Ħ

Ħ, ħはラテン文字もじのHにストローク符号ふごうを付ふした文字もじである。マルタ語ごで無声むせい咽頭いんとう摩擦音まさつおんを表あらわすのに使用しようする（アラビア文字もじのحに相当そうとう）。

Ħħ Ħħ
ラテン文字もじ
Aa Bb Cc Dd     Ee Ff Gg Hh     Ii Jj Kk Ll Mm Nn Oo Pp Qq Rr Ss Tt Uu Vv Ww Xx Yy Zz 太字ふとじで表あらわした字じは母音ぼいんである。

正書法せいしょほう以外いがいでの用法ようほう

国際こくさい音声おんせい記号きごうの[ħ]は、無声むせい咽頭いんとう摩擦音まさつおんを表あらわす。

小文字こもじのイタリック体たい ħ は、量子力学りょうしりきがくにおけるディラック定数ていすう（換算かんさんプランク定数ていすう）を表あらわす。この場合ばあいエイチ・バーと称しょうされる。頻繁ひんぱんに用もちいられる記号きごうであり、専用せんようの記号きごう ℏ（PLANCK CONSTANT、Unicode U+210F、JIS X 0213 1-3-61）があり、TeX には数式すうしき記号きごう $\hbar$（\hbar）が用意よういされている。

小文字こもじはキリル文字もじのЋや、土星どせいの記号きごう ♄ に代用だいようされることがある。

大文字おおもじ	Unicode	JIS X 0213	文字もじ参照さんしょう	小文字こもんじ	Unicode	JIS X 0213	文字もじ参照さんしょう	備考びこう
Ħ	U+0126	‐	Ħ Ħ	ħ	U+0127	1-10-93	ħ ħ