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「医療的ケア」2011
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医療いりょうてきケア」2011

医療いりょうてきケア」



2011/09/18 シンポジウム・震災しんさい停電ていでんをどうびたか――福島ふくしま在宅ざいたく難病なんびょう患者かんじゃ人工じんこう呼吸こきゅうユーザー()をまねいて
 於:京都きょうと



特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアの今後こんご対応たいおうについて(通知つうち)(↓)
(23文科ぶんかはつだい1344ごう 平成へいせい23ねん12がつ20日はつか 文部もんぶ科学かがくしょう初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういく局長きょくちょう
 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1314510.htm
べつ添 特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアへの今後こんご対応たいおうについて(↓)
平成へいせい23ねん12がつ20日はつか 文部もんぶ科学かがくしょう
 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/attach/1314530.htm
別紙べっし 特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアへの今後こんご対応たいおうについて(↓)
平成へいせい23ねん12月9にち 特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアの実施じっしかんする検討けんとう会議かいぎ
 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/087/houkoku/1314048.htm



喀痰かくたん吸引きゅういん制度せいどかかわる情報じょうほう文科ぶんかしょううごき(バクバクのかいホームページ)
 http://www.bakubaku.org/kakutan-kyuuin-hourei.html#monkashou

厚生こうせい労働省ろうどうしょう 喀痰かくたん吸引きゅういんとう(たんの吸引きゅういんとう)の制度せいどについて
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/tannokyuuin.html



◆2011/09/02 医療いりょうてきケア関係かんけい業務ぎょうむ施行しこうとうかんする説明せつめいかい資料しりょう
 http://www.kaigoseido.net/i/110902medical-care.pdf → ×
 全国ぜんこく障害しょうがいしゃ介護かいご制度せいど情報じょうほうhttp://www.kaigoseido.net/topF.htm

◆2011/08/19 「社会しゃかい福祉ふくしおよ介護かいご福祉ふくしほう一部いちぶ改正かいせい」にもとづく医療いりょうてきケア関係かんけい業務ぎょうむ施行しこうとうかんする説明せつめいかい開催かいさいについて
 http://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/tannokyuuin01.html
 会議かいぎ資料しりょうhttp://www.mhlw.go.jp/bunya/seikatsuhogo/tannokyuuin/110906-1.html

◆穏土 ちとせ 2011/07/01 東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい障害しょうがいしゃ医療いりょう介護かいごについて――人工じんこう呼吸こきゅうをつけたどもたちとともにあゆ立場たちばから」,『介護かいご保険ほけん情報じょうほう』136(社会しゃかい保険ほけん研究所けんきゅうじょ)

人工じんこう呼吸こきゅうをつけたおやかい<バクバクのかい>→厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじん 2011/04/16 「【東北とうほく関東大震災かんとうだいしんさいにかかわって】いわゆる「医療いりょうてきケア」を必要ひつようとするひとたちへの対応たいおうについて」(要望ようぼう) MS Word

佐藤さとう 浩子ひろこ 2011/03/31 医療いりょうてきケアを必要ひつようとするどもの地域ちいき生活せいかつ支援しえんのありかた――おや自主じしゅグループづくりから考察こうさつする」 『Core Ethics』7 p153.
西田にしだ 美紀みき 2011/03/31 「医療いりょうてきケアが必要ひつよう難病なんびょう単身たんしんしゃ在宅ざいたく生活せいかつ構築こうちく――介護かいごしょくへの医療いりょうてきケア容認ようにん施策しさくけた視点してん」『Core Ethics』7 p223.
長谷川はせがわ ゆい 2011/03/31 家族かぞく支援しえんがない重度じゅうど障害しょうがいしゃ在宅ざいたく移行いこう支援しえん体制たいせい検討けんとう――医療いりょうてきケアをようする単身たんしんのALS患者かんじゃ対象たいしょうとして―」『Core Ethics』7 p249.
山本やまもと すすむ 2011/03/31 独居どっきょALS患者かんじゃ病状びょうじょう進行しんこう過程かていにおけるじゅう生活せいかつ実態じったいしょ課題かだい『Core Ethics』7 p311.
◆2011/01/16掲載けいさい 在宅ざいたくにおける医療いりょうてきケアの現状げんじょう課題かだい
 地域ちいき生活せいかつかんがえる勉強べんきょうかいだいかい(2010/10/23)記録きろく




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特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアの今後こんご対応たいおうについて(通知つうち

http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/1314510.htm

23文科ぶんかはつだい1344ごう
平成へいせい23ねん12がつ20日はつか


かく都道府県とどうふけん教育きょういく委員いいんかい教育きょういくちょう
かく指定してい都市とし教育きょういく委員いいんかい教育きょういくちょう
かく都道府県とどうふけん知事ちじ
附属ふぞく学校がっこうかく国立こくりつ大学だいがく法人ほうじん学長がくちょう
構造こうぞう改革かいかく特別とくべつ区域くいきほうだい12じょうだいこう認定にんていけたかく地方ちほう公共こうきょう団体だんたいなが 殿しんがり

文部もんぶ科学かがくしょう初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういく局長きょくちょう
山中さんちゅう 伸一しんいち


 このたび、「特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアの実施じっしかんする検討けんとう会議かいぎ」において、「特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアへの今後こんご対応たいおうについて」(平成へいせい23ねん12月9にち)がりまとめられました。
 介護かいごサービスの基盤きばん強化きょうかのための介護かいご保険ほけんほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつによる社会しゃかい福祉ふくしおよ介護かいご福祉ふくしほう一部いちぶ改正かいせいともない、平成へいせい24ねん4がつより一定いってい研修けんしゅうけた介護かいご職員しょくいんとう一定いってい条件じょうけんしたにたんの吸引きゅういんとう医療いりょうてきケアができるようになることをけ、これまで実質じっしつてき違法いほうせい阻却のかんがかたもとづいて医療いりょうてきケアを実施じっししてきた特別とくべつ支援しえん学校がっこう教員きょういんについても、制度せいどじょう実施じっしすることが可能かのうとなります。
 ほん報告ほうこくは、しん制度せいどにおいて特別とくべつ支援しえん学校がっこう医療いりょうてきケアをおこなうにたっての基本きほんてきかんがかた体制たいせい整備せいびはかじょう留意りゅういすべきてんや、今回こんかい制度せいど幼稚園ようちえん小学校しょうがっこう中学校ちゅうがっこう高等こうとう学校がっこう中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこうにおいても適用てきようされることを考慮こうりょし、特別とくべつ支援しえん学校がっこうでの実施じっし経験けいけんとうまえ、小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて医療いりょうてきケアを実施じっしするさい留意りゅういすべきてんとうについてりまとめられたものです。
 文部もんぶ科学かがくしょうにおいてはほん報告ほうこくけ、今後こんご特別とくべつ支援しえん学校がっこうおよ小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて、しん制度せいど効果こうかてき活用かつようし、医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう健康けんこう安全あんぜん確保かくほするにたり留意りゅういすべきてんとうについてべつ添のとおり整理せいりいたしました。
 関係かんけい各位かくいにおかれましては、その趣旨しゅし十分じゅうぶん理解りかいうえ適切てきせつ対応たいおうをおねがいするとともに、かく都道府県とどうふけん教育きょういく委員いいんかいにおかれては所管しょかん学校がっこうおよ域内いきない市町村しちょうそん教育きょういく委員いいんかいたいして、かく指定してい都市とし教育きょういく委員いいんかいにおかれては所管しょかん学校がっこうたいして、かく都道府県とどうふけん知事ちじおよ構造こうぞう改革かいかく特別とくべつ区域くいきほうだい12じょうだい1こう認定にんていけたかく地方ちほう公共こうきょう団体だんたいちょうにおかれては所轄しょかつ学校がっこうおよ学校がっこう法人ほうじんとうたいして、かく国立こくりつだい学長がくちょうにおかれては附属ふぞく学校がっこうたいして周知しゅうちはかるようおねがいします。
 なお、どう検討けんとうかい報告ほうこくしょについては別紙べっしのとおりであり、文部もんぶ科学かがくしょうのホームページに掲載けいさいされておりますこともあわせてもうえます。

本件ほんけん連絡れんらくさき
文部もんぶ科学かがくしょう初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういくきょく特別とくべつ支援しえん教育きょういく振興しんこうがかり
TEL03−5253−4111(内線ないせん3192)
FAX03−6734−3737




