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ミキシング・コンソール - Wikipedia

ミキシング・コンソール

音響おんきょう機器きき一種いっしゅ

ミキシング・コンソール (Mixing Console) は、複数ふくすう音声おんせい信号しんごうアナログ回路かいろにおける電気でんきてき、またはデジタル回路かいろにおける演算えんざんによって音色ねいろ加工かこうやトラック音声おんせい加算かさんして様々さまざま音声おんせいトラック形式けいしき出力しゅつりょくさせるためのミキシングよう音響おんきょう機器きき、またはデジタルオーディオワークステーション (DAW) とうでミキシングするさい物理ぶつりてきにコントロールするための機能きのう音響おんきょう機器きき総称そうしょう形態けいたいは「マイクミキサー」がだい規模きぼになったもの(「マイクミキサー」とべるのは、おおきくても入力にゅうりょく5チャンネル程度ていどまで、かつ搬型)。

Focusrite Console 72in 48out with GML Fader Automation
Solid State Logic SL9064J
Neve VR-72 with Flying Faders
API Legacy Plus 48ch with flying faders
Solid State Logic AWS 900+
Solid State Logic AWS 900+
digidesign ICON D-Command
digidesign ICON D-Command Fader Section
ラジオきょく導入どうにゅう専用せんようコンソール(BBCローカルラジオのマーク3ラジオデスク)
中規模ちゅうきぼミキシング・コンソール(タスカムM-2600)
1988ねん発売はつばいされたYAMAHA MR842、8 Input/4 Group/Stereo Outの小規模しょうきぼ録音ろくおんおよPAようミキシング・コンソール
No.10 Plate of Focusrite Console 72in 48out with GML Fader Automation
Focusrite Console 72in 48out with GML Fader Automation
Focusrite Console 72in 48out with GML Fader Automation
Focusrite Console 72in 48out with GML Fader Automation
Focusrite Console 72in 48out with GML Fader Automation
Lexicon 480L LARC Focusrite Console 72in 48out with GML Fader Automation

仕様しよう概略がいりゃく 編集へんしゅう

いくつかの種類しゅるい呼称こしょうがあり、日本にっぽん国内こくないにおいて厳密げんみつ名称めいしょう使つかけはなされていないものの、中型ちゅうがた - 大型おおがた入力にゅうりょくすうじゅうチャンネル)のものについては「コンソール」「たく」などともばれ(文字通もじどおり、つくえ内蔵ないぞうされている)、小型こがた搬型(入力にゅうりょく4チャンネル程度ていどまで)のもの、カラオケ機器きき付帯ふたい設備せつびアンプまれたものなどはたんに「ミキサー」とばれることがおおい。呼称こしょうれいとしては、コンソール、ミキシング・ボード、ミキサー、オーディオ・ミキサー、音響おんきょう調整ちょうせいたく音声おんせい調整ちょうせいたく音声おんせいたくたく、など様々さまざまとなっている。

信号しんごう処理しょり 編集へんしゅう

音声おんせい信号しんごう処理しょりアナログ処理しょり(アナログ・ドメイン)でおこなうものと、フル・デジタル処理しょり(デジタル・ドメイン)でおこなもの大別たいべつされる。入力にゅうりょくだんはデジタル・コンソールの場合ばあいでも通常つうじょうアナログ入力にゅうりょくだが、フル・デジタルしきコンソールのなかにはデジタル・マイクやデジタル I/Oなどから直接ちょくせつデジタル信号しんごう入力にゅうりょく可能かのうなものもある。観客かんきゃく収容しゅうようキャパシティーがちいさい会場かいじょう会議かいぎしつなどで使用しようする目的もくてき開発かいはつされた小規模しょうきぼがたPAようミキシング・コンソールのなかには、設置せっち撤収てっしゅう作業さぎょう機器きき構成こうせい簡略かんりゃくする目的もくてきパワーアンプ最終さいしゅう出力しゅつりょくだんんだり周辺しゅうへん機器きき同胞どうほうする機種きしゅ存在そんざいする(パワードミキサー)。

構成こうせい形態けいたい 編集へんしゅう

用途ようとおうじて様々さまざまなコンソール構成こうせい形態けいたいがあるが、基本きほんてき機能きのうはほぼぜん機種きしゅ共通きょうつうしていて、操作性そうさせいわるがそれぞれの用途ようとにおいて最適さいてきされていたりカスタマイズ可能かのうになっている機種きしゅもある。たとえばPAなどで使用しようされるミキシング・コンソールには録音ろくおんにも使つかえる機能きのう機種きしゅがあるが、ぎゃく場合ばあい機能きのうめんでの制約せいやくがあったりするため、なかなかむずかしいめんもある。digidesignしゃのVENUE D-Showソフトウェアで運用うんようされるPAようミキシング・コンソールは標準ひょうじゅんでTDM形式けいしきのプラグインが使用しようでき、ProToolsシステムとの統合とうごうはかられている。この恩恵おんけいとしてProToolsHDやLEからのプレイバックをDigiLinkやFireWire400のケーブル一本いっぽんでコンソールにげたりまた録音ろくおんすること可能かのうである。

機能きのう 編集へんしゅう

小型こがたものでは搬性にすぐれたデザインと機能きのう重視じゅうしされ非常ひじょうにコンパクトにまとめられているが、レコーディング・スタジオ、コンサート会場かいじょうなどの付帯ふたい施設しせつ映画えいがスタジオ、放送ほうそうきょく、などへ納品のうひんされている大型おおがたミキシング・コンソールの場合ばあいには様々さまざま機能きのう設備せつび統合とうごうされたかたちとなるため、設置せっち場所ばしょにおける統括とうかつコントローラーとしての役割やくわりたしている場合ばあいもある。また、DAWなどで使つかえるミキシング・セクションはこの大型おおがたコンソールの実装じっそうとほぼ同様どうよう機能きのうおなようなレイアウトと機能きのう搭載とうさいされていることおおい。DAWがメイン・デバイスとして運用うんようされているスタジオよう開発かいはつされた機種きしゅPAよう開発かいはつされたDAWベースのコンソールの場合ばあいにはコンソールがわがDAWのコントローラーとしてのみ機能きのうして、コンソールないでは音声おんせい処理しょり一切いっさいおこなわず音声おんせい信号しんごうはDAWがわのオーディオ・インターフェースやCPUですべ処理しょりするなど、機種きしゅによってはコンソールの仕組しく自体じたいもアナログまたはデジタル・コンソールとはことなってくる。

DAW 編集へんしゅう

デスクトップミュージック (DTM) やデジタルオーディオワークステーション (DAW) で使用しようされるミキシング機能きのうは、パーソナルコンピュータうちCPU専用せんようデジタルシグナルプロセッサ (DSP) による演算えんざん処理しょりによって音声おんせいのミキシング処理しょり実現じつげんしている。 かつては音質おんしつ演算えんざん速度そくどてんにおいて外部がいぶミキシング・コンソールを使用しようしたミキシング方法ほうほうがDAWを凌駕りょうがしているというかんがかたつエンジニアもおおかったが、最近さいきんではコンピューターの演算えんざん処理しょり能力のうりょくいちじるしく高性能こうせいのうされたため、DAW内部ないぶミキシング機能きのうだけでも十分じゅうぶんなミキシングが可能かのうになってきているため、予算よさん収録しゅうろく環境かんきょうなどにわせて柔軟じゅうなん使つかけるかんがかたおおい。最近さいきんではミキシング操作そうさなどをするための外部がいぶコントロール・デバイスが充実じゅうじつしてきて、digidesignしゃのICONやSolid State LogicしゃAWS 900+のようにDAW操作そうさ専用せんよう大型おおがたコンソールも各社かくしゃから開発かいはつされ主流しゅりゅうになってきているため、操作性そうさせいわるはかつてのミキシング・コンソール同様どうようとらえて直感ちょっかんてき操作そうさすること可能かのうになってきている。

