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BMWとは (ビーエムダブリューとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

BMW単語たんご

1437けん
ビーエムダブリュー
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掲示板けいじばん

BMWドイツ二輪車にりんしゃおよ自動車じどうしゃメーカー

概要がいよう

BMW Logo正式せいしき名称めいしょうBayerische Motoren Werke AGバイエリッシェ・モトレンヴェルケ・アーゲー)バイエルンエンジン製造せいぞう工場こうじょうドイツバイエルンしゅうミュンヘン拠点きょてんとし、高級こうきゅうくるまメーカーとしては世界せかい最大さいだい規模きぼほこる。

元々もともと航空機こうくうきエンジン製造せいぞうメーカーだったがだいいち世界せかい大戦たいせん、これらが規制きせいされ、航空機こうくうきエンジンをそのまま2りんくるま応用おうようするようなかたちオートバイ製造せいぞう転向てんこう。4りんはBMW Dixi(英国えいこくオースチンセブンライセンス生産せいさん)が最初さいしょ

エンブレムえん十字じゅうじは2つのせつがある。1つはかつて航空機こうくうきエンジンメーカーであったこと由来ゆらいし、飛行機ひこうき回転かいてんするプロペラあらわしているというもので、これが公式こうしき見解けんかいとされている。一方いっぽうロゴマーク成立せいりつ飛行機ひこうき事業じぎょうどき系列けいれつからこのせつ懐疑かいぎてき人々ひとびとおおく、バイエルンおうヴィッテルスバッハいえ紋章もんしょうおこりみなもときゅうバイエルンおうくに現在げんざいバイエルンしゅうはたあおしろデザイン観点かんてんからこのように配列はいれつしたにすぎない、とするせつもある。

発音はつおんドイツで「ベー・エム・ヴェー」であるが一般いっぱんてき日本にっぽんでは「ビー・エム・ダブリュー」と英語えいごばれる。

かさしたブランドに、イギリスロールス・ロイスMINIがある。

自動車じどうしゃバイクともしんなかつあたらしい機構きこうのうしん機軸きじくれる傾向けいこうがある。

自動車じどうしゃ部門ぶもん

デザイン例外れいがいのぞすべてキドニー腎臓じんぞうグリルばれる独特どくとく形状けいじょうグリルとそれを中心ちゅうしんとしたしんデザイン特徴とくちょうバイクほどではないが先進せんしんてき機構きこうおおれる傾向けいこうもあり、デザイナーのワルノリかんじさせるコンセプトカー多数たすう製作せいさくされている。おおくの他社たしゃスペース有利ゆうりV6転換てんかんするなか直列ちょくれつ6気筒きとうエンジンつよいこだわりをつことでもられ、そのせいのうサウンドは「シルキシックス」とばれすうおおくのあいこのみいえ存在そんざいする。高級こうきゅうくるまとして世界せかいてき人気にんきたかく、20052015ねんまで11ねん連続れんぞく高級こうきゅうくるま販売はんばい台数だいすう首位しゅいまもっていた。

傾向けいこう全体ぜんたいてきにスポーティであり、駆動くどう方式ほうしきどがFRもしくは4WDハッチバックでさえもFRというこだわりっぷり。
しかし調しらべ結果けっか「エントリーモデルであるF20・1シリーズ購入こうにゅうしているオーナーの80自分じぶんくるまFFおもんでいた」という衝撃しょうげき結果けっかあきらかになり、FF研究けんきゅう開発かいはつおこなわれるようになった。2シリーズアクティブアラー(F45)およグランアラー(F46)、MINIひとしにその技術ぎじゅつかされている。

BMWのスポーツモデルはMしゃ、エム・有限ゆうげん責任せきにん会社かいしゃM GmbH )が開発かいはつ同社どうしゃ開発かいはつしたモデルにはかならず「M」とく(れい:M3,X5M)。なお、Mスポーツといったグレードもあるがこちらは通常つうじょうモデルMシリーズ中間ちゅうかん位置いちとのこと。M3M5完成かんせい非常ひじょうたかく、世界せかいなかメーカーどうクラススポーツセダンベンチマークとしている。

レースでも耐久たいきゅうツーリングカーGT幅広はばひろ活躍かつやくしている。ル・マンでは1999ねん総合そうごう優勝ゆうしょう達成たっせいWTCCでは3かいダブルタイトル獲得かくとく2012ねんからはDTM(ドイツツーリングカー選手権せんしゅけんに18ねんぶりに復帰ふっきし、2016ねんまででかく3かいドライバータイトルとマニュファクチャラータイトル獲得かくとくした。F1では1980~1987ねん20002005ねんまでエンジン供給きょうきゅうし19しょう2006ねん2009ねんにはBMWザウバーとしてワークス参戦さんせんして1しょうげている。

2018ねんにはWECのLM-GTEプロクラスフォーミュラEワークス参戦さんせんすることが決定けっていしている。

自動じどうりんしゃ部門ぶもん

他社たしゃバイクべテレレバーやデュオレバー、パラレバーひとし独特どくとく機構きこう採用さいようすることがおおく、またよんりんではもはやたりまえとなったABSはやくから量産りょうさんくるま装着そうちゃくするなど安全あんぜんせいたいするこだわりもつよい。ちなみにABSABSABS2→I-ABS→I-ABS2と年々ねんねん進歩しんぽつづけている。I-ABS油圧ゆあつサーボがウゼェとおもったやつはあと体育館たいいくかんうらな。