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べつ添 特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアへの今後こんご対応たいおうについて

http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/attach/1314530.htm

文部もんぶ科学かがくしょう
平成へいせい23ねん12がつ20日はつか


1.はじめに

 介護かいごサービスの基盤きばん強化きょうかのための介護かいご保険ほけんほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつによる社会しゃかい福祉ふくしおよ介護かいご福祉ふくしほう一部いちぶ改正かいせいともない、平成へいせい24ねん4がつより一定いってい研修けんしゅうけた介護かいご職員しょくいんとう一定いってい条件じょうけんしたにたんの吸引きゅういんとう医療いりょうてきケアができるようになることをけ、これまで実質じっしつてき違法いほうせい阻却のかんがかたもとづいて医療いりょうてきケアを実施じっししてきた特別とくべつ支援しえん学校がっこう教員きょういんについても、制度せいどじょう実施じっしすることが可能かのうとなる。
 文部もんぶ科学かがくしょうにおいては、

1.対象たいしょうとなる幼児ようじ児童じどう生徒せいと以下いか児童じどう生徒せいととう」という。)の実態じったい特別とくべつ支援しえん学校がっこう実施じっし経験けいけんとうまえ、しん制度せいどにおいて特別とくべつ支援しえん学校がっこう医療いりょうてきケアをおこなうにたっての基本きほんてきかんがかた体制たいせい整備せいびはかじょう留意りゅういすべきてん
2.今回こんかい制度せいど幼稚園ようちえん小学校しょうがっこう中学校ちゅうがっこう高等こうとう学校がっこう中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう以下いか小中学校しょうちゅうがっこうとう」という。)においても適用てきようされることを考慮こうりょし、特別とくべつ支援しえん学校がっこうでの実施じっし経験けいけんとうまえ、小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて医療いりょうてきケアを実施じっしするさい留意りゅういすべきてん

などについて整理せいりおこなうべく、本年ほんねん10がつに「特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアの実施じっしかんする検討けんとう会議かいぎ」(初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういく局長きょくちょう決定けってい)を設置せっちし、有識者ゆうしきしゃによる議論ぎろんおこなわれた。
 今般こんぱん当該とうがい検討けんとう会議かいぎにおいて報告ほうこくしょりまとめられたことをけ、文部もんぶ科学かがくしょうとして、今後こんご特別とくべつ支援しえん学校がっこうおよ小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて、しん制度せいど効果こうかてき活用かつようし、医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう健康けんこう安全あんぜん確保かくほするにたり留意りゅういすべきてんとうについて、以下いかのように整理せいりした。

2.制度せいど改正かいせい概要がいよう

 今般こんぱん改正かいせいにより、一定いってい研修けんしゅうけたもの一定いってい条件じょうけんしたにたんの吸引きゅういんとう実施じっしできる制度せいどとなる。制度せいど改正かいせい概要がいよう以下いかのとおり。

(1)特定とくてい行為こうい実施じっしできる行為こうい) 

口腔こうくうない喀痰かくたん吸引きゅういん 
鼻腔びこうない喀痰かくたん吸引きゅういん
気管きかんカニューレ内部ないぶ喀痰かくたん吸引きゅういん
ろうまたちょうろうによるけいかん栄養えいよう
けいはなけいかん栄養えいよう

(2)登録とうろく研修けんしゅう機関きかん

特定とくてい行為こういかんする研修けんしゅうおこな機関きかん都道府県とどうふけん知事ちじ登録とうろく
研修けんしゅう修了しゅうりょうしたもの研修けんしゅう修了しゅうりょう証明しょうめいしょ交付こうふ
登録とうろく研修けんしゅう機関きかんは、基本きほん研修けんしゅう講義こうぎ演習えんしゅう)、実地じっち研修けんしゅう対象たいしょうしゃたいして実施じっしする研修けんしゅう)を実施じっし

(3)登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃ 

みずからの事業じぎょう一環いっかんとして、特定とくてい行為こうい吸引きゅういんとうおこなおうとするものは、事業じぎょうしょごとに都道府県とどうふけん知事ちじ登録とうろく
登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃは、医師いし看護かんご職員しょくいんとう医療いりょう関係かんけいしゃとの連携れんけい確保かくほ必要ひつよう

(4)認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ

登録とうろく研修けんしゅう機関きかんでの研修けんしゅう修了しゅうりょうしたことを都道府県とどうふけん知事ちじ認定にんていされたもの教員きょういんかぎらない)は、登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃにおいて特定とくてい行為こうい実施じっし可能かのう

 なお、以下いか特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケア」および「特別とくべつ支援しえん学校がっこう以外いがい学校がっこうにおける医療いりょうてきケア」とは、「特定とくてい行為こういおよび「特定とくてい行為こうい以外いがい学校がっこうおこなわれている行為こういす。

3.特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケア

1.特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケアの基本きほんてきかんがかた

(1)特別とくべつ支援しえん学校がっこう医療いりょうてきケアをおこな場合ばあいには、医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおう看護かんごおよじゅん看護かんご以下いか看護かんごとう」という。)の適切てきせつ配置はいちおこなうとともに、看護かんごとう中心ちゅうしん教員きょういんやそれ以外いがいもの以下いか教員きょういんとう」という。)が連携れんけい協力きょうりょくして特定とくてい行為こういたること。なお、児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおうじ、かならずしも看護かんごとう直接ちょくせつ特定とくてい行為こういおこな必要ひつようがない場合ばあいであっても、看護かんごとうによる定期ていきてき巡回じゅんかい医師いしとうといつでも相談そうだんできる体制たいせい整備せいびするなど医療いりょう安全あんぜん確保かくほするための十分じゅうぶん措置そちこうじること。
(2)特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとなるものは、医療いりょう安全あんぜん確実かくじつ確保かくほするために、対象たいしょうとなる児童じどう生徒せいととう障害しょうがい状態じょうたい行動こうどう特性とくせい把握はあくし、信頼しんらい関係かんけいきずかれている必要ひつようがあることから、特定とくてい児童じどう生徒せいととうとの関係かんけいせい十分じゅうぶんある教員きょういんのぞましいこと。また、教員きょういん以外いがいものについて、たとえば介助かいじょいんとう介護かいご職員しょくいんについても、上記じょうきのような特定とくてい児童じどう生徒せいととうとの関係かんけいせい十分じゅうぶんみとめられる場合ばあいには、これらのもの担当たんとうすることもかんがえられること。
(3)教育きょういく委員いいんかい総括そうかつてき管理かんり体制たいせいしたに、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて学校がっこうちょう中心ちゅうしん組織そしきてき体制たいせい整備せいびすること。また、医師いしとう保護ほごしゃとうとの連携れんけい協力きょうりょくした体制たいせい整備せいびはかること。

2.実施じっし体制たいせい整備せいび

 特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて教員きょういんとう特定とくてい行為こういおこな場合ばあいには、以下いかのような体制たいせい整備せいび必要ひつようであること。

(1)都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかいにおける体制たいせい整備せいび

1.都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかいは、特別とくべつ支援しえん学校がっこう登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃとして、特定とくてい行為こうい適切てきせつ実施じっしされるよう、看護かんごとう配置はいち特別とくべつ支援しえん学校がっこう医師いしおよ医療いりょう機関きかん連携れんけい協力きょうりょく教員きょういんとう認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ養成ようせい看護かんごとう認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとの連携れんけいおよ役割やくわり分担ぶんたん医療いりょう安全あんぜんかんする指針ししん提示ていじ(ヒヤリ・ハットとう事例じれい蓄積ちくせきおよ分析ぶんせきふくむ)など総括そうかつてき管理かんりする体制たいせい整備せいびすること。
 また、看護かんごとう配置はいちするにたっては、かく都道府県とどうふけんとうにおいて指導しどうてき立場たちばとなる看護かんご指名しめいしたり、これらのもの当該とうがい学校がっこうにおける実地じっち研修けんしゅう指導しどう担当たんとうしたりすることもかんがえられること。
2.総括そうかつてき管理かんり体制たいせい構築こうちくするにたっては、特定とくてい行為こうい行為こういであることをまえ、医師いしとう関与かんよすること。この場合ばあいには、これまで設置せっちされてきた医師いしとう学校がっこうふく学校がっこう関係かんけいしゃ有識者ゆうしきしゃとうによる医療いりょうてきケア運営うんえい協議きょうぎかいとう組織そしき活用かつようすること。
3.特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケア体制たいせいをバックアップするため、都道府県とどうふけんとうレベルで医療いりょう機関きかん保健所ほけんじょ消防署しょうぼうしょとう地域ちいき関係かんけい機関きかんとの連絡れんらく体制たいせい構築こうちくすることがのぞましいこと。

