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Bluetooth - Wikipedia

Bluetooth

デジタル機器ききよう近距離きんきょり無線むせん通信つうしん規格きかく

Bluetooth(ブルートゥース、ブルーツース)は、デジタル機器ききよう近距離きんきょり無線むせん通信つうしん規格きかくの1つである。Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate (BR/EDR) と Bluetooth Low Energy (LE) から構成こうせいされる[3]

Bluetooth
開発かいはつしゃ Bluetooth Special Interest Group英語えいごばん
分野ぶんや Personal Area Network
対応たいおう機器きき
物理ぶつりてき範囲はんい 通常つうじょう10 m (33 ft)未満みまん最大さいだい100 m (330 ft)まで
Bluetooth 5.0: 40–400 m (100–1,000 ft)[1][2]
ウェブサイト www.bluetooth.com ウィキデータを編集

概要がいよう

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すうメートルからすうじゅうメートル程度ていど距離きょり情報じょうほう機器ききあいだで、電波でんぱ使つか簡易かんい情報じょうほうのやりとりをおこなうのに使用しようされる。

当初とうしょエリクソンインテルIBMノキア東芝とうしばの5しゃ(プロモーター企業きぎょう)によって策定さくていされた。そのマイクロソフトモトローラ3COMルーセント・テクノロジーの4しゃがプロモーター企業きぎょうとしてくわわった。現在げんざい[いつ?]は3COM、ルーセント・テクノロジーの2しゃ脱退だったいし、Apple、およびノルディック・セミコンダクターくわわり、9しゃがプロモーター企業きぎょうとなっている。IEEEでの規格きかくめいは、IEEE 802.15.1である。

2.4 GHzおび使用しようしてPCおもノートパソコンとうのマウス、キーボードをはじめ、携帯けいたい電話でんわPHSスマートフォンタブレットでの文字もじ情報じょうほう音声おんせい情報じょうほうといったデジタル情報じょうほう無線むせん通信つうしん比較的ひかくてきてい速度そくどおこな用途ようと採用さいようされている。

基本きほん事項じこう

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Bluetooth BR/EDRは2.4 GHzたいを79の周波数しゅうはすうチャネルけ(LEは40)、利用りようする周波数しゅうはすうをランダムにえる周波数しゅうはすうホッピングおこないながら、半径はんけい10 - 100m程度ていどのBluetooth搭載とうさい機器ききと、最大さいだい3Mbps(HSは24 Mbps)で無線むせん通信つうしんおこなう。

当初とうしょ赤外線せきがいせん短距離たんきょり通信つうしんであるIrDA完全かんぜん置換おきかえというあやまった認識にんしき普及ふきゅうこころみられたが、使つかいにくさが強調きょうちょうされ、普及ふきゅうさまたげとなった。しかしその赤外線せきがいせん通信つうしん比較ひかくして)指向しこうせいすくない、簡易かんいなデジタル無線むせん通信つうしんとしての利便りべんせい認識にんしきされ、多様たよう分野ぶんや普及ふきゅうすすんでいる。

Bluetooth BR/EDRは、無線むせん接続せつぞく状態じょうたい意識いしきせずに常時じょうじ接続せつぞくしたままでの使用しようじょうきょうてきしている[3]反対はんたいにIrDAは、意図いとして接続せつぞくするのにてきしている。これらはたがいを補完ほかんしている。LE は短時間たんじかんのバースト通信つうしん最適さいてきしている[3]

Bluetooth BR/EDR/LEと2.4 GHzたい無線むせんLAN (Wi-Fi) は、ISMバンド周波数しゅうはすうたい共用きょうようする[3]。そのため相互そうご干渉かんしょう混信こんしんこり、Bluetooth使用しよう無線むせんLANの速度そくどいちじるしく低下ていかするという問題もんだいこることもある。

また、USB 3.0などの機器ききからノイズがBluetoothをふくむ2.4GHzたい無線むせん通信つうしん干渉かんしょうすることもられている[4]

セキュリティにかんしては、BR/EDR は SAFER+英語えいごばん 64bit もしくは 128bit をすこ変更へんこうしたアルゴリズムをキーの配送はいそう使用しようし、E0英語えいごばん暗号あんごうできる。LE のポイント・ツー・ポイントとメッシュは AES 128bit が利用りよう可能かのう[5]上位じょういのアプリケーションレイヤーで独自どくじ暗号あんごうほどこすことも可能かのう

Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate (BR/EDR) は、「Bluetoothクラシック」(Bluetooth Classic) とばれることもある[6]

名称めいしょう由来ゆらい

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名称めいしょうスウェーデンのエリクソンしゃ技術ぎじゅつしゃがつけたものである。はじめてノルウェーデンマーク交渉こうしょうにより無血むけつ統合とうごうし、文化ぶんか橋渡はしわたしをしたデンマークおうハーラル・ブロタン・ゴームソン (Harald Blåtand Gormsen / Haraldr blátǫnn Gormsson) のしつかつがあり、それが青黒あおぐろ灰色はいいろだったので「あおおう」とばれたことに由来ゆらいしている[7][8]。つまり、「乱立らんりつする無線むせん通信つうしん規格きかく統合とうごうしたい」というねがいがめられている。

Bluetooth のロゴは、北欧ほくおうちょうえだルーン文字もじイェリング墳墓ふんぼぐん石碑せきひられる)でハーラル・ブロタンの頭文字かしらもじのH (ᚼ) とB (ᛒ) をわせたものに由来ゆらいする[9][10]

沿革えんかく

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  • 1994ねん - エリクソン社内しゃないのプロジェクトとして開発かいはつ開始かいし
  • 1998ねん5がつ20日はつか - エリクソンインテルIBMノキア東芝とうしばの5しゃでBluetooth SIGを設立せつりつ同時どうじに Bluetooth という名称めいしょう発表はっぴょう
  • 1999ねん7がつ26にち - Bluetooth仕様しようしょバージョン1.0を発表はっぴょう[11]
  • 2001ねん2がつ - バージョン1.1を発表はっぴょう
  • 2003ねんごろ - 日本にっぽんでBluetoothが普及ふきゅうはじめる。[よう出典しゅってん]
  • 2003ねん11月 - バージョン1.2を発表はっぴょう
  • 2004ねん11月 - バージョン2.0を発表はっぴょう。Enhanced Data Rate (EDR) を追加ついか
  • 2007ねん3がつ28にち - バージョン2.1を発表はっぴょう
  • 2009ねん4がつ21にち - バージョン3.0を発表はっぴょう。High Speed (HS) を追加ついか
  • 2009ねん12月17にち - バージョン4.0を発表はっぴょうBluetooth Low Energy (LE) を追加ついか
  • 2011ねん6がつ21にち - Appleノルディック・セミコンダクター理事りじかいくわわる。
  • 2013ねん12月4にち - バージョン4.1を発表はっぴょう[12][リンク]
  • 2014ねん12月3にち - バージョン4.2を発表はっぴょう[13]
  • 2016ねん12月7にち - バージョン5.0を発表はっぴょう[14]
  • 2019ねん1がつ21にち - バージョン5.1を発表はっぴょう
  • 2020ねん1がつ6にち - バージョン5.2を発表はっぴょう[15]
  • 2021ねん7がつ13にち - バージョン5.3を発表はっぴょう[16][17]
  • 2023ねん2がつ7にち - バージョン5.4を発表はっぴょう
  • 2024ねん9がつ3にち - バージョン6.0を発表はっぴょう

Bluetooth規格きかくには以下いかのバージョンがある。普及ふきゅうバージョンである1.1以降いこうにおいては、3.0以前いぜん、3.0+HS、4.0以降いこうの3グループで通信つうしん方式ほうしきことなるため、かくグループないでのみ互換ごかんせいっている。ただし、複数ふくすう通信つうしん方式ほうしき同時どうじ実装じっそうすることが可能かのうであり、論理ろんりそう基本きほんてき仕様しようおおきくわらないため、統一とういつてきなユーザーインターフェイスでラップされ、一般いっぱん利用りようしゃ互換ごかんせい意識いしきする必要ひつよういよう配慮はいりょされた実装じっそうとなっている場合ばあいおおい。