1917ねん6月2にちバイエルン本社ほんしゃ移転いてんし、社名しゃめいをRMWから改名かいめいしたBMWはドイツだいいち世界せかい大戦たいせん敗戦はいせんにより当時とうじ生産せいさんしていた航空機こうくうき製造せいぞう規制きせいされ。その技術ぎじゅつバイクかし、オートバイ製造せいぞうけ、着手ちゃくしゅすることになった。
BMWとしての自動じどうりんだいごうくるまは1923ねん12月生産せいさん開始かいしされたR32であり、今日きょうまでがれることとなる水平すいへい対向たいこうエンジンボクサーイン)はこのだいごうくるまより採用さいようされている。そのためBMW=ボクサーインという意識いしきユーザーあいだでは根強ねづよく(とく日本にっぽん市場いちば)、並列へいれつ2気筒きとうエンジンのFシリーズちょく4のKシリーズがなかなかれないよママンとディーラーなかひとまいよるまくららしているとかいないとか。

2000ねんくるまようヘルメットなしでの安全あんぜんせい確立かくりつさせた画期的かっきてきスクーターC1日本にっぽん市場いちば導入どうにゅう)をばくさせたり、2011ねんにはよんりんゆずりのちょくエンジン搭載とうさいK1600GTLK1600GTデビューさせたり、2012ねんにはまさかのビッグスクーターC600SPORTとC650GT投入とうにゅうしたり、意外いがいにチャレンジフルモデル展開てんかいをする。そして90周年しゅうねんふしむかえる2013ねんにはいままでそらひや一筋ひとすじだった伝統でんとうボクサーエンジンがついにみずひや! ちなみにみずひやR1200GS日本にっぽん市場いちば導入どうにゅうは・・・すまん、まだ発表はっぴょうできないんだお

MotoGPには参戦さんせんしたことはく、車両しゃりょう改造かいぞうするWSBKやWSSでもタイトルったことはいが、くるまほぼ改造かいぞうスーパーストックだとつよさを発揮はっきしていることから、くるま素性すじょうはいいようだ。

航空機こうくうき部門ぶもん

BMWは元々もともと、RMWRapp Motoren Werke)ラップエンジン製造せいぞう会社かいしゃという航空機こうくうき船舶せんぱくようエンジン製造せいぞう会社かいしゃBFW(Bayerische Flugzeug Werke)バイエルン航空機こうくうき製造せいぞう会社かいしゃ合併がっぺい航空機こうくうきようエンジン提供ていきょう製造せいぞうしてきた。

1926ねんBFWしゃとして分離ぶんりメッサーシュミット)するがそのだい世界せかい大戦たいせんどき航空機こうくうきエンジンつくつづけ、そのエンジンは「フォッケウルフFw190」に搭載とうさいされた。世界せかいはつジェット戦闘せんとうメッサーシュミットMe262けのジェットエンジン開発かいはつなどもがけるが、こちらは採用さいようされず「ハインケルHe162」にまれる。

歴史れきし

ここで、BMWの歴史れきしについていてみよう。
っても、同社どうしゃ非常ひじょう複雑ふくざつ紆余曲折うよきょくせつ会社かいしゃである。いくつかの企業きぎょう買収ばいしゅうして事業じぎょうひろげたかとおもえば、だい世界せかい大戦たいせん敗戦はいせんのあおりで工場こうじょう東側ひがしがわにわたってしまい、いちからやりなおはねになったりしている。
編集へんしゅうしゃつたなぶんではとても全貌ぜんぼうつたえきれないとおもうので、興味きょうみをもった読者どくしゃ是非ぜひとも専門せんもんしょ紐解ひもといてしい。

創業そうぎょう

1913としミュンヘン郊外こうがい航空機こうくうき船舶せんぱくエンジンつく会社かいしゃラップモトレンヴェルケが設立せつりつされた。当初とうしょ近所きんじょ航空機こうくうきメーカーエンジンおろしていたが、やがて大手おおて航空機こうくうきメーカーのアウストロダイムラーしゃ下請したうけをすることになり、急速きゅうそく成長せいちょうしていくことになる。このころにBMWにあらたまり、れいのエンブレムつくられたという。
エンジニア一人ひとりマックスエルンスト・フリッツは、タイプIIIaとエンジン開発かいはつする。これは、直列ちょくれつ6気筒きとうシリンダーヘッドうえの1ほんのカムシャフトバルブを駆動くどうする、つまりSOHCエンジンであった。当時とうじとしてはきわめて先進せんしんてきメカニズムだったのである。
しかし、ドイツだいいち世界せかい大戦たいせん敗北はいぼく飛行機ひこうきつくれなくってしまった。やむなくトラックようエンジンつくったりしてつなぎ、やがてフリッツ水平すいへい対向たいこう2気筒きとうエンジンつくげる。これは最初さいしょ会社かいしゃモーターサイクル搭載とうさいされたが、エンジンよこんだ(チェーン駆動くどうなら当然とうぜんであるが)ため、バランス冷却れいきゃくせい劣悪れつあくであり、全然ぜんぜんれなかった。そこでぎゃくかんがえるんだとばかりにエンジンたてみし、シャフトくるまたいして垂直すいちょくになるのはかさ歯車はぐるま方向ほうこうえることで解決かいけつ。こうして、上記じょうきR32モーターサイクル誕生たんじょう今日きょうまでつづフラットインのBMWモーターサイクル基礎きそとなった。

