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いしかわじゅん - Wikipedia

いしかわじゅん

日本にっぽん漫画まんが小説しょうせつ

いしかわ じゅん本名ほんみょう石川いしかわ じゅん1951ねん2がつ15にち - )は、日本にっぽん漫画まんが小説しょうせつ漫画まんが評論ひょうろん

いしかわ じゅん
本名ほんみょう 石川いしかわ じゅん[1]
生誕せいたん (1951-02-15) 1951ねん2がつ15にち(73さい[1]
日本の旗 日本にっぽん愛知あいちけん豊田とよだ[1]
国籍こくせき 日本にっぽん
職業しょくぎょう 漫画まんが
活動かつどう期間きかん 1976ねん -
ジャンル 青年せいねん漫画まんが
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漫画まんがふじしんひいらぎもとつま[2]日本にっぽんSF作家さっかクラブ会員かいいんだったが[3]2023ねん5がつ時点じてんでは退会たいかいしている(もとつまふじしん同様どうよう)。既婚きこんしゃ実父じっぷもと愛知あいち県議会けんぎかい議員ぎいんもとぜんトヨタ自動車とよたじどうしゃ労連ろうれん会長かいちょう石川いしかわ義之よしゆき[4]

経歴けいれき

編集へんしゅう

愛知あいちけん豊田とよだ出身しゅっしん[5]愛知あいち県立けんりつ豊田とよだ西高にしこうとう学校がっこう明治大学めいじだいがく商学部しょうがくぶそつ[1]大学だいがく在学ざいがくちゅう明治大学めいじだいがく漫画まんが研究けんきゅうかい所属しょぞくし、先輩せんぱいとしてさん学年がくねんじょうかわぐちかいじ[6]学年がくねんじょうほんまりうがいた。ただし、5年間ねんかん手掛てがけた漫画まんがじゅうすうまい程度ていどだった[7]

1975ねん4がつトヨタ自動車とよたじどうしゃ工業こうぎょうげんトヨタ自動車とよたじどうしゃ入社にゅうしゃ生産せいさん管理かんり配属はいぞくされるも、よく1976ねん2がつ退社たいしゃ[5]先輩せんぱい漫画まんが手伝てつだいなどで多少たしょうのテクニックをっていたことや、会社かいしゃつとめもむずかしいというかんがえから、漫画まんが志望しぼう[8]日本にっぽんぶんはなしゃげんぶんかしゃ)へのみを[7]同年どうねん8がつ漫画まんがとしてデビューした[5]ギャグ漫画まんがなどを得意とくいとし、1970年代ねんだいまつから1980年代ねんだい初頭しょとうにはニューウェーブけい作家さっかのひとりとしょうされた[9][10]

その漫画まんが活動かつどうのかたわら漫画まんが評論ひょうろん、エッセイ、小説しょうせつなども発表はっぴょうしている[11]1996ねんからNHKBS2不定期ふていき放送ほうそうされていた『BSマンガ夜話やわ』のレギュラーメンバーをつとめ、『週刊しゅうかんアスキー』ではパソコン・エッセイ『だってサルなんだもん』を長期ちょうき連載れんさいした[11]

1995ねん、さまざまな雑誌ざっし掲載けいさいされた漫画まんが評論ひょうろんさい構成こうせいした『漫画まんが時間じかん』(晶文社しょうぶんしゃ)を上梓じょうし手塚てづか治虫おさむ文化ぶんかしょう選考せんこう委員いいんだい1かい(1997ねん)からだい12かい(2008ねん)までつとめた。

2008ねん、『漫画まんが時間じかん』の続編ぞくへんにあたる漫画まんが評論ひょうろんしゅう漫画まんがノート』を上梓じょうし

2015ねん2がつ1にちから、毎日新聞まいにちしんぶん朝刊ちょうかんに、長期ちょうき連載れんさいされていた『アサッテくん』(さく東海林しょうじさだお)にわる4コマ漫画まんが桜田さくらだです!』の連載れんさい開始かいしした。

