(Translated by https://www.hiragana.jp/)
W-SIM - Wikipedia

W-SIM(ダブリュー・シム、ウィルコム・シム)は、PHS事業じぎょうしゃウィルコム開発かいはつした、PHS無線むせん通信つうしん部分ぶぶんのみをモジュールしたカードがたはしまつである。

W-SIM
(RX410IN)
W-SIM
(RX420AL)
W-SIM
(RX420IN)
W-SIM
(RX430AL)

概要がいよう

編集へんしゅう

2005ねん7がつ7にち、「WILLCOM コアモジュール戦略せんりゃく」の一環いっかんとして発表はっぴょうたて42.0×よこ25.6×あつさ4.0mmというちょう小型こがたサイズのなかに、PHSのアンテナ無線むせん通信つうしん電話でんわちょうとう利用りようするためのユーザーメモリーがおさめられている。W-SIMを挿入そうにゅうして使用しようする端末たんまつことを"SIM STYLE"とぶ。

ウィルコムの前身ぜんしんであるDDIポケットが2004ねん7がつ21にち展示てんじかい「ワイヤレス ジャパン」にて発表はっぴょうした、ジャケットフォンとR-SIMがその起源きげんである[1]

電波でんぱ出力しゅつりょくおおきな携帯けいたい電話でんわでは無線むせん通信つうしんモジュール部分ぶぶん発熱はつねつりょうおおきく、放熱ほうねつのために一定いってい以上いじょうおおきさが必要ひつようとされる[2]が、電波でんぱ出力しゅつりょくちいさいPHSでは小型こがたモジュールにおさめることが可能かのうであり、通信つうしんモジュールと端末たんまつ分離ぶんり成功せいこうした。

なお「SIM」といているものの、だい3世代せだい移動いどう通信つうしんシステムなどでもちいられているSIMカードとの互換ごかんせいはない。

「WILLCOMコアモジュール戦略せんりゃく」では、W-SIMは個人こじん法人ほうじんけ、CSCエンジン法人ほうじんけと位置いちづけられていた。2005ねん12月に「WILLCOMコアモジュール」の振興しんこうをはかることを目的もくてきとする「WILLCOMコアモジュールフォーラム」が設立せつりつされた。

2010ねんには、インベンテック・アプライアンシズ(IAC)よりW-SIMがたGSMモジュールである「CM-G100」が発売はつばい。また「WILLCOMコアモジュールフォーラム」会員かいいん企業きぎょうにより、W-CDMA方式ほうしき[3]中国ちゅうごくTD-SCDMA方式ほうしき対応たいおうしたW-SIMモジュールの提供ていきょう計画けいかくされていた[4]

2011ねんには、W-SIM本体ほんたいに、microSIM挿入そうにゅうするタイプのUMTS端末たんまつネットインデックスがコンセプトモデルとして公表こうひょうした。

特徴とくちょう

編集へんしゅう

通信つうしん機能きのうがモジュールされ、電話機でんわき分離ぶんりされることにより、SIM STYLEのメーカーがわには

  • 無線むせん機器ききかんする技術ぎじゅつ基準きじゅん適合てきごう証明しょうめい取得しゅとくかんする作業さぎょう省略しょうりゃく
  • 製品せいひん開発かいはつ期間きかん短縮たんしゅくとそれによる開発かいはつコストの縮小しゅくしょう
  • 無線むせん機器きき開発かいはつ技術ぎじゅつのないメーカーでの開発かいはつ生産せいさん
  • 少数しょうすうロットでの生産せいさん[5]

ひとし可能かのうとなるメリットがあった。そのため、懸賞けんしょうプレゼントや企業きぎょう店舗てんぽのオリジナルアイテムへの対応たいおうがしやすいほか、固定こてい電話でんわがた端末たんまつへぇボタンかた端末たんまつなど、電話でんわわくにとらわれない多種たしゅ多様たよう端末たんまつへの導入どうにゅう検討けんとうされていた[6]