今度こんどよんりんくるま世界せかいもうとしたBMW。そこへわたりにふねとばかりにディクシーアウトビルディルケという会社かいしゃ身売みうばなしがった。ディクシー大衆たいしゅうくるまオースチンセブンライセンス生産せいさんおこなっており、アイゼナハというまち工場こうじょうがあった。BMWはこれをそのままいで、いよいよ1928ねんよんりんくるま市場いちばってた。やがてはつオリジナルモデル303開発かいはつ。このくるまから伝統でんとうのキドニーグリルがはじまった。そして直列ちょくれつ6気筒きとうFRというレイアウトもである。
1936ねん突如とつじょBMWはいちだいプロトタイプスポーツカーつくり、ニュルブルクリンクサーキットレースデビューさせた。ブッチギリで勝利しょうりおさめたそのくるま話題わだい沸騰ふっとうとなり、やがて328として翌年よくねん販されることになる。その直列ちょくれつ6気筒きとうエンジンは、バル駆動くどうこそOHVながら、バル配置はいちクロスフローかたとして非常ひじょうこうせいのうであった。

一方いっぽうで、二輪車にりんしゃほうでもR32につづモデル次々つぎつぎしていった。1926ねんにはR32の8.5psから12ps大幅おおはばパワアーップしたR42がつくられ、さらなる好評こうひょうる。これらをベースエンジンサイドバルブからOHVチューンしたはつのレーシングバイクR37、R47もつくられた。1928ねんには750ccモデルのR62、翌年よくねんにはR16、R11を販売はんばいした。当時とうじ世界せかい経済けいざい恐慌きょうこうのただなかにあったが、せい能面のうめん定評ていひょうたBMWのモーターサイクル堅実けんじつつづけた。

そして、1935ねんにはR12が登場とうじょう。これはモーターサイクル世界せかい画期的かっきてき変革へんかくをもたらしたモデルであった。それというのも、前輪ぜんりんささえるサスペンションに、スプリング内蔵ないぞうしたテレスピックフォークはじめて採用さいようしたのである。それまでのくるまじくリンクって、前輪ぜんりんうえけたいたバネをぎゃくUかたのアームで駆動くどうするという旧式きゅうしきなサスペンションべて、格段かくだん軽量けいりょう路面ろめん追従ついしょうせい操縦そうじゅうせい向上こうじょう両立りょうりつしてみせたこの機構きこうは、現代げんだいいたるもモーターサイクル前輪ぜんりんサスペンション大半たいはん採用さいようされつづけている。このモデルは、部分ぶぶんはR11の発展はってんかたであったため安価あんかですみ、1942ねんまでに36,000だいれるベストセラーとなった。

しかし、軍拡ぐんかくすすドイツくに内情ないじょうぜいはすでに、スポーツバイク生産せいさんゆるさない方向ほうこうかたむきつつあった。航空機こうくうきエンジン生産せいさんにも復帰ふっきしていたBMWはやがて戦争せんそうくらくもこめるなか軍需ぐんじゅ車両しゃりょう航空機こうくうきエンジンつくつづける。なかでも、1941ねんつくられた軍用ぐんようサイドカーのR75は、がわくるまがわくるまにも駆動くどうちからあたえる機構きこうによってあく走破そうはせいすぐれ、3りんともタイヤサイズ統一とういつしたり、砂漠さばくでの耐久たいきゅうせいたかめるためにエアクリーナーをタンクうえ配置はいちバッテリーもなくして戦地せんちでの運用うんようてきする機構きこうにするなど、きわめて実用じつようせい整備せいびせいすぐれた設計せっけいになっていた。

だが、やがてだい世界せかい大戦たいせんこり、御存知ごぞんじとおドイツはまたも敗北はいぼくしたのである。

戦後せんご復興ふっこう

やぶれたドイツは、悲劇ひげきにも2つのくにわかれることになってしまった。西にしドイツひがしドイツにである。そして、BMWの工場こうじょうのあるアイゼナハはひがしドイツがわであった。つまり、同社どうしゃ生産せいさん拠点きょてんうしなってしまったのである。
ひがしドイツのこった工場こうじょうかわにくにもそのままソ連それん管理かんり自動車じどうしゃ生産せいさん、やがてもとのBMWから文句もんくわれたのでEMW(Eはアイゼナハの頭文字かしらもじ)と名前なまええて存続そんぞくするのであるがそれはまたべつはなしである。
さて、BMWはR24というモーターサイクルつくはじめて出直でなおしをはかった。しかし、なん勘違かんちがいかよんりんくるま復帰ふっきモデル高級こうきゅうくるまえらんでしまい、当然とうぜんはい戦国せんごく貧乏びんぼうドイツくにみんにウケるわけもなかった。これが501である。米国べいこく市場いちばにらんだ2座席ざせきスポーツカーの503や507もつくったがいずれも商業しょうぎょうてきには爆死ばくしであった。
借金しゃっきんまみれになってしまったBMWにおもわぬ救世主きゅうせいしゅあらわれる。イタリアのイソしゃ開発かいはつしたイセッタというマイクロカーである。地元じもとでは販売はんばい不振ふしんであったこの屋根やねスクーターというべきものを、BMWは工作こうさく機械きかいごとり、エンジン自社じしゃモーターサイクルよう改造かいぞうしてえて販売はんばいした。とにかく移動いどうできればいいというあしもとむめるくにみん需要じゅよう一致いっちしたこのイセッタはかなりのヒットとなり、ひとまず命脈めいみゃくをつないだBMWはこれをベースに4座席ざせきして、メカまとにははるかかに普通ふつうくるまちかいものとしたタイプ600を開発かいはつする。
ドイツ銀行ぎんこうからある程度ていど融資ゆうしけられたので、それを元手もとでしんかたくるま開発かいはつ。これは600のシャシー流用りゅうようしたものの、かんぜんにまともな乗用車じょうようしゃスタイルになった。これが700シリーズであり、どうくるまヒットしたことでBMWはなおすことが出来できた。