人物じんぶつ

編集へんしゅう

アシスタント出身しゅっしん漫画まんがにスノウチサトル(すのうちさとる)、はら律子りつこ、はだみちとし、若林わかばやし健次けんじ中村なかむら光信みつのぶなどがいる。またアシスタントではないものの内田うちだ春菊しゅんぎく漫画まんがデビューをたすけており[12]、その経緯けいい実録じつろく漫画まんが「フロムK」にくわしい。

明大めいだい在学ざいがくちゅうの1972ねんから東京とうきょう吉祥寺きちじょうじ在住ざいじゅう[13]仕事場しごとば吉祥寺きちじょうじいた。わか時代じだいは、けんライブハウスの「ぐゎらんどう常連じょうれんであり、高田たかだわたる交際こうさいがあった。また、国分寺こくぶんじの「ほんやらほら」にもしばしばかよい、店長てんちょう中山なかやまラビしたしくなり、自身じしん作品さくひん蘭丸らんまるロック』に登場とうじょうする主人公しゅじんこういきつけのみせ店主てんしゅのモデルにしている。

プロレスファンとしてもられ、レスラー鶴見つるみ五郎ごろう茅ケ崎ちがさきに「鶴見つるみ五郎ごろうジム」をげたさいにはその看板かんばん鶴見つるみ似顔絵にがおええがいた。また、ダイビング愛好あいこう沖縄おきなわうみあいし、那覇なはに「支店してん」としょうする仕事場しごとばけん別荘べっそう所有しょゆうしている[14]

評価ひょうか

編集へんしゅう

漫画まんがとして

編集へんしゅう

基本きほんてきにはギャグ漫画まんがであり、ページすうすくないくさてき作品さくひんおおい。しもネタきである。初期しょき活躍かつやくしゅとして二流にりゅうないし三流さんりゅう劇画げきがである。三流さんりゅう劇画げきがムーブメントのさいには『劇画げきがエロジェニカ』に『憂国ゆうこく』を連載れんさいし、とある演歌えんか歌手かしゅ信奉しんぽうしゃ金沢かなざわ主義しゅぎしゃ)たちによる革命かくめい挫折ざせつえがいた(大塚おおつか英志えいじによれば「共産きょうさん主義しゅぎ金沢かなざわ主義しゅぎえただけのギャグ」[15])。そのながれの延長えんちょうに『週刊しゅうかんヤングマガジン』に連載れんさいした『約束やくそく』がある[15]。このほか自身じしん交友こうゆう関係かんけい毒舌どくぜつてきえがいた『フロムK』などがあるが、絶版ぜっぱんとなることがおお[16]

また、後述こうじゅつする評論ひょうろんとしての姿勢しせいあいまって、りょくなんがあると批判ひはんけることもある[17]

漫画まんが評論ひょうろんとして

編集へんしゅう

いしかわは漫画まんがアクション増刊ぞうかんごう・アクション・ラボでは責任せきにん編集へんしゅうしゃとして、自分じぶんきな漫画まんが自由じゆう漫画まんがえがいてもらい、いちさつほんにして読者どくしゃ紹介しょうかいし、反応はんのうさぐるという実験じっけんこころみていた。そしてさらにいちすすんで、1995ねんに、漫画まんが評論ひょうろんしゅう漫画まんが時間じかん』を発表はっぴょうする。この作品さくひんでは、自分じぶんのフィールドであるギャグ漫画まんが中心ちゅうしんに、少女しょうじょ漫画まんが、そしてゲイ漫画まんが風俗ふうぞくルポ漫画まんが暴走ぼうそうぞく実録じつろく漫画まんがなどのアンダーグラウンドの分野ぶんやまで幅広はばひろ漫画まんがあつか紹介しょうかいした。ころもせぬ論評ろんぴょうで、ベストセラーとなるが、一方いっぽう現役げんえき漫画まんが漫画まんが評論ひょうろんすることに、読者どくしゃそしてどう業者ぎょうしゃからも賛否さんぴ両論りょうろんこることとなる。のちにこの作品さくひんでの成功せいこうは、宝島社たからじましゃの『このマンガがすごい!』などの刊行かんこうや『BSマンガ夜話やわ』の放送ほうそう開始かいしなどもあり、漫画まんが評論ひょうろん刊行かんこうなどで連載れんさいされてられるだけのコラムなどではなく、ものになる出版しゅっぱんぶつのジャンルとして定着ていちゃくするきっかけとなってゆく[よう出典しゅってん]

