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ピー・プロダクション - Wikipedia

ピー・プロダクション

日本にっぽん映像えいぞう製作せいさく会社かいしゃ

株式会社かぶしきがいしゃピー・プロダクション(ピー・プロダクション)は、日本にっぽんのテレビアニメ・テレビ番組ばんぐみ特殊とくしゅ映像えいぞう製作せいさく会社かいしゃ通称つうしょうピープロ」「Pプロ[1]

株式会社かぶしきがいしゃピー・プロダクション
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
市場いちば情報じょうほう 上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
167-0051
東京とうきょう杉並すぎなみ荻窪おぎくぼ1丁目ちょうめ25ばん6ごう
設立せつりつ 1960ねん
業種ぎょうしゅ 情報じょうほう通信つうしんぎょう
法人ほうじん番号ばんごう 9011301005892
外部がいぶリンク https://p-production.jp/
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概要がいよう

編集へんしゅう

1960年代ねんだいから1970年代ねんだいにかけて、フジテレビおおくのアニメ・特撮とくさつ番組ばんぐみ制作せいさくした。

テレビアニメの誕生たんじょう以前いぜん動画どうが制作せいさくおも目的もくてきはじまった会社かいしゃである。すべてにおいて代表だいひょう鷺巣さぎす富雄とみお個性こせい反映はんえいした会社かいしゃで、鷺巣さぎす映画えいが漫画まんが人脈じんみゃくかしてその業務ぎょうむ内容ないよう多岐たきにわたり、テレビ番組ばんぐみ制作せいさくだけでなく、映画えいが・テレビ・舞台ぶたいなど映像えいぞう作品さくひん全般ぜんぱん特殊とくしゅ効果こうか映像えいぞう制作せいさく請負うけおい会社かいしゃとしての側面そくめんつよい。アニメ番組ばんぐみ実写じっしゃ特撮とくさつ番組ばんぐみ同等どうとう制作せいさくする、非常ひじょう稀有けう会社かいしゃだった。

手掛てがけた特撮とくさつ作品さくひんおおくは、東映とうえい東宝とうほう円谷つぶらやプロダクションなどが制作せいさくしていたほか番組ばんぐみとはことなる独特どくとく雰囲気ふんいきゆうしており、いまなおカルトてき人気にんきほこっている。

「ピープロ」の命名めいめいは、山本やまもと常一つねいちによる[1]映画えいが関連かんれんする英語えいご単語たんごにPではじまるものがおおいことにけたもの。実際じっさいは、貧乏びんぼうでいつもピーピーしてるから(社長しゃちょうだん)でもいらしい。

主要しゅようスタッフの一人ひとりの「しのだとみお」は、プロデューサーの篠原しのはらしげるのペンネームである。篠原しのはらは、「鷺巣さぎすさんとわたし名前なまえ一緒いっしょにした、わたしのペンネームです」とコメントしている。

現在げんざい会社かいしゃ作曲さっきょくである息子むすこ鷺巣さぎすろう社長しゃちょうぎ、作品さくひん管理かんりスターチャイルド大月おおつきしゅんりんて、2017ねんよりスタジオカラーおこなっている。

沿革えんかく

編集へんしゅう

1960ねん昭和しょうわ35ねん)7がつ漫画まんがうしおそうじこと鷺巣さぎす富雄とみお中心ちゅうしんとなり設立せつりつ[2][1]動画どうが合成ごうせい機材きざいそなえ、うつ科学かがく理研りけん科学かがくしん理研りけんなど短編たんぺん・ドキュメンタリー映画えいが会社かいしゃの、線画せんが動画どうが製作せいさく。また大映だいえい映画えいがのタイトル作成さくせい特撮とくさつ映画えいが合成ごうせい[1]

彫刻ちょうこく高山たかやま良策りょうさく山本やまもと常一つねいち日本にっぽんにおける合成ごうせい作画さくが第一人者だいいちにんしゃ渡辺わたなべ善夫よしおらが発起ほっきひととなり[1]山本やまもと補佐ほさやくとなった。アニメスタッフには、顧問こもんせいおか憲三けんぞうまね[1]せいおかは、実写じっしゃの『マグマ大使たいし』でも、精巧せいこうなアニメの合成ごうせい作画さくが担当たんとうしている。最盛さいせいには50にんかぞえる正社員せいしゃいんがいた。