モジュールとセクション 編集へんしゅう

モジュール 編集へんしゅう

モジュールとはおも中型ちゅうがた以上いじょうのコンソールにおいて機能きのうごとかれた回路かいろ概念がいねんで、回路かいろじょう特定とくてい機能きのうをまとめた基板きばんのことで、ドーター・カードとも呼称こしょうされる。いくつかの(1 - 8程度ていど)チャンネルごとに分割ぶんかつされた基板きばん操作そうさパネルのわせで、コンソールない任意にんい場所ばしょ自由じゆうにレイアウト出来できるコンソールもある。また、筐体きょうたいから個別こべつはずして使用しよう可能かのうでもある。

スプリットがたミキシング・コンソールとしてはAPI (Automated Processes Inc.) しゃのLegacyコンソールのように、HA、EQ、Dynamics、チャンネル・バスなどのかくモジュールが機能きのうべつ細分さいぶんされてコンソール全体ぜんたい構成こうせいされていたり、Neve Electronicsしゃのビンテージ・コンソールのように、HAとEQ、AUえーゆーXセクションとPANなど各々おのおのがある程度ていどモジュールされている構成こうせいになっていたり、1970年代ねんだい後半こうはんのSolid State Logicしゃミキシング・コンソール登場とうじょうまではこのような形態けいたい構成こうせいされているものがおおかった。ただし、スプリットがたミキシング・コンソールの場合ばあいにはカスタマー・サイドで作業さぎょうおうじたモジュール構成こうせいをよりこまかく自由じゆうにカスタマイズ出来できるというメリットがあるため、放送ほうそうようとレコーディングようではまったことなった構成こうせいになっているもの数多かずおお存在そんざいする。

Solid State Logic最近さいきんNeveひとし代表だいひょうされるインラインがたミキシング・コンソールの場合ばあいは、かく機能きのう基盤きばんされ搭載とうさいされたモジュール形式けいしき構成こうせいされているため「チャンネル・モジュール」とばれる。

セクション 編集へんしゅう

セクションとは以下いかのような概念がいねんであり、特定とくてい用途ようとのモジュールの集合しゅうごうたいれい: モニター・セクション、マスター・セクション)と、特定とくてい機能きのうがレイアウトされた操作そうさパネルじょう区分くぶんれい: EQ セクション、Dynamics セクション、Aux セクション)に大別たいべつできる。

モジュールじょう構成こうせい基本きほん機能きのう 編集へんしゅう

BUS ASSIGN 編集へんしゅう

バス・アサイン。後述こうじゅつされる「BUS」へ音声おんせい信号しんごうながれを選択せんたくするためのスイッチぐんがバス回路かいろぶん搭載とうさいされているセクション。このなかにはSTEREO BUS関連かんれんのL、R、Ls、Rsとう選択せんたくできるようになっていて、コンソールのステータスがミキシング・モードにおいてはSmall FaderなどからSTEREO BUS関連かんれんへの出力しゅつりょくさきとしてLarge Faderとはべつのバランスをんだりするときなどにも使用しようできる。電気でんき接点せってんともな小型こがたスイッチの集合しゅうごうたい構成こうせいされている場合ばあいと、Focusrite、AMEK、Euphonix、一部いちぶNeveひとしでは電気でんき回路かいろでバス・アサイン操作そうさ実現じつげん出来でき機種きしゅがあり、接点せってん不良ふりょうなどからくる信号しんごう経路けいろ断絶だんぜつ問題もんだい電気でんき接点せってんはぶいて音質おんしつ向上こうじょう考慮こうりょした機種きしゅとして存在そんざいする。マルチトラック・レコーダーもちいた録音ろくおん使用しようには、かくフェーダーからの音声おんせい信号しんごうかくトラックごとける機能きのうおもとなるが、ミキシングなどにおいてはGroup Out (Bus Out) に接続せつぞくされた外部がいぶエフェクターへの送信そうしんようアサインとしても使用しようされる。

HA 編集へんしゅう

HAとはHead Amp(プリアンプ分類ぶんるいされる)のりゃくであり、音声おんせい入力にゅうりょく信号しんごうをコンソール内部ないぶのオペレーティング・レベルやレコーダーへの適正てきせい録音ろくおんレベルになるように調整ちょうせいする増幅ぞうふく回路かいろ一種いっしゅである。マイク出力しゅつりょくあるいはライン・レベルからの入力にゅうりょく信号しんごうあつかうが、機種きしゅによっては増幅ぞうふく回路かいろ利得りとく可変かへんはばおおきくってマイク・レベルからライン・レベルまでをひとつのアンプで対応たいおう可能かのうにしているものがおおい。外部がいぶからのノイズ混入こんにゅう防止ぼうし対策たいさくとしてHA部分ぶぶんでRF帯域たいいき以上いじょうをカットするなど帯域たいいき制限せいげんをおこなう場合ばあいがある。付加ふか機能きのうとしてはコンデンサー・マイク稼働かどうようのファンタム電源でんげん供給きょうきゅうスイッチ、PAD(固定こてい減衰げんすい)、HPF/LPF(簡易かんいがた)、位相いそう反転はんてん(フェーズ・リバース)スイッチなどがHA機能きのうなかふくまれる場合ばあいがある。 このHA部分ぶぶんだけをして単体たんたい機種きしゅとして使用しようする場合ばあいもあり、レコーディング・スタジオなどで使用しようされる有名ゆうめい機種きしゅとしては「Neve#1073」「Neve#1081」「API 512c」「Focusrite ISA 110」などがあり、ことなるメーカーのコンソールとわせて使用しようされることもある。

DYNAMICS 編集へんしゅう

ダイナミクス。Solid State LogicNeveなどの大型おおがたコンソールにおいてはチャンネル・モジュールにコンプレッサーリミッターノイズ・ゲートなどを装備そうびした機種きしゅがある。ただし操作そうさパネルじょうのレイアウトの制限せいげんであるとか内部ないぶ回路かいろスペースの制約せいやくなどから個別こべつ単体たんたい機種きしゅほどの制御せいぎょ機能きのうたないこともある。Solid State Logicコンソールなどの場合ばあいにはサイド・チェーン(外部がいぶ入力にゅうりょくによる制御せいぎょ感度かんど設定せっていなどの機能きのう)としてEQをインサートすることによりディエッサー(子音しいんやクリックおんとくしたリミッター)わりに使用しよう可能かのう機種きしゅもある。コンソールに内蔵ないぞうされるダイナミクス・セクションは単体たんたい個別こべつ機種きしゅのように信号しんごう制御せいぎょ増幅ぞうふく真空しんくうかんもちいたり、信号しんごう処理しょりたいする制御せいぎょレベル検出けんしゅつのためにフォト・カプラーなどの光学こうがくしきもちいることはあまりなく、基本きほんてきにはVCA (Voltage Controled Amplifier) で制御せいぎょされた信号しんごう処理しょりとなる。Solid State Logicコンソールに搭載とうさいされているダイナミクス・セクションにはdbxしゃのVCAモジュールを搭載とうさいしているため、dbxしゃ単体たんたい機種きしゅにサウンドや処理しょり酷似こくじしているめんもある。となうチャンネル・モジュールとのリンク動作どうさ可能かのうにするスイッチが搭載とうさいされている機種きしゅもあり、その場合ばあい完全かんぜんなリンクでなく閾値のみリンクされる機種きしゅと、片側かたがわ完全かんぜんにSlave状態じょうたい動作どうさする機種きしゅとがある。