(2)認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ養成ようせい

1.特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとなるものは、学校がっこうにおいては児童じどう生徒せいととう教育きょういく活動かつどうをその本務ほんむとすること、教員きょういんとう実施じっしするのは特定とくてい児童じどう生徒せいととう特定とくてい行為こういかぎられるものであることとうまえ、社会しゃかい福祉ふくしおよ介護かいご福祉ふくしほう施行しこう規則きそく附則ふそくだい13じょうにおけるだい3ごう研修けんしゅう修了しゅうりょう前提ぜんていとすること。
2.認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ認定にんていしょう交付こうふけた教員きょういんとうが、特定とくてい行為こういおこな場合ばあいまた児童じどう生徒せいととう担当たんとうする場合ばあいには、その都度つど登録とうろく研修けんしゅう機関きかんにおいて実地じっち研修けんしゅうおこなうこと。
3.認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ認定にんていしょう交付こうふけた教員きょういんとうが、特定とくてい行為こうい休職きゅうしょくとう一定いってい期間きかんおこなわなかった場合ばあいには、認定にんていけた特定とくてい児童じどう生徒せいとつづ特定とくてい行為こういおこな場合ばあいであっても、当該とうがい教員きょういんとう再度さいど安全あんぜん特定とくてい行為こうい実施じっしできるよう、必要ひつようおうじて学校がっこう現場げんば実技じつぎ指導しどうとう実践じっせんてき研修けんしゅうおこなうこと。

(3)研修けんしゅう機会きかい提供ていきょう

1.教員きょういんとう認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとして養成ようせいするにたっては、都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかい登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとなることがかんがえられること。この場合ばあい教職員きょうしょくいん人事じんじ異動いどう学年がくねん始業しぎょう終業しゅうぎょう長期ちょうき休業きゅうぎょうとう考慮こうりょした研修けんしゅう開設かいせつや、実施じっし形態けいたい工夫くふうはか観点かんてんから、たとえば対象たいしょう児童じどう生徒せいととう在籍ざいせきする特別とくべつ支援しえん学校がっこう実地じっち研修けんしゅう実施じっし場所ばしょとして委託いたくし、配置はいちされた看護かんごなかから実地じっち研修けんしゅう指導しどうにあたる看護かんご指名しめいするなど、効率こうりつてき研修けんしゅうかた検討けんとうすること。また、かく特別とくべつ支援しえん学校がっこう体制たいせい整備せいび状況じょうきょうによっては、登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとなる教育きょういく委員いいんかいが、あらかじめ特別とくべつ支援しえん学校がっこう基本きほん研修けんしゅう実施じっし場所ばしょとすることを、登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとしての業務ぎょうむ規程きてい位置付いちづけること。
 なお、かく特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいても、対象たいしょう教員きょういん研修けんしゅうについては、当該とうがい教員きょういん授業じゅぎょう支障ししょうがないよう研修けんしゅう機会きかい設定せっていするなど、計画けいかくてき受講じゅこう可能かのうとする校内こうない協力きょうりょく体制たいせい確保かくほについて留意りゅういすること。
2.都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかい登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとなって特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ養成ようせいする場合ばあいには、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける児童じどう生徒せいととう心身しんしん状況じょうきょう学校がっこう生活せいかつまえた研修けんしゅう内容ないようとすること。

(4)登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃかく特別とくべつ支援しえん学校がっこう)における体制たいせい整備せいび

1.安全あんぜん確保かくほ

1)看護かんごとうとの連携れんけい特定とくてい行為こうい実施じっし内容ないようとう記載きさいした計画けいかくしょ報告ほうこくしょ危機きき管理かんりへの対応たいおうふくんだ個別こべつマニュアルの作成さくせいなど、法令ほうれいとうさだめられた安全あんぜん確保かくほ措置そちについて十分じゅうぶん対策たいさくこうじること。
2)特定とくてい行為こうい実施じっしする場合ばあいには、対象たいしょうしゃ特定とくてい行為こうい明示めいじした主治医しゅじいとうからの指示しじしょ必要ひつようであるが、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける実施じっしたっては、学校がっこう保健ほけん立場たちばから学校がっこう医療いりょう安全あんぜん確保かくほする立場たちばから主治医しゅじい了承りょうしょうした指導しどうおこな医師いし以下いか指導しどう」という。)に指導しどうもとめること。
3)特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて学校がっこうちょう中心ちゅうしんにした組織そしきてき体制たいせい整備せいびするにたっては、安全あんぜん委員いいんかいがその役割やくわりたすこととなるが、当該とうがい委員いいんかい設置せっち運営うんえいとうたっては、学校がっこうまた指導しどう指導しどうもとめること。

2.保護ほごしゃとの関係かんけい

1)看護かんごとうおよ教員きょういんとうによる対応たいおうたっては、保護ほごしゃから、特定とくてい行為こうい実施じっしについての学校がっこうへの依頼いらい当該とうがい学校がっこう実施じっしすることの同意どういについて、書面しょめん提出ていしゅつさせること。なお、保護ほごしゃ書面しょめんによる提出ていしゅつおこなうにたっては、看護かんごとうおよ教員きょういんとう対応たいおう能力のうりょくにはかぎりがあることや、児童じどう生徒せいととう健康けんこう状態じょうたいすぐれない場合ばあい無理むり登校とうこう適当てきとうでないこととうについて、学校がっこう保護ほごしゃたいして十分じゅうぶん説明せつめいうえ保護ほごしゃがこのてんについて認識にんしきし、相互そうご連携れんけい協力きょうりょくすることが必要ひつようであること。
2)健康けんこう状態じょうたいについて十分じゅうぶん把握はあくできるよう、事前じぜん保護ほごしゃから対象たいしょうとなる児童じどう生徒せいととうかんする病状びょうじょうについての説明せつめいけておくこと。
3)対象たいしょうとなる児童じどう生徒せいととう病状びょうじょうについて、当該とうがい児童じどう生徒せいととう登校とうこうするには、連絡れんらくちょうとうにより、保護ほごしゃとのあいだ十分じゅうぶん連絡れんらくうこと。
4)登校とうこう健康けんこう状態じょうたい異常いじょうみとめられた場合ばあい保護ほごしゃすみやかに連絡れんらくをとり、対応たいおうについて相談そうだんすること。

(5)特定とくてい行為こうい実施じっしする場所ばしょ

1.特別とくべつ支援しえん学校がっこう特定とくてい行為こうい教員きょういんとうおこなうのは、児童じどう生徒せいととう教育きょういく活動かつどうおこなうためであることをまえ、始業しぎょうから終業しゅうぎょうまでの教育きょういく課程かていないにおける実施じっし基本きほんとすること。また、遠足えんそく社会しゃかい見学けんがくなどの校外こうがい学習がくしゅうにおける実施じっしたっては、校内こうないにおける実施じっし比較ひかくしてリスクがおおきいことから、看護かんごとう対応たいおう基本きほんとすること。なお、個々ここ児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおうじて看護かんごとう以外いがいものによる対応たいおう可能かのう判断はんだんされる場合ばあいには、医療いりょう機関きかんとうとの連携れんけい協力きょうりょく体制たいせい緊急きんきゅう対応たいおう十分じゅうぶん確認かくにんうえ教員きょういんとうによる対応たいおうかんがえられること。
2.スクールバスの送迎そうげいにおいて、乗車じょうしゃちゅう喀痰かくたん吸引きゅういん必要ひつようになる場合ばあいには、日常にちじょうとはことなる場所ばしょでの対応たいおうとなり、移動いどうちゅう対応たいおう危険きけんせいたかいことなどから、看護かんごとうによる対応たいおう必要ひつようであるとともに、看護かんごとう対応たいおうする場合ばあいであっても慎重しんちょう対応たいおうすること。

(6)特定とくてい行為こうい実施じっしするじょうでの留意りゅういてん

 特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて特定とくてい行為こういおこな場合ばあい実施じっし体制たいせい整備せいびについては、上記じょうき(1)から(5)にしめしたとおりであるが、特別とくべつ支援しえん学校がっこう児童じどう生徒せいととう特性とくせいと、特定とくてい行為こうい教育きょういく活動かつどうにおいておこなわれるものであることを考慮こうりょして、つぎてん留意りゅういして実施じっしすること。

1.かく特定とくてい行為こうい留意りゅういてん

1)喀痰かくたん吸引きゅういん
a)喀痰かくたん吸引きゅういん実施じっしする場合ばあいには、対象たいしょうしゃ日常にちじょう生活せいかつささえる介護かいご一環いっかんとして必要ひつようとされる行為こういのみを医師いし指示しじもとづきおこなうものであり、安全あんぜんせい確保かくほ観点かんてんから、口腔こうくうないおよ鼻腔びこうない喀痰かくたん吸引きゅういんについては、咽頭いんとう手前てまえまでを限度げんどとすること。なお、咽頭いんとう手前てまえまでの判断はんだん教員きょういんとうおこなうことは困難こんなんともなうこと、咽頭いんとう手前てまえであっても喀痰かくたん吸引きゅういん実施じっしには個人こじんがあることから、主治医しゅじいまた指導しどう指示しじにより挿入そうにゅうするチューブのながさをめることが必要ひつようであること。
b)気管きかんカニューレない喀痰かくたん吸引きゅういんについては、カニューレよりおく吸引きゅういんは、気管きかん粘膜ねんまく損傷そんしょう出血しゅっけつなどの危険きけんせいがあることなどから、気管きかんカニューレないかぎること。また、この場合ばあいにおいては、滅菌めっきんされた吸引きゅういんカテーテルを使用しようするなど手技しゅぎ注意ちゅういてんについて十分じゅうぶん理解りかいしておく必要ひつようがあること。