1960ねん昭和しょうわ35ねん大映だいえいちょう大作たいさく映画えいが釈迦しゃか』で37カットの動画どうが合成ごうせい担当たんとう[3][1]完成かんせい試写ししゃでは円谷つぶらや英二えいじ絶賛ぜっさんした[1]

1962ねん昭和しょうわ37ねん)、特撮とくさつテレビ番組ばんぐみ『STOPシリーズ』を企画きかく[4][1]東宝とうほうテレビとおし、フジテレビむものの実現じつげんせず[5][4]

1964ねん昭和しょうわ39ねん)、フジテレビで『0せんはやと』を製作せいさく[2][1]。これを皮切かわきりにアニメ番組ばんぐみ自社じしゃ制作せいさく開始かいし。『0せんはやと』の製作せいさく一本いっぽん300まんえんだったという[注釈ちゅうしゃく 1]

むしプロの『鉄腕てつわんアトム』も、2ねんぎたこのころになるとスタッフがきてサボタージュをはじめ、その処置しょちこまった手塚てづかはうしおに下請したう製作せいさくみずか依頼いらいだい93からだい144まで4クールぶんをピープロが制作せいさくした[2][1]。ミニアニメーション『アトムの天気てんき予報よほう』の制作せいさくった[1][注釈ちゅうしゃく 2]

同年どうねん撮影さつえいスタッフに『大群たいぐんじゅうネズラ』の失敗しっぱい見切みきりをつけて大映だいえいはなれた小嶋こじま伸介しんすけ田賀たがたもつらが参加さんかする[1]

1965ねん昭和しょうわ40ねん)、特撮とくさつ番組ばんぐみとして『クラブくん冒険ぼうけん』を企画きかく白黒しろくろパイロットフィルムを製作せいさく[5][1]。この企画きかく権利けんり東急とうきゅうエージェンシー強引ごういん取得しゅとく、プロデューサー上島うえしま一男かずお企画きかくのカラー大橋おおはしふみてん登用とうよう要求ようきゅう。このうしたてで、企画きかくは『マグマ大使たいし』の実写じっしゃへと発展はってんする[5][1]

1966ねん昭和しょうわ41ねん)、特撮とくさつテレビ番組ばんぐみ『マグマ大使たいし』を制作せいさく[1]。『マグマ大使たいし』は、円谷つぶらや特技とくぎプロの『ウルトラマン』よりも2週間しゅうかんはや開始かいしされ[1]日本にっぽんはつ連続れんぞくカラー特撮とくさつ番組ばんぐみとなり、りょう作品さくひん空前くうぜん怪獣かいじゅうブームささえる両輪りょうりんとなった。

同年どうねん大阪おおさか電通でんつうからの依頼いらいで、『ハリスの旋風せんぷう』をテレビアニメ[2][1]こう視聴しちょうりつ大人気だいにんき作品さくひんとなる。ピープロは以降いこう、アニメ番組ばんぐみ特撮とくさつ番組ばんぐみ両方りょうほうがけていく。

1967ねん昭和しょうわ42ねん)、東急とうきゅうエージェンシーの要請ようせいにより『怪獣かいじゅう王子おうじ』の企画きかく特撮とくさつ全般ぜんぱん担当たんとう[1]つづ特撮とくさつしん番組ばんぐみとして『ひょうマン』、『ゴケミドロ』のパイロットフィルムを企画きかく制作せいさく[4][1]。『ひょうマン』はフジテレビがわが『怪獣かいじゅう王子おうじ』ののち番組ばんぐみとして決定けっていし、「週刊しゅうかん少年しょうねんマガジン特集とくしゅう連載れんさいまでされたものの、そのきょく編成へんせい事情じじょう結局けっきょく放映ほうえい実現じつげんされなかった。『ゴケミドロ』の企画きかく翌年よくねん松竹しょうちく特撮とくさつ映画えいが吸血鬼きゅうけつきゴケミドロ』として実現じつげんした[4]