1.0b
最初さいしょのバージョン。
1.0b + CE (Critical Errata)
1.0bに修正しゅうせいくわえた。
1.1
Bluetoothリリース最初さいしょひろ普及ふきゅうしたバージョン。
1.2
2.4 GHz帯域たいいき無線むせんLAN (IEEE 802.11/b/g) などとの干渉かんしょう対策たいさくまれた。2003ねん11月公開こうかい
2.0
容量ようりょうおおきいデータを通信つうしんするさい最大さいだい通信つうしん速度そくどを3 Mbpsの通信つうしんえる Enhanced Data Rate (EDR) がオプションで追加ついかできるようになった。2004ねん11月公開こうかい
2.1
ペアリングが簡略かんりゃくされ、近距離きんきょり無線むせん通信つうしんNear Field Communication (NFC) に対応たいおうした。マウスやキーボードなどのスリープ時間じかんおお機器ききのバッテリーを最大さいだいで5ばい延長えんちょうできる「Sniff Subrating」機能きのうくわえた。2007ねん3がつ公開こうかい
3.0
Protocol Adaptation Layer (PAL) とGeneric Alternate MAC/PHY (AMP) によって無線むせんLAN規格きかくIEEE 802.11のMAC/PHYそう利用りよう可能かのうとなり、最大さいだい通信つうしん速度そくどが24 Mbpsとなる High Speed (HS) がオプションで追加ついかできるようになった。また、電力でんりょく管理かんり機能きのう強化きょうかしてしょう電力でんりょくせい向上こうじょうさせた。2009ねん4がつ公開こうかい[18]
4.0
従来じゅうらいからの Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate (BR/EDR) にくわえて、BR/EDR にくら大幅おおはばはぶけ電力でんりょくされた Bluetooth Low Energy (LE) が追加ついかされた。Bluetooth SIGが公開こうかいする資料しりょうによれば、ボタン電池でんち1つのみでもすうねん駆動くどう可能かのうとしている。転送てんそう速度そくどは1 Mbpsだが、データパケットサイズが8 - 27オクテット非常ひじょうちいさくなっている。これは、たとえば家電かでん製品せいひんなどに搭載とうさいされたセンサーとのデータ通信つうしんけた仕様しようとなっている。このてんが BR/EDR と方向ほうこうせいことなっており、互換ごかんせいく、ベンダーは BR/EDR と LE をそれぞれ目的もくてきべつ採用さいようするものとされている。ホストがわ両方りょうほうんだ「デュアルモード」を実装じっそうできる。
BR/EDR に ATT and GATT over BR/EDR を追加ついか
2009ねん12月公開こうかい
4.1
Bluetooth Low Energy にモバイル端末たんまつ通信つうしんサービスの電波でんぱとの干渉かんしょうおさえる技術ぎじゅつ、データ転送てんそう効率こうりつ自動じどうさい接続せつぞく機能きのう直接ちょくせつインターネット接続せつぞくできる機能きのうホストとクライアント同時どうじになれる機能きのう[よう出典しゅってん]、が追加ついかされた[19]
4.2
Bluetooth Low Energy に Data Packet Length Extension を追加ついかし、通信つうしん速度そくど(アプリケーションスループット)が260 kbpsから650 kbps[20]に2.5ばい高速こうそく。Bluetooth Low Energy が IPv6/6LoWPAN でインターネット接続せつぞくできるようになる[21]
5.0
Bluetooth Low Energy のデータレートが2 Mbps, 1 Mbps, 500 kbps, 125 kbpsになり、2 Mbpsおよび1 Mbpsは従来じゅうらいどお到達とうたつ距離きょりが100 m、125 kbpsは到達とうたつ距離きょりが400 mとなった[22]
5.1
ペアリングされているBluetooth機器きき方向ほうこう探知たんちする機能きのう追加ついかされた。
5.2
LE Audio規格きかく追加ついかふく複数ふくすう改良かいりょう
5.3
LE Audio規格きかく改良かいりょう
5.4
電子でんしたなさつ(ESL)への対応たいおう
Bluetooth BR/EDR 最大さいだい実効じっこう速度そくど[20]
バージョン 非対称ひたいしょうがた通信つうしん 対称たいしょうがた通信つうしん データレート
BR (1.0 以降いこう, GFSK) くだり723.2 kbps / のぼり57.6 kbps 433.9 kbps 1 Mbps[3]
EDR (2.0 以降いこう, πぱい/4 DQPSK) くだり1448.5 kbps / のぼり115.2 kbps 869.1 kbps 2 Mbps[3]
EDR (2.0 以降いこう, 8DPSK) くだり2178.1 kbps / のぼり177.1 kbps 1306.9 kbps 3 Mbps[3]
Bluetooth+HS 最大さいだい実効じっこう速度そくど[20]
バージョン データレート
HS (3.0 以降いこう 5.2まで, 802.11 PAL) 24 Mbps[23]
Bluetooth Low Energy 転送てんそう速度そくど
バージョン アプリケーションスループット データレート
4.0 260 kbps[20] 1 Mbps[24]
4.2 Data Packet Length Extension 650 kbps[20] 1 Mbps
5.0 2 Mbps, 1 Mbps, 500 kbps, 125 kbps[3][22]

プロファイル

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Bluetoothはその特性とくせいじょう様々さまざまなデバイスでの通信つうしん使用しようされるため、機器きき種類しゅるいごとに策定さくていされたプロトコルがあり、それらの使用しよう方法ほうほうプロファイル (Profile) と標準ひょうじゅんしている[25][リンク]通信つうしんしようとする機器きき同士どうしおなじプロファイルをっている場合ばあいかぎり、そのプロファイルの機能きのう利用りようした通信つうしんをおこなえる。 代表だいひょうてきなものに以下いかのプロファイルがあり、Bluetooth対応たいおう機種きしゅであっても利用りようする機器きき双方そうほう適切てきせつなプロファイルに対応たいおうしている必要ひつようがある。

A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)
音声おんせいをレシーバーヘッドフォン(またはワイヤレススピーカー)に伝送でんそうするためのプロファイル。HSP/HFPとことなり、ステレオ音声おんせい高音こうおんしつとなる。
AVRCP (Audio/Video Remote Control Profile)
AV機器ききリモコン機能きのう実現じつげんするためのプロファイル。
BIP (Basic Imaging Profile)
静止せいし画像がぞう転送てんそうするためのプロファイル。
BPP (Basic Print Profile)
プリンター転送てんそう印刷いんさつするためのプロファイル。
DUN (Dial-up Networking Profile)
携帯けいたい電話でんわPHSかいしてインターネットにダイヤルアップ接続せつぞくするためのプロファイル。
FTP (File Transfer Profile)
パソコン同士どうしデータ転送てんそうおこなうためのプロファイル。コンピュータネットワークなどでもちいられるファイル転送てんそうプロトコルのFTPとは無関係むかんけい
GAP (Generic Access Profile)
機器きき接続せつぞく/認証にんしょう/暗号あんごうおこなうためのプロファイル。
HCRP (Hardcopy Cable Replacement Profile)
プリンターへの出力しゅつりょく無線むせんするためのプロファイル。
HDP (Health Device Profile)
健康けんこう管理かんり機器きき同士どうし接続せつぞくするためのプロファイル。
HFP (Hands-Free Profile)
車内しゃないやヘッドセットでハンズフリー通話つうわ実現じつげんするためのプロファイル。HSPの機能きのうくわえ、通信つうしん発信はっしん着信ちゃくしん機能きのうつ。
HID (Human Interface Device Profile)
マウスキーボードなどの入力にゅうりょく機器きき無線むせんするためのプロファイル。
HSP (Headset Profile)
Bluetooth搭載とうさいヘッドセット通信つうしんするためのプロファイル。モノラル音声おんせい受信じゅしんだけではなく、マイクで双方向そうほうこう通信つうしんする。
OBEX (Object Exchange)
オブジェクト交換こうかん (OPP、BIP、FTP、SYNC) でもちいる認証にんしょう方式ほうしきひとつ。データ転送てんそうプロファイルのひとつで、実装じっそうしているとデータ送受信そうじゅしんにOBEX認証にんしょうパスキーの入力にゅうりょく接続せつぞく相手あいて要求ようきゅうする。
OPP (Object Push Profile)
名刺めいしデータの交換こうかんなどをおこなうためのプロファイル。
PAN (Personal Area Network Profile)
小規模しょうきぼネットワークを実現じつげんするためのプロファイル。
PBAP (Phone Book Access Profile)
電話でんわちょうのデータを転送てんそうするためのプロファイル。
SDAP (Service Discovery Application Profile)
のBluetooth機器きき提供ていきょうする機能きのう調しらべるためのプロファイル。
SPP (Serial Port Profile)
Bluetooth機器きき仮想かそうシリアルポートするためのプロファイル。
SYNC (Synchronization Profile)
携帯けいたい電話でんわ・PHSやPDAと、PCとのあいだで、スケジュールちょう電話でんわちょうのデータ転送てんそうおこない、自動的じどうてきにアップデートするためのプロファイル。

