2018年度 活動報告書
JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度 2018年度活動報告書
活動報告書 抜粋
● 2018年度は21団体が新たに賛同パートナーとして認定され、賛同パートナーは全部で181団体になりました。
● 掲げられている3つのテーマ全てに賛同いただいた団体は、72団体(40%)。2つのテーマに賛同いただいた団体は、41団体(23%)、1つのテーマに賛同いただいた団体は、68団体(37%)でした。
● テーマ別における団体数は、「補欠ゼロ」が142団体と最も多く、次いで「引退なし」が123団体、「障がい者サッカー」は101団体でした。
● 賛同パートナーに申請した時の活動目標を達成できたかどうかをたずねたところ、97.8%の団体が「活動目標を達成できたと思う」と回答しました(前年度は86.7%)。賛同パートナーになったことで団体の活動充実につながったかどうかをたずねたところ、82.4%の団体が「活動充実につながったと思う」と回答しました(75.6%)。JFAグラスルーツ宣言の趣旨が周囲に浸透しているかどうかをたずねたところ、64.2%の団体が「浸透している」と回答しました(51.1%)。
● 賛同パートナーから普段の活動における課題やJFAに対する要望をたずねたところ、多くの回答が寄せられました。その課題や要望には、「『補欠ゼロ』における課題」、「活動場所の確保の困難」、「人材不足」、「『障がい者サッカー』における課題」、「情報配信」、「他団体とのネットワーク作り」がありました。
2017年度 活動報告書
JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度 2017年度活動報告書
活動報告書 抜粋
● 2017年度は46団体が新たに賛同パートナーとして認定され、賛同パートナーは全部で160団体になりました。
● 掲げられている3つのテーマ全てに賛同いただいた団体は、66団体(41%)。2つのテーマに賛同いただいた団体は、36団体(23%)、1つのテーマに賛同いただいた団体は、58団体(36%)でした。
● テーマ別における団体数は、「補欠ゼロ」が127団体と一番多く、次に「引退なし」が113団体、「障がい者サッカー」は88団体でした。
● 各団体が賛同パートナー申請時に掲げた活動目標について、85.2%の団体が「活動目標を達成できたと思う」と回答しました。団体の活動充実につながったかどうかの質問では、75.6%の団体が「活動充実につながったと思う」と回答しました。グラスルーツ宣言の趣旨が浸透しているかどうかの質問では、51.1%の団体が「浸透している」と回答しました。
●グラスルーツ推進にあたって抱えている課題を質問した結果、多くの回答が寄せられました。その課題は「啓発不足」「勝利至上主義」「資金不足」「人材不足」「施設不足」の5つに大きく分けられました。「啓発不足」は、グラスルーツ推進の考えが一般レベルにまで浸透していない課題です。「勝利至上主義」は、選手全員を試合に出場させることに反感を持たれたりする課題です。「資金不足」は、資金が足りないため、チーム運営やイベント開催などの幅広い活動が難しい課題です。「人材不足」は、選手や指導者、ボランティアなどが不足し、継続的なチーム活動が難しい課題です。「施設不足」は、場所が少ないため、試合や練習、大会をするための場所の確保や日程調整が難しい課題です。
2016年度 活動報告書
JFAグラスルーツ推進・賛同パートナー制度 2016年度活動報告書
活動報告書 抜粋
制度の趣旨と経緯
本制度は、日本におけるグラスルーツサッカーの環境改善活動の一環としてスタートしました。目的は、「JFAグラスルーツ宣言」に賛同し、共に行動していただける団体と仲間になることで、グラスルーツサッカーの環境改善を推進することです。
JFAは、日本サッカー界を統括する団体として、サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を想像し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献するという理念を掲げています。2014年5月15日のJFAグラスルーツ宣言を機に、JFAはこれまで以上に、サッカーに触れるすべての人々を支え、サッカー、そしてスポーツが生涯にわたって生活の一部となり、より豊かなスポーツ文化を育むことを目指しています。
2015年に実施した「JFAグラスルーツ アンケート調査」により、「JFAグラスルーツ宣言」の趣旨と同様の活動をされている方々が多く存在していることが分かりました。
本制度を導入することによって、JFAと同様の考え方で進められているその方々の活動の理念や内容が好事例として広く伝わり、多くの方々と共有して実践することで全国によりよい環境が広がるきっかけになることを願っています。だれもが、いつでも、どこでもサッカーを楽しむことのできる社会になるよう、ぜひより多くの方々に賛同パートナーとなっていただきたいと考えています。
- ● 2016年度に認定された賛同パートナーは、104団体でした。
- ● 掲げられている3つのテーマ全てに賛同いただいた団体は、44団体(44%)。2つのテーマに賛同いただいた団体は、27団体(27%)、1つのテーマに賛同いただいた団体は、30団体(30%)でした。
- ● テーマ別における団体数は、「補欠ゼロ」が81団体と一番多く、次に「引退なし」が77団体、「障がい者サッカー」は58団体でした。
- ● 各団体が賛同パートナー申請時に掲げた活動目標について、88.2%の団体が「活動目標を達成できたと思う」と回答しました。団体の活動充実につながったかどうかの質問では、85.2%の団体が「活動充実につながったと思う」と回答しました。
- ●「引退なし」に取り組んでいるクラブの中には、大人のエンジョイチームに参加する人が必ず子どものコーチをすることで、コーチ不足の課題を解決し、幅広い年代でだれもが気軽にサッカーを楽しむ仕組みを作っているところや、サッカーだけでなく様々なスポーツに取り組むことで一人ひとりのニーズに対応しています。
- ●「補欠ゼロ」に取り組んでいる多くのクラブでは、保護者に「上手い下手に関わらず、全員を試合に出させること」の大切さを理解してもらうようにしています。「チームのみんなが全員で協力して勝つ喜びを味わわせたい」との思いは、同じ思いを持つ他のチームが参加する「補欠ゼロ」の大会にもつながっています。
- ●「障がい者サッカー」のテーマでは、様々な種類の障がいをもつ子どもたちを混ぜ、それぞれの得意と苦手を助け合うチーム作りを行なっているところが多いことがわかりました。お互いの特徴を理解しあい、助け合いながらサッカーに取り組むことで、障がいの有無に関わらず、誰もがサッカーを楽しめる環境を醸成しています。