国語こくご辞書じしょの索引さくいん「とな」

と‐な

［連語れんご］《格かく助詞じょし「と」＋終おわり助詞じょし「な」》（多おおく文末ぶんまつに用もちいて）確たしかめる気持きもちで相手あいてに問とい返かえす意いを表あらわす。…というのだな。...

と‐ない【都内とない】

東京とうきょう都との中なか。特とくに、東京とうきょう都との23区くのうち。

とな・う【唱ふ／称たたえふ】

［動どうハ下か二に］「となえる」の文語ぶんご形がた。

とな・う【調しらべふ／整せいふ／斉ひとしふ】

［動どうハ下か二に］ととのえる。落おち着つかせる。一ひとつの所ところに集中しゅうちゅうさせる。「心しんを—・へ祈いのり申もうし給きゅうふ」〈栄さかえ花はな・玉たまの飾かざり〉

となえ【唱となえ／称となえ】

１ となえること。声こえに出だして言いうこと。 ２ （称となえ）呼よび名な。称号しょうごう。名称めいしょう。

となえ‐ごと【唱となえ言げん】

まじないにとなえる言葉ことば。

とな・える【唱となえる／称たたえる】

［動どうア下か一いち］［文ぶん］とな・ふ［ハ下か二に］ １ 声こえに出だして言いう。声こえを立たてて読よむ。「お題目だいもくを—・える」「呪文じゅもんを—・える」 ...

トナカイ

《アイヌ語ごから》シカ科かの哺乳類ほにゅうるい。北極ほっきょく地方ちほうのツンドラ地帯ちたいに群ぐんをなしてすみ、体高たいこう1〜1.4メートル。雌雄しゆうともに角かくをもち...

トナカテペケ

中央ちゅうおうアメリカ、エルサルバドル中西部ちゅうせいぶの都市とし。首都しゅとサンサルバドルの北東ほくとう約やく15キロメートルに位置いちする。毎年まいとし11月がつ1日にちと2...

となき‐じま【渡名喜島となきじま】

沖縄おきなわ県けん、沖縄おきなわ本島ほんとうの西にし58キロメートル、慶けい良りょう間あいだ(けらま)諸島しょとうの北方ほっぽうにある島しま。島尻しまじり郡ぐん渡名喜となき村むらに属ぞくし1村むら1字じ(あざ)から...

と‐なく【と無むく】

［連語れんご］《格かく助詞じょし「と」＋形容詞けいようし「ない」の連用形れんようけい。「…となく…となく」の形かたちで用もちいて》…だけでなく…も。…も…も。「昼ひる...

となご‐まい【鳥とり名子なご舞まい】

《「となこまい」とも》伊勢神宮いせじんぐうで6月がつ16日にち（外宮げくう）・17日にち（内宮ないくう）に行おこなわれた歌舞かぶ。常世とこよ(とこよ)の長ちょう鳴なき鳥とりを模もした...

となせ【戸と無む瀬せ】

京都きょうと、嵐山あらしやま付近ふきんの地名ちめい。また、大堰川おおいがわ(おおいがわ)の古名こみょう。［歌枕うたまくら］「惜おしめどもよもの紅葉こうようは散ちりはてて—ぞ秋あきのとまりな...

となみ【砺波となみ】

富山とやま県けん西部せいぶ、砺波となみ平野へいやの中央ちゅうおう部ぶにある市し。チューリップの球根きゅうこんを輸出ゆしゅつ。人口じんこう4.9万まん（2010）。

となみ【鳥網とりあみ】

《「とのあみ」の音おと変化へんか》鳥とりを捕とるためにしかける網あみ。とりあみ。「あしひきのをてもこのもに—張ばり」〈万まん・四よん〇一いち一いち〉

となみ‐し【砺波となみ市し】

⇒砺波となみ

となみ‐の‐せき【砺波となみの関せき】

富山とやま県けん小矢部おやべ(おやべ)市しの砺波となみ山さんに置おかれた古代こだいの関所せきしょ。倶利伽羅くりから(くりから)峠とうげの東麓ひがしふもとにあたり、加賀かがと越中えっちゅうを結むすぶ旧きゅう北陸ほくりく...