FILTER 編集へんしゅう

フィルター。EQのように音色ねいろ補正ほせい目的もくてきなどの積極せっきょくてきおとづくりにもちいるのではなく、不要ふよう帯域たいいき空調くうちょうノイズなどの信号しんごう減衰げんすいさせるための機能きのうである。HPF(ハイパスフィルタていいき減衰げんすいこういき通過つうか)とLPF(ローパスフィルタこういき減衰げんすいていいき通過つうか)の2種類しゅるいもちいられ、減衰げんすいされる定数ていすう固定こていまたは設定せってい可能かのう機種きしゅがある。廉価れんかばん機種きしゅではフィルター自体じたい省略しょうりゃくされるか、HAの一部いちぶとして周波数しゅうはすう固定こていのHPFなどがかくモジュールごと装備そうびされている機種きしゅもある。高級こうきゅう機種きしゅになるにしたがいHPFの周波数しゅうはすう選択せんたくあるいは周波数しゅうはすう可変かへん機能きのうやLPFの装備そうびならびにルーティング(接続せつぞく順位じゅんい)の自由じゆうとしてモニターけいあるいはダイナミクスのサイド・チェーンへの挿入そうにゅう可能かのうとなる機能きのう追加ついかされる。

EQ 編集へんしゅう

EQとはイコライザー(= Equalizer、音色ねいろ等価とうか回路かいろ)の略称りゃくしょうであり、入力にゅうりょくされた音声おんせい信号しんごう音色ねいろ補正ほせいしたり積極せっきょくてき音質おんしつ変化へんかさせるための機能きのう回路かいろ。EQの種類しゅるいにはシェルビングがた(ベル・カーブ = ベルをよこにしたような可変かへん形態けいたい)、ピークがた、パラメトリックがたなどに大別たいべつできる。可変かへん設定せってい周波数しゅうはすうが3ポイントある3ステージがた、4ポイントある4ステージがたなどがおおい。トランジスタ利用りようしたディスクリート・タイプ、トランジスタが集積しゅうせき回路かいろになったIC基盤きばんもちいたタイプ、そしてふるくには真空しんくうかん利用りようした機種きしゅ存在そんざいする。( EQ操作そうさ特性とくせいかんしてのくわしくはイコライザー参照さんしょう )

INSERT 編集へんしゅう

インサート。コンソールない音声おんせい信号しんごうけい直列ちょくれつコンプレッサーリミッター、またはEQなどの外部がいぶ機器ききパッチパネルなどを経由けいゆさせてインサート(挿入そうにゅうまたはみ)させるためにもうけられた入出力にゅうしゅつりょく回路かいろで、一般いっぱんてきにはチャンネルおよかくマスター出力しゅつりょくたいして個別こべつにインサート・ポイントが用意よういされている。コネクター部分ぶぶんでノーマル接続せつぞくとし、モジュール自体じたいやパッチパネルなどへコネクタをむことによって強制きょうせいてき回路かいろないみをかけるタイプと、モジュールがわにインサートのON/OFFスイッチをつタイプで、この方式ほうしきはSolid State LogicやNeveなどの大型おおがたコンソールで、パッチベイまでの信号しんごう経路けいろながまわされる場合ばあい採用さいようされている。インサート入出力にゅうしゅつりょくのPREとPOSTをスイッチによってえられる機種きしゅおおく、PREではダイナミクス回路かいろでEQ回路かいろまえ音声おんせい信号しんごう入出力にゅうしゅつりょくし、POSTではダイナミクス回路かいろとEQ回路かいろでフェーダー手前てまえにあるAUX回路かいろやPAN POT回路かいろまえ音声おんせい信号しんごう入出力にゅうしゅつりょくする。PREかPOSTのどちらからすかによってインサート入出力にゅうしゅつりょくさせた機器きき調整ちょうせい方法ほうほう設定せっていレベル特性とくせいなどをえらこと出来できるため、もとめる用途ようとおうじた選択せんたくやエンジニアのこのみなどでPREかPOSTをえらこともある。機種きしゅによってはインサート入出力にゅうしゅつりょくのPREかPOSTの設定せっていをモジュール内部ないぶのジャンパーせんなどで設定せっていしなければならないものもある。

AUえーゆーX SEND 編集へんしゅう

Small FaderまたはLarge Fader以外いがいから補助ほじょてき外部がいぶまたは内部ないぶエフェクターや関連かんれんデバイスにかくチャンネルごと音声おんせい出力しゅつりょく個別こべつし、リバーブレーターディレイなどのエフェクターけるさい使用しようし、複数ふくすう音声おんせい信号しんごう出力しゅつりょく経路けいろ用意よういされ、出力しゅつりょく調整ちょうせいようのトリムまたはフェーダー部分ぶぶんとその出力しゅつりょく回路かいろす。PAで使用しようさい、ステージ・モニター・エンジニアとモニター専用せんようコンソールを使用しようせずハウス・エンジニア一人ひとり会場かいじょうでのミキシング作業さぎょうすべてをおこな場合ばあいなどには、ステージじょう演奏えんそうしゃなどへのモニターようFB(フォールド・バック)としてべつバランスのミキシング・バランスをおくさいにもMATRIX回路かいろではなくAUえーゆーX SEND回路かいろ使用しようすることがある。会場かいじょう全体ぜんたいけのハウスPAのバランスとステージようモニター・バランスを統括とうかつして1だいのコンソールでおこなこと前提ぜんていとしたコンソールには、モニターおく専用せんようとして通常つうじょうのコンソールとはことなり、ミキシング・セクションとはべつにMATRIX回路かいろなどすうおおくのセンドよう回路かいろ搭載とうさいされている機種きしゅもある。

PAN POT 編集へんしゅう

パン・ポット。パノラマ・ポテンショメータりゃくで、バスあいだのレベルによって音像おんぞう定位ていい設定せっていすることが可能かのうになる音量おんりょうバランス機構きこう回路かいろ回転かいてんノブで構成こうせいされている回路かいろステレオ・バスまたは複数ふくすうのグループ・バスにたいして信号しんごう分割ぶんかつ配分はいぶんし、一般いっぱんてきにはSTEREO BUS関連かんれんのL、R、Ls、Rsあいだやグループ・バスの奇数きすう/偶数ぐうすう (odd/even) あいだ信号しんごう分配ぶんぱいする。まれに奇数きすう/偶数ぐうすうとは無関係むかんけい信号しんごう分配ぶんぱいできる機種きしゅもある。サラウンド対応たいおう場合ばあいはL、C、R、Ls、Rsへの定位ていい容易よういおこなうため、ジョイ・スティックを搭載とうさいしたサラウンド専用せんようパン・ポットも存在そんざいし、映画えいがけやライヴDVD用途ようとなどの場合ばあいにはフロント・チャンネルのL/Rあいだ独立どくりつしたセンター出力しゅつりょくとサラウンドようの5チャンネルぶん回路かいろ必要ひつようとなるため、回路かいろ通常つうじょうのPAN POTより複雑ふくざつになる。