1968ねん昭和しょうわ43ねん)、労働ろうどう争議そうぎこり、だいいちスタジオを売却ばいきゃく[1]失火しっかにより社屋しゃおく全焼ぜんしょうする[1]以後いご契約けいやく社員しゃいんせい[1]自社じしゃ製作せいさく特撮とくさつ作品さくひん途絶とだえるものの、この時期じき、『時代じだい活劇かつげきシリーズ ふう』や、前述ぜんじゅつ映画えいが吸血鬼きゅうけつきゴケミドロ』といった他社たしゃ作品さくひん特撮とくさつ下請したう製作せいさくする[6]

同年どうねん8がつ映像えいぞう企画きかく強化きょうかのため、「P・I・C(ピープロ・アイディア・センターの略称りゃくしょう)」を設立せつりつ[1]

1969ねん昭和しょうわ44ねん)、特撮とくさつドラマ『おれ透明とうめい人間にんげん!』(白黒しろくろ・13ほん)を製作せいさくするもおぞうりとなり、翌年よくねんになって放送ほうそうされた[1]

1971ねん昭和しょうわ46ねん)1がつ2にち特撮とくさつテレビ番組ばんぐみ宇宙うちゅうざるじんゴリ』を放映ほうえい開始かいし[1]人気にんき作品さくひんとなり、円谷つぶらやプロの『かえってきたウルトラマン』や東映とうえいの『仮面かめんライダー』に先駆さきがけ「変身へんしんブーム」の立役者たてやくしゃとなった。

同年どうねん、ファンクラブ「怪獣かいじゅうともかい」を発足ほっそく[1]機関きかん撮影さつえいかい運営うんえいしながら、1974ねん昭和しょうわ49ねん)までつづけられた。のちのビデオショップにつながるこころみである。

1972ねん昭和しょうわ47ねん)、特撮とくさつ変身へんしん時代じだいげきという、異色いしょく作品さくひんかいすぐるライオンまる』を製作せいさく[1]どもたちあいだチャンバラブームを再燃さいねんさせる。また、怪獣かいじゅうアトラクションショーの企画きかく運営うんえいおこなう。

1973ねん昭和しょうわ48ねん)、アトラクションショーにわせ、タレント養成ようせい劇団げきだん河童かっぱ」を設立せつりつ[1]。(その解散かいさん

1975ねん昭和しょうわ50ねん)、『冒険ぼうけんロックバット終了しゅうりょう、テレビ企画きかく途絶とだえる。事実じじつじょうこんさくがうしおそうじのたずさわった最後さいごのテレビシリーズとなった。これ以降いこう営業えいぎょう内容ないようをアトラクション運営うんえいなどにシフトする。

1980ねん昭和しょうわ55ねん)、すうねんしの企画きかくもとにちふつ合作がっさくのテレビ特撮とくさつシルバージャガー』のパイロットフィルムを製作せいさくするも、実現じつげんせず[1]

1983ねん昭和しょうわ58ねん)、会社かいしゃ仕切しきなおして事務所じむしょ世田谷せたがやから荻窪おぎくぼ移転いてん同所どうしょに「ビデオショップ ピープロ」を開店かいてん[1]後述こうじゅつ)。1989ねん閉店へいてん[1]

2004ねん平成へいせい16ねん)3がつ28にち、うしおそうじ死去しきょ[1]

2006ねん平成へいせい18ねん)、ライオンまるシリーズのリメイクばんライオンまるG』を制作せいさく[1][注釈ちゅうしゃく 3]

2010ねん平成へいせい22ねん)、1974ねん制作せいさくの『でんじんザボーガー』を35ねんぶりに劇場げきじょうよう映画えいがとして復活ふっかつさせると発表はっぴょう日活にっかつ・キングレコード製作せいさくでピープロは企画きかく原作げんさく監修かんしゅう鷺巣さぎすろう)として参加さんかそう製作せいさく3おくえんをかけ、2011ねんあき公開こうかい

ピープロと『ビッグX』

編集へんしゅう

1964ねん昭和しょうわ39ねん)、TBSからピープロに、手塚てづか治虫おさむ原作げんさくの『ビッグX制作せいさく企画きかくまれた[1]当時とうじで3000まんえん支度したくきん用意よういするという、かなりの好条件こうじょうけんでのオファーだったが、アニメ組合くみあいがわが「『0せんはやと』との並行へいこう制作せいさく無理むり」として反対はんたいし、実現じつげんしなかった[1]つぎに『ビッグX』の企画きかくまれた国際こくさい放映ほうえいはこれを藤岡ふじおかゆたか中心ちゅうしん東京とうきょうムービー設立せつりつしている。