2)けいかん栄養えいよう
a)けいかん栄養えいよう実施じっしする場合ばあいには、特別とくべつ支援しえん学校がっこう児童じどう生徒せいととう身体しんたい活動かつどう活発かっぱつであり、教育きょういく活動かつどうにおいて姿勢しせいえることや移動いどうすることがおおくなることから、上記じょうき1)a)と同様どうよう観点かんてんって、ろう・ちょうろうの状態じょうたい問題もんだいがないことおよはなからのけいかん栄養えいようのチューブが正確せいかくなか挿入そうにゅうされていることの確認かくにんは、看護かんごとうおこなうこと。
b)とくはなからのけいかん栄養えいよう場合ばあい栄養えいようチューブが正確せいかくなか挿入そうにゅうされていることの確認かくにんは、判断はんだんあやまれば重大じゅうだい事故じこにつながる危険きけんせいがあることから、看護かんごとう個々ここ児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおうじて、必要ひつよう頻度ひんどでチューブの位置いち確認かくにんおこなうことがもとめられること。

2.実施じっしかか手順てじゅん記録きろくとう整備せいびかんする留意りゅういてん

1)教員きょういんとう特定とくてい行為こういおこな場合ばあいには、認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとしての認定にんていけている必要ひつようがあることや、その認定にんてい範囲はんいない特定とくてい行為こういおこなうこと、医師いし指示しじけていることなど、法令ほうれいとうさだめられた手続てつづきておくこと。
2)保護ほごしゃは、児童じどう生徒せいととう登校とうこうするには、その当該とうがい児童じどう生徒せいととう健康けんこう状態じょうたいおよ特定とくてい行為こうい実施じっし必要ひつよう情報じょうほう連絡れんらくちょうとう記載きさいし、当該とうがい児童じどう生徒せいととうたせること。
3)教員きょういんとうは、2)の連絡れんらくちょうとう当該とうがい児童じどう生徒せいととう登校とうこう確認かくにんすること。連絡れんらくちょうとう保護ほごしゃから健康けんこう状態じょうたい異常いじょうがあると記載きさいされている場合ばあいは、特定とくてい行為こういおこなまえ看護かんごとう相談そうだんすること。
4)教員きょういんとうは、個別こべつマニュアルにそくして特定とくてい行為こうい実施じっしするとともに、実施じっしさいとく気付きづいたてん連絡れんらくちょうとう記録きろくすること。
5)主治医しゅじいまた指導しどう定期ていきてき報告ほうこくをするため、特定とくてい行為こうい記録きろく整備せいびすること。
6)特定とくてい行為こうい実施じっしちゅうまんいち異常いじょうがあればただちに中止ちゅうしし、看護かんごとう支援しえんもとめるとともに、個別こべつマニュアルにそくして保護ほごしゃおよ主治医しゅじいとうへの連絡れんらく必要ひつよう応急おうきゅう措置そちをとること。

4.特別とくべつ支援しえん学校がっこう以外いがい学校がっこうにおける医療いりょうてきケア

 小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて医療いりょうてきケアを実施じっしする場合ばあいには、つぎのような体制たいせい整備せいび必要ひつようであること。

(1)小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいては、3.2.(4)2.にあるような学校がっこう保護ほごしゃとの連携れんけい協力きょうりょく前提ぜんていに、原則げんそくとして看護かんごとう配置はいちまた活用かつようしながら、しゅとして看護かんごとう医療いりょうてきケアにたり、教員きょういんとうがバックアップする体制たいせいのぞましいこと。
(2)児童じどう生徒せいととう必要ひつようとする特定とくてい行為こうい軽微けいびなものでかつ実施じっし頻度ひんどすくない場合ばあいには、介助かいじょいんとう介護かいご職員しょくいんについて、主治医しゅじいとう意見いけんまえつつ、特定とくてい児童じどう生徒せいととうとの関係かんけいせい十分じゅうぶんみとめられたうえで、そのもの特定とくてい行為こうい実施じっし看護かんごとう巡回じゅんかいする体制たいせいかんがえられること。
(3)教育きょういく委員いいんかい総括そうかつてき管理かんり体制たいせいしたに、かく学校がっこうにおいて学校がっこうちょう中心ちゅうしん組織そしきてき体制たいせい整備せいびすること。また、医師いしとう保護ほごしゃとうとの連携れんけい協力きょうりょくした体制たいせい整備せいびはかること。

5.特定とくてい行為こうい以外いがい行為こうい

 特定とくてい行為こうい以外いがい行為こういについては、教育きょういく委員いいんかい指導しどうしたに、基本きほんてき個々ここ学校がっこうにおいて、個々ここ児童じどう生徒せいととう状態じょうたいらしてその安全あんぜんせい考慮こうりょしながら、対応たいおう可能かのうせい検討けんとうすること。そのさいには主治医しゅじいまた指導しどう学校がっこう学校がっこう配置はいち看護かんごとうふく学校がっこう関係かんけいしゃにおいて慎重しんちょう判断はんだんすること。
わせさき
初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういくきょく特別とくべつ支援しえん教育きょういく

初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういくきょく特別とくべつ支援しえん教育きょういく



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別紙べっし 特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアへの今後こんご対応たいおうについて

http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/087/houkoku/1314048.htm

平成へいせい23ねん12月9にち
特別とくべつ支援しえん学校がっこうとうにおける医療いりょうてきケアの実施じっしかんする検討けんとう会議かいぎ


1.はじめに

 介護かいごサービスの基盤きばん強化きょうかのための介護かいご保険ほけんほうとう一部いちぶ改正かいせいする法律ほうりつによる社会しゃかい福祉ふくしおよ介護かいご福祉ふくしほう一部いちぶ改正かいせいともない、平成へいせい24ねん4がつより一定いってい研修けんしゅうけた介護かいご職員しょくいんとう一定いってい条件じょうけんしたにたんの吸引きゅういんとう医療いりょうてきケアができるようになることをけ、これまで実質じっしつてき違法いほうせい阻却のかんがかたもとづいて医療いりょうてきケアを実施じっししてきた特別とくべつ支援しえん学校がっこう教員きょういんについても、制度せいどじょう実施じっしすることが可能かのうとなる。
 ほん検討けんとう会議かいぎは、これまでの特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケアの実施じっし体制たいせいを、しん制度せいどした円滑えんかつ移行いこうさせ、安全あんぜんかつ適切てきせつ医療いりょうてきケアを提供ていきょうすることを目的もくてきに、対象たいしょうとなる幼児ようじ児童じどう生徒せいと以下いか児童じどう生徒せいととう」という。)の実態じったい特別とくべつ支援しえん学校がっこう実施じっし経験けいけんとうまえ、しん制度せいどにおいて特別とくべつ支援しえん学校がっこう医療いりょうてきケアをおこなうにたっての基本きほんてきかんがかた体制たいせい整備せいびはかじょう留意りゅういすべきてんなどについて整理せいりおこなった。また、今回こんかい制度せいど幼稚園ようちえん小学校しょうがっこう中学校ちゅうがっこう高等こうとう学校がっこう中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう以下いか小中学校しょうちゅうがっこうとう」という。)においても適用てきようされることを考慮こうりょし、特別とくべつ支援しえん学校がっこうでの実施じっし経験けいけんとうまえ、小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて医療いりょうてきケアを実施じっしするさい留意りゅういすべきてんについてもしめした。
 ほん検討けんとう会議かいぎとしては、今後こんご特別とくべつ支援しえん学校がっこうおよ小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて、しん制度せいど効果こうかてき活用かつようし、医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう健康けんこう安全あんぜん確保かくほしつつ、障害しょうがいのある児童じどう生徒せいととう自立じりつ社会しゃかい参加さんかけた教育きょういく一層いっそう充実じゅうじつすることを期待きたいするものである。