いしかわ本人ほんにんは「子供こどものころからずっと大量たいりょう漫画まんがつづけてはいたから、ちからはある」と自負じふしている[7]

『BSマンガ夜話やわ』で共演きょうえんした作家さっか岡田おかだおっとによれば、いしかわは論理ろんりてき分析ぶんせきてきはなしすすめるタイプではなく、「本当ほんとう天然てんねんなにかんがえずしゃべっている」タイプの評論ひょうろんだといい[18]どう番組ばんぐみ出演しゅつえんしていた漫画まんがコラムニストの夏目なつめぼうかい常々つねづねおれ本気ほんき評論ひょうろんモードではなしたらいしかわじゅんとはなしうはずないじゃん」とひょうしていた[18]。そうした危険きけんをはらみながらもどう番組ばんぐみ継続けいぞく可能かのうとなった理由りゆうについて、岡田おかだは「いしかわじゅんの暴言ぼうげん断言だんげんをいかにして、みんなでそれを面白おもしろがるか」に出演しゅつえんしゃ一同いちどうづき、それぞれの役回やくまわりにてっした結果けっかとしている[18]

また、漫画まんがの「うまいヘタ」をわかりやすく断定だんていしようとするため物議ぶつぎかもすことがおお[17]夏目なつめによれば、いしかわには「マンガがうまいことと、がうまいことは、かならずしも一致いっちしない」という前提ぜんていがあり、おな作家さっかとして作品さくひん発表はっぴょうしているのなら作品さくひん巧拙こうせつろんじられることはけられないという矜持きょうじがあるという[17]夏目なつめは、いしかわが「うまいヘタ」を断定だんていしたところでいちめんてきなものにぎず、普遍ふへんてきなものではない。けれど、いちめんてきとしてくずしていくと批評ひひょうもできなくなり、だれかが断定だんていしなければはなしはじまらないのだと擁護ようご[17]。さらに「マンガでしか表現ひょうげんとしてない構造こうぞう」などのいわゆる漫画まんが文法ぶんぽうについて「いしかわはすぐれた指摘してきのできる人物じんぶつ」とひょうしている[17]。その一方いっぽう評論ひょうろんとして「いいかたになんがある」「よくえば率直そっちょくわるえばひときずつけやすい」ともしており、当人とうにんはプラスに評価ひょうかするつもりでも「下手へただけど」と前置まえおきするために、相手あいてにはマイナスの評価ひょうかとしてられる傾向けいこうがあるとしている[17]

吾妻あづまひでお

編集へんしゅう

1970年代ねんだいは、吾妻あづまひでおとファンそうかさなっており、作品さくひんない吾妻あづまひでおと「こうそう」があった。吾妻あづま作品さくひんななこSOS』には、石川いしかわをモデルにした“Dr.石川いしかわ”というキャラクターが登場とうじょうしている。