もっとも、モジュールであっても電波でんぱ送受信そうじゅしんしていることにはわりはいため、たとえば、送信そうしん電波でんぱ自身じしんへのまわみによるオーディオ出力しゅつりょくのノイズ重畳ちょうじょうや、ぎゃく自身じしんしたノイズのまわみによる受信じゅしん感度かんど低下ていかなど、無線むせん技術ぎじゅついメーカーにたいするハードルがまったくくなったわけではなかった。

デメリットとしては、モジュールないにアンテナも必要ひつようがあるために、通常つうじょう端末たんまつくらべて感度かんどおとることであった。電波でんぱ条件じょうけん場所ばしょでしか利用りようしないのであれば問題もんだいはないが、そうではない場所ばしょもちいると、通常つうじょう端末たんまつでなら利用りよう可能かのう場所ばしょでも使つかえない、通話つうわできても音質おんしつおとる、タ通信たつうしん速度そくどおとる、ひとしこりた。

一方いっぽう、ユーザーがわにとっては、

  • 機種きしゅ変更へんこうなしでどういち電話でんわ番号ばんごうでのSIM STYLE端末たんまつ
  • W-SIMにいた電話でんわちょうデータを複数ふくすう端末たんまつ共用きょうよう
  • W-SIMの機種きしゅ変更へんこうで、おな端末たんまつをより高性能こうせいのうものとしての使用しよう

ひとし可能かのうになった。実際じっさい一部いちぶSIM STYLE端末たんまつのW-SIMをどうこりしない単体たんたい販売はんばい契約けいやく1回線かいせんでTTとW-ZERO3とう通話つうわよう+スマートフォンのパッケージ販売はんばいもされており、状況じょうきょうおうじた端末たんまつえは手軽てがるおこなえた。

しかし実際じっさいにはキッズケータイpapipo!ひとし、W-SIMの電話でんわちょうし・みに対応たいおうしていない端末たんまつもあった。また、端末たんまつ本体ほんたいとW-SIMモジュールの互換ごかんせい確認かくにんや、通信つうしんモジュール・端末たんまつ本体ほんたいそれぞれファームウェアのアップデートやオンラインサインアップなどが必要ひつようとなる場合ばあいがあった。れいとして、

  • W-ZERO3に添付てんぷのW-SIMを初期しょき状態じょうたいのままW-ZERO3 [es]にえると、W-SIMのバージョンアップが要求ようきゅうされ、それをおこなわないと一切いっさい通話つうわタ通信たつうしんおこなえない。
  • W-ZERO3 [es]と9(nine)あいだではW-SIMのには、一般いっぱんてきにオンラインサインアップをようする。

などがあった。

また、「Webアクセスの出来できないTTやnico.、Webアクセスがパケット定額ていがく対象たいしょうにならないキッズケータイpapipo!ではパケット定額ていがくける意味いみい」「キッズケータイpapipo!専用せんようのキッズスタジオは端末たんまつでは使用しよう不可ふか」など、SIM STYLE端末たんまつによって使つかえるサービスがことなる。サービスが利用りようできない端末たんまつからはサービス解約かいやく出来できない場合ばあいがあり、完全かんぜんえにさいしては不要ふよう料金りょうきん発生はっせいつづけないよう使用しようしゃがわ考慮こうりょする必要ひつようがあった。

W-SIMインターフェース概要がいよう
Pin No. 信号しんごうめい 内容ないよう 用途ようと
1 TXD UART送信そうしんシリアルデータ シリアルインターフェース
2 RXD UART受信じゅしんシリアルデータ
3 RTS UART送信そうしんデータレディ
4 CTS UART送信そうしんレディ
5 DTR UART受信じゅしんレディ
6 DCD UARTデータキャリア検出けんしゅつ
7 RI UARTリングインジケータ
8 INS W-SIM検出けんしゅつ信号しんごう 電源でんげん検出けんしゅつ
9 Vcc 電源でんげん
10 GND グランド
11 PCMCLK PCM CODECクロック 音声おんせいよう
12 PCMSYNC PCM CODEC同期どうき信号しんごう
13 PCMIN PCM CODECデータ入力にゅうりょく
14 PCMOUT PCM CODECデータ出力しゅつりょく
15 IF_SEL I/F 通知つうち信号しんごう インターフェース通知つうち
16 DISP1 状態じょうたい表示ひょうじ1 電界でんかい強度きょうどよう
17 DISP2 状態じょうたい表示ひょうじ2
18 DISP3 状態じょうたい表示ひょうじ3

