何いずれで始はじまる言葉ことば 1ページ目め

いず‐れ【何いずれ／孰れ】

［代だい］不定称ふていしょうの指示しじ代名詞だいめいし。どれ。どちら。どっち。「—の物ものも名品めいひんぞろいだ」「合否ごうひ—の場合ばあいも通知つうちします」 ［副ふく］ １ いろいろな過程かていを経へたうえでの結果けっかをいう。いずれにしても。結局けっきょく。「その場ばはごま...

何なに(いず)れ菖蒲しょうぶ(あやめ)か杜若かきつばた(かきつばた)

《アヤメとカキツバタは似にていて区別くべつがつきにくいところから》どちらも優すぐれていて優劣ゆうれつがつけにくいこと。

何なに(いず)れ劣れつ(おと)らぬ

どれもこれも優すぐれていて、見劣みおとりするものがない。「—強豪きょうごうぞろい」

いずれ‐か【何いずれか】

［連語れんご］ １ （打消うちけしの述語じゅつごで応おうじ、反語はんごの意いで結むすぶことが多おおい）多おおくある中なかで、どれが…か。どちらが…か。「生いきとし生いけるもの、—歌かを詠よまざりける」〈古今ここん・仮名かめい序じょ〉 ２ どれもこれも。どちらも。「—...

何なに(いず)れともな・し

比較ひかくしてどちらがどうということがない。取とり立たてて優劣ゆうれつはない。いずれとなし。「おほかたの秋あきに心しんは寄よせしかど花はな見みるときは—・し」〈拾遺しゅうい・雑ざつ下か〉

何なに(いず)れにしても

どちらを選えらぶにしても。事情じじょうがどうであろうとも。どっちみち。いずれにせよ。「—、今日きょう中ちゅうに納入のうにゅうするのは無理むりだ」

いずれ‐も【何いずれも】

［連語れんご］どれも。だれも。それぞれ。「—すぐれた短編たんぺんを集あつめる」 ［代だい］ １ 三人称さんにんしょう複数ふくすうの人代名詞じんだいめいし。みんな。みなみな。御ご一同いちどう。「某ぼうも明日あしたは—を御茶おちゃで申もうし入いれうと存ぞんずる」〈虎とら寛ひろし狂きょう・清水しみず〉 ２ 二に人にん...

いずれも‐さま【何いずれも様さま】

［代だい］二人称ににんしょう複数ふくすうの人代名詞じんだいめいし。みなさま。「これは—、近ちかごろ御苦労ごくろうに存ぞんじまする」〈虎とら寛ひろし狂きょう・右近うこん左近さこん〉

どれ【何いずれ】

［代だい］不定称ふていしょうの指示しじ代名詞だいめいし。 １ 限定げんていされたものの中なかから選えらび出だすものをさす。どのこと。どのもの。「テーマを—にしようか迷まよう」「—でも好すきなのを選えらびなさい」 ２ 不明ふめい・不ふ特定とくていの場所ばしょをさす。どこ。「...

どれ‐どれ【何いずれ何いずれ】

［代だい］《代名詞だいめいし「どれ」を重かさねて強つよめた語かたり》 １ 不ふ特定とくていの事物じぶつをさす。「—と言いってもらえば、それをお出しゅっしします」 ２ （「どれどれも」の形かたちで）すべての者もの。みんな。「—もことのほか成人せいじんいたして」〈狂きょう...