2.これまでの経緯けいい制度せいど改正かいせい概要がいよう

1.これまでの経緯けいい

 たんの吸引きゅういんけいかん栄養えいようは「行為こうい」と整理せいりされており、医師いしまた看護かんごなどの免許めんきょたないもの反復はんぷく継続けいぞくする意思いしをもっておこなうことは法律ほうりつじょう禁止きんしされてきた一方いっぽうで、医療いりょう技術ぎじゅつ進歩しんぽ在宅ざいたく医療いりょう普及ふきゅう背景はいけいに、当時とうじめくらろう養護ようご学校がっこう在籍ざいせきしゃなかにも医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう増加ぞうかしてきた。
 このような状況じょうきょうたいし、文部もんぶ科学かがくしょうでは、厚生こうせい労働省ろうどうしょうかく都道府県とどうふけん教育きょういく委員いいんかい協力きょうりょくて、平成へいせい10年度ねんどから調査ちょうさ研究けんきゅうおよびモデル事業じぎょう実施じっしし、めくらろう養護ようご学校がっこうにおける医療いりょうニーズのたか児童じどう生徒せいととうたいする教育きょういく医療いりょう提供ていきょう体制たいせいかたさぐってきた。モデル事業じぎょうにおいては、教員きょういんがどこまでの行為こういおこない、看護かんご教員きょういんがどのように連携れんけいすべきかといったてんについて検討けんとうおこなわれてきた。その結果けっか看護かんご常駐じょうちゅうし、看護かんご具体ぐたいてき指示しじした教員きょういん一部いちぶ行為こういおこな方式ほうしきにおいては、医療いりょう安全あんぜん確保かくほされるほか、授業じゅぎょう継続けいぞくせい確保かくほ登校とうこう日数にっすう増加ぞうか児童じどう生徒せいととう教員きょういん信頼しんらい関係かんけい向上こうじょうとう意義いぎ観察かんさつされた。また、保護ほごしゃ安心あんしんして児童じどう生徒せいととう学校がっこうかよわせることができるようになるなど、保護ほごしゃ負担ふたん軽減けいげん効果こうか観察かんさつされた。
 こうしたモデル事業じぎょう成果せいかけ、平成へいせい16ねんには、厚生こうせい労働省ろうどうしょうの「在宅ざいたくおよ養護ようご学校がっこうにおける日常にちじょうてき医療いりょう医学いがくてき法律ほうりつがくてき整理せいりかんする研究けんきゅう平成へいせい16年度ねんど厚生こうせい労働ろうどう科学かがく研究けんきゅう補助ほじょ事業じぎょう)」において検討けんとう整理せいりおこない、その報告ほうこくけ、厚生こうせい労働省ろうどうしょうが「めくらろう養護ようご学校がっこうにおけるたんの吸引きゅういんとう取扱とりあつかいについて」(平成へいせい16ねん10がつ20にちせいはつだい1020008ごう厚生こうせい労働省ろうどうしょう政局せいきょくちょう通知つうち)を発出はっしゅつした。当該とうがい通知つうちにおいては、看護かんご常駐じょうちゅうすること、必要ひつよう研修けんしゅうけることとう条件じょうけんとし、実質じっしつてき違法いほうせい阻却のかんがかたもとづいて特別とくべつ支援しえん学校がっこう教員きょういんがたんの吸引きゅういんけいかん栄養えいようおこなうことは「やむをない」とするかんがかたしめされた。
 これ以後いご特別とくべつ支援しえん学校がっこうでは看護かんご中心ちゅうしんとしつつ、教員きょういん看護かんご連携れんけいによる実施じっし体制たいせい整備せいび急速きゅうそくすすんできた。平成へいせい22ねん5がつ調査ちょうさによると、公立こうりつ特別とくべつ支援しえん学校がっこうには、医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととうが7,306めいぜん在籍ざいせきしゃの6.3%、文部もんぶ科学かがくしょう特別とくべつ支援しえん教育きょういく調しらべ。)在籍ざいせきしているが、これらの児童じどう生徒せいととう医療いりょうてきケアに対応たいおうするため1,050めい看護かんご配置はいちされるとともに、3,772めい教員きょういん看護かんご連携れんけいしながら対応たいおうしている状況じょうきょうである。

2.制度せいど改正かいせい概要がいよう

 今般こんぱん改正かいせいにより、一定いってい研修けんしゅうけたもの一定いってい条件じょうけんしたにたんの吸引きゅういんとう実施じっしできる制度せいどとなる。制度せいど改正かいせい概要がいよう以下いかのとおり。
(1)特定とくてい行為こうい実施じっしできる行為こうい

口腔こうくうない喀痰かくたん吸引きゅういん
鼻腔びこうない喀痰かくたん吸引きゅういん
気管きかんカニューレ内部ないぶ喀痰かくたん吸引きゅういん
ろうまたちょうろうによるけいかん栄養えいよう
けいはなけいかん栄養えいよう

(2)登録とうろく研修けんしゅう機関きかん

特定とくてい行為こういかんする研修けんしゅうおこな機関きかん都道府県とどうふけん知事ちじ登録とうろく
研修けんしゅう修了しゅうりょうしたもの研修けんしゅう修了しゅうりょう証明しょうめいしょ交付こうふ
登録とうろく研修けんしゅう機関きかんは、基本きほん研修けんしゅう講義こうぎ演習えんしゅう)、実地じっち研修けんしゅう対象たいしょうしゃたいして実施じっしする研修けんしゅう)を実施じっし

(3)登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃ

みずからの事業じぎょう一環いっかんとして、特定とくてい行為こうい吸引きゅういんとうおこなおうとするものは、事業じぎょうしょごとに都道府県とどうふけん知事ちじ登録とうろく
登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃは、医師いし看護かんご職員しょくいんとう医療いりょう関係かんけいしゃとの連携れんけい確保かくほ必要ひつよう

(4)認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ

登録とうろく研修けんしゅう機関きかんでの研修けんしゅう修了しゅうりょうしたことを都道府県とどうふけん知事ちじ認定にんていされたもの教員きょういんかぎらない)は、登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃにおいて特定とくてい行為こうい実施じっし可能かのう

  なお、以下いか特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケア」および「特別とくべつ支援しえん学校がっこう以外いがい学校がっこうにおける医療いりょうてきケア」とは、「特定とくてい行為こういおよび「特定とくてい行為こうい以外いがい学校がっこうおこなわれている行為こういす。

3.特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケア

1.特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケアの基本きほんてきかんがかた

 特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおけるこれまでの医療いりょうてきケアは、看護かんごおよじゅん看護かんご以下いか看護かんごとう」という。)を中心ちゅうしんとしながら教員きょういん看護かんごとう連携れんけい協力きょうりょくすることによっておこなわれてきた。医療いりょうてきケアを実施じっしする場合ばあいには、看護かんごとう常駐じょうちゅうし、教員きょういん看護かんごとう具体ぐたいてき指導しどうしたってきた。また、特別とくべつ支援しえん学校がっこう所管しょかんする教育きょういく委員いいんかい域内いきない学校がっこう総括そうかつてき管理かんりする体制たいせい構築こうちくするとともに、医師いし看護かんごその医療いりょう関係かんけいしゃ以下いか医師いしとう」という。)とのバックアップ体制たいせい整備せいびはかってきた。こうした対応たいおうにより医療いりょう安全あんぜん確保かくほされるとともに教育きょういくめん成果せいか確認かくにんされ、保護ほごしゃ心理しんりてき身体しんたいてき負担ふたん軽減けいげんされてきている。
 特別とくべつ支援しえん学校がっこう在籍ざいせきする児童じどう生徒せいととう医療いりょうてきケアは、そもそも医師いし看護かんごとうでなければ対応たいおうできない行為こういおおい。特別とくべつ支援しえん学校がっこう医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととうは、障害しょうがい重度じゅうどでかつ重複じゅうふくしており医療いりょうてきケアの実施じっし健康けんこう状態じょうたい管理かんり特別とくべつ配慮はいりょようするものおおい。そのため教員きょういんがたんの吸引きゅういんけいかん栄養えいよう実施じっしするにたっても、看護かんごとうがいつでも対応たいおうできる環境かんきょう必要ひつようとしてきた。また、最近さいきん傾向けいこうとして、児童じどう生徒せいととうたいする医療いりょうてきケアの内容ないようが、より熟練じゅくれんよう複雑ふくざつしている状況じょうきょうにある。
 こうしたことから、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて医療いりょうてきケアを安全あんぜん実施じっしするためには、児童じどう生徒せいととう状態じょうたいによっていち定数ていすう看護かんごとう配置はいち適切てきせつおこなわれることが重要じゅうようである。
 また、しん制度せいどにおいては、けいかん栄養えいようおこなさいのチューブ確認かくにんとうつづ看護かんごとうおこなうものとされ、教員きょういんやそれ以外いがいもの以下いか教員きょういんとう」という。)が特定とくてい行為こういおこなうにたっては看護かんごとうとの定期ていきてき連携れんけいもとめられていることから、しん制度せいどにおいて教員きょういんとう特定とくてい行為こういおこなうにたっても看護かんごとう関与かんよもとめられる。
 以上いじょうのような特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケア実施じっし経緯けいい対象たいしょうとする児童じどう生徒せいととう実態じったいしん制度せいどにおいて必要ひつようとされる看護かんごとうとの連携れんけい協力きょうりょくまえれば、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて医療いりょうてきケアを実施じっしするさいには、つぎのような体制たいせい必要ひつようであるとかんがえる。
(1)特別とくべつ支援しえん学校がっこう医療いりょうてきケアをおこな場合ばあいには、医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおう看護かんごとう適切てきせつ配置はいちおこなうとともに、看護かんごとう中心ちゅうしん教員きょういんとう連携れんけい協力きょうりょくして特定とくてい行為こういたること。なお、児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおうじ、かならずしも看護かんごとう直接ちょくせつ特定とくてい行為こういおこな必要ひつようがない場合ばあいであっても、看護かんごとうによる定期ていきてき巡回じゅんかい医師いしとうといつでも相談そうだんできる体制たいせい整備せいびするなど医療いりょう安全あんぜん確保かくほするための十分じゅうぶん措置そちこうじること。
(2)特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとなるものは、医療いりょう安全あんぜん確実かくじつ確保かくほするために、対象たいしょうとなる児童じどう生徒せいととう障害しょうがい状態じょうたい行動こうどう特性とくせい把握はあくし、信頼しんらい関係かんけいきずかれている必要ひつようがあることから、特定とくてい児童じどう生徒せいととうとの関係かんけいせい十分じゅうぶんある教員きょういんのぞましいこと。また、教員きょういん以外いがいものについて、たとえば介助かいじょいんとう介護かいご職員しょくいんについても、上記じょうきのような特定とくてい児童じどう生徒せいととうとの関係かんけいせい十分じゅうぶんみとめられる場合ばあいには、これらのもの担当たんとうすることもかんがえられること。
(3)教育きょういく委員いいんかい総括そうかつてき管理かんり体制たいせいしたに、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて学校がっこうちょう中心ちゅうしん組織そしきてき体制たいせい整備せいびすること。また、医師いしとう保護ほごしゃとうとの連携れんけい協力きょうりょくした体制たいせい整備せいびはかること。

