丑うし事ごと上じょう报后，皇帝こうてい下か诏审问她的てき事情じじょう，汴州司法しほう李り思おもえ祯、有司ゆうし御お独どく孤こ元康もとやす等とう人ひと因いん为肮脏的情じょう况同时被流りゅう放ひ、杖つえ杀的有ゆう11人にん。性せい丑うし闻居然しか可か以这样，除じょ非ひ天生あもう有ゆう美德びとく的てき女子じょし嫁よめ给才德さいとく出で众的人じん，否いや则想要よう不ふ碰上灾祸太ふとし难了！”薛顗非常ひじょう害がい怕，却不敢阻挠这场婚事ごと，而薛绍最终死于责罚。

当とう时，武則たけのり天てん嫌いや棄薛紹哥哥薛顗的てき夫人ふじん萧氏和わ薛绪的てき夫人ふじん成氏しげうじ不ふ是ぜ贵族，想そう要よう让薛家か将はた两人休きゅう妻つま，说：“我わが女おんな儿怎么可以和农夫家か的てき女おんな儿做妯娌！”有人ゆうじん说：“萧氏是ぜ萧瑀的てき侄孙女おんな，国家こっか原ばら先さき的てき姻亲。”武たけ则天才てんさい停止ていし。

婚こん后きさき，薛紹累るい官かん至いたり右みぎ玉だま鈐衛員外いんがい將軍しょうぐん。垂たれ拱四よん年ねん（688年ねん），長兄ちょうけい薛顗參與さんよ唐から宗室そうしつ李り沖おき的てき謀反むほん，武則たけのり天下てんか令れい將はた薛顗處しょ死し，此事牽連到いた事前じぜん不知ふち情じょう的てき薛紹。永昌えいしょう元年がんねん（689年ねん），薛紹囚しゅう于河南かなん狱中，因いん为帝婿むこ身み份不施ほどこせ死刑しけい，“杖つえ一いち百ひゃく，饿死于狱”，虚きょ岁二に十じゅう九きゅう。當時とうじ太平たいへい公主こうしゅ正せい懷ふところ著ちょ第だい四よん個こ孩子。载初元年がんねん（690年ねん）七月太平公主嫁给了表兄武たけ攸暨。

唐から中ちゅう宗むね神かみ龙二に年ねん（706年ねん）正月しょうがつ，唐とう中ちゅう宗むね为薛绍平反はん，恢复官爵かんしゃく并令所司しょし以礼改葬かいそう，正月しょうがつ景子けいこ朔さく廿にじゅう二に日にち丁ちょう酉とり，薛绍归葬于雍州しゅう咸阳县薛瓘墓旁つくり，长子云うん麾将军、行くだり右みぎ千牛卫中郎将、卫国公こう薛崇胤たね和かず次子つぎこ正せい议大夫たいふ、行くだり尚なお辇奉御お薛崇简主持しゅうもち安やす葬そう。

