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衆院しゅういん選せん
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以下いかの文章ぶんしょうは、Neiman Labの「An AI chatbot helped Americans who believe in conspiracy theories “exit the rabbit hole”」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 9.11テロは捏造ねつぞうだと信しんじ込こんでいる叔父おじさん。2020年ねんの大統領だいとうりょう選せんでバイデンが不正ふせいを働はたらいたと確信かくしんしている隣人りんじん。エイリアンの存在そんざいと米国べいこく政府せいふによる隠蔽いんぺいを疑うたがっていることで知しられる Nieman Labの編集へんしゅう者しゃ。 こんな人じんたちと議論ぎろんして、彼かれらの考かんがえが間違まちがっていると説得せっとくする気きにはなれないだろう。でも、もしAIチャットボットがその役目やくめを果はたしてくれたら? ある研究けんきゅうグループが、まさにそれを実施じっしした。今週こんしゅう、Scienceの表紙ひょうしを飾かざった査読さどく論文ろんぶん「AIとの対話たいわで陰謀いんぼう論ろんへの信念しんねんを持続じぞく的てきに減少げんしょうさせる」で、アメリカン大学だいがくのトーマス・コステロ、コーネル大学だいがくのゴードン・ペニ
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「How to design a tech regulation」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic テクノロジー規制きせいは不十分ふじゅうぶんだと感かんじているだろうか? その感覚かんかくは正ただしい。テクノロジーが世界せかいにもたらす害悪がいあくの多おおくは避さけられたはずのものだ。もちろん過失かしつに過すぎないものもあるが、株主かぶぬしの価値かちと引ひき換かえに社会しゃかいにもたらされた害悪がいあくもある。 良よいテック規制きせいの策定さくていは、確たしかに難むずかしい。しかし、それは「テクノロジーの進化しんかが速はやすぎて規制きせいが追おいつかない」からでも、「政策せいさく立案りつあん者しゃがテクノロジーについて無知むちだ」からでもない。実際じっさい、政策せいさく立案りつあん者しゃは急速きゅうそくに変化へんかする分野ぶんやにも対応たいおうできることがある(2020年ねん半なかばのマスク着用ちゃくようやソーシャルディスタンスのルールが世界中せかいじゅうで迅速じんそくに採用さいようされたことを思おもい出だしてほしい)。また、高度こうどに専門せんもん的てきな知識ちしきを要ようする分野ぶんやでも、一般いっぱんには適切てきせつな政策せいさくがとられている。例たとえ
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「You should be using an RSS reader」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic システムが引ひき起おこす問題もんだいを解決かいけつするために、個人こじんとしてできることはない。どれほどそうあってほしいと願ねがっても、悲かなしいかなそれが現実げんじつだ。例たとえば、個人こじんとしてリサイクルに勤いそしんだところで、気候きこう危機ききを好転こうてんさせる影響えいきょうを与あたえることはできない。 理解りかいはできる。よく「メタクソ化か(enshittification)と戦たたかうにはどうしたらいいか」、「せめて自分じぶんが経験けいけんするメタクソ化かの影響えいきょうを軽減けいげんするために、生活せいかつの中なかで何なにかできることはあるか」と聞きかれる。 もどかしいが、私わたしの答こたえは基本きほん的てきにこうだ。「運動うんどうに参加さんかしよう。労働ろうどう組合くみあいや、EFF、FSFに関かかわろう。たとえ億おく万まん長者ちょうじゃの民主党みんしゅとう支持しじ者しゃからリナ・カーンを解雇かいこするよう求もとめられても、彼女かのじょを擁護ようごするよう候補者こうほしゃに伝つたえよう。シス