いしかわは自作じさく人物じんぶつあしがごくちいさいことから吾妻あづま作品さくひんについて「あしおおきさはみにくいとってもいいくらいだ」とき、吾妻あづまは「月並つきなみでない、くさくないギャグ」とひょうした。この状況じょうきょう手塚てづか治虫おさむ自作じさくななしょくいんこ』でパロディにしており、いしかわふんするヒゲをやしたPTA会長かいちょう女性じょせい吾妻あづまふんする校長こうちょう先生せんせいキスわし結婚けっこんするというエピソードをえがいた。いしかわいわく、「吾妻あづまとのなか全然ぜんぜんわるくなかった」[19]。2019ねん吾妻あづま死去しきょほうけ、Twitter哀悼あいとうあらわしている。

いしかわと吾妻あづまこう信太郎しんたろうによって、「リトル・メジャー」(いしかわ)、「ビッグ・マイナー」(吾妻あづま)とひょうされた。

漫画まんがノート』に収録しゅうろくされている、『失踪しっそう日記にっき発表はっぴょう吾妻あづまひでおへのインタビューで「自身じしんもデビュー10ねんごろにギャグ漫画まんがえがつづけることにまり、仕事しごと整理せいりして香港ほんこんやロンドンを数カ月すうかげつ訪問ほうもんしてその、1ねんはんほど仕事しごとをしなかった」とかたっている。

関川せきかわ夏央なつおかりなであされい

編集へんしゅう

また、漫画まんが原作げんさくしゃ関川せきかわ夏央なつおかりなであされいとも、1970年代ねんだいから1980年代ねんだいにかけて交流こうりゅうがあり、関川せきかわは「セキカワ教授きょうじゅ」「山道やまみちさん」など多数たすうのキャラで、かりなで坂口さかぐち安吾あんご作品さくひんのキャラクターをもとネタとする「ふう博士はかせ」として、いしかわの漫画まんが登場とうじょうしていた。

だが、エッセイ漫画まんが「フロムK」で、かりなでを「漫画まんが業界ぎょうかいのパーティでは(自分じぶん漫画まんがの)ふう博士はかせ真似まねをする」「パーティでは、かならず途中とちゅう機嫌きげんわるくしてかえってしまう。パーティがきらいなら最初さいしょからなければいいのに」と描写びょうしゃしたのがかりなで沿わず、その返答へんとうとしてかりなで原作げんさく担当たんとうするおな雑誌ざっし掲載けいさいの「ボーダー」に、いしかわと関川せきかわ揶揄やゆしたエピソードが90えがかれた。これに関川せきかわ激高げっこうし、正式せいしき漫画まんがアクション編集へんしゅう抗議こうぎしたため、いしかわも態度たいど鮮明せんめいにせざるをなくなり、関川せきかわ支持しじすることとなる。結局けっきょく、このけんかんしては、漫画まんがアクション編集へんしゅうかりなで、さらには作画さくが担当たんとうであったたなか亜希あきおっとまでが同誌どうし謝罪しゃざいぶん掲載けいさいすることとなり、こうした事情じじょうにより単行本たんこうぼんには収録しゅうろくされていない。後年こうねん、このけんかんしていしかわは、「かりなではよくある楽屋落がくやおちの冗談じょうだんのつもりだったのだろうが、もともとあまりギャグのセンスがなかったこともあって、下劣げれつ醜悪しゅうあくものになってしまった」、「だれか(編集へんしゅう、あるいは作画さくが担当たんとうだったたなか亜希あきおっと)がめるべきだったのにだれめなかった」「関川せきかわ激高げっこうしたことは理解りかい出来できるし、どちらを支持しじするかとえば関川せきかわ支持しじすることになる」、「とにかくかなしい出来事できごとであり、あまりおもかえしたくない」とかたり、あん関川せきかわまなければ、適当てきとうなところで手打てうちになったであろうという意味いみのこともいている。このことによりいしかわとかりなでとの関係かんけい悪化あっかし、予定よていされていたコンビによる連載れんさい中止ちゅうしになったという。さらに、関川せきかわかりなで完全かんぜん絶縁ぜつえん状態じょうたいになった。