PFL / AFL 編集へんしゅう

PFL (Pre Fader Listening) はフェーダーで音量おんりょう調整ちょうせいされる「前段ぜんだん」の信号しんごうを、ソロ[ちゅう 1]くためのソロ・モニター・モードであり、AFL (After Fader Listening) はフェーダーなどで調整ちょうせいされた「後段こうだん」のSTEREO BUSやGROUP BUSなどへ音声おんせい信号しんごうながれる手前てまえ信号しんごうをソロでくためのソロ・モニター・モードとして使つかけられる。それぞれの使途しとは、かくトラックまたはモジュールのおとをミキシングしているチャンネルから任意にんいえらんで個別こべつ確認かくにんするさい音声おんせい信号しんごうがどの段階だんかいものくかで、音源おんげん処理しょり個別こべつ確認かくにんやノイズ混入こんにゅうなどの問題もんだい発生はっせいしたさいには機材きざい順番じゅんばんだったり問題もんだい解決かいけつ方法ほうほうなどによりPFLとAFLを任意にんいえて使つかう。一般いっぱんてきにはPFLでは入力にゅうりょくされている音声おんせい信号しんごうをミキシング段階だんかい手前てまえでチェックする目的もくてきにおいて使用しようすることおおく、AFLの場合ばあいはミキシング出力しゅつりょくされている状態じょうたいをチェックするためなどに使つかけられている。

FADER 編集へんしゅう

フェーダー。ミキシング・コンソールにおいて一番いちばん重要じゅうよう役割やくわりたすセクションで「STEREO BUS」「GROUP BUS」などの出力しゅつりょくさき回路かいろたいしての音量おんりょう調整ちょうせいもちいるポテンショメータ回路かいろ利用りようした音量おんりょう調整ちょうせい回路かいろ調整ちょうせいデバイス一式いっしき総称そうしょう。スライドしき直線ちょくせん動作どうさがた)とロータリーしき回転かいてん動作どうさがた)のフェーダーに大別たいべつされ、一般いっぱんてきにはスライドしきを「フェーダー」、ロータリーしきは「ノブ」または「トリム」などと呼称こしょうされることもある。アプリケーションによっては抵抗ていこう切替きりかえしきATTをもちいていたこともある。可変かへん抵抗ていこう集合しゅうごうたいまれた回路かいろVCA (Voltage Controled Amplifier) 回路かいろなどをもちいた電子でんし部品ぶひん構成こうせいされた音量おんりょう調整ちょうせい装置そうちであり、運用うんようめんでの耐久たいきゅうせいたいこうせい操作そうさ部品ぶひん要求ようきゅうされる装置そうちである。コンピューター・オートメーションならびにフェーダー・グルーピングを実現じつげんするためにVCA回路かいろやフェーダー自体じたいちょう小型こがた制御せいぎょモーターを場合ばあいなどがあり、APIやSolid State LogicなどのコンソールにもちいられているVCA制御せいぎょしきフェーダーの場合ばあいにはプラスティックで出来でき操作そうさつまみが指先ゆびさきでの音量おんりょう操作そうさ部分ぶぶん搭載とうさいされているが、ちょう小型こがた制御せいぎょモーターをんだFlying FadersやGMLしゃせいのAutomation Systemとうのムービング・フェーダーがた場合ばあいには、操作そうさするひと接触せっしょくしている部分ぶぶん指先ゆびさきなどで機器ききとのあいだにおけるしずかでん容量ようりょう検知けんちしてデータ入力にゅうりょく操作そうさ有無うむ検知けんちするため、金属きんぞくせいまたは金属きんぞくコーティングされた操作そうさつまみが搭載とうさいされている。音声おんせい信号しんごう増減ぞうげんさせるじょうでフェーダーの位置いちはリニア(増減ぞうげんりつ直線ちょくせんてき)な特性とくせいにはなっていないことおおく、実質じっしつ多用たようするレベル周辺しゅうへん中心ちゅうしん調整ちょうせいしやすいような増減ぞうげん特性とくせい設定せっていされている。フェーダー位置いちでのゼロ位置いち(ヌルてん)あたりは増減ぞうげんたいする変化へんかりつすくないが、フェーダー下部かぶ増減ぞうげん特性とくせいおおきくなるようになっているため、フェーダー下部かぶでの音量おんりょうほろ調整ちょうせいはしづらくなり、録音ろくおんされているレベルやモジュールに入力にゅうりょくされる音声おんせい信号しんごうのレベルがおおきすぎりちいさすぎたりすると、ヌルてん近辺きんぺんでのフェーダー操作そうさとは感覚かんかくてきことなってくるため、ある一定いっていれが必要ひつようになってくる。

MASTER SECTION 編集へんしゅう

マスターセクション。マスター・フェーダー、マスター・バス・コンプレッサー、モニター音量おんりょう調整ちょうせいセクション、モニター・セレクション・スイッチぐん、REC/MIXなどコンソールのステータス切替きりかえ部分ぶぶんなどをふくみ、コンソールの最終さいしゅう出力しゅつりょくなどを統合とうごうてきにコントロールするためのモジュールまたはセクションの総称そうしょう。このモジュールでは数多かずおおいチャンネルごとにフェーダーでミキシング操作そうさによって音量おんりょう調整ちょうせいされた音声おんせい信号しんごうをコンソールから最終さいしゅう出力しゅつりょくするため回路かいろでもあるので、ミキシング・バスなどの音声おんせい信号しんごう特性とくせいもこの部分ぶぶん特性とくせい(キャラクター)に依存いぞんすることおおくなるため、大変たいへん重要じゅうようなセクションとなっている。マスター・バス・コンプレッサーやパッチャブル・ダイナミクス・ユニットなどが搭載とうさいされる機種きしゅがあり、マスター・バス専用せんようのコンプレッサーの場合ばあいにはチャンネル・モジュールごと搭載とうさいされているものくら調整ちょうせい範囲はんいひろく、音質おんしつ特性とくせいマスタリングなどで使用しようされる機種きしゅじゅんずるほどこう品位ひんいもの搭載とうさいされている場合ばあいがある。一般いっぱんてきにはモニター・セレクション・スイッチぐんがパネルじょう搭載とうさいされている場合ばあいおおく、モニター再生さいせいけい調整ちょうせい部分ぶぶん連動れんどうして使用しようされる。コンピューター・オートメーションでのミキシングをおこなさいもちいるオペレーティングよう各種かくしゅデバイスや、テープ・レコーダーやVTRなどの操作そうさスイッチやシンクロナイズ操作そうさようスイッチもこのセクションない搭載とうさいされていることおおく、ミキシング・コンソールから外部がいぶ機器きき統合とうごうてき操作そうさする機能きのうがまとめられているため、チャンネルごとのモジュールはばくらべ8チャンネルぶんほどのはばようするセクションにもなっている。トーク・バックなどのコミュニケーション・デバイスもこのセクションない搭載とうさいされているため、レコーディング・セッションにおける重要じゅうよう役割やくわりたしている。

出力しゅつりょく関連かんれん仕様しようなど 編集へんしゅう

DIRECT OUT 編集へんしゅう

ダイレクト・アウト。フェーダー操作そうさ音声おんせい出力しゅつりょく(フェーダーのワイパーからフェーダー・バッファー・アンプを経由けいゆした出力しゅつりょく)をバス回路かいろ経由けいゆさせずに直接ちょくせつ外部がいぶため出力しゅつりょくである。用途ようととしてはミキシング・バランスのなかから特定とくていのトラックをべつ音声おんせいグループに構成こうせいしてSTEMミックスとしてしたり、バス回路かいろ通過つうかさせずに直接ちょくせつレコーダーへ接続せつぞくすることで、回路かいろをいくつかバイパスさせることによる音質おんしつ向上こうじょうもとめるさいなどに使用しようされることがある。