2りんくるまほうは、1951ねんまでに連合れんごうぐんによる生産せいさん規制きせい解除かいじょされ、次第しだい戦前せんぜん生産せいさんペースもどしてゆく。上記じょうきR24をベースこうはじめてサスペンション搭載とうさいした(それまでのモデルこう自転車じてんしゃみのサスペンションのうのないリジッドフレームだった!)ものであるR25がデビュー。さらには、これも現代げんだい一般いっぱんてき方式ほうしきとなったスイングアームしきサスペンションとしたR26に発展はってんした。このころにはテレスピックフォークスプリング内蔵ないぞうからダンパー内蔵ないぞうというより現代げんだいてきなものに進化しんかしている。

ノイエ・クラッセの登場とうじょうしん展開てんかい

1959ねん融資ゆうしもとドイツ銀行ぎんこう経営けいえい先行さきゆ不安ふあん理由りゆうダイムラーベンツしゃとの合併がっぺいようもとむ最大さいだい経営けいえいてきピンチむかえた。しかし、投資とうしいえのクアント兄弟きょうだいによって株式かぶしきられたしゃ存続そんぞく危機ききだっした。このころには上記じょうき700シリーズヒットして経営けいえい安定あんていし、クアント兄弟きょうだいるいカーマニアであったこともさいわいし、しんモデル開発かいはつにはずみがくことになった。
こうして、ノイエ・クラッセ(=ニュークラス)とばれたプロジェクトは、ミドルクラスセダン1500となって結実けつじつした。この1500は名前なまえとお1500cc直列ちょくれつ4気筒きとうSOHCエンジンしん開発かいはつ。シャシーまったあたらしくなり、フロントサスペンション現代げんだいくるまでは一般いっぱんてき存在そんざいになったマクファーソン・ストラット先駆さきがけて採用さいようリアサスペンションは600・700シリーズ実績じっせきのあったトレーリングアーム形式けいしきアレンジであるセミトレーリングアームとなる。これもFR乗用車じょうようしゃでは1980年代ねんだいいたるまでさかんに採用さいようされた形式けいしきである。
この1500シリーズだいヒットにより、ミドルクラスメーカーとしての地位ちいかためたBMWは、よりコンパクトでスポーティーな2ドアセダンである1600を開発かいはつ、これをベースパワーアップすすめて決定けっていばんの2002を1968ねんデビューさせた。そして、モータースポーツ世界せかい台頭たいとうしつつあったターボエンジンくるまはじめて搭載とうさいすることになる。これが、2002ターボである。1973ねん9月登場とうじょうしたこのくるまは、当時とうじくるまきをして「うしろからばされたみたい」とわしめた加速かそくせいのうせ、ターボちからひろめるけとなった。さらに、オーバーフェンダースポイラーなどによって武装ぶそうされたその姿すがた現代げんだいいたエアロチューンのはしりといえるものである。
さらに、1958ねん501シリーズモデル生産せいさん中止ちゅうしとなって以来いらい途絶とだえていた直列ちょくれつ6気筒きとうもついに復活ふっかつする。これが1968ねん2500と2800、そして1971ねんの3.0CSである。そのエンジンこそが現代げんだいつづく「シルキー・シックス」のはじまりであり、これによって、BMWはメルセデス・ベンツいちきょうであった高級こうきゅうサルーン市場いちばにもはいんでいくことになる。

さて、2りんくるまほうでは、1955ねんR50、R69で前輪ぜんりんアールフォークばれる機構きこう採用さいようされた。これは、前輪ぜんりんうしがわばしたフレームから前輪ぜんりんささえるリンクけて、フォーク部分ぶぶんダンパーとしてのやくとおるするという方式ほうしきである。一見いっけんレスピックから時代じだい逆行ぎゃっこうするかのような機構きこうだったがこれにはワケがあった。上記じょうきイセッタでわかるように、当時とうじドイツにはまだだて乗用車じょうようしゃえるくにみんすくなく、バイクあしとしてサイドカー多人数たにんずうじょうくるまカバーするというひとおおかったのだ。そんななかで、がわくるま搭載とうさいわせてセッティングを簡単かんたんえられるアールフォークにかなった機構きこうだったのである。

そして60年代ねんだい後半こうはんいたると、なんとモーターサイクル部門ぶもん存亡そんぼう危機ききたされる。かわにくにも、4りんくるまによるモータリゼーションの発展はってんによってバイクかならしも生活せいかつ必需ひつじゅひんではなくなり、趣味しゅみものいやられつつあったのだ。BMW社内しゃないでもモーターサイクル部門ぶもんそんはい議論ぎろんされるにいたったが、しゃくだした決断けつだんは「続行ぞっこう」であった。そこで、まったあらたなちからスポーツバイクつく必要ひつようせまられ、しん世代せだいの「/5」シリーズリリースされる。伝統でんとうフラットインシャフトドライブまもりつつも、しん世代せだい突入とつにゅうしたのだ。