これらプロファイルのうち、DUN/FTP/HID/OPP/HSP/HFP/A2DP/AVRCPなどの使用しよう頻度ひんどたかい。GAPやSDAPのような下位かいそうのものは実装じっそうされていても意識いしきされないことがおおい。また、プロファイルによっては実装じっそうされていてもほとんど使つかわれていないものもある。

おなじプロファイルでもクライアントがわとサーバーがわちがいがあり、ぎゃく方向ほうこうにも使つかえるとはかぎらない。DUNの場合ばあいれいにとると、本体ほんたいになるがわ(PC・PDAなど)からモデムになるがわ携帯けいたい電話でんわ・PHSなど)にたいしてBluetooth接続せつぞく要求ようきゅうする。つまり前者ぜんしゃはクライアント (DUN-DT)、後者こうしゃはサーバー (DUN-GW) であり、通常つうじょう片方かたがた役割やくわりしか実装じっそうされていないため、役割やくわりえてぎゃく方向ほうこう使つかうことはできない。たとえば、DUN-GWを実装じっそうしBluetoothモデムになれるスマートフォンがあったとして、これを本体ほんたいとして、DUN-GWを実装じっそうしたほか携帯けいたい電話でんわをモデムとしてダイヤルアップすることは通常つうじょうできない。

プロファイルは、かく機器ききがBluetoothを使つかってなにができるかをしめしたもので、機器きき同士どうし接続せつぞくせい一目いちもくでわかるようになるものと期待きたいされた。しかし現実げんじつには、Bluetooth応用おうよう分野ぶんや拡大かくだいともなって急激きゅうげきにプロファイルが増加ぞうかしたこともあり、以下いかのような問題もんだい目立めだつ。

  • おなじような機能きのうのプロファイルが乱立らんりつ気味ぎみであり、利用りよう可能かのうな、あるいは目的もくてきてきしたプロファイルがわかりにくい。
  • 対応たいおうプロファイルのすくないふる製品せいひん陳腐ちんぷ助長じょちょうし、しかもアップグレードが提供ていきょうされないことがおおいのでえを余儀よぎなくされる。
  • おなじBluetoothなのにプロファイルの有無うむ原因げんいんでつながらない」という印象いんしょうあたえやすい。
  • Advanced Audio Distribution Profileのように、基本きほんてきにプロファイルに対応たいおうしていれば接続せつぞく可能かのうでも、コーデックなどが乱立らんりつしており、すべ実装じっそうすると高価こうかになるためにメーカーがトレードオフな開発かいはついられる場合ばあいにユーザーは製品せいひんえらびにくくなる。

Bluetoothには、電波でんぱ強度きょうど規定きていしたクラスという概念がいねんがある。かく機器ききはいずれかのクラスに分類ぶんるいされる。電波でんぱ強度きょうどだけであり、両方りょうほうおなじクラスである必要ひつようはない。

Bluetoothのクラス (BR/EDR)[3]
クラス 出力しゅつりょく 到達とうたつ距離きょり
Class 1 100 mW 100 m
Class 2 2.5 mW 10 m
Class 3 1 mW 1 m
Bluetoothのクラス (LE)[3]
クラス 出力しゅつりょく
Class 1 100 mW
Class 1.5 10 mW
Class 2 2.5 mW
Class 3 1 mW

実際じっさい接続せつぞく手順てじゅん

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Bluetooth対応たいおう製品せいひんには、ペアリング状態じょうたいしめなんらかのランプや画面がめん搭載とうさいされており、青色あおいろ点灯てんとうする製品せいひんおおい。

Bluetooth機器きき最初さいしょ使用しようするさいには、接続せつぞく相手あいて特定とくていするため、ペアリング(ボンディング、わせ)とばれる操作そうさ必要ひつようになる。ここでは、その一般いっぱんてき手順てじゅんしめす。

  1. 一方いっぽう機器ききを「ペアリング可能かのう状態じょうたい」に設定せっていする。また、認証にんしょう暗号あんごう設定せってい双方そうほうであわせておく。
  2. 他方たほう機器ききから「探索たんさく発見はっけん)」操作そうさおこなう。
  3. 探索たんさく可能かのう状態じょうたいにある周囲しゅういのBluetooth機器きき一覧いちらん提示ていじされるので、そのなかから所望しょもう接続せつぞく相手あいて指定していする。
  4. 双方そうほう同一どういつパスキー認証にんしょうかぎのこと、PINともいう)を入力にゅうりょくする。


パスキー

パスキーは、通常つうじょう4 - 16けた程度ていど任意にんい数字すうじ指定していする。みじかいパスキーでは通信つうしん傍受ぼうじゅ解読かいどくされるおそれがあるので、ある程度ていどながいほうがよい。パスキーを入力にゅうりょくできないデバイス(マウス、ヘッドセットなど)では、パスキーが固定こてい、もしくは入力にゅうりょく不要ふよう場合ばあいがある。こうした機器きき場合ばあい通常つうじょうデフォルトでは「0000」「1234」などの単純たんじゅん羅列られつとなっている。
パスキーの交換こうかんわれば、ペアリングが完了かんりょうする。一度いちどペアリングをおこなった機器ききあいだでは、つぎからは自動的じどうてきあるいははん自動的じどうてき接続せつぞく確立かくりつされ、パスキーの入力にゅうりょく不要ふようである。相性あいしょうによっては、毎回まいかいパスキー入力にゅうりょく必要ひつようとなることもある。

Bluetooth LEでは、位置いち情報じょうほう発信はっしんするだけのビーコンのようなたん方向ほうこうのアドバタイズ用途ようと場合ばあいかならずしもペアリングする必要ひつようはない[26]

採用さいようれい

編集へんしゅう

Bluetoothは汎用はんようインターフェイスであり、様々さまざま機器きき採用さいようされている。以下いかにそのいちれいげる。

携帯けいたい電話でんわ・スマートフォン・PHS

編集へんしゅう
 
Bluetooth技術ぎじゅつ搭載とうさいした携帯けいたい電話でんわいちれい (au SH003)
 
Bluetooth接続せつぞくもちいるヘッドセット
 
Bluetooth技術ぎじゅつもちい、PDAにキーボードと携帯けいたい電話でんわ接続せつぞくしてインターネットに接続せつぞくしている。写真しゃしんでは (iPAQ112) (RBK-2000BT II) (820P) が使つかわれている

携帯けいたい電話でんわやPHSの高機能こうきのうともない、携帯けいたい電話でんわるい同士どうし携帯けいたい電話でんわるいとBluetoothに対応たいおうしたモバイル機器ききとのあいだでの情報じょうほうわたしに使つかわれるようになっている。一部いちぶ携帯けいたい電話でんわやPHS端末たんまつは、対応たいおうのPCやPDAとBluetoothで接続せつぞくすることで無線むせんモデムにできる。

ワイヤレスヘッドセットでは中級ちゅうきゅうひん以下いかまでBluetoothの採用さいようすすんでいる。2008ねん日本にっぽん市場いちばでは、3キャリアがほぼ標準ひょうじゅん機能きのうとして採用さいようしていた。ソフトバンクモバイルけでは3G機種きしゅのほとんどがBluetooth対応たいおうのためか普及ふきゅうりつたかい。KDDI沖縄おきなわセルラー電話でんわかくauブランド)は2007ねんふゆモデル以降いこう一部いちぶの「KCP+採用さいよう機種きしゅに、NTTドコモは2008ねん秋冬あきふゆしんコンセプトモデル以降いこうに、積極せっきょくてき採用さいようしている。Bluetoothの活用かつようについて携帯けいたい電話でんわキャリアがわからのにつく提案ていあんは、ミュージックプレーヤーとしての「音楽おんがくケータイ」とワイヤレスヘッドホンをむす機能きのうであるというかたちがほとんどで、ファイル転送てんそう車内しゃないハンズフリー通話つうわなどについてカタログでおおきくあつかわれるようにはなっていない。

