国語こくご辞書じしょの索引さくいん「いおん」1ページ目め

い‐おん【倚音】

⇒前ぜん打だ音おん(ぜんだおん)

い‐おん【異い音おと】

１ 《allophone》構造こうぞう言語げんご学がくの音韻おんいん論ろんで、同どう一いち音素おんその変異へんい形がたのうち、位置いちないし条件じょうけんによって変異へんいするもの。例たとえば...

い‐おん【遺のこ恩おん】

故人こじんの残のこした恩恵おんけい。故人こじんから受うけた恵めぐみや情なさけ。

イオン

《ギリシャ語ごの移動いどうする意いから》電気でんきを帯おびた原子げんしまたは原子げんし団だん。正せいの電気でんきを帯おびたものを陽ひイオン、負まけの電気でんきを帯おびたものを...

イオン‐いんりょう【イオン飲料いんりょう】

体液たいえきと同おなじ浸透しんとう圧あつになるように、カリウム・ナトリウムなどの電解でんかい質しつを加くわえた飲料いんりょう水すい。

イオン‐えきたい【イオン液体えきたい】

およそセ氏せし100度ど以下いかで液体えきたいとして存在そんざいする塩しお(えん)。水みずなどの溶媒ようばいを含ふくまず、イオンのみからなる液体えきたい。静せい電でん相互そうご作用さようが...

イオンえきたい‐でんち【イオン液体えきたい電池でんち】

蓄電池ちくでんちの一いち。イオン液体えきたいを電解でんかい液えきとして用もちいる。従来じゅうらいのリチウムイオン電池でんちの電解でんかい液えきでは可燃かねん性せいの有機ゆうき溶媒ようばいが用もちいられたが、イ...

イオン‐エンジン

電気でんき的てきなエネルギーを利用りようして推力すいりょくを得えるロケットエンジンの一いち。キセノンや水銀すいぎんなどをイオン化いおんかし、強つよい電場でんじょうにより加速かそくして...

イオン‐おんど【イオン温度おんど】

プラズマなどで、イオンのエネルギー分布ぶんぷに対応たいおうする温度おんど。非ひ平衡へいこう状態じょうたいでは電子でんし温度おんどと大おおきく異ことなる値ねをもつ。また、結晶けっしょうにお...

イオン‐か【イオン化いおんか】

電気でんき的てきに中性ちゅうせいの原子げんしや分子ぶんしが、電子でんしを失うしなうか得えるかしてイオンになること。電離でんり。

イオン‐か【イオン価か】

イオンのもつ電気でんき量りょうを電気でんき素もと量りょうで割わった値ね。イオンの価あたい数すう。イオンの電荷でんか数すう。

イオンか‐エネルギー【イオン化いおんかエネルギー】

原子げんしまたは分子ぶんしから、電子でんしを取とり去さるのに要ようするエネルギー。一般いっぱんに電子でんしボルト（eV）の単位たんいで表あらわされる。取とり去さる電子でんしが1...

イオンか‐けいこう【イオン化いおんか傾向けいこう】

金属きんぞくが水溶液すいようえき中ちゅうで示しめす、陽ひイオンになろうとする傾向けいこう。カリウム・カルシウム・ナトリウムなどは傾向けいこうが大だいで、銅どう・銀ぎん・金かねなど...

イオンか‐こう【イオン化いおんか光こう】

波長はちょうが91.2ナノメートル以下いかの紫外線しがいせん。水素すいそ原子げんしを陽子ようしと電子でんしに分離ぶんり（イオン化いおんか）する強つよいエネルギーをもつ。平成へいせい19年ねん...