BUS / GROUP 編集へんしゅう

混合こんごうしたいくつかの音声おんせい信号しんごうを1つの信号しんごう系統けいとうにまとめるための回路かいろ[ちゅう 2]小規模しょうきぼ音声おんせい調整ちょうせいたくでも複数ふくすうのBUSが用意よういされており、「AUえーゆーX BUS」などとばれる。どのバスにどの信号しんごうをどれだけぜておくるか調整ちょうせいし、「メイン出力しゅつりょく (STEREO OUT)」とはちがうバランスでミキシングした音声おんせい信号しんごう[ちゅう 3]こともできる。「Group」も「BUS」とほぼおな概念がいねんだが、「Group」は最終さいしゅうの「メイン出力しゅつりょく」をミックスする「ぜん段階だんかいてき配置はいち同義語どうぎごとしてSTEMミックス)になっており、ミキサーの規模きぼによりかずことなるが4 - 32のGroupにまとめられた信号しんごうを、かくGroupのグループ・マスター・フェーダーがならんだ「マスター・セクション」で最終さいしゅうてきなミキシングをおこない、「メイン出力しゅつりょく」を調整ちょうせいしてつくしたり、別々べつべつ音声おんせいトラックとして使用しようする。「Group」はマルチトラック・レコーダー (MTR) への出力しゅつりょく使つかわれたり、PA用途ようとでは楽器がっきぐんのまとめ、ドラムスにてた10ほんマイクロホン信号しんごうを1 - 2ほんのGroupにまとめておくなどの使つかかたにもよく利用りようされる。

TAPE / GROUP / MONITOR 編集へんしゅう

この部分ぶぶんはパッチ・ベイじょうでの表記ひょうきもととするが、コンソールじょうやパッチ・ベイじょうでの表記ひょうき方法ほうほうはコンソールの生産せいさんこくやメーカーごと微妙びみょうことなっている場合ばあいがあるので、機種きしゅごと確認かくにん必要ひつようとなってくる。

TAPE 編集へんしゅう

各種かくしゅマスター・レコーダーやマルチ・トラック・レコーダーからの入出力にゅうしゅつりょくがRoutingじょうにある場所ばしょたいして「TAPE」という表記ひょうきになっている場合ばあいおおく、このパッチング・ポイントは「TAPE IN」という概念がいねん各種かくしゅレコーダーへの入力にゅうりょくポイントとしてあつかわれていることおおい。

GROUP 編集へんしゅう

Solid State Logicしゃせいコンソールの場合ばあい1 - 32 chの「BUS OUT」が「GROUP」という黄色きいろいラベルのられたパッチ・ポイントにあたり、レコーダーへの入力にゅうりょくよう出力しゅつりょくとしてだけではなく、チャンネル・モジュールへのダイナミクスけい制御せいぎょようサイド・チェーン入力にゅうりょくようとしての出力しゅつりょくしポイントとしても使つかわれる。

MONITOR 編集へんしゅう

このポイントはインラインがたおよびスプリットがたコンソールのどちらにも存在そんざいするパッチング・ポイントとなるが、コンソールのモニター・セクションへの入力にゅうりょくようパッチングさせるためのポイントとなっている。Solid State Logicしゃせいなどのインラインがたコンソールの場合ばあいにはMASTER SECTIONでのステータスによって、音声おんせい信号しんごうがる場所ばしょわってくるため、SMALL FADERにげたいのかLARGE FADERにげたいのかはその都度つどわるため、このMONITORという表記ひょうきのパッチング・ポイントに入力にゅうりょくした音声おんせい信号しんごうさきはステータスとの相関そうかん関係かんけいにある。

MATRIX 編集へんしゅう

マトリックス。だい規模きぼホールなどで採用さいようされているPAようミキサーコンソールに付加ふかされていたり、連絡れんらくけい使用しようするミキサーにある機能きのう多数たすうAUえーゆーX BUSで、バランスやミックスされた信号しんごう内容ないようちがいをつくったうえで、送出そうしゅつさき(ホールがいのロビーやホワイエ・楽屋がくや舞台ぶたい照明しょうめい操作そうさしつ舞台ぶたい設備せつび操作そうさしつなど)によって、どのBUSの信号しんごうおくすかをスイッチで操作そうさする機能きのう

その機能きのう仕様しよう 編集へんしゅう

メーターなど監視かんし機能きのう 編集へんしゅう

指針ししんしきのアナログ・メーターと、プラズマがたまたはLED配列はいれつがたバー・メーターに大別たいべつされるが、平均へいきんレベルを場合ばあいには従来じゅうらいのアナログしきメーターのほう視認しにんせいすぐれているため、チャンネルごとにはバー・メーターであってもミキシング・コンソールのマスター・セクションにはStereoおよびSurroundようのアナログ・メーターが搭載とうさいされている機種きしゅおおい。デジタル・コンソールの場合ばあいやDAWとう場合ばあいにはプラズマがたまたはLED配列はいれつがたバー・メーターがおおく、廉価れんかがた小型こがたミキサーの場合ばあいには生産せいさんコストや収納しゅうのうスペースなどの関係かんけいからLED配列はいれつがたバー・メーターがおお使つかわれている。バー・メーターにはPeak Level(突出とっしゅつレベル監視かんしよう)とAverage Level(平均へいきんレベル監視かんしよう)やスペクトラム・アナライザー(周波数しゅうはすうぼうグラフ表示ひょうじ)にえて使用しようできるタイプがあり、デジタル・レコーディングの現場げんばでは録音ろくおん平均へいきんレベルよりも上限じょうげんレベルがヘッド・ルームないおさまり入力にゅうりょく限界げんかいえないようにかんする意図いとおおいため、ヘッド・ルーム表示ひょうじ対応たいおうがたのバー・メーターがおお使つかわれている。

VU メーター 編集へんしゅう

 
指針ししんしきVUメーター

「ブイユー(英語えいごではvee-you)」と[1][2]直前ちょくぜんながれた信号しんごうの0.3秒間びょうかん平均へいきん指示しじするメーター。聴感にちかしめ一方いっぽう打撃だげきおんなど瞬間しゅんかんてき信号しんごうとらえるにはあまりいていない。

ピーク・レベル・メーター 編集へんしゅう

信号しんごうをリアル・タイムに指示しじするメーター。出力しゅつりょくレベルを電気でんきてき適正てきせいにしたり、最大さいだいえないようにするのにもちいられることおおい。プラズマがたまたはLED配列はいれつがたバー・メーターの場合ばあいにはピーク任意にんいびょうすう維持いじ表示ひょうじさせる機能きのう設定せっていできる。

スペクトラム・アナライザー 編集へんしゅう

信号しんごう周波数しゅうはすうごとに分割ぶんかつして表示ひょうじするもので、りゃくしてスペアナともばれる。コンソールに搭載とうさいされるものとしては、ハイエンドのデジタル・システムにいてFFT方式ほうしきのスペアナをディスプレイに機能きのう搭載とうさいしたものがある。Solid State Logicしゃせいコンソールのバー・メーターに搭載とうさいされている機能きのうでは最大さいだい表示ひょうじゲインを10dBでしべるたか表示ひょうじさせること可能かのうになっていて視認しにんせい確認かくにんせいたかめていたり、スペクトルのピークとアベレージ表示ひょうじえが出来できるため、表示ひょうじさせたい状況じょうきょうおうじて任意にんいえること可能かのうになっている。

