ゆ

ゆ、ユは、日本語にほんごの音節おんせつのひとつであり、仮名かめいのひとつである。1モーラを形成けいせいする。五十音ごじゅうおん図ずにおいて第だい8行ぎょう第だい3段だん（や行くだりう段だん）に位置いちする。

平仮名ひらがな
文字もじ	ゆ
字源じげん	由よしの草くさ書体しょたい
JIS X 0213	1-4-70
Unicode	U+3086
片仮名かたかな
文字もじ	ユ
字源じげん	弓ゆみの部分ぶぶん
JIS X 0213	1-5-70
Unicode	U+30E6
言語げんご
言語げんご	ja, ain
ロろーマ字まじ
ヘボン式しき	YU
訓令くんれい式しき	YU
JIS X 4063	yu
アイヌ語ご	YU
発音はつおん
IPA	jɯ̹
種別しゅべつ
音おと	清音せいおん

概要がいよう

「ゆ」の筆順ひつじゅん

「ユ」の筆順ひつじゅん

• 現代げんだい標準ひょうじゅん語ごの音韻おんいん: 1子音しいんと1母音ぼいんからなる音おと /yu/。母音ぼいんい/i/の口くちの構かまえから行おこなわれる半母音はんぼいんである有ゆう声こえ子音しいん/y/とうからなる音おと。子音しいんは国際こくさい音声おんせい記号きごうでは硬かた口蓋こうがい接近せっきん音おん [j]であり、[jɯ̹˕]と表記ひょうきできる。
• 五十音ごじゅうおん順じゅん: 第だい37位い。や行くだりい段だんのいを数かずに加くわえると38位い。
• いろは順じゅん: 第だい39位い。「き」の次つぎ、「め」の前まえ。
• 平仮名ひらがな「ゆ」の字形じけい: 「由ゆかり」の草体そうたい
• 片仮名かたかな「ユ」の字形じけい: 「弓ゆみ」の上うえの部分ぶぶん（もしくは「由ゆかり」の下したの部分ぶぶんの変形へんけい）
• ロろーマ字まじ: yu
• 点字てんじ:

  

• 通話つうわ表ひょう: 「弓矢ゆみやのユ」
• モールス信号しんごう: －・・－－
• 手旗てばた信号しんごう：9→1

• 発音はつおん:

ゆ に関かかわる諸しょ事項じこう

• い段だんの文字もじに後続こうぞくして、開ひらき拗音ようおんを構成こうせいする。このとき、一般いっぱんに「ゆ」は「ゅ」のように小ちいさく書かく。また、「テュ」「デュ」は、「て」、「で」の子音しいんにそのまま「ゆ」の音おとを続つづけた音おと（/tju/、/dju/）を表あらわす。
• 上うえの画像がぞうのように二に画かくにデザインされた字体じたいもあれば、｢｣のように一いち画かく目めの末すえ画がと二に画かく目めを続つづけて書かいて一いち画かくにデザインされた字体じたいもある。
• 「ゆ」は「湯ゆ」を通つうじ、銭湯せんとうを意味いみする。銭湯せんとうの看板かんばんや入いり口くちの暖簾のれんに使用しようされる。
• 「ゆ」は「や」と「よ」の間あいだの文字もじであることから、与党よとうに対たいして是々非々ぜぜひひの立場たちばで臨のぞむ政党せいとうが、「野の（や）党とう」と「与あずか（よ）党とう」の間あいだを取とって「ゆ党とう」と呼よばれることがある。

• 「ゆ」は画数かくすう自体じたいは2画かくと少すくないものの、序盤じょばんの約やく135°の急きゅうな折おり返かえしや、大おおきなアーチ型がたを描えがくため、「あ」や「ま」と並ならんで、幼児ようじの習得しゅうとくが難むずかしいカナである。

関連かんれん項目こうもく

• ゅ

• Wikipedia:索引さくいん ゆ