未央みお宮みや

絲いと綢之路ろ：長安ながやす─天山あまやま廊ろう道どう的てき路みち網もう

世界せかい遺產いさん
未央みお宮前みやまえ殿どの遺のこ址し
官かん方かた名稱めいしょう	Silk Roads: the Routes Network of Chang'an-Tianshan Corridor（英文えいぶん） Routes de la soie : le réseau de routes du corridor de Chang’an-Tian-shan（法文ほうぶん）
位置いち	中國ちゅうごく（亞あ洲しま和かず太平洋たいへいよう地區ちく）
標準ひょうじゅん	文化ぶんか：(ii)(iii)(v)(vi)
參考さんこう編へん碼	1442
登錄とうろく年ねん份	2014年ねん（第だい38屆とどけ會議かいぎ）
網あみ站	UNESCO的てき記錄きろく（英文えいぶん）

漢かん長安ながやす城じょう遺のこ址し
未央みお宮みや遺のこ址し
全國ぜんこく重點じゅうてん文物ぶんぶつ保護ほご單位たんい 中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく國務こくむ院いん公おおやけ佈
地ち址し	中國ちゅうごく陝西せんせい省しょう西安しーあん市し
分類ぶんるい	古こ遺のこ址し
時代じだい	西にし漢かん
編へん號ごう	1-152
認定にんてい時間じかん	1961年ねん

未央みお宮みや，位い於中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく陝西せんせい省しょう西安しーあん市し未央みお區く，是ぜ漢かん長安ながやす城じょう的てき主要しゅよう宮殿きゅうでん之の一いち。該宮始はじめ建けん於漢高だか帝みかど七なな年ねん（前ぜん200年ねん），建たて成しげる於漢高だか帝みかど九きゅう年ねん（前ぜん198年ねん）。未央みお宮平みやだいら面めん呈てい長方形ちょうほうけい，共とも分ぶん前まえ殿どの、椒はじかみ房ぼう殿どの、中央ちゅうおう官署かんしょ、少しょう府ふ、滄池等とう主要しゅよう建築けんちく，宮みや牆四周開有正門和掖門，宮みや牆四よん角かく建たて有ゆう角かく樓ろう。西にし漢かん末すえ年ねん，未央みお宮みや一いち度ど被ひ焚毀，東ひがし漢かん時じ得とく以重修おさむ。東ひがし漢かん滅亡めつぼう之これ後ご，未央みお宮みや雖然得とく以繼續けいぞく使用しよう，但ただし經歷けいれき朝あさ改あらため建けん，已やめ失しつ去さ原げん貌。唐から朝あさ時とき，未央みお宮原みやはら址し上じょう修おさむ建たて了りょう新しん的てき建築けんちく，晚ばん唐とう時じ被ひ徹底てってい荒廢こうはい。1961年ねん，未央みお宮みや遺のこ址し作為さくい漢かん長安ながやす宮みや遺のこ址し的てき一いち部分ぶぶん入にゅう列れつ全國ぜんこく重點じゅうてん文物ぶんぶつ保護ほご單位たんい。20世紀せいき80年代ねんだい起おこり，未央みお宮みや的てき幾いく個こ重要じゅうよう遺のこ址し被ひ發掘はっくつ，從したがえ中ちゅう出土しゅつど了りょう大量たいりょう文物ぶんぶつ。2012年ねん，未央みお宮原みやはら址し上じょう的てき數すう個こ村莊そんそう被ひ搬遷安置あんち，未央みお宮みや得とく以作為さくい遺のこ址し公園こうえん對外たいがい開放かいほう。