イオンか‐でんあつ【イオン化いおんか電圧でんあつ】

⇒イオン化いおんかエネルギー

イオンか‐でんい【イオン化いおんか電位でんい】

⇒イオン化いおんかエネルギー

イオンか‐へいこう【イオン化いおんか平衡へいこう】

⇒電離でんり平衡へいこう

イオンか‐ポテンシャル【イオン化いおんかポテンシャル】

原子げんしまたは分子ぶんしから、電子でんしを取とり去さるのに要ようするエネルギーを電子でんしボルト（eV）単位たんいで表あらわした値ね。イオン化いおんか電位でんい。イオン化いおんか電圧でんあつ。

イオンか‐れつ【イオン化いおんか列れつ】

イオン化いおんか傾向けいこうの大おおきさの順じゅんに元素げんそを並ならべた際さいの序列じょれつ。電気でんき化学かがく列れつ。

イオン‐クロマトグラフ

水溶液すいようえき中ちゅうの各種かくしゅのイオン成分せいぶんを分析ぶんせき、測定そくていする装置そうち。試料しりょうを注入ちゅうにゅうするだけで測定そくていできる。IC。

イオン‐けっしょう【イオン結晶けっしょう】

陽ひイオンと陰かげイオンとが、イオン結合けつごうによって、立体りったい的てきに規則正きそくただしく並列へいれつした結晶けっしょう。食塩しょくえんの結晶けっしょうなど。

イオン‐けつごう【イオン結合けつごう】

陽ひイオンと陰かげイオンとの静電気せいでんき的てき引力いんりょく（クーロン力りょく）による結合けつごう。異い極きょく結合けつごう。

イオン‐けんびきょう【イオン顕微鏡けんびきょう】

光線こうせんの代かわりに高こう電圧でんあつで加速かそくされたイオンビームを用もちいた顕微鏡けんびきょう。1951年ねんに米国べいこくの物理ぶつり学者がくしゃE＝W＝ミュラーが発明はつめいした電でん...

イオン‐げん【イオン源げん】

イオンを発生はっせいする装置そうち、部分ぶぶん。質量しつりょう分析ぶんせき器きや粒子りゅうし加速器かそくきなどで用もちいられる。

イオン‐こうかん【イオン交換こうかん】

電解でんかい質しつ溶液ようえき中ちゅうに置おかれた物質ぶっしつがイオンを放出ほうしゅつし、代かわりに溶液ようえき中ちゅうのイオンを取とり込こむ現象げんしょう。この作用さようを示しめす物質ぶっしつをイオン交換こうかん体たい...

イオンこうかん‐じゅし【イオン交換こうかん樹脂じゅし】

分子ぶんし内ないに可逆かぎゃく的てきにイオン交換こうかんのできる活性かっせい基もとをもち、溶液ようえき中ちゅうの特定とくていのイオンを吸着きゅうちゃく・回収かいしゅうする合成ごうせい樹脂じゅし。元素げんそや特定とくてい物質ぶっしつの分離ぶんり...

イオン‐こうかんすい【イオン交換こうかん水すい】

水道すいどう水すいや原水はらみずに含ふくまれるイオンをイオン交換こうかん樹脂じゅしによって除去じょきょして精製せいせいした水みず。金属きんぞくなどの陽ひイオンを水素すいそイオンに、また塩素えんそ...

イオン‐こうかんまく【イオン交換こうかん膜まく】

イオン交換こうかんの作用さようをもつ膜まく。イオン交換こうかん樹脂じゅしなどを膜まく状じょうにしたもの。海水かいすいの脱だつ塩しおによる淡水たんすい化かや濃縮のうしゅくによる製塩せいえんなどに使用しよう。

イオン‐こうし【イオン格子こうし】

イオン結晶けっしょうがつくる結晶けっしょう格子こうし。イオン結合けつごうによって陽ひイオンと陰かげイオンが規則正きそくただしく配列はいれつした構造こうぞうをとる。

イオンしんとう‐りょうほう【イオン浸透しんとう療法りょうほう】

⇒イオントフォレーシス療法りょうほう

いおん‐せい【異い温ゆたか性せい】

恒温動物こうおんどうぶつで、体温たいおんが部位ぶいや生理せいり状態じょうたいによって大おおきく異ことなる性質せいしつ。コウモリ・リス・ハリネズミなど冬眠とうみんを行おこなう小型こがた哺乳類ほにゅうるいや一部いちぶ...