スマートフォンかんしては、iPhoneや、Android OS搭載とうさいしている機種きしゅではおおむ標準ひょうじゅん機能きのうとして採用さいようされている。ただしiOSがサポートする標準ひょうじゅんBluetoothプロファイルはHFP/A2DP/HIDなどの一部いちぶ限定げんていされており[27]、サードパーティーせいのアプリケーションや周辺しゅうへん電子でんし機器きき自由じゆう使用しようすることはできず、SPPなどの標準ひょうじゅんプロファイルを利用りようしたデバイスを開発かいはつ製造せいぞうするにはMFi認証にんしょうプログラムへの参加さんか必要ひつようとなる[28][29]。iOSバージョン5.0以降いこうのCore BluetoothフレームワークによりBluetooth LEに対応たいおう[30]、またiOS 13以降いこうのCore Bluetooth ClassicによりGATT over BR/EDRに対応たいおうしている[31]。Androidはバージョン2.0以降いこう(Bluetooth LEについてはバージョン4.3以降いこう[32][33]でOSがわ対応たいおうはじまった。また文字もじ入力にゅうりょく補助ほじょのために、スマートフォンと一緒いっしょあるける小型こがたサイズのBluetooth接続せつぞくキーボード出回でまわっている。また最近さいきん[いつ?]ではBluetoothを利用りようしたテザリングができる機種きしゅてきている。Android搭載とうさいでは、Bluetoothマウスでの操作そうさ可能かのうである。iPhoneでは、iOS 13以降いこうでBluetoothマウスに対応たいおうしている[34]。iOS機器ききAirDrop[35][36]や、Android機器ききNearby Share[37]など、相手あいて端末たんまつ探索たんさくにはしょう電力でんりょくのBluetoothを、ファイル転送てんそうには高速こうそくWi-Fi併用へいようする機能きのうもある。

なお、日本にっぽん国内こくない発売はつばいされた携帯けいたい電話でんわはじめてBluetoothを搭載とうさいしたのは、2001ねんにauから発売はつばいされたC413Sソニー)である。ただし、この機種きしゅはA2DP/HSP/HFPプロファイルに対応たいおうしておらず、ヘッドセットをもちいたハンズフリー通話つうわには対応たいおうしていなかった(Bluetooth搭載とうさい携帯けいたい電話でんわ・PCとの接続せつぞくには対応たいおうしており、データのやりとりや後述こうじゅつ無線むせんモデムとしての利用りよう可能かのうだった)。

ハンズフリー通話つうわ

編集へんしゅう

日本にっぽんでは2004ねん道路どうろ交通こうつうほう改正かいせいにより、自動車じどうしゃ運転うんてんちゅう携帯けいたい電話でんわ・PHSをって通話つうわした場合ばあい罰則ばっそく強化きょうかされたため、たずに通話つうわできるハンズフリー機能きのう注目ちゅうもくされるようになった。

ハンズフリー・マイクロフォン機能きのうとしては、ヘッドセットやイヤホンマイクをイヤホンジャックに接続せつぞくする安価あんかなものが一般いっぱんてきであるが、事前じぜんあたまみみにヘッドセットとう装備そうびして、それと携帯けいたい電話でんわとうあいだをコードでつないだままでいなければならないなど煩雑はんざつであるため、無線むせんにより自動的じどうてきにハンズフリー車載しゃさい(スピーカー・マイクは車内しゃない装備そうび)と接続せつぞくしてハンズフリー通話つうわができるBluetoothハンズフリー機器きき開発かいはつ製品せいひん輸入ゆにゅうライセンス販売はんばい活発かっぱつした。

東京とうきょうをはじめとする一部いちぶ都道府県とどうふけんでは、道路どうろ交通こうつうほうだい71じょう根拠こんきょ公安こうあん委員いいんかいさだめた遵守じゅんしゅ事項じこうとして、イヤホンを運転うんてんすることを(おおくは条件じょうけんきであるが)きんじており、片耳かたみみだけのヘッドセットでも取締とりしまりの対象たいしょうとなる可能かのうせいがある。

サンバイザーにはさむような形状けいじょう使用しようするスピーカーフォンも登場とうじょうしている。

タブレット端末たんまつ・タブレットPC・ノートPC

編集へんしゅう

iPadやAndroid搭載とうさいタブレットのようなタブレット端末たんまつMicrosoft SurfaceのようなタブレットPCでも、Wi-FiやBluetoothを標準ひょうじゅん搭載とうさいしている製品せいひんおおい。さらに一般いっぱんてき従来じゅうらいがたのノートPCなど、はこびのできる小型こがたコンピュータ端末たんまつでの採用さいようひろがっている[38]。スマートフォン同様どうよう、Bluetooth規格きかく対応たいおうじょうきょうはハードウェアの世代せだいおよびそれぞれのOSによる。

無線むせんモデム

編集へんしゅう

パソコン・PDAなどのほかのコンピュータから、DUN (Dial-up Networking Profile) 機能きのう携帯けいたい電話でんわ無線むせんモデムとして利用りようし、インターネット接続せつぞくすることができる。日本にっぽんでは携帯けいたい電話でんわ会社かいしゃインターネット・プロバイダ契約けいやく提供ていきょうしており、別途べっと独立どくりつしたISPと契約けいやくしなくてもよいことがおおい。W-CDMAあみもちいたパケット通信つうしんGSMあみもちいたGPRS (General Packet Radio Service) 接続せつぞくなどが抽象ちゅうしょうされて提供ていきょうされる。

パソコン・PDAがわでは通常つうじょうのモデムの場合ばあいちがい、特別とくべつ初期しょきコマンドが必要ひつようとなることもある。たとえばソフトバンクモバイルの場合ばあいでは、『+CGDCONT=1,"IP","softbank"』というものである。これらの設定せっていおこなうダイヤルアップ接続せつぞくのセットアッププログラムが、携帯けいたい電話でんわ会社かいしゃから供給きょうきゅうされていることもある。

カーナビゲーション

編集へんしゅう

自動車じどうしゃメーカー各社かくしゃも、自動車じどうしゃけBluetoothハンズフリー通話つうわ装置そうち開発かいはつおこなった。すでカーナビゲーション・システム自動車じどうしゃ情報じょうほう端末たんまつとして確立かくりつしていたため、Bluetoothはこれらカーナビにまれることがおおくなり、「Bluetooth対応たいおう純正じゅんせいカーナビ」が登場とうじょうした。

このうち、KDDIじゅん筆頭ひっとう株主かぶぬしトヨタ自動車とよたじどうしゃもっと積極せっきょくてきで、現在げんざい[いつ?]ではおもにトヨタG-BOOK日産にっさんカーウイングスホンダインターナビの3つの陣営じんえいかれている。

2023ねん現在げんざいカロッツェリアパイオニア カーエレクトロニクス事業じぎょう)やパナソニックなどサードパーティーせいカーナビにも、Bluetooth接続せつぞく機能きのう一部いちぶ機種きしゅ標準ひょうじゅん装備そうび、またはオプションで用意よういされている。Bluetooth対応たいおうカーナビは、Bluetooth対応たいおう携帯けいたい電話でんわとHFP/HSPで接続せつぞくし、Bluetoothの設定せっていなどの操作そうさはカーナビ画面がめん着信ちゃくしん発信はっしん操作そうさはカーナビ画面がめん専用せんようボタン・自動じどう着信ちゃくしん/音声おんせい認識にんしき発信はっしんなど、マイクは運転うんてんせき周辺しゅうへん、スピーカはくるまのカーステレオのものを流用りゅうようしている。

カーナビと携帯けいたい電話でんわ連携れんけいは、たん携帯けいたい電話でんわ発話はつわ受話じゅわできることにとどまらず、かくカーナビ陣営じんえい運営うんえいするサーバーに収録しゅうろくされた渋滞じゅうたい情報じょうほう取得しゅとくやサーバーへの走行そうこう履歴りれき送信そうしん、カーナビに収録しゅうろくされた店舗てんぽ情報じょうほう収録しゅうろくされている電話でんわ番号ばんごう直接ちょくせつ電話でんわをかけることができるなどといった、より高度こうど利用りようほう進化しんかしている。 また、機種きしゅによってはBluetooth接続せつぞく携帯けいたい音楽おんがくプレーヤーに収録しゅうろくした音楽おんがく操作そうさ演奏えんそうすることができ、両者りょうしゃがAVRCPのVer.1.3以上いじょう対応たいおうしていればカーナビがわ楽曲がっきょくのタイトルなどを表示ひょうじすることもできる。また、PBAPに対応たいおうしている場合ばあいは、スマートフォン・携帯けいたい電話でんわなどから電話でんわちょう情報じょうほうをカーナビにませることもできる。