歷史れきし

參まいり見み：漢かん長ちょう安城あき

未央みお宮みや由よし丞相じょうしょう蕭しょう何なに主持しゅうもち修造しゅうぞう，始はじめ建けん於漢かん高だか帝みかど七なな年ねん（前ぜん200年ねん）二に月がつ，漢かん高祖こうそ九きゅう年ねん（前ぜん198年ねん）十じゅう月がつ建たて成しげる。未央みお宮みや建たて成之しげゆき後ご，成なり為ため漢かん高だか帝みかど乃至ないし西にし漢かん所有しょゆう皇帝こうてい的てき正式せいしき皇宮こうぐう。新しん莽末すえ年ねん，未央みお宮みや在ざい更始こうし帝みかど軍隊ぐんたい進攻しんこう王おう莽時どき被ひ焚毀。東ひがし漢かん光武みつたけ帝みかど曾下詔みことのり修繕しゅうぜん包括ほうかつ未央みお宮みや在ざい內的漢かん長ちょう安城あき宮室きゅうしつ。初はつ平たいら元年がんねん（190年ねん），董ただし卓たく脅迫きょうはく漢かん獻けんじ帝みかど遷都せんと長ちょう安やす時じ，即そく以未央ひさし宮みや作為さくい皇宮こうぐう。後こう趙ちょう建たて武たけし十じゅう一いち年ねん（345年ねん），共きょう計けい16萬名民工重修未央宮。此後前ぜん秦はた、後こう秦はた、西にし魏たかし、北きた周あまね均ひとし以未央ひさし宮みや為ため皇宮こうぐう，但ただし其中的てき建築けんちく已やめ經けい被ひ重じゅう改あらため到いた面目めんぼく全ぜん非ひ。唐から朝あさ在ざい未央みお宮原みやはら址し上じょう修おさむ建たて了りょう新しん的てき建築けんちく，這些建築けんちく在ざい晚ばん唐から時期じき被ひ徹底てってい荒廢こうはい。

中華人民共和國ちゅうかじんみんきょうわこく成立せいりつ後ご，1961年ねん，未央みお宮みや作為さくい漢かん長安ながやす城じょう遺のこ址し的てき一いち部分ぶぶん被ひ列れつ為ため全國ぜんこく重點じゅうてん文物ぶんぶつ保護ほご單位たんい。社會しゃかい科學かがく院いん考古こうこ研究所けんきゅうじょ對たい未央みお宮みや展開てんかい了りょう一いち系列けいれつ的てき考古こうこ發掘はっくつ工作こうさく。1983年ねん，椒はじかみ房ぼう殿どの遺のこ址し被ひ發掘はっくつ。1986至いたり1987年ねん，官署かんしょ遺のこ址し被ひ發掘はっくつ。1987至いたり1988年ねん，少しょう府ふ遺のこ址し得とく以發掘はっくつ。1988至いたり1989年ねん，未央みお宮西みやにし南角みのずみ樓ろう遺のこ址し得とく以發掘はっくつ。2012年ねん起おこり，原はら居住きょじゅう於未央ひさし宮みや遺のこ址し區く的てき9個こ村むら、1.5萬まん人にん和わ1000餘よ戶こ企業きぎょう得とく以妥善ぜん搬遷安置あんち。2013年ねん，未央みお宮みや遺のこ址し保護ほご展示てんじ區く對たい公おおやけ眾免費ひ開放かいほう，主要しゅよう遺のこ址し包括ほうかつ前ぜん殿しんがり、椒はじかみ房ぼう殿どの、石いし渠みぞ閣かく、天てん祿ろく閣かく和かず直ただし城門じょうもん（即そく西宮にしのみや牆正門もん）。2014年ねん，漢かん長安ながやす城じょう未央みお宮みや遺のこ址し被ひ列れつ入にゅう世界せかい文化ぶんか遺產いさん「絲いと綢之路ろ：長安ながやす-天山あまやま廊ろう道どう的てき路みち網もう」中ちゅう。2017年ねん，未央みお宮みや遺のこ址し公園こうえん入選にゅうせん國家こっか考古こうこ遺のこ址し公園こうえん。