2.実施じっし体制たいせい整備せいび

 特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて教員きょういんとう特定とくてい行為こういおこな場合ばあいには、以下いかのような体制たいせい整備せいび必要ひつようである。

(1)都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかいにおける体制たいせい整備せいび

 都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかいは、特別とくべつ支援しえん学校がっこう登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃとして、特定とくてい行為こうい適切てきせつ実施じっしされるよう、看護かんごとう配置はいち特別とくべつ支援しえん学校がっこう医師いしおよ医療いりょう機関きかん連携れんけい協力きょうりょく教員きょういんとう認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ養成ようせい看護かんごとう認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとの連携れんけいおよ役割やくわり分担ぶんたん医療いりょう安全あんぜんかんする指針ししん提示ていじ(ヒヤリ・ハットとう事例じれい蓄積ちくせきおよ分析ぶんせきふくむ)など総括そうかつてき管理かんりする体制たいせい整備せいびすることが必要ひつようである。
 また、看護かんごとう配置はいちするにたっては、かく都道府県とどうふけんとうにおいて指導しどうてき立場たちばとなる看護かんご指名しめいしたり(※) 、これらのもの当該とうがい学校がっこうにおける実地じっち研修けんしゅう指導しどう担当たんとうしたりすることもかんがえられる。
 総括そうかつてき管理かんり体制たいせい構築こうちくするにたっては、特定とくてい行為こうい行為こういであることをまえ、医師いしとう関与かんよすることが必要ひつようである。この場合ばあいには、これまで設置せっちされてきた医師いしとう学校がっこうふく学校がっこう関係かんけいしゃ有識者ゆうしきしゃとうによる医療いりょうてきケア運営うんえい協議きょうぎかいとう組織そしき活用かつようすることが適当てきとうである。
特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケア体制たいせいをバックアップするため、都道府県とどうふけんとうレベルで医療いりょう機関きかん保健所ほけんじょ消防署しょうぼうしょとう地域ちいき関係かんけい機関きかんとの連絡れんらく体制たいせい構築こうちくすることがのぞましい。

(2)認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ養成ようせい

 特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとなるものは、学校がっこうにおいては児童じどう生徒せいととう教育きょういく活動かつどうをその本務ほんむとすること、教員きょういんとう実施じっしするのは特定とくてい児童じどう生徒せいととう特定とくてい行為こういかぎられるものであることとうまえ、社会しゃかい福祉ふくしおよ介護かいご福祉ふくしほう施行しこう規則きそく附則ふそくだい13じょうにおけるだい3ごう研修けんしゅう修了しゅうりょう前提ぜんていとすることが適当てきとうである。
 認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ認定にんていしょう交付こうふけた教員きょういんとうが、特定とくてい行為こういおこな場合ばあいまた児童じどう生徒せいととう担当たんとうする場合ばあいには、その都度つど登録とうろく研修けんしゅう機関きかんにおいて実地じっち研修けんしゅうおこなうことが必要ひつようである。
 認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ認定にんていしょう交付こうふけた教員きょういんとうが、特定とくてい行為こうい休職きゅうしょくとう一定いってい期間きかんおこなわなかった場合ばあいには、認定にんていけた特定とくてい児童じどう生徒せいとつづ特定とくてい行為こういおこな場合ばあいであっても、当該とうがい教員きょういんとう再度さいど安全あんぜん特定とくてい行為こうい実施じっしできるよう、必要ひつようおうじて学校がっこう現場げんば実技じつぎ指導しどうとう実践じっせんてき研修けんしゅうおこなうことが必要ひつようである。

(3)研修けんしゅう機会きかい提供ていきょう

 教員きょういんとう認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとして養成ようせいするにたっては、都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかい登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとなることがかんがえられる。この場合ばあい教職員きょうしょくいん人事じんじ異動いどう学年がくねん始業しぎょう終業しゅうぎょう長期ちょうき休業きゅうぎょうとう考慮こうりょした研修けんしゅう開設かいせつや、実施じっし形態けいたい工夫くふうはか観点かんてんから、たとえば対象たいしょう児童じどう生徒せいととう在籍ざいせきする特別とくべつ支援しえん学校がっこう実地じっち研修けんしゅう実施じっし場所ばしょとして委託いたくし、配置はいちされた看護かんごなかから実地じっち研修けんしゅう指導しどうにあたる看護かんご指名しめいするなど、効率こうりつてき研修けんしゅうかた検討けんとうすることが必要ひつようである。また、かく特別とくべつ支援しえん学校がっこう体制たいせい整備せいび状況じょうきょうによっては、登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとなる教育きょういく委員いいんかいが、あらかじめ特別とくべつ支援しえん学校がっこう基本きほん研修けんしゅう実施じっし場所ばしょとすることを、登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとしての業務ぎょうむ規程きてい位置付いちづけることもかんがえられる。
 なお、かく特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいても、対象たいしょう教員きょういん研修けんしゅうについては、当該とうがい教員きょういん授業じゅぎょう支障ししょうがないよう研修けんしゅう機会きかい設定せっていするなど、計画けいかくてき受講じゅこう可能かのうとする校内こうない協力きょうりょく体制たいせい確保かくほについて留意りゅういする必要ひつようがある。
 都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかい登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとなって特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃ養成ようせいする場合ばあいには、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける児童じどう生徒せいととう心身しんしん状況じょうきょう学校がっこう生活せいかつまえた研修けんしゅう内容ないようとする必要ひつようがある。登録とうろく研修けんしゅう機関きかんとなる都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかい支援しえんするため、くににおいてモデルとなる研修けんしゅうテキストやマニュアルの作成さくせいおこなうことが必要ひつようである。

(4)登録とうろく特定とくてい行為こうい事業じぎょうしゃかく特別とくべつ支援しえん学校がっこう)における体制たいせい整備せいび

安全あんぜん確保かくほ
1)看護かんごとうとの連携れんけい特定とくてい行為こうい実施じっし内容ないようとう記載きさいした計画けいかくしょ報告ほうこくしょ危機きき管理かんりへの対応たいおうふくんだ個別こべつマニュアルの作成さくせいなど、法令ほうれいとうさだめられた安全あんぜん確保かくほ措置そちについて十分じゅうぶん対策たいさくこうじることが必要ひつようである。
2)特定とくてい行為こうい実施じっしする場合ばあいには、対象たいしょうしゃ特定とくてい行為こうい明示めいじした主治医しゅじいとうからの指示しじしょ必要ひつようであるが、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける実施じっしたっては、学校がっこう保健ほけん立場たちばから学校がっこう医療いりょう安全あんぜん確保かくほする立場たちばから主治医しゅじい了承りょうしょうした指導しどうおこな医師いし以下いか指導しどう」という。)に指導しどうもとめることが必要ひつようである。
3)特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて学校がっこうちょう中心ちゅうしんにした組織そしきてき体制たいせい整備せいびするにたっては、安全あんぜん委員いいんかいがその役割やくわりたすこととなるが、当該とうがい委員いいんかい設置せっち運営うんえいとうたっては、学校がっこうまた指導しどう指導しどうもとめることが必要ひつようである。