かく通信つうしんモジュールの仕様しようとして、おおきさ25.6×42×4mmにさだめられ、端子たんしは18ピンという独自どくじシリアルインタフェースになっている。通信つうしん方式ほうしきとして音声おんせい通話つうわ機能きのうのほか、パケット通信つうしんや64K/32K PIAFS2.1、フレックスチェンジにも対応たいおうし、タイ台湾たいわん(RX430ALはベトナムふくむ)での国際こくさいローミングも可能かのうとなっていた。

また、PINコードとばれる暗証あんしょう番号ばんごう設定せっていすることで、W-SIMのロックをおこない、第三者だいさんしゃによるW-SIMの無断むだん使用しようふせぐことができた。

一部いちぶでは、かくW-SIMのアンテナけられたカラーから、RX410INは「はいみみ」、RX420ALは「あかみみ」、RX420INは「あおみみ」、RX430ALは「くろみみ」、CM-G100は「だいだいみみ」としょうされる。

現行げんこう端末たんまつはRX430ALだが、一部いちぶ対応たいおうのジャケットもあるため、RX420INが付属ふぞくするジャケットもある。

端末たんまつ

編集へんしゅう

2012ねん11がつ現在げんざい公式こうしきオンラインショップであるWILLCOM STOREではいずれも販売はんばいされていない。

ネットインデックスせい2005ねん11月25にちより対応たいおう端末たんまつどうこりされていた(単体たんたい販売はんばいは、なされなかった)。

  • アンテナのカラー - グレー
  • パケット方式ほうしき - 4x/2x/1x
  • 質量しつりょう - やく8g
  • ユーザーメモリ - やく600KB(電話でんわちょうやく700けん相当そうとう
  • 国際こくさいローミング対応たいおうこく - 台湾たいわん・タイ(ただし、ジャケットの対応たいおうじょうきょう依存いぞん

エイビットせいアルテル販売はんばい2006ねん12月19にち発売はつばい対応たいおう端末たんまつどうこりのほか、単体たんたい販売はんばいおこなわれていた。RX410INの仕様しようくわえ、消費しょうひ電力でんりょくがり、高度こうど通信つうしん規格きかくW-OAM対応たいおう通話つうわちゅう着信ちゃくしん、リモートロックなどの機能きのう追加ついかされた。セットされる端末たんまつは、ネットインデックスせいのぞ一般いっぱん音声おんせい端末たんまつおお傾向けいこうがある。2011ねん8がつエイビットによるサポートが終了しゅうりょうした。

  • アンテナのカラー - レッド
  • パケット方式ほうしき - 4x/2x/1x(W-OAM対応たいおう
  • 質量しつりょう - やく5g
  • ユーザーメモリ - やく1MB(電話でんわちょうやく700けん相当そうとう
  • 国際こくさいローミング対応たいおうこく - 台湾たいわん・タイ(ただし、ジャケットの対応たいおうじょうきょう依存いぞん

ネットインデックスせい2007ねん4がつ10日とおか発売はつばいW-OAM対応たいおうなど、基本きほん性能せいのうはRX420ALとわらないが、パケット通信つうしん消費しょうひ電力でんりょく若干じゃっかん低減ていげんしている。なお、PIAFS通信つうしんはRX420ALよりたかい。

以前いぜん単体たんたい販売はんばいもされていた。また、以前いぜんRX410INがどうこりされていた端末たんまつどうこりされるW-SIMは、とう製品せいひん発売はつばい以降いこうは、ネットインデックスせい音声おんせい端末たんまつ・データ端末たんまつやシャープせいスマートフォン中心ちゅうしんにこちらにえられた。ただし、WS008HAひとし例外れいがいはある。