整體せいたい佈局

清朝せいちょう畢沅所ところ繪え的てき漢かん長樂ながら未央みお宮みや圖ず，與あずか考古こうこ發掘はっくつ結果けっか存在そんざい較大出入でいり

未央みお宮みや位い於漢長ちょう安城あき內的西南せいなん角かく，經けい考古こうこ發掘はっくつ所得しょとく宮みや牆周長ちょう8,800米めーとる，是ぜ中國ちゅうごく古代こだい規模きぼ最大さいだい的てき一座いちざ皇宮こうぐう。其平面めん近似きんじ正方形せいほうけい，邊へん長ちょう為ため2,150-2,250米めーとる，總そう面積めんせき5平方ひらかた公里くり。未央みお宮みや四面しめん各かく開ひらけ一座いちざ宮門きゅうもん，即そく司馬しば門もん。每まい扇おうぎ司馬しば門かど均ひとし有ゆう一條通向未央宮的前殿的路，以供皇室こうしつ貴族きぞく和かず文武ふみたけ百官ひゃっかん使用しよう。其中西門にしもん和南わなみ門もん很少使用しよう，東門ひがしもん和わ北門きたもん均ひとし修おさむ建たて有ゆう高大こうだい的てき門もん闕，即そく東ひがし闕和北きた闕，現げん已やめ無む任にん何なん遺蹟いせき。此外，未央みお宮みや宮みや牆還建けん有ゆう十じゅう餘座よざ掖わき門もん，以供皇室こうしつ貴族きぞく和かず文武ふみたけ百官ひゃっかん之の外的がいてき人じん使用しよう。宮みや牆的四個牆角各建有一座曲尺形的角樓。未央みお宮みや在ざい西にし漢かん鼎かなえ盛もり時期じき，其內的てき主體しゅたい建築けんちく為ため中央ちゅうおう的てき前まえ殿どの，前ぜん殿しんがり北側きたがわ有ゆう椒はじかみ房ぼう殿どの和わ掖わき庭にわ，即そく後宮こうきゅう建築けんちく；後宮こうきゅう建けん筑北側がわ有ゆう天てん祿ろく閣かく、石いし渠みぞ閣かく和わ承うけたまわ明あきら廬いおり等とう建築けんちく，後宮こうきゅう建けん筑西側がわ有ゆう織お室しつ、尚ひさし方かた等とう皇宮こうぐう作さく坊ぼう，以及官署かんしょ、少しょう府ふ等とう建築けんちく。未央みお宮東みやひがし部ぶ有ゆう曲きょく台だい殿どの、鴛おしどり鸞殿、鳳おおとり皇すめらぎ殿どの等とう宮殿きゅうでん，西部せいぶ則そく有ゆう玉だま台だい、昆こん德いさお、白虎びゃっこ殿どの等とう宮殿きゅうでん建築けんちく。前ぜん殿しんがり南側みなみがわ修おさむ鑿有滄池，滄池中央ちゅうおう還かえ有ゆう一座壘土而成的漸臺。

已やめ清きよし理り遺のこ址し

前ぜん殿しんがり

前ぜん殿しんがり位い於未央ひさし宮みや的てき中心ちゅうしん，是ぜ未央みお宮みや的てき核心かくしん建築けんちく，是ぜ皇帝こうてい處理しょり政務せいむ的てき主要しゅよう場所ばしょ。該殿建けん於龍首くび山やま的てき山やま丘おか之の上うえ，其所處しょ的てき台だい基もと早はや在ざい新しん石器せっき時期じき就已出現しゅつげん，曾是秦しん王おう所しょ修おさむ建けん的てき章しょう台だい所在地しょざいち，蕭しょう何なん主持しゅうもち修おさむ建けん時じ對たい其做了りょう部分ぶぶん修整しゅうせい。台たい基もと南北なんぼく長ちょう350米めーとる，東西とうざい長ちょう200米まい。台たい基もと由よし南みなみ向こう北きた可分かぶん為ため三個逐漸升高的台面，每ごと一層平面原來都建有一座大殿。其中南側みなみがわ的てき高だか1至いたり5米めーとる，南北なんぼく長ちょう140米めーとる，東西とうざい長ちょう200米まい；中部ちゅうぶ的てき高だか5至いたり10米めーとる，南北なんぼく長ちょう120米めーとる，東西とうざい長ちょう180米めーとる，是ぜ原前はらまえ殿しんがり的てき正殿せいでん所在しょざい平面へいめん；北側きたがわ的てき高だか15米めーとる，南北なんぼく長ちょう110米めーとる，東西とうざい長ちょう165米まい。前まえ殿どの坐すわ北朝ほくちょう南みなみ，台だい基もと上じょう建たて有ゆう多た座ざ宮殿きゅうでん，南側みなみがわ平台ひらだい上のぼる建たて有ゆう多た座ざ慢道和わ方形ほうけい廊ろう房ぼう，台だい基もと周圍しゅうい還かえ建たて有ゆう多た座ざ配はい房ぼう。台たい基もと上じょう的てき配はい房ぼう裏うら住じゅう的てき是ぜ西にし漢かん皇室こうしつ禁きん軍ぐん，負ふ責せめ執と勤つとむ。