となみ‐はる【鳥網とりあみ張はる】

［枕まくら］鳥網とりあみを坂さかに張はる意いから、「坂さか」にかかる。「—坂ざか手しゅ(さかて)を過すぎ」〈万まん・三さん二に三さん〇〉

となみ‐はんとう【斗と南半みなみはん島とう】

青森あおもり県けん、下北半島しもきたはんとうの異称いしょう。

となみ‐へいや【砺波となみ平野へいや】

富山とやま県けん西部せいぶ、庄川しょうがわ(しょうがわ)・小矢部川おやべがわ流域りゅういきの平野へいや。越えつ中ちゅう米べいの産地さんちで、典型てんけい的てきな散ち村むら集落しゅうらくが見みられる。

となみ‐やま【砺波となみ山さん】

富山とやま県けん小矢部おやべ市しと石川いしかわ県けん河北かほく郡ぐん津幡つばた町まちとの境さかいにある山やま。標高ひょうこう277メートル。山中さんちゅうに旧きゅう北陸ほくりく道どうの倶利伽羅くりから(くりから)峠とうげや砺波となみ...

と‐なめ【臀しり呫】

トンボの雌雄しゆうが交尾こうびして、互たがいに尾おをくわえ合あい、輪わになって飛とぶこと。「蜻蛉とんぼ(あきつ)の—の如ごとくにあるかな」〈神かみ武紀たけのり〉

トナラ

メキシコ中西部ちゅうせいぶ、ハリスコ州しゅうの都市とし。グアダラハラの東郊とうこうに位置いちする。丸まるみを帯おびた独特どくとくな形状けいじょうの陶器とうきが有名ゆうめい。国立こくりつ陶器とうき美術館びじゅつかん...

となり【隣となり】

１ 並ならんで続つづいているもののうち、最もっとも近ちかくにあること。また、そのもの。「—の席せき」「—町まち」 ２ 左右さゆう両側りょうがわにある家いえ。また...

となり‐あ・う【隣となり（り）合あう】

［動どうワ五ご（ハ四よん）］互たがいに隣となりとなる。「電車でんしゃで—・って座すわる」

となり‐あわせ【隣となり（り）合ごう（わ）せ】

１ 互たがいに隣となり合あっていること。「—に座すわる」 ２ 常つねに近ちかい関係かんけいにあることのたとえ。「危険きけんと—の生活せいかつ」

となり‐きんじょ【隣となり近所きんじょ】

１ 隣となりの家いえや近所きんじょの家いえ。また、そこに住すむ人々ひとびと。「—と親したしくする」 ２ 近ちかいところ。まわり。周辺しゅうへん。「うわさが—に知しれわたる」

となり‐ぐさ【隣となり草そう】

牡丹ぼたん(ぼたん)の別名べつめい。

となり‐ぐみ【隣組となりぐみ】

第だい二に次じ大戦たいせん下か、国民こくみん統制とうせいのためにつくられた地域ちいき組織そしき。町内ちょうない会かい・部落ぶらく会かいの下したに属ぞくし、近隣きんりん数すう軒けんが一いち単位たんいとなって、互助ごじょ・自警じけい・...

となり‐ざかい【隣となり境さかい／隣となり界かい】

隣家りんかとの境界きょうかい。「此処ここらは—の藪やぶ際さいにて」〈一葉かずは・暁あかつき月夜づきよ〉

となり‐しらず【隣となり知しらず】

１ 近ちかくに他たの家いえがないこと。また、その家いえ。 ２ 《隣となり近所きんじょが気きづかないくらいの音おとでつく意いから》ぼたもちの異称いしょう。 ３ ...

