(Translated by https://www.hiragana.jp/)
ケンドリック・ラマー - Wikipedia

ケンドリック・ラマー・ダックワーズKendrick Lamar Duckworth1987ねん6月17にち - )は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくラッパーソングライター音楽おんがくプロデューサーである。度々どどヒップホップしん王者おうじゃ」としょうされる[1][2][3][4]

Kendrick Lamar
2018ねんピューリッツァーしょう授賞じゅしょうしきにて
基本きほん情報じょうほう
出生しゅっしょうめい Kendrick Lamar Duckworth
別名べつめい K-Dot・Kung-Fu Kenny・Cornrow Kenny
生誕せいたん (1987-06-17) 1987ねん6月17にち(37さい
出身しゅっしん アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくカリフォルニアしゅうコンプトン
ジャンル ヒップホップ
職業しょくぎょう ラッパーソングライター
活動かつどう期間きかん 2003ねん - 現在げんざい
レーベル Top Dawg Entertainment, Interscope Records
共同きょうどう作業さぎょうしゃ Black Hippy Dr.Dre J. Cole SZA
公式こうしきサイト kendricklamar.com

概要がいよう

編集へんしゅう

カリフォルニアしゅうコンプトンそだったラマーは、K-Dotという芸名げいめいで10代のころ音楽おんがく活動かつどう開始かいしし、地元じもと注目ちゅうもくあつめたミックステープを発売はつばい、インディーズレーベルTop Dawg Entertainment以下いかTDE)と契約けいやく2010ねん最初さいしょ小売こうり発売はつばいとなった『Overly Dedicated』を発売はつばい認知にんちされはじめた。翌年よくねん、デビューシングル「HiiiPoWeR」をふく最初さいしょスタジオ・アルバムSection.80』を発売はつばい。それまでにかれは、ゲームバスタ・ライムススヌープ・ドッグふく何人なんにんかの有名ゆうめいなヒップホップアーティストとコラボレーションした。2012ねんにTDE、アフターマスインタースコープからメジャー・デビュー・アルバム『グッド・キッド、マッド・シティー』が発売はつばいされ、批評ひひょうからたか評価ひょうかけた。また、Billboard 200最高さいこう2記録きろくし、のちRIAAよりプラチナ認定にんていけるなど商業しょうぎょうてきにも成功せいこうおさめた。くわえて、アルバムは「スウィミング・プールス(ドランク)英語えいごばん」、「ビッチ、ドント・キル・マイ・ヴァイブ英語えいごばんfeat.ジェイ・Z」、「ポエティック・ジャスティス英語えいごばんfeat.ドレイク」といったトップ40シングルをした。2015ねん発売はつばいした3まいのアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』は、ファンクソウルジャズスポークン・ワード要素ようそれており、こちらもたか評価ひょうかけた。アルバムは、アメリカとイギリスはつ登場とうじょう首位しゅい記録きろくし、だい58かいグラミーしょう最優秀さいゆうしゅうラップアルバムしょう受賞じゅしょうした。2016ねん発表はっぴょうきょくしゅうアンタイトルド・アンマスタード英語えいごばん』を発売はつばい2017ねんに4まいのアルバム『DAMN.』を発売はつばいし、さらに評価ひょうかたかめた。アルバムのリードシングル「ハンブル英語えいごばん」は、Billboard Hot 100首位しゅい獲得かくとくした。

かれはソロ歌手かしゅとしての経歴けいれきほかに、TDEのレーベル仲間なかまみなみロサンゼルスに拠点きょてんアブ・ソウルジェイ・ロックスクールボーイ・Qんだウエスト・コースト・ヒップホップスーパーグループブラック・ヒッピー」の一員いちいんとしてもられている。

ラマーは12グラミーしょう受賞じゅしょうふくむ、おおくの称賛しょうさんけている。2013ねんはじめに、MTVによって「もっともホットなラッパー」に選出せんしゅつされた[5] 。2016ねんにはタイム世界せかいもっと影響えいきょうりょくのある100にんえらばれた[6]。2018ねん、アルバム『ダム』によってピューリッツァーしょう音楽おんがく部門ぶもん受賞じゅしょうしたはつクラシック音楽おんがくジャズ音楽家おんがくかとなった[7]

編集へんしゅう

1987ねん6月17にちイリノイしゅうシカゴ出身しゅっしんである両親りょうしんもと、カリフォルニアしゅうコンプトンにてまれる。かれは、アメリカのシンガーソングライターEddie Kendricksとなえて母親ははおやからあたえられた[8]

かれちちケニー・ダックワースはシカゴストリートギャングギャングスター・ディサイプルズもとメンバーであり、ラマーの家族かぞくブラッズむすびついていた[9]