以下いかの文章ぶんしょうは、電子でんしフロンティア財団ざいだんの「Election Security: When to Worry, When to Not」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Electronic Frontier Foundation 本稿ほんこうは、シンディ・コーンの2020年ねんの記事きじをEFFインターンのナズリ・ウンガンがアップデートしたものである。 有権者ゆうけんしゃが投とうじた一票いっぴょうを正確せいかくに反映はんえいする、セキュアで信頼しんらい性せいの高たかい選挙せんきょシステム。2024年ねんの米国べいこく総そう選挙せんきょを前まえに、これまでと変かわらず、誰だれもがそれを望のぞんでいる。 同時どうじに、投票とうひょうテクノロジーやシステムのあらゆる問題もんだいに警鐘けいしょうを鳴ならす必要ひつようはない。全体ぜんたい像ぞうを見渡みわたし、文脈ぶんみゃくを把握はあくすることが大切たいせつだ。そして、最悪さいあくの懸念けねんが杞憂きゆうだと判明はんめいしたときは、その懸念けねんを取とり下さげる勇気ゆうきも必要ひつようである。 選挙せんきょのセキュリティと完全かんぜん性せいについて語かたるとき、重要じゅうようなキーワードは「レジリエンス」だ。選挙せんきょシステムは攻撃こうげきやエラーに対たいし
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Penguin Random House, AI, and writers’ rights」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 友人ゆうじんのテレサ・ニールセン・ヘイデンは、名言めいげんの宝庫ほうこだ。「他人たにんの夢ゆめの中なかで自分じぶんが何なにをしたって責任せきにんはない」もその一ひとつだが、私わたしが最もっとも気きに入いっているのは、Napster時代じだいの「あなたが彼かれらの味方みかただからって、彼かれらがあなたの味方みかたとは限かぎらない」だ。 当時とうじ、レコードレーベルはNapsterを目めの敵かたきにしていた。多おおくのミュージシャンもそうだった。ミュージシャンたちがファイル共有きょうゆうに反対はんたいする法的ほうてき・広報こうほうキャンペーンでレーベルの側がわに立たつと、彼かれらはレーベルの主張しゅちょうに法的ほうてき・社会しゃかい的てきな正当せいとう性せいを与あたえ、最終さいしゅう的てきにそれは勝利しょうりを収おさめた。 ところが、レーベルはミュージシャンの味方みかたではなかった。Napsterの消滅しょうめつと、それに伴ともなうインターネット音楽おんがく配信はいしんのブランケッ
以下いかの文章ぶんしょうは、電子でんしフロンティア財団ざいだんの「A Flourishing Internet Depends on Competition」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Electronic Frontier Foundation 反はんトラスト法ほうは古ふるくから、独占どくせんがイノベーションを阻害そがいし、価格かかくで消費しょうひ者しゃを食くい物ものにすることと認識にんしきしてきた。ビッグテックに関連かんれんするところでは、主要しゅよう企業きぎょうが新規しんき参入さんにゅう者しゃを競合きょうごうになる前まえに買収ばいしゅうしてしまう「キルゾーン(kill zones)」が、まさにイノベーションを損そこなう典型てんけい例れいといえる。一方いっぽうで消費しょうひ者しゃへの被害ひがいは、ビッグテック企業きぎょうのサービスの多おおくが「無料むりょう」であるため、定量ていりょう化かが難むずかしかった。だが、消費しょうひ者しゃへの害がいを判断はんだんする基準きじゅんを価格かかくだけでなく、もっと広ひろい視野しやで見みれば、競争きょうそうがインターネットエコシステム全体ぜんたいにもたらす恩恵おんけいがより鮮明せんめいになる。 インターネットが私わたしたちの生活せいかつに登場とうじょうしてから数すう十じゅう年ねん。それは未知みちの
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Fintech bullies stole your kid’s lunch money」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 学校がっこう給食きゅうしょくの支払しはらいシステム市場いちばは3社しゃに牛耳ぎゅうじられている。貧困ひんこん家庭かていの親おやが1ドル入金にゅうきんするごとに最大さいだい60セントを搾取さくしゅし、年間ねんかん1億おくドルもの利益りえきを上あげている。文字通もじどおり、貧まずしい子こどもたちの給食きゅうしょく費ひを盗ぬすんでいるのだ。 消費しょうひ者しゃ金融きんゆう保護ほご局きょく(CFPB)の最新さいしん報告ほうこく書しょは、この詐欺さぎまがいの行為こういをつまびらかにしている。 https://files.consumerfinance.gov/f/documents/cfpb_costs-of-electronic-payment-in-k-12-schools-issue-spotlight_2024-07.pdf この報告ほうこく書しょは、2万まん5000校こう、1670万まん人にんのK-12(幼稚園ようちえんから高校こうこうまで)の生徒せいとを