墓地ぼち和わ墓ぼ志こころざし

2019年ねん12月17日にち，陕西省しょう考古こうこ研究けんきゅう院いん公布こうふ太平たいへい公主こうしゅ驸马薛绍墓ぼ于咸阳空港くうこう新城しんじょう发现。

大だい唐とう故こ右みぎ武たけ衛まもる大将軍だいしょうぐん兼けん散ち騎き常つね侍さむらい駙馬都と尉じょう平ひら陽ひ縣けん開國かいこく子こ薛公墓誌ぼし銘めい并序

行くだり國子くにこ司つかさ業ぎょう兼修けんしゅう國史こくし清河きよかわ崔ちぇ融とおる撰せん

公おおやけ諱いみな紹，字じ昌あきら，河東かわとう汾陰人じん。曾祖そうそ德とく充たかし，随ずい齊ひとし王おう属ぞく、海うみ徐じょ相しょう三さん州しゅう刺史しし、河東かわとう公こう。祖そ懷ふところ昱，皇すめらぎ朝光ともみつ禄ろく卿きょう、衛まもる絳晉三さん州しゅう刺史しし、河東かわとう公こう。父ちち瓘，右みぎ衛まもる中ちゅう郎ろう将はた、左ひだり奉たてまつ宸衛将軍しょうぐん、駙馬都と尉じょう，贈おく使つかい持じ節ぶし都と督とく洪ひろし袁吉撫なで五ご州しゅう諸しょ軍事ぐんじ、洪ひろし州しゅう刺史しし、河東かわとう公こう。夏なつ之の大夫たいふ，殷いん之の左ひだり相しょう，枝葉えだは碩せき茂しげる，源口みなぐち流りゅう長ちょう。涉わたる河かわ而東，家いえ汾之曲きょく。两朝尚ひさし主しゅ，四よん代だい封ふう侯こう。土田つちた割わり裂きれ於㝢縣けん，邸やしき第だい相あい望もち於京邑。盛もり矣哉！夫おっと珎木靈草れいそう，必産瀛州之の上うえ；鵷鶵鶴づる胎，多た育そだて崑こん岑之下か。公生きみお而俊令れい，幼よう而瓌傑すぐる，抱だき質しつ懷ふところ文ぶん，出で忠ただし入にゅう孝こう。望もち隆英たかひで少しょう，名めい重おも貴き遊ゆう。龍りゅう朔ついたち二に年ねん，勑授奉義郎よしお，事こと沛王。楚すわえ王おう愛あい賦ふ，臨風りんぷう臺だい而引宋そう生せい；齊ひとし王おう好よしみ書しょ，開ひらき雪ゆき宫而迎むかい孟子もうし。永えい隆たかし二に年ねん，授駙馬うま都と尉じょう，尚なお太平たいへい公主こうしゅ，傅でん宣せん令れい望もち，國選こくせん僉属；馮石懿親，帝みかど寵ちょう尤ゆう盛もり。尋ひろ授游擊げき将軍しょうぐん、守まもり右みぎ衛まもる親おや府中ふちゅう郎ろう将はた，封ふう平ひら陽ひ縣けん開國かいこく子こ，累るい遷左玉だま鈐衛大将軍だいしょうぐん、右みぎ武たけ衛まもる大将軍だいしょうぐん，兼けん檢校けんぎょう右みぎ散ち騎き常つね侍さむらい。将軍しょうぐん者しゃ國こく之の爪牙そうが，常つね侍者じしゃ朝あさ之の獻けんじ替かえ，非ひ公おおやけ莫可，惟おもんみ帝みかど其難。永昌えいしょう初はつ，會かい兇臣薛懷義よし、周しゅう興きょう等とう用事ようじ，倉卒そうそつ遇ぐう害がい，時じ年ねん廿にじゅう九きゅう。嗟乎！李り通とおる謙けん謹，常つね避權貴き；何なん晏才能さいのう，竟罹冤酷。嗚呼ああ哀あい哉！神かみ龍りゅう初はつ，聖上せいじょう光こう闡中興ちゅうこう，載の懷ふところ敦あつし叙じょ，爰降恩おん勑，復舊ふっきゅう官爵かんしゃく，仍令所司しょし，以禮改葬かいそう。粤以神しん龍りゅう二年歲次景午正月景子朔廿二日丁酉，歸き葬そう于雍州しゅう咸陽縣けん河東かとう府ふ君くん之の舊きゅう塋，禮れい也。嗣子しし雲くも麾将軍ぐん、行くだり右みぎ千牛衛中郎将、衛まもる國こく公おおやけ崇たかし胤たね、次子じし正せい議ぎ大夫たいふ、行くだり尚なお輦奉御ご崇たかし簡等，行ぎょう通どおり神明しんめい，誠まこと動どう天地てんち。日月じつげつ已やめ竟，三さん年ねん之の喪も逾遠；霜しも露ろ既すんで濡，七なな日にち之の感かんじ恒つね切きり。逶遲挽紼，背せ洛らく城じょう而西轉てん；哀あい咽のど笳蕭，指ゆび秦しん陵りょう而北邁。玉たま玦埋土ど，柏かしわ湊みなと填はま香こう。青天せいてん晝ひる滅ほろび，黄泉よみ夜長よなが。銘めい曰：

何なに彼かれ濃こ矣，花はな如桃李とうり。天帝てんてい之の孫まご，公おおやけ侯ほう之子ゆきこ。車くるま服ふく光ひかり光こう，劔つるぎ履くつ鏘鏘。正せい偶翬翟，中分なかぶん鳳凰ほうおう。運うん遷時革かわ，命いのち屯たむろ數すう厄やく。成なり是ぜ貝かい錦にしき，鎩此鸞翮。大明だいめい登のぼり天たかし，德澤とくさわ漏も泉いずみ。飾かざり終おわり之の典てん，歸き葬そう秦しん川がわ。