1966ねん昭和しょうわ41ねん)、ピープロは実写じっしゃ特撮とくさつドラマ『マグマ大使たいし』を制作せいさくするが、当初とうしょ手塚てづか治虫おさむはうしおそうじがわに、実写じっしゃ作品さくひん候補こうほとして『マグマ大使たいし』と『ビッグX』を提示ていじしていた。

まぼろしのカラーTVアニメ『宇宙船うちゅうせんレッドシャーク』

編集へんしゅう

1965ねん昭和しょうわ40ねん)、ピープロとTBSとの企画きかく横山よこやま光輝みつてる原作げんさくの『宇宙船うちゅうせんレッドシャーク』のアニメパイロットフィルムがカラーで製作せいさくされた[4][1]当初とうしょから海外かいがいセールスを前提ぜんていにしたもので[4]、アメリカでの放映ほうえいのち日本にっぽん放映ほうえいする構想こうそうだった。放送ほうそう実現じつげんしていれば、『ジャングル大帝たいてい』よりもはや連続れんぞくカラーテレビアニメとなっていた[4][1]

1980年代ねんだい発売はつばいされたピープロ関連かんれんのビデオソフトには『クラブくん冒険ぼうけん』『ひょうマン』『かみなりゴロッペ』とうのパイロットフィルムの映像えいぞう収録しゅうろくされたものがあったが、ほんさく映像えいぞうはビデオソフトに一切いっさい収録しゅうろくされていない。2002ねんのインタビューでは、うしお自身じしんほんさくかんして「この『レッドシャーク』はこんウチにないんだけどさ。」「ない。どっかへ、しちゃったんだな。」とはなしており、フィルムが手元てもといことをあきらかにしている[7]。1978ねん発行はっこう月刊げっかんOUT増刊ぞうかん「ランデヴー」だい5ごうには、このパイロットフィルムを接写せっしゃしたフィルムストーリーが掲載けいさいされており、この時点じてんではフィルムが現存げんそんしていたとみられる。

ピープロばん宇宙うちゅうエース』

編集へんしゅう

1966ねん昭和しょうわ41ねん)、タツノコプロの『宇宙うちゅうエースだい1が、アメリカの代理だいりてんからの依頼いらいでピープロによってカラーリメイクされている[1]。これもピープロの技術ぎじゅつりょく見込みこまれてのことだった。

ピープロばん『ドラえもん』

編集へんしゅう

1972ねん昭和しょうわ47ねん)、フジテレビ系列けいれつで『ドラえもん』のテレビ番組ばんぐみ企画きかくがり、作者さくしゃ藤子とうこ不二雄ふじお両人りょうにんもピープロにおとずれ「実写じっしゃでやろう」と同意どういぬいぐるみ雛形ひながたまで制作せいさくされたという[4]。うしおはしくも、ドラえもんやく声優せいゆうに、ピープロ制作せいさくのアニメ『ハリスの旋風せんぷう』で「石田いしだ国松くにまつやくえんじていた大山おおやまのぶしていた[4][1]。この企画きかくがどの程度ていど具体ぐたいし、どの時点じてん頓挫とんざしたかについては不明ふめい[8][9]