以下いかの文章ぶんしょうは、NiemanLabの「You might discover a conspiracy theory on social media — but you’re more likely to believe it if you hear it from a friend」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 党派とうは性せい、陰謀いんぼう思考しこう、現実げんじつ世界せかいのつながり—この3つが組くみ合あわさると、左右さゆう両派りょうはで強力きょうりょくな効果こうかを生うむ。 新あたらしい陰謀いんぼう論ろんをお探さがしだろうか? ソーシャルメディアは絶好ぜっこうの情報じょうほう源げんだ。では、そこで陰謀いんぼう論ろんに接せっしたとして、あなたはその陰謀いんぼう論ろんを信しんじるようになるだろうか? これは、ドナルド・トランプ暗殺あんさつ未遂みすい事件じけん(7月がつ13日にち)をめぐる陰謀いんぼう論ろんを調査ちょうさした新あらたな研究けんきゅうが投なげかける問といだ(学術がくじゅつ界かいの素早すばやい対応たいおうには感心かんしんさせられる)。この研究けんきゅうによると、ソーシャルメディアは陰謀いんぼう論ろんを知しるうえでは生産せいさん的てきな情報じょうほうソースだが、それを信しんじる
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Dirty words are politically potent」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 新あたらしい言葉ことばを作つくり出だすのは、実じつにクロミュレントまっとうな遊あそびだ。造語ぞうごの大半たいはんはその場ば限かぎりで消きえてしまうが、時ときとして時代じだいにケンタッキーなぴったりハマる言葉ことばが生うまれ、命いのちが宿やどることがある。 http://meaningofliff.free.fr/definition.php3?word=Kentucky 私わたしは四半世紀しはんせいきにわたり、デジタルライツの重要じゅうよう性せいを大衆たいしゅうの意識いしきに刻きざみ込こもうと奮闘ふんとうしてきた。インターネットが重要じゅうようだと人々ひとびとに理解りかいしてもらうキャンペーンがはじまりだった。以来いらい、テックポリシーは哀あわれなオタクたちがスタートレックを議論ぎろんする空間くうかんのガバナンスだけを意味いみするのではなく、人類じんるいの繁栄はんえいへとつながるものだと訴うったえてきた。 https://www.new
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Prime’s enshittified advertising」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic Primeがさらに広告こうこくを増ふやすそうだ。今年ことし1月がつからPrimeビデオに広告こうこくが挿入そうにゅうされるようになったが、それでもPrime会員かいいんが減へることはなかった。そこでAmazonは、Primeの品質ひんしつをひどくしても、もっと稼かせげると踏ふんだ。 https://arstechnica.com/gadgets/2024/10/amazon-prime-video-is-getting-more-ads-next-year 何なにもAmazonがサディストなわけではない。すべては金きむ目当めあてだ。Amazonが表示ひょうじする広告こうこくは、価値かち――あなたの時間じかんや注意ちゅうい――を株主かぶぬしへと移転いてんする。 これがメタクソ化かの核心かくしんだ。企業きぎょうが以前いぜんは役立やくだっていた製品せいひんをどんどん劣化れっかさせていくのは、品質ひんしつを落おと
以下いかの文章ぶんしょうは、Access Nowの「Big Tech and the risk of genocide in Gaza: what are companies doing?」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Access Now ガザの戦争せんそうは近年きんねん最もっとも破壊はかい的てきな紛争ふんそうであり、まさに「地獄じごく絵図えず」と呼よぶべき状況じょうきょうを生うみ出だしている。わずか1年ねん余あまりで、過去かこ20年間ねんかんのどの紛争ふんそうよりも多おおくの女性じょせいと子こどもが命いのちを落おとし、毎日まいにち平均へいきん10人にんの子こどもが片足かたあしまたは両足りょうあしを失うしなっている。902の家族かぞくが丸まるごと消きえ、少すくなくとも17,000人にんの子こどもが孤児こじとなり、人口じんこうの90%が避難ひなんを余儀よぎなくされ、中なかには10回かいも避難ひなん所しょを変かえた人ひともいる。建物たてものの80%が破壊はかいされたガザにはもはや安全あんぜんな場所ばしょはなく、境界きょうかいを越こえて逃にげることもできない。2024年ねん1月がつ、国際司法裁判所こくさいしほうさいばんしょ(ICJ)は、ガザのパレスチナ人じんにはジェノサイドから保護ほごされる権利けんりがあり、その権利けんりが