  • アンテナのカラー - ブルー
  • パケット方式ほうしき - 4x/2x/1x(W-OAM対応たいおう
  • 質量しつりょう - やく8g
  • ユーザーメモリ - やく1MB(電話でんわちょうやく700けん相当そうとう
  • 国際こくさいローミング対応たいおうこく - 台湾たいわん・タイ(ただし、ジャケットの対応たいおうじょうきょう依存いぞん

エイビットせいアルテル販売はんばい。ただし、2010ねん10月以降いこう製造せいぞうロットは、エイビット直接ちょくせつ販売はんばい変更へんこう2009ねん12月17にち発売はつばい単体たんたい)。RX420ALの仕様しようくわえ、ベトナムローミングおよび高度こうど通信つうしん規格きかくW-OAM type G対応たいおう

WS027SH皮切かわきりに、今後こんご対応たいおう端末たんまつ順次じゅんじどうこり現時点げんじてんで、WS009KE(nine+ウィルコムガジェット対応たいおうばんのみ)、WS023TWS024BFがRX420ALよりえがおこなわれている。NS001U専用せんよう契約けいやくをしたカーナビ専用せんようモジュールについては対応たいおうであるほか、WS001INひとし一部いちぶ対応たいおうあきらかにしていないジャケットもある。

  • アンテナのカラー - ブラック
  • パケット方式ほうしき - 4x/2x/1x(W-OAM type G対応たいおう
  • 質量しつりょう - やく5g
  • ユーザーメモリ - やく1MB(電話でんわちょうやく700けん相当そうとう
  • 国際こくさいローミング対応たいおうこく - 台湾たいわん・タイ・ベトナム(ただし、ジャケットの対応たいおうじょうきょう依存いぞん

インベンテック・アプライアンシズ (IAC) せい販売はんばいは、テクニッコジャパンげんTJC)が輸入ゆにゅうもととしてがける。2010ねん4がつ22にち発売はつばい対応たいおう端末たんまつには附属ふぞくせず、オプションあつかいで単体たんたい販売はんばい。また、ウィルコムブランドとしてではなく、サードパーティーあつかいとなり、WS027SHでの利用りようについては、ウィルコム・シャープの補償ほしょうがいとなる。海外かいがいオペレータ発行はっこうSIMカード日本にっぽん国内こくない携帯けいたい電話でんわオペレータのUIMカード利用りようしたプラスティックローミング可能かのう)を汎用はんようスロットがあるW-SIM対応たいおうジャケット本体ほんたい装着そうちゃくすることにより、GSM携帯けいたい電話でんわとして利用りよう可能かのうとする。

  • アンテナのカラー - オレンジ
  • パケット方式ほうしき - GPRS方式ほうしき(900/1800/1900MHzのトライバンド)
  • 質量しつりょう - 5.2g
  • ユーザーメモリ - 不明ふめい

ネットインデックスせいRX420INをベースに「WIPS」とばれるMVNO事業じぎょうしゃよう機器きき認証にんしょう機能きのう追加ついかされている。タ通信たつうしんサービス専用せんようで、音声おんせい通話つうわPIAFS接続せつぞくには対応たいおうSo-net提供ていきょうするbitWarp PDAようにW-ZERO3(WS003SH)とセットで販売はんばいされた。なおbitWarp PDAサービスを利用りようするさいには、W-ZERO3本体ほんたい専用せんよう機器きき認証にんしょう設定せっていツールをインストールすることが必須ひっすである。

  • アンテナのカラー - ブルー
  • パケット方式ほうしき - 4x/2x/1x(W-OAM対応たいおう
  • 質量しつりょう - やく8g

WS012GSようW-SIM

編集へんしゅう

ネットインデックスせい。WS012GS専用せんようのW-SIMで、RX420INのカスタムモデル。WS012GS自体じたいは1xパケット通信つうしんのみに対応たいおうする[7]が、ほんモジュールが1x通信つうしんのみに制限せいげんされているかは不明ふめい