コンピューター・オートメーション 編集へんしゅう

内蔵ないぞうあるいは外部がいぶのコンピューターにより、コンソールのフェーダーをはじめとするパラメーターをとき系列けいれつにそって連続れんぞくてきまたはイベントごと操作そうさポイント)に記録きろく再現さいげんする機能きのうで、簡易かんいてきにはフェーダーのポジションを記録きろくするだけだが、デジタル・コンソールやDAW、または最新さいしんアナログ・コンソールではEQやPAN POT、エフェクトのパラメーターにいたるまでコントロール可能かのうになってきている。レコーダーと同期どうきさせるためにはSMPTE タイムコードをもちいるのが一般いっぱんてきであるが、DAWなどの場合ばあいにはセッションのタイムベースを基準きじゅんあつかっている。アナログ・コンソールでは制御せいぎょ素子そしとしてVCA、DAコンバーター、制御せいぎょモーターなどをもちいる。VCAしきフェーダーでのオートメーションはふるくから普及ふきゅうしていて、APIが最初さいしょ搭載とうさいしたことでも有名ゆうめいだが、音声おんせい信号しんごうがVCAという回路かいろ通過つうかすることによってきる音声おんせい信号しんごう変化へんかきらきもあり、VCAミキシングをこのまないエンジニアも存在そんざいする。ちょう小型こがた制御せいぎょモーターを使用しようしたムービングしきフェーダー・オートメーションの場合ばあいにはVCA回路かいろなどを使つかわず、フェーダーを直接ちょくせつちょう小型こがた制御せいぎょモーターによってうごかしてミキシング・データーを記憶きおくおよ再現さいげんするため、VCAによって音質おんしつ変化へんかすることこのまないエンジニアにとってはムービングしきこのまれている。ただしVCAしきくら普段ふだんのメンテナンスやモーター精度せいど調整ちょうせいなどについやす部分ぶぶん負担ふたんおおきく、沢山たくさん制御せいぎょパーツと複雑ふくざつなハードウェアをようするためにコンソール自体じたい高額こうがくになっている。SMPTE使用しようするアナログ・コンソールでのミキシング・オートメーションの場合ばあいには時代じだいによってデーターを再現さいげんさせるときのとき系列けいれつあつか時間じかんじく分解能ぶんかいのうにはちがいがあって、1フレーム単位たんい (33.333ms) 精度せいどかそれ以下いか時間じかんじくないきたイベント情報じょうほう(フェーダー・レベル推移すいい)しか再現さいげんできなかったりしたが、最近さいきんではサブ・フレームとして1フレームを80 - 100分割ぶんかつして細分さいぶんした時間じかんじく情報じょうほうもちいてオートメーションを記録きろくおよ再生さいせいしているので、ほぼリアル・タイムでイベント情報じょうほう再現さいげんせいがある。

各種かくしゅリモート・コントロール 編集へんしゅう

APISolid State LogicNeve、Focusrite などの大型おおがたコンソールの場合ばあいには前出ぜんしゅつMASTER SECTIONのパネルじょうにコンソールと接続せつぞくされている2トラック・マスター・レコーダー、マルチ・トラック・レコーダー、各種かくしゅVideo機器ききなどのトランスポートけい(Play/Stopなどの走行そうこうけい)を制御せいぎょするためのスイッチぐんなどが付属ふぞくしていて、コンソールがわからすべての機器きき統括とうかつ管理かんりできるようになっている。また、Solid State Logicなどの場合ばあいにはかくチャンネル・モジュールごとにマルチ・トラック・レコーダーのRecord Enableスイッチ(録音ろくおんスタンバイのON/OFFさせる部分ぶぶん)が付属ふぞくしていて、マルチ・トラック・レコーダーのチャンネルごとにEnableをえて、MASTER SECTIONにてトランスポートけいをコントロールするかんがかたのコンソールが1970年代ねんだいわりころから定着ていちゃくしている。このスタイルはProToolsなどDAWでは、チャンネルごとのRecord Enableえスイッチ機能きのうとしてれられている。

同期どうきけい入出力にゅうしゅつりょく 編集へんしゅう

上記じょうきリモート・コントロール・セクションないにはコンソールと接続せつぞくされている各種かくしゅレコーダーなどのトランスポートけい付属ふぞくしているが、それと同時どうじ同期どうき運転うんてん(シンクロナイズ)にかんする設定せっていパネルや同期どうき運転うんてん関連かんれんのトランスポートけいをON/OFFさせるためのスイッチぐんけられている場合ばあいもある。そしてそれら同期どうき運転うんてんかかわるSMPTEまたはハウス・シンクなどの同期どうき信号しんごう入出力にゅうしゅつりょくさせるパッチ・ポイントがこのセクションに相応そうおうしてトランスポートけいのパッチ・ベイなどに用意よういされる。基本きほんてきにはこの装備そうびかんしてオプションあつかいになっていることおおいが、映画えいがスタジオない、MAスタジオなどの場所ばしょではこのセクションが中心ちゅうしんてき役割やくわりたしていることおおい。

内蔵ないぞうエフェクター 編集へんしゅう

ミキシングなどにおいて多用たようされる「残響ざんきょうけいエフェクト(リバーブ)」などのエフェクト(効果こうか装置そうち小型こがたし、ミキサー内部ないぶ内蔵ないぞうさせた機種きしゅおお発売はつばいされている。

リコール、シーンメモリー、スナップショット 編集へんしゅう

静的せいてきにコンソールのセッティングを記録きろくさせる。とき系列けいれつによる連続れんぞくてき変化へんか下記かきのオートメーションによりおこなう。SSLやNeveなどで使つかわれていたリコール機能きのうはコンソールじょうにあるモジュールおよびマスター・セクションのすべてのつまみを記録きろくしていて、リコールにはリコール専用せんよう画面がめんわった状態じょうたいながらリコールさせたいチャンネルごとのつまみをオペレーターがうごかし、画面がめんじょうでつまみが記録きろくさせたもの現状げんじょう一致いっちするようにひとつずつすうひゃくすうせんもあるつまみを可変かへんさせなければならないため、リコール準備じゅんびだけでもかなりの労力ろうりょくようする。Solid State Logicの場合ばあいはやくからこの機能きのう搭載とうさいすること出来できていて、トータル・リコールという名称めいしょうでオプション選択せんたく可能かのうとなっていたが、欧米おうべいほど全体ぜんたいてきには普及ふきゅうせず、なんはこかの複数ふくすうスタジオがあるだい規模きぼスタジオでの運用うんようおおかった。