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「The largest campaign finance violation in US history」という2024年ねん7月がつ31日にち公開こうかいの記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 今月こんげつ初はじめ、シリコンバレーの超ちょう裕福ゆうふく層そうの一部いちぶが、マーク・アンドリーセンとベン・ホロウィッツ(Andreesen-Horowitzを立たち上あげた億おく万まん長者ちょうじゃVC)に率ひきいられ、トランプを支持しじし、数すう百ひゃく万まんドルを投とうじると表明ひょうめいした。 https://www.forbes.com/sites/dereksaul/2024/07/16/trump-lands-more-big-tech-backers-billionaire-venture-capitalist-andreessen-joins-wave-supporting-former-president 案あんの定じょう、この行動こうどうは多おおくの人々ひとびとの怒いか
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Epic Systems, a lethal health record monopolist」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 米国べいこくの医療いりょう現場げんばで圧倒的あっとうてきなシェアを誇ほこる電子でんし健康けんこう記録きろく(EHR)システム。その開発元かいはつもとがEpic Systemsだ。多おおくの医師いしなら、このシステムの使用しようを強しいられている。その結果けっか、患者かんじゃとの診察しんさつ1時じ間あいだに対たいし、Epic EHRの砂すなを噛かむような事務じむ作業さぎょうに2時じ間あいだも費ついやさせられている。 では、なぜこんな明あきらかに使つかい勝手がっての悪わるい製品せいひんが市場いちばを席巻せっけんしているのか。その答こたえは、「The American Prospect」誌しのロバート・カットナーによる秀逸しゅういつな特集とくしゅう記事きじが明あきらかにしている。Epicは臨床りんしょうの場ばでは災厄さいやくでありながら、利益りえきを生うみ出だす奇跡きせきの存在そんざいなのだ。 https://prospect.org/health/2024-10-01-
以下いかの文章ぶんしょうは、Access Nowのブログシリーズ「Surveilling Europe’s edges」のパート1「when digitalisation means dehumanisation」、パート2「when research legitimises border violence」、パート3「detention centres as a blueprint for mass surveillance」を翻訳ほんやくしたものである。 Access Now PART 1: デジタル化かが非ひ人間にんげん化かを意味いみするとき 2024年ねん5月がつ、Access Nowのカテリーナ・ロデッリはギリシャを横断おうだんした。彼女かのじょは移民いみん支援しえんや人権じんけん侵害しんがいの監視かんしに携たずさわる現地げんちNGOと面会めんかいし、欧州おうしゅうの国境こっきょうで監視かんし技術ぎじゅつがどのように、そしてどこで使つかわれているかを自みずからの目めで確たしかめた。彼女かのじょの3部ぶ構成こうせいのブログシリーズの第だい1回かいでは、国境こっきょうのデジタル化かが、
以下いかの文章ぶんしょうは、電子でんしフロンティア財団ざいだんの「Salt Typhoon Hack Shows There’s No Security Backdoor That’s Only For The “Good Guys”」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Electronic Frontier Foundation EFFは長年ながねんにわたり、善良ぜんりょうな人々ひとびとだけを通とおし、悪わるい人々ひとびとを締しめ出だすバックドアは構築こうちくできないと指摘してきしてきた。先週せんしゅう末まつ、この主張しゅちょうを裏うらづける新あらたな事例じれいが明あきらかになった。The Wall Street Journalは、”ソルト・タイフーン”と呼よばれる中国ちゅうごく政府せいふが支援しえんする高度こうどなハッカー集団しゅうだんによるものとされる、米国べいこくの通信つうしんシステムへの大だい規模きぼな侵入しんにゅうについて報ほうじた。 報道ほうどうによると、このハッキングはVerizon、AT&T、Lumen Technologies(旧きゅうCenturyLink)などのISPが構築こうちくしたシステム
