黃き振ふ麟

黃き振ふ麟
1992年ねん，正せい在ざい退すさ休きゅう餐會演えんじ講こう的てき黃き振ふ麟
出生しゅっしょう	(1926-10-18)1926年ねん10月がつ18日にち 日にち治ち臺灣たいわん臺北たいぺい州しゅう臺北たいぺい市し萬まん華はな
逝世	1992年ねん12月13日にち(1992歲さい—12—13)（66歲さい） 臺灣たいわん臺北たいぺい市し 國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく醫學いがく院いん附設ふせつ醫院いいん
国籍こくせき	中華民國ちゅうかみんこく
母校ぼこう	國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく
配偶はいぐう	洪ひろし玉だま慧とし
科学かがく生涯しょうがい
研究けんきゅう领域	凝しこり態たい物理ぶつり學がく、原子核げんしかく物理ぶつり學がく
机つくえ构	國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく物理ぶつり學がく系けい
受影响自	沃爾夫おっと岡おか·克かつ洛らく爾なんじ

黃き振ふ麟（1926年ねん10月がつ18日にち—1992年ねん12月13日にち），臺灣たいわん臺北たいぺい人ひと，為ため凝しこり態たい物理ぶつり學がく暨原子核げんしかく物理ぶつり學がく家いえ。他た在ざい1952年ねん至いたり1955年ねん之の間あいだ曾經跟來自じ德とく國こく的てき物理ぶつり學がく家か沃爾夫おっと岡おか·克かつ洛らく爾なんじ共きょう事こと研究けんきゅう，從したがえ比熱ひねつ數かず據よりどころ推導出どうしゅつ固體こたい聲こえ子こ頻しき譜ふ。黃き振ふ麟使用しよう牛うし顿迭代だい法ほう求もとめ解かい，根據こんきょ波なみ恩おん-卡曼理り论由よし晶あきら格かく动力学がく矩のり阵的久ひさ期き方かた程ほど導出どうしゅつ固體こたい頻しき譜ふ，推展到いた三維的任何晶格的方法。這個方法ほうほう是ぜ黃き振ふ麟獨創どくそう的てき，被ひ譽ほまれ為ため「不用ふよう電子でんし計算けいさん機き方法ほうほう中ちゅう最さい方便ほうべん的てき方法ほうほう」。1952年ねん起おこり，黃き振ふ麟連續れんぞく四年以單一作者身份在《化学かがく物理ぶつり学がく报》和かず《物理ぶつり評論ひょうろん》發表はっぴょう四よん篇へん論文ろんぶん，被ひ認みとめ為ため是ぜ當時とうじ全ぜん球たま物理ぶつり學界がっかい難なん得とく一見いっけん的てき成就じょうじゅ，其中他た在ざい1955年ねん於《物理ぶつり評論ひょうろん》發表はっぴょう的てき論文ろんぶん是ぜ該刊物ぶつ第だい一篇以臺灣為發表單位的論文。

1962年ねん2月がつ，黃き振ふ麟自東京大學とうきょうだいがく原子核げんしかく研究所けんきゅうじょ遊學ゆうがく返かえし臺だい，並なみ轉向てんこう原子核げんしかく理論りろん，與あずか許もと雲くも基もと合作がっさく研究けんきゅう。到いた了りょう1963年ねん，中華民國ちゅうかみんこく物理ぶつり學會がっかい成立せいりつ，並なみ開始かいし發行はっこう《中華民國ちゅうかみんこく物理ぶつり學がく刊かん》，黃き振ふ麟則擔任たんにん其首任にん總そう編輯へんしゅう。1966年ねん9月がつ，黃き振ふ麟接任にん臺だい大物おおもの理系りけい系けい主任しゅにん，並なみ規ぶんまわし劃於1969年ねん成立せいりつ博士はかせ班はん。黃き振ふ麟於1992年ねん12月13日にち因いん肝きも病びょう過か世よ，享年きょうねん66歲さい。