1995ねん当時とうじ8さいちちともにコンプトン・ファッションセンターにて撮影さつえいされた、2pacDr.Dreのヒットシングル「California Love」のミュージックビデオの撮影さつえいなま感銘かんめいける。

子供こどもころ、ラマーはコンプトン統一とういつ学区がっくMcNair Elementary and Vanguard Learning Centre首席しゅせき卒業そつぎょう[10]。 ティーンエイジャーのころかれはギャング行為こういにはしる友人ゆうじんおおなか、コンプトンのセンテニアル・ハイスクールかよっており、真面目まじめ学生がくせいであったという[11]

影響えいきょうけたアーティスト自身じしんきなラッパートップ5として、2Pacをはじめ、Notorious B.I.G.Jay-ZNasEminemげている。2012ねん9がつのインタビューで、デトロイト出身しゅっしんのEminemについて、「自分じぶんのスタイルにおおきな影響えいきょうあたえた人物じんぶつ」とはなした。また、そのにも影響えいきょうあたえた人物じんぶつとしてLil WayneHot Boyzのメンバーだったころ)をげており、 なが期間きかんにわたり活躍かつやくしていることについても称賛しょうさんしている。ヨンカース出身しゅっしんDMXについて、「(DMXは)ほんとに音楽おんがくはじめるきっかけをあたえてくれた」と、Pawar99のインタビューではなした。2013ねん11月、GQとのインタビューで、「ケンドリック・ラマーをつくげた4にんのMC」という質問しつもんには、2Pac、Dr.Dre、Snoop DoggMobb DeepのProdigyとこたえている。

経歴けいれき

編集へんしゅう

2003–2011: メジャーデビューまで

編集へんしゅう
 
ライブでのKendrick Lamar(2011ねん

2003ねん16さいとき自身じしんはつのミックステープ『Youngest Head Nigga in Charge(Hub City Threat: Minor of the Year)』をK-Dotというステージネームでリリースした。ミックステープは地元じもと注目ちゅうもくあつめ、当時とうじ設立せつりつされたばかりのカリフォルニアしゅうカーソンを拠点きょてんとするインディーズレーベル、Top Dawg Entertainmentとの契約けいやくにつながった。

2008ねん、レーベルメイトであるJay Rockのデビューシングル「All My Life(In the Ghetto)」のミュージックビデオに出演しゅつえんするなど、活動かつどうはばひろめる。アメリカンヒップホップのスターであるLil Wayneからみとめられ、Lil Wayneの「Tha Carter III」のテーマにわせて構成こうせいした自身じしん3まいのミックステープ『C4』を2009ねんにリリースした。そのすぐにK-Dotというステージネームをあらため、本名ほんみょうである「Kendrick Lamar」として活動かつどうしていくことをめる。2009ねん、『Kendrick Lamar EP』をリリース。

2010ねん、Top Dawg Entertainmentをかいして『Overly Dedicated』を デジタルリリースし、オンラインで無料むりょう配信はいしんした。きょく順調じゅんちょう売上うりあげばし、ビルボードチャート「トップR&B/ヒップホップアルバム」の72記録きろく。ヒップホップの現役げんえきプレイヤーでプロデューサーでもあるDr.Dreは、YouTubeどうきょくのミュージックビデオをのち、ケンドリックと仕事しごとをしたいとおもったという。これをきっかけにケンドリックはDr.DreのレコードレーベルであるAftermath Entertainment契約けいやくすることになった。

2011ねん初旬しょじゅん若手わかてアメリカンラップアーティストの登竜門とうりゅうもんともいえる、XXLの「Top 10 Freshman Class」に選出せんしゅつされ、表紙ひょうしかざった。 1stアルバム『Section.80』がリリース。テレビやラジオで宣伝せんでんすることなく販売はんばいされ、はつしゅう5,300まい好評こうひょうた。2011ねん8がつ、ウエストコースト出身しゅっしんのラッパーのSnoop Dogg、Dr.Dre、The Gameらとウエストロサンゼルスコンサートに出演しゅつえんしたさい、3にんから西海岸にしかいがんしん王者おうじゃ (New King of the West Coast)」指名しめいされた。

2012–2013: good kid, m.A.A.d city

編集へんしゅう

2011ねんにインディーズデビューをたし、そのメジャーレーベルと契約けいやく2012ねん7がつ発表はっぴょうしたシングルSwimming Pools (Drank)が、全米ぜんべいシングルチャートにて17まで上昇じょうしょうしたことにより注目ちゅうもくびた[12]どうきょく収録しゅうろくした2ndアルバム『Good Kid, M.A.A.D City』は、メタクリティックにて平均へいきんてんが91てん記録きろくするなど非常ひじょうたか評価ひょうかており[13]全米ぜんべいでのトータルセールスは100まんまい突破とっぱ現在げんざいプラチナムディスク認定にんていされている[14]。 また、ヒップホップグループ"ブラック・ヒッピー"のメンバーとしても活動かつどうしている。

