JFAグリーンプロジェクトとは

子こどもたちの外そと遊あそびを促うながし、また、人々ひとびとが集つどう地域ちいきコミュニティの場ばとして、芝生しばふのグラウンドは重要じゅうような役割やくわりを担になっている

JFAは、芝生しばふの校庭こうていや広場ひろばが21世紀せいきのスポーツや豊ゆたかな地域ちいき社会しゃかいの形成けいせいに重要じゅうような役割やくわりを果はたすと考かんがえ、Jリーグとともに校庭こうていや公共こうきょうのグラウンドの芝生しばふ化かを推進すいしんしています。 芝生しばふのグラウンドは、ヒートアイランド現象げんしょうや埃ほこりの緩和かんわのみならず、転ころんでもケガをしにくく、また、適度てきどの湿度しつどで風邪かぜを予防よぼうするなど、数々かずかずの効果こうかが挙あげられています。また、体力たいりょく不足ふそく、運動うんどう不足ふそくが指摘してきされる現代げんだいの子こどもたちに外そと遊あそびやスポーツを促うながし、また、コミュニケーションの輪わを育はぐくむ場ばともなります。もちろん、芝生しばふの広場ひろばがあれば、子こどもだけではなく、大人おとなも、また高齢こうれい者しゃもそこに集つどいたくなるものです。そこに世代せだいを超こえた交流こうりゅうが生うまれ、地域ちいきコミュニティの場ばとして貴重きちょうな役割やくわりを果はたすでしょう。

「JFAグリーンプロジェクト」では、手軽てがるに芝生しばふ化かできるポット苗なえの提供ていきょうや、芝生しばふの育成いくせい・管理かんりのノウハウを提供ていきょうするなど、具体ぐたい的てきな活動かつどうも進すすめています。これまで、維持いじ管理かんりが難むずかしく、費用ひようもかかると思おもわれてきた校庭こうていの芝生しばふ化かも驚おどろくほどのスピードで広ひろがりつつあり、JFAとしても、その一助いちじょを担にないたいと考かんがえています。

ポット苗なえ方式ほうしき・芝生しばふ化かプロジェクト事業じぎょう

JFAは、2008年度ねんどよりプレジデンツ・ミッションの一環いっかんとしてポット苗なえ方式ほうしき・芝生しばふ化かモデル事業じぎょうを実施じっししています。これは、都道府県とどうふけんサッカー協会きょうかい、サッカークラブ、自治体じちたい、学校がっこう、幼稚園ようちえん・保育園ほいくえんなどを対象たいしょうに、芝生しばふの苗なえをJFAが無償むしょうで提供ていきょうする芝生しばふ化か推進すいしん事業じぎょうで、2018年度ねんどまでに全国ぜんこく427箇所かしょの施設しせつに芝生しばふのポット苗なえを提供ていきょうし、その広ひろさはサッカーピッチ231面めん分ぶんに相当そうとうします（1,654,618m²）。
2018年度ねんどは、約やく20面めん分ぶん（567,032m²）の提供ていきょうを予定よていしています。

「ポット苗なえ方式ほうしき」による芝生しばふ化かとは、ポットの中なかで30日間にちかんほど育そだてた芝生しばふ（ティフトン芝しば）を田植たうえの要領ようりょうで、50cm間隔かんかくで植うえるもので、2ヶ月かげつほどでその間隔かんかくが埋うまり、一いち面めんの緑みどりの芝生しばふになります。ティフトン芝しばは生長せいちょうが早はやいため、日常にちじょうの管理かんりでは芝刈しばかりが欠かかせませんが、大掛おおがかりな工事こうじをすることなくグラウンドを芝生しばふ化かできるひとつの手法しゅほうです。

JFAサッカー施設しせつ整備せいび助成じょせい事業じぎょう

JFAは、各かく都道府県とどうふけんサッカー協会きょうかいがサッカーファミリーに対たいして各種かくしゅ事業じぎょうを展開てんかいしていくための活動かつどう拠点きょてんとなる「都道府県とどうふけんフットボールセンター」を確保かくほするため、2007年度ねんど-2012年度ねんどの間あいだ、都道府県とどうふけんサッカー協会きょうかいや地方自治体ちほうじちたいなどが行おこなうグラウンド・夜間やかん照明しょうめい・クラブハウスなどの整備せいび事業じぎょうを対象たいしょうとし、その費用ひようの一部いちぶを補助ほじょする助成じょせい事業じぎょうを実施じっししました。
本ほん事業じぎょうと2002FIFAワールドカップ記念きねん事業じぎょう（2004年度ねんど-2006年度ねんど）での助成じょせいを併あわせて、2013年度ねんどまでに37都道府県とどうふけんでフットボールセンターが整備せいびされています。なお、2013年度ねんど以降いこうは、未み整備せいびの県けんを対象たいしょうとして新あらたな助成じょせい事業じぎょうを行おこなっています。