生平おいだいら

早年そうねん的てき臺だい大物おおもの理系りけい系けい館かん（臺たい大だい二に號館ごうかん）

黃き振ふ麟於1926年ねん10月がつ18日にち出生しゅっしょう於日にち治ち臺灣たいわん臺北たいぺい州しゅう臺北たいぺい市し的てき萬まん華はな地區ちく，為ため家中いえじゅう的てき長男ちょうなん。其父親ちちおや黃き坤ひつじさる池ち曾以賣文ばいぶん為ため生せい，並なみ曾擔任たんにん里さと長ちょう，常つね為ため人じん排はい解かい糾紛，而黃振ふ麟的母親ははおや則そく早はや逝。黃き振ふ麟曾就讀於萬まん華はな的てき老松おいまつ公こう學校がっこう，並なみ於1945年ねん4月がつ自じ臺北たいぺい州立しゅうりつ第だい二に中學ちゅうがく畢業，考こう入いれ臺北たいぺい帝國ていこく大學だいがく醫い預あずか科か。然しか而，由ゆかり於家境さかい不足ふそく以付學費がくひ，黃き振ふ麟便選擇せんたく先さき休學きゅうがく至いたり萬まん華はな的てき龍山たつやま國民こくみん學校がっこう任にん教きょう。同年どうねん10月がつ，黃き振ふ麟復學がく，成なり為ため先さき修おさむ班はん的てき學生がくせい，並なみ繼續けいぞく在ざい龍山たつやま國民こくみん學校がっこう兼職けんしょく任にん教きょう。

1946年ねん，黃き振ふ麟進入しんにゅう國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく物理ぶつり學がく系けい就讀，成なり為ため該系的てき第だい一いち屆とどけ學生がくせい。然しか而由於生病びょう，使つかい得とく他た在ざい該年10月がつ再度さいど休學きゅうがく，並なみ於次年ねん入學にゅうがく成なり為ため第だい二に屆とどけ學生がくせい。1951年ねん春はる，黃き振ふ麟與洪ひろし玉だま慧とし結ゆい為ため連理れんり，並なみ於該年ねん6月がつ從したがえ臺だい大物おおもの理系りけい畢業，同時どうじ獲得かくとく理學りがく士し學位がくい。同年どうねん8月がつ，黃き振ふ麟成為ため了りょう該系熱ねつ學がく實驗じっけん室しつ的てき試用しよう助じょ教きょう，協きょう助じょ指導しどう大學生だいがくせい的てき實驗じっけん課程かてい。在ざい這段期間きかん，黃き振ふ麟從1952年ねん起おこり連續れんぞく四年以單一作者身份在《化学かがく物理ぶつり学がく报》和かず《物理ぶつり評論ひょうろん》發表はっぴょう四よん篇へん論文ろんぶん，被ひ認みとめ為ため是ぜ當時とうじ全ぜん球たま物理ぶつり學界がっかい難なん得とく一見いっけん的てき成就じょうじゅ。黃き振ふ麟在這時運用うんよう手しゅ搖ゆら式しき計算けいさん機き，進行しんこう超過ちょうか6位い有效ゆうこう位い數すう的てき數すう值計算けいさん。1954年ねん8月がつ，黃き振ふ麟成為ため正式せいしき助じょ教きょう。

1955年ねん，黃き振ふ麟修正しゅうせい了りょう當時とうじ物理ぶつり學界がっかい在ざい計算けいさん晶あきら格かく近似きんじ頻しき譜ふ、推廣至いたり簡單かんたん立方りっぽう晶あきら體たい時じ所しょ普遍ふへん使用しよう的てき的てき休きゅう斯頓法ほう，利用りよう插值法ほう確定かくてい等とう頻しき譜ふ線せん圖ず，避免了りょう原本げんぽん休きゅう斯頓法ほう在高ありだか頻しき端はし的てき奇異きい點てん問題もんだい。這篇研究けんきゅう論文ろんぶん在ざい1955年ねん發表はっぴょう於《物理ぶつり評論ひょうろん》，是ぜ臺灣たいわん本土ほんど學者がくしゃ在ざい該刊物的ぶってき第だい一いち篇へん論文ろんぶん。黃き振ふ麟的結果けっか與あずか當時とうじ已やめ知的ちてき頻しき譜ふ分ぶん佈有著ちょ高度こうど的てき吻合ふんごう。黃き振ふ麟也使用しよう牛うし顿迭代だい法ほう求もとめ解かい，根據こんきょ波なみ恩おん-卡曼理り论由よし晶あきら格かく动力学がく矩のり阵的久ひさ期き方かた程ほど導出どうしゅつ固體こたい頻しき譜ふ，推展到いた三維的任何晶格的方法。這個方法ほうほう是ぜ黃き振ふ麟獨創どくそう的てき，被ひ譽ほまれ為ため「不用ふよう電子でんし計算けいさん機き方法ほうほう中ちゅう最さい方便ほうべん的てき方法ほうほう」，在ざい當時とうじ的てき臺灣たいわん物理ぶつり學界がっかい引發震撼しんかん。