2014–2016: To Pimp a Butterfly & Untitled Unmastered

編集へんしゅう

2014ねん9月23にち、3まいのスタジオアルバムの最初さいしょのシングル「i」をリリースし、同年どうねん12がつに、スポーツウェアブランドのリーボックのイメージキャラクターとしての契約けいやく発表はっぴょうされた。

 
ライブでのKendrick Lamar(2015ねん

2015ねん、3rdアルバム『To Pimp A Butterfly』をリリース。前作ぜんさく以上いじょうたか評価ひょうかをメディアからけた。

2016ねんだい58かいグラミーしょうではマイケル・ジャクソンぐグラミー史上しじょう番目ばんめおおい11部門ぶもんにノミネート(ラップミュージシャンとして最多さいた)され、主要しゅよう部門ぶもん受賞じゅしょうのがすも最優秀さいゆうしゅうラップソング、最優秀さいゆうしゅうラップアルバムなどの5部門ぶもん受賞じゅしょう授賞じゅしょうしきでのパフォーマンスはかく方面ほうめんから称賛しょうさんけた。

 
ライブでのKendrick Lamar(2016ねん

グラミー直前ちょくぜんのインタビューで、「サンプリングの許諾きょだく問題もんだいや、りにわなくてアルバム(To Pimp a Butterfly)にはれられなかったけど、ってる音源おんげんがあるんだ。10きょくくらいあるとおもうんだけど、ってるし、アルバムにはいらなかったものもパフォーマンスしていくよ」とコメントするなど、以前いぜんから発表はっぴょう音源おんげん存在そんざいについてかたっていた。

同年どうねん3月4にち『untitled unmastered』とだいされたデモしゅう収録しゅうろくしたアルバムをサプライズリリースした[15]

2017–2020: DAMN. 

編集へんしゅう

2017ねん3月23にちにシングル「The Heart Part 4」を発表はっぴょうした[16]。 1週間しゅうかん、ミュージックビデオをともなって「HUMBLE.」をリリースした[17]。 2017ねん4がつ7にちに、4まいのスタジオ・アルバムのやく注文ちゅうもんはじまり、4がつ11にち、アルバムタイトルが「DAMN.」となること、リアーナZacariU2による客演きゃくえんむかえたトラックリストを発表はっぴょうした。アルバムは2017ねん4がつ14にちにリリースされた[18]。 さらにコレクターズ・エディションとして、2017ねん12がつ中旬ちゅうじゅんに、アルバムのトラックリストをぎゃく順序じゅんじょ収録しゅうろくした「DAMN.Collectors Edition」が発売はつばいされた[19]

DAMN.」は、 自身じしんのキャリア最大さいだい初動しょどうセールス、さらに2017ねん作品さくひん最大さいだい初動しょどう記録きろく当時とうじ)をてて全米ぜんべいアルバム・チャートで1獲得かくとく音楽おんがく消費しょうひ動向どうこうつたえるニールセン・ミュージック発表はっぴょうした、2017ねんのアメリカにおけるヒット・アルバムのランキングでは年間ねんかん2となるだいヒットさくとなったほか、Rolling StoneComplexなどの年間ねんかんベスト・アルバム・ランキングで1えらばれるなどその内容ないよう絶賛ぜっさんされており、主要しゅようメディアの年間ねんかんベストせん独自どくじ集計しゅうけい・ランキングしたウェブ・メディア「Album of The Year」では2017ねん1となった。 MTV Newsのインタビューのなかで、「アルバムがて1週間しゅうかんくらいかな、ぎゃくからアルバムをプレイすることができるってづいてもらえた」、「スタジオにいたときからじっくり計画けいかくててやったことだ」とべ、「最後さいごからいていくと、ケンドリック・ラマ―のじゅうせい複雑ふくざつさの対比たいひかびあがる。でも、(どちらからくのも)両方りょうほうともがおれという人間にんげんあらわしているんだ」とかたるなど、意図いとてききょくじゅんぎゃくにしていたことをかたった。

Top Dawg Entertainment創始そうししゃAnthony Tiffithとともに、マーベル・スタジオの新作しんさく映画えいがブラックパンサー(2018)』のサウンドトラックのプロデュースにたずさわることが発表はっぴょうされた。結果けっかとしてインスパイア・アルバムと銘打めいうたれた『ブラックパンサー:ザ・アルバム』が映画えいが公開こうかいの1週間しゅうかんまえにあたる2018ねん2がつ9にちにリリースされ、全米ぜんべいアルバムチャートはつ登場とうじょう1記録きろくした[20]