しん世代せだい登場とうじょう現代げんだい

1972ねん9月あらたなシリーズである「5シリーズ」ががった。これは、4気筒きとうエンジンながらしん設計せっけいの4ドアセダンボディをまとい、かつてのくるまたねめい法則ほうそく復活ふっかつさせていた。3けた数字すうじで、いちけたシリーズのこけたエンジン排気はいきりょうあらわしている。最初さいしょモデル520iを皮切かわきりに、6気筒きとうエンジンんだ525オイルショック対応たいおうした燃費ねんぴモデル518、きたべい市場いちばけの530iなどがバリエーションとなった。
1975ねんには、2002の後継こうけいとなる「3シリーズ」ががる。これは2ドアセダンであり、このころには日本にっぽんでも輸入ゆにゅうくるまつようになりはじめた。
つづいて、6気筒きとうクーおよセダンをそれぞれ「6シリーズ」「7シリーズ」としてデビューさせ、現代げんだいいたラインナップの基礎きそ出来上できあがった。
1986ねんにはしんかた7シリーズV12エンジンんだモデル登場とうじょう。いよいよ高級こうきゅうサルーンメーカーとしてもBMWは確固かっこたる地位ちいきずいた。1988ねんには2座席ざせきオープンカーであるZ1登場とうじょう、これも現代げんだいまでZシリーズとしてつづいている。6シリーズ一旦いったんより高級こうきゅうパーソナルクーペとなった8シリーズ移行いこうしたが、2006ねん復活ふっかつしている。
2000ねんはいると、きたべい市場いちばけたSUVであるXシリーズ投入とうにゅう。これには、下記かきローバーグループ買収ばいしゅうによって4WDクロスカントリーくるまノウハウかされている。
一方いっぽう、20世紀せいきまつ経営けいえいかたむいたイギリスローバーグループ1994ねん買収ばいしゅう、あのローバーミニをBMWミニとしてまれわらせた(のちミニのこしてローバーグループ売却ばいきゃく)。そしてロールス・ロイスブランドり、しん世代せだいロールス・ロイスイギリス現地げんち生産せいさんしている。

2りんくるまほうは、上述じょうじゅつの「/5」シリーズにはじまって、「/6」「/7」と洗練せんれんがなされ、1976ねんには量産りょうさんくるまとしてはじめて空気くうき抵抗ていこうふせフルフェアリングを標準ひょうじゅん装備そうびしたR100RSが登場とうじょうする。アウトバーン時速じそく200km/hでクルーズしながらもライダー快適かいてきせい確保かくほしたこのマシンは、グランドアラーバイク基本形きほんけいとなる。

1983ねんには、直列ちょくれつ4気筒きとうエンジン横倒よこだおしにしてすすむ行方ゆくえむかい直列ちょくれつ搭載とうさいするという、まったくのしん世代せだいモーターサイクル登場とうじょうした。これがKシリーズである。これはボクサーインのRシリーズともに、現代げんだいのBMWモーターサイクルの2まい看板かんばんをなすようになった。

Mシリーズ

BMWは「スポーツカーと互かく以上いじょうはやいハコくるま」がおおきなりのひとつだが、それを体現たいげんしているのが「Mシリーズ」である。それをしているのが、BMWのモータースポーツ部門ぶもん、BMW M GmbHである。

悲劇ひげきのスーパースポーツカー、M1

BMWがグループ5、つまりシルエットフォーミュラによってあらそわれる世界せかい選手権せんしゅけんせいするために、ミッドシップレイアウトしんかたくるまつくることになった。これは当時とうじすでにイタリアスーパーカーにおいてていたスタイルだが、創業そうぎょう以来いらい特殊とくしゅレースようモデルのぞいてずっとFRレイアウトだった同社どうしゃにとってははじめてづくしのくるまとなった。おまけグループ5参戦さんせん前提ぜんていとなる、グループ4のホモロゲーションをるには年間ねんかん400だい生産せいさん実績じっせき必要ひつようになるが、当時とうじたった8にんはじまったモータースポーツ部門ぶもんにそんなことはとうていであった。

そこで、ランボルギーニ提携ていけいエンジンをBMWがつくり、シャシーとボディをランボルギーニとその下請したうけが製作せいさく最終さいしゅう組立くみたて同社どうしゃおこなうというものであった。
M-88とばれたエンジンは、ETC活躍かつやくしていた3.0CSLのものをベース開発かいはつされ、直列ちょくれつ6気筒きとうDOHC24バルブ、3453cc排気はいきりょうからロードバージョン277psグループ4ようのレーシング仕様しようで470うまちから発生はっせい。さらにグループ5よう最終さいしゅう仕様しようターボきで850うまちからたっする予定よていだった。
しかし、肝心かんじんランボルギーニでの作業さぎょう大幅おおはばおくれ、1978ねん初頭しょとう発表はっぴょうにはわなかった。BMWはランボルギーニそのものを買収ばいしゅうしてまでプロジェクトすすめようとしたが、これもランボルギーニがわ抵抗ていこう断念だんねん結局けっきょく提携ていけい解消かいしょうされた。BMWはあきらめずにボディ・シャシー製造元せいぞうもと作業さぎょうつづけさせ、それをドイツんでBMWのかかえる業者ぎょうしゃ委託いたくモータースポーツ部門ぶもんみずからで最終さいしゅう調整ちょうせいおこなうことにした。だが、この手間てまさん手間てまとしかいいようがない方法ほうほうによって価格かかく当時とうじポルシェ911の2ばい高騰こうとう生産せいさん遅延ちえんし、これでは年間ねんかん400だい達成たっせい困難こんなんだった。BMWはグループ4仕様しよう使つかったワンメイクレースプロカーシリーズF1グランプリの前座ぜんざとして開催かいさいし、なんとか話題わだいつなぎながら生産せいさん台数だいすうかせいだ。ほかにも様々さまざまレースラリー挑戦ちょうせんし、1979ねんル・マン24あいだレースでは総合そうごう6入賞にゅうしょう成績せいせきのこした。そして、1980ねんわりに400だいつくって「年間ねんかん」の部分ぶぶんだいてもらい、翌年よくねんからのグループ4レースへの参戦さんせん実現じつげん。だが、ときすでにおそだった。スポーツカーレースさかい1982ねんはじまるグループC話題わだいもちちきりであり、グループ5は時代遅じだいおくれとなってしまった。BMW自体じたいF1ようターボエンジン開発かいはつ忙殺ぼうさつされ、M1いらないになってしまった。
ワークスとしてのグループ5仕様しようまぼろしわり(シュニッツァーのプライベート参戦さんせんのみあった)、生産せいさん台数だいすう447だいをこののこして、M1はその悲劇ひげき経歴けいれきえた。