1956年ねん8月がつ，黃き振ふ麟升任にん講師こうし，並なみ於1960年ねん8月がつ成なり為ため副ふく教授きょうじゅ。1961年ねん，黃き振ふ麟與許もと雲くも基もと等とう人じん一同いちどう獲得かくとく國際こくさい原子げんし能のう委員いいん會かい的てき補助ほじょ，前ぜん往日おうじつ本ほん東海とうかい村むら原子げんし能のう研究所けんきゅうじょ進行しんこう為ため期き二に年ねん的てき專せん題だい研究けんきゅう。1962年ねん2月がつ，黃き振ふ麟從東京大學とうきょうだいがく原子核げんしかく研究所けんきゅうじょ遊學ゆうがく返かえし臺だい，隨ずい後ご也轉向てんこう核かく物理ぶつり理論りろん方面ほうめん的てき研究けんきゅう，並なみ與あずか許もと雲くも基もと組成そせい研究けんきゅう團だん隊たい，協きょう助じょ分析ぶんせき原子核げんしかく實驗じっけん數すう據よりどころ。在ざい這段期間きかん，黃き振ふ麟也在ざい臺たい大物おおもの理系りけい開ひらき授熱ねつ力學りきがく、古典こてん場じょう論ろん與あずか統計とうけい力學りきがく等とう課程かてい。

1963年ねん，黃き振ふ麟發起ほっき建立こんりゅう中華民國ちゅうかみんこく物理ぶつり學會がっかい，並なみ擔任たんにん其發行はっこう刊かん物ぶつ《中華民國ちゅうかみんこく物理ぶつり學がく刊かん》之これ首しゅ任にん執行しっこう編輯へんしゅう，負ふ責せめ該刊物ぶつ之の出版しゅっぱん與あずか編輯へんしゅう事務じむ。1966年ねん，中華民國ちゅうかみんこく教育きょういく部ぶ成立せいりつ「物理ぶつり學がく名詞めいし（增ぞう訂てい本ほん）審しん查委員いいん會かい」，原はら由ゆかり方かた聲ごえ恆つね擔任たんにん主任しゅにん委員いいん，但ただし後來こうらい因いん方かた聲ごえ恆生つねお病びょう而由黃き振ふ麟代理だいり。從したがえ1967年ねん5月がつ的てき第だい一いち次じ會議かいぎ到いた1970年ねん12月全ぜん稿こう審しん查完成かんせい共ども計けい開會かいかい136次じ，經けい黃き振ふ麟做出で最後さいご的てき訂正ていせい之これ後ご，中華民國ちゅうかみんこく教育きょういく部ぶ於1971年ねん12月公布こうふ，並なみ由ゆかり臺灣たいわん商務しょうむ印しるし書しょ館かん發行はっこう，成なり為ため1970年代ねんだい至いたり1980年代ねんだい臺灣たいわん的てき物理ぶつり學がく相關そうかん名詞めいし標準ひょうじゅん。

1966年ねん8月がつ，黃き振ふ麟接任にん臺だい大物おおもの理系りけい系けい主任しゅにん，並なみ於1971年ねん7月がつ卸おろし任にん。在ざい這段期間きかん，因いん為ため希望きぼう能のう讓ゆずる物理ぶつり學がく在ざい臺灣たいわん生せい根ね，主張しゅちょう培養ばいよう本土ほんど人才じんさい，他た規ぶんまわし劃於1969年ねん成立せいりつ臺だい大だい物理ぶつり研究所けんきゅうじょ博士はかせ班はん，為ため國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく第だい12個こ博士はかせ班はん。黃き振ふ麟也在ざい這段期間きかん參與さんよ編へん撰せん初はつ中ちゅう與あずか高中たかなか物理ぶつり教科書きょうかしょ，並なみ編へん譯やく許多きょた世界せかい物理ぶつり學がく的てき名著めいちょ。然しか而，由ゆかり於系內的紛擾ふんじょう，他た於1981年ねん8月がつ再さい次つぎ出で任にん系けい主任しゅにん，並なみ於1983年ねん7月がつ再さい次つぎ卸おろし任にん。

黃き振ふ麟於1991年ねん10月がつ自じ臺たい大物おおもの理系りけい退すさ休きゅう。到いた了りょう隔年かくねん冬季とうき，臺だい大學生だいがくせい發起ほっき「光ひかり復ふく臺だい大だい校こう園えん」運動うんどう，抗議こうぎ狹小きょうしょう密集みっしゅう的てき校こう園えん空間くうかん，黃き振ふ麟也在ざい此時搬離臺だい大だい宿舍しゅくしゃ。不ふ久ひさ，由ゆかり於積勞ろう成なり疾やまし，黃き振ふ麟於1992年ねん11月25日にち因いん腹痛はらいた而前往國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく醫學いがく院いん附設ふせつ醫院いいん住じゅう院いん檢けん查，並なみ於1992年ねん12月13日にち當地とうち時間じかん下か午うま7時じ20分ふん因いん肝きも病びょう過か世よ，享年きょうねん66歲さい。