音楽おんがくプレーヤー

編集へんしゅう

Bluetoothを利用りようできる音楽おんがくプレーヤーとして、ウォークマンiPodなどのデジタルオーディオプレーヤーAndroidiPhoneなどのスマートフォンのような製品せいひん見受みうけられるようになっている。

Bluetoothでワイヤレス再生さいせいする場合ばあい、A2DPの標準ひょうじゅんコーデックとして「Sub Band CODEC (SBC)」が使つかわれることがおおい。SBCは伝送でんそう環境かんきょう悪化あっかつよ変換へんかん負荷ふかすくない反面はんめん音質おんしつ劣化れっか再生さいせい遅延ちえんきやすい。そのため、標準ひょうじゅん以外いがい独自どくじコーデックも採用さいようする機種きしゅえている。CSRのちクアルコム買収ばいしゅう開発かいはつの「aptX」とそのハイレゾ対応たいおうばんの「aptX HD」[39]およびてい遅延ちえんの「aptX LL (Low latency)」[40]、AppleのiPhoneやiPadでおお採用さいようされている「AAC」、ソニー開発かいはつのハイレゾ対応たいおうLDAC[41][42]などの高音こうおんしつてい遅延ちえんなコーデックを採用さいようするようになっている。これらを利用りようして再生さいせいするさいには音楽おんがくプレーヤーだけでなく、ヘッドフォンやヘッドセット、レシーバーなどもこれらのコーデックに対応たいおうしたもの必要ひつようとなる。

ワイヤレスヘッドフォン・イヤホン

編集へんしゅう

一般いっぱんてきにヘッドホンやイヤホンは、再生さいせい機器ききにプラグをんで使つか有線ゆうせんがたであるが、Bluetoothにて音楽おんがく信号しんごう伝送でんそうする線型せんけい普及ふきゅうしてきている。2020年代ねんだい現在げんざいではスマートフォンのこう価格かかくモデルを中心ちゅうしんに、3.5mmイヤホンジャックを搭載とうさいせずワイヤレス接続せつぞく前提ぜんていとする機種きしゅ登場とうじょうしている。再生さいせい機器ききから伝送でんそうされた音楽おんがく信号しんごうは、Bluetooth対応たいおうのヘッドホン・イヤホンがわ処理しょりおこなわれ、音楽おんがくとして再生さいせいされる。再生さいせい機器ききがわせんがつながっていないため、まわしがしやすくうごきやすいという利便りべんせいがある。またヘッドホン・イヤホンがわから再生さいせい機器ききがわたいして、ワイヤレスで再生さいせい停止ていし音量おんりょう調整ちょうせいなどをおこな機能きのうもある。欠点けってんとしては、バッテリーを搭載とうさいしているため定期ていきてき充電じゅうでん必要ひつようなことである(電池でんちれになると無線むせん再生さいせいできなくなる)。またてい価格かかくイヤホンに採用さいようされる標準ひょうじゅんコーデックであるSBCは設計せっけいふるさなどから音質おんしつてきおとり、高音こうおんしつコーデック採用さいようモデルは相応そうおう価格かかく上昇じょうしょうとなるてんもある。Bluetoothイヤホンは左右さゆうせんでつながっているものと、独立どくりつしたもの(左右さゆう完全かんぜん独立どくりつがた)があり、ほかにもくびがたみみがたなどがある。

RFIDタグとバーコードリーダー

編集へんしゅう
 
GPSレシーバー (BT-359W)

産業さんぎょうかいではBluetoothをもちいてパソコン、PDA、携帯けいたい電話でんわとうへデータ転送てんそうするRFIDタグリーダーやバーコードリーダーがひろもちいられている。RFIDリーダーのうち、日立ひたちのミューチップなどのように2.45 GHzたいもちいるRFIDはBluetoothの搬送波はんそうは干渉かんしょうするため、実装じっそうたいして特別とくべつ工夫くふう必要ひつようとなる。

これらのリーダーはSPP (Serial Port Profile) をもちいて接続せつぞくするものが一般いっぱんてきである。

PC周辺しゅうへん機器きき

編集へんしゅう

PCでBluetooth機器きき通信つうしんする場合ばあい内蔵ないぞうまたはそとけのBluetoothアダプターを利用りようする方法ほうほうがあるが、オペレーティングシステム (OS) の対応たいおうじょうきょう考慮こうりょする必要ひつようがある。

Microsoft Windows

編集へんしゅう

Windows XP SP2以降いこうWindows Server 2016以降いこうでは、Bluetoothワイヤレステクノロジーを標準ひょうじゅんサポートしている[43]Windows 2000以前いぜんのOSやWindows Server 2012以前いぜんのOSは、標準ひょうじゅんでBluetoothをサポートしないが、マイクロソフト以外いがいのBluetoothドライバーを利用りようできる可能かのうせいがある。Windowsがまったくサポートしないプロファイルについても、マイクロソフト純正じゅんせいドライバーを使用しようせずサードパーティーせいのBluetoothドライバーをインストールすることで、プロファイルを使用しようできる可能かのうせいがある。

なお、Windowsは原則げんそくとしてBluetooth 1.0に対応たいおうしない。マイクロソフトは、これについて「Bluetoothバージョン1.0の仕様しようには、WindowsがBluetoothワイヤレステクノロジーを十分じゅうぶんにサポートするために必要ひつような、いくつかの重要じゅうようなアップデートがけていたため」と説明せつめいしている[44]。また、High Speed (HS) は推奨すいしょうとしていて、わりにWi-Fi Direct英語えいごばん使つかうことを推奨すいしょうしている[45]

Windows がサポートする Bluetooth のバージョン[46]
Windows のバージョン Bluetooth のバージョン 対応たいおうプロファイル
Windows 2000 以前いぜん サポートなし
Windows Server 2012 以前いぜん
Windows XP(SP2以降いこう 1.1〜2.0 BR・EDR
  • HID v1.0
  • PANU
  • SPP
  • OPP
  • DUN
  • HCRP
Windows Vista 1.1〜2.0 BR・EDR
  • HID v1.1
  • PANU
  • SPP
  • OPP
  • DUN
  • HCRP
  • HFP v1.5
  • A2DP v1.2
  • AVRCP v1.3
  • HOGP
[47]
(サードパーティー実装じっそうのプロファイルに対応たいおう
Windows Vista(SP2以降いこう 1.1〜2.1 BR・EDR
Windows 7
Windows 8 1.1〜4.0 BR・EDR・LE [よう説明せつめい]
Windows 8.1 [よう説明せつめい]
Windows 10 1.1〜5.0[48]BR・EDR・LE
  • A2DP 1.2
  • AVRCP 1.3
  • GATT Client
  • GATT Server
  • DUN 1.1
  • DI 1.3
  • HFP 1.6
  • HCRP 1.0
  • HOGP 1.0
  • HID 1.1
  • OPP 1.1
  • PANU 1.0
  • SPP 1.2
[48]
Windows Server 2016

Linux本体ほんたいであるカーネルには各種かくしゅのBluetoothコントローラーのドライバーがまれている。実際じっさい利用りようするためのツールはおもだったデスクトップけディストリビューションで、BlueZパッケージなどの関連かんれんパッケージが用意よういされている。初期しょき段階だんかいまれている場合ばあいもあり、また統合とうごうてきなパッケージ管理かんりツールから、手軽てがるにこれらを導入どうにゅうできることもおおい。一般いっぱんてき各種かくしゅのGUI環境かんきょうにおいて、BluetoothについてのGUIツールがわせられ、インジケーターなども提供ていきょうされる。BlueZなどはAndroidにも採用さいようされており、Androidで利用りようできるプロファイルはLinuxでも利用りよう可能かのうで、A2DP, HFP/HSP, FTP, HID, RFCOMMなどを活用かつようできる。ただし、プロファイルは対応たいおうしていても、実際じっさいにそれを活用かつようするソフトウェアが不足ふそくするような場合ばあいはある。

