国語こくご辞書じしょの索引さくいん「とぶ」

と・ぶ【飛とぶ／跳とぶ】

［動どうバ五ご（四よん）］ １ 空中くうちゅうを移動いどうする。飛行ひこうする。「鳥とりが—・ぶ」 ２ 吹ふかれて空中くうちゅうに舞まう。「木この葉はが—・ぶ」 ３ 飛ひ...

と‐ぶくろ【戸袋とぶくろ】

雨戸あまどを収納しゅうのうしておくため、縁側えんがわや窓まどの敷居しきいの端はしに設もうけた箱はこ状じょうの造作ぞうさく物ぶつ。

と‐ぶさ【鳥とり総そう】

木きのこずえや、枝葉えだはの茂しげった先さきの部分ぶぶん。昔むかし、木きを切きったあとに、山神さんじんを祭まつるためにその株かぶなどにこれを立たてた。「—立だて足柄あしがら山やま...

とぶさ‐まつ【鳥とり総そう松まつ】

新年しんねんの門松かどまつを取とり払はらったあとの穴あなに、その松まつの一いち枝えだを挿さしておくもの。《季き 新年しんねん》

と‐ぶすま【戸と襖ふすま】

板戸いたどに襖ふすま紙しを張はった建具たてぐ。

とぶそり【飛とぶ橇そり】

小熊こぐま秀雄ひでおの長編ちょうへん叙事詩じょじし集しゅう。昭和しょうわ10年ねん（1935）刊行かんこう。

とぶ‐とり【飛とぶ鳥とり】

［連語れんご］空そらを飛とんでいる鳥とり。

飛ひ(と)ぶ鳥とり(とり)跡あと(あと)を濁にご(にご)さず

「立たつ鳥とり跡あとを濁にごさず」に同おなじ。

とぶとり‐の【飛とぶ鳥とりの】

［枕まくら］地名ちめい「明日香あすか(あすか)」にかかる。天武天皇てんむてんのうの時ときに、赤あかい雉の献上けんじょうを吉兆きっちょうとして朱鳥あすかと改元かいげん、明日香あすかにあった大宮おおみやを飛ひ...

飛ひ(と)ぶ鳥とり(とり)も落(お)ちる

権勢けんせいが盛さかんであることのたとえ。飛とぶ鳥とりを落おとす。

飛ひ(と)ぶ鳥とり(とり)を落(お)とす勢いきおい(いきお)い

権力けんりょくや威勢いせいが盛さかんなようす。「—で出世しゅっせする」

とぶ‐ひ【飛とぶ火ひ／烽／燧ひうち】

古代こだい、外敵がいてき襲来しゅうらいなどの異変いへんを知しらせるために、火ひを燃もやし、煙けむりを立たてた施設しせつ。

とぶひ‐の【飛ひ火野ひの】

奈良なら市し、春日山かすがやまのふもと、春日野かすがのの一部いちぶ。また、春日野かすがのの別名べつめい。元明もとあき天皇てんのうのころに烽火ほうか(のろし)台だいが置おかれた。

とぶひ‐の‐のもり【飛とぶ火ひの野の守もり】

飛ひ火野ひの(とぶひの)の番人ばんにん。「春日しゅんじつ(かすが)野のの—いでてみよ」〈古今ここん・春はる上じょう〉

飛ひ(と)ぶよう

非常ひじょうに素早すばやかったり、勢いきおいがあったりするさま。「—に走はしり去さる」「新しん製品せいひんが—に売うれる」

とぶらい【弔ちょうい】

「とむらい」に同おなじ。「間まもなくこっそり—も済すみたるに」〈蘆花ろか・自然しぜんと人生じんせい〉

とぶらい【訪おとずれひ】

１ 訪問ほうもんすること。安否あんぴを問とうこと。病気びょうきなどを見舞みまうこと。「ひとびとたえず—にく」〈土佐とさ〉 ２ 訪問ほうもんや見舞みまいの際さいの贈おく...

とぶら・う【弔とむらいふ】

［動どうハ四よん］「とむらう」に同おなじ。「父ちちの後世こうせいを—・ふ」〈今昔こんじゃく・七なな・二に七なな〉

とぶら・う【訪おとずれふ】

［動どうハ四よん］ １ 訪問ほうもんする。「我わが庵あんは三さん輪りんの山本やまもと恋こいしくは—・ひ来きませ杉すぎ立たてる門もん(かど)」〈古今ここん・雑ざつ下か〉 ２ 安否あんぴを問とい...

トブラルコ

平織ひらおりと斜子ななこ(ななこ)との混合こんごう組織そしきになっている綿織物めんおりもの。無地むじ・縞物しまものがあり、夏なつの婦人ふじん・子供こども服ふく、シャツなどに用もちいる。

グレートブリテンおよびきたアイルランド‐れんごうおうこく【グレートブリテン及および北きたアイルランド連合れんごう王国おうこく】

《United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland》イギリ...

トブルク

リビア北東ほくとう部ぶ、キレナイカ地方ちほうの港湾こうわん都市とし。地中海ちちゅうかいに面めんし、天然てんねんの良港りょうこうに恵めぐまれる。第だい二に次じ大戦たいせんの軍事ぐんじ上じょうの要地ようちとなり、英国えいこく軍ぐん...