M535i、そしてM6、M5

M1プロジェクト満足まんぞくむすんだとはいえないが、けっしてすべてがになったわけではなかった。

1979ねん9月M535iが発売はつばいされた。これはM1のようなレースようスポーツカーではなく、セダンである5シリーズベースにした、メーカー公式こうしきチューンカーうべきものであった。
つづいて、1983ねん9月にM635CSi発表はっぴょう。これは、M1ようエンジン286psまでたかめたもので、どうちからせいのう当時とうじの4にんり4ドアセダンとしては驚異きょういてき最高さいこう時速じそく255km/h、0-100km/h加速かそく6.4びょうというもの。あしまわりとブレーキけい当時とうじグループAマシン参考さんこう大幅おおはば強化きょうかされていた。それでいて、外観がいかんちいさなエアロパーツけられて「M」のエンブレムいた以外いがいノーマルおなじ。まさに「ひつじかわこうむったおおかみ」だったのである。
さらに、今度こんどどうエンジンを5シリーズ搭載とうさいした「M5」がデビューのちにM635CSiも「M6」とあらためられた。

M3登場とうじょう

BMWモータースポーツは、本格ほんかくてきモータースポーツ参戦さんせん前提ぜんていにしたモデル開発かいはつ計画けいかくした。3シリーズベースに、直列ちょくれつ4気筒きとう2302cc、200psのエンジン搭載とうさい。これまでの「ひつじかわこうむったおおかみ」ではなく、るからに戦闘せんとうてきエアロパーツブリスターフェンダーかためられたボディは威圧いあつかん満点まんてんであった。グループAホモロゲーションをるための5000だい生産せいさんクリアするため、エンジンユニットのみBMWモータースポーツ生産せいさんくるまからだ最終さいしゅう組立くみたて本社ほんしゃ担当たんとうする体制たいせいまれた。かくして、1987ねんからグループAレース参戦さんせんはじめ、2500cc以下いかクラスであるディヴィジョン2をかんぜん制覇せいはしてしまった。

現代げんだいのMシリーズ

それからというもの、MシリーズはBMWの看板かんばんとなり、開発かいはつをBMWモータースポーツおこない、生産せいさん本社ほんしゃおこな体制たいせい確立かくりつされた。1993ねんにBMWモータースポーツしゃはBMW M GmbHとあらためたが、21世紀せいきいまMシリーズ代替だいたいわりをかえしつつひろラインナップされ、SUVのXシリーズにまでひろがっている。

モータースポーツ

BMWはおなドイツメーカーであるポルシェならんで、モータースポーツとのかかわりがふかメーカーとしてられている。

二輪車にりんしゃR37、R47でのだい活躍かつやくは、そのはじまりとえた。1923ねんから1928ねんまでの5年間ねんかんで、じつに573ものレースでの勝利しょうり記録きろくしている。1930年代ねんだいになると、当時とうじナチスドイツによるくに発揚はつようてきもあり、メルセデススーパーチャージャー技術ぎじゅつ応用おうようしたきゅうしきレーシングバイクつくられた。それらは、名手めいしゅゲオルグ・マイヤーのによってすうおおくのグランプリやマンとうTTレースでの勝利しょうり記録きろくした。当然とうぜんよんりんくるまでもディクシーしゃ吸収きゅうしゅうした当初とうしょから、積極せっきょくてきレースラリーへの参加さんかつづけ、上記じょうき328デビューによってその活躍かつやくくにきわてきなものとなった。

ツーリングカーレース、スポーツカーレース

だい世界せかい大戦たいせん終結しゅうけつしばらくのあいだは、上記じょうき501シリーズ失敗しっぱいもあって会社かいしゃくるまで、レース余裕よゆうはなかった。戦前せんぜんから保持ほじされてきた328によるプライベーター活動かつどうあるじなものだったのである。

