国語こくご辞書じしょの索引さくいん「つな」1ページ目め

つな【綱つな】

１ 植物しょくぶつの繊維せんいや針金はりがねなどをより合あわせて長ながくつくったもの。ロープ。 ２ 心身しんしんが不安ふあん・危険きけんな状態じょうたいにあるとき、すがって頼よりゆき...

ツナ

マグロ類るいのこと。一般いっぱんに、ビンナガの油あぶら漬づけをいう。「—サラダ」

ツナイト

⇒トゥナイト

つな‐うち【綱つな打うち】

糸いとをより合あわせて綱つなを作つくること。

つなうち‐せっく【綱つな打うち節句せっく】

正月しょうがつ20日にちに、その年としに使つかう農のう・漁業ぎょぎょう用ようの綱つなや縄なわを作つくって祝いわう行事ぎょうじ。

ツナ‐かん【ツナ缶つなかん】

マグロの油あぶら漬づけの缶詰かんづめ。

つながり【繋つながり】

１ つながること。また、つながったもの。「文ぶんの—」「意味いみ上じょうの—」 ２ 結むすびつき。関係かんけいがあること。「仲間なかまとの—を大事だいじ...

つなが・る【繋つながる】

［動どうラ五ご（四よん）］ １ 離はなれているものが結むすばれて、ひと続つづきになる。「島しまと島しまとが橋はしで—・がる」「電話でんわが—・る」「光ひかり回線かいせん...

つなぎ【繋つなぎ】

１ つなぐこと。また、つなぐもの。「顔かお—」 ２ 次じの事ことが始はじまるまでの時間じかんをうめるために何なにかを行おこなうこと。また、そのも...

つなぎ‐いとおり【繋つなぎ糸織いとおり（り）】

糸織いとおりの一種いっしゅ。くず絹糸けんしまたはつなぎ合あわせて結むすび目めを作つくった糸いとを横糸よこいとに使つかって平織ひらおりにした織物おりもの。

つなぎ‐うま【繋つなぎ馬ば】

１ 綱つななどでつないである馬うま。 ２ 紋所もんどころの名な。杭くい(くい)につないだ馬うまを図案ずあん化かしたもの。

つなぎ‐うり【繋つなぎ売うり】

「売うり繋つなぎ」に同おなじ。

つなぎ‐おんせん【繋つなぎ温泉おんせん】

岩手いわて県けん盛岡もりおか市し、雫石しずくいし(しずくいし)川上かわかみ流りゅうにある温泉おんせん。泉いずみ質ただしは単純たんじゅん温泉おんせん・硫黄いおう泉いずみ。

つなぎ‐しきん【繋つなぎ資金しきん】

資金しきんの調達ちょうたつが確定かくていしているが、その資金しきんが必要ひつような時期じきに間まに合あわないときに、一時いちじ的てきに借かり入いれる資金しきん。

つなぎ‐じろ【繋つなぎ城じょう】

二ふたつの城しろの連絡れんらくをとるため、その中間ちゅうかんの要害ようがいの地ちに築きずいた城しろ。

つなぎ‐ぜに【繋つなぎ銭ぜに】

緡(さし)に通とおしてつないだ銭ぜに。「袂たもとより—取とり出だし」〈浮・諸しょ艶つや大鑑たいかん・五ご〉

つなぎ‐て【繋つなぎ手しゅ】

１ 人にんと人ひと、人ひとと物もの、物ものと物ものとを結むすびつける人ひと、また、その役割やくわり。「子供こどもと本ほんの—となる」 ２ ⇒継つぎ手て

つなぎ‐と・める【繋つなぎ止とめる】

［動どうマ下か一いち］［文ぶん］つなぎと・む［マ下か二に］ １ ひもや綱つななどで、離はなれないようにつなぐ。「船ふねを岸壁がんぺきに—・める」 ２ 関せき...