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「It’s been twenty years since my Microsoft DRM talk」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 今週こんしゅうのポッドキャストでは、20年ねん前まえに反響はんきょうを呼よんだMicrosoft ResearchでのDRMに関かんする講演こうえんを振ふり返かえった。2004年ねん6月がつ17日にちの講演こうえんだ。今回こんかいはそのテキストを朗読ろうどくし、20年ねんを経へた今日きょうの視点してんから、その影響えいきょうを再さい評価ひょうかしてみた。 https://locusmag.com/2021/09/cory-doctorow-breaking-in/ あれから20年ねん(と1日にち)が経たった。初はじめての講演こうえんではなかったが、当時とうじとしては最もっともうまくいった講演こうえんだった。まだ講演こうえんの仕方しかたを模索もさくしていた時期じきで、い方いかたや表現ひょうげん方法ほうほうをあれこれ試ためしていた(今いま読よみ返かえすと、ブルース・スターリングの影響えいきょうが色濃いろこく出でている。これは今いまでも変かわらない
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Unpersoned」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 最新さいしんのLocus Magazineのコラム「Unpersoned」では、重要じゅうようインフラを無責任むせきにんなビッグテック企業きぎょうの手てに委ゆだねることの影響えいきょうについて論ろんじた。 https://locusmag.com/2024/07/cory-doctorow-unpersoned/ このコラムは、マデリーン・アシュビーがWiredで伝つたえたロマンス小説しょうせつ家か、K・レニーの物語ものがたりから始はじまる。 https://www.wired.com/story/what-happens-when-a-romance-author-gets-locked-out-of-google-docs レニーは多作たさくな作家さっかで、小説しょうせつをGoogle Docsで執筆しっぴつし、フィードバックや修正しゅうせいのために先行せんこう読者どくしゃと共有きょうゆうしていた。昨年さくねん3月がつ、レニーのGo
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「China hacked Verizon, AT&T and Lumen using the FBI’s backdoor」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 中国ちゅうごく政府せいふと繋つながりのあるハッカー集団しゅうだんがAT&T、Verizon、Lumenなどの大手おおて通信つうしん会社かいしゃに侵入しんにゅうした。彼かれらはこれらの企業きぎょうのネットワークに潜もぐり込こみ、数ヶ月すうかげつにわたって米国べいこく内ないの通信つうしんを傍受ぼうじゅしていたのだ。対象たいしょうは個人こじんから企業きぎょう、果はては政府せいふ関係かんけい者しゃにまで及およんでいた。驚おどろくべきことに、彼かれらはコードの脆弱ぜいじゃく性せいを突つく必要ひつようすらなかった。代かわりに使つかったのは、FBIが全すべての通信つうしん事業じぎょう者しゃに設置せっちを義務ぎむづけているバックドアだった。 https://www.wsj.com/tech/cybersecurity/u-s-wiretap-systems-targeted-in-china-linked-hack-327fc
