高こう誘さそえ

高こう誘さそえ（？—？），涿郡涿縣人じん，中國ちゅうごく東ひがし漢かん末まつ年とし士し大夫たいふ、學者がくしゃ，著ちょ有ゆう《淮南ワイナン子こ》注ちゅう、《呂りょ氏し春秋しゅんじゅう》注ちゅう及《戰國せんごく策さく》注ちゅう。

生平おいだいら

高こう誘さそえ少年しょうねん時じ跟隨同鄉どうきょう盧の植しょく學習がくしゅう經書けいしょ，是ぜ馬うま融とおる的てき再さい傳つて弟子でし，205年ねん被ひ徵ちょう召為司つかさ空そら掾じょう，同年どうねん出で任にん東ひがし郡ぐん濮陽令れい，212年ねん升ます遷為河東かとう郡ぐん監かん官かん。學問がくもん上じょう，高こう誘さそえ立足たつあし於經學けいがく和かず諸子しょし之の學まなべ，曾注解ちゅうかい《淮南ワイナン子こ》、《孝こう經けい》、《呂りょ氏し春秋しゅんじゅう》、《戰國せんごく策さく》等とう書しょ，當とう中ちゅう《孝こう經けい》注ちゅう早はや已やめ失しつ傳でん，《淮南ワイナン子こ》注ちゅう21篇へん中ちゅう今こん只ただ存そん13篇へん，《戰國せんごく策さく》注ちゅう33卷かん中ちゅう只ただ存そん10卷かん，唯ただ有ゆう《呂りょ氏し春秋しゅんじゅう》注ちゅう完かん整せい保存ほぞん至いたり今いま。現存げんそん漢かん代だい各かく家いえ注疏ちゅうそ，以鄭てい玄げん注ちゅう最多さいた，其次便びん是ぜ高だか誘さそえ注ちゅう。高こう誘さそえ作風さくふう樸しらき實じつ，精通せいつう儒家じゅか典籍てんせき及古文こぶん經學けいがく，注釋ちゅうしゃく中ちゅう常つね引用いんよう五經ごきょう、《論語ろんご》及《孟子もうし》，以訓詁くんこ明義あきよし、解かい字じ釋しゃく詞し為ため主ぬし，非常ひじょう重視じゅうし標しるべ舉音讀おんどく和わ解釋かいしゃく方言ほうげん，注文ちゅうもん翔かけ實じつ，涵蓋名物めいぶつ典章てんしょう訓くん釋しゃく、注ちゅう音おと、校勘こうかん、義理ぎり闡發等とう多方面たほうめん。學者がくしゃ認みとめ為ため，其學術がくじゅつ成就じょうじゅ當とう在ざい許もと慎まき、趙ちょう岐之これ間あいだ。