中国ちゅうごくもうどおりばんW-SIM

編集へんしゅう

中国ちゅうごくもうどおり集団しゅうだんブロードバンド応用おうよう国家こっか工程こうてい実験じっけんしつ有限ゆうげん公司こうしせい。2008ねん4がつ発売はつばい中国ちゅうごく独自どくじのPIMカードに対応たいおうするため内部ないぶコマンドに互換ごかんせいがなく、日本にっぽんのSIM STYLE端末たんまつ挿入そうにゅうしても動作どうさしない。仕様しようひょう記載きさいがないため、W-OAMへの対応たいおう不明ふめい[8]。なお、現在げんざい中国ちゅうごくもうどおり中国ちゅうごくれんどおり吸収きゅうしゅうされているため、同社どうしゃしょうれいどおり部門ぶもん中国ちゅうごくれんどおりがけている。

  • アンテナのカラー - ブラック
  • パケット方式ほうしき - 4x/2x/1x(W-OAMへの対応たいおう不明ふめい
  • 質量しつりょう - やく10g
  • ユーザーメモリ - 不明ふめい

SIM STYLE端末たんまつ基本きほんてきに「修理しゅうりアシストサービス」の対象たいしょうがいだが、W-SIM自体じたいどうサービスの対象たいしょうとなった。また、2007ねん7がつよりWS005INおよびWS009KEが修理しゅうりアシスト対象たいしょう追加ついかされ、それ以降いこう発売はつばいされた音声おんせい端末たんまつジャケットも修理しゅうりアシスト対象たいしょうとなっていた[9]

なお、現在げんざいWS013の型番かたばん存在そんざいしないが、これは海外かいがい縁起えんぎわる数字すうじのため欠番けつばんにした、とのこと[10]

WS015SHは、WS016SHとどう時期じきBluetooth認定にんてい通過つうかしたが、2011ねん3がつ現在げんざい発表はっぴょうである。

ウィルコムブランド

編集へんしゅう

ウィルコム#通信つうしん端末たんまつこう参照さんしょう

WS001IN / "TT" (Tiny Talk)
ネットインデックスせい音声おんせい端末たんまつ。メールにかんしてはライトメールライトEいーメールにのみ対応たいおうし、通常つうじょうEいーメール送受信そうじゅしん方式ほうしきには対応たいおうである。数量すうりょう限定げんてい生産せいさん
WS002IN / "DD" (Data Driver)
ネットインデックスせいタ通信たつうしん端末たんまつUSBアダプタとして動作どうさする。
WS003SH / W-ZERO3
シャープせい音声おんせい端末たんまつWindows Mobile搭載とうさいスマートフォン
WS004SH / W-ZERO3
シャープせい音声おんせい端末たんまつ。WS003SHのハイスペックばん
WS005IN / nico. / nico.+
ネットインデックスせい音声おんせい端末たんまつ事実じじつじょう“TT”の後継こうけいとされ、EいーメールのほかライトEいーメールにも対応たいおう
WS007SH / W-ZERO3 [es]
シャープせい音声おんせい端末たんまつ。WS003SHを小型こがたし、数字すうじキーを付加ふかしたもの。
WS008HA
ハギワラシスコムせいタ通信たつうしんカード端末たんまつExpressCard/34アダプタとして動作どうさする。本体ほんたいに256MBもしくは1GBのフラッシュメモリ内蔵ないぞうし、リムーバブルディスクとしても使用しよう可能かのうとなっている。
WS009KE / 9(nine) / 9(nine)+
ケーイーエスげん・アスモ)せい音声おんせい端末たんまつ。フルブラウザ(Netfront)搭載とうさいEいーメール対応たいおうのちに、ネットインデックスせいとなった。
WS011SH / Advanced/W-ZERO3 [es]
WS007SHの後継こうけい筐体きょうたい小型こがたし、液晶えきしょう画面がめんひろくなり、無線むせんLANやIrSimpleなどを搭載とうさい
WS014IN
ネットインデックスせいタ通信たつうしん端末たんまつ。W-SIM端末たんまつとしてははつPCカードかた端末たんまつ
WS016SH / WILLCOM D4
WS018KE / WILLCOM 9
KESせいのnine/nine+後継こうけい。ウィルコムブランドではSIM STYLEはつりたたみ端末たんまつのちに、ネットインデックスせいとなった。
WS020SH / WILLCOM 03
スマートフォンはつワンセグ搭載とうさい端末たんまつ
WS023T / WILLCOM LU
東芝とうしばせい音声おんせい端末たんまつで、ウィルコムはつのスライドタイプ。
WS024BF / どこでもWi-Fi
バッファローせい電池でんち駆動くどう可能かのうなAOSS対応たいおう無線むせんLANルータで、ウィルコム・バッファロー・三洋電機さんようでんき共同きょうどう開発かいはつ有線ゆうせんLAN端子たんしくW-SIM経由けいゆのダイアルアップによる接続せつぞくにのみ対応たいおう
WS026T / WILLCOM NS
東芝とうしばせい薄型うすがたインターネットはしまつ(MID、ただしインテルが提唱ていしょうする規格きかくとはことなる)。うすさ11mmでリフィルアダプタをかいしシステム手帳てちょうはさむことができる。W-SIMおよびWi-FiでWWWの閲覧えつらんなどが可能かのう通話つうわ出来できない。
WS027SH / HYBRID W-ZERO3
シャープせいのPHS/UMTSのデュアルモードを実現じつげんした、WS011SHの後継こうけいQWERTYキー省略しょうりゃくされ、スライドでテンキーがあらわれるギミックになっている。なお、W-SIMをえたうえ汎用はんようUIMスロットにSIMカード挿入そうにゅうすることにより、GSM携帯けいたい電話でんわとしても利用りよう可能かのう