保護ほごしゃとの関係かんけい
 特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて特定とくてい行為こういおこなうのは、医療いりょう機関きかんとうにおいて治療ちりょうじょう目的もくてきから行為こうい実施じっしするものとはことなり学校がっこうにおいて児童じどう生徒せいととう安全あんぜん環境かんきょう教育きょういくけられるようにするためであることから、日々ひび健康けんこう状態じょうたい特定とくてい行為こうい状態じょうたい学校がっこう保護ほごしゃ共有きょうゆうするなど日頃ひごろ連携れんけい協力きょうりょくはかることにより、あくまでも児童じどう生徒せいととう教育きょういくけられる状態じょうたいにあることが前提ぜんていである。このため、これまでおこなわれてきた以下いか対応たいおうつづ必要ひつようなものであるとかんがえる。
1)看護かんごとうおよ教員きょういんとうによる対応たいおうたっては、保護ほごしゃから、特定とくてい行為こうい実施じっしについての学校がっこうへの依頼いらい当該とうがい学校がっこう実施じっしすることの同意どういについて、書面しょめん提出ていしゅつさせること。なお、保護ほごしゃ書面しょめんによる提出ていしゅつおこなうにたっては、看護かんごとうおよ教員きょういんとう対応たいおう能力のうりょくにはかぎりがあることや、児童じどう生徒せいととう健康けんこう状態じょうたいすぐれない場合ばあい無理むり登校とうこう適当てきとうでないこととうについて、学校がっこう保護ほごしゃたいして十分じゅうぶん説明せつめいうえ保護ほごしゃがこのてんについて認識にんしきし、相互そうご連携れんけい協力きょうりょくすることが必要ひつようであること。
2)健康けんこう状態じょうたいについて十分じゅうぶん把握はあくできるよう、事前じぜん保護ほごしゃから対象たいしょうとなる児童じどう生徒せいととうかんする病状びょうじょうについての説明せつめいけておくこと。
3)対象たいしょうとなる児童じどう生徒せいととう病状びょうじょうについて、当該とうがい児童じどう生徒せいととう登校とうこうするには、連絡れんらくちょうとうにより、保護ほごしゃとのあいだ十分じゅうぶん連絡れんらくうこと。
4)登校とうこう健康けんこう状態じょうたい異常いじょうみとめられた場合ばあい保護ほごしゃすみやかに連絡れんらくをとり、対応たいおうについて相談そうだんすること。

(5)特定とくてい行為こうい実施じっしする場所ばしょ

 特別とくべつ支援しえん学校がっこう特定とくてい行為こうい教員きょういんとうおこなうのは、児童じどう生徒せいととう教育きょういく活動かつどうおこなうためであることをまえ、始業しぎょうから終業しゅうぎょうまでの教育きょういく課程かていないにおける実施じっし基本きほんとすべきである。また、遠足えんそく社会しゃかい見学けんがくなどの校外こうがい学習がくしゅうにおける実施じっしたっては、校内こうないにおける実施じっし比較ひかくしてリスクがおおきいことから、看護かんごとう対応たいおう基本きほんとすべきである。なお、個々ここ児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおうじて看護かんごとう以外いがいものによる対応たいおう可能かのう判断はんだんされる場合ばあいには、医療いりょう機関きかんとうとの連携れんけい協力きょうりょく体制たいせい緊急きんきゅう対応たいおう十分じゅうぶん確認かくにんうえ教員きょういんとうによる対応たいおうかんがえられる。
 スクールバスの送迎そうげいにおいて、乗車じょうしゃちゅう喀痰かくたん吸引きゅういん必要ひつようになる場合ばあいには、日常にちじょうとはことなる場所ばしょでの対応たいおうとなり、移動いどうちゅう対応たいおう危険きけんせいたかいことなどから、看護かんごとうによる対応たいおう必要ひつようであるとともに、看護かんごとう対応たいおうする場合ばあいであっても慎重しんちょう対応たいおうすることが必要ひつようである。

(6)特定とくてい行為こうい実施じっしするじょうでの留意りゅういてん

 特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいて特定とくてい行為こういおこな場合ばあい実施じっし体制たいせい整備せいびについては、上記じょうき(1)から(5)にしめしたとおりであるが、特別とくべつ支援しえん学校がっこう児童じどう生徒せいととう特性とくせいと、特定とくてい行為こうい教育きょういく活動かつどうにおいておこなわれるものであることを考慮こうりょして、つぎてん留意りゅういして実施じっしすることが必要ひつようである。

かく特定とくてい行為こうい留意りゅういてん
1)喀痰かくたん吸引きゅういん
 a)喀痰かくたん吸引きゅういん実施じっしする場合ばあいには、対象たいしょうしゃ日常にちじょう生活せいかつささえる介護かいご一環いっかんとして必要ひつようとされる行為こういのみを医師いし指示しじもとづきおこなうものであり、安全あんぜんせい確保かくほ観点かんてんから、口腔こうくうないおよ鼻腔びこうない喀痰かくたん吸引きゅういんについては、咽頭いんとう手前てまえまでを限度げんどとすること。なお、咽頭いんとう手前てまえまでの判断はんだん教員きょういんとうおこなうことは困難こんなんともなうこと、咽頭いんとう手前てまえであっても喀痰かくたん吸引きゅういん実施じっしには個人こじんがあることから、主治医しゅじいまた指導しどう指示しじにより挿入そうにゅうするチューブのながさをめることが必要ひつようであること。
 b)気管きかんカニューレない喀痰かくたん吸引きゅういんについては、カニューレよりおく吸引きゅういんは、気管きかん粘膜ねんまく損傷そんしょう出血しゅっけつなどの危険きけんせいがあることなどから、気管きかんカニューレないかぎること。また、この場合ばあいにおいては、滅菌めっきんされた吸引きゅういんカテーテルを使用しようするなど手技しゅぎ注意ちゅういてんについて十分じゅうぶん理解りかいしておく必要ひつようがあること。
2)けいかん栄養えいよう
 a)けいかん栄養えいよう実施じっしする場合ばあいには、特別とくべつ支援しえん学校がっこう児童じどう生徒せいととう身体しんたい活動かつどう活発かっぱつであり、教育きょういく活動かつどうにおいて姿勢しせいえることや移動いどうすることがおおくなることから、上記じょうき1)a)と同様どうよう観点かんてんって、ろう・ちょうろうの状態じょうたい問題もんだいがないことおよはなからのけいかん栄養えいようのチューブが正確せいかくなか挿入そうにゅうされていることの確認かくにんは、看護かんごとうおこなうこと。
 b)とくはなからのけいかん栄養えいよう場合ばあい栄養えいようチューブが正確せいかくなか挿入そうにゅうされていることの確認かくにんは、判断はんだんあやまれば重大じゅうだい事故じこにつながる危険きけんせいがあることから、看護かんごとう個々ここ児童じどう生徒せいととう状態じょうたいおうじて、必要ひつよう頻度ひんどでチューブの位置いち確認かくにんおこなうことがもとめられること。
実施じっしかか手順てじゅん記録きろくとう整備せいびかんする留意りゅういてん
1)教員きょういんとう特定とくてい行為こういおこな場合ばあいには、認定にんてい特定とくてい行為こうい業務ぎょうむ従事じゅうじしゃとしての認定にんていけている必要ひつようがあることや、その認定にんてい範囲はんいない特定とくてい行為こういおこなうこと、医師いし指示しじけていることなど、法令ほうれいとうさだめられた手続てつづきておくこと。
2)保護ほごしゃは、児童じどう生徒せいととう登校とうこうするには、その当該とうがい児童じどう生徒せいととう健康けんこう状態じょうたいおよ特定とくてい行為こうい実施じっし必要ひつよう情報じょうほう連絡れんらくちょうとう記載きさいし、当該とうがい児童じどう生徒せいととうたせること。
3)教員きょういんとうは、2)の連絡れんらくちょうとう当該とうがい児童じどう生徒せいととう登校とうこう確認かくにんすること。連絡れんらくちょうとう保護ほごしゃから健康けんこう状態じょうたい異常いじょうがあると記載きさいされている場合ばあいは、特定とくてい行為こういおこなまえ看護かんごとう相談そうだんすること。
4)教員きょういんとうは、個別こべつマニュアルにそくして特定とくてい行為こうい実施じっしするとともに、実施じっしさいとく気付きづいたてん連絡れんらくちょうとう記録きろくすること。
5)主治医しゅじいまた指導しどう定期ていきてき報告ほうこくをするため、特定とくてい行為こうい記録きろく整備せいびすること。
6)特定とくてい行為こうい実施じっしちゅうまんいち異常いじょうがあればただちに中止ちゅうしし、看護かんごとう支援しえんもとめるとともに、個別こべつマニュアルにそくして保護ほごしゃおよ主治医しゅじいとうへの連絡れんらく必要ひつよう応急おうきゅう措置そちをとること。