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「AI’s productivity」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 子供こどもを連つれてニュージーランドに本ほんの出版しゅっぱんツアーに出でかけた。その際さい、スーパーマーケットに子供こどもの目線めせんの棚たなからお菓子かしをすべて撤去てっきょした特別とくべつな通路つうろがあることを知しって心底しんそこ感心かんしんした。なんてすばらしいアイデアだ! それに関連かんれんする話はなしとして、世界せかい各国かっこくが子供こども向むけの広告こうこくを規制きせいしている。その理由りゆうは主おもに2つ。 子供こどもは決けっして愚おろかではないが、経験けいけんが不足ふそくしていて、それゆえ騙だまされやすい。 子供こどもには自分じぶんのお金かねがないので、広告こうこくで見みたものを手てに入いれるには親おやにねだるしかなく、これが子供こども向むけ広告こうこくの規制きせいを求もとめる自然しぜんな支持しじ基盤きばん(ねだられる親おやたち)を生うみ出だす。 騙だまされやすい人々ひとびとを標的ひょうてきにして、他たの人々ひとびとを虐しいたげたり苦くるしめたりするよう仕向しむける広告こうこくは、とりわけ腹立はらだたしい。例たとえば、AIはあなたの仕事しごとを絶対ぜったいに、間違まちがいなくこなせな
以下いかの文章ぶんしょうは、NiemanLabの「Documentary filmmakers publish new AI ethics guidelines. Are news broadcasters next?」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Archival Producers Alliance(APA)が打うち出だした生成せいせいAIガイドラインは、視聴しちょう者しゃへの透明とうめい性せいを最さい優先ゆうせんに掲かかげている。 昨年さくねん、レイチェル・アンテルは新作しんさくドキュメンタリーに取とり組くんでいた。アカデミー賞しょうノミネート作さく『Crip Camp』やCNN Films作品さくひん『Chowchilla』など、数々かずかずの実績じっせきを持もつアーカイブプロデューサーだ。この作品さくひんでは、歴史れきし的てき調査ちょうさのためのアーカイブ写真しゃしんの調達ちょうたつを任まかされていた。ChatGPTの登場とうじょうからわずか数すうか月げつ後ごのことで、アンテルは制作せいさくパートナーと冗談じょうだん半分はんぶんに、いつかAIが我々われわれの仕事しごとを奪うばうんじゃないか、と話はなしていた。
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Return to office and dying on the job」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic Wells Fargoの従業じゅうぎょう員いん、デニーズ・プルドムが、勤務きんむするアリゾナ州しゅうテンピのオフィスのデスクで亡なくなった。それから4日間にちかん、彼女かのじょが亡なくなっていたことに誰だれも気きづかなかった。皮肉ひにくなことに、同社どうしゃの経営けいえい者しゃたちは「対面たいめんでのチームワークの大切たいせつさ」を理由りゆうに、オフィス勤務きんむの義務ぎむ化かを推おし進すすめていた。 8月の出来事できごとだ。現在げんざい、Wells Fargo Unitedは彼女かのじょの死しに関かんする声明せいめいを発表はっぴょうした。その内容ないようは、Wells Fargoが従業じゅうぎょう員いんに対たいして行おこなう冷酷れいこくかつ選択せんたく的てきな監視かんしへの怒いかりで満みちている。 https://www.reddit.com/r/WellsFargoUnited/comments/1fnp9fa/please_print_and_t
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「A sexy, skinny defeat device for your HP ink cartridge」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 動物どうぶつが繰くり返かえしカニへと進化しんかする現象げんしょうがある。「カニ化か[carcinisation]」と呼よばれるこの不思議ふしぎな現象げんしょうは、カニという生物せいぶつが現在げんざいの環境かんきょうに極きわめて適応てきおうしていることを示しめしている。 https://www.scientificamerican.com/article/why-do-animals-keep-evolving-into-crabs 同おなじように、様々さまざまな企業きぎょうがプリンタ企業きぎょうのような存在そんざいへと進化しんかを遂とげている。規制きせいが緩ゆるく、メタクソ化かが横行おうこうするこの世界せかいでは、インクジェットプリンタの寄生きせい的てきビジネスモデルは極きわめて適応てきおう性せいが高たかいのだ。プリンタ化か[printerinisation ]の波なみは、あらゆる業ごう