おも作品さくひん

編集へんしゅう

アニメ作品さくひん

編集へんしゅう

実写じっしゃ特撮とくさつ作品さくひん

編集へんしゅう

多数たすう

パイロットフィルム

編集へんしゅう

アニメ作品さくひん

編集へんしゅう

実写じっしゃ作品さくひん

編集へんしゅう

制作せいさく企画きかく

編集へんしゅう
  • STOPシリーズ(1962ねん) - 『トワイライト・ゾーン』や『アウター・リミッツ』を意識いしきした1完結かんけつ形式けいしきのSFドラマ[4]
  • パーフェクターMM(1967ねん) - 東海とうかいテレビ依頼いらいにより企画きかくされた女性じょせいアクションもの[1]。『マグマ大使たいし』の應蘭芳おうらんほうのスピンオフと想定そうていされていた[4][1]
  • エレメントマン(1970ねん) - 固体こたい液体えきたい気体きたい自在じざい変化へんかできるエレメントマンを主人公しゅじんこうとする実写じっしゃ企画きかく[10]。うしおと親交しんこうのあったフジテレビ編成へんせい局長きょくちょう武田たけだしんけい直接ちょくせつ提出ていしゅつされたが、もっとわかりやすい勧善懲悪かんぜんちょうあくものを要望ようぼうされ、『宇宙うちゅうざるじんゴリ』の企画きかく制作せいさくされた[10]
  • ドラえもん(1972ねん) - 上記じょうき参照さんしょう
  • パーフェクターMM(1973ねん) - 上記じょうき同名どうめい企画きかく改訂かいていばん設定せっていことなる2種類しゅるい企画きかくしょ存在そんざいする[1]ちょう能力のうりょく題材だいざいとし、一部いちぶは『鉄人てつじんタイガーセブン』へがれた[4][1]主人公しゅじんこう滝川たきがわ音彦おとひこ名前なまえはうしおの別名べつめいとして漫画まんが『アインベーダー』の原作げんさくしゃめいもちいられた[11]
  • キーマン(1979ねん) - テレビでの実写じっしゃ想定そうていした企画きかく雑誌ざっし冒険ぼうけんおう小山田おやまだつとむによる漫画まんがばん掲載けいさいされ、スーツも完成かんせいしていたが実現じつげんにはいたらなかった[1]

ビデオショップ・ピープロ

編集へんしゅう

1983ねん、うしおは事務所じむしょ世田谷せたがやから荻窪おぎくぼ駅前えきまえ移転いてん同所どうしょに「ビデオショップ ピープロ」を開店かいてんさせた。同店どうてんではセルビデオの一般いっぱん作品さくひんのソフト販売はんばいともに、ピープロ作品さくひんのソフト販売はんばい各種かくしゅ上映じょうえいかい、スチールの販売はんばい機関きかん発行はっこうなどがおこなわれた。1989ねん閉店へいてんし、ピープロの事務所じむしょはうしおの自宅じたく移転いてんした。

オリジナルビデオソフト

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ビデオショップ・ピープロでは過去かこのピープロ作品さくひんのビデオソフトを直販ちょくはんしており、店頭てんとう上映じょうえいかい特撮とくさつ専門せんもん宇宙船うちゅうせん誌上しじょうでの通販つうはんとう販売はんばいされた。

タイトル 価格かかく 備考びこう
ひょうマン[12] 10000えん ひょうマン』パイロットフィルムと『冒険ぼうけんロックバット』5ほん収録しゅうろく
シルバージャガー[12] 10000えん 『シルバージャガー』パイロットフィルムと『クラブくん冒険ぼうけん』パイロットフィルムを収録しゅうろく
ちびっこ怪獣かいじゅうヤダモン 12800えん だい1Aパート『ヤダモンの誕生たんじょう』、だい14かいAパート『チャンネルゼロの世界せかい』、だい1かいBパート『ぼくらのヤダモン』を収録しゅうろく[13]
怪獣かいじゅう王子おうじ[12] 12800えん  
宇宙うちゅうざるじんゴリ パイロットフィルム[13] 8000えん 編集へんしゅう撮影さつえい素材そざいをそのまま収録しゅうろくした。
メイキング・ゴケミドロ - 1984ねん5がつに8000えん発売はつばい予定よていされていたが、直前ちょくぜん松竹しょうちくビデオが『吸血鬼きゅうけつきゴケミドロ』のビデオソフトを発売はつばいした関係かんけい特撮とくさつ部分ぶぶん映像えいぞう使用しよう不可能ふかのうとなり、発売はつばい中止ちゅうしとなった[12][14]
ざらし[12] 5000えん  