4.特別とくべつ支援しえん学校がっこう以外いがい学校がっこうにおける医療いりょうてきケア

 これまで小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて医療いりょうてきケアをおこな場合ばあいには、看護かんごとう配置はいちすることを中心ちゅうしんとして対応たいおうしてきた。今回こんかい制度せいど改正かいせいにより、特定とくてい行為こういについては小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいても一定いってい研修けんしゅうけた介護かいご職員しょくいんとう制度せいどじょう実施じっしすることが可能かのうとなるが、介護かいご職員しょくいんとう職種しょくしゅ特定とくていしたものではないことから、小中学校しょうちゅうがっこうとう教員きょういんとう一定いってい研修けんしゅうければ特定とくてい行為こうい実施じっし可能かのうとなる。
 他方たほうで、小中学校しょうちゅうがっこうとう特別とくべつ支援しえん学校がっこうくらべて、教員きょういん1にん担当たんとうする学級がっきゅう規模きぼおおきいことや施設しせつ設備せつびとうめんでもがあるほか、小中学校しょうちゅうがっこうとう教員きょういん医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう以外いがいものについても日常にちじょう安全あんぜん確保かくほすることがもとめられている。また、学級がっきゅう医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう在籍ざいせきしても、疾病しっぺい身体しんたいかか特性とくせいかんする教員きょういん知識ちしきとう十分じゅうぶんとはがためんや、医療いりょう技術ぎじゅつ進歩しんぽともな必要ひつようとされる医療いりょうてきケアがかならずしも軽微けいびなものにかぎらない状態じょうたい場合ばあいがある。さらに、近年きんねん社会しゃかい価値かちかん多様たよう地域ちいき家庭かてい教育きょういくりょく低下ていか学習がくしゅう指導しどう要領ようりょう改訂かいていとうへの対応たいおうなど、学校がっこう業務ぎょうむ一層いっそう増加ぞうかするなかで、小中学校しょうちゅうがっこうとう教員きょういん児童じどう生徒せいととう時間じかん確保かくほし、本来ほんらい教育きょういく活動かつどう十分じゅうぶんおこなえるような環境かんきょう整備せいび確保かくほすることが重要じゅうよう課題かだいとして指摘してきされている。
 以上いじょうのことから、小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいて医療いりょうてきケアを実施じっしする場合ばあいには、つぎのような体制たいせい整備せいび必要ひつようである。
(1)小中学校しょうちゅうがっこうとうにおいては、3.2.(4)2.にあるような学校がっこう保護ほごしゃとの連携れんけい協力きょうりょく前提ぜんていに、原則げんそくとして看護かんごとう配置はいちまた活用かつようしながら、しゅとして看護かんごとう医療いりょうてきケアにたり、教員きょういんとうがバックアップする体制たいせいのぞましいこと。
(2)児童じどう生徒せいととう必要ひつようとする特定とくてい行為こうい軽微けいびなものでかつ実施じっし頻度ひんどすくない場合ばあいには、介助かいじょいんとう介護かいご職員しょくいんについて、主治医しゅじいとう意見いけんまえつつ、特定とくてい児童じどう生徒せいととうとの関係かんけいせい十分じゅうぶんみとめられたうえで、そのもの特定とくてい行為こうい実施じっし看護かんごとう巡回じゅんかいする体制たいせいかんがえられること。
(3)教育きょういく委員いいんかい総括そうかつてき管理かんり体制たいせいしたに、かく学校がっこうにおいて学校がっこうちょう中心ちゅうしん組織そしきてき体制たいせい整備せいびすること。また、医師いしとう保護ほごしゃとうとの連携れんけい協力きょうりょくした体制たいせい整備せいびはかること。

5.その

1.特定とくてい行為こうい以外いがい行為こうい

 特定とくてい行為こうい以外いがい行為こういについては、看護かんごとうおこなうものであるが、看護かんごとう管理かんりにおいては、教員きょういんとうたとえば酸素さんそ吸入きゅうにゅうとうおこなっている児童じどう生徒せいととう状態じょうたい見守みまもることや機械きかい器具きぐ準備じゅんび装着そうちゃく手伝てつだうことなどがかんがえられる。このような対応たいおうおこな場合ばあいには、見守みまもとうさいかんがえられる状態じょうたい変化へんかたいしてどのような対応たいおうをとるか、あらかじめ学校がっこうない決定けっていしておくことが必要ひつようである。
 他方たほうで、学校がっこう教育きょういく活動かつどう実践じっせんするであることを考慮こうりょすれば、特定とくてい行為こうい以外いがい行為こういへの対応たいおうには限界げんかいがあることに留意りゅういする必要ひつようがある。また、行為こういのリスクを考慮こうりょするさいには個別こべつせい十分じゅうぶんまえることが重要じゅうようであり、一概いちがいにどこまでの行為こういであれば安全あんぜんであるのかをしめすことは適当てきとうでない。
 したがって、特定とくてい行為こうい以外いがい行為こういについては、教育きょういく委員いいんかい指導しどうしたに、基本きほんてき個々ここ学校がっこうにおいて、個々ここ児童じどう生徒せいととう状態じょうたいらしてその安全あんぜんせい考慮こうりょしながら、対応たいおう可能かのうせい検討けんとうすることが重要じゅうようである。そのさいには主治医しゅじいまた指導しどう学校がっこう学校がっこう配置はいち看護かんごとうふく学校がっこう関係かんけいしゃにおいて慎重しんちょう判断はんだんすることがもとめられる。

2.学校がっこうにおける看護かんごとう

(1)一般いっぱんに、学校がっこう配置はいちされる看護かんごとう少数しょうすうであり、非常勤ひじょうきん職員しょくいんとして配置はいちされる場合ばあいすくなくない。特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおいては、看護かんごとう教員きょういんとうきょうはたらかしながら児童じどう生徒せいととう健康けんこう安全あんぜん確保かくほのためにはたらくスタッフとして自覚じかく責任せきにんてるよう、学校がっこう教育きょういくたいする研修けんしゅうもうけるとともに、職場しょくば環境かんきょう整備せいびするなどの配慮はいりょをすることが必要ひつようである。
(2)都道府県とどうふけんとう教育きょういく委員いいんかいにおいては、特別とくべつ支援しえん学校がっこうはたら看護かんごとう専門せんもんせい向上こうじょうはかるために、医療いりょう看護かんご技術ぎじゅつについての研修けんしゅうおよ看護かんごとうたがいに意見いけん交換こうかんできる定期ていきてきもうけることが必要ひつようである。また、看護かんごけい大学だいがく関係かんけい団体だんたいとうにおいては、特別とくべつ支援しえん学校がっこうはたら看護かんごとうささえるため、医療いりょうてきケアにかんする専門せんもんてき情報じょうほうひろ提供ていきょうすることが期待きたいされる。
(3)かく都道府県とどうふけんとうにおいて、特別とくべつ支援しえん学校がっこうにおける医療いりょうてきケアを必要ひつようとする児童じどう生徒せいととう急増きゅうぞうしていることや、小中学校しょうちゅうがっこうとうにおける医療いりょうてきケアの実施じっししゅとして看護かんごとうになうことがのぞましいことをまえれば、今後こんご必要ひつようかつ十分じゅうぶん看護かんごとうかく学校がっこうにおいて配置はいちするため、くににおいては必要ひつよう経費けいひ確保かくほ一層いっそうもとめられる。

指導しどうてき立場たちばにある看護かんご配置はいちしている事例じれいとして、かく特別とくべつ支援しえん学校がっこう配置はいちされている看護かんごたいする相談そうだん指導しどうおよ連絡れんらく調整ちょうせい担当たんとうする看護かんごけん教育きょういく委員いいんかい配置はいちしているれいがある(神奈川かながわけん)。また、東京とうきょうでは採用さいようした常勤じょうきん看護かんご都立とりつ肢体したい不自由ふじゆう特別とくべつ支援しえん学校がっこう配置はいちし、非常勤ひじょうきん看護かんご連携れんけい協力きょうりょくして対応たいおうしている(東京とうきょう)。

わせさき
初等しょとう中等ちゅうとう教育きょういくきょく特別とくべつ支援しえん教育きょういく

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所謂いわゆる医療いりょうてきケア」2011
食物しょくもつ栄養えいようおもけいかん栄養えいよう利用りようしゃとうよう) 

UP:20110116 REV:20110427, 0827, 0904, 20120107, 0112
医療いりょうてきケア」  ◇病者びょうしゃ障害しょうがいしゃ運動うんどう研究けんきゅう 
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