関川せきかわとの関係かんけいはその良好りょうこうであり、のち撤回てっかいされているが『BSマンガ夜話やわ』がきょくがわ意向いこうにより一旦いったん終了しゅうりょうまったさい関川せきかわ原作げんさく担当たんとうした『事件じけん稼業かぎょう』をげている。また、この放送ほうそうかいは、批評ひひょうされる当事とうじしゃ関川せきかわ自身じしんがゲスト出演しゅつえんした。

ビッグホリデー裁判さいばん

編集へんしゅう

1989ねん1がつ、いしかわが友人ゆうじんとスキー旅行りょこう出掛でかけたところってったくるまうごかなくなってしまった。そこでビッグホリデーしゃのスキーバスでかえることにしたところ途中とちゅうでトイレ休憩きゅうけいりたさいにバスが彼等かれらりにして出発しゅっぱつしていた。吹雪ふぶきなか必死ひっしべつ会社かいしゃのバスに便乗びんじょうしてつぎ休憩きゅうけいまっていたバスにいついたが、スキーバスがわからは謝罪しゃざい言葉ことばもなかった。

その体験たいけん会社かいしゃめい明示めいじうえ当時とうじ連載れんさいしていた「フロムK」に「オレは2とビッグホリデーなんか利用りようしねーからなっ!! バカヤロー!!」という台詞せりふれてえがいたところ、内容ないよう証明しょうめい郵便ゆうびんがビッグホリデーからとどき「バカヤロー」という台詞せりふたいして謝罪しゃざいするようにもとめられたが、いしかわがそれにおうじなかったため名誉めいよ毀損きそん民事みんじ提訴ていそされた。結果けっか和解わかいとなったが、いしかわがわとくはなく弁護士べんごしりょう200まんえんついやしたのみでわっている。

この裁判さいばん経緯けいいはいくつかの雑誌ざっし連載れんさいしたが、連載れんさいする雑誌ざっしがことごとく廃刊はいかんになるなどしたのち、ようやく刊行かんこうされた著書ちょしょ鉄槌てっつい!』にまとめられている。

週刊しゅうかんプロレスとの論争ろんそう

編集へんしゅう

1990ねんメガネスーパー設立せつりつしたプロレス団体だんたいSWSたいし、週刊しゅうかんプロレスは「金権きんけんプロレス」と揶揄やゆ批判ひはん記事きじ展開てんかいしていた。それにたいしいしかわは「記事きじ偏向へんこうぎみで、ただしいジャーナリズムやマスコミの姿勢しせいとはおもえない」と自身じしん作品さくひん批判ひはんした。

この批判ひはんたいし、しゅうプロの編集へんしゅうしゃであった鈴木すずきけん誌面しめん反論はんろんすると、会場かいじょうないでいしかわにあごつかんですごまれるという事件じけんきた。これにより、どう誌面しめんでの論争ろんそう発展はってんしていくこととなる。いしかわはしゅうプロ誌面しめんに「卑怯ひきょうしゃきみたちへこたえる」とだいした文章ぶんしょう寄稿きこうするも、当時とうじ編集へんしゅうちょうであったターザン山本やまもとはこれにたい論理ろんりてき回答かいとうしめせず一方いっぽうてき議論ぎろん終結しゅうけつし、いしかわもそれ以上いじょう深追ふかおいすることもなくそのまま論争ろんそうはフェードアウトしていくかたちとなった。この論争ろんそうについては、エンターブレインより刊行かんこうされた『生前せいぜん追悼ついとうターザン山本やまもと!』にて、いしかわのくちから詳細しょうさいかたられている。

柴門さいもんふみ

編集へんしゅう

漫画まんが柴門さいもんふみが、「心理しんりてき高度こうど内容ないよう活字かつじでないとあらわせない」とエッセイにおいて発言はつげんしたさい、「それはあなた(柴門さいもん)の、漫画まんがとしての力量りきりょう問題もんだいで、漫画まんが小説しょうせつしたくような発言はつげんゆるせない」と批判ひはんした[20]