ウィルコム以外いがいのブランド

編集へんしゅう
キッズケータイpapipo!(KK-B01~07)
バンダイせいたたがた音声おんせい端末たんまつ。ウェブ・メールの料金りょうきん体系たいけいがウィルコムブランドの機種きしゅとは多少たしょうことなった。また、Eいーメールのみ対応たいおうし、ライトメールには対応たいおう。なお非公式ひこうしき情報じょうほうでは、ウィルコムブランドのシリーズ番号ばんごうで006が欠番けつばんとなっているのはpapipoの社内しゃないコードがWS006であるからとされており、イベントなどでならべられる場合ばあいにはnico.(WS005IN)とW-ZERO3[es](WS007SH)のあいだかれることがおおかった[11]
スーパーワンセグTV Watch
NECシステムテクノロジーせい腕時計うでどけいかた音声おんせい端末たんまつワンセグ(1セグメント放送ほうそう)の視聴しちょう機能きのうのほか、W-SIMにも対応たいおうし、音声おんせい通話つうわ・メール・ブラウザ機能きのう利用りようできる。アサヒビールさけるい商品しょうひん懸賞けんしょうプレゼント[12]として企画きかくされた限定げんてい非売品ひばいひんであり、市販しはん予定よていはない。
SandgateWP
ソフィアシステムズせい開発かいはつしゃ端末たんまつOSとしてLinux搭載とうさいしたリファレンスモデル[13]
会議かいぎようスピーカーホン(KX-TS745JP)
パナソニック システムネットワークスせい同社どうしゃせいのKX-TS730JPS(有線ゆうせん電話でんわ回線かいせんけ)をベースに開発かいはつされた。音声おんせい通話つうわ(ウィルコム定額ていがくプラン利用りよう想定そうてい)により、遠隔えんかくどうしの会議かいぎ実現じつげんするための法人ほうじん端末たんまつ有線ゆうせん電話でんわ回線かいせんでの使用しよう可能かのう[14]。ウィルコムブランドの端末たんまつで010がけているのは、このはしまつが10番目ばんめだから[15]とされている。
つないでイーサ(OSX-1)
サイレントシステム開発かいはつウルトラエックス販売はんばいするW-SIMを利用りようしたイーサネットアダプタ。ダイヤルアップブリッジ。2007ねん5がつ発売はつばい[16]
みっけ! GPS
ヴァーゴウェーブ開発かいはつした児童じどう防犯ぼうはんシステム。防犯ぼうはんブザー通信つうしん端末たんまつのセットで、通信つうしん端末たんまつにW-SIMを利用りようしている。GPS搭載とうさいし、位置いち情報じょうほう発信はっしん指定していの3箇所かしょ+110ばんなどの特定とくてい番号ばんごう相手あいてのみの音声おんせい通話つうわ可能かのうとなっている[17]
Altel Smart speed(AS001)
アルテルせいタ通信たつうしん端末たんまつUSBアダプタとして動作どうさする。同社どうしゃせいW-SIMのRX420AL専用せんようで、どうSIMの所有しょゆうしゃたいしモニターようとして、2007ねん7がつワイヤレスジャパン2007で300だいが、そのアルテルしゃWebサイトじょうで300だいがプレゼントされた。
カーナビ専用せんよう通信つうしんユニットfor CARWINGS(WS012GS)
グループセンスせい日産自動車にっさんじどうしゃ提供ていきょうする「カーウイングス」通信つうしんサービス「カーナビ専用せんようサービス for CARWINGS」に対応たいおうした通信つうしんユニット。通信つうしんユニットのたいらがた4しんオーディオケーブルを対応たいおうPHS・携帯けいたい電話でんわ接続せつぞくすることで、ハンズフリーフォン機能きのうとして利用りよう可能かのうとなっている[18]