パッチベイ 編集へんしゅう

録音ろくおんスタジオや大型おおがたPAようのミキサーコンソールでは、「裏側うらがわまわってコネクタをし」するのが能率のうりつてきなので、必要ひつようおうじて入出力にゅうしゅつりょく機器きき接続せつぞく容易ようい変更へんこうできるよう、すべての入出力にゅうしゅつりょく端子たんしをミキサーコンソールわきか、べつ配置はいちした機器ききばん(ラック)に配線はいせん用意よういすることおおく、あらかじめ接続せつぞくされた回線かいせんをパネルにまとめられた接続せつぞくポイントをまとめた部分ぶぶん名称めいしょう。ミキシング・コンソールを中心ちゅうしんとした機器ききあいだ接続せつぞく関係かんけい直接ちょくせつ目視もくし確認かくにんできる利点りてんもある。使用しようされるコネクタは多岐たきにわたり、用途ようとおうじて選択せんたくする。使用しようするコネクター形式けいしきとしては110ごう音響おんきょうよう標準ひょうじゅんプラグ・ジャックにているが先端せんたんとがっておらずまるい。みちおなじなのでさるが形状けいじょうちがうので接触せっしょく不良ふりょうになる)、TRSフォン(標準ひょうじゅんサイズで3きょくのプラグ)、バンタムとう一般いっぱんもちいられる。

とく実装じっそう密度みつどたかいバンタムは大型おおがたのミキシング・コンソールにおいて標準ひょうじゅん装備そうびになっている[ちゅう 4]

電源でんげん 編集へんしゅう

電源でんげんはアンプやエフェクターるいから表示ひょうじまでのぜん機能きのう電源でんげん電流でんりゅう供給きょうきゅうするための回路かいろであり、すべての機種きしゅそなわっている。電池でんち駆動くどうする携帯けいたいがた小型こがた機種きしゅのぞけば、おおむ商用しょうよう交流こうりゅう電源でんげん電源でんげんコードでれ、内部ないぶのトランスとう直流ちょくりゅう変換へんかんしている。ミドルクラス未満みまんでは、コンソールに内蔵ないぞうするものがおおいが、ミドルクラス以上いじょうでは、電源でんげんユニットだけ独立どくりつするものがある。またミドルクラス以上いじょうでもとく実演じつえん故障こしょうするとだい問題もんだいとなるステージや生放送なまほうそうもちいられるものでは、複数ふくすう電源でんげんユニットを併列運用うんようしておいて、1つの故障こしょうでもトラブルなく継続けいぞく運用うんようできる機種きしゅおお[ちゅう 5][3]

用途ようとべつコンソール分類ぶんるい 編集へんしゅう

 
digidesignしゃせいPAようコンソール
 
YAMAHA M7CL、フル・デジタルPAようコンソール

音楽おんがく録音ろくおんよう 編集へんしゅう

レコーディング・スタジオやコンサート・ホールなどでのマルチ・マイク音源おんげんたいするミキシングや、マルチトラック・レコーダーとわせて多重たじゅう録音ろくおん作業さぎょう円滑えんかつにこなすことを念頭ねんとうにおいて設計せっけいされたミキシング・コンソール。対象たいしょうとするレコーダーによって必要ひつようとされるBUS/GROUP OUTの構成こうせいことなる。8 - 48 BUS程度ていどのマルチトラック・レコーダーとの録音ろくおん再生さいせい信号しんごうとマイク出力しゅつりょくまたはライン入力にゅうりょくなどの信号しんごう同時どうじあつかためにモニター・セクションのあつかいにかんしていくつかのアーキテクチャーがかんがえられた。チャンネル・モジュールごとにマルチトラック・レコーダーの録音ろくおんモードを管理かんりする機能きのう装備そうびされている場合ばあいもあり、そのてんにおいては用途ようととはことなった構成こうせいにもなっている。アナログ、デジタル、双方そうほうわせたハイブリッドがた、DAWインターフェース機能きのうつコントローラーがたなど様々さまざま機種きしゅ製造せいぞうメーカーがり、コンソールの規模きぼ大小だいしょう様々さまざまもの存在そんざいしている。

コンサートおよびライヴよう 編集へんしゅう

コンサート、イベント、演劇えんげきなどの会場かいじょうにおけるステージおよびオーディエンスけのPAシステムよう設計せっけい開発かいはつされた機能きのう構成こうせいされるミキシング・コンソール。だい人数にんずうけのPAシステムようのコンソールはレコーディング・スタジオ導入どうにゅう機種きしゅ規模きぼてきにあまりわらないほど大型おおがたのフレームになるが、広義こうぎてきなPAという観点かんてんからると小規模しょうきぼ会場かいじょうけの簡素かんそなものからカラオケなどで使用しようされるボーカル・ミキサーてきものまでをこの分野ぶんや分類ぶんるいすること出来できる。PAよう音楽おんがく録音ろくおんようのコンソールではチャンネル・モジュールないのレイアウトや機能きのうなどにあまりがない機種きしゅもあるが、録音ろくおんようのようにマルチトラック・レコーダーへの数多かずおおいバス・アサイン・スイッチとバス回路かいろ存在そんざいせず、そのわりにいくつかの楽器がっき構成こうせいやマイク構成こうせいをとりまとめる役割やくわりのマトリックス・バスが存在そんざいして、マトリックス・グループをんでミキシングを容易よういにする回路かいろ搭載とうさいされている。

その部分ぶぶんとしてはステージ・モニターよう使つかこととくされたコンソールにおいては、数多かずおおいFB回路かいろ(=フォールド・バック、モニターようセンド)が搭載とうさいされていて、ミュージシャンごと設置せっちされたモニター回線かいせんかく個別こべつのバランスでのモニターがえしや、ステージ・サイドなどへの全体ぜんたいバランスを考慮こうりょしたモニターがえしなど、様々さまざまなルーティングを設定せってい可能かのうになっている機種きしゅもある。ステージ・モニター専用せんようコンソールを使用しようせず1だいのコンソールでステージよう会場かいじょうのオーディエンスけハウスPAをこなす場合ばあいのコンソールはより複雑ふくざつなオペレーションをもとめられるため、マトリックス・バス回路かいろ設計せっけいやグループ・マスター・フェーダーの特性とくせいなど、音楽おんがく録音ろくおんよう比較ひかくするとなる構成こうせいになっている場合ばあいもある。PAようにおいてもアナログ、デジタル、双方そうほうわせたハイブリッドがた、DAWインターフェース機能きのうつコントローラーがたなど様々さまざま機種きしゅ製造せいぞうメーカーがり、コンソールの規模きぼ大小だいしょう様々さまざまもの数多かずおお存在そんざいしている。

DJ ミキサー 編集へんしゅう

 
DJミキサーのれい。Numark DM2002X Pro Master Mix

1990年代ねんだいからクラブDJ ブースない設置せっちするのを前提ぜんていとされたDJよう機能きのう小型こがたコンソールが発売はつばいされるようになった。DJ ブースでおこなわれる即興そっきょうのDJ ミックス[ちゅう 6]流行りゅうこうしてきたため、それまでは既製きせいのコンソールを改造かいぞうして使用しようしていた形態けいたい製品せいひんさせたものになっている。マイク入力にゅうりょくよう回路かいろ会場かいじょうながすために用意よういされるCDなどの音源おんげんやシンセサイザーるい楽器がっき音源おんげん入力にゅうりょくする回路かいろと、ミキシングしながらリバーブレーター、ディレイ、フランジャーなどのエフェクターをけたりするためのセンド機能きのうきょくきょく瞬時しゅんじにクロス・フェードさせるため、よこ方向ほうこうにスライド可能かのうなフェーダーなどが搭載とうさいされていて、DJ ミックスにとくした仕様しようになっている。ミュージシャン・ブースでの音響おんきょう演出えんしゅつパフォーマンスをおこなうことで有名ゆうめいなアーティスト・バンドとして、ケミカル・ブラザーズ小室こむろ哲哉てつやキース・エマーソンダフト・パンククラフトワークひとしげられ、トランスけいバンドの場合ばあいにはステージじょうにDJ ブースが複数ふくすう設置せっちされているケースもある。