イオンせい‐えきたい【イオン性せい液体えきたい】

⇒イオン液体えきたい

イオン‐せき【イオン積せき】

１ 水溶液すいようえき中ちゅうの水素すいそイオンのモル濃度のうどと、水酸化物すいさんかぶつイオンのモル濃度のうどとの積せき。 ２ ⇒溶解ようかい度ど積せき

イオン‐チャンネル

《「イオンチャネル」とも》細胞さいぼう膜まくなどの生体せいたい膜まくにおいて、ナトリウムイオンやカリウムイオンを通とおし、開閉かいへいする膜まく蛋白質たんぱくしつの通つう...

イオン‐でんどう【イオン伝導でんどう】

正ただしまたは負ふイオンの移動いどうによる電気でんき伝導でんどう。電解でんかい質しつ溶液ようえき、融解ゆうかい塩しお、イオン化いおんかガスなどで生しょうじる。→電子でんし伝導でんどう →混合こんごう伝導でんどう

イオン‐でんりゅう【イオン電流でんりゅう】

運搬うんぱん電流でんりゅうの一いち。イオンの運動うんどうによって生しょうじる電流でんりゅう。電解でんかい質しつ溶液ようえき、溶融ようゆう塩しおのイオン、イオン化いおんかしたガスなどに見みられる。

イオンとうか‐たんたい【イオン透過とうか担体】

⇒イオノフォア

イオントフォレーシス‐りょうほう【イオントフォレーシス療法りょうほう】

《iontophoresis therapy 「イオントフォレーゼ」とも》微弱びじゃくな電流でんりゅうを利用りようして、溶液ようえき中ちゅうでイオン化いおんかし...

イオン‐トラッピング

⇒イオントラップ

イオン‐トラップ

真空しんくう中ちゅうに適切てきせつな電磁場でんじばを配はいすることにより、ある狭せまい領域りょういきにイオンなどの荷電かでん粒子りゅうしを閉とじ込こめること。プラズマの性質せいしつを調しらべる...

イオンどうにゅう‐ほう【イオン導入どうにゅう法ほう】

⇒イオントフォレーシス療法りょうほう

イオン‐の‐かすう【イオンの価あたい数すう】

⇒イオン価か

イオン‐の‐でんかすう【イオンの電荷でんか数すう】

⇒イオン価か

イオン‐はんけい【イオン半径はんけい】

イオンを球たまと考かんがえたときの半径はんけい。イオン結晶けっしょう中ちゅうでの隣接りんせつイオン間あいだの距離きょりから割わり出だした値ねがふつう用もちいられる。

い‐おんびん【イ音便いおんびん】

音便おんびんの一いち。語かたり中ちゅう・語尾ごびのキ・ギ・シ、まれにはリ・テが、イになる現象げんしょう。「書かきて」が「書かいて」、「漕こげ(こ)ぎて」が「漕こい...

イオン‐ビーム

原子げんしから取とり出だしたイオンを高速こうそく加速かそくして得えられる光線こうせん状じょうの流ながれ。固体こたいに当あてると内部ないぶにイオンがもぐりこむのを利用りようして、半はん...

イオン‐ぶんきょく【イオン分極ぶんきょく】

電界でんかいの作用さようを受うけて、イオン結晶けっしょう内ないの正負せいふイオン（塩化えんかナトリウムならば、Na^＋、Cl⁻）の位置いちが変位へんいすることで生しょうじる誘さそえ...

イオン‐プレーティング

物理ぶつり気き相しょう成長せいちょう法ほうの一いち。原料げんりょうをプラズマや真空しんくう放電ほうでんでイオン化いおんかまたは励起れいき状態じょうたいにして電場でんじょうによって加速かそくし、負ふ電位でんいにした基板きばんに薄すすき...

イオン‐ほそく【イオン捕捉ほそく】

⇒イオントラップ

イオン‐ポンプ

生体せいたい膜まくにあってイオンの能動のうどう輸送ゆそうを行おこなう機構きこう。細胞さいぼう内ないにカリウムイオンを汲くみ入いれナトリウムイオンを汲くみ出だすなど。作用さようをポ...