2018ねんだい60かいグラミーしょうでは主要しゅよう2部門ぶもんふくむ、7部門ぶもんにノミネート。主要しゅよう部門ぶもん受賞じゅしょうのがすが、“最優秀さいゆうしゅうラップパフォーマンスしょう”、“最優秀さいゆうしゅうラップ/サングパフォーマンスしょう”、“最優秀さいゆうしゅうラップソングしょう”、“最優秀さいゆうしゅうラップアルバムしょう”からなるラップ4部門ぶもん制覇せいは。そして“最優秀さいゆうしゅうミュージックビデオしょう”をくわえた5部門ぶもんでの受賞じゅしょうたした。

2018ねん7がつ開催かいさいされる大型おおがた野外やがい音楽おんがくフェス「フジロック・フェスティバル'18」にヘッドライナーとして出演しゅつえんすることが決定けっていした[21]

2018ねん4がつ、ラッパーとしてはつ快挙かいきょとなるピューリッツァーしょう受賞じゅしょう。1943ねん設立せつりつされたピューリッツァーしょう音楽おんがく部門ぶもんはクラシック音楽おんがく作品さくひん受賞じゅしょうするのがつねとなっており、クラシックやジャズ以外いがい作品さくひんえらばれるのは今回こんかいはつである。どうしょう委員いいんかいはKendrickによる4さくのスタジオアルバムである『DAMN.』について「現代げんだいきるアフリカけいアメリカじん複雑ふくざつ人生じんせいとらえ、土地とち文化ぶんか根付ねつ本物ほんもの言葉ことばやリズムのダイナミズムを統合とうごうした高水準こうすいじゅん楽曲がっきょくおさめた名作めいさく」と評価ひょうかした。

2018ねん7がつ、ラマーはスターズドラマシリーズ「Power」だい5シーズンで「Lace」というドミニカン麻薬まやく中毒ちゅうどくしゃえん俳優はいゆうデビューをたした。ラマーのキャスティングはラッパー50セントとの関係かんけいからまれ、ラマーの演技えんぎ批評ひひょう視聴しちょうしゃから賞賛しょうさんされた。

2018ねん12月、だい61かいグラミーしょうにて自身じしんがプロデュースをがけたアルバム『ブラックパンサー:ザ・アルバム』から最多さいたとなる8ノミネートを獲得かくとく [22]

2021–現在げんざい: Mr. Morale & The Big Steppers

編集へんしゅう

2021ねん8がつ、SNSへの投稿とうこうとともに、ウェブサイト「oklama.com」にてつぎさくが“TDEからの最後さいごのアルバム”となることとアルバムを制作せいさくちゅうであることをアナウンス[23]どう8がつ従弟じゅうていでPGLangのパートナーであるベイビー・キームとともさくした「Family Ties」をリリース[24]

2021ねん9がつ、キームのアルバム「The Melodic Blue」にて「RangeBrothers」と「Vent」「FamilyTies」に客演きゃくえんした[25]

2022ねん2がつ13にち、ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、エミネム、50セントメアリーJ.ブライジアンダーソン・パークらとだい56かいスーパーボウルハーフタイムショーに出演しゅつえん[26]

2022ねん4がつ3にちだい64かいグラミーしょうにてベイビー・キームとともさくした「Family Ties」が「最優秀さいゆうしゅうラップ・パフォーマンス」を受賞じゅしょう[27]

2022ねん4がつ18にち、5まいのスタジオアルバム、Mr. Morale & the Big Steppersを2022ねん5がつ13にちにリリースすることを自身じしんのウェブサイトで発表はっぴょう[28]

ベンチャービジネス

編集へんしゅう

2014ねん12月スポーツウェアブランドのリーボックと提携ていけいしたことが発表はっぴょうされ、ティーンエイジャーのころ愛用あいようした、同社どうしゃ名作めいさく「リーボック クラシックレザー」をふくけい5そくのシューズが発売はつばいされた。すべてのモデルで平和へいわねがうラマーのおもいがめられており、そのうち四足しそく左右さゆう非対称ひたいしょうのギャングカラーをあらわした「RED」「BLUE」のデザインが話題わだいとなった。 2013ねん楽曲がっきょく「CONTROL」ないで" I ain't rockin no more designer shit.White T's and Nike Cortez, this red Corvette's anonymous(デザイナーのシャツはけない、しろTてぃーシャツとナイキのコルテッツ、そして匿名とくめいあかコルベットでいい)"とラップ。アメリカ西海岸にしかいがんのブラックカルチャーとえんふかい、ナイキの代表だいひょうさくである「コルテッツ」を頻繁ひんぱん着用ちゃくようしている。2017ねん8がつあらたにスポーツブランドのNIKEとのパートナーシップ締結ていけつしたことを発表はっぴょうした。ラマーとナイキのはつのコラボレートシューズ、「コルテッツ ケニーⅠ」を発売はつばい