となり‐ずから【隣となずから】

隣となりどうしである間柄あいだがら。「—の寒かん暄(かんけん)の挨拶あいさつが喰くえ付つきで」〈二葉ふたば亭てい・浮雲うきぐも〉

となり‐づきあい【隣となり付づけ（き）合ごうい】

隣家りんかとの交際こうさい。隣となりどうしのつきあい。

隣となり(となり)の芝生しばふ(しばふ)は青あお(あお)い

《The grass is always greener on the other side of the fen...

隣となり(となり)の糂粏味噌みそ(じんだみそ)

隣となりの糂粏味噌みそ（ぬかみそ）のほうが香こうばしく感かんじられるように、よそのものはなんでもよく見みえること。

隣となり(となり)の疝気せんき(せんき)を頭痛ずつう(ずつう)に病やまい(や)む

隣家りんかの人ひとの疝気せんきを頭痛ずつうがするほど心配しんぱいする意いから、自分じぶんに関係かんけいのないことを心配しんぱいするたとえ。人ひと(ひと)の疝気せんきを頭痛ずつうに病やむ。

隣となり(となり)の宝たから(たから)を数かず(かぞ)える

自分じぶんにはなんの利益りえきにもならないことをするたとえ。人ひと(ひと)の宝たからを数かぞえる。

隣となり(となり)の花はな(はな)は赤あか(あか)い

⇒隣となりの芝生しばふは青あおい

となりのやえちゃん【隣となりの八重やえちゃん】

島津しまつ保次郎やすじろう監督かんとくによる映画えいがの題名だいめい。昭和しょうわ9年ねん（1934）公開こうかい。出演しゅつえん、逢初夢子ゆめこ、岡田おかだ嘉子よしこ、大日方おびなた伝つたえほか。

となりのよめ【隣となりの嫁よめ】

伊藤いとう左千夫さちおの自伝じでん的てき小説しょうせつ。明治めいじ41年ねん（1908）、雑誌ざっし「ホトトギス」に発表はっぴょう。千葉ちばの農村のうそんを舞台ぶたいとする悲恋ひれん物語ものがたり。

とな・る【隣となる】

［動どうラ五ご（四よん）］ １ 家いえや土地とちが並ならび続つづく。「葦原よしわらに—・った石いしころの多おおい空あき地ち」〈芥川あくたがわ・おぎん〉 ２ 区域くいき・境界きょうかいが接せっ...

と‐なん【斗と南みなみ】

北斗星ほくとせいより南みなみ。転てんじて、天下てんか。

と‐なん【図ず南みなみ】

《「荘そう子こ」逍遥しょうよう遊ゆうより。想像そうぞう上じょうの巨きょ鳥とり、鵬おおとり(ほう)が遥はるか南方なんぽうに向むかって飛とび立たとうとする意いから》南みなみに発展はってんしようとすること...

斗と南みなみ(となん)の一人ひとり(いちにん)

《「唐とう書しょ」狄仁傑すぐる伝でんから》天下てんか第だい一いちの人ひと。天下てんかに並ならぶ者もののない人ひと。

となん‐の‐つばさ【図ず南みなみの翼つばさ】

大だい事業じぎょうをしようとする志こころざし・計画けいかく。図ず南みなみの鵬翼ほうよく(ほうよく)。

となんろく【図ず南みなみ録ろく】

長田ながた秋あき濤の著作ちょさく。著者ちょしゃ没ぼつ後ごの大正たいしょう6年ねん（1917）に刊行かんこう。南進なんしん政策せいさくを背景はいけいとする南方なんぽう視察しさつの記録きろく。

トナー

コピー機きやプリンターなどの静せい電でん複写ふくしゃ印刷いんさつで、紙かみに転写てんしゃされる顔料がんりょうの粉こな。カーボンブラックで着色ちゃくしょくしたフェノール樹脂じゅしの微粉びふんに...

トナー‐カートリッジ

⇒インクカートリッジ