ディストリビューションの構成こうせい、バージョンによって、設定せってい手間てまがかかる場合ばあいもある。ただし、たとえば2011ねん10がつ現在げんざいUbuntu 11.10では、Bluetooth対応たいおう標準ひょうじゅん機能きのうちか位置いちづけで、Bluetooth機能きのう自動じどう認識にんしき、デバイスドライバーの自動じどうみがおこなわれる。また、Bluetooth機器きき登録とうろくもウィザード機能きのう手軽てがるおこなえるようになっている。

実際じっさい使つか勝手がって改良かいりょうすすみ、A2DP、HFP/HSP、内蔵ないぞう音源おんげん、USB音源おんげんなどの混在こんざいした音源おんげんデバイスを、個別こべつのアプリケーションごと自由じゆうえることもできるほか、A2DPホスト機能きのうによってスマートフォンで再生さいせいする音楽おんがくを、PCにつないだスピーカーでらすこともできるようになっている。

macOSでは、Mac OS X v10.2.8以降いこうから、OS標準ひょうじゅんでBluetoothワイヤレステクノロジーをサポートしている。対応たいおうするプロファイルは、DUN・HID・SPP・OPP・FTP・SYNC[49]さらに、Bluetooth software 1.5にて、HCRP・HSPに対応たいおうする。OS X Mountain Lion (10.8) では、さらA2DPAVRCPもサポートしている[50]

Bluetooth Low Energyかんしては、セントラルロールはMac OS X Lion (10.7) 以降いこう[51]、ペリフェラルロールはOS X Mavericks (10.9) 以降いこう[52][53]対応たいおう

マイクロソフトのXboxシリーズの本体ほんたいはBluetoothに対応たいおうしておらず、専用せんようのワイヤレス技術ぎじゅつ使用しようしている[54]が、ヘッドセットやコントローラーなどの周辺しゅうへん機器ききはBluetooth接続せつぞくにも対応たいおうしている[55]Xbox OneXbox Series X/Sのワイヤレスコントローラーは、Windows/Android/iOSデバイスとBluetooth接続せつぞくすることができる[56]

健康けんこう管理かんり機器きき

編集へんしゅう

コンティニュア・ヘルス・アライアンス標準ひょうじゅんてき接続せつぞく方法ほうほうとしてBluetoothを採用さいようしているため、おおくの健康けんこう管理かんり機器ききがBluetoothでの接続せつぞく実現じつげんしている。

勤怠きんたい機器きき

編集へんしゅう

その採用さいようれい

編集へんしゅう
 
Bluetooth技術ぎじゅつもちいてスマートフォンとリンクする腕時計うでどけい
 
Bluetoothを利用りようするスマホ自販機じはんき

問題もんだいてん

編集へんしゅう
速度そくど
Bluetoothの通信つうしん速度そくどは、Wi-Fiなどとくらべるとはるかに低速ていそくである。最大さいだいでもBluetooth 3.0 HSモード(オプション)の24Mbps(物理ぶつりそう公称こうしょう)となっており、またHSモードを利用りようできる機器きき一般いっぱんてきには普及ふきゅうしておらず、だい容量ようりょうデータなどの転送てんそうにはいていない。なお、後発こうはつのBluetooth LEは高速こうそく通信つうしんよりもはぶけ電力でんりょく通信つうしん距離きょり向上こうじょう目指めざして策定さくていされた規格きかくであり、Wi-Fiと競合きょうごうすることを意図いとしているわけではない[58][59]
電波でんぱ干渉かんしょう
Wi-Fi (2.4GHz) とBluetoothはおな周波数しゅうはすうたい使つかうため、両方りょうほう機器きき同時どうじ使用しようすると電波でんぱ干渉かんしょう発生はっせいする。Bluetoothの出力しゅつりょくはWi-Fiよりもずっとちいさいため、Wi-Fiにけることがおおい。この問題もんだい回避かいひ技術ぎじゅつとして、アダプティブ周波数しゅうはすうホッピング (AFH) がBluetooth 1.2において導入どうにゅうされたが、干渉かんしょうにより通信つうしん速度そくど低下ていかする問題もんだい解決かいけつできるわけではない[60][61]電子でんしレンジも2.4GHzたい使用しようしており、Bluetoothと干渉かんしょうする。なお、Wi-Fiには2.4GHzたいのほか5GHzたい利用りようすることのできる規格きかくバージョンもあり、対応たいおう機器ききでは周波数しゅうはすうたい選択せんたくできる[62]
遅延ちえん
プロファイルによって遅延ちえんおおきさはことなるが、Bluetoothを採用さいようしたヘッドセットなどの音響おんきょう製品せいひんでは、遅延ちえんのために若干じゃっかんおとおくれる。たとえば高音こうおんしつ音楽おんがく転送てんそう使用しようするA2DPプロファイルなどでは、仕様しようじょう0.2びょう程度ていど遅延ちえん発生はっせいすることとなる。これはたとえば1秒間びょうかんに5かいしゅたた場合ばあいいち間隔かんかくで、あるしゅ用途ようとではとく顕著けんちょ体感たいかんされる。電話でんわ音楽おんがく再生さいせいのみの用途ようとではほとんど問題もんだいないものの、動画どうが視聴しちょうなどの用途ようと映像えいぞう音声おんせいのズレがになったり、ゲーム用途ようとでは「反応はんのうおくれる」などの問題もんだいてくる。また、実装じっそう方法ほうほうによっては、遅延ちえんおぎなうために再生さいせい速度そくどげるBluetoothデバイスも存在そんざいするが、これによって「ミュージックの再生さいせい音程おんてい変化へんかする」という致命ちめいてき問題もんだい発生はっせいする[63]あたらしい機種きしゅでは同期どうきっているため、にならない程度ていどにまで遅延ちえん改善かいぜんされているが、それでも遅延ちえん存在そんざいする。[よう出典しゅってん]
Bluetoothを採用さいようしたゲームコントローラー、キーボード、マウスなどでは、HIDプロファイルが使用しようされるが、こちらの遅延ちえんはほとんど問題もんだいない状態じょうたい(レベル)となっており、WiiPlayStation 3といったゲーム標準ひょうじゅんコントローラーにBluetoothが採用さいようされている。
音質おんしつ
遅延ちえんともに、完全かんぜんワイヤレスイヤホン、および完全かんぜんワイヤレスヘッドホンなどではとくてい音質おんしつ指摘してきされることがある。これは転送てんそう可能かのうなデータの上限じょうげんにならい、音声おんせい圧縮あっしゅくするからである。圧縮あっしゅくりつ音質おんしつ低下ていかはバージョンによってもことなるが、基本きほんてき原音げんおんよりもてい音質おんしつになる。
この音質おんしつわるさ(低下ていか)を解消かいしょうするため、A2DPプロファイルでは前述ぜんじゅつのように標準ひょうじゅん搭載とうさいのSBCだけでなく、aptX、AAC、LDAC[ちゅう 1]といった高音こうおんしつてい遅延ちえんのコーデックに対応たいおうしたプレーヤーやヘッドフォン・スピーカーなどが発売はつばいされている。
ただし、電話でんわとう使用しようされるHFPプロファイルでは、標準ひょうじゅん搭載とうさいはCVSDとばれるコーデックが使用しようされており、SBCにくらべて音質おんしつわるい。これは、A2DPは音声おんせいたん方向ほうこうであるのにたいし、HFPは双方向そうほうこう音声おんせい必要ひつようなためである。そのため、音楽おんがくから電話でんわでの通話つうわわったときにいきなりおとわるくなるということが発生はっせいする。なお、HFPの1.6からはSBCをもとにしたmSBCというコーデック(Wide Band Speech, HD Voiceと記載きさいされる場合ばあいもあり)が追加ついかとなり、音質おんしつ改善かいぜんされているがそれでもSBCにくらべると音質おんしつわるい。また、Qualcommしゃのチップを搭載とうさいしたヘッドセットでは、aptX Voiceとばれるコーデックに対応たいおうしているものがあり、さらに音質おんしつ改善かいぜんされている。
いずれも場合ばあいも、イヤホン/ヘッドセットがわと、スマホや音楽おんがくプレーヤーがわ双方そうほうおなじコーデックに対応たいおうしていなければ、標準ひょうじゅん搭載とうさいのコーデックが使用しようされるため、高音こうおんしつ対応たいおうのヘッドセットであるはずなのに、おとわるいといったこともこりる。
固定こていパスキー
音楽おんがく機器ききようBluetoothアダプターなどのBluetoothを採用さいようした製品せいひんなかには、パスキーが事前じぜん固定こていされているものがある。この場合ばあい通常つうじょうのヘッドセットやレシーバーのように、通信つうしん相手あいてがパスキーを指定していできない場合ばあい接続せつぞくできない。
かならずしも製品せいひん箱書はこがきに、利用りようしゃにとってわかりやすいかたちかれていないことがおおいため、ほとんどの場合ばあい購入こうにゅう接続せつぞくできずに問題もんだい顕在けんざいする。互換ごかんせい問題もんだいとよく勘違かんちがいされる。
こうした固定こてい変動へんどうわずパスキーやペアリングのかりづらさを解消かいしょうするため、スマートフォンやタブレットとヘッドフォン・ヘッドセット・スピーカー・キーボードなどBluetooth対応たいおう端末たんまつによっては、NFC使用しようし、端末たんまつ内蔵ないぞうされたNFCタグ同士どうし接触せっしょくさせることでペアリングをおこなうようにできるものもてきている。
SCMS-T
SCMS-T方式ほうしきのコンテンツ保護ほごとは、Bluetooth無線むせん技術ぎじゅつにおける、コンテンツ保護ほご方式ほうしきの1つ[64]
著作ちょさくけん保護ほご技術ぎじゅつ規格きかくで、音楽おんがくデータの転送てんそうさい不正ふせいなコピーを防止ぼうしする目的もくてき利用りようされている。
Bluetooth通信つうしん機能きのうをもつ携帯けいたい電話でんわでは機種きしゅによりSCMS-Tが採用さいようされており、これらの機種きしゅでは、SCMS-T対応たいおうのレシーバーでなければ携帯けいたい電話でんわ搭載とうさいされているワンセグ音声おんせい出力しゅつりょくされない。東芝とうしばつくった日本にっぽん国内こくないのみの規格きかくであり、海外かいがいメーカーひんでは適合てきごうがないものがおおい。
これも固定こていパスキーの問題もんだい同様どうように、利用りようしゃにとってわかりやすいかたちかれていないため、購入こうにゅう音声おんせい出力しゅつりょくがされずに問題もんだい顕在けんざいする。

