アマルフィ公国こうこく

アマルフィ公国こうこく

Ducato di Amalfi

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958年ねん - 1137年ねん

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（国旗こっき）

1000年ねん頃ごろのイタリア半島はんとう。黄色おうしょくで示しめされている小こさい国こくがアマルフィ。

公用こうよう語ご	ギリシア語ご・ナポリ語ご
首都しゅと	アマルフィ
公おおやけ 966年ねん - 1004年ねん マンソーネ1世せい 人口じんこう 1131年ねん 70,000人にん 変遷へんせん 公国こうこく成立せいりつ 958年ねん ピサの攻撃こうげき 1137年ねん

アマルフィ公国こうこく (Ducato di Amalfi) またはアマルフィ共和きょうわ国こく (Repubblica di Amalfi) は、南みなみイタリアのアマルフィを中心ちゅうしんに9世紀せいきから12世紀せいきにかけて存在そんざいした海洋かいよう都市とし国家こっか。

概要がいよう

ピサ、ジェノバ、ヴェネツィアなど、北部ほくぶの都市とし国家こっかが台頭たいとうするまでは、イタリアの商業しょうぎょうの中心ちゅうしん地ちとして地中海ちちゅうかい貿易ぼうえきを支配しはいしていた。地中海ちちゅうかい貿易ぼうえきの先駆せんく的てき存在そんざいであり、初はじめて海うみ商法しょうほうを整備せいびした国くにでもあったことから、アマルフィの海うみ商法しょうほうは国家こっかとしてのアマルフィが衰退すいたいした後のちも1570年ねん頃ころまで使つかわれ続つづけた。

歴史れきし

アマルフィの町まちは339年ねんに設置せっちされた交易こうえき所しょを起源きげんとしている。元々もともとは、東ひがしロろーマ帝国まていこく系けいのナポリ公国こうこくに支配しはいされていた地域ちいきであった。838年ねんにランゴバルド人じんに占領せんりょうされるが、翌年よくねんにランゴバルド人じんを追放ついほうすると、知事ちじを選出せんしゅつして自治じち共和きょうわ国こくとしての形かたちを整ととのえ始はじめる。958年ねんには元首げんしゅを選出せんしゅつして公国こうこくとなり、間まもなく最盛さいせい期きを迎むかえる。

しかし11世紀せいきに入はいると、政権せいけんは次第しだいに不安定ふあんていになっていき、サレルノ公国こうこくからの介入かいにゅうを許ゆるすようになる。その後ご、1073年ねん、ノルマン人じんのロベルト・イル・グイスカルドによって征服せいふくされると、アマルフィ公こうの地位ちいも彼かれの息子むすこに奪うばわれ、独立どくりつを失うしなう。1096年ねんに反乱はんらんが起おきるが、1101年ねんに鎮圧ちんあつされる。1130年ねんに再度さいど反乱はんらんが起おきるが、逆ぎゃくに1131年ねん、ルッジェーロ2世せいによってシチリア王国おうこくに併合へいごうされることになる。1135年ねんおよび1137年ねんにはピサの攻撃こうげきを受うけ、以後いごは都市としとしてのアマルフィも急速きゅうそくに衰退すいたいしていくことになる。

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