国語こくご辞書じしょの索引さくいん「えて」

え‐て【得手えて】

１ 巧たくみで、得意とくいとすること。最もっとも得意とくいとするところ。えて物もの。えて吉きち。「人ひとにはそれぞれ—不得手ふえてがある」 ２ 「得手勝手えてかって...

え‐て【得えて】

［副ふく］ １ 「得えてして」に同おなじ。「そう云いう恩知おんしらずは、—哲学てつがく者しゃにあるもんだ」〈漱石そうせき・虞美人草ぐびじんそう〉 ２ 得意とくいとして。「...

エティエンヌ

［1503〜1559］フランスの出版しゅっぱん業者ぎょうしゃ・人文じんぶん主義しゅぎ者しゃ。ラテン語らてんご辞典じてんを編集へんしゅう刊行かんこう。また、今日きょうの章節しょうせつ区分くぶんを初はじめて導入どうにゅうした...

エティエンヌシュバリエのじとうしょ【エティエンヌ＝シュバリエの時とき祷いのり書しょ】

《原題げんだい、(フランス)Les Heures d'Étienne Chevalier》フーケの装飾そうしょく写本しゃほん。縦たて20センチ、...

コンディヤック

［1715〜1780］フランスの哲学てつがく者しゃ。ロックの経験けいけん論ろんを徹底てっていさせた感覚かんかく論ろん哲学てつがくをうちたてた。著ちょ「感覚かんかく論ろん」「体系たいけい論ろん」など。

ジルソン

［1884〜1978］フランスの哲学てつがく者しゃ。中世ちゅうせい哲学てつがくの価値かちを再さい評価ひょうかし、中世ちゅうせい暗黒あんこく時代じだい観かんを訂正ていせいした。ネオ‐トミスムの思想家しそうか...

セナンクール

［1770〜1846］フランスの小説しょうせつ家か。ロマン派はの先駆せんく者しゃの一人ひとり。作さく「オーベルマン」など。

エティック

言語げんご学がくや文化ぶんか人類じんるい学がくなどで、ある現象げんしょうを分析ぶんせきする方法ほうほうの一ひとつ。外部がいぶの観察かんさつ者しゃの視点してんから客観きゃっかん的てきに分析ぶんせきを行おこなうもので、アメリカの...

エティック

《Enterprise Turnaround Initiative Corporation of Japan》⇒企くわだて...

エティモロジー

《「エチモロジー」とも》 １ 語ごの起源きげん・由来ゆらい。語源ごげん。 ２ 語源ごげん学がく。

えて‐かって【得手勝手えてかって】

［名な・形かたち動どう］他人たにんのことは考かんがえず、自分じぶんに都合つごうのよいように行動こうどうすること。また、そのさま。わがまま。「—が過すぎる」「—な注文ちゅうもん」

え‐てがみ【絵手紙えてがみ】

絵えを書かき添そえた手紙てがみ。形式けいしきの制約せいやくはないが、葉書はがきを使つかい、絵えに簡単かんたんな文ぶんを添そえるのが一般いっぱん的てき。 [補ほ説せつ]書家しょか小池こいけ邦夫くにおが昭和しょうわ中ちゅう...

えて‐きち【得手えて吉きち】

《「得手えて」を人名じんめいめかした語かたり》 １ 「得手えて1」に同おなじ。「二に十じゅう三さん、四よんにて器量きりょうもよし、泣なく事ことが—なり」〈洒・面めん和具わぐ噺ばなし〉 ...

えて‐こう【猿さる公こう】

猿さるを擬人ぎじん化かしたい方いかた。

えて‐して【得えてして】

［副ふく］ある事態じたいになる傾向けいこうのあるさま。ややもすると。ともすると。とかく。えて。「頭あたまのいい人じんは—策さくにおぼれるものだ」

得手えて(えて)に帆ほ(ほ)を揚あげ(あ)・げる

得意とくいなわざを発揮はっきできる好機こうきが到来とうらいし、調子ちょうしに乗のって事ことを行おこなう。

えて‐は【得えては】

［副ふく］《副詞ふくし「えて」＋係かかり助詞じょし「は」から》ともすると、えてして。「どなたも御ご用心ようじんなさりませ、—心しんのおもやとらるる」〈...

えて‐もの【得手えて物ぶつ】

１ 「得手えて1」に同おなじ。「—の片足かたあし立だちや小田おだの雁かり」〈おらが春はる〉 ２ 「得手えて3」に同おなじ。「—にいい日ひだのうとぶらり来くる...

エテン

⇒エチレン

エテン‐とう【エテン島とう】

《Etten》ミクロネシア連邦れんぽう、チューク諸島しょとうの島しま。日本にっぽん統治とうち時代じだいは竹島たけしまとよばれ、昭和しょうわ9年ねん（1934）に山やまを崩くずして建設けんせつ...

えてんらく【越こし天たかし楽らく／越殿こしどの楽らく】

雅楽ががく。唐楽とうがくの小曲しょうきょくで、舞まいはない。平たいら調ちょう(ひょうじょう)、早はや四拍子しびょうし(はやよひょうし)のものが有名ゆうめいであるが、古ふるくは盤ばん渉わたる(ば...

えてんらくへんそうきょく【越こし天たかし楽らく変奏曲へんそうきょく】

宮城みやぎ道雄みちおの箏そう(そう)と管弦楽かんげんがくの協奏曲きょうそうきょく。1927年ねん作曲さっきょく。雅楽ががくの越こし天たかし楽らくを題材だいざいとする。近衛このえ秀麿ひでまろ・直ちょく麿まろ兄弟きょうだいによる交響曲こうきょうきょく編曲へんきょく...