2020ねん3月5にち、デイブ・フリーどもに、「pgLang」と名付なづけた多言たげんのアーティスト・フレンドリー・サービスをげると発表はっぴょう。レコード・レーベル、映画えいがスタジオ、出版しゅっぱんしゃわさった事業じぎょうおこな[29]。プレスリリースで、デイブ・フリーは「レコードレーベル、映画えいがスタジオ、出版しゅっぱんしゃではない。これはあたらしいことだ。この過大かだい刺激しげきけた時代じだいに、わたしたちはなま表現ひょうげんはぐくむことに焦点しょうてんてている」とコメント。この発表はっぴょうでは、ラマー、ベイビー・キーム、ジョルジャ・スミスヤラ・シャヒディ主演しゅえんする4分間ふんかん短編たんぺん動画どうが同時どうじ公開こうかいした。 2022ねん3がつ9にち、pgLangはロサンゼルス出身しゅっしんのアーティスト、タンナ・レオーネとのパートナーシップを発表はっぴょう[30]

  • 2Pacとの関係かんけい
  1. ちちともにコンプトン・ファッションセンターにて撮影さつえいされた、2pacDr.Dreのヒットシングル「California Love」のミュージックビデオの撮影さつえいなまでみたこと
  2. 誕生たんじょうが1にちちがいであること (2Pac=1971ねん6がつ16にち、Kendrick Lamar=1987ねん6がつ17にち) 。
  3. 母親ははおやから誕生たんじょうが1にちちがいであることをつたえられたゆめあらわれた2Pacから「オレの音楽おんがくやすな」とこえけられたこと。
  4. To Pimp a Butterflyに収録しゅうろくされているMortal Manでは1984ねん11月にニューヨークでMats Nileskarおこなった2Pacのインタビューをサンプリングし、ラマーとの疑似ぎじ対話たいわ形式けいしきとなっている。2Pacと最初さいしょにレコード契約けいやくむすんだTom Whalleyは「これはKendrickのアイデアだね。素晴すばらしいアイデアだ。Kendrickが2Pacのファンで影響えいきょうけていることもっていたよ」とはなした[31]

などがげられ2Pacとの運命うんめいてき類似るいじてん度々どどかたられている[32]

  • Big Seanがラマーをまねいてつくったきょく、"Control"の、ラマーの過激かげきなバースが波紋はもんび、世界中せかいじゅうのシーンに影響えいきょうあたえた。 なお、このきょく発表はっぴょうされたいち週間しゅうかんにラマーはNYのパーティーにき、Jay-ZとDiddyに遭遇そうぐうさらに、ラマーがげたひとたちの半数はんすうぐらいがそのにいた[よう出典しゅってん]
  • エミネムが『きみにスタジオにはいってほしい。あくまできみだけで。おれのエンジニアがやってくるから、レコーディングしよう。でもきみ仲間なかまれられない』ってって。そしたらケンドリックがヤバいバースをいて、披露ひろうしたんだよ。それからやっとケンドリックの仲間なかまもスタジオにれてもらえたんだけど、エミネムは、ケンドリックがゴーストライターを使つかっているんじゃないかとおもい、本当ほんとう自分じぶんでラップをいているのかエミネムがテストしたんだ。」というエピソードをエド・シーランかした[よう出典しゅってん]

交友こうゆう関係かんけい

編集へんしゅう
  • J.Cole 2010ねんはじめてラマーとったさい、「Kendrickにはじめてったのは『The Warm Up』をリリースしてあいだもないころだ。のアーティストのリリースパーティで、かれがステージにがってパフォームしたんだ。当時とうじのKendrickはまだレーベル契約けいやくをしてなくて、だれかれのことをらなかった。あのちいさいヤツはだれだってまわりとはなしをしてると、ラップがはじまった。一瞬いっしゅんとりこになったよ。」とかたり、交友こうゆうふかめ、たがいのライブでパフォーマンスするなど、交友こうゆうふか[33]
  • レディー・ガガがラマーのファンであること公言こうげん。コラボレートのうわさがたち、ラマーのメジャー・デビューさく『good kid, m.A.A.d city』のためにレコーディングした楽曲がっきょく、“Partynauseous”が存在そんざいしたがいまだオフィシャルにリリースされておらず事実じじつじょう、おぞうりとなっている。なお、ガガは“Bitch, Don’t Kill My Vibe”にも参加さんかしていたが、結局けっきょくこのガガ参加さんかバージョンもおぞうりとなっている。なお、“Bitch, Don’t Kill My Vibe”はRemixとして、ジェイ・Zをフィーチャー、エミリー・サンデーをフィーチャーしたバージョンをそれぞれリリースしている。
  • チャンス・ザ・ラッパー だい59かいグラミーしょう受賞じゅしょうしたさいにはラマーから、おいのメッセージがおくられてきたことをSNSで公表こうひょうするなど交流こうりゅうふかめている。
  • バラク・オバマ 2015ねんもっときだったきょくにラマーの最新さいしんさく『To Pimp A Butterfly』に収録しゅうろくされる「How Much A Dollar Cost」をげ、ホワイトハウス招待しょうたいしている。
  • レブロン・ジェームズ Untitled Unmastered発売はつばいさいもデモしゅう発売はつばいをかけあうなど、ファンであることを度々たびたび公言こうげんしている。このリリースについては、NBAスターのレブロン・ジェームズが、ラマーのTop Dawg Entertainmentの創始そうししゃAnthony Tiffithにたいして、「すぐに発表はっぴょう音源おんげんをリリースするべき! どう?」とツイートし、「ちょっとかんがえさせてくれ」との返答へんとうをもらっており、レブロン・ジェームズのこのツイートがリリースのきっかけとなった。