作品さくひん

編集へんしゅう
  • ドラゴン・ブギ(1979ねん9がつ 奇想天外きそうてんがいしゃ
  • 憂国ゆうこく(1980ねん3がつ10日とおか、けいせい出版しゅっぱん
  • 蘭丸らんまるロック1,2(1980ねん11月、12月、だいしゃ
  • かんぱりソーダ(1981ねん2がつ朝日あさひソノラマ
  • 約束やくそく(1981ねん8がつ講談社こうだんしゃ
  • 至福しふくまち(1981ねん11月、奇想天外きそうてんがいしゃ
    • 至福しふくまち(1985ねん12月、双葉社ふたばしゃ
  • スキャンダル通信つうしん(1982ねん2がつ講談社こうだんしゃ
  • ぱわふる探検たんけんたい(1982ねん2がつ双葉社ふたばしゃ
  • 不思議ふしぎ!!ひとみちゃん(1982ねん5がつ講談社こうだんしゃ
  • テクノ・シャポー(1982ねん10がつ双葉社ふたばしゃ
  • スキャンダル倶楽部くらぶ(1983ねん2がつ講談社こうだんしゃ
  • それゆけ!山道やまみちさん(1983ねん3がつ実業之日本社じつぎょうのにほんしゃ
  • ちゃんどら(1983ねん4がつ双葉社ふたばしゃ
    • ちゃんどらの逆襲ぎゃくしゅう(1987ねん11月、双葉社ふたばしゃ
  • ドドンパ主義しゅぎ(1983ねん6がつたてふう書房しょぼう
  • メンカー(1983ねん7がつたてふう書房しょぼう
  • スーパーはちたからさい(1983ねん11月、徳間書店とくましょてん
  • アンバランスがい(1983ねん12月、たけ書房しょぼう
  • あかねちゃんスペシャル(1984ねん1がつ徳間書店とくましょてん
  • 猿丸さるまるラスタマン(1984ねん3がつ双葉社ふたばしゃ
  • キリコ特急とっきゅう1〜5(1984ねん8がつ〜1986ねん9がつ少年画報社しょうねんがほうしゃ
  • なんだかみゆきちゃん(1984ねん9がつ徳間書店とくましょてん
  • さむあさ(1984ねん12月、双葉社ふたばしゃ
  • うえぽん1〜3(1985ねん8がつ〜1988ねん12月、白泉社はくせんしゃ
  • アトミックがい1,2(1985ねん9がつ〜1986ねん2がつ秋田あきた書店しょてん
  • PUNK DRAGON(1985ねん11月 JICC出版しゅっぱんきょく
  • 僕達ぼくたちのサヨナラ・感電かんでんタウン(1986ねん8がつ19にち双葉社ふたばしゃ
  • スノウ外伝がいでん(1987ねん3がつ白泉社はくせんしゃ
  • アドリブ白書はくしょ(1987ねん9がつ白泉社はくせんしゃ
    • ぞくアドリブ白書はくしょ(1987ねん10がつ白泉社はくせんしゃ
  • 東京とうきょうでサヨナラ(1988ねん7がつ河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ
  • ドラゴンしき(1988ねん11月、双葉社ふたばしゃ
    • ぞくドラゴンしき(1988ねん12月、双葉社ふたばしゃ
  • フロムK1,2(1989ねん8がつ,9月、双葉社ふたばしゃ
  • 東京とうきょう物語ものがたり1〜10(1989ねん12月〜1993ねん11月、集英社しゅうえいしゃ
  • パンクドラゴン大全たいぜん1〜3(1991ねん7がつ〜1992ねん3がつ双葉社ふたばしゃ
  • 薔薇ばら薔薇ばらはなく1(1991ねん12月、光文社こうぶんしゃ
  • ちち(パパ)のタマシイ(1994ねん5がつぶんかしゃ
  • イエローカードにをつけろ!1(1995ねん3がつ22にち集英社しゅうえいしゃ
  • THE ADLIB REPORT英語えいごばん(1995ねん9がつ、ディーエイチシー)
  • 薔薇ばら薔薇ばらはなく1〜3(2000ねん4がつ30にち扶桑社ふそうしゃ文庫ぶんこ
  • 吉祥寺きちじょうじキャットウォーク 1〜2(2012ねん7がつ25にち、2013ねん2がつ25にち、エンターブレイン)
  • ミミただし(2012ねん7がつ25にち、ホームしゃ
  • 桜田さくらだです!(2015ねん2がつ1にち連載れんさい開始かいし毎日新聞まいにちしんぶん朝刊ちょうかん[21]