椒はじかみ房ぼう殿どの

椒はじかみ房ぼう殿どの因いん其宮牆壁しょうへき以椒粉こ和わ泥どろ塗抹とまつ而得名めい，這樣的てき宮殿きゅうでん內壁成なり暖色だんしょく，且殿內空氣き芳香ほうこう。其位於前殿どの以北いほく360米まい的てき位置いち，編へん號ごう為ため未央みお宮みや第だい二に號ごう遺のこ址し。現存げんそん夯土台だい基もと為ため長方形ちょうほうけい，東西とうざい長ちょう50餘あまり米まい，南北なんぼく長ちょう30餘あまり米まい。台たい基もと四よん周しゅう有壁ありかべ柱はしら，現存げんそん部分ぶぶん壁かべ柱ばしら的てき柱はしら礎石そせき。台たい基もと周圍しゅうい原はら建けん有ゆう磚鋪迴廊，迴廊外がい設しつらえ有ゆう散水さんすい。正殿せいでん坐すわ北朝ほくちょう南みなみ，南みなみ門外もんがい兩側りょうがわ設しつらえ有ゆう雙そう闕，兩りょう闕據現存げんそん遺のこ址し判斷はんだん相しょう距23.5米まい。正殿せいでん東西とうざい兩側りょうがわ各かく有ゆう一いち條じょう上殿かみどの慢道。正殿せいでん北側きたがわ與あずか內院相しょう鄰，內院呈てい長方形ちょうほうけい，四周建有廊道和散水，東西とうざい兩側りょうがわ有ゆう殘存ざんそん的てき台だい基もと、院いん落、巷ちまた道和みちかず廂ひさし房ぼう遺のこ址し，其中這裏的てき巷ちまた道どう遺のこ址し是ぜ首くび次じ在ざい宮殿きゅうでん群ぐん內發現はつげん。整せい座ざ椒はじかみ房ぼう殿どの有ゆう完かん善ぜん的てき排水はいすい設しつらえ施ほどこせ。

官署かんしょ

中央ちゅうおう官署かんしょ在ざい發掘はっくつ中編ちゅうへん號ごう為ため第だい三さん號ごう遺のこ址し，是ぜ未央みお宮みや內的一座いちざ獨立どくりつ院いん落。官署かんしょ遺のこ址し在ざい前まえ殿どの遺のこ址し西北せいほく880米めーとる，西側にしがわ距離きょり未央みお宮みや西宮にしのみや牆105米まい。其院落平面めん呈てい長方形ちょうほうけい，東西とうざい長ちょう134米めーとる，南北なんぼく長ちょう65.5米めーとる，院いん牆寬1.5至いたり2.7米まい。四面圍牆內外均有加固用的壁柱。除じょ東ひがし牆外另外三面牆外均有迴廊。院いん落內中部ちゅうぶ偏へん東ひがし的てき位置いち有ゆう一いち條じょう排水はいすい渠みぞ，將はた院いん落分為ため東西とうざい兩りょう部分ぶぶん。東院とういん北きた牆東段だん和わ西にし牆南段だん各かく開ひらき一門いちもん，院いん內有南北なんぼく並列へいれつ的てき兩りょう排はい房ぼう屋や，每まい排はい房ぼう屋や各かく分ぶん3座ざ，每まい排はい房ぼう屋や的てき南側みなみがわ均ひとし建たて有ゆう天井てんじょう，每まい座ざ房ぼう屋や基もと址し都と遺のこ存そん有ゆう樓ろう梯はしご痕跡こんせき。西院南さいいんみなみ牆東段だん和わ東ひがし牆南端はし各かく開ひらき一門いちもん，其內的てき房ぼう屋や佈局和わ東院とういん基本きほん相似そうじ，不同ふどう點在てんざい於兩排はい房ぼう屋や之の間あいだ的てき位置いち建たて有ゆう兩りょう座ざ天井てんじょう。