ディスコグラフィ

編集へんしゅう
とし タイトル アルバム詳細しょうさい チャート最高さいこう 認定にんてい
US
[34]
AUS
[35]
BEL
[36]
CAN
[37]
FRA
[38]
IRE
[39]
NZ
[40]
SWI
[41]
UK
[42]
2011 Section.80
  • 発売はつばい: 2011ねん7がつ2にち[43]
  • レーベル: Top Dawg
  • フォーマット: digital download
113
2012 グッド・キッド、マッド・シティー
- Good Kid, M.A.A.D City
  • 発売はつばい: 2012ねん10がつ22にち[45]
  • レーベル: Top Dawg, Aftermath, Interscope
  • フォーマット: CD, LP, digital download
2 23 46 2 57 26 7 38 16
2015 トゥ・ピンプ・ア・バタフライ
- To Pimp a Butterfly
  • 発売はつばい: 2015ねん3がつ16にち
  • レーベル: Top Dawg, Aftermath, Interscope
  • フォーマット: CD, LP, digital download
1 1 4 1 17 6 1 3 1
2017 ダム
- DAMN.
  • 発売はつばい: 2017ねん4がつ14にち[49]
  • レーベル: Top Dawg, Aftermath, Interscope
  • フォーマット: CD, LP, digital download
1 2 2 1 3 2 2 3 2
  • US: 3× プラチナ[44]
  • UK: プラチナ[47]
2022 ミスター・モラル・アンド・ザ・ビッグ・ステッパーズ
- Mr. Morale & the Big Steppers
  • 発売はつばい: 2022ねん5がつ13にち
  • レーベル: PGLang, Top Dawg, Aftermath, Interscope
  • フォーマット: CD, LP, digital download
1 1 1 1 3 1 1 2 2
  • UK: シルバー[47]
"—"は発売はつばいまたはチャート圏外けんがい意味いみする。

コンピレーション

編集へんしゅう
とし タイトル アルバム詳細しょうさい チャート最高さいこう 認定にんてい
US
[34]
AUS
[35]
BEL
[36]
CAN
[37]
FRA
[38]
IRE
[39]
NZ
[40]
SWI
[41]
UK
[42]
2016 『アンタイトルド・アンマスタード』
- untitled unmastered.
  • 発売はつばい: 2016ねん3がつ4にち[50]
  • レーベル: Top Dawg, Aftermath, Interscope
  • フォーマット: CD, digital download
1 3 11 1 55 9 5 9 7

ミックステープ

編集へんしゅう
Title アルバム詳細しょうさい チャート最高さいこう 認定にんてい
US

R&B/HH

US

Heat.

Y.H.N.I.C. (Hub City Threat: Minorof the Year)(as K-Dot)
  • 発売はつばい: 2003 (US)
  • レーベル: Konkrete Jungle
  • フォーマット: CD
Training Day(as K-Dot)
  • 発売はつばい: 2005ねん6がつ1にち (US)
  • レーベル: Top Dawg
  • フォーマット: Digital download
No Sleep 'Til NYC(as K-Dot, with Jay Rock)
  • 発売はつばい: 2007ねん12月24にち (US)
  • レーベル: Top Dawg
  • フォーマット: Digital download
C4(as K-Dot)
  • 発売はつばい: 2009ねん1がつ30にち (US)
  • レーベル: Top Dawg, Intergroove
  • フォーマット: Digital download
Overly Dedicated
  • 発売はつばい: 2010ねん9がつ14にち(US)
  • レーベル: Top Dawg
  • フォーマット: Digital download
72 46
                  "—"は発売はつばいまたはチャート圏外けんがい意味いみする。

