キャリアアップ写真しゃしんはイメージです Photo:PIXTA

漠然ばくぜんとキャリアは「アップするもの」とおもっていないだろうか。その背景はいけいには、キャリアにたいするモヤモヤとした不安ふあんがある。この状況じょうきょう打開だかいするためにはどうすればいいのだろうか。※本稿ほんこうは、石倉いしくら秀明ひであき『CAREER FIT 仕事しごとのモヤモヤがれる適職てきしょく思考しこうほう宝島社たからじましゃ)の一部いちぶ抜粋ばっすい編集へんしゅうしたものです。

「キャリアはアップするもの」という前提ぜんていうたが

「キャリアアップ」そのものがどういう状態じょうたいしているのか、なんとなくかるようでいて、じつはあいまいではないでしょうか。

 いったいどうなることがキャリアアップなのか、明確めいかくにしないまま、「キャリアはアップするもの」だと強迫きょうはく観念かんねんてきしんじてしまっているのかもしれません。

 かつてであれば、4ねんせい大学だいがくて、社格しゃかくたかだい企業きぎょう就職しゅうしょくし、ひとよりもたか給料きゅうりょうをもらって、そのなか出世しゅっせし、役職やくしょくがっていくことをキャリアアップとシンプルにんだのかもしれません。あるしゅ画一かくいつてきなライフコースを、おおくのひと夢見ゆめみ時代じだいだったともいえるかもしれませんが、今日きょうではたしてそれが本当ほんとうしあわせかどうかはからないだろうとおもいます。