小説しょうせつ

編集へんしゅう
  • 吉祥寺きちじょうじ探偵たんていきょく(1987ねん2がつ講談社こうだんしゃ
  • 東京とうきょうおう(文庫ぶんこ)(1991ねん7がつ角川書店かどかわしょてん
  • ロンドンでおう(文庫ぶんこ)(1991ねん9がつ角川書店かどかわしょてん
  • 瓶詰びんづめのまち(1994ねん3がつ角川書店かどかわしょてん
  • ファイアーキング・カフェ(2010ねん5がつ光文社こうぶんしゃ

コラム・評論ひょうろん

編集へんしゅう
  • プロレス大好だいすき!(1983ねん1がつ広済堂こうさいどう出版しゅっぱん
  • 吉祥寺きちじょうじ気分きぶん(1986ねん7がつ双葉社ふたばしゃ
  • ガールフレンズ(1987ねん1がつCBS・ソニー出版しゅっぱん
  • だってサルなんだもん1〜8(1994ねん11月〜2001ねん6がつアスペクト(アスキー)
    • だサル―コンピューター魔道まどうへん(2002ねん9がつ、アスキー)
  • 漫画まんが時間じかん(1995ねん11月、晶文社しょうぶんしゃ
    • 漫画まんが時間じかん韓国かんこくばん(1997ねん4がつ
  • 鉄槌てっつい!(2000ねん9がつ角川書店かどかわしょてん
  • 秘密ひみつ手帖てちょう(2002ねん5がつ角川書店かどかわしょてん) - のちに業界ぎょうかいひと改題かいだい
  • いしかわしき(2004ねん3がつ、アスキー)
  • いしかわ世界せかい紀行きこう(2005ねん9がつ毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ
  • 漫画まんがノート(2008ねん1がつ、バジリコ)
  • 秘密ひみつ本棚ほんだな漫画まんがと、漫画まんが周辺しゅうへん(2009ねん5がつ小学館しょうがくかんクリエイティブ
  • 今夜こんや珈琲こーひーれて漫画まんがむ「漫画まんが時間じかん」2あいだ(2015ねん2がつ小学館しょうがくかんクリエイティブ)
  • 日本にっぽん短編たんぺん漫画まんが傑作けっさくしゅう(ぜん6かん) いしかわじゅん,江口えぐち寿史ひさし,智英ともひで,中野なかの晴行はるゆき,村上むらかみ知彦ともひこ,山上やまかみたつひこ(共同きょうどう監修かんしゅう) 小学館しょうがくかん 2021