セキュリティ

編集へんしゅう

接続せつぞく容易たやすさがBluetoothのメリットだが、セキュリティ脆弱ぜいじゃくせいいた攻撃こうげきにさらされやすいというデメリットにもなりえる。Bluetoothの代表だいひょうてき脆弱ぜいじゃくせいとしては、BlueBorne、KNOB (Key Negotiation Of Bluetooth)、BlueFrag、Apple Bleeeなどがある[65]対策たいさくとしては、Bluetoothを使用しようしない場合ばあいはOFFにする、Bluetoothデバイスめい個人こじん情報じょうほうふくめない、デバイスのファームウェアやOSのアップデートを実施じっしして最新さいしんのセキュリティパッチを適用てきようする、などがある[66]

概要がいよう

編集へんしゅう

Bluetoothは、SAFER (暗号あんごう)英語えいごばんブロック暗号あんごうのアルゴリズムを修整しゅうせいすることで、認証にんしょう暗号あんごうかぎ伝達でんたつ機密きみつせい改善かいぜんした。 Bluetoothの暗号あんごうかぎは、一般いっぱんてきにBluetooth PINによって生成せいせいされ、通信つうしんする両方りょうほうのデバイスに入力にゅうりょくされる。 この手順てじゅんは、片方かたがたのデバイスが修正しゅうせいされたPINをもつと、変更へんこうされる可能かのうせいがある(れい制限せいげんされたユーザーインターフェイスをつヘッドセットやデバイスなど)。 ペアリングのあいだ、E22アルゴリズムをもちいて、初期しょきかぎやマスターかぎ生成せいせいされる[67]E0(暗号あんごう英語えいごばんストリーム暗号あんごうは、パケットを暗号あんごうして、機密きみつせいあたえ、共有きょうゆうされた暗号あんごう機密きみつ、すなわち以前いぜん生成せいせいされたリンクかぎやマスターかぎもとづいている。 データの送信そうしん暗号あんごう使用しようされるこれらの暗号あんごうかぎは、Bluetooth PINに由来ゆらいする。Bluetooth PINは、片方かたがた、もしくは双方そうほうのデバイスに保持ほじされる。

ブルートゥースの脆弱ぜいじゃくせい悪用あくようについて、2007ねんにアンドレアス・ベッカーが概要がいよう報告ほうこくした[68]

2008ねん9がつアメリカ国立こくりつ標準ひょうじゅん技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ(NIST)は、組織そしきけの参考さんこう資料しりょうとして「ブルートゥース・セキュリティ・ガイド(Guide to Bluetooth Security)」を発表はっぴょうした。 その資料しりょうでは、Bluetoothのセキュリティ機能きのうと、Bluetooth技術ぎじゅつ効果こうかてき保護ほごする方法ほうほう説明せつめいされている。 Bluetoothには利点りてんはあるが、DoS攻撃こうげき盗聴とうちょうちゅうあいだしゃ攻撃こうげき、メッセージのかいざん、リソースの横領おうりょうなどの影響えいきょうけやすい。 ユーザーと組織そしきは、許容きょようできるリスクのレベルを評価ひょうかし、Bluetooth機器ききのライフサイクルにセキュリティを必要ひつようがある。 リスクを軽減けいげんするために、NISTの文書ぶんしょには、安全あんぜんなBluetoothピコネット英語えいごばん、ヘッドセット、スマートカードリーダーを作成さくせい維持いじするためのガイドラインと、推奨すいしょう事項じこう記載きさいしたセキュリティチェックリストがふくまれている。

ブルートゥースv2.1(2007ねん規格きかく決定けっていされ、消費しょうひしゃけデバイスは2009ねんはつ登場とうじょう)は、ペアリングふくむBluetoothのセキュリティに大幅おおはば変更へんこうくわえている。

Bluetoothの仕様しよう最小さいしょう射程しゃていは10mとされているが、製造せいぞう業者ぎょうしゃなどが改造かいぞうした場合ばあい射程しゃてい限界げんかいはない。射程しゃていが100mのデバイスもおお存在そんざいする。特殊とくしゅなアンテナをもちいることで、さらに射程しゃていばすことができる[69]

脆弱ぜいじゃくせい

編集へんしゅう

Bluetoothにはつぎのような脆弱ぜいじゃくせい存在そんざいする[70]

  • ペアリングのときちゅうあいだしゃ攻撃こうげきへの防御ぼうぎょができない - 認証にんしょうされていないリンクかぎが、SSPにおいてペアリングが承諾しょうだくされたような挙動きょどうをする。
  • 静的せいてきまたはよわいSSPにおけるECDHかぎのペア - ECDHかぎ過去かこにSSPの盗聴とうちょうへの防御ぼうぎょ使つかわれていたが、現在げんざいはSSPプロセスでECDHかぎ片方かたがた、または双方そうほう使つかわれている場合ばあいにせ、セキュリティがよわくなる。
  • セキュリティモード4での互換ごかんせい問題もんだい - デバイスのうち1つがセキュリティモード4のサポートの対象たいしょうがいである場合ばあい、セキュリティがよわくなる。
  • 認証にんしょうかえ - 認証にんしょう無制限むせいげんにできるため、かえ認証にんしょうこころみることができる(#ブルージャッキング)。
  • MACアドレスのプライバシー - MACアドレス判明はんめいしてしまうと、攻撃こうげきける可能かのうせいがある。
  • セキュリティモード1 - セキュリティモード1で接続せつぞくする場合ばあい、ペアリングの時点じてん防御ぼうぎょする方法ほうほうがない。
  • リンクかぎ不適切ふてきせつ保管ほかん - リンクかぎをセキュリティのひく状態じょうたい保管ほかん使用しようしていた場合ばあい攻撃こうげきしゃがリンクかぎ発見はっけんし、かいざんすることができる。
  • 不完全ふかんぜん乱数らんすう生成せいせいツール - Bluetoothは乱数らんすう生成せいせい利用りようして、静的せいてき定期ていきてき使用しようする数列すうれつ使用しようする。
  • アプリでの認証にんしょう欠如けつじょ - Bluetoothでの認証にんしょうだけで、アプリレベルでは認証にんしょうしない。