サウンドトラック

編集へんしゅう
タイトル アルバム詳細しょうさい チャート最高さいこう 認定にんてい
US US

R&B/ HH

AUS BEL (FL) CAN FRA NZ SWE SWI UK
『ブラックパンサー・ザ・アルバム』
- Black Panther: The Album
  • 発売はつばい: 2018ねん2がつ9にち
  • レーベル: Top Dawg, Aftermath, Interscope
  • フォーマット: CD, LP, digital download
1 1 2 8 1 93 2 1 7

ヘッドライナー

  • Section.80 Tour (2011)
  • good kid, m.A.A.d city World Tour (2013)
  • Kunta Groove Sessions Tour (2015)
  • The Damn Tour (2017-2018)
  • The Championship Tour (2018)

サポートメンバー

  • The Yeezus Tour (with Kanye West) (2013–14)

来日らいにちれき

編集へんしゅう

関連かんれん項目こうもく

編集へんしゅう

参考さんこう文献ぶんけん

編集へんしゅう
  • はら雅明まさあき「Introduction ケンドリック・ラマーとディアンジェロが刷新さっしんしたジャズとブラック・ミュージックの関係かんけいせい」『Jazz The New Chapter 3』やなぎらく光隆みつたかへん シンコーミュージック 2015ねん ISBN 978-4401642113
  • ソーレン・ベイカー『ギャングスター・ラップの歴史れきし スクーリー・Dからケンドリック・ラマーまで』塚田つかだ桂子けいこやく解説かいせつ DU BOOKS 2019ねん9がつ ISBN 978-4866471020