状況じょうきょうわるのは700シリーズヒットと、クアント兄弟きょうだい投資とうしによる経営けいえい安定あんていはかられてからである。
1960ねんに700のクーモデルワークス参戦さんせん復帰ふっきし、1000cc以下いかクラスかくレース好成績こうせいせきおさめた。1963ねんにはヨーロッパまたにかけたツーリングカー選手権せんしゅけんであるETCスタート。ここでも1000cc以下いかクラスランキング2となった。そして、1964ねんには「ノイエ・クラッセ」のシリーズである1800TIを投入とうにゅう。しかし、まだライバルにはあといちおよばなかった。1966ねん、ついに2000TIでETCチャンピオン獲得かくとくすると、翌々年よくよくねんには2ドアの2002tiでもって、昨年さくねんから参戦さんせんしていたあらたなライバルポルシェ911かった。しかしタイトルポルシェのものとなり、よくシーズンけて、BMWは革新かくしんてきメカニズムを導入どうにゅうする。ターボチャージャーである。
ターボは、航空機こうくうき世界せかいではこう高度こうどでのパワー確保かくほのためにだい世界せかい大戦たいせん時点じてんですでに実用じつようされていたが、地上ちじょうはし自動車じどうしゃようとしてはまだ大掛おおがかりすぎた。それをおなドイツKKKしゃしょうかたしたタービンを開発かいはつ。もともと航空機こうくうきエンジンメーカーでもあったBMWは、きゅうエンジンノウハウけていた。1969ねんに2002tikが実戦じっせん投入とうにゅうされ、タイトル見事みごとポルシェからうばかえした。そのポルシェターボエンジンをものにするのが1970年代ねんだいなかば、そしてルノーF1ターボマシンはつ勝利しょうりげるのが1979ねんであることをると、いかにBMWが先進せんしんてきであったかがわかるだろう。もちろん、4ねん発売はつばいされた2002ターボにこのノウハウかされたことはうまでもない。

そのしばらくBMWはワークス活動かつどう休止きゅうし現在げんざいでも代表だいひょうてきなBMWのコンプリートチューナーとしてられるアルピナプライベーターとして参戦さんせんした。一方いっぽうちからをためていたBMWは1972ねんスポーツ部門ぶもんであるBMWモータースポーツGmbh設立せつりつ、3.0CSクーペをベース軽量けいりょうほどこしたエボリューションモデルの3.0CSLをっさげて、1973ねんからETC舞台ぶたいもどった。このとし翌年よくねん連続れんぞくETCタイトルったBMWはふたたワークス活動かつどう休止きゅうししたが、そのアルピナはじめとするプライベーターによってCSLは活躍かつやくつづけ、ETCを7連覇れんぱすることになった。

一方いっぽう1976ねんからはじまったグループ5、いわゆるシルエットフォーミュラによるスポーツカー世界せかい選手権せんしゅけんに、CSLをドせりちからオーバーフェンダー武装ぶそうしたボディにして参戦さんせんした。ここではNAのマシンほかに、ターボ搭載とうさいした3.2CSLターボ投入とうにゅうしたが、これは実験じっけん意味合いみあいがつよく、上述じょうじゅつM1グループ5ターボ仕様しようのためと、F1ターボエンジンをもって参戦さんせんするという野望やぼうのためだった。
あくまでハコくるまCSLではなまいきスポーツカーであるポルシェ935につのはむずかしいと判断はんだんしたBMWは、あたらしい「3シリーズ」をベースに、320iのシルエットフォーミュラ開発かいはつ。これは1977ねん2000cc以下いかクラスタイトルった。

1980年代ねんだいはいると、スポーツカーレースツーリングカーレースクラスけが刷新さっしんされるにおよび、グループAとなったETCにBMWは参戦さんせんをしつづけた。そして、1987ねんM3投入とうにゅうされ、ディヴィジョン2クラス席巻せっけんグループAでのあるじやくマシンひとつとして活躍かつやくした。

これらツーリングカーでの活躍かつやくにとどまらず、プロトタイプスポーツカーにおいてもBMWのエンジン数々かずかずマシンまれて活躍かつやくしている。ル・マン24あいだレースでは1995ねんにBMWエンジンんだマクラーレンF1GTR優勝ゆうしょう。そして、1999ねんにはF1進出しんしゅつにらんでのV12エンジンせたル・マンプロトタイプであるV12LMRワークス参戦さんせんトヨタTS020とのげきたたかえすえ勝利しょうり記録きろくしている。
さらにはドイツでのDTMイギリス中心ちゅうしんとするBTCC、そしてETCC、WTCCといったレースにはつねにBMWの姿すがたがあった。近年きんねんでは日本にっぽんスーパーGTでの、Z4のGT3仕様しようによる「はつおとミクBMW」の活躍かつやく記憶きおくあたらしいところ。

フォミュラカー(F1,F2など)

ノイエ・クラッセにおいて開発かいはつされた直列ちょくれつ4気筒きとうエンジンは、フォーミュラカー世界せかいでも活躍かつやくすることになる。
1967ねんには、アッフェルベックというエンジニアによる独特どくとくバルシステムをもったエンジンつくり、F2参戦さんせんしたがさすがにりすぎてトラブル続出ぞくしゅつとなり、翌年よくねんはもっとありきたりのバルシステムなおして戦績せんせき安定あんていなんしょうかはあげたがチャンピオンにはいたらなかった。一旦いったんいたBMWは3ねんM12/6というあたらしいエンジンつくり、マーチのシャシーんでF2タイトル獲得かくとくした。その、このエンジンカスタマ販売はんばいされ、70年代ねんだいF2エンジン事実じじつうえBMWのワンメイク状態じょうたいにした。これは、1981ねんホンダやぶれるまでつづくことになる。