つなぎ‐とりひき【繋つなぎ取引とりひき】

⇒ヘッジ

つなぎ‐ばいばい【繋つなぎ売買ばいばい】

⇒ヘッジ

つなぎ‐ぶね【繋つなぎ船せん】

港湾こうわんや河岸かわぎし(かし)などにつなぎとめてある船ふね。もやいぶね。けいせん。

つなぎ‐め【繋つなぎ目め】

つなぎ合あわせた部分ぶぶん。つぎめ。「糸いとと糸いととの—」

つなぎ‐ゆうし【繋つなぎ融資ゆうし】

資金しきん調達ちょうたつは確定かくていしているが、その資金しきんがなんらかの事情じじょうによって必要ひつようとするときに間まに合あわない場合ばあい、入金にゅうきん時じまでのつなぎとし...

つなぐ【ツナグ】

辻村つじむら深ふかし月がつの連作れんさく小説しょうせつ集しゅう。一生いっしょうに一いち度ど、生者しょうじゃと死者ししゃを再会さいかいさせるという使者ししゃについて描えがかれた物語ものがたり。平成へいせい22年ねん（2010）刊かん。...

つな・ぐ【繋つなぐ】

《名詞めいし「綱つな」の動詞どうし化か》 ［動どうガ五ご（四よん）］ １ ㋐ひも・綱つななどで物ものを結むすびとめて、そこから離はなれたり、逃にげたりしないよう...

つな‐ぐるま【綱つな車しゃ】

⇒ロープ車しゃ(ぐるま)

つな・げる【繋つなげる】

［動どうガ下か一いち］［文ぶん］つな・ぐ［ガ下か二に］ひもや綱つななどを結むすび合あわせてひと続つづきにする。「短みじかいひもを—・げて長ながくする」

ツナ‐サンド

《(和わ)tuna＋sandwichから》ツナマヨを挟はさんだサンドイッチ。

つなし

コノシロの幼魚ようぎょの古名こみょう。「松田まつだ江こうの浜はま行いき暮くらし—捕とる氷見ひみ(ひみ)の江え過すぎて」〈万まん・四よん〇一いち一いち〉

つなしま‐おんせん【綱島つなしま温泉おんせん】

神奈川かながわ県けん横浜よこはま市し港北こうほく区くにある鉱泉こうせん。泉いずみ質ただしは炭酸たんさん水素すいそ塩しお泉いずみ。

つなしま‐りょうせん【綱島つなしま梁川りょうせん】

［1873〜1907］思想家しそうか・評論ひょうろん家か。岡山おかやまの生うまれ。本名ほんみょう、栄一郎えいいちろう。「早稲田わせだ文学ぶんがく」の編集へんしゅうに従事じゅうじ。胸むねを病やんでから神秘しんぴ的てき...

つな‐そ【綱麻つなそ】

アオイ科かの一いち年ねん草くさ。高たかさ約やく1メートル。葉はは長ちょう卵たまご形がたで先さきがとがり、葉はの付つけ根ねに黄色きいろい小しょう花はなをつける。茎くきからジュートとよばれ...

つな‐で【綱手つなで】

《古ふるくは「つなて」とも》船ふねにつないで引ひく綱つな。ひきづな。「人ひと言ごとはしましそ我わが妹いもうと—引ひく海うみゆまさりて深ふかくしそ思おもふ」〈万まん・二に...

つな‐とり【綱つな取とり】

大相撲おおずもうで、大関おおぜきが横綱よこづなの地位ちいをねらうこと。一般いっぱんに、昇進しょうしんには二に場所ばしょ連続れんぞく優勝ゆうしょうかそれに準じゅんじる成績せいせきが条件じょうけん。

つな‐ぬき【綱つな貫ぬき】

１ 「貫ぬき(つらぬ)き1」に同おなじ。 ２ 牛皮ぎゅうひなどで作つくり、底そこに鉄てつの鋲びょう(びょう)を打うち、縁えんに貫つらぬけ緒いとぐち(ぬきお)を通とおして結むすぶよ...

つな‐ぬ・く【貫つらぬく】

［動どうカ四よん］「つらぬく」に同おなじ。「形代かたしろ(かたしろ)が首くびを切きって剣けんの先さきに—・き給きゅうへば」〈謡うたい・調伏ちょうぶく曽我そが〉

つなのうえのしょうじょ【綱つなの上うえの少女しょうじょ】

片岡かたおか鉄兵てっぺいの短編たんぺん小説しょうせつ。昭和しょうわ2年ねん（1927）発表はっぴょう。新しん感覚かんかく派は作家さっかとしての著者ちょしゃの代表だいひょう作さく。

つな‐ば【綱場つなば】

運うん材ざい河川かせんの要所ようしょに頑丈がんじょうな綱つなを張はって、流ながれてくる木材もくざいをせき止とめ、集あつめておく場所ばしょ。

つな‐ばし【綱つな橋きょう】

渓谷けいこくや絶壁ぜっぺきなどを横切よこぎって綱つなを張はり渡わたし、木き台だい・籠こめ(かご)・車くるまなどをつるして人ひとや荷物にもつを乗のせ、一方いっぽうからたぐり寄よせて他方たほうへ...