その、『怪獣かいじゅう王子おうじ』はコロムビアビデオから、『シルバージャガー』と『ひょうマン』はSHOWAからあらたに発売はつばいされた。

また、当時とうじのピープロでは、個人こじんからのきな作品さくひんはなしすうのリクエストをすうまんえん受注じゅちゅうし、そのはなしすうのフィルムをテレシネして直接ちょくせつビデオ販売はんばいする「ソフトオーダーメイド」と銘打めいうったサービスがおこなわれており、『ハリスの旋風せんぷう』、『ドンキッコ』、『ちびっこ怪獣かいじゅうヤダモン』、『宇宙うちゅうざるじんゴリ』パイロットばん、『マグマ大使たいし』パイロットばん、『ピープログラフィティ』、『ピープロトレーラー』、『クラブくん冒険ぼうけん』、『でんじんザボーガー』、『冒険ぼうけんロックバット』とう発注はっちゅう可能かのうとなっていた。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ この当時とうじむしプロの『鉄腕てつわんアトム』は350まんえんで、どちらもかなりのてい予算よさんである。
  2. ^ 平田ひらた敏夫としおのウェブサイトのコラムによると、これらの「アトム作品さくひん」のスタッフのなかにはせいおか憲三けんぞうらもかかわっていたという。
  3. ^ じつ制作せいさくはオフィスクレッシェンド。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az 特撮とくさつ秘宝ひほう3 2016, pp. 102–109, 年表ねんぴょう作成さくせい 但馬たじまオサム「うしおそうじ&ピープロダクション年表ねんぴょう
  2. ^ a b c d ザボーガー&ピープロ 2011, p. 33, ぶん 但馬たじまオサム「ピー・プロワークス1 アニメ制作せいさく
  3. ^ ザボーガー&ピープロ 2011, p. 85, ぶん 但馬たじまオサム「ピー・プロワークス3 アニメ合成ごうせい」.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l ザボーガー&ピープロ 2011, pp. 88–90, ぶん 但馬たじまオサム「ピー・プロワークス おぞう作品さくひん
  5. ^ a b c ぜん怪獣かいじゅう怪人かいじん上巻じょうかん勁文しゃ、1990ねん3がつ24にち、pp.73 - 74ぺーじISBN 4-7669-0962-3。C0676。 
  6. ^ ザボーガー&ピープロ 2011, p. 64, ぶん 山田やまだ誠二せいじ「ピー・プロワークス2 特撮とくさつ下請したうけ」.
  7. ^ 『まんだらけZENBU』No.17、2002ねん、まんだらけ出版しゅっぱん、p324。
  8. ^ うしおそうじいちみねだいでんじんザボーガー』 1かん角川書店かどかわしょてん、2002ねんISBN 978-4048534918 
  9. ^ まぼろしの「ドラえもん」アニメ企画きかくしょ”. くだん書房しょぼう. 2006ねん9がつ3にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2014ねん1がつ10日とおか閲覧えつらん
  10. ^ a b 特撮とくさつ秘宝ひほう3 2016, pp. 102–109, 取材しゅざいぶん 飯田いいだ正人まさと「INTERVIEW うしおそうじラストインタビュー」
  11. ^ 特撮とくさつ秘宝ひほう3 2016, pp. 90–91, ぶん但馬たじまオサム「うしおそうじまぼろしのニュー『スペクトルマン』企画きかく」.
  12. ^ a b c d e 宇宙船うちゅうせん』Vol.18、朝日あさひソノラマ、1984ねん、p40。
  13. ^ a b 宇宙船うちゅうせん別冊べっさつ 特撮とくさつ&SFビデオカタログ'84』朝日あさひソノラマ、1984ねん、60ぺーじ
  14. ^ 宇宙船うちゅうせん別冊べっさつ 特撮とくさつ&SFビデオカタログ'84』朝日あさひソノラマ、1984ねん、p64。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • 『ファンタスティックコレクションNO17 ピープロ特撮とくさつ映像えいぞう世界せかい』(朝日あさひソノラマ)
  • 巨大きょだいヒーローだい全集ぜんしゅう』(講談社こうだんしゃ
  • 『スペクトルマンvsライオンまる―うしおそうじとピープロの時代じだい』(太田出版おおたしゅっぱん
  • 『ぼくらが大好だいすきだった特撮とくさつヒーローBESTマガジン』(講談社こうだんしゃ
  • 別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほうでんじんザボーガー』&ピー・プロ特撮とくさつだい図鑑ずかんよういずみしゃよういずみしゃMOOK〉、2011ねん11月14にちISBN 978-4-86248-805-3 
  • 別冊べっさつ映画えいが秘宝ひほう 特撮とくさつ秘宝ひほう』vol.3、よういずみしゃ、2016ねん3がつ13にちISBN 978-4-8003-0865-8 

外部がいぶリンク

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