挿絵さしえ・カバー担当たんとう

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  • しあわせのあおとり 火浦ひうらいさおしる いしかわじゅん (ハヤカワ文庫ぶんこJA 1983ねん)
  • だい冒険ぼうけんはおべんとって 火浦ひうらいさおしる いしかわじゅん (ハヤカワ文庫ぶんこ JA234―みのりちゃんシリーズ) 1987ねん1がつ1にち
  • 電脳でんのうセッション 東野とうのつかさしる、いしかわじゅん ハヤカワ文庫ぶんこJA 1991ねん4がつ
  • デキゴトロジー vol.1-Vol.13 週刊しゅうかん朝日あさひ風俗ふうぞくリサーチ特別とくべつきょく 新潮しんちょう文庫ぶんこ 1991ねん-1994ねん
  • 戦慄せんりつ!まるプ業界ぎょうかい用語ようご辞典じてん 夢枕ゆめまくらばくしる、 いしかわじゅん 講談社こうだんしゃ 1992ねん3がつ のち文庫ぶんこ
  • 料理りょうり少年しょうねん・オムレツ勝負しょうぶKタロー れいたけヒロ子ひろこしる 、いしかわじゅん (講談社こうだんしゃ あおとり文庫ぶんこ)1993ねん10がつ15にち
  • 料理りょうり少年しょうねん・Kタローたい社長しゃちょう少年しょうねん れいたけヒロ子ひろこちょ 、いしかわじゅん (講談社こうだんしゃ あおとり文庫ぶんこ) 1994ねん8がつ15にち
  • 恋人こいびとはインタフェース 東野とうのつかさしる、 いしかわじゅん ジャストシステム 1995ねん1がつ1にち
  • 料理りょうり少年しょうねん・ポップコーン作戦さくせん れいたけヒロ子ひろこちょ 、いしかわじゅん (講談社こうだんしゃあおとり文庫ぶんこ) 1995ねん12月15にち
  • 料理りょうり少年しょうねんKタロー 1-4 れいたけヒロ子ひろこちょ、いしかわじゅん ジャイブ(カラフル文庫ぶんこ)2004ねん

キャラクターデザイン

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出演しゅつえん

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d まんがseek、日外にちがいアソシエーツ編集へんしゅう漫画まんが家人かじんめい事典じてん』(初版しょはん日外にちがいアソシエーツ東京とうきょう大田おおた、2003ねん2がつ25にち、81ぺーじISBN 978-4816917608 
  2. ^ 日外にちがいアソシエーツ編集へんしゅう へん漫画まんが・アニメ作家さっか人名じんめい事典じてん』(初版しょはん日外にちがいアソシエーツ、1997ねん4がつ21にち、365ぺーじISBN 978-4816914232 
  3. ^ 日本にっぽんSF作家さっかクラブへん『SF入門にゅうもん』(早川書房はやかわしょぼう、2001ねん巻末かんまつ名簿めいぼ
  4. ^ https://www.facebook.com/photo?fbid=7434799873264777&set=a.225009780910525
  5. ^ a b c いしかわじゅん プロフィール”. コミックパーク. 2004ねん12月4にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん10がつ5にち閲覧えつらん
  6. ^ 明治大学めいじだいがく漫画まんが研究けんきゅうかいはプロを輩出はいしゅつする名門めいもん”. マイナビウーマン. 株式会社かぶしきがいしゃ マイナビ. 2018ねん10がつ5にち閲覧えつらん
  7. ^ a b c 漫画まんがのいしかわじゅんさんにく(後編こうへん) 「一夜いちやけたらエロほんれっになっていた」”. 日経にっけいBPしゃ. 2011ねん4がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん10がつ10日とおか閲覧えつらん
  8. ^ 漫画まんがのいしかわじゅんさんにく(後編こうへん) 「一夜いちやけたらエロほんれっになっていた」(10/10ページ”. 日経にっけいBPしゃ. 2011ねん4がつ22にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん10がつ10日とおか閲覧えつらん
  9. ^ フリースタイルVol.9、江口えぐち浦沢うらさわがニューウェーブをかた”. コミックナタリー (2009ねん7がつ29にち). 2018ねん10がつ5にち閲覧えつらん
  10. ^ 水本みずもといぬ太郎たろう. “ニューウェーブという時代じだい”. SORA TOBU KIKAI. 2003ねん1がつ23にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2018ねん10がつ5にち閲覧えつらん
  11. ^ a b いしかわ じゅん さん”. 真相しんそう報道ほうどうバンキシャ!. 2018ねん10がつ5にち閲覧えつらん
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