攻撃こうげきしゃは、名前なまえ、サービス提供ていきょう企業きぎょう、MACアドレスなどがまったおなじ"にせ"のデバイスをつくすことができる。ジャミング信号しんごうおくることによって、Bluetooth接続せつぞくたいしてDoS攻撃こうげきをすることもできる[71] [72]犠牲ぎせいしゃのデバイスをさがすために、ウォードライビング使つかうこともできる。リレーアタック可能かのうになる。プレスキーエントリー・メソッドを使用しようしてPINを予測よそくし、そうたり攻撃こうげきでPINをクラックすることもできる[73]

攻撃こうげき方法ほうほう

編集へんしゅう

ブルージャッキング

編集へんしゅう

ブルージャッキングとは、Bluetoothを使つかって、あるユーザーから、うたがいをいだかれてないべつのユーザに画像がぞうやメッセージを送信そうしんすることである。 一般いっぱんてき用途ようととしては、ショートメッセージがある(れい:「おまえはブルージャッキングされた!」)[74]

最新さいしんのデバイスであっても、承諾しょうだくのペアリング要求ようきゅう連続れんぞくして送信そうしんすることで、DoS攻撃こうげき可能かのうである。おおくのシステムは接続せつぞく要求ようきゅうのたびに通知つうち表示ひょうじするため、性能せいのうひくいデバイスでは、のすべてのアクティビティが中断ちゅうだんされてしまい、DoS攻撃こうげきとして作用さようする。

くわしくはBlueborne参照さんしょう

iOS(10より以前いぜん)、Android、Windowsなどが攻撃こうげき対象たいしょうになる。SDPプロトコルの脆弱ぜいじゃくせい利用りようする攻撃こうげきで、犠牲ぎせいしゃがBluetoothがオンにしているだけで攻撃こうげきできる。パッチを適用てきようすれば対策たいさく可能かのうだが、残念ざんねんながらしょ事情じじょうでパッチを適用てきようできないAndroidデバイスも存在そんざいする[69]。パッチを適用てきようできない場合ばあい、Bluetoothをオフにすることが対策たいさくとなる[75]

ソフトウェア無線むせん (SDR)は、パソコンのそとけの無線むせんである。SDRには、波長はちょうさえわせることができれば、電波でんぱをハッキングできるものも存在そんざいする[76]。 Bluetooth規格きかくあつかう2.4GHzたい電波でんぱ受信じゅしんできるSDRならば、Bluetoothのハッキングもできてしまう[77]

携帯けいたい電話でんわウイルス

編集へんしゅう

2004ねん6がつにはS60搭載とうさい携帯けいたい電話でんわでBluetoothを経由けいゆして感染かんせんするワーム携帯けいたい電話でんわウイルス)「Cabir」が発見はっけんされている。なお、これがVodafone 702NKにも感染かんせんしたとの報道ほうどうがあったが、その信憑しんぴょうせいには疑義ぎぎがもたれている(→Nokia 6630参照さんしょう)。

ライセンス・ほう規制きせい

編集へんしゅう
 
わざてきマークの表示ひょうじれい

Bluetoothのマークは、Bluetooth SIGが商標しょうひょう登録とうろく登録とうろく番号ばんごうだい4477936ごう)をしており、これらを製品せいひん表示ひょうじしようとするときはBluetooth SIGと契約けいやくしなければならない。

日本にっぽん国内こくないでBluetooth機器きき利用りようするには、電波でんぱほうもとづくいわゆるしょう電力でんりょく無線むせんきょく一種いっしゅ最大さいだい空中線くうちゅうせん電力でんりょく 10 mWのしょう電力でんりょくタ通信システムたつうしんしすてむ無線むせんきょくとして技術ぎじゅつ基準きじゅん適合てきごう証明しょうめいを、さら電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃ回線かいせん接続せつぞくするものは電気でんき通信つうしん事業じぎょうほうもとづく技術ぎじゅつ基準きじゅん適合てきごう認定にんていけたものでなければならない。これらの認証にんしょうけた製品せいひんわざてきマーク表示ひょうじされる。 技術ぎじゅつ基準きじゅん適合てきごう証明しょうめいけていない機器きき使用しようすることは不法ふほう無線むせんきょく開設かいせつしたとして電波でんぱほうだい4じょう違反いはんとなり、だい110じょう規定きていする罰則ばっそく対象たいしょうにもなる。 また、電波でんぱ法令ほうれい技術ぎじゅつ基準きじゅんには「いち筐体きょうたいおさめられており、容易よういけることができないこと」とされ、特殊とくしゅねじなどがもちいられている。 電気でんき通信つうしん事業じぎょうしゃへの回線かいせん接続せつぞくについては、技術ぎじゅつ基準きじゅん適合てきごう認定にんていいと電気でんき通信つうしん事業じぎょうほうだい52じょうにより拒否きょひされることがある。

詳細しょうさいわざてきマーク#規制きせい事項じこう参照さんしょう

2016ねん5がつには電波でんぱほう改正かいせい[ちゅう 2]され、訪日ほうにち外国がいこくじんんだBluetooth端末たんまつについては、入国にゅうこくから90にち以内いない適合てきごう表示ひょうじ無線むせん設備せつびとみなし免許めんきょ不要ふようきょく一種いっしゅとして使用しようみとめられる。 条件じょうけんはロゴマークが明示めいじしてあることである[78][79]

一方いっぽう輸入ゆにゅうひんについては基準きじゅん不適合ふてきごう設備せつび位置いちづけられ、製造せいぞう業者ぎょうしゃ販売はんばい業者ぎょうしゃまたは輸入ゆにゅう業者ぎょうしゃ無線むせんきょく運用うんよう妨害ぼうがいしたり、そのおそれがみとめられる場合ばあい必要ひつよう措置そちこうずるよう勧告かんこくされる。 このため、わざてきマークが国外こくがい販売はんばいひん並行輸入へいこうゆにゅうひんは、電波でんぱほう違反いはん対象たいしょうであるとして修理しゅうり不良ふりょう対応たいおうなどのサービスをけられないことがある。

2.4 GHzたい本来ほんらい無線むせん通信つうしん以外いがい業務ぎょうむもちいられるISMバンドであり、電子でんしレンジがこの周波数しゅうはすう使用しようするため動作どうさちゅう強力きょうりょく混信こんしんけるが、総務そうむしょう告示こくじ周波数しゅうはすう割当わりあて計画けいかく脚注きゃくちゅう容認ようにんしなければならないとされている。 また、RFID利用りようした電子でんしタグシステムの免許めんきょきょく登録とうろくきょくやアマチュア無線むせんにもてられており、これらからの混信こんしん容認ようにんしなければならず、ぎゃく妨害ぼうがいあたえてはならないので使用しよう中止ちゅうし要求ようきゅうされたらこれにしたがわねばならない。 さらに、Bluetooth機器きき同等どうとうしょう電力でんりょく無線むせんきょくとして電子でんしタグシステムの特定とくていしょう電力でんりょく無線むせんきょくなどがあり、これらはさき使用しようしているものが優先ゆうせんするが、実際じっさいには混信こんしん完全かんぜん回避かいひできるものではない。

混信こんしんとう優先ゆうせんは、ISM機器ききいち業務ぎょうむきょく業務ぎょうむきょく免許めんきょ不要ふようきょく であり、2.4 GHzたいにおいてはつぎのとおりである。

電子でんしレンジ一般いっぱんようRFID電子でんしタグシステム)> アマチュア無線むせんBluetoothしょう電力でんりょくRFID、無線むせんLAN2.4 GHzたいデジタルコードレス電話でんわ模型もけい飛行機ひこうきラジコンなど


脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ ソニーはA2DPようのコーデックとしてmp3を採用さいようしたレシーバーをなんてん商品しょうひんしていたが送信そうしんがわ対応たいおう機器ききがなかったため有用ゆうようせい確認かくにんできなかった。DRC-BT15/BT15Pマニュアル
  2. ^ 平成へいせい27ねん法律ほうりつだい26ごうによる電波でんぱほう改正かいせい施行しこう

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外部がいぶリンク

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