USB接続せつぞくがたSIM STYLE ジャケット(USB-WSIM)
I/O DATAせいタ通信たつうしん端末たんまつUSBアダプタとして動作どうさする[19]
福山通運ふくやまつううんドライバー専用せんようハンディフォン
福山通運ふくやまつううんのセールスドライバーが利用りようする専用せんようのハンディフォン。従来じゅうらい、ハンディターミナルに携帯けいたい電話でんわ接続せつぞくして使用しようしていたものをW-SIMにより一体化いったいかしたもの[20]
MR2100
ミヨシ電子みよしでんしせいのハンディターミナルスマートフォン。福山通運ふくやまつううんドライバー専用せんようハンディフォンの一般いっぱん販売はんばいばん価格かかくは30まんえん[21]
カーナビ専用せんようサービス for carrozzeria 通信つうしんユニット(WS021GS/WS022IN)
パイオニア提供ていきょうするカーナビゲーションシステムcarrozzeria」で利用りよう可能かのうな「カーナビ専用せんようサービス for carrozzeria」に対応たいおうした通信つうしんユニット。WS021GS(グループセンスせい)は、通信つうしんユニットのたいらがた4しんオーディオケーブルを対応たいおうPHS・携帯けいたい電話でんわ接続せつぞくすることで、着信ちゃくしんのみハンズフリーフォン機能きのうとして利用りよう可能かのうとなっている[22]
カーナビ専用せんようサービス for internavi Premium Club 通信つうしんユニット(WS017IN/BT001HK)
本田技研工業ほんだぎけんこうぎょう提供ていきょうする「インターナビ・プレミアムクラブ」で利用りよう可能かのうな「カーナビ専用せんようサービス for internavi Premium Club」に対応たいおうした通信つうしんユニット。WS017IN(ネットインデックスせい)は、カーナビ本体ほんたいとはUSBで接続せつぞくする[23]。BT001HKは、日立ひたち国際こくさい電気でんきせい
RZ-H220
シャープせいのハンディターミナルスマートフォン。ベースはAdvanced/W-ZERO3[es](WS011SH)[24]
NS001U
ネットインデックスせいタ通信たつうしん端末たんまつUSBアダプタとして動作どうさする[25]通信つうしんカードけいジャケットとちがいW-SIMを直接ちょくせつUSBデバイスとして接続せつぞくするジャケットであるため、W-SIMがわのファームウェアの対応たいおう必要ひつようであり、対応たいおうしていないW-SIMではまった使用しようできない。公式こうしき対応たいおうしているのはRX420INのみ。またRX430ALはUSB動作どうさモードをち、有志ゆうしによる非公式ひこうしきなドライバが存在そんざいする。
WX-WSADP
岩崎通信機いわさきつうしんきせいのPBXけPHSアダプタ。最大さいだい2まいのW-SIMをISDN回線かいせんインターフェースに変換へんかんする。基本きほんてきには同社どうしゃせいのPBX装置そうちけで、公式こうしき対応たいおうしているのはRX410INのみ。WXという型番かたばんになっているが、これは岩崎通信機いわさきつうしんき型番かたばんルールにしたがったもので、ウィルコムブランドの音声おんせい端末たんまつ型番かたばんとは関連かんれんせいがない。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ ITmediaモバイル:DDIポケット、ちょう小型こがた無線むせんモジュール使つかったジャケットフォン