著作ちょさく

黃き振ふ麟在擔任たんにん臺だい大物おおもの理系りけい系けい主任しゅにん之これ後ご，主おも編へん或ある參與さんよ編へん撰せん了りょう許多きょた物理ぶつり學がく相關そうかん書籍しょせき，例れい如1968年ねん的てき《物理ぶつり學がく : 程ほど序じょ敎學きょうがく法ほう》、1970年ねん的てき《物理ぶつり學がく自修じしゅう叢書そうしょ》、以及1979年ねん的てき《力學りきがく》。他た也翻譯やく了りょう許多きょた世界せかい物理ぶつり學がく的てき名著めいちょ，例れい如1968年ねん的てき《不ふ息いき宇宙うちゅう》、1971年ねん的てき《場ば與あずか/或ある粒子りゅうし》、1972年ねん的てき《狹義きょうぎ相對そうたい論ろん與あずか量子力學りょうしりきがく》、1974年ねん的てき《半導體はんどうたい物理ぶつり導しるべ論ろん》、以及1979年ねん的てき《那な惠めぐみ物理ぶつり實驗じっけん指導しどう》和かず《統計とうけい熱ねつ物理ぶつり學がく之の基礎きそ》。

至いたり於論文ろんぶん著作ちょさく，則包のりかね含了分別ふんべつ於1952年ねん、1953年ねん與あずか1954年ねん發表はっぴょう在ざい《化学かがく物理ぶつり学がく报》中ちゅう的てき〈論ろん由よし吸附數すう據よりどころ計算けいさん得どく之の擴散かくさん係數けいすう〉、〈論ろん由よし吸附數すう據よりどころ計算けいさん得どく之の擴散かくさん係數けいすう〉、與あずか〈簡單かんたん固體こたい與あずか彈性だんせい頻しき譜ふ慣量矩のり的てき比熱ひねつ〉。而黃振ふ麟在1955年ねん發表はっぴょう於《物理ぶつり評論ひょうろん》，也是臺灣たいわん本土ほんど學者がくしゃ在ざい該刊物的ぶってき第だい一いち篇へん論文ろんぶん，則のり是ぜ〈用よう以計算けいさん晶あきら格かく頻しき率りつ的てき修正しゅうせい休きゅう斯頓法ほう〉。他た也在1962年ねん於《化学かがく物理ぶつり学がく报》發表はっぴょう了りょう〈晶あきら格かく動力どうりょく學がく中ちゅう的てき頻しき率りつ計算けいさん〉。

另外，在ざい黃き振ふ麟從日本にっぽん遊學ゆうがく返かえし臺だい，轉向てんこう核かく物理ぶつり理論りろん方面ほうめん的てき研究けんきゅう之これ後ご，則のり是ぜ在ざい《中華民國ちゅうかみんこく物理ぶつり學がく刊かん》於1963年ねん發表はっぴょう〈核かく多た片へん相しょう機き之の計數けいすう效率こうりつ〉、1972年ねん發表はっぴょう〈由よし14.1百ひゃく萬電子伏特中子引發之氖-20(n, αあるふぁ)與あずか氧-17的てき反應はんのう〉、1973年ねん發表はっぴょう〈14.1百ひゃく萬電子伏特下鈣-40(n, αあるふぁ)與あずか氬-37的てき反應はんのう〉、1974年ねん發表はっぴょう〈14.1百ひゃく萬電子伏特下碳-12(n, αあるふぁ0)與あずか鈹-9反應はんのう的てきDWBA分析ぶんせき〉、以及1976年ねん發表はっぴょう〈14.1百ひゃく萬電子伏特下硫-32(n, αあるふぁ)與あずか矽-29反應はんのう之の研究けんきゅう〉。

參まいり見み

• 沃爾夫おっと岡おか·克かつ洛らく爾なんじ
• 許もと雲くも基もと
• 國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく物理ぶつり學がく系けい

外部がいぶ連結れんけつ

• 國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく物理ぶつり學がく系けい （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）（繁しげる體たい中ちゅう文ぶん）

教育きょういく職務しょくむ
國立こくりつ臺灣たいわん大學だいがく物理ぶつり學がく系けい
前任ぜんにん： 許もと雲くも基もと	系けい主任しゅにん 1966年ねん8月がつ ~ 1971年ねん7月がつ	繼つぎ任にん： 崔ちぇ伯はく銓
前任ぜんにん： 鄭てい伯はく昆こん	系けい主任しゅにん 1981年ねん8月がつ ~ 1983年ねん7月がつ	繼つぎ任にん： 林はやし清きよし凉