そして、今度こんどはこのF2エンジン1500cc縮小しゅくしょうしたうえで、ターボけてF1エンジンにするこころみがおこなわれた。やがてこのM12/13エンジン熟成じゅくせいされ、1982ねんブラバムBT50に搭載とうさいされてデビューした。このとし初年度しょねんどということもあって1しょうにとどまったが、翌年よくねんのBT52でネルソン・ピケが3しょうふくひょうあきらだい8かいという素晴すばらしい成績せいせきチャンピオンてるいた。そのどうエンジンすうおおくのチーム供給きょうきゅうされ、1988ねんまでつづターボF1時代じだい代表だいひょうするエンジンひとつとなったのである。そのパワー決勝けっしょうでも1000うまちからちょうえ、予選よせんフルブースト状態じょうたいでは1400うまちからたっしたとわれている。

それ以来いらい10ねんわたってF1からはなれていたBMWだが、F1ふたた世界せかい制覇せいは実現じつげんすべくウィリアムズF1チームジョイント。当初とうしょV12エンジンテストはじめた、やがてレギレーション都合つごうV10変更へんこう2000ねんからついに復帰ふっき翌年よくねんにははやくもラルフ・シューマッハファン・パブロ・モントーヤ二人ふたりドライバー勝利しょうりげる活躍かつやくせたが、なかなかフェラーリきばしろくずすにはいたらなかった。BMWは事態じたい打開だかいのためにチーム自体じたい買収ばいしゅうすることをかんがえたが、ウィリアムズくびのうじん固辞こじ急速きゅうそくチームとの関係かんけいえてしまった。結局けっきょく2006ねんからスイスザウバーチーム買収ばいしゅうし、BMWザウバーとしてワークス参戦さんせんすることになった。
2008ねんロバート・クビサいちしょうをあげたが、結局けっきょくこれがただいち勝利しょうりとなった。このころこったリーマン・ショックによる世界せかいてき経済けいざい危機きき対処たいしょするためもあって、2009ねんをもってBMWはF1からいた。

BMWがくにきわてきフォーミュラレースもどってきたのは2018ねん、それも電気でんき自動車じどうしゃレースであるフォーミュラEであった。アンドレティオートスポーツんでの久方ひさかたぶりのワークス参戦さんせんとなったが、2018-2019シーズン開幕かいまくせんでいきなり優勝ゆうしょうし、幸先さいさきのよいスタートることになった。

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85 ななしのよっしん
2021/07/28(水)すい 01:46:33 ID: aj4g0JeCjF
2りん、4りんったことのあるとしてはベンツ較しての先進せんしんせい疑問ぎもん。むしろ環境かんきょうせいのうなどの外的がいてき要因よういんがなければ、OHC水平すいへい対向たいこうエンジン継続けいぞくしたり、ストラットサスペンション継続けいぞくしたりと、ける限界げんかいまでしんじたみちすす保守ほしゅせいっているとおもう。このメーカー
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86 ななしのよっしん
2021/09/10(金)きん 07:51:53 ID: s3XI7LmtnA
bmwからエンジンとキドニーグリルなくしたらなにのこるねん
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87 ななしのよっしん
2022/02/19(土) 00:26:21 ID: pF1KAmG6EC
言語げんごちがうから気付きづきにくいが、社名しゃめい由来ゆらいダイハツ大差たいさないという事実じじつ
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88 ななしのよっしん
2022/07/14(木)もく 19:43:32 ID: 5IUt4sjdTD
販売はんばい戦略せんりゃくまとにやったんだろうけど1シリーズFRからFFにしたのはちょうかなしいです(´;ωおめが;`)
個人こじんてきにこれをちょうえるハッチバックかった…
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89 ななしのよっしん
2023/04/14(金)きん 21:15:48 ID: wNOtSqCwqk
今更いまさらACCM4 GT3ったけどあつかいやすくてタイムるな
MRいきおいほうまればはやいけどFRらしい素直すなおさでラップまといめやすい
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90 ななしのよっしん
2023/04/27(木)もく 08:29:39 ID: Qx0ByBsamW
今度こんどはここがチャイナリスクこうむはねになったか…
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91 ななしのよっしん
2023/04/27(木)もく 08:46:37 ID: ipztJq9vg6
日本にっぽんでもBMWおなごとされればスシローはま寿司ずし馬鹿ばか投稿とうこうしゃあばれたときみたいにだい炎上えんじょうするだろうな。
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92 ななしのよっしん
2023/04/28(金)きん 19:01:05 ID: HAB3feOanX
>>90
チャイナリスクチャイナマネーは表裏一体ひょうりいったい今回こんかい騒動そうどうかんぜんBMWがわだったし、あまり同情どうじょう出来できないが。
ただ、くばらなかった動機どうきかる。あきらか購入こうにゅうしないだろうひとってきてはこまるから、えらんでくばらなかったのだろう。
中国ちゅうごく展示てんじかいではノベルティ無料むりょう配布はいふする出展しゅってんしゃおおく、それてに展示てんじかい来場らいじょうするひとおおいが、入口いりくちでダフがチケットを安価あんか販売はんばいしていて展示てんじぶつにさほど興味きょうみのないひとノベルティてにせるというのもこの問題もんだい背景はいけいにあるとおもう。
だったら最初さいしょからなにくばらなければいいのだが、今回こんかい騒動そうどう帰結きけつとしてどうなるかな。
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93 ななしのよっしん
2023/12/09(土) 12:36:22 ID: f1jMpCqdRV
多分たぶん公式こうしきだとおもうけど、ブレーキランプが4ついてるくるま広告こうこくてて不安ふあんになる
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94 ななしのよっしん
2024/09/06(金)きん 00:00:57 ID: Vm4MWmiGQM
トヨタ燃料ねんりょう電池でんち協業きょうぎょう
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