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ Kornhaber, Spencer. “What Kendrick Lamar's "The Blacker the Berry" Really Means” (英語えいご). The Atlantic. https://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2015/02/kendrick-lamar-is-not-a-hypocrite/385384/ February 8, 2018閲覧えつらん 
  2. ^ Baltin, Steve. “The Importance Of Kendrick Lamar And How He Is Making Pop Music Matter Again” (英語えいご). Forbes. https://www.forbes.com/sites/stevebaltin/2017/08/13/the-importance-of-kendrick-lamar-and-how-he-is-making-pop-music-matter-again/#2048804587df February 8, 2018閲覧えつらん 
  3. ^ Galil, Leor. “Kendrick Lamar shows us why he's hip-hop's king” (英語えいご). Chicago Reader. https://www.chicagoreader.com/Bleader/archives/2015/02/11/kendrick-lamar-shows-us-why-hes-hip-hops-king February 8, 2018閲覧えつらん 
  4. ^ Platon, Adelle (April 24, 2017). “Does Kendrick Lamar's 'DAMN.' Make Him the G.O.A.T.? Hip-Hop Editors Weigh In”. Billboard. https://www.billboard.com/articles/columns/hip-hop/7768103/kendrick-lamar-damn-goat-hip-hop-editors-weigh-in February 8, 2018閲覧えつらん 
  5. ^ Kendrick Lamar Brings Crown To Compton As 'Hottest MC in the Game”. MTV (March 7, 2013). March 7, 2013閲覧えつらん
  6. ^ “Time 100: Kendrick Lamar”. Time. (April 21, 2016). http://time.com/4301242/kendrick-lamar-2016-time-100/ April 21, 2016閲覧えつらん 
  7. ^ Johnston, Chris (April 17, 2018). “Kendrick Lamar wins Pulitzer music prize” (英語えいご). BBC News. https://www.bbc.com/news/business-43789936 May 31, 2018閲覧えつらん 
  8. ^ https://www.youtube.com/watch?v=Emw3y0OSWP4
  9. ^ https://www.straight.com/music/943516/all-you-need-know-about-kendrick-lamar-vancouver
  10. ^ https://www.rollingstone.com/music/features/the-trials-of-kendrick-lamar-cover-story-20150622
  11. ^ http://pigeonsandplanes.com/news/2016/02/kendrick-lamar-high-school-principal
  12. ^ Billboard Hot 100 - Billboard.com
  13. ^ Kendrick Lamr - metacritic.com
  14. ^ RIAA - riaa.com
  15. ^ http://bmr.jp/news/154757
  16. ^ XXL
  17. ^ https://pitchfork.com/news/72462-kendrick-lamar-shares-video-for-new-song-humble-watch/
  18. ^ https://www.vladtv.com/article/226651/kendrick-lamar-to-release-new-album-on-april-14th
  19. ^ http://www.complex.com/music/2017/12/is-a-collectors-edition-of-kendrick-lamar-damn-on-the-way
  20. ^ https://www.billboard.com/articles/columns/chart-beat/8205904/black-panther-album-billboard-200-chart-no-1
  21. ^ https://hypebeast.com/jp/2018/4/kendrick-lamar-damn-2018-pulitzer-prize-1st-rapper
  22. ^ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004699.000001355.html
  23. ^ https://oklama.com/
  24. ^ Baby Keemとケンドリック・ラマーが新曲しんきょく「family ties」をリリース。MVも公開こうかいされる”. HIP HOP DNA. 2021ねん8がつ27にち閲覧えつらん
  25. ^ Baby Keem(ベイビー・キーム)がしんアルバム「The Melodic Blue」をリリース。ケンドリック・ラマー、トラヴィス・スコット、Don Toliverが参加さんか”. HIP HOP DNA. 2021ねん9がつ10日とおか閲覧えつらん
  26. ^ だい56かいNFLスーパーボウル】ドクター・ドレーひきいるヒップホップかい重鎮じゅうちんら、数々かずかずのヒットきょくでハーフタイム・ショーをげる”. Billboard. 2022ねん2がつ14にち閲覧えつらん
  27. ^ だい64かいグラミーしょう】ベイビー・キームfeat.ケンドリック・ラマー「Family Ties」が<最優秀さいゆうしゅうラップ・パフォーマンス>を受賞じゅしょう”. Billboard. 2022ねん4がつ4にち閲覧えつらん
  28. ^ For Immediate Release”. oklama. 2022ねん4がつ18にち閲覧えつらん
  29. ^ ケンドリック・ラマー、アーティスト・フレンドリーなしんサービスpgLangを発足ほっそく”. Billboard. 2020ねん3がつ6にち閲覧えつらん
  30. ^ Kendrick Lamar and Dave Free’s pgLang Announces Partnership With Los Angeles Artist Tanna Leone (UPDATE)”. COMPLEX. 2022ねん3がつ10日とおか閲覧えつらん
  31. ^ https://www.billboard.com/articles/columns/the-juice/6509202/kendrick-lamar-tupac-mortal-mon
  32. ^ http://moluv.jp/blog-entry-4200.html
  33. ^ http://moluv.jp/blog-entry-13920.html
  34. ^ a b Kendrick Lamar – Chart History: Billboard 200”. Billboard. Prometheus Global Media. November 3, 2012閲覧えつらん
  35. ^ a b Discography Kendrick Lamar”. australian-charts.com. Hung Medien. November 30, 2012閲覧えつらん
  36. ^ a b Discografie Kendrick Lamar” (Dutch). ultratop.be. Hung Medien. December 18, 2012閲覧えつらん
  37. ^ a b Kendrick Lamar Album & Song Chart History: Canadian Albums”. Billboard. Prometheus Global Media. November 3, 2012閲覧えつらん
  38. ^ a b Discographie Kendrick Lamar” (French). lescharts.com. Hung Medien. November 8, 2012閲覧えつらん
  39. ^ a b Discography Kendrick Lamar”. irish-charts.com. Hung Medien. November 3, 2012閲覧えつらん
  40. ^ a b Discography Kendrick Lamar”. charts.org.nz. Hung Medien. November 30, 2012閲覧えつらん
  41. ^ a b Discographie Kendrick Lamar” (German). swisscharts.com. Hung Medien. December 22, 2012閲覧えつらん
  42. ^ a b Peak chart positions for singles and songs in the UK:
    • For all except where noted: Kendrick Lamar”. Official Charts Company. March 22, 2015閲覧えつらん
  43. ^ Section.80 by Kendrick Lamar”. iTunes Store. Apple. November 3, 2012閲覧えつらん
  44. ^ a b c d Gold & Platinum: Lamar, Kendrick”. Recording Industry Association of America. April 18, 2017閲覧えつらん
  45. ^ Jeffries, David. “good kid, m.A.A.d City – Kendrick Lamar”. AllMusic. Rovi Corporation. November 3, 2012閲覧えつらん
  46. ^ "Canadian certifications – Kendrick Lamar". Music Canada. 2013ねん11月23にち閲覧えつらん
  47. ^ a b c d Certified Awards Search” (To access, enter the search parameter "Kendrick Lamar"). British Phonographic Industry. January 31, 2015閲覧えつらん
  48. ^ ARIA Charts - Accreditations - 2015 Albums”. Australian Recording Industry Association (December 31, 2015). August 24, 2016閲覧えつらん
  49. ^ “Kendrick Lamar Enlists Rihanna, U2 for New LP 'Damn.'”. Rolling Stone. http://www.rollingstone.com/music/news/kendrick-lamar-enlists-rihanna-u2-for-new-lp-damn-w474550 April 11, 2017閲覧えつらん 
  50. ^ untitled unmastered.”. iTunes Store (US). March 3, 2016閲覧えつらん

外部がいぶリンク

編集へんしゅう