少しょう府ふ

少しょう府ふ是ぜ西にし漢かん負ふ責せめ財政ざいせい的てき部門ぶもん，其建築けんちく遺のこ址し在ざい發掘はっくつ中ちゅう的てき編へん號ごう為ため第だい四よん號ごう遺のこ址し，位い於椒房ぼう殿どの以西いせい350米めーとる，前ぜん殿しんがり西北せいほく400米まい的てき位置いち，主體しゅたい建築けんちく為ため南殿なんでん和わ北きた殿どの，坐すわ北朝ほくちょう南みなみ，其中南殿なんでん為ため正殿せいでん，東西とうざい長ちょう46.1米めーとる，南北なんぼく長ちょう17.5米まい，面めん闊七なな間あいだ，進しん深ふか兩りょう間あいだ。北きた殿どの位い於南殿どの之の內，屬ぞく於南殿どの的てき內殿，與あずか南殿なんでん共用きょうよう北きた牆。北きた殿どの東西とうざい長ちょう31米めーとる，南北なんぼく長ちょう12.9米まい，面めん闊五間あいだ，進しん深ふか兩りょう間あいだ。此外南殿なんでん之の外そと還かえ有ゆう多た座ざ附屬ふぞく建築けんちく、廊ろう道どう、院いん落和水すい池ち的てき遺蹟いせき。

石いし渠みぞ閣かく

石いし渠みぞ閣かく得とく名めい於其下か的てき礱石砌みぎり築きずけ的てき渠みぞ道どう，是ぜ秦はた亡ほろび之これ後ご漢かん代だい收藏しゅうぞう秦はた宮みや圖書としょ典籍てんせき和わ檔案的てき地方ちほう，自じ漢かん成なり帝みかど之の後こう石いし渠みぞ閣かく成なり為ため漢かん朝ちょう政府せいふ存そん放ひ國家こっか檔案的てき地方ちほう。其遺址し位い於未央ひさし宮みや的てき西北せいほく角かく，北側きたがわ距離きょり北宮きたみや牆45米めーとる，西側にしがわ距離きょり西宮にしのみや牆500米まい。夯土台だい基もと高だか7米めーとる，底部ていぶ東西とうざい長ちょう60米めーとる，南北なんぼく長ちょう50米まい，台だい基もと周圍しゅうい建たて有ゆう迴廊。

天てん祿ろく閣かく

天てん祿ろく閣かく是ぜ西にし漢かん收藏しゅうぞう典籍てんせき的てき地方ちほう，藏書ぞうしょ最多さいた時じ有ゆう3,090卷かん。這裏是ぜ司馬しば遷撰せん寫うつし《史記しき》的てき重要じゅうよう文獻ぶんけん來らい源みなもと地ち。距離きょり北宮きたみや牆60米めーとる，西側にしがわ距離きょり石せき渠みぞ閣かく520米めーとる，南側みなみがわ距離きょり前ぜん殿しんがり720米まい。現存げんそん天てん祿ろく閣かく的てき台だい基もと高だか6米めーとる至いたり7米めーとる，底部ていぶ平面へいめん呈てい正方形せいほうけい，邊へん長ちょう20餘あまり米まい。天てん祿ろく閣かく四周也建有圍廊。

滄池

滄池得とく名めい於其池水いけみず清きよし澈，色しょく澤さわ為ため蒼あお色しょく而得名めい。這個湖みずうみ是ぜ未央みお宮みや內的人工じんこう水すい庫こ，是ぜ皇帝こうてい的てき遊樂ゆうらく場じょう，也是水すい循環じゅんかん和わ降くだ溫ぬる的てき地方ちほう。位い於未央ひさし宮みや的てき西南せいなん，南側みなみがわ緊鄰南宮なんぐう牆，西側にしがわ距離きょり西宮にしのみや牆700米まい。整せい座ざ滄池東西とうざい長ちょう400米めーとる，南北なんぼく長ちょう500米めーとる，池いけ面めん面積めんせき0.196平方ひらかた公里くり，池水いけみず引自泬水，從したがえ西側にしがわ自明じめい渠みぞ引入。池水いけみず自じ滄池北部ほくぶ流出りゅうしゅつ，經過けいか前ぜん殿しんがり、椒はじかみ房ぼう殿どの和かず天たかし祿ろく閣外かくがい側がわ之の後こう流出りゅうしゅつ未央みお宮みや。池水いけみず正中せいちゅう堆うずたか有ゆう一座いちざ假かり山やま，是ぜ為ため漸すすむ臺だい。