以下いかの文章ぶんしょうは、電子でんしフロンティア財団ざいだんの「FTC Report Confirms: Commercial Surveillance is Out of Control」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Electronic Frontier Foundation 連邦れんぽう取引とりひき委員いいん会かい(FTC)の最新さいしん報告ほうこく書しょは、EFFが長年ながねん警鐘けいしょうを鳴ならしてきた事実じじつを裏うらづけている。テック大手おおては私わたしたちの個人こじん情報じょうほうを広範囲こうはんいに収集しゅうしゅう・共有きょうゆうすることで、オンライン行動こうどうターゲティング広告こうこくビジネスを推おし進すすめている。FacebookやYouTube、X(旧きゅうTwitter)など9つのソーシャルメディアと動画どうがプラットフォームのデータ慣行かんこうに関かんする4年間ねんかんの調査ちょうさ結果けっかは、商業しょうぎょう的てき監視かんしによってユーザのプライバシーコントロールが著いちじるしく制限せいげんされている実態じったいを浮うき彫ぼりにした。調査ちょうさ対象たいしょう企業きぎょうすべてが同様どうようのプライバシー侵害しんがいを行おこなっているわけではないが、結論けつろんは明白めいはくだ。企業きぎょうはプ
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Academic economists get big payouts when they help monopolists beat antitrust」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 40年ねんにわたる企業きぎょう犯罪はんざいの横行おうこうの末すえ、新あらたな保安ほあん官かん、ジョナサン・カンターが登場とうじょうした。彼かれはバイデン政権せいけんにより司法省しほうしょう反はんトラスト局きょく局長きょくちょうに任命にんめいされ、過去かこ2年ねん半はんで170件けんもの「重要じゅうような反はんトラスト訴訟そしょう」を監督かんとくしてきた。その集大成しゅうたいせいとして、Googleが違法いほうな独占どくせん企業きぎょうであると裁判所さいばんしょで判決はんけつが下くだされた。 https://pluralistic.net/2024/08/07/revealed-preferences/#extinguish-v-improve カンターの仕事しごとは驚異きょうい的てきであると同時どうじに、時代じだいの要請ようせいに応こたえるものでもある。カンターは最近さいきん、フォーダム大学だいがくロースクール競きおい
以下いかの文章ぶんしょうは、電子でんしフロンティア財団ざいだんの「New Email Scam Includes Pictures of Your House. Don’t Fall For It.」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Electronic Frontier Foundation この記事きじにたどり着ついたあなたは、おそらくこんな状況じょうきょうにいるのではないだろうか。自称じしょうハッカーから脅迫きょうはくメールが届とどいた。「金かねを払はらわなければ、あなたの性的せいてきな写真しゃしんなどの絶対ぜったいに知しられたくないな情報じょうほうを、友人ゆうじんや家族かぞく全員ぜんいんに送おくりつける」という。さらに恐おそろしいことに、添付てんぷのPDFには「[あなたの名前なまえ].pdf」と家いえの写真しゃしんまで入はいっている。この恐おそろしい状況じょうきょうでどうすればいいのか、自分じぶんを特定とくていしたような脅迫きょうはくにどう対応たいおうすべきか、必死ひっしに情報じょうほうを探さがしているところだろう。 どうか落おち着ついてほしい。メールでどう言いわれていようと、あなたはおそらくハッキングされていない(少すくな
以下いかの文章ぶんしょうは、電子でんしフロンティア財団ざいだんの「Americans Are Uncomfortable with Automated Decision-Making」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Electronic Frontier Foundation 就職しゅうしょく活動かつどう中ちゅう、ある企業きぎょうが選考せんこうを迅速じんそく化かしようと、あなたの応募おうぼ書類しょるいをAIで分析ぶんせきしていたことを知しったらどう思おもうだろうか。薄気味悪うすきみわるいと感かんじるかもしれない。そう感かんじるのは、あなただけではない。 最近さいきん、Consumer Reportsが全国ぜんこく規模きぼで実施じっしした調査ちょうさによると、多おおくの米べい国民こくみんが日常にちじょう生活せいかつにおけるAIやアルゴリズムによる判断はんだんに不安ふあんを覚おぼえているという。シカゴ大学だいがくのNORCが実施じっししたこの調査ちょうさでは、2,022人にんの成人せいじんを対象たいしょうに様々さまざまな課題かだいに対たいする意識いしきを探さぐっている。その結果けっかは以下いかの通とおりだ。 面接めんせつ時じの回答かいとう内容ないようや表情ひょうじょうをAIが採点さいてんし、スクリーニングを行おこなう採用さいようプロセスに「不快ふかい
