Ч

Ч, ч は、キリル文字もじのひとつ。ヘブライ文字もじのצに由来ゆらいする。

対応たいおうするグラゴル文字もじは (Červ) である。

呼称こしょう

原則げんそくとして /tʃ/ を表あらわす。

ロシア語ごでは原則げんそくとして軟子音おん（口蓋こうがい化か子音しいん）[tɕ] を表あらわす。ただし、[ʂ] を表あらわすことがある。
例れい：что [ʂto]
タタール語ごでは原則げんそくとして摩擦音まさつおん[ɕ]を表あらわす。ただしロシア語ご由来ゆらいの借用しゃくよう語ごについては上記じょうきのロシア語ごにおけるものと同様どうようの発音はつおんがなされる。

ロシア語ごの第だい25字母じぼ、ベラルーシ語ごの第だい26字母じぼ、ウクライナ語ご・セルビア語ごの第だい28字母じぼ、ブルガリア語ごの第だい24字母じぼ、マケドニア語ごの第だい29字母じぼである。

中国ちゅうごくで1957年ねんに制定せいていされたチワン語ご表記ひょうき法ほうでは、アラビア数字すうじの 4 との字形じけいの類似るいじ性せいから、第だい4声ごえ（中ちゅう降くだ調ちょう）を示しめす声調せいちょう記号きごうとして採用さいようされたが、1981年ねんに修正しゅうせいされた新しん表記ひょうき法ほうではラテン文字もじの x に変更へんこうされた。

[y] の半母音はんぼいん（両りょう唇くちびる硬かた口蓋こうがい接近せっきん音おん）を示しめす国際こくさい音声おんせい記号きごう [ɥ] の代用だいようとして用もちいられることがある。

例れい（フランス語ふらんすご）: huile /чil/

大文字おおもじ	Unicode	JIS X 0213	文字もじ参照さんしょう	小文字こもんじ	Unicode	JIS X 0213	文字もじ参照さんしょう	備考びこう
Ч	`U+0427`	`1-7-25`	`Ч` `Ч`	ч	`U+0447`	`1-7-73`	`ч` `ч`