西南せいなん角かく樓ろう

西南せいなん角かく樓ろう是ぜ未央みお宮みや的てき防禦ぼうぎょ型がた建築けんちく之の一いち，位い於未央ひさし宮みや宮みや牆的西南せいなん角かく，整體せいたい呈てい曲尺かねじゃく形がた，闊面東西とうざい長ちょう67米めーとる，南北なんぼく長ちょう31米まい；內面東西とうざい長ちょう57米めーとる，南北なんぼく長ちょう19米まい。台たい基もと北部ほくぶ有ゆう進出しんしゅつ角かく樓ろう的てき慢道，慢道北側きたがわ有ゆう散水さんすい。台たい基もと上じょう殘留ざんりゅう有壁ありかべ柱はしら的てき痕跡こんせき，角かく樓ろう北側きたがわ建たて有ゆう水井みずい和かず磚池。

出土しゅつど文物ぶんぶつ

各個かっこ建築けんちく遺のこ址し均ひとし發掘はっくつ有ゆう板ばん瓦かわら、筒つつ瓦かわら、瓦かわら當とう、磚等建築けんちく材料ざいりょう，不同ふどう遺のこ址し的てき磚和瓦かわら當とう上うえ銘文めいぶん和わ花はな紋もん不盡ふじん相しょう同どう。此外，前まえ殿どの遺のこ址し在ざい考古こうこ發掘はっくつ中ちゅう出土しゅつど有ゆう陶すえ罐かん、陶とう豆まめ、陶とう釜がま等とう生活せいかつ用品ようひん，以及銅どう鏃、銅どう弩いしゆみ機き、鐵てつ刀がたな、鐵てつ鏃、鐵てつ鎧よろい甲かぶと等とう兵器へいき。另外方かた志こころざし內還出土しゅつど有ゆう五ご銖、大泉おおいずみ五十和貨泉等貨幣，另有一批被火烤過的木簡，其上內容主要しゅよう與あずか醫學いがく相關そうかん。其中一いち隻せき木簡もっかん上じょう寫うつし有ゆう「馮宗山女やまめ方かた」字じ樣さま。椒はじかみ房ぼう殿どの遺のこ址し如原用よう於鋪設しつらえ地面じめん的てき素面しらふ方かた磚、回かい紋もん形がた方かた磚和空むなし心こころ磚，以及大量たいりょう板ばん瓦かわら、筒つつ瓦かわら和わ瓦かわら當とう。官署かんしょ遺のこ址し內出土しゅつど了りょう磨すり石せき、石いし磨すり等とう石せき質しつ工具こうぐ，燈とう、碗わん、盤ばん、盆ぼん、甑こしき、奩等陶器とうき，生產せいさん工具こうぐ、兵器へいき、車馬しゃば器き等とう鐵器てっき，半はん兩りょう、五ご銖、大だい布ぬの黃き千せん、大泉おおいずみ五ご十じゅう、布ぬの泉いずみ、小泉こいずみ直ただし一等いっとう貨幣かへい，以及五萬多枚刻字骨簽。這些骨こつ簽長6.8至いたり7.2厘りん米まい,寬ひろし約やく2.1至いたり3.2厘りん米まい，厚あつ約やく0.2至いたり0.4厘りん米まい，主要しゅよう材質ざいしつ為ため牛うし骨こつ，其上刻こく有ゆう文字もじ。據よりどころ考こう釋しゃく這批骨こつ簽應為ため各地かくち向こう皇宮こうぐう進しん獻物けんもつ品ひん時じ的てき檔案資料しりょう。少しょう府ふ內出土釜どがま、缽、彈丸だんがん、陶とう餅もち等とう陶器とうき，釘くぎ、鈎かぎ、錛等鐵器てっき，遺蹟いせき發はつ叉また、鋪しき首くび、帶おび鈎かぎ等とう銅器どうき。西南せいなん角かく樓ろう內發現はつげん了りょう大量たいりょう疑似ぎじ守衛しゅえい人員じんいん遺留いりゅう的てき陶器とうき等とう生活せいかつ物品ぶっぴん。