放送ほうそうよう 編集へんしゅう

番組ばんぐみ収録しゅうろくスタジオなどでの生放送なまほうそう対応たいおう場合ばあいは、故障こしょう番組ばんぐみ中断ちゅうだん最低限さいていげん被害ひがいけるために電源でんげん多重たじゅうや、電源でんげん投入とうにゅうしたままでモジュールの交換こうかん可能かのう構造こうぞうになっている。ミキシングも2系統けいとう別々べつべつ設定せっていできてことなるバランスで送出そうしゅつできるように2系統けいとうのフェーダーとBUS/GROUP アサインで複数ふくすうのルーティングがめる機種きしゅもあり、収録しゅうろく会場かいじょうのオーディエンスけと放送ほうそう送出そうしゅつよう自由じゆうなミキシング・バランス設定せってい実現じつげんできる放送ほうそうとくした機種きしゅもある。

映画えいが / ポスト・プロダクションよう 編集へんしゅう

MAなどでのサウンド・トラック作成さくせいにマルチトラック・レコーダーやDAWなどを使用しようする関係かんけい音楽おんがく録音ろくおんよう構成こうせいちかいが、映画えいが作品さくひん対応たいおう場合ばあいにサラウンド対応たいおうのパンポットが必要ひつようとなるのでミックス・バスの構成こうせい複雑ふくざつになる。映画えいがスタジオなどでは音声おんせい効果こうかおん音楽おんがくで3にんほど独立どくりつしたミキシング・エンジニアが同時どうじ並行へいこう作業さぎょうおこなうため、大型おおがたとくされた構成こうせいのコンソールが映画えいがスタジオけに特注とくちゅうされることがおおい。Solid State LogicやNeveなどの大型おおがたコンソールには音楽おんがく録音ろくおんよう機能きのう以外いがいにも映画えいがよう機能きのう標準ひょうじゅん装備そうびされている機種きしゅもあるため、音楽おんがく映画えいがおなじプラットホームにおいて同様どうようのオペレーションが可能かのうになっている場合ばあいもある。

  • 固定こてい設備せつびよう
    • エアモニタ
    • 舞台ぶたいそでH/Aと多重たじゅう伝送でんそう
    • エレベーターマイクの昇降しょうこうリモートコントロール
    • 客席きゃくせきない仮設かせつミキサーからのマスターけいリモートコントロール
  • PA/SRよう搬型
    • パネル照明しょうめいようランプ
    • 操作そうさめん同一どういつの、上面うわつらもうけられた入出力にゅうしゅつりょくコネクタ
    • マルチコネクタ入力にゅうりょく
  • 小型こがた汎用はんよう
    • ラックマウント
    • 回転かいてんがたフェーダー
  • 取材しゅざい (ENG)、なま録音ろくおんよう小型こがた搬型
    • DJようターンテーブル2だいとCD 2だいをつなげることを前提ぜんてい設計せっけいされており、2ch - 4chをクロスフェーダーでえるタイプがおおい。簡単かんたんなエフェクタがついている場合ばあいもある。

仕様しよう記述きじゅつ 編集へんしゅう

選定せんていかんして参考さんこうにするカタログの記載きさい事項じこうについて

  • 用途ようとおよび構成こうせい
    • 入力にゅうりょくchすう
    • Bus/Group構成こうせい
    • 出力しゅつりょく系統けいとう
    • 入出力にゅうしゅつりょくコネクタ形状けいじょう
  • ブロックダイアグラム
  • レベルダイアグラム
    • ヘッドルーム
  • サンプリング周波数しゅうはすう量子りょうしビットすう内部ないぶ演算えんざんちょう
  • 入出力にゅうしゅつりょく形式けいしきおよびコネクター
  • 各種かくしゅ付加ふか機能きのう
  • そとすん重量じゅうりょう消費しょうひ電力でんりょく
  • その

特性とくせい評価ひょうか 編集へんしゅう

コンソールの電気でんきてき特性とくせい評価ひょうかするための主要しゅよう項目こうもく評価ひょうかするじょう考慮こうりょすべき事柄ことがら

構成こうせいべつ分類ぶんるい 編集へんしゅう

マルチトラック・レコーダーとわせたシステムを構成こうせいするじょう考慮こうりょされる分類ぶんるい

  • セパレート(スプリット)・モニター
  • インライン・モニター
  • オール・インプット

ハードウェアべつ分類ぶんるい 編集へんしゅう

  • フル・アナログ処理しょり
  • フル・デジタル処理しょり
  • デジタル・アナログのハイブリッド処理しょり
  • VCA (Voltage Controled Amplifier) 方式ほうしき
  • ちょう小型こがた制御せいぎょモーター方式ほうしき(ムービング・フェーダーしき
  • DAW制御せいぎょようインターフェース
  • パワーアンプ内蔵ないぞうがた
  • 電源でんげん供給きょうきゅうユニット内蔵ないぞうがた
  • コンピューター・オペレーション

メーカー・ブランド 編集へんしゅう

関連かんれん機材きざい 編集へんしゅう

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

注釈ちゅうしゃく 編集へんしゅう

  1. ^ ソロとはかくチャンネル・モジュールであつかっているオーディオ信号しんごう単独たんどく試聴しちょうするためもうけられている機能きのう。このスイッチをことによって、のチャンネルが自動的じどうてきにミュートされ、ソロでえらばれたチャンネルだけをこと可能かのうになる。
  2. ^ 「BUS」は「乗合のりあいバス」と同義どうぎ
  3. ^ れい:エフェクターへの信号しんごう・ステージ・モニター・スピーカーへの信号しんごう
  4. ^ パッチベイもちいる比較的ひかくてきみじか機器ききあいだ接続せつぞくようケーブルをとくにパッチ・ケーブルとび、接続せつぞく関係かんけいわかりやすいよう色分いろわけされている場合ばあいおおい。
  5. ^ デジタルしき機種きしゅではプログラムした設定せってい瞬断しゅんだんえることがあるので、停電ていでん電源でんげん装置そうち (UPS) をもちいるのが無難ぶなんである。
  6. ^ 即興そっきょうのDJ ミックスとは、いわゆる「リアルタイムリミックス」をす。

出典しゅってん 編集へんしゅう

  1. ^ "VUメーター". 精選せいせんばん 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてん. コトバンクより2023ねん12月12にち閲覧えつらん
  2. ^ IEC 60268-17:1990 Sound system equipment. Part 17: Standard volume indicators
  3. ^ はんあわさわ公一こういちちょ、『でわかるPAの基本きほん』、まことぶんどう新光しんこうしゃ、2011ねん12がつ20日はつか発行はっこうISBN 9784416311202、128ぺーじ

参考さんこう文献ぶんけん 編集へんしゅう

  • 隔月かくげつかんプロサウンド、2002ねん4がつ / だい108ごう
  • 隔月かくげつかんプロサウンド、2002ねん10がつ / だい111ごう
  • 隔月かくげつかんプロサウンド、2003ねん12月 / だい118ごう
  • 隔月かくげつかんプロサウンド、2004ねん6がつ / だい121ごう
  • 隔月かくげつかんプロサウンド、2005ねん2がつ / だい125ごう
  • 隔月かくげつかんプロサウンド、2005ねん6がつ / だい127ごう

関連かんれん項目こうもく 編集へんしゅう