つな‐ひき【綱引つなひき／綱曳つなひき】

１ 二に組くみに分わかれて1本ほんの綱つなの両りょう端はしから引ひき合あって勝負しょうぶを争あらそう競技きょうぎ。運動会うんどうかいなどで行おこなわれるが、もとは年とし占うらない行事ぎょうじの一種いっしゅで、豊ゆたか...

つな‐ひ・く【綱つな曳ひく】

［動どうカ四よん］ １ 牛馬ぎゅうばなどが、綱つなを引ひかれてさからう。「あまた年としこゆる山辺やまべに家居かきょして—・く駒こまもおもなれにけり」〈かげろ...

つな‐びらき【綱つな開びらき】

出船しゅっせんの際さいの祝儀しゅうぎ。船霊ふなだま(ふなだま)に神酒みき(みき)を供そなえ、謡曲ようきょくをうたい、神酒みきを飲のんで祝いわう。

つなぶち‐けんじょう【綱つな淵ふち謙けん錠じょう】

［1924〜1996］小説しょうせつ家か。樺太からふと(からふと)（サハリン）の生うまれ。長年ながねん編集へんしゅう者しゃとして活躍かつやくした後のち、時代じだい小説しょうせつを執筆しっぴつした...

ツナ‐マヨ

《「ツナのマヨネーズ和あえ」の略りゃく》マグロの油あぶら漬づけをマヨネーズであえたもの。パンに挟はさんだり、おにぎりの具ぐ材ざいにしたりする。

つ‐なみ【津波つなみ／津浪つなみ／海嘯つなみ】

地震じしんや海底かいてい火山かざんの噴火ふんかなどによって生しょうじる非常ひじょうに波長はちょうの長ながい波なみ。海岸かいがんに近ちかづくと急きゅうに波高はこうを増まし、港みなとや湾内わんないで異常いじょうに大おおきくなる...

つなみ‐かさい【津波つなみ火災かさい】

津波つなみによる火災かさい。港湾こうわん設備せつびや漁船ぎょせんの重油じゅうゆ、家庭かてい用ようのガスが漏電ろうでんなどで引火いんかし、津波つなみで流ながされた木造もくぞう家屋かおくなどの瓦礫がれきが海上かいじょうで炎上えんじょう...

つなみ‐けい【津波つなみ計けい】

海底かいていにおいて水圧すいあつを正確せいかくに計測けいそくし、水位すいい変化へんかを捉とらえる機器きき。海底かいていケーブルや衛星えいせい通信つうしんによって地上ちじょうの観測かんそくシステムから常時じょうじ水位すいい...

つなみ‐けいほう【津波つなみ警報けいほう】

地震じしんが発生はっせいした時ときに気象庁きしょうちょうが発表はっぴょうする、津波つなみに関かんする警報けいほう・注意報ちゅういほうの一ひとつ。予想よそうされる津波つなみの高たかさが1メートルを超こえ3メート...

つなみけいほう‐ちゅういほう【津波つなみ警報けいほう・注意報ちゅういほう】

地震じしんが発生はっせいした時ときに気象庁きしょうちょうが発表はっぴょうする、津波つなみに関かんする警報けいほう・注意報ちゅういほう。大だい津波つなみ警報けいほう・津波つなみ警報けいほう・津波つなみ注意報ちゅういほうの3種類しゅるいがある。 [...

つなみ‐じしん【津波つなみ地震じしん】

体感たいかんする揺ゆれや地震じしん計けいで観測かんそくされる震度しんどが小ちいさいにもかかわらず、大おおきな津波つなみを引ひき起おこす地震じしん。明治めいじ29年ねん（1896）の明あかり...