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「What the fuck is a PBM?」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 末期まっき資本しほん主義しゅぎがしぶとく生いき延のびているのは、その巧妙こうみょうな防衛ぼうえいシステムのおかげだ。これを葬ほうむり去さるには、まずその防衛ぼうえいシステムを破壊はかいしなければならない。中なかでも「退屈たいくつの盾たて」は、死しに体たいの資本しほん主義しゅぎ者しゃたちが振ふりかざす最強さいきょうの防具ぼうぐだ。だからこそ、正面しょうめんからぶち壊こわす価値かちがある。 この「退屈たいくつの盾たて」というのは、ダナ・クレアが名付なづけた秀逸しゅういつな表現ひょうげんだ。要ようするに、あまりにも退屈たいくつすぎて頭あたまに入はいらない、記憶きおくに残のこらないものを指さす。金融きんゆう業界ぎょうかいでは「MEGO」(目めが曇くもるMy Eyes Glaze Over)とも呼よばれている。あえて複雑ふくざつにこねくり回まわした金融きんゆう取引とりひきのことで、頭あたまのいい連中れんちゅうでさえ、その絡からまった糸いとを解とくのに四苦八苦しくはっくしている。我々われわれ凡人ぼんじんは、分厚ぶあつい目論見もくろみ書しょを両手りょうてで持もち上あげ、「こんな大おおきな糞くその山やまなら、下したに
以下いかの文章ぶんしょうは、電子でんしフロンティア財団ざいだんの「Digital ID Isn’t for Everybody, and That’s Okay」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Electronic Frontier Foundation 週しゅうに何なん回かい、運転うんてん免許めんきょ証しょうを取とり出だすだろうか。年齢ねんれい制限せいげんのある商品しょうひんを買かったり、薬くすりを受うけ取とったり、バーに入はいったりするのに、せいぜい2〜4回かい程度ていどだろう。ところが、GoogleやAppleのウォレットで提供ていきょうされているモバイル運転うんてん免許めんきょ証しょう(mDL)やその他たのデジタル身分みぶん証明しょうめい書しょ(ID)を使つかい始はじめると、これまで以上いじょうに頻繁ひんぱんにIDを提示ていじすることになるかもしれない。この新しん技術ぎじゅつによって、IDの提示ていじを求もとめられる場面ばめんが増ふえる可能かのう性せいがあるからだ。 mDLやデジタルIDの導入どうにゅうは、各州かくしゅうがプライバシー保護ほご策さくを整備せいびするペースをはるかに上回うわまわっている。そしてそれは、これまで以上いじょうに多おおくの第三者だいさんしゃにIDを提示ていじすること
以下いかの文章ぶんしょうは、コリイ・ドクトロウの「Anti-cheat, gamers, and the Crowdstrike disaster」という記事きじを翻訳ほんやくしたものである。 Pluralistic 政治せいじには連合れんごうが必要ひつようであり、連合れんごうは脆弱ぜいじゃくである。優すぐれた政治せいじとは、しばしば対立たいりつする連合れんごうを分断ぶんだんし、さらには相手あいての連合れんごうの一部いちぶを自陣じじんに取とり込こむことである。 1964年ねんの公民こうみん権けん法ほう成立せいりつ後ごの米国べいこくにおける「再さい編成へんせい」を考かんがえてみよう。当時とうじ、「ディキシークラット」(南部なんぶ民主党みんしゅとう)が大挙たいきょして共和党きょうわとうに鞍替くらがえした。あるいは、2016年ねん(そして緩ゆるやかではあるが2020年ねんにも)、民主党みんしゅとうの牙城がじょうだった「ラストベルト」の有権者ゆうけんしゃの多おおくがトランプに投票とうひょうした。 連合れんごうの再さい編成へんせいは、良よくも悪わるくも政治せいじを変かえる。ナオミ・クラインは2023年ねんの必読ひつどく書しょ『ドッペルゲンガー』で、リベラル派はがプログレッシブ連合れんごうから左派さはを排除はいじょし、その結果けっか右派うはが労働ろうどう者しゃ層そうを取とり込こんでトランプ
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