  2. ^ 短期間たんきかんしんモデル連発れんぱつ・ウィルコム「W-ZERO3」の秘密ひみつ - NIKKEI NET IT-PLUS
  3. ^ 日経にっけいBP PC-Online:「GSM方式ほうしきのW-SIM、近々ちかぢか発表はっぴょう」――ウィルコム久川きゅうかわ社長しゃちょう
  4. ^ いまのウィルコムだからつくれた大胆だいたんすぎるスマートフォン「HYBRID W-ZERO3」
  5. ^ ITmedia +D モバイル:ポップでシンプルなケータイがしかった——開発かいはつ担当たんとうしゃく「nico.」 (2/2)
  6. ^ [1] [2] [3]
  7. ^ [4][5]
  8. ^ プレスリリース:「W-SIM」(ウィルコムシム)の中国ちゅうごくでの採用さいようについて
  9. ^ WILLCOM|修理しゅうりアシストサービス対象たいしょう機種きしゅ一覧いちらん
  10. ^ [6]
  11. ^ イベントでの展示てんじ様子ようす
  12. ^ 2006 うまい!しゅんかんプレゼント!- 最先端さいせんたんにこだわるしゅんたのしさコース|アサヒビール
  13. ^ Sandgate WP>WILLCOM SIM STYLE開発かいはつプラットフォーム>Sandgate W-SIM Phone>ソフィアシステムズ
  14. ^ 製品せいひん情報じょうほう | KX-TS745JP | 会議かいぎようスピーカーホン | PBX・ビジネスホン関連かんれん | 松下電器まつしたでんき ビジネスサイト
  15. ^ WILLCOM|WS009KE(9(nine))のつぎがWS011SHですが、10番目ばんめ機種きしゅなにですか?
  16. ^ W-SIMネットワークアダプタ 「つないでイーサ」(型番かたばん:OSX-1)
  17. ^ みっけ! GPS 公式こうしきサイト
  18. ^ 株式会社かぶしきがいしゃ グループセンス GroupSense WS012GS製品せいひん紹介しょうかい
  19. ^ USB接続せつぞくがた W-SIMアダプター:USB-WSIM|パソコン周辺しゅうへん機器ききならアイ・オあいお・デタ機器たきき
  20. ^ プレスリリース:福山通運ふくやまつううんドライバー専用せんようハンディフォンの導入どうにゅうについて
  21. ^ プレスリリース:ドライバー専用せんようハンディフォンの導入どうにゅうについて
  22. ^ プレスリリース:パイオニアのカーナビに専用せんよう定額ていがく通信つうしんサービス「カーナビ専用せんようサービス for carrozzeria」を提供ていきょう
  23. ^ プレスリリース:Hondaが提供ていきょうする「インターナビ・プレミアムクラブ」けにW-SIM対応たいおうのインターナビ・データ通信つうしんUSBを提供ていきょう
  24. ^ 業務ぎょうむよう携帯けいたいはしまつ<RZ-H220>を発売はつばい | ニュースリリース:シャープ
  25. ^ 製品せいひん詳細しょうさい | 製品せいひん紹介しょうかい | ネットインデックス:NS